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作品 - 言葉

 : 610件
  • 彼女の名前は明(あかり)。
    ライブハウスで弾き語りをするアマチュアミュージシャンである。
    性格は真っ直ぐな努力家。
    いつか自身にも陽が当たると信じて活動する最中、心のどこかでは身の丈に合わない夢だと思っている。
    好きな言葉は“天才は努力の結果”である。

    #明 #色彩の女神たち
    色彩ユカ
  • 野次馬デビル9月の中旬、歯医者の定期検診に行ってきた。

    前回の検診から約半年後で、ウチにお知らせのハガキが送られてきてね。

    こういうのはマメに行くんだぜ、オレ。

    定期検診なので、
    虫歯ができてないかのチェックと歯の洗浄。
    いつもの事さ。

    案内されたイスに座り、二の腕にホクロがついたお姉さんに目隠しをされて洗浄。
    こういう特徴を書いたりするのはキモいか?(笑)
    いやあ、それでも何か目に入ってね。へへへ。

    下の歯の洗浄が終わり、
    「口をゆすいで下さい」
    と目隠しを優しく外される。左側に用意された紙コップの水で口をゆすいでふと右側を見やる。

    隣の人との間には壁、壁というか、仕切りかな。

    上にちょっとしたモノが置けそうな。

    そこにいたのさ。
    コイツがね。


    見たことのない生物だ。
    いや、もちろん人形なんだけれども、
    オレは即座に、

    「野次馬デビルだ!」
    と思った。
    羽と、歯と、どこか好奇心を抱いたような瞳からね。

    良く見るとバイキンに見えなくもない。
    バイキンを模したマスコットなのかもな。

    どことなく
    「はっひっふっへっほ〜!」
    の出来損ないに見えなくもない。

    歯のバイキンのマスコットなのかもしれんが、生憎俺は虫歯じゃない。
    コイツもオレが目隠しされている間、口の中を覗き込んでいたのかもな。
    オレから目をそらしている。虫歯のないヤツには文字通り眼中にないのだろう。

    だが、オレが見つめている事には気づいているんだろうな。目をそらしつつも笑っているからね。



     

    若干のダミ声で
    「見てないよ〜、知らないよ〜」
    とか今にも言いそうだ。
    なんだよ、
    ちょっとカワイく見えてきたじゃないか。

    窓の外は秋の空。駐車場からココへと自分が歩いて来た道。
    紅葉の類は無かったが、関東は台風一過で忙しなかった日々が終わり、外は穏やかな午前の陽気に包まれている。

    もしかしたら意志は持っていても、マスコットの体である以上、野次馬デビルは外に出たくても出れないのかもしれない。

    外の世界を知らないのか?
    いや、知っているのだろう。
    まさか、この歯医者内で精製されたわけではあるまい。どこかの工場で産声をあげ、ここにやって来たのだ。
    最近か、あるいはずっと前の事か。己の運命を呪い、1人悲しみに暮れた夜を幾度となく過ごしたのやもしれない。それでも絶望せずに、自分がやって来た道を部屋の窓から眺めながら、秋空に心を飛ばし、まだ見ぬ世界を想い描いている。その最中なのかもしれない。

    そう考えると彼の顔が、
    『ショーシャンクの空に』の
    ティム・ロビンスのように
    見えなくも、なくもなくもなくもない。
    (by天気の子)
    次の定期検診は4ヶ月後。

    おい、野次馬デビル。人の言葉は知っているか?

    治療中だが、いつでも話しかけてこい。

    オレで良ければ、
    お前の知らない世界を、教えてやるさ。

    #野次馬デビル
    玉本秋人
  • 拙い言葉をひとつだけ。https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=76899059

    #オリジナル #空 #星空 #夜空
    ALPCMAS
  • Supermoon投稿日: 2014年9月9日23時45分
    昨夜は中秋の名月。今夜はスーパームーン。
    って事で月と云えば、、、
    ハイキューの月島で。。。(^^;)

    山口『ツッキー!月が大きくてキレイだよ!!ツッキーの方がもっとキレイだけどね』
    月島『うるさい。山口』(チョット照れ)
    山口『ごめん。ツッキー』
    的な会話(妄想)。

    (描画時間237分)
    **********************
    今年(2019年)のスーパームーンはいつ?と思いきや、
    日本では、2月20日でした。。。終わってるやん。。。
    来年(2020年)は、4月8日 午前11時36分って、昼間ですか。。。

    スーパームーンっていつ頃から言われるようになったのかなぁ?と思えば
    『天文用語ではありません。
    スーパームーンをはじめに言い出したのは、アメリカの占星術師である
    「リチャード・ノール」で、1979年に命名した言葉です。』
    だそうです。(´・ω・`)。
    pararax
  • ポチって、ドラゴンドラゴンのヒヨコ1羽、10万6500カネー成り。

    ネット広告でその情報を得たカエデは、迷わずポチっとした。

    しかも、ボタンを3回押したので、3羽注文したことに。


    宅配は亜空間転送により、即日配達された。

    商品が気に入らなければ、お届けから1週間以内であれば返品も可能なのだが、気にいらないわけもない。

    それどころか、「ぎゃぴぎゃぴ」と鳴くドラゴンのヒヨコの実物を目の前にしたカエデは、あまりのかわいさに言葉を失う始末であった。


    実は先日、彼女は、同じあやまちを犯していた。

    にょんた・もにょり・む~ちゃんと名付けられた宇宙ニョ~ロリンリン3匹セットを、同様のパターンにてポチって購入。

    もちろん、親にナイショで。

    その時は、得意の“ウソ泣き”でのりきったが、果たして今回はどうなることやら。

    横では、「塩で食うか、タレで食うか」とお兄ちゃんが、ブラックなジョークをわりと本気のトーンで言ってるから怖い。


    〈解説〉
    イラストは鉛筆描きの絵に、デジタルで着色しました。

    すこし、色、うすいです。

    鉛筆で描き終えた時点で、「う~む、失敗した」と落胆してたのですが、とりあえず色だけ塗ってみて、再度やっぱりの「う~む」。

    塗ったところで、“失敗感”は拭えなかった、という感じの絵になりました。

    それから、いまの時代は、本当にネットでペットが買えてしまうみたいです。

    「欲しい!」と思ったそんな場合は、親にはナイショでポチってみてはいかが?

    あとで絶対にバレるし、大目玉を食らうことになるとは思うけど🙃

    #鉛筆画
    #うすい
    #少女
    #ドラゴン
    #ヒヨコ
    #ペット
    #ネット
    #ポチっと
    #お兄ちゃん
    #失敗
    松橋まいのまいの
  • 2ジルコ【処分された筈の兵器が処分する側に回ったまでは良い。問題は善悪の判断がつけられないことだ。】ーイーストシェードのエンジニア

    ジルコ ★ダンバル 性別不明

    一人称:ノイズが酷く聞き取れない
    二人称:ノイズが酷く聞き取れない
    高さ:1.3m 重さ:80kg

    居住地:イーストシェード

    マッドマムが投棄した兵器の残骸が組み合わさって生まれたジルコは、かつて兵器に搭載されていた多くの機能は失われてしまっている。しかし、その圧倒的な馬力とちょっとやそっとじゃ傷つかない強度は健在。単純な殴り合いで勝とうとするのは自殺行為だろう。
    言葉らしき音を出すが、バグったゲームの音声のような声しか聞こえない。

    兵器の主な目的である「危険因子の排除」が色濃く意思に反映されており、街中で騒ぎが起こるとどこからともなく現れる。見方によっては最も警察に近い存在であるとも言える。


    普段はイーストシェードのジャンク置き場にたむろしてがらくたを漁っている。
    何かを作ろうとしているのではないか?
    失った機能を取り戻そうとしているのではないか?

    様々な噂がまことしやかに囁かれている。
    トイボックスのデータベース
  • 愛が重い清光さん。

    愛言葉の花に埋もれる。

    ワタシはアナタのトリコ

    #加州清光  #刀剣乱舞  #二次創作
    mikke_EHON
  • 28創作お花シリーズ。花言葉ダブりは許してください。

    #創作花シリーズ #創作 #オリジナル
    REKu/れく
  • 笑点×μ's③笑点回答メンバー(歌丸政権時)とμ'sのコラボ絵3回目は、小遊三&昇太と「のぞことぱな」のカップリングです。希ちゃんが助勤巫女として働いている(スクフェスでは他メンバーも)神田明神に、賽銭箱は勿論、銀杏の木がある事に因んだネタ絵です。
     当然と言えば当然かもしれませんが小遊三の性格だと、希ちゃんだけではなく、ことりちゃんと花陽ちゃんにも甘い言葉をかけかねませんね…。(それで、昇太や歌丸師匠に大目玉を喰らうという…)
    #ラブライブ!  #笑点  #東條希  #南ことり  #小泉花陽  #三遊亭小遊三  #春風亭昇太
    ギース・ハマード
  • 41うちよそ(CP)ありがとうヘレアテ(といいつつほとんどの絵が成立していないのに描いたもの)(狂気の沙汰)(いつノルさん宅🍁ちゃん)

    ダリヴィナ(ありがとう…………それしか言う言葉が見つからない)(らっこさん宅🦚ちゃん)

    オズデリ(未知数すぎて世界はでっかい宝島)(もっとお借りしたい)(いとせさん宅👾くん)
    #ヘレアテ  #ダリヴィナ #オズデリ


    いつもありがとうございます。
    hedaromsc
  • 黒百合花言葉『呪い』『恋』 彼女はどちらも与えられたんだな。 #オーバーロード #アルベドagagmgm
  • 彼岸花鈴木悟 彼岸花の花言葉『転生』agagmgm
  • ドーブル♀/モネ=アズール「彼ね、わたしに言ったの。後悔してるって。彼は天邪鬼だけど、あの言葉は本心だったわ。」
    「わたし、まだ彼に何もしてあげられてないのに、引き取ってくれた恩返しもしてないのに。死んじゃうなんてバカよ。本当にバカ…!」

    ヴォラール・ギフトのバディ。

    年の割には落ち着いている少女。それでもまだ子供であり、イタズラ好き。ヴォラールによってとある孤児院から引き取られ、彼とともに暮らしていた。相手の技を描くことによってその技を模倣することができる。ギフトはイタズラ仲間。一人称はわたし、二人称はあなた。 #ポケ擬 ##WPA
    智月上也
  • 4395♂/ニコラス=エレノーラ「お前の願いを我が願いとしよう。また、皆で笑いあえる日々がくるように。そのために私たちの命をささげよう。」
    「おいニック、お前は厨房に立つな!また炭を製造する気か!?火が強いんだよ!火力の調節をいい加減覚えろ!」

    『あぁ、また怪我をして!我慢してくれ。そんなに嫌がるなら怪我してくるんじゃない!まったく…"闇には光を、分裂には一致を、憎しみには愛を、争いには許しを、絶望には希望を、そして悲しみには喜びを"…祈りの言葉だ。どうか御自愛を、我が友よ。"友"との平穏を望むのだろう?ならば私たちはこの戦争に、勝たねばならないのだから…』

    ニーズヘッグ・シルヴィア・グラムの友人、リューゲルの弟。

    冷徹で物静かな性格。突き放すような発言をすることもあるが、大変友人思いである。愛称は「ニコ」。ニーズヘッグの願いに同調し彼と同じ「4人で笑いあえる日々が続くこと」という願いを持って参戦する。サザナミに実家があるがほぼ家出状態であり、普段はニーズヘッグと廃教会で暮らしながらノールスタ教会で働いている。料理上手。一人称は私(わたし)、二人称はお前。
    #ポケ擬 ##根源到達戦争 ##ノールスタ教会
    智月上也
  • 23花言葉って曖昧で、ソースも微妙なものが多いじゃないですか。つまり「花から作ってしまえばいいのでは?」的な発想にたどり着きました。
    ということで、創作植物と花言葉、簡単な設定を考えました。1日1種類描いてるそのまとめ。

    #創作花シリーズ #オリジナル #創作
    REKu/れく
  • 『蜀山人』 #舞波千景  #講談  #イラスト 

    #drawing

    「つ離れ」という言葉がありまして。

    1つ、2つ、3つと数えて、つで数えられるのは9つ、10から10人と。お客様が沢山いらした時に使う言葉でございます。

    前座がコッソリと舞台端、袖(そで)からお客の数を数える際に、
    「師匠!早くも、つ離れしました!」
    なんて言ったりしますね。

    つ離れができない日は「どうも」と落ち込みたくもなりますけれど、却って人が少ない時には、いつも以上のモノを見せよう、意気込んだりなんてする。

    「近き者説び(よろこび)、遠き者来る」
    と言いますから。
    目の前のお客が、次にいらした時に別のお客を連れてくる。

    それを知っていたせいか、師匠に対して
    「力の見せどころですね!」
    と言って叱られた前座がかつていましてね・・・。

    わたくしです。

    (パンパンッ)


    とんちの名人といえば三人。
    一休宗純(いっきゅうそうじゅん)、曽呂利新左衛門(そろりしんざえもん)、そして本日読みます蜀山人。

    一休宗純は、
    「正月は 冥土の旅の一里塚
    目出度くもあり 目出度くもなし」
    と詠んだ句があります。
    割とひねくれた人で、正月なんかメデタくない!と、言ってしまうような方。
    だから物事の見え方も他人とは違うのでしょうか。

    曽呂利新左衛門は落語家の始祖と言われます。
    初代は太閤秀吉の幇間(たいこ)持ち。
    二世と書いてニセと読ます2代目は上方落語で一斉を風靡した方。

    初代の辞世の句は、
    「ご意向で 三千世界が手にいらば
    極楽浄土を 我に賜る」
    御人柄が現れておりますね。


    江戸時代の末は、文化文政期の頃でございます。

    近世文化が日の目を見、関東という新しい風土が生まれまして、それが中心地の江戸によって洗練されていった爛熟(らんじゅく)の時代。
    果物も肉も、腐る寸前が一番美味いとされる。


    姓は大田、名は直次郎。号を南畝(なんぽ)と言いまして、寛延は2年の、3月3日、桃の節句に御徒町の役人の元に生まれました大変目出度きお方。

    いくつもの名前を持ちます方で、杏花園(きょうかえん)、巴人亭(はじんてい)、四方赤良(よものあから)、四方山人(よもさんじん)などなど。

    19の頃に、寝惚先生と名乗り義文を出してその界隈で名を馳せていましたという事で。
    天才は若いうちから頭角を現すものなんですね。歳をとって天才というのは、確かにあまり聞きません。

    川端康成は「伊豆の踊子」を23、山本周五郎は17で小説を発表しております。
    寝惚と聞くと、山本周五郎の寝ぼけ署長を思い出しますが、頭の切れる方は、普段はみんなああして眠たそうにしているものなのでしょうか。人物画の蜀山人もまるで寝起きのような表情をしております。

    (パンパンッ)

    世の中に蚊ほどうるさきものはなし
    ぶんぶ(文武)といひて夜もねられず

    これも夜寝られない時に考えたような気が致しますね。その勢いで田沼藩に捕らえられるという、おちおち寝言も言えない時代。

    (パンッ)

    蜀山人という名は、師匠平賀源内が風雷山人と名乗っていたので、四方山人(よもさんじん)。
    そこにある時、中国、昔は唐(から)と言いまして、そちらの役人に
    「唐人へ ここまでこいよ 天野原 三国一の富士が見たくば」
    と、手紙を書きましたら、礼状の宛名に「蜀山人(しょくさんじん)」
    と書いてあったのが由来とされております。

    縦書きの四方山人の四方の字が、「蜀」に見えたので「蜀山人」と名乗りなさいとしてあり、こりゃ面白いと雅号に用いたのが始まりとされております。「明治のおもかげ」を書きました鶯亭金升(おうていきんしょう)も、「おうて いきんしゃい」から、ニ葉亭四迷(ふたばていしめい)も、「くたばってしまい」から来ましたしね。名前の由来を辿ると意外な成り立ちに出会えます。

    (パンパンッ)

    豪気な方で、当時の文句は
    春のに、
     澄さんも 富士のつく間も一同に
     どっととわろう 

    春の一国を
     千金ずつに締め上げて六万両の春の曙

    夏のに、
     いかほどに 堪えてみてもホトトギス   鳴かねばならぬ村雨の空

    秋のに、
    もみじ咲く 菊やススキの本舞台  
    まずは今日のこれ切りの秋

    冬のに、
     雪降れば 炬燵やぐらに閉じこもり
     打って出べき勢いは無し

    紀州の殿様に呼ばれ、歌に五色を入れ詠めと言われ、

    色白く 羽織は黒く裏赤く
    ご紋は葵(青)紀伊(黄)の殿様

    借りて着(黄)る 羽織は黒し裏白し
    ここは赤坂行は青山

    を詠んだ。

    蜀山人先生、お酒が好きな方で家来はいつも大変な目にあっていましたそうで。

    ある夜、履き物を履こうとしたら、
    その上に短冊が置いてあった。

    いつ来ても 夜ふけてよもの長話
    あからさまには申されもせず


    本郷に差し掛かって来ますと、加賀様水戸様のご家来がいまして、

    小石川 本郷を指して鳩が二羽
    ミトッポにカナッポ

    武士が蜀山人先生とぶつかった。足がもつれた蜀山人先生、水溜まりに飛び込みそのまま寝込んでしまった。

    家来が慌てて屋敷に連れ戻し、先生に禁酒の願いを持ち出しますと、先生は紙に、

    黒金の門よりカタキ我が禁酒
    ならば手柄に破れ朝比奈
    (朝比奈三郎の門破りのもじり)

    としたためて神棚へと上げます。

    そこに馴染みの魚屋さんが鰹はどうですかと来ましたが、禁酒宣言をした先生、鰹だけ食べても美味くないからと断った。

    しかし、魚屋さんに「酒が飲めて人生ですよ」と言われ、先生あっさり禁酒をやめてまた飲み始めた。

    鎌倉の海より捕れし初鰹 みな武蔵野の腹に入れ

    家来が来て先生約束したじゃありませんかと言われますと、神棚に上げた誓いの紙は書き直されておりました。

    家来が読み直しますと

    我が禁酒 破れ衣になりにけり
    やれツイでくれサシてくれ

    こういった具合で例外を沢山作りまして、春は桜、夏は星、秋は満月紅葉、冬は雪を肴に酒を飲む。
    友がいればいつもより飲み、二日酔いの時も調子を整えばと長薬代わりに飲む。

    生憎わたくしは未成年ですが、酒はそこまで飲みたくなるものなのでしょうか?以前タバコをお吸いになる寄席の案内の方に「タバコってそんなに良いものなのですか?」とお聞きしたら、
    「良いかというより、吸わないと落ち着かないんだ」
    と返された事があります。
    お酒も同じような気がしますけどねえ、講釈を演るにあたり、やはり成人したら芸の勉強のために飲むつもりですが、良く聞くあの言葉。

    「酒は飲んでも飲まれるな」

    蜀山人先生の生き様を、反面教師とする事で次にいきたいと思います。

    (パンパンッ)

    今例に出しましたが、蜀山人先生、煙草も同じでやめられない。

    煙草の火玉、当時は煙管(きせる)でこざいますから夢で火玉が襲ってきたので先生逃げます。かろうじて逃げたらそこは鉄火場で、ここで一服。その火玉がまた襲って自業自得。なんて夢を見たとか見ないとか。
    (パンパンッ)

    博打も大好き。
    しかし自戒の念がありました蜀山人先生、もう博打は止めようと、愛用のサイコロを橋の上から捨てました。
    どんな目が出たのだろうと橋からのぞきこむ始末。何もやめられておりません。

    (パンパンッ)
    旅が大好きです蜀山人先生。

    俳句の名人、松尾芭蕉が芭蕉と知らず、爺さん何か詠んでみろと、訪れた農村でゴザを敷いた村人達に無理難題をふっかけられた事がございました。

    ムッとした芭蕉さんが
    「三日月の・・・」と書いた。
    その時は満月の晩。そんなときに三日月とは何だよ!と笑われておりましたら、その後に、

    三日月の 頃より待つ 今宵かな

    と詠んで、村人達を黙らせたという話がございます。

    近江八景に来たときに蜀山人先生も、籠屋に近江八景をお題にして、全ての場所を詠んだらただで乗せてやると言われました。芭蕉さんと同じ無理難題、無茶ぶりというヤツです。そしてムッとしたというところも同じでございます。

    そりゃあ、詠むのはタダですが大変なんですよ?

    わたくしも講釈を読んでおりますが、知り合いに読売ジャイアンツの坂本勇人選手が大好きな子がいましてね・・・。

    坂本選手と自分の馴れ初めを講釈にしてと頼まれまして。

    断っておきますが、その子は坂本選手とは知り合いでもなんでもなく、観客席でただ見ていて応援をした事しかない、ただのフアンでございます。
    しかしつぶらな瞳で、
    「お願い!舞波さん♥」
    彼女もわたくしを舞波さんと呼びます。屋号(亭号)だからやめてって。

    (パンッ)

    そこをなんとか、「to be or not to be 」
    ハムレットの独白みたいにしたりなんかして。

    「いったいどうしたらよいのか?」
    坂本選手とお近づきになるには。

    「問題はそこだ、荒れ狂う運命の矢先を
     心で受けて耐え忍ぶのがよいのか」
    会いたくても遠くで見つめるしかできない乙女心を、こう表しましてね。

    「それとも敢然と立ち上がり寄せ来る苦難を跳ね除けて終わらせるべきなのか?」
    史上初の読売ジャイアンツ女性選手を目指す彼女の戦いが始まったとか、ストーリー仕立てにしてみましたり、


    「死ぬことは眠ることそれ以上ではない 眠ってしまえば心の痛みも肉体に付きまとう苦しみも終わらせることができる
    これこそ願ってもないことではないか」

    その切り口から始めてみたけど、ネタに困って行き詰まる。
    とりあえず寝て明日また考えよう。
    それを繰り返して、現在でございます。

    嗚呼っ!

    (パンパン!)

    ムッとした蜀山人先生ですが、次の瞬間!

    乗せたから 先はあわづかタダの駕籠
    ひら石山や はしらせてみい

    瀬田、唐崎、粟津、堅田、比良、石山、矢橋、三井

    近江八景全てが入ってぇおります。
    どうだい!

    わたくしがエバる事ではないんですが・・・。

    籠で雑談しておりますと、蜀山人先生、煙草が吞みたくなります。
    火を借りようとしたら、狂歌を詠んでくれたらと・・・。

    入相(いりあい)の 
    鐘の合図に撞きだせば いずくの里も日(火)はくるるなり。

    入相とは日没、夕暮れに鳴らす鐘でございます。籠の中ですから火玉が追いかけて来たら逃げられませんが、外に出した火玉が追いかけてきたら、籠かきの足と火玉、どっちが速いのでしょう。

    火玉に足はありませんから、これは文字通り蛇足ということで、場面転換。

    (パンパンッ)

    京の三条大橋に来てみれば、さぞ立派だと思っていたのだろうが、穴が開いて継ぎ接ぎだらけ。
    しかし蜀山人先生、橋を見てすぐさま思いつきましたのが

    来てみれば 流石都は歌所(うたどころ)
    橋の上にも色紙短冊

    わたくし、蜀山人先生の歌でこれが一番好きでございます。
    口幅ったいですが、『粋(すい)』でございますね。

    文政の6年頃、身体が弱ってきた蜀山人先生。
    病床に伏せる日々が続いておりまして、いよいよもってという時に詠んだのが、

    冥途から 今にも使いが来たりなば
    九十九までは 留守とことわれ

    この世に未練タラタラでございます。

    もっと狂歌を詠みたかった。
    もっと孫と遊びたかった。
    もっと芝居を見たかった。

    もっと旅をしたかった。
    もっと花見をしたかった。

    もっと酒が飲みたかった。
    もっと煙草を、もっと博打を。
    まだやり足りないのか・・・。


    留守といわば またも迎えに来たならば
    いっそイヤじゃと言い切ってやれ


    最後まで洒落ておりました。
    耳を傾けた家来に対して、最期に小さい声で、

    時鳥(ほととぎす) 
    鳴きつるかたみ初鰹
    春と夏との入相の鐘

    江戸の利口者と言われました狂歌名人、大田蜀山人という方のお話し。
    この辺で読み終わりでございます。

    (パンッ)(了)

    (上野講釈亭にて 
     出囃子 船漕ぎ娘)
    玉本秋人
  • 黒斑(くろぶち)黒斑/くろぶち(デルビル♂)
    年齢:不明
    「いやいやもう改心してるって。」

    ▼詳細
    気まぐれな性格で見た目の割に軽いノリ。
    顔のお面は顔の皮膚にぴったりとくっついていてとることはできないうえに飲み食いが禁じられている。

    原因は定かではないが、一匹の生き物としては強力すぎる力をもって生まれた存在。
    大昔にある村に住み着き思い付く限りの悪行を働いて人間を苦しめて楽しんだあと、村の人間に年に一人生け贄を差し出すように言いつける。
    そんなある日、噂を聞きつけ退治をするために生け贄と入れ替わっていたヒトトセにぼこぼこにされて封印の面をつけられ、下僕にされてしまった。

    厳密には神の使いとは違うが、目を離すとなにをするか分からないため、ヒトトセが補佐役としてそばに置いている。
    改心したと言っているものの、それが本心からの言葉なのかは誰にも分からない。
    ##かぼはた宅 ##ポケ擬
    かぼはた
  • [2017]「成長していく蘭を見守る氷室さん」の続き蘭は成長するにつれ言葉のトゲが減るけど中身は変わりません。会社でもうまく稼ぎます。優秀なので。
    ##2017リクエスト企画 #創作 #オリジナル #バイトA高橋さんの話 #彼女の彼氏を募集します
    はとごろTIMES
  • 賢知獣ケンチジュウと読む。
    基本的には群れで行動する。
    食事は草食寄りの雑食で人の食べ物も食べる。
    ある程度、人の言葉も理解し芸も覚えさせる事が出来る為、ペットとして人気がある。

    #賢知獣 #獣 #動物 #色彩の女神たち
    色彩ユカ
  • 202018年9月頃~Mu海(むぅme)式逆転裁判落描きグリサイユ技法を真似てみたり、逆裁6のキャラを描いてみたり、ミニキャラを描いて気分転換したりしてますが…フラフラしている時期です。
    下の「弁護士バッジを探せ」の落描きは、真ん中に天秤の模様がしっかり出ているものを見つけてみてくださいね(笑) #逆転裁判

    ジャケットなるほどくん
    中秋名月(なるほどくん真宵ちゃん)
    ナユタ検事花言葉
    10月もよろしく落描き(パステル風なるほどくんミッちゃん)
    バッジを探せ
    mu海(むぅme)
  • 212018年8月~Mu海(むぅme)式逆裁落描きプロジェクトXゾーン2というゲームをTwitterのフォロワー様から教えていただいて、遊んでもいました。面白いですよ!シミュレーション…に近いのかな?シミュレーションは、私自身あんまり得意なゲームではないですが、楽しくクリアできました。
    私の落描きはどちらか…というと都会風景より、自然や花や季節に合わせた背景が多いですね(笑)
    #逆転裁判
    #プロジェクトXゾーン2

    プロジェクトゾーン落描き
    なるほどくん真宵ちゃん(山の日)
    巴さん花言葉
    若ミッちゃん花言葉
    終わるひまわりと春美ちゃん
    台風の日(なるほどくん真宵ちゃん)
    mu海(むぅme)
  • まくら⑤(上野講釈亭にて) #イラスト  #オリジナル  #drawing
    #舞波千景   #講談  #講釈
    #尾仲愛  #矢車翔子


    パンパンッ!(張り扇の音)

    まず、翔子さんは現在「お嬢様キャラ」なるものに挑戦中です。
    いいですね、わたくしもやはりこうした生業をしていますと、男女問わず様々な人物を演じますから、何かになりたいと言う気持ちは良くわかります。

    尾仲愛さんは唐揚げが大好きな方でございます。
    「3食唐揚げでも飽きないんですか?」
    と、以前に聞いたら
    「さすがにご飯とマヨネーズが欲しいよー」
    と、こちらの予想を超える答えをお持ちになっておりました。

    ちなみに「舞波さん」と、わたくしの事を呼びますが、舞波は屋号、お店の名前みたいなものなので、千景か舞波(屋の)千景と呼んでくださいと、これが一応の芸人のルールとなっております。
    再三、愛さんにも言っているのですが、それでもついつい舞波さんと言ってしまう、おっちょこちょいさんでございます。

    もう一つ、説明しなければならない事がありますが、それは一度置いておきます。


    浅草駅に降りた時に、
    「とりあえず唐揚げだね☆」
    の愛さんの言葉、めぐみはあいと書きますので、詰めて「愛言葉」を号令に、唐揚げ屋かあ・・・と、2人を案内しようとしたら、翔子さんが
    「アタシはスイーツが食べたいですわ」
    と異を唱えました。実を言うと、わたくしも気分はスイーツでございまして、心は生クリームを渇望しておりました。

    わたくしの顔が唐揚げの気分ではない、その事を、普段バッターの表情を間近でうかがう、キャッチャーというポジションを任されている愛さんですから、鋭く読み取ったのでしょう。
    プクッ!と頬を、まるで木の実を口一杯含んだリスのように膨らましました。
    愛さん、普段は優しくて控えめな子なのですが、唐揚げが絡むと人が変わります。

    忘れもしません、次の一言。
    「唐揚げ屋さんへの1歩を、今踏んだよね!?舞波さん!!」

    表情だけでなく、運んだ1歩目の足の向きまで見逃さない愛さん。

    踏んだのは事実でございました。しかし、それは唐揚げ屋に行こう!という愛さんの要求に対する条件反射のようなもので、もう一度申し上げますように、わたくしは心はクリーム塗れ。
    つまり、パッフェなのでございます。

    仕方がない、チームの輪を乱したらもうすぐ始まる地区予選に支障をきたすと思い、それでは唐揚げ屋さんに行こうとしました。

    忘れもしません。次の一言も。

    「心を偽るな!本音をさらけ出せ、舞波!」

    実を言いますと、翔子さんもわたくしの事を舞波と呼ぶのでございます。
    芸人のルールなのでやめてって。

    しかし流石は翔子さんです。翔子さんはチームの一番バッターで足がとても速い人です。鮮やかにセンター前を放ち出塁しますと、盗塁で軽やかに2塁ベースを落としいれます。
    盗塁を狙う時には、相手バッテリーの仕草、呼吸、クセ。そして心理を巧みに読み取らなければなりません。
    その人物観察で研ぎ澄まされた鋭い視線が、わたくしの心を射抜いたのでございます。

    と、勝手知ったる間柄ではありますが、友達に往来で自分の体の動きと心の動きを全て暴かれ、何だか恥ずかしくなってしまいました。

    そこで、
    「最初に唐揚げを食べて、デザートにスイーツを・・・重たいですか?重たいですよね?」

    言いながら同意を求めるという複雑な心境でございます。
    すると愛さんが、

    「さっすがだね!舞波さん、機転が効くね!」

    翔子さんも、

    「さすが芸人だな、舞波!」

    その後、愛さんはモジモジして、
    「実は甘いモノも食べたかったんだけど、何だか言いづらくて・・・」

    翔子さんの方も笑いながら、
    「食べたいのは自分だけって思われるのって何かイヤだね!舞波が言ってくれて助かったよ!アタシも今日はガッツリって気分なんだ!みんな同じで良かったー!」

    褒められた瞬間は嬉しかったのですが、最後にもう一つの説明をここで言わせて頂きます。

    わたくし、少食です。

    豆腐半丁の冷や奴と白飯で「今日はよく食べたな、寝れるかしら?」と思うのです。


    対する二人は、非常にご健啖。とっても良く食べるのです。

    結局、人気のお店で唐揚げ定食を食べ、その次にパッフェを喰らうというハシゴを強行する事に相成りました。

    檳榔(びろう)な表現ですが、
    「オエップ」という感じになりました。


    その時の浅草での油とクリーム塗れの思い出を胸に、いや腹に、
    明くる日、ついにココ上野に回ってきます。

    上野はご存知、上野広小路亭に、ココ上野講釈亭、上野演芸場(上野寄席)など、我々芸人達がひしめき合う、大変に愉快な街でございます。かつては上野本牧亭という、講釈師達のメッカとも言える場所もございましたね。

    辻講釈をやりに、上野恩賜公園に良く行きます。
    6月4日から、もう過ぎてしまいましたが、不忍池に佇む弁天堂では毎年「法華教」を読みます。講釈の長編物みたいに数日かけて読むようですね。

    上野周辺を散策がてら、写真を撮ったりなんかしてみたり、後は古地図のアプリで歩いたりなんかも最近はありまして、江戸時代を歩く気分を1人味わっております。

    見ながら歩いていたら以前、側溝に落ちましてね。半身が藻だらけになりましたが、バンザイをしてスマホは濡らさないように努めました。師匠の家にある貴重な古地図を借りていたら破門になる所でしたね。

    パンパンッ!


    上野公園の葉桜。江戸時代は桜の名所でございましたそうで、

     一めんの花は碁盤の
     上野山 黒門前に
     かかるしら雲 

     
    昭和13年、寛永寺総門の黒門跡にて建てられた建碑に歌一首。


    本日お話しをする方は、この方でございます。

    (まくら 了)
    玉本秋人
  • まくら④(上野講釈亭にて) #イラスト #drawing
    #オリジナル   #舞波千景
    #講談  #講釈
    #浅草名物絵葉書クイズおじさん

    空板(からいた)という、講釈師ならではの言葉があります。

    寄席小屋で、講釈師がお客様がまだいらしていない時間に、机を貼り扇で叩き、声を出したりする行為でございます。
    野天での寄席場が盛んだった時代にやっていた事なのだそうで、ホール芸能が中心の今はあまり見られないでしょうね。

    張り扇を叩く音や発声を聴いた外の人達が、「やってるね」と言って、寄席に入って来る。
    朝の稽古と、催し物の宣伝をいっぺんにできる、一石二鳥というやつでございます。

    両国から浅草、田原町から上野までの浅草通りは別名仏壇通り。
    浅草寺と上野寛永寺、仏と仏を繋ぐという事で、仏像屋さんが軒を連ね、今に至るという事ですね。

    店で扱う仏壇は主に北側。
    直射日光があまりささない北向きにしていて、商品が傷まないようにという配慮、ビジネスというものでございます。

    「最近不景気でねえ」
    と丸眼鏡の主の方が言ってましたね。仕事柄、勉強のつもりで伺うのですが、知識欲は働くものの、確かに学校帰りの遊び場や小洒落たデートスポットにはあまり向かないでしょうね。

    空板の話ではありませんが、
    「木魚でも鳴らして御経でも唱えたらどうです」
    と聞いたのですが、
    「坊さん呼ぶ金はないし、適当に唱えて宗派の方を刺激したら面倒だ」
    とすぐに切り替えされました。
    何か良い方法はありませんかね?

    中国では老子が向いた方角という事で西。
    昔の地図では西の方角が上に配置されています。
    だから将軍家の先、西の大阪から来たものは「くだりもの」といって質の良い上品なものとして重宝されたわけでございます。

    逆が、日常でもよく使います「くだらない」と、毎日くだらないという人がどれくらいいるかわかりませんが・・・。

    このあたりの話は、以前ジョイジョイカムカムホールで話しました、浅草名物絵葉書クイズおじさんが教えてくださりまして。

    本名非公開の方なんですが、浅草だったらおじさんに任せてね!とそう言って胸をトンと叩いて咳き込みながらそう言っておりました・・・。

    パンパンッ(張り扇の音)

    雷門通り、あのあたりについても話しましょうか。

    かつては「浅草広小路」と言いましたそうで、ジョイジョイカムカムホールで読みました『浅草風土記』の著者、久保田万太郎氏の生まれたところです。

    両国、上野とかつて3つの広小路がありましたが、今あるのは駅名上野広小路のみでございます。

    広小路は元々江戸時代、江戸の大半を焼いたという振り袖火事の影響でできたものです。

    昔は木造長屋、町の構造上一度火がついたら隣の民家へ次々に燃え移ってしまいまして、建物を壊すしか対処がなかったそうですね。だから広い小路を作ったわけでございますね。

    雷門通りには食べ物屋が沢山ありますので、野球部のチームメイトを誘って食べ歩きをした事があります。

    中でも猛威をふるったのが、
    矢車翔子(やぐるま しょうこ)さんと、尾仲愛(おなか めぐみ)さんの二人でございます。

    「お嬢様っぽいものが食べたいですわ!」
    「浅草で一番美味しい唐揚げを食べさせて、舞波さん!」

    えー、説明しなければならない事が沢山ございます。
    玉本秋人
  • まくら②(上野講釈亭にて)怒りの原因は「揚げ玉カレンダー」とかいうヤツでございます。口汚いですが、とかいうヤツと今は言わせてくださいね。

    6月は梅干しの季節という事でスーパーで
    しこたま小梅、それと切らしていたので塩を買おうとしたのでございます。

    季節ですから店頭入り口付近にコーナーができてましてね。

    しかし、果実酒のコーナーがメインだったためか、塩の袋は同じところに置いておらず、それなら調味料のところだと、私はカゴに梅がいっぱい入った袋を入れて駆け出し、いえ駆けるのは危ないので、いきなり目当ての梅が手に入った喜びで「駆け出しそうになる衝動を抑えながら」歩いたのでございます。わたくしは講釈師、描写は精緻(せいち)にお伝えします。

    塩を目指しておりましたら、ふと「すまほ」の保護フィルムとやら買おうかと思ったのでございます。
    以前携帯ショップで、機種変更という難儀な事をしまして、その時透明なシートで、「耐衝撃性」と書かれているやつを見かけて、いたく興味を惹かれました。

    いいですよね、耐衝撃性という言葉。安心感の塊ですよと宣伝しているかのようなあの文字。
    恐らくは無理だと思うんですが、マシンガンの射撃ですら跳ね返しそうな頼もしさを文字から感じます。

    お値段は1000円、わたくしには大枚でございましたが、安心の価格と思えば安く感じるのでございます。

    見つけてホクホク顔でカゴに入れ、今度こそ塩を目指した時に、カップ麺の食品棚の脇で「揚げ玉カレンダー」というのを見たのでございます。
    方眼紙みたいな、なんだかよくわからない目盛りのような線が書かれた紙、そこにテープで揚げ玉の袋が規則的に上から貼り付いてまして、一個100円だよと、紙のトップに、名前もわからないけったいなキャラクターの絵があってこちらに向かって笑いかけているものですから、「ほほう?」と手を伸ばしたのでございます。

    コレが片手では取れない。テープの力、粘着力というものが予想以上に強く、何クソ!と引っ張っても方眼紙のようなものが一緒にひっついてくる。

    この時に状況判断を間違えたのがわたくしの不徳の致す所と言いますか、揚げ玉カレンダーを引っ張っている間、よりによって梅の袋が入ったカゴを左手にさげていたのでございます。

    下に置けば良いのに、こんな小童ごとき片手で充分だ、そんな驕りがそのときのわたくしにあったのでしょう。

    これでも高校では女子野球部のレギュラーでございますから、少し下半身と腰の回転を利かそうと思い、片手の指のうち親指と人差し指で、揚げ玉の袋をつまみ、残りの三本は方眼紙の方へ押し当てまして、よろしいですか?皆さま方。もう少しでオチですからね。

    「お前を引き留める親に今生の別れは告げたか?」などと、頭の中で揚げ玉に言葉をかけたりなんかして、

    それでクイっと反転しましたところ、
    カゴを店員さんの腰にぶつけてしまったのでございます。

    謝りました、謝りました。揚げ玉は、方眼紙にくっついたままでした。
    失敗った(しくじった)事で頭の中が冷静になりまして、良く考えたら今日は揚げ玉を買いに来たわけではない。
    揚げ玉めっ、そんなに方眼紙お母さんと一緒にいたいのか?この甘えん坊さんめ!
    無理に引き離すのもなんだかこちらが悪人みたいで・・・とかなんとか、捨て台詞のようなものを呟きながらわたくしは家路に着いたのであります。

    保護フィルムの機種を間違えました。

    そして、塩を忘れました。

    フィルムが大きすぎて、すまほに合わないは塩がないから梅干しが作れない。

    さらにホントにないのかと、台所に向かった際に・・・。

    足のスネをちゃぶ台にぶつける。コレがトドメでございます。

    我を忘れたわたくしは、怒りに任せてゴミの箱にフィルムの空き箱を放り込んで、
    「おのれ〜!揚げ玉カレンダー!」と声を上げ、一人途方に暮れたのでございます。
    #オリジナル  #舞波千景  #講談  #講釈
    #イラスト
    玉本秋人
  • 一角獣一角人の祖先である。
    草食獣で葉や草を食べる。
    筋肉質でバランス感覚が良いため、機敏に動く。
    言葉は話せないが知能は高く、鳴き声でコミュニケーションをとる。

    #一角獣 #獣 #動物
    色彩ユカ
  • 27リベリオンの箱庭⑲~㉗+おまけTwitterにて書いていたオリジナル空間の小話のまとめです。
    ⑲の分岐からお子さんをお借りして書かせて頂きました。

    ☞対魔物ルート
    うみはるさん宅興津さん(https://tegaki.pipa.jp/253022/25478460.html
    ばってんさん宅辻無さん(https://tegaki.pipa.jp/779076/25700861.html
    みねくらさん宅辰巳さん(https://tegaki.pipa.jp/599128/25601868.html
    758さん宅 包さん (https://tegaki.pipa.jp/684303/24728404.html

    ☞対【?】ルート
    ぎんかさん宅 眞理くん(https://tegaki.pipa.jp/196504/25516474.html
    三冬さん宅  麻衣さん(https://tegaki.pipa.jp/729524/24826879.html

    新書ページメーカー様で作成しております。
    改めて温かいお言葉やアドバイスをありがとうございました。

    #廃棄空間
    せんこう
  • 2フォルス ムウマ♂【ああ見えてあの子、前に盗みをしてたんだよ。ふふ、しかもワタシからさ】ー燈

    「本からおっかない魔女が出てきたんだ。本から出た途端その本は焼かれて・・・怖くなって逃げ出したんだ。だって、僕なんかにどうにかできるわけないでしょ?」

    「生きていく為に悪い事は沢山してきたよ、人から物を盗むことがとっても多かった。自信が付いてきて、燈に目を付けたのが運のつき・・・いや、ラッキーだったんだと思う。人が違えば僕は今頃死んでいたかもしれないんだ。」

    「色々と覚えようとは頑張っているんだけど、今の僕じゃ戦う為に使うような強力な魔法は3秒くらいしか使えないんだ。でも生活の為の魔法なら大体覚えたよ!」

    「一人じゃ出来ないことばっかりだけど、周りに出来る事が多い人が沢山居るから困った事はないよ。いつかは役にたちたいな。」

    「ひ、ひえ・・・殺される・・・」

    身長:120cm 体重:2kg
    一人称:僕 二人称:お前 ~さん
    年齢:12
    幼少期に満足に食べられなかった影響で成長が遅い。

    居住地:ウィッチノーズ
    UG637に燈のアシスタントをする形で所属。

    【関係】
    魔法使いの友人 マギアさんhttps://twitter.com/nomanother/status/1477196382109061122?t=VWaTsoHJSSEBPHL9gOIRcg&s=19

    幼少期は違う世界に居たらしいが、その記憶の一切は失われており、技能も同様に失われている。燈に拾われてからは魔法使いの見習いとして燈の家で居候している。
    普段は雑用・魂の回収・燈の仕事の補佐に勤しんでおり、空いた時間のほとんどを魔道書を読んで過ごしている。
    時折読んではいけないような危険な本を読んでいることもあり
    ウィスプもそんな本を読んだせいで抜け出してきた。

    体温がゴーストタイプらしくとても低く、死んでいるんじゃないかと思うほど。そのため触れられることを極端に嫌うが、寒がりでもあるため
    独りで居ることを好まない。そもそも臆病なので一人で居るのが苦手。

    悪戯程度の魔法しか今は使えず、魔法使いとしてはかなりの未熟者。
    ウィスプによると【魔法使いとして十分な素質がある】らしく、燈といるせいか炎の扱い、相手の動きを止めることには既に長けているようだ。

    闇の石で進化すれば使える魔法も増えるはずだと考えており
    いつかは魂を集めて闇の石を手に入れたいと考えている。

    魔法で人のためになることをするのが夢。


    【背景】

    フォルスはトイボックスがトイボックスと呼ばれる以前の、大戦争の戦禍が収まりつつある頃に現れた。以前の世界の記憶は全く無かったが、魔女の血が流れている事といたずらっ子であることだけは、彼が関心を示すことを見れば分かった。

    子供ながらにして一人トイボックスへと送られたが、大戦争の残した爪痕はあまりにも深く人々に残されていた。あるものは家族を、あるものは財産を、あるものは全てを失っていた。
    災厄の驚異は去ったが、人々の不安や負った傷から来る反動による暴動によって、街全体の治安はまだまだ低水準なままであった。
    そんな状況下であったため、彼がお腹を空かせてさまよっていても気に掛けられるほどの余裕があるものはそう存在しなかった。

    森に入っては木の実を集め、手頃な獲物を見つけ出すと驚かしてエネルギーを集める。しばらくは人間の姿をしながらも原型の頃と同じような生活をし、窮地を凌いでいたフォルスだったが、今よりもよい生活を求めたことによって次第に悪戯はエスカレートしていく。

    そんな生活が数年続くと、大声を出す程度のイタズラは次第に盗みを働く犯罪へと変わっていった。金銀などのような価値の有るものは盗まず、普段手に入れられないようなお菓子を好んで盗み出した。子供がそんなものを持っていても、取り合う人など居ないと考えたのである。そしてなによりもその場その場を生きる彼にとっては一瞬の心の癒しが必要であった。

    盗みに味をしめたフォルスは最近出来たとされる地下市場の存在を知り、そこの面々から希少な品物を盗もうと画策する。そうだな、出来れば魔道書なんか良い。高くて手に入らないし実用的だ。そんな魔道書を持っているのは、あのシルクハットを被った奴だ。
    鞄の中身が見えなくとも、込められた力の気配でわかる。あれは大層な魔道書だ。

    朝一番の市場が開く前。入り口の鍵を開けるタイミングで鞄ごと盗み出すことに成功する。
    今回も勝ちだ!上手くいった!お見事なものだった。さあ、隠れ家に帰って戦利品を漁ろう…
    その意志に反して体が全く動かない。
    テレキネシスで自由を奪われるまでは鮮やかなものだった。

    鞄の持ち主は地下市場の主。名前は燈という。
    黄色い瞳からは青い炎が燃え盛る。フォルスにも燈が怒っているか、少なくとも感情が高ぶっている事くらいは簡単に察しがついた。
    イマイチ地下市場が何なのかは良くわからないが、この辺りは治安が悪い。親も何もない子供が一人死んだところで誰も気にしない。
    つまり、鞄を盗んだ腹いせに殺されてもおかしくない…

    一言も話さず真っ直ぐに一歩ずつ歩み寄られ、距離が縮む事にフォルスの恐怖心も比例して増幅していく。目の前に恐怖の対象がいながらも、何の抵抗も出来ないという事実が彼の思考を次々と掻き消していく。

    【お前、私の使いにならないか】

    燈から発せられた意外な言葉。自由も利かない上に命の保証もない。それに使いになるというのは、考え方によっては衣食住のどれかは保証される筈。色んな考えが過ったが、死ぬ事に対する恐怖が最高潮にまで高まった彼に選択肢は残されていなかった。

    以来、彼は地下市場の主の雑用…もとい、補佐役としてトイボックスに根を下ろしている。
    一つだけフォルスが今もわからないのは、鞄を盗んだときに目が燃えた意味だ。
    燈本人に聞いても「子供に奪われて慌てるほど間抜けじゃ無いさ」と笑われてしまうのだ。

    いつか立派な魔法使いになることを夢見て、身の丈に合わない魔道書を手が空いたら読み漁るのだ。
    トイボックスのデータベース
  • 3燈 ランプラー「技術や人員、装備などの全体図では圧倒的に我々が上だろう。だが個人の技量や能力など、細やかな部分でその能力を試しあったとき、我々はあの地下市場には劣っているのだ。」―MADMAM上層部

    【台詞サンプル】

    「何でも力ずくでやろうと思えば時間が掛かる。だから私は頭も使うようにしているし、フォルスにもそう教えている。相手を理解して常に相手の一歩先を行けば、恐れるものなど何処にも無い。」

    「私から盗みを働くとはいい度胸をしているな。私は怒っては居ないが、この地下市場の常連は"軍資金"が欲しいようだ。まぁ頑張って逃げてみてくれ──これより、彼を"追放処分"とする。」

    「金を稼ぎに行った事が原因で南で死ぬようであれば、身の丈に見合った手段を選ばなかったってだけの事だ、ワタシには関係ない。年下を打ち負かしていい気になったガキ大将が、武装したギャングに立ち向かって死んだところで私に責任はない、そうだろう?」

    「ワタシは金が好きってわけじゃない。金を使って人を動かすことが好きなんだ。現にこの市場も多くの人たちが自分が考えた最高の代物を取り揃え、その最高の代物を手に入れる為に危険を冒してでも金を稼ぐ。その資金ですら、使う人によって用途が分かれる。例えばワタシみたいに食べたりな。勘違いするなよ、ここで言う金は魂だからな?」


    身長:170cm 体重:50kg 性別:【必要ないだろ?】
    居住地:トイボックスセル


    ブラックマーケット【UG637】のオーナーを務めるほか、夜間の治安維持を担う。年齢は人間換算で二十歳ほどで、現実には200ほどで、性別は【何故だ?必要か?】と答えるだけで教えてくれない。
    トイボックス構築の大戦争の最中に現れた。
    相手の力量が瞬時に分かる能力を持つ。

    存在が確実なものであればどんな物でも仕入れられるが高級志向である。
    仕入れる品は一級品・アーティファクト級が多いがそれだけの値段が張るのでご利用は計画的に。
    金銭のやり取りも応じるが勿論高額であるため、どちらが簡単なのかは貴方次第。尤も、貴方が非合法な仕事を生業にしているならどちらも大差は無いだろう。

    そのラインナップから盗みを働くものも居るようだが、彼(彼女)から盗みを働いて1時間も逃げおおせた者は存在せず【わざと盗ませて追うのを愉しんでいる】と噂されている。

    悪人や生きることを諦めた者、時おり現れる招かれざるものを葬ることで魂を回収している。獲物を逃がさない為にフォルスを同伴させているようだ。

    手に持っているメイスや、メイスから出る炎に燈以外が触れてしまえば、たちまち魂を吸い取られてしまう。逆に与えることも出来る。

    感情が高ぶると目から炎が吹き出す。楽しいか喜んでいるかが多いのだが、肩書きのせいで気が気ではないだろう。育てたら面白い事になりそうという理由でフォルスを居候させている。

    ショートストロー構成員と取引があったことが明らかになったが一方的に破棄された為、彼らの排除に向けて動き始めた。その一環でベクターを賞金首に指定。彼の行方を追っている。

    そしてある人物にコンタクトをとり始めたようだ。

    【経歴】

    燈はこの街の古株に数えられる一人だ。大戦争を生き延び、今や経済の一助を荷うほどの市場のトップという地位を持つが、元々はスラム育ちであった。

    大戦争によって治安が最低水準に落ち込んだとき、彼は家族総出で悪事を働き始めるようになる。スリのような盗みは日常茶飯事的に行われ、必要とあれば大胆に強盗を働くこともあった。その過程で命を奪うこともあったが、彼の一族は炎の扱いに非常に長けていたために証拠が残る心配をする必要はなかったのである。
    一時期街の至るところで火事が多発したが、何れもガス漏れ等の事故として処理された。

    ある日燈は何もない空間から希少な品物が転送されてくるのを目にし、このままでは戻れなくなると感じた燈は、路上で露天を開くことを画策する。売り上げは上々で好調に思えたが、彼の性別や年齢を見るや舐めた態度を取る者も当時は多く、無礼な相手にも下手に出なければならない生活に苦労した。
    それでも燈はお金を貯めて小さな店を家族で開くことにようやく成功する。
    家族で悪事から足を洗うと誓いを立てた矢先に、彼らは今までの行いの報いを受けることとなる。

    燈が品物を仕入れて家に帰ったとき、目にしたのは血の海と化した我が家であり、売上金は全て奪われ、荒らされ尽くした愛すべき店であった。既に誰にも息は無く、あまりに突然訪れた惨劇に燈はただ呆然と立ち尽くすことしか出来ないまま何日も過ごした。

    そんな燈を変えるきっかけとなるのは、黒い服を来た集団が燈の元を訪れたことである。
    呆気に取られる燈にその男は無言で写真を見せる。何れもが殺害された者達の写真だ。
    「君らをこんな目に会わせた者達の末路だ。法も秩序もないこの街にはこのやり方しかない。我々に付けば、君はもっとやれる。」
    燈はマフィアの元で"研修"を積んで彼らのやり方を学び、常に他者の一歩先に居るためのスキルを身に付けた。
    難儀な相手にも臆せず交渉し、納得が行かない答えが返ってこれば優しい言葉に"添え物"をして聞き直す。抜け道を使って裏を掻こうとする相手が如何なる手段を講じても、最後には、或いは途中で燈が居る。出だしの立場が平等であるなら、燈にはそれだけで十分であった。

    あらゆる手段で逃げ道を塞ぎ、選択肢を絞らせ、燈が望むように事を運ばせ、犯罪を働き始めた者へ容赦も慈悲も無くなった頃には、燈の年齢や性別だけで舐めて掛かるものはどこにも居なかった。それでも性別や年齢を気にするような相手には【何故だ?必要か?】と返すようになったのもこの頃である。
    手荒な手段はあまり取りたがらなかったが、必要なら徹底的にやり通した。

    一人でも任せられると見た男は燈に鍵と鞄を託す。中身は不思議な力が込められた本と、大きな鍵とその鍵を使うための場所が記された地図だ。その鍵を開けた先には、広大な市場が広がっていた。

    「君なら私の所有物を上手く扱えるだろう。代わりに、この子を見たら気にかけてほしい。早ければ数年以内にこの街に私を探して訪ねてくる筈だ」

    そう言い残すと一枚の写真を手渡し、男は姿を眩ませた。
    燈自身は汚れた仕事からは足を洗ったが、地下市場を作り上げ、今では裏のトイボックスのボスとして君臨している。悪事を働く場合は、同じ悪事を働く者へ対してのみに限られるようになった。

    燈を恐れるものは当然多く存在するが、彼が手荒な手段に出るのは看過できない悪事を働いているものに対してのみであり、トイボックスに紛いながらも秩序をもたらした存在という声も多い。
    トイボックスのデータベース
  • 白い私は二ャっ😸

    私、見ようによってはイヌみたいだけど、ネコなんだ二ャ。

    念のため、外国の言葉でも言っとくんだ二ャ。

    나는 흰 고양이입니다.
    我是一只白猫。
    I am a white cat.



    〈解説〉
    ロゴマークっぽく描いてみました。
    面倒くさがって資料も見ずに描くと、こんな風にイヌみたいな顔になります。
    奥のヒゲを白い線で描こうか迷ったのですが、できるだけシンプルにしたくて無しにしました。
    顔の下の曲線は、肩のラインのつもりです。
    四つ足の動物は、足の付き方を理解していないと、描くのが難しいです。
    ちなみに、このイラストは、5分くらいで描きました。
    動画の『あたしのお兄ちゃん』は、完成までに5時間くらいかかっているのですが、時間をかけたから良いとか、短時間で描いたから悪いということはなく、作品の善し悪しに製作時間はあまり関係ないように思います。
    外国語は、『グーグル翻訳くん』を使用しました。


    #ネコ
    #動物
    #かわいい
    #気のみ気のまま
    #オレンジ
    #白
    #猫
    #cat
    松橋まいのまいの
  • 言葉が出ると同時に色んなその他が指パッチンをポール牧するまほうつかいのおっさん
  • 3ANNADOLシリーズ③
    小説『二番目の恋人』著・晴れ時々猫さん
    https://estar.jp/novels/25005644

    小説表紙描かせて頂きました!


    ***********

    隣に座る西くんは、僕の肩を抱き寄せ……いや、少し恥ずかしそうに僕にしがみつき、肩口に顔を埋めるようにして、小さく呟いた。

    「お前と……見てみたかった……、夜景」

     照れくさそうな声。恥ずかしそうに僕の肩口に隠してる顔。

     我慢できなかった涙が一粒だけ零れて落ちて、僕にしがみついてる西くんの腕に僕も頬を寄せた。

    「僕も……西くんと見る夜景がこんなにロマンチックだとは……思わなかった」

     素直な気持ちだったけど、西くんは不機嫌に僕から体を離した。

    「なんだよそれ、どういう意……っ」

     そこまで言って、僕が泣いてることに気付いた西くんは言葉を詰まらして、そっと僕の頭を引き寄せた。

    「泣くほど嬉しいってこと?」

     ……そうだよ。泣くほど嬉しいんだ。涙が出るほど、西くんのことを愛してる。

    「ありがとう……西くん」

     震える声に、僕は……助けての一言を……どうしても乗せられなかった。



    (*小説お借りしています)



    #BL #創作 #オリジナル #表紙  #小説表紙
    朔羽ゆき
  • 1998平成を振り返る。
    1998年はマイクロソフトはWindows98を、アップル社はマッキントッシュのニューモデル「iMac」が発売になりました。
    あの頃はスマートフォンどころかiTuneなども無く、どこもWindowsばかりでiMacを使っているのは医者かデザイナーかくらいなもの。Macを見かける事すら少ない時代でした。
    平成はITという言葉が生まれ、とてつも無いスピードで進みました。
    次の30年で人工知能(AI)をはじめコンピューターの進化はもっともっと早くなるでしょう。

    ■Webサイト
    https://www.kakimono.biz/illustration/680.html

    #オリジナル #Art #illustration #イラスト #和風 #猫 #平成
    ミナトヤヨシキ
  • 言葉で説明できないことを絵に描く #オリジナルsoma.
  • 常盤くんお誕生日おめでとう!かわいい!!

    〈twitterにあげたときにつけたときしゅss〉

    「常盤くん、はい!」
    「…何コレ」
    「お祝い!お花屋さんでね、綺麗だったから!」
    「アンタさぁ、バラの花言葉…」
    「花言葉?何?」
    「知らないならいい。…とりあえずありがと」
    「もう、素直じゃないなぁ!」
    (…ホント、鈍くて面倒くさくて厄介な女)
    (バラの花言葉は…)

    #ダウト #裏社会編 #常盤洋一
    時園ちみこ
  • ハナヲオクル山荷葉の花言葉「親愛の情」等みるくぜんざい。
  • まくら④(浅草ジョイジョイカムカムホールにて)浅草寺(せんそうじ)付近で、白髪でシワシワで杖をついた、羽根つき帽子の怪しげなおじいさんに出くわしまして。「ご存知!浅草名物、絵葉書クイズおじさんだよ!」
    言葉の力は恐ろしいものですね、見たことも聞いた事も無くても、「ご存知!」とか「名物!」などと言われると、知らないこちらが悪いような気がしてきます。後で伺ったら町会の元役員だった人で、最近始めた趣味だそうですね。
    浅草寺や五重塔、雷門などを自分で描いた絵葉書を作ってたが、浅草区域内の「ココどこだよ!」という所を描いて、それをクイズにしたら面白いんじゃないかという事で頂きましたのが、右側に桜の木、左に赤い門と「伝」の文字の絵葉書。初心者向けという事で、確かにこれは簡単でございましたね。
    伝法院(でんぽういん)通りの入り口の門、右手に桜の木ですから浅草公会堂のある方ではなく、仲見世(なかみせ)がある方の門ですね。絵葉書片手に行って参りました。場所についたらおじさんが先回り、正直に言いますと、浅草寺から仲見世は目の前ですから、杖をつきながらフラフラと歩いて行ったおじさんが、遠くで待機しているのがスタート地点から見えてましたので、まああそこが正解の場所なんだろうなと思っておりました。
    「ココが正解ですか?」「正解!簡単過ぎたかなあ、ご褒美にその絵葉書あげるよ!」「わからなかったら絵葉書はどうするつもりだったんですか?」「どうもしないよ?趣味でやってるだけだから!」「気前がいいんですね、おじいさん」「照れるなあ、おじさんね」あっ、ごめんなさい!と言ったら、「気にしないでいいよ!でも、おじいさんになるまでにはまだまだ先だからね!」
    年齢を伺ったところ、「82歳」とおっしゃってました。おじさんからおじいさんになるまで、あと何年かかるんでしょうかね・・・。

    ・・・・・・久保田万太郎(くぼた まんたろう)『浅草風土記』の、抜き読みでございます。
    「「古い浅草」とか「新しい浅草」とか、「いままでの浅草」とか「これからの浅草」とか、いままでわたしのいって来たそれらのいいかたは、畢竟(ひっきょう)この芥川氏の「第一および第三の浅草」と「第二の浅草」とにかえりつくのである。改めてわたしはいうだろう、花川戸、山の宿、瓦町から今戸、橋場・・・「隅田川」のながれに沿ったそれらの町々・・・。(了)

    #オリジナル #舞波千景 #講釈 #講談
    #浅草名物絵葉書クイズおじさん
    玉本秋人
  • 4エンセレ漫画 ##セラムン漫画 #エンセレ
    月と地球で使う言葉が違っていたらという妄想漫画の
    wamsnzs
  • ある晴れた日の心地の良い昼下がり。仕事を終わらせて茫然と椅子に座る。本来なら報告に来る筈の部下達が一向に姿を現さないので、暇を持て余して作ってしまったそれなりの出来の人形を親指と人差し指で摘まむ。
     ぷらぷらと揺れる手のひらサイズのそれは、見慣れた彼と同じ姿をしているからだろう。よりいっそう退屈な気持ちが胸に募って、一人で虚しくなってしまう。せめてお前くらい顔を出しに来たらどうなんだ、と思ったが――喉元まで押し寄せたその言葉をぐっと飲み込んで、溜め息を吐く。

    「…………退屈だ……」




    ツイッターの企画で生まれたボス様と、その部下のよその子の人形(お手製)

    #創作 #うちよそ
    小雀黎
  • まくら(芸談劇場二階小ホールにて③) #オリジナル #舞波千景 #講釈 #講談 #夕月葵
    (まくらより抜粋)
    友達と一緒に帰った小学校時代、帰り道に外国人の牧師さんに会ったことがありましてね。
    ペデストリアンデッキ、というんですか。広場と歩道が一緒になったもの。私は途中で曲がって家に帰るんですが、曲がらず歩いて行った先に教会がありましたので、そこの牧師さんだったかと思います。
    夕月葵(ゆうづき あおい)さんという、今も一緒に野球に興じたりする人と一緒で、ご存知の方も多いと思いますが、我が芸談協会頭取(とうどり)、海遊亭ほん鮪(かいゆうてい ほんまぐろ)の娘様でございます。
    お父様譲りでしょう、芸に対してもとても厳しい人で、時々私の講釈を聞きに最前列に陣取り、後で楽屋で私に、
    「思ったより。最後まで寝なかったしな」
    と、彼女にとってこれ以上のないお褒めの言葉をかけてくれます。
    私も彼女の得意とする、野球の試合に一緒に出る時は
    「同点タイムリー、さすがだね。やっぱり自分で打たれた分は取り返さなきゃね」
    とエールを送ります。
    その葵さん、当時覚えたばかりの英語、いや単語を声に出して面白がってましてね。授業中の男の子達もそうでした。日本語とは違う響きが面白かったのか、意味がわかってなくとも、とにかく英単語の連呼をする。
    葵さん、ディクショナリー(dictionary)とパハップス(perhaps)の二つがお気に入りだったみたいで、口に出してはニヤリと笑い、また口出してはアハハと笑い、とても楽しそうでございました。そんな帰り道、葵さんと牧師さんは出会ってしまったんですね。
    自分が発する英語を自在に操る外国人の方を目の前にして、好奇心が止められなかったんでしょう。ディクショナリーとパハップスを交互に叫びながら、牧師に突入する葵さん。恐れおののく牧師さん。イーライ・ロス監督のキャビンフィーバーという作品に、「パンケーキ!(pan cake)」と叫んで噛み付いてくる女の子が出てきますが、知っておられる方は思い出して頂けたら、当時の葵さんの怖さがわかってもらえると思います。葵さん、あそこまでは珍妙な動きはしてなかったんですけれども。
    調べましたところ、エクソシスト、悪魔祓いは18世紀ごろにはすでに廃止されているとの事なので、現代の牧師さんが怖がるのも、悪魔祓いのノウハウがなかったからで、致し方ないのかなと思います。葵さんも今は悪魔が抜けたかのように、すっかり落ち着いた女性になって、女子野球部のエースとして、練習に試合に頑張っています。そろそろ葵さんに怒られるのでこれくらいで。

    さて本日、皆様にお聞かせしたいのは、悪魔ではなく幽霊のお話。どう違うと申しますと、悪魔は人間ではない異形のもの、それに対し幽霊は元は生きていたものの魂と言われております。
    いずれにしても目には見えないものの恐怖、 幽霊の正体見たり枯れ尾花、気の持ちようとは言いますが、目に見えないはずの幽霊は足のないものだと、初めて絵に表したのが江戸時代の画家、円山応挙(まるやま おうきょ)で・・・。(了)
    玉本秋人
  • 初音ミク(合言葉Ⅲver) #オリキャラ #過去絵を晒す #女の子 #VOCALOID #二次創作 #初音ミクnull321234323