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作品 - なるほど

 : 101件
  • タツオ #パグ犬  #まだ結婚できない男
    #イラスト  #illustration

    火曜ドラマ「結婚できない男」が13年ぶりに復活。
    『まだ結婚できない男』だってさ。

    主人公の阿部寛さん演じる桑野信介、前作と全く変わってなくて安心したよ。

    前作を観てた時も思ったが、結婚できない男じゃなく独身貴族を謳歌している男で良いんじゃないか?
    プライベートも1人で充実してるしな。
    ただ、桑野さんもメリットがないと突っぱねてはいるものの、結婚願望はあるにはあるんだよな。
    おとといの第二話も事務所の後輩達が勝手に登録した婚活アプリを使って、ヨガのインストラクターの女性と会おうとしたりね。

    生憎女性は現れず、待ち構えていた警察にとっ捕まるという散々な目にあってしまったけどな。

    ひねくれた性格が災いして、数々の魅力的な女性に好意を持たれるところまではいくが、結婚するまでには至らなかったのが前作「結婚できない男」。

    今回は新しく吉田羊さん演じる弁護士の女性や、稲森いずみさん演じる優しそうな喫茶店のマスターなどの新しいキャラクターが多数出るんだが、どうも今回も縁がないまま終わりそうな気がするな・・・。

    桑野さんは人との接し方が苦手なだけで、実はとっても良い人だからな。
    仕事への意識も高く、演じる阿部寛さんというこれ以上ないセレクトも相まって、架空人物とは思えないくらい愛すべき人である。

    主題歌も「スイミー」から「まだスイミー」という、前作『結婚できない男』に使われたELTの曲を、メロディと歌詞に少し手を加えたものだ。

    非常にドラマの世界と、桑野さんの生き方そのものを表したようでピッタリの曲なんだが、スイミー自体はドラマのために書き下ろしたものじゃなく、元々アルバムに収録するために作った曲なんだってな。(シングルカットにするつもりも当初なかった)

    最初の
    「てゅぅうお〜!てゅわってゅってゅってゅっお〜」
    のイントロで、窓から身を乗り出した桑野さんが遠い目で空を眺めているのを見て、
    スイミーって、もしかしてあの世を?
    と思ったのはきっと俺だけ。
    歌詞の解釈は色々な検証サイトに掲載されているんだが、ラストの「君に会いに行くから」は「変化した自分自身」という解釈が、個人的にシックリくるな。

    様々な人と出会い、関わりながら、凝り固まっていた自分の価値観が少しずつ崩れ変化し、またそれを受け入れていく新しい自分。

    昔の自分からしてみれば「全くの別人」に見えるという意味での「君」。

    ただ、どこか昔に憧れた理想の自分のようでもあるから、今の自分が会いに行きたいと思う「君」。

    そう想う日々を、ゆったり泳ぐように生きるから「スイミー」であると。

    そんな解釈をしているサイトがあって、なるほどなと思った。ドラマの桑野さんや周りの人物もストーリーが進んでいくにつれてそんな感じで変わっていくよな。

    普段連続ドラマはそんなに観たりはしないが、13年前の「結婚できない男」をおおいに楽しんだ者の1人としては、続編にあたるこの『まだ結婚できない男』を観ないわけにはいかないな。

    年甲斐もなく桑野さんとケンカする大工の棟梁も元気そうでなにより。

    懐かしい登場人物から、新たな登場人物まで。

    桑野さんが日々をどう泳いでいくのかを毎週見届ける事にしよう。
    玉本秋人
  • 2ウィスプ(シャンデラ♀)【彼女にとっては国を焦土にするよりも一人に歩み寄るほうが難しいらしい。】

    「有り余った力は敵にも味方にも恐ろしく映る。身を持って知りましたよ。
    それが何のための力であっても、そこは関係ないんです。」
    「フォルス君は魔法使いに憧れているみたい…手解きしてあげたいのだけど、怖がらせてしまったみたいですね…あの本が憎くて堪らないものでしたから。」
    「ベクターさん、言うとおりにしたらフォルス君も心を開き始めてくれたみたいで・・・ありがとうございます。」
    「きっとあの子は優秀な魔法使いになれる。」

    ウィスプ:シャンデラ ♀
    大きさ 1.8m 年齢不詳
    居住地:ウェストサイドセル

    一人称:私
    二人称:お前 貴様 呼び捨て (フォルスにのみ貴方)
    年齢不詳

    かつて世界を巻き込んだ戦争で猛烈な脅威を振るった大魔女。
    多くの命が絶える戦場で魂を吸い取り続け、絶え間なく膨大な力を放つことによって両陣営の兵士もろとも戦場を焦土にした記録がある。
    そのおかげで戦争の終結が早まったのだが、その力を恐れた兵士や住民達によって魔道書に長い年月の間封印されていた。

    世界が少しは平和になった頃、魔法使いとして修練中だったフォルスがその魔道書を手に取り、封印が解かれたことで現代によみがえった。
    未だに軽く一帯を消し炭に変えるほどの力は残っているが、そんなことは余程怒らなければしない。
    封印が解かれてからはそこそこ平和な世界を堪能している。

    封印された経験から警戒心が強く基本的に人からは距離を置くが、唯一封印を解いてくれたフォルスにだけは気を許している。
    魔法使いになりたがっていると知ってからは積極的に歩み寄ろうとするのだが、封印を解かれた矢先に本を焼き払った為「次は自分が焼かれる」と非常に怖がられてしまった。
    なかなか上手くいかないようだ。

    今は「普通」を演じようと頑張っている様子。

    かつて世界を変えた大魔女は魔法使いの見習い相手に苦戦している様子。

    【経歴】
    貧しい国で生まれたウィスプは文字が読めるようになるとすぐに魔法使いとなるべく熱心に魔術を学び始めた。彼女の世界では魔法使いという存在は決して全ての者から重宝されるような存在ではなかったが、年をとって動くことも侭ならない者を見ていた彼女は、たとえ老いが来ようとも、剣や槌よりも知識こそが有効な武器になり得ることを彼女は理解していた。
    生活魔法に始まり、世に存在する実戦的な魔法を一通り習得し終えると彼女は自然を操作する魔術式を考案する。
    農家たちは天気に困ることも無く最高のコンディションを保ち続けることで安定した収入・食料を供給することが可能となり、食料供給が安定し始めると国そのものが発展し始めた。

    王国にその多大な功績を認められて大魔女の肩書きを授けられると、魔術の発展を夢見て彼女は魔法使いの教育に力を出すようになるが、これが彼女の人生を大きく変えるきっかけとなる。

    やがて魔女という存在が当たり前になった頃、彼女が身を置いている王国と隣国との関係が急激に悪化しはじめる。両国に隣接する内海に膨大な資源が眠っていることが発覚し、その所有権を巡って緊張が高まったのである。どちらが先に手を出すかの我慢比べ・・・一触即発の状態であった。
    王はウィスプに自然を操作して巨大な津波を起こすことは出来ないかと持ちかける。地震を発生させ、その地震で津波を起こして隣国に破滅的な災害を起こそうというものであった。自然災害となれば自国にも多少の被害は免れないだろうが、逆にそれなら疑われないという考えからの提案である。
    それに魔法使いの存在は国家機密とされ、世間一般には「天候に恵まれた王国」という認識であった。

    自分の力が民衆のために使われることは歓迎したが、誰かを傷つけることには成るべく力を振るいたくないというのが彼女の思いである。それが数十、数百、数千となれば断る以外の理由は無く、あくまでも平和な話し合いの場を設けて解決に辿り付く事こそが未来の為であると彼女は主張した。
    が、兵士が武装を整え、地震が発生し、津波が隣国に破滅的な被害を齎した後に隣国に攻め入ったのを最後に、彼女は国を捨てて隠居生活を始めた。
    彼女のかつての教え子たちに王が詰め寄り、家族を含めた安定した最高クラスの生活を条件に計画の実行を命令したのである。この一件が元で王国は世界的なバッシングを受け、ついには攻撃されるようになる。

    空間転移の魔法を応用して王国の様子を見たとき、彼女はその有様に驚愕する。隣国の民衆は奴隷のような扱いを受け、魔法使いたちは外敵を脅迫・必要とあれば攻撃する、自分が望んだ方向とは正反対の魔法の使い方をされている事実に打ちのめされた。

    自分が始めたことは自分でケリをつけなければならない。
    王国が連合国からの攻撃を受けたとき、彼女は住民を空間転移魔法で避難させると巨大な火を放ち、街を、戦場そのものを焼き払った。
    斃れた者から魂を吸い取り、それによって増大した力をさらに振るい、夜中だろうが真昼のように明るくなるほどの炎を放ち続け、その火が消える頃には世界で最も栄えていた王国は兵士諸共焦土と化した。欲望と権力におぼれた傲慢な者への交渉などするつもりは無く、物言わぬ死体と交渉することを選んだのだ。

    再び隠居生活に戻って数日、彼女の家は先日の騒動を恐れた数多の兵士や魔女たちによって包囲された。彼女を殺害するか、無力化するために万全の体制を整えていた為に彼女はあっけなく本に封じられ、開かないように厳重に封印された。

    もう二度と大魔女の厄災に怯えることはないと安堵したのもつかの間、一帯の空間が不安定に歪み全てを飲み込んでいく。
    成すすべなく飲み込まれていった先には見慣れない建造物、巨大な光の柱、そしてその光の柱の中心に存在する"何か"。
    誰が敵なのか、ここは何処なのか、相手は何者なのか…パニックに陥り統率を失ってしまえば戦争を生き延びてきた歴戦の兵士も、他国に猛威を振るっていた魔女たちも赤子同然であり、瞬きをするたびにその数を減らした。
    皮肉なことに、本の中に閉じ込められた彼女のみが生き延びることが出来たのである。

    元の世界では彼女が居た地点を中心に巨大な穴が開き、その穴から流れ出す瘴気は世界を急速に後退させた。彼女を知る者はこう語る―「これはウィスプが命と引き換えにかけた呪いだ」。

    しかし彼女は渡った先でその命を落とすことなく長い時間を本の中で過ごすこととなる。ある魔法使いの卵がその本をうっかり開き、外に出るまでは。

    とんでもない者を呼び覚ましてしまった―半分正解で半分間違いなのだが、本を焼き払ってしまったことによって"自分の命を狙う危険な存在"と認識されてしまうこととなる。ウィスプは恩を返そうと魔法使いの卵に歩み寄ろうと考えたが、その為にはまず怖がらせないところから始めなければならない。大魔女の肩書きを得てから与えられた初めての試練は、魔法使いの見習いと仲良くなることだ。

    その道は近そうで少しだけ遠い。
    トイボックスのデータベース
  • 着物ホスト #オリジナル #着物 #和服
    何を思ったか「着物 ホスト」で検索かけてみたらなかなか面白かったw
    女物の振り袖に伊達襟バリバリくっつけて襦袢なんてしゃらくさいもんはなしで対丈で着て、帯も多分女物の半幅、帯結びをどうしてるのかはちょっとわからないけど帯締めまでしてる人もいて、あーなるほどこうなったかーw という感じでした。
    個人的に白足袋に白鼻緒の雪駄はおめでたすぎやしませんかと思うけど、まあ華やかという意味ではいいのかなw
    摩耶薫子
  • 17Mu海(むぅme)式 逆裁色々な落描きスケブでの落描きは、分割して線画を描いたりしてます。…ついつい大きめに描いてしまうらしく…(笑)。
    こういう編集は、デジタルが便利ですね。

    あと、7枚目の着色はデジタルですが。
    8~11枚目は「グラスデコ」というグッズを使って、ステンドグラスを作ってみました。
    絵をなぞったり色を落とすだけで綺麗なステンドグラスが出きるので、夏の自由作品作りなどにも楽しくてオススメです。
    #逆転裁判

    パンの日
    ソファでぐうたらなるほどくん
    グラスデコ作品
    みそラーメンを囁く真宵ちゃん(おひなさま)
    mu海(むぅme)
  • 202019年3~4月頃 Mu海(むぅme)式春の逆裁落描きこの頃あたりから、線画はスケブに描いて写真を撮り、パソコンに送って色を塗るようになりました。
    どうにもデジタルで1番に線画が気に入らなくて…自分に合ったデジタルペンを今も探しています。

    背景にはスケブの跡らしく、留め金部分も残してみたり(笑)。
    #逆転裁判

    なるほどくん真宵ちゃんミッちゃん春美ちゃんと春
    膝立うたた寝なるほどくん
    花粉症ミッちゃん
    飛ばされる弁護士バッジ
    テレ横顔なるほどくん(39(サンキュー)の日)
    万国旗と矢張
    勾玉と真宵ちゃん春美ちゃん
    ニュースキャスター真宵ちゃん
    草原であぐらのなるほどくん
    mu海(むぅme)
  • 162019年1月~2月 mu海(むぅme)式なるほどくんトイレ掃除について色々考えているなるほどくんの表情…という裏タイトルはありますけど(笑)
    単になるほどくんが描きたくなって、描いていた落描きです。
    #逆転裁判
    mu海(むぅme)
  • 302018年12月~1月 Mu海(むぅme)式「逆転のレシピ」落描き「逆転のレシピ」は12月に事件が起こってニセ裁判が行われ、1月からなるほどくん達の出番となります。
    最初の2枚は……落描きです(すみません)
    岡さんの仕事風景!!落描き
    ワイが成歩堂龍一や!!落描き
    当の本人はきっと事務所でカンズメだろうな~?落描き。
    年が明けて…
    ゲームの始まり部分を描いてみた簡単な漫画モドキ(4枚)
    「逆転のレシピ」の時系列落描き(ゲームの中のセリフから妄想したものです。)
    漫画モドキのセリフなし(4枚)
    ウインナーを焼くイトノコ刑事

    …と、なっております。
    いつも閲覧や、ハートをありがとうございます!! #逆転裁判
    mu海(むぅme)
  • 222018年秋~ Mu海(むぅme)式逆裁落描きこの頃、もうすぐ「逆転のレシピ」の時系列が近かったのかなぁ…と思います。

    それで着物の日にあやかって「絵描きになろうか迷っている矢張」を落描きしたようです(笑)
    夫婦の日(なぜかこの2人が浮かびました)
    …う~ん「ゆず湯の日」かな?お風呂関係の記念日に描いた落描き。
    ハロウィン…な簡単な落描き(なるほどくんとクッキー)。
    眠いなるほどくん落描き
    おはよう真宵ちゃん落描き。
    ウメヨさんの二面性を使った「ニーハイの日」落描き(2枚組)
    レイトンvs逆転裁判6周年記念落描き…(増して下手だな…(汗))
    もうすぐクリスマス落描き…の
    10枚です。
    #逆転裁判
    mu海(むぅme)
  • 122018年秋 Mu海(むぅme)式逆裁落描きほわキラ編ホワッと塗ることを試していた簡単な落描きでした。…雑とも手抜きともいいますね……。

    その後、クリスタの本などを読み込んで

    りんごの日のなるほどくん(加工あり・なし)

    マスクの日(加工あり・なし)

    …きらめく加工を覚えて、なんでもキッラキラにしてしまってました(笑)
    #逆転裁判
    mu海(むぅme)
  • 232018年秋 Mu海(むぅme)式秋らしい逆裁落描き?ハロウィーン落描き。

    「なるほど!逆転裁判」P15の本の中の「まだ慣れないころ、千尋さんと2人で、ベンチでマンジュウを食べたっけ。」のセリフからの妄想絵。Twitterでは画像のトリミングや色味が簡単に変えられるので、便利だし…迷いますね(と、いうわけで3枚(笑))

    10月の終わりに描いたキノコ採り…かな(2枚)。

    背景に豚さんがいるので、「豚まんの日」

    過去絵のポッキー食べてるなるほどくんとミッちゃん

    普通に塗った真宵ちゃん…に

    100均で売っている折り紙の柄を使って、服の模様にしてみた落描き(デジタル貼り絵?)と

    折り紙の柄しか使わなかった、デジタル貼り絵の真宵ちゃんです。
    #逆転裁判
    mu海(むぅme)
  • 202018年9月頃~Mu海(むぅme)式逆転裁判落描きグリサイユ技法を真似てみたり、逆裁6のキャラを描いてみたり、ミニキャラを描いて気分転換したりしてますが…フラフラしている時期です。
    下の「弁護士バッジを探せ」の落描きは、真ん中に天秤の模様がしっかり出ているものを見つけてみてくださいね(笑) #逆転裁判

    ジャケットなるほどくん
    中秋名月(なるほどくん真宵ちゃん)
    ナユタ検事花言葉
    10月もよろしく落描き(パステル風なるほどくんミッちゃん)
    バッジを探せ
    mu海(むぅme)
  • 16逆転裁判落描き…再掲②下書きもUPすると、コマも取るので2つに分けました(整理整頓にはいいかもしれません)
    この頃、色の使い方、塗りかた、構図…すべてに悩んでいました。どの方法でも素敵な絵は仕上がるはずだけど、自分は中途半端だなぁ…と。
    もちろん今でも考えていますね…
    #逆転裁判

    とある日のなるほどくん真宵ちゃん 学生服おどろきくん
    夏至の日
    盗まれた逆転・プロローグ
    パステル風なるほどくん
    パステル風真宵ちゃん
    mu海(むぅme)
  • 13逆転裁判落描き…再掲(汗)操作ミスで消しちゃいまして(汗)多分、こんな落描きをUPしていたんじゃないかのものをもう一度。

    7月の七夕をイメージしたなるほどくんと真宵ちゃん。

    なるほどくんと、なるほどくん。

    「なるほどくんを使って[激おこぷんぷん丸]を描いてみましょう」のお題をもらって描いたもの、です。

    おまけで下書きも載せさせていただきます。
    #逆転裁判
    mu海(むぅme)
  • 212018年8月~Mu海(むぅme)式逆裁落描きプロジェクトXゾーン2というゲームをTwitterのフォロワー様から教えていただいて、遊んでもいました。面白いですよ!シミュレーション…に近いのかな?シミュレーションは、私自身あんまり得意なゲームではないですが、楽しくクリアできました。
    私の落描きはどちらか…というと都会風景より、自然や花や季節に合わせた背景が多いですね(笑)
    #逆転裁判
    #プロジェクトXゾーン2

    プロジェクトゾーン落描き
    なるほどくん真宵ちゃん(山の日)
    巴さん花言葉
    若ミッちゃん花言葉
    終わるひまわりと春美ちゃん
    台風の日(なるほどくん真宵ちゃん)
    mu海(むぅme)
  • 182018年8月頃~Mu海(むぅme)式落描きの日々③今現在も心に残っている塗りかたとしては、「暗いところから塗る」と教えてもらった時。いわゆるグリサイユ形式、…という塗りかたを推奨していた感じもありました。※なるほどくんで塗ってみています。 #新絵心教室 #逆転裁判mu海(むぅme)
  • 102018年7月~Mu海(むぅme)式逆転裁判落描きこちらは「つくってみた」限定で投稿していた落描きです。お休みに入る前にカウントダウンしながらの、ホントの落描きです。4日目はトップのなるほどくん絵で、321…とかけて、お休み前に投稿した七夕のなるほどくんと真宵ちゃんの合わせ絵を描いていたみたいです。 #逆転裁判mu海(むぅme)
  • 平川智也の聖徳太子落書き平川智也です。なるほどな。 #平川智也  #平川  #智也HiraKawa
  • 23ぼちぼち逆転裁判落書き継続中…お久しぶりで、すみません。しばらく気合い入れて描いてみていました(まだ技術不足ですが…)。
    背景が黒いものはTwitterで画像を拡大すると現れる不思議な絵でした♪
    まだまだ絵柄が変わりそうですが、スキルアップしてきいたいと思います!
    #逆転裁判

    真宵ちゃんとなるほどくん
    なるほどくんと傘
    カモミールとなるほどくん
    ラーメンをねだる真宵ちゃん
    ゴドー検事
    花火の日
    イトノコ刑事とマコちゃんと傘
    父の日小話(落描きなし)
    mu海(むぅme)
  • 金魚すくい(沖千/屯所)沖田に連れられ内緒で祭りにやってきた千鶴は、目の前で繰り広げられる沖田の妙技に見入っていた。
     たかが金魚すくい、されど金魚すくい。太刀筋と同じく迷いなく振るわれるポイが、次々と金魚を捕らえ掬っていく様に千鶴はただただ見蕩れていた。

    「沖田さん、すごいです! まるで金魚のほうから飛び込んでくるみたいです!」
    「うーん、金魚すくいの腕を褒められても、あんまり嬉しくないかな」

     千鶴から贈られる真っ直ぐな讃辞と尊敬の眼差しに、さすがの沖田も気恥ずかしいのか肩を竦め苦笑を洩らした。
     その弾みに金魚に紙を破かれてしまい、千鶴からは残念そうにため息が洩れた。

    「もう椀に入りきらなかったしやめ時だったんだから、そんな情けない顔しないの。さすがに全部は無理だけど、持ち帰る分は君が好きなのを選びなよ」
    「えっ? でも、いいんですか?」

     沖田の言葉に千鶴は花がほころぶようにぱあっと笑顔を見せる。
     幼いころに父が何度か祭に連れ出してくれたことはあった。しかし、小さな千鶴は上手に掬うことができず、店の主人が適当に見繕った二三匹を手渡された記憶しかなかった。
     こんなにたくさんの中から好きなものを選ぶという経験がなかったため、千鶴は自分が選んで良いものかと窺うように隣でしゃがんでいる沖田と向かいに腰掛けている店主の顔を交互にキョロキョロと見ている。
     そんな千鶴の様子に、沖田は機嫌が良さそうに彼女に笑みを向けた。

    「全部は持ち帰れないって言ったでしょう。僕は別にどれでもいいんだから、遠慮なんてしないで好きなのを選びなよ」

     子どもが遠慮などするなと言われた気がして少し気落ちした千鶴だったが、手元の椀に再び視線を戻すと自然と頬が緩んでいくのが自分でもわかった。
     椀の中でひしめき合っている金魚は、錦鯉のように美しい模様を纏ったものや、全身を眩い金色の鱗で覆われたもの、リュウキンのように寸胴でヒレの美しいものなど、色とりどりの宝石箱のようだ。
     金魚でこれほど気がはしゃいでしまうのだから、沖田から見た自分はやはり子どもなのだと千鶴は納得する。

    「さあ、どれでも選びたい放題だ。良かったなぁ、かわいい嬢ちゃん」

     店主の言葉に一瞬目を見開いた千鶴だが、すぐにいかにも困った、申し訳ないというように眉尻を下げた。

    「あの、違うんです。私は──」

     男です、そう言い掛けた千鶴の言葉を遮って、沖田が楽しそうに相槌を打つ。

    「そうでしょう、かわいいでしょう。悪い虫が集らないようにと思ってこんな格好をさせてみたけど、やっぱりバレバレだったなー」

     刀は差しているものの、一見すると人懐こい笑みを浮かべている沖田は、とても新選組一番組組長には見えない。
     男装の少女と親密な関係だと思われても、新選組とは無関係で害にはならないと判断したのだろう。
     しかし、千鶴に向けられている沖田の瞳には、金魚すくいの屋台の主人の言葉を面白がっている色がありありと浮かんでいる。
     冗談とわかっていても沖田に面と向かいかわいいと言われ、千鶴は頬を染めて「そんなことないです」ともごもご答えると俯いてしまった。
     そんな千鶴の娘らしい控えめで純粋な反応と、それを楽しんでいる沖田を見比べた店主は、合点がいったらしくなるほどとうなずいた。

    「好いた娘にいいところを見せようと兄さんが頑張ったんだから、あんたもそういう男心を汲んでやらないと」
    「え? ……………………えええええっ!? そんな……あの……」

     顔を赤くしたり青くしたり慌てふためきながら千鶴が沖田を見上げると、店主の言葉にやられたとでも言うように沖田の片眉がくっと持ち上がった。
     けれど、それは決して不快なものではなかったらしい。その証拠に、千鶴の反応を見た沖田の肩は笑いを堪えきれずわずかに震えていた。
     そんな沖田の様子からからかわれたのだと判断したのだろう。千鶴は唇を小さく尖らせ拗ねながらも、すぐに椀の中の金魚選びに夢中になるのだった。

    「兄さんももっとわかりやすく攻めないと」
    「うるさいよ、大きなお世話」
    「あんた見た目はいいんだから、優しくしてやれば若い娘なんてコロッといくだろうに」
    「だから、そういうんじゃないってば」

     そんな店主と沖田の会話も耳に入らないほど、千鶴は目の前の金魚たちに惹きつけられていた。





    「沖田さん、本当にありがとうございます」

     屯所への帰り道、金魚玉を手に嬉しそうに自分を見上げる千鶴に、沖田は半ば呆れ顔で大げさに肩をすくめて見せた。

    「金魚くらいでそんなに何度も礼を言われると、かえって申し訳ないよ」
    「金魚ももちろんですけど、お祭りに連れてきてくださったから」

     世話になっている身だからと諦めていた祭に連れ出してくれて、いろいろなものを見せてくれたりこうして金魚まで与えてもらい、自分にはもったいないと千鶴は頬を染める。
     そんな千鶴をかわいいと思い、そんなふうに素直に感じた自分が急に恥ずかしくなって、沖田はつい話を逸らしてしまった。

    「そういえば、僕の秘密を本当に誰にも言ってないんだね」
    「もちろんです。だって沖田さんとのお約束ですから」
    「だけど君が心配しすぎるから、土方さんや山崎君まで過保護になるんだよね。もう僕のことは放っといてくれないかな」

     どうして自分はこうした突き放した言い方しかできないのだろうと、沖田は心の中で舌打ちをした。
     千鶴は泣くだろうか? それとも怒るだろうか?
     どちらもあまり見たくないと思いながら沖田が視線を落とした先には、千鶴の困惑した顔があった。それでも、蜂蜜色の瞳はまっすぐに沖田に向けられている。

    「誰にも言わないとはお約束しましたけど、それと知らない振りをするというのは違います。見て見ぬ振りはできません。沖田さんのこと、放っておけないです」
    「ふーん、そんなもんかな?」
    「はい、そんなもんです」

     最近こうした千鶴の言葉や強い態度が心地良く感じられてしまい、沖田は自分の心境の変化に戸惑いを覚えていた。
     死病に侵されなければ、先ほどの金魚すくいの店主の言葉ではないが、もっと千鶴に優しくしてやっていつしか所帯を持つ未来もあったのだろうかと沖田は自問する。

     いや、なんの憂いもなく刀を振るっていたころの自分ならば、近藤のために剣であることこそがすべてだと、自分はそれしかできないと思っていたはずだとすぐに答えは出た。
     病床に伏せることが多くなり、剣として近藤の役に立てない自分の不甲斐なさに苛立ちと不安を覚えて、千鶴に当たることも増えたと自覚している。
     それでも、どんなに冷たくしてもひどい言葉を投げつけても、千鶴は今のように困った顔をするだけで沖田から離れることはない。
     あれだけのことをしたのだから今日は来るまいと沖田が高を括っていても、千鶴は毎日笑顔でやってくる。

     だが、そんな笑顔の裏で千鶴が沖田の心無い言葉や態度に泣いていることを沖田は知っていた。
     泣いている千鶴を原田や斎藤が慰める姿に、これでさすがの千鶴も自分に愛想を尽かすだろうと清々するはずだった。
     別に千鶴が嫌いなわけではない。あれこれ心配するから煩わしいと思うだけで、素直でいい子だと思う。原田や斎藤ならば千鶴と穏やかに暮らすところを安易に想像できる。

     けれど、千鶴が他の男の傍らにいることが、自分以外の男を見上げて笑顔を見せることが、沖田には堪えられなくなっていた。
     千鶴を手ひどく追い払っておきながら、パタパタと軽い足音がやってくる瞬間を心待ちにしていることを自覚したのはいつだったか。
     わざと薄着で部屋の外に出て、それを見咎めた千鶴に部屋へと連れ戻される時に繋がれる彼女の手のひらの柔らかさとぬくもりに安堵を覚えるようになったのもいつだっただろうか。

    「僕なんかでも死んだら目覚めが悪いから?」

     気付きたくなかった気持ちをごまかすためにわざとそんなことを口にする沖田を、ムッとした表情の千鶴が見上げる。

    「どうしてそんなふうに私を試すことばかりおっしゃるんですか? 沖田さんが何とおっしゃろうとも、私は沖田さんのお側から離れるつもりはありませんから」

     真正面から見上げてくる千鶴は、沖田の前では絶対に涙を見せない。沖田は最初、千鶴が自分にだけ気を許していないのだと思って苛ついたが、本当の理由を知ったのはそれから間もなくのことだった。
     泣いている千鶴に「そんなにつらいなら総司の前で泣いて訴えてやればいい」と言った原田に、彼女は「寝込んで一番悔しい思いをしている沖田さんに、そんな泣き言は言えません」と言ってまたさめざめと泣いていた。

     刀を振るえない自分に価値はないと、寝込むことが多くなった現状に焦りと苛立ちを覚え、それを自分よりも弱い立場の千鶴に八つ当たりしただけだった。
     それなのに、千鶴は沖田が抱えていた苦悩を理解するばかりか弱い気持ちごと受け止めようとしてくれていると感じられて、千鶴の気持ちを知った沖田は胸の底のほうが何だかくすぐったくなったのだった。
     どんなに突き放そうとしても千鶴が離れないことはわかっていたはずなのに、こんな弱気な自分で本当に構わないのかと試すようなことばかり繰り返すことすら見破られていたのだ。

    「馬鹿みたいだ」
    「馬鹿で結構です!」

     思わず吐き出した自嘲の言葉を捉え違えた千鶴がプリプリと肩を怒らせる様に相好を崩した沖田は、後ろからそっと千鶴の小さな身体を抱き締めた。

    「沖田さん?」
    「歩き疲れちゃったー」
    「ええっ? おんぶは無理ですよ!?」
    「大丈夫、大丈夫。千鶴ちゃんは頑張り屋だから、僕の一人や二人ならヒョイヒョイ担いで帰れるよ」
    「頑張ってできることとできないことがあるんですー!」
    「ほら、もっと頑張ってよ」

     駄目だ無理だと言いながらも、顔を真っ赤にしながら沖田の全体重を支えようと踏ん張る千鶴の姿に、沖田は心が軽くなったと実感していた。





    「そんなに手間暇かけてやらなくても大丈夫じゃない?」
    「いえ、沖田さんからいただいた金魚ですし、私が世話をすることになったからにはできる限りのことはしてあげたいです」
     祭りの翌日からせっせと金魚の世話をしている千鶴に、邪魔をするように沖田がちょっかいを出している。
     金魚の世話が増えても、千鶴が他のことを──もちろん沖田の世話も含めて──疎かにすることはなかった。
     そんな些細なことも嬉しく感じられた沖田は、ますます千鶴をからかい困らせるようになった。
     けれど、祭りの日以来、沖田が千鶴を邪険にすることも泣かせることもしなくなった。
     祭りの翌日、沖田は再び千鶴を屯所の外に連れ出して、金魚鉢を買ってきたのだった。
     広々とした鉢の中を悠々と泳ぐ金魚の姿を嬉しそうに眺める千鶴の顔を、沖田は飽くことなく眺めていた。

    「そうだね。あんな狭いところで暮らすよりも、広々とした鉢の中で毎日君に世話を焼いてもらうほうがずっといいに決まってる。この子たちは君にすくわれて良かったね」
    「掬ったのは沖田さんですよ」
    「うん、そうだね。掬ったのは僕だけど──」

     救ったのは君だよね。この子たちも僕のことも……。
     声にならなかった沖田のつぶやきが千鶴に届いたのは、二人が雪村の里で暮らすようになってからだった。


    金魚すくい 完


    ***


    当時の金魚すくいは、今のような破れやすい紙製のポイではなかったそうですが、このお話は遊戯録に準拠しております。
    #二次創作
    #薄桜鬼
    #沖千
    #沖田総司
    #雪村千鶴
    いずみ雅己
  • 花の骨 #名探偵コナン
    #降谷零
    #風見裕也


    小説です。試しに既に他所へ上げてある作品を投稿してみます。
    ゼロの降谷零の話。風見を右腕に事件を解決していきます。所謂プロローグです。

    ※実在する組織や建築物、人物や事件とは一切無関係です。キャラクターはあくまで架空のものであり、実在する人物やその境遇についてを否定したり容認したり、あるいは推薦したりするような意図は一切ありません。物語の中の人物ですので、現実世界とは無関係です。
    ※何から何まで驚きの捏造率。完全なるファンフィクションです。








     病室の窓から見える青空に、すこし焦がれた。
     雲ひとつない透明な青。冬の寒さを忘れてしまうほど、幼い頃の夏の景色と変わらない。薬品の混ざったような匂いさえなければ、ここが病院であることを忘れてしまいそうだった。
     清潔な香りのする寝具。飾り気のないベッド。間仕切り用のカーテンレールは古く、所々錆びている。部屋は何故か個室で、どうも現実味がない。
     零は包帯にしっかりと巻かれた両手を、改めて見つめてみた。熱傷と打ち身で悲惨な色になっていたと看護師が言っていた。爆風で吹き飛ばされた時、吸い込んだ空気の熱さと背中を抉られたような衝撃でこのまま心臓を潰される気がして、自分の人生は十三年で幕を閉じるのかと、諦めながら意識を手放した。零が病室のベッドで目を覚ました時、看護師が慌てて医師を呼んだのが昨日のことだ。
     視線だけを動かしサイドテーブルを見ると、味気ない病院食が置いたままになっている。食欲が出なくて手をつけていなかった。
     零は瞳を閉じて考えた。
     あのとき施設長の部屋へ来たブロンドの女が、施設長ごとあの部屋を爆弾で吹っ飛ばしたのだ。あいつは一体、何者だったのか。
     不意に心臓が焼けるような痛みに襲われ、脳は記憶の森へ迷い込むのを拒絶して頭痛を引き起こす。今は何も思い出したくない。
     頭痛に顔を歪ませ手のひらで覆ったその時、ドアをノックする音が聞こえた。零は顔から手を離し、ぶっきらぼうな声で、どうぞ、とめんどくさそうに返事をした。どうせ看護師だろう。
     しかし入ってきたのは、やけにしっかりとスーツを着こなした男だった。着ているものには乱れが一切無く、短く黒い髪は癖毛なのかウェーブがかっているが、綺麗に整えられている。切れ長の瞳はどこか自信に満ちている。歳は四十代くらいだろうか。手には大きな白い紙袋を持っている。
     男は零の姿を見ると、ほっとしたような薄い笑みを浮かべた。しかし零はその男に全く見覚えがなく、部屋を間違えたのでは、という考えが過った。
    「元気そうで良かったよ、零君」
     男は零のことを知っているようだった。声も出さずに眉間に皺を寄せる。扉の手前にあった丸椅子を手に持ってベッドの横まで来た男は、目の前にいる幼い警戒心の塊を見て、はは、と笑った。
    「実はね、倒れてた君を見つけたのは僕なんだ」
     あの日は里親登録のために施設へたまたま来ていたんだよ、と小さく付け加えた男は、サイドテーブルを陣取っていた病院食を端へと追いやって、紙袋から出したフルーツバスケットを置いた。綺麗に包装されており、すぐに食べられるようなものではなさそうだったため、暫くはこの病室の飾りになりそうだな、と零は思った。
    「君は爆発があった時あの部屋にいたらしいけど、何をしてたのかな」
     男が優しい口調で尋ねてきた。
     まるで警察官みたいだ、と零は顔をしかめた。昨日、目が覚めて真っ先に来たのは、施設の人間でも知り合いでもなく、あからさまにめんどくさそうな表情を浮かべた刑事だった。あの時のことについて形式的な質問をいくつかされたが、それも数分で終わり、あっさりと帰っていった。あまり深く調べる気は無さそうだった。
     大人を一切信用していない零は、この男の質問にもまた眉間の皺を更に深くするだけで、ひと言も言葉を発さなかった。
     暫くの沈黙があり、男は諦めたように後ろ髪をかくと、質問を変えよう、と呟いた。
    「爆発はストーブが原因と聞いたが、あの時ストーブをつけたのは君? それとも部屋から出てきたブロンドのあの女性かな?」
     ブロンドの女性。
     零はその言葉を聞いて、男の顔を初めて直視した。爆発の直前に施設長の部屋へ入ってきて、爆弾を置いて出て行ったあの女のことに違いない。事件はお粗末な捜査でストーブによる爆発事故として処理され、謎の多い死となった。
    「なんであんたがそれを知ってるんだよ」
    「なんだ、喋れるんじゃないか」
    「……うるさい」
     驚きのあまりつい口が滑ってしまった。
     零は精一杯の睨みをきかせてから視線をそらした。
    「あの爆発の直前、君のいたあの部屋からブロンドの女性が出て行くのが隣の棟の二階から見えた。そしてそのすぐ後に君が飛び出してきて爆発が起こった。君を助け出した時は煙と炎が酷くて、辺りをきちんと見ることができなかったが……単なる石油ストーブによる事故として処理されていて驚いたよ」
    「あれはストーブが原因なんかじゃない。大人は俺の言うことを信用しないから」
    「ああ……それで何も話さなかったのか」
     どこか憐れみを含ませた物言いで、男は口元へ手を置いて唸った。男が思っていた以上に零の疑心は根深く、話すには慎重を期した。あの日、零があの部屋にいたことはきっとこの独特の疑心が起因しているに違いなかったが、幼い彼の心はこれ以上踏み込むのを許してくれそうにない。
     男は改めて零のことを見た。
     腕や首は包帯に包まれ痛々しく、金色の麦畑みたいに輝く細い髪に少し色黒の肌が、どうも日本人離れしている。十三歳にしては大人びて整った顔立ちは、この世のもの全てに裏切られたような警戒心に彩られている。
     視線に気付いた零は顔をそらし、それを見た男はどこか穏やかに笑いをこぼした。
    「将来の夢はあるかい」
     零はその問いに、渋々といった様子で男に視線を遣った。他意はないと悟ったのだろう。
    「……公安警察」
     男は目を見開いた。
     公安警察。日本の治安を維持する組織だ。
    「それは、何故?」
    「あんたには関係ない」
     零はそう言い切り、疎ましそうな目をした。何を聞かれても答えるつもりはない様子だった。
     男はそんな零の態度に、ただただ驚いていた。幼い彼からそんな言葉が飛び出してくるとは思っていなかったからだ。
     警察官や刑事などのわかりやすい名称ではなく、しっかりと公安警察だと口にした零に、男は得体の知れなさを感じ、畏怖した。この少年には何か大きな目的があるのだ。見た目の幼さに似つかわしくない何かを、恐らく抱えている。一体あの施設でこの幼い少年に何があったのだろう、と、男は考えたが、それを想像することは困難だった。これ以上の詮索と考察は無意味だ。
    「零君、僕は今警察庁に勤めてるんだ。刑事企画課というところにいる」
    「あんた、刑事なの」
    「お、興味が出てきたな?」
    「……別に興味があるわけじゃない」
     零は少し言い澱んで誤魔化したが、興味があることは明白で、男の目には情報を欲しているように見えた。その子供然とした貪欲さに男は少し安堵し、そして、煙と炎の中で倒れていた彼を助けるために抱き上げたあの時から心に決めていたことを、口にした。
    「なぁ、零くん。君が嫌でなければうちへ来ないかい。僕は独り身だから、残念ながら母親代わりの人間はいないことになるが、君の夢を応援するなら、きっと僕は誰よりも適任だ」
     零は男のその言葉に瞬いた。理解が追いついていない表情を浮かべ、何と返していいかわからない様子だった。
     そんな零へ、男は名刺を差し出す。
    「そういえばまだ名乗っていなかったね」
     零は渡された名刺へ視線を落とした。
     降谷 正俊。
     警察庁刑事局刑事企画課所属の、警視長だった。







     この国は平和というセーフハウスの中で、もう永く眠り続けている。頑丈で頑な鉛の扉は開けようとする者の多くを薙ぎ払い、自らを守るのには十分過ぎた。内側から出ることもできず、それはやがて腐敗を始め、今まさに弾けようとしている。
     男はそう叫んだ。神父のような格好でホワイトボードを背に息巻いているその男を、降谷零はいかにも熱心な瞳で見つめていた。しかしその視線とは裏腹に、宗教に平和を見出すのは楽なんだろうな、という気持ちを混ぜ込んだ溜息を口内でころがしたのだった。
     新興宗教はどの国にとっても立派に火種の類である。かの有名な地下鉄の事件がそれをまさしく証明した。日本というこの国は宗教には甘いのだ。守られている。故に警察は非常に手が出し難い。この国がセーフハウスの中で永く眠り続けているという表現は言い得て妙なものであり、彼らが語る内容はあながち馬鹿にも出来ない。しかしそれでも、入信に伴う新興宗教の説明会とやらは、降谷の想像をはるかに超えて退屈そのものだった。
     この教団は「光の歩み」と名乗っている。国内でも屈指の会員数を誇る宗教法人で、この二年で爆発的に信者を増やした。信者の急増と共に教会や保有施設の数も増え、潤沢な資金を惜しげもなく使い勢力を伸ばしている。急激な成長を支えているその資金繰りに以前から公安は目を付けていたが、ひと月ほど前に教団へ潜入している公安の捜査員が表には出ない取引目録を入手し、教団の主な資金源が武器密売や麻薬の輸入売買などであることが浮き彫りになった。なかでも一際目立つ取引が大量の銃火器と爆薬の輸入である。これを日本国内に持ち込もうなどと大胆にも程がある数で、それは暗にこれだけの武器の使用が想定される事件が国内で起きるということを示唆していた。
     取引が行われるのは本日、七月十七日の昼十三時頃。降谷は風見以下十五名の部下を率いて、その取引現場を押さえようとしていた。
    「全員、予定した配置についています。外部からのそれらしい訪問者は今のところありません。例の部屋には先ほど教団幹部の西尾が入っていきました。動きはありません」
    「指示があるまで待機しろ」
    「了解」
     耳元に仕込んだ無線から風見とその部下達の声が聞こえる。こちらの声は風見以外には聞こえないようにしている為、降谷がその会話に入ることはない。
     ホワイトボードの前で熱弁をふるっている教団幹部の男は、忙しなく口を動かしながらも時計を気にしている素振りを見せ始めた。部屋の隅には同じ格好をした若い男女が一名ずつ立っている。先程まで資料や飲み物を配ったりしていたので雑務要員だろうか。男の方が腕時計を見てから、音もなくそっと部屋を出た。
     降谷は、考えを張り巡らせる。
     東京にあるこの第一教会に所属している人物で裏取引に関わっている者は、少なくとも三名いるとされている。今日、姿が確認されているのはそのうちの一名だけであり、今まさに目の前で声をあげている男がそのはずだった。しかし訪問者は未だに無く、説明会は終わる気配がない。
     取引開始の予定時刻まであと十五分。先ほどの男の動きも気になる。
     降谷は小さく咳払いし、そっと立ち上がった。教団の女がそれに気付き近寄ってくる。
    「どうしましたか」
    「すみません、お手洗いはどちらに?」
    「男性は上の階になります。部屋を出て右手に階段がありますので」
    「ありがとうございます」
     女が見惚れてしまうほどの柔らかな笑みを向け、降谷もまた、音もなく部屋を後にした。
     窓のない白塗りの壁が左右に長く伸びている。四階建てのこの建物の中で一般開放されているのは二階にあるこの入信希望者専用のフロアだけで、説明会のためだけに設置された会議室だけがずらりと並んでいる。上の階には礼拝堂があり、その奥にある部屋は限られた人間しか入れず、商談などに使用されているという。盗聴器を仕掛けるのに大変な苦労を強いられた、と風見に愚痴を零していた教団の潜入捜査員からの情報だ。
    「教団の男を確認。礼拝堂へ入りました」
    「説明会にいた男です」
    「祈りに来た……わけじゃなさそうですね、あの様子だと」
    「雑用係じゃなかったのか」
     階段を上がる降谷の耳には部下同士のやり取りが流れ込んでくる。
     その隙間を縫うように、扉を開けたような音が聞こえた。仕掛けた盗聴器が拾った音だろう。先ほどの男が例の部屋へと入ったらしい。
    「突入のタイミングは降谷さんの、」
    「客はどうした?」
     風見の声を遮って、聞いたことのない男の声が飛び込んで来た。耳をすませる。しん、とした空気の中で絨毯の上をゆっくりと歩くような音が聞こえた。
    「取引は既に終了しています」
     聞こえて来たその言葉に、礼拝堂の扉を開けた降谷の足が止まる。
    「報告に上がっていないが」
    「必要ありません」
    「何?」
     その瞬間、カチャン、というプラスチックが擦れるような音の後に、鉄パイプで布団を叩いたような丸みを帯びた鈍く重い衝撃音が響いた。小さな金属片が絨毯へ落下したかのような軽い音が追う。
     一瞬の出来事だった。部屋は静けさを取り戻し、衣擦れの音がし始めた。会話はもう聞こえてこない。
    「今の音は……」
     風見が無線の向こうで息を飲んだ。
    「ああ、素人じゃないらしい」
     サプレッサーで減音されていたがあれは銃声だ。躊躇いもなく引き金を引く、スムーズな仕事だった。
     しかし盗聴したあの内容だけでは、襲われたのが先に部屋に入っていた教団幹部の西尾なのか、それとも雑用係だと思われていたあの男なのかがわからない。部屋から出てくる男を確認する必要があった。取引が終了していた事実についてあれこれ考察するのは、この男を確保してからの方が良さそうだ。
     降谷は礼拝堂へ静かに、そして足早に足を踏み入れた。明かりはついていない。薄暗い空間を裂くようにして、天窓から入る陽の光が幾筋も差し込んでいた。教団の創始者の女の写真を囲むように飾られた祭壇は、まだ真新しい輝きを放っている。天井は高く、収容人数は百人ほどの広さがあり、長椅子が群れをなしている。
    礼拝堂の右奥に部屋の扉を確認すると、一列目の長椅子の後ろへとしゃがみ込み、ジャケットの内側に仕込んでいた自動拳銃へマガジンを装着して構え、影から様子を覗く。
    「風見、建物内の人間を全員一階へ避難させてから全ての出入り口に人をつけろ。他にも隠れている可能性がある。相手は何を所持しているかわからない、手は出すなよ」
    「了解」
    「男はこちらで確保する」
    「一人向かわせます。無茶はしないでくださいよ」
     風見のその言葉に降谷は一瞬目を丸くしたが、すぐに飾らない笑いをこぼしてから息をついた。
    「お前にそんな事を言われるとはな」
    「代わりです」
    「肝に命じておくよ」
     自嘲気味にそう答えた瞬間、部屋の扉が開いた。
     出てきたのは説明会で雑務をこなしていたあの男だった。男の格好は先ほどまで着込んでいた教団の制服ではない。黒いパーカーにデニム、そしてスニーカー。手にはサプレッサー付きの自動拳銃を持ち、肩にはリュックを引っ掛けて、パーカーのフードを被っている。
     男が長椅子を横切ろうとした瞬間を狙って、降谷は拳銃の引き金へ指をかけた。
    「止まれ」
     男へと銃口を突きつけたままゆっくりと立ち上がる。
    「取引はどうした」
     降谷のその言葉に男は立ち止まり視線を向ける。二回瞬いてから納得したように口元を歪ませた。
    「ああ……あんた、それが目的だったのか。入信希望者のフリをして侵入してたんだな。受付で見たときから変だと思ってたよ、神も仏も信じそうには見えなかったから」
     男は降谷の方へ体を向き直す。突きつけられた銃口へ笑いかけると、銃を持ったまま両手を挙げて降参するようにひらひらと手を振った。
    「残念だね。どこの誰だか知らないが、あんたが欲しがってるものはここには無い」
    「その銃、今日予定されていた取引でこの教団が手に入れる筈だった物だな」
    「へえ! そこまで知ってるのか。あんた何者?」
    「それは寧ろこちらが是非聞きたいね」
    「話す必要あるのか? 今から俺を殺すのに?」
     そう言った男に、一瞬の隙を突かれた。
     鈍く重い銃声が礼拝堂へ響き渡る。男が素早く身を屈め至近距離で銃を構え直したのを、反射的に右へ避けたのが幸いだった。発射された銃弾は降谷の左肩を掠め、真っ白な壁に黒い亀裂を描いた。
    「ッ、う、!」
    「降谷さん!?」
     風見が耳を劈くような大声で叫んだ。よろめいた体勢を瞬時に立て直すと素早く教壇へ身を隠した。
    「あれを避けるなんてあんたもう人間じゃないよ! どんな悪魔と取引したんだ?」
     男はこちらに向かって笑いながら威嚇射撃を繰り返し、礼拝堂の入り口に向かい走っている。今下手に身を乗り出せば今度は確実に頭か心臓を穿たれるだろう。
    「風見!」
     礼拝堂から男が出たのを確認した降谷は無線で連絡を入れ、自らも走り出す。
    「無事なんですか?!」
    「そこはいい、奴を取り逃がした! 民間人を誰一人巻き込むな!」
     降谷が叫んだのも束の間、無線と階段下から二重に重なった大きな銃声が二発響き、女性の金切り声があがった。
    「クソッ!」
     あの音だと捜査員が発砲したに違いない。風見がこちらへ寄越すと言っていた捜査員が、奴と鉢合わせたのだろう。銃を所持したまま建物の外へ逃げ出されたら最早追跡は不可能だ。民間人を巻き込みかねない。
     礼拝堂から飛び出し、銃声の響いた下の階へ降りていく。弾が掠めた肩の皮膚がじりじりと焼けたように痛み始めた。
     二階のエレベーターフロアで捜査員の一人が足を撃たれ倒れていた。幸い肉を裂いただけで済んだようだが、あの男の手慣れた動きを思い出せばわざと外した可能性の方が高い。捜査員を囲んで応急処置をしている数名の教団員達に、至急救急を呼ぶように伝える。二名の捜査員が人間の群れを階段へ誘導しながら、怪我人の野次馬にならないよう堰き止めていた。
    「男は駐車場に向かって逃走!」
     無線の向こうの風見が息を切らしながら報告してきた。無線からは数名の足音が忙しなく繰り返されている。微かだが銃声が聞こえ、足音は困惑したように止まった。男が撃ってきたのだろう。その様子からして風見達は男を追っているようだ。暫くしてまた風見の息切れと舌打ちが無線に入り込んできた。ただならぬ動きを見せる男に困惑しているようだった。
     一方で降谷は人の群れの隙間を縫って建物の外へ出ると、駐車場側へと走った。駐車場の出入り口付近の右柱の影で、捜査員一名が身を潜め張っている。男はまだ出てきていない。
     大きな銃声が四発、建物内部と無線から同時に聞こえた。近い場所まで来ている。
     降谷は待機していた捜査員とは反対側の柱へ潜んだ。
    「君一人か」
     捜査員へ声をかけながら銃を構える。
    「はい。建物内部の民間人の数が多いので、半数はそちらで手一杯です。各出入り口に一人ずつ張ってます」
     そう答えた捜査員だったが、改めて降谷の様子を見て、あっ、と声をあげた。ジャケットの肩口の焼け焦げたような服の穴に血が大分滲んでしまっていた。
    「大袈裟に見えるが大したことはない」
    「いえ、後で止血します」
     有無を言わせずそう返事をしてきた捜査員に降谷は少し瞬き、ああ、上司に似たのか、と力なく笑いをこぼした。よく躾けられている。
    「降谷さん、今どこです!?」
    「駐車場の出入り口付近だ」
    「男が外へ出ます!」
     風見の言葉通り、男が建物内部のドアから飛び出してきた。
     降谷は銃口を男の足元に定めるとそのまま地面へ数発撃ち込んだ。駐車場の床へと貫通した銃弾に、走っていた足を止めた男は直ぐにこちらへ顔を向けた。
    「なんだよあんたも警察だったのか!」
    「武器を置いて投降しろ」
     銃口を向けながら男の元へ歩み寄っていく。
     捜査員六名に銃を向けられ囲われた状態でここから一人で逃げ出すことは不可能に近い。男は諦めたように項垂れると、武器を待ったまま両手をあげた。
    「その成りで警察とはね。すっかり騙された。成る程、潜入に向いている。あんたいくつなわけ?」
    「口を閉じて武器を置け」
     男はゆっくりと地面へ拳銃を置き、焦れったさを感じるほどゆっくりと手を離す。近い距離にいた捜査員がそれを無事に回収したのを、その場の全員が見届けたその時。男が被っていたパーカーのフードを脱いだ。その耳元には何か白いものが見える。それが耳栓だということに降谷が気付いた時、既に男は黒い塊を手にしていた。フードの中に仕込んであったのだ。
    「……全員離れろ!!」
     降谷は叫んだ。男の手から弧を描くように放たれた黒い塊にやっと気付いた捜査員達は、強張った表情ですぐに受け身を取った。状況が飲み込めず拳銃を構えたままだった一人の捜査員を、車の影まで突き飛ばした降谷は左耳を塞ぎ、片手で持った拳銃を男に向けて発砲した。こめかみを掠ったそれに男は舌打ちをして再びフードを被って駆け出す。パーカーの背に無数の白い花の柄が見えた。そのすぐ後に黒い塊が地面を打って弾み、一気に膨んで破裂した。それと同時に降谷は受け身を取り、瞳を強く閉じた。
     耳を裂くような高周波音と凄まじい閃光がその場を支配し、全員の視覚と聴覚を奪う。瞳を閉じていてもわかるほどの光量と、強烈な高周波音は数秒間続き、自分が真っ直ぐ立っているのかすらわからなくなるほどに周囲の情報を遮断している。
     減光していくのを感じて瞳を開くと、白みがかった視界の中で体勢を崩した捜査員数名が膝をついているのが見えた。数分は動けないだろう。塞いでいた左耳ですら、暫く音を拾いそうにない。男の姿はなかった。
     音響閃光弾まで所持していたのか、と、降谷は眉間を寄せ苦い表情を浮かべた。まるでこうなることを予め予想した上で全て用意していたかのように無駄のない動きだった。至急、建物内をくまなく調べる必要がある。リストには相当量の爆弾も含まれていたからだ。
     降谷は状況を整理し始めた。
     教団側が予定していた武器取引は、先ほどの男に事前に横領されたと見て間違いない。リストにあった武器を所持していた。まさか自分が発注した武器で襲われるとは、教団幹部の西尾も思ってはいなかっただろう。しかしあれだけの量の武器や爆弾を、一体何のために横領したのか。一人の犯行とは思えなかった。男が何者であるにしても、確実に別の組織が関わっている。勿論、元々取引を予定していたこの教団にも、何らかの大きな計画があったことは明白だ。そちらは別のチームに捜査を担当させる。
     西尾が襲われた件については動機は一つしかないだろう。盗聴内容から二人は顔見知りだったことがわかっている。あの口ぶりだと男は西尾の指示に従っていた立場だ。襲われたのが西尾だけだったということは、西尾には口を封じられる理由があった。恐らく男の正体を知っていたのだ。でなければ横領後に余計な掃除をせずとも姿をくらませるだけで済んだ筈だ。つまり、あの男の手がかりは西尾以外にこの教団には存在しない可能性が高い。西尾の生死はまだ確認出来ていないが、あの男が口封じに失敗したとはとても思えなかった。
    「……まさか閃光弾を所持していたとは」
     風見が傾いていた眼鏡を指先で押し上げ、立ち上がりながら呟いた。他の捜査員も徐々に回復しているものの、まだ喋れそうにはなかった。
    「すぐ本庁へ連絡を入れろ。捜査員を撃った男が街中へ逃走した挙句、行方の知れない武器と爆弾が大量に野放しになった。こちらも上へ報告する」
    「気が重くなりますよ……それから降谷さん」
     拳銃にセイフティをかけてマガジンを取り出し、残り弾数を確認していた降谷の腕を、風見が掴んだ。男の銃弾が掠めた方の腕だ。
     降谷は確認の手を止め、風見を見上げた。
    「なんだ、どうした」
    「肩、ですか」
    「大袈裟に見えるが大したことはない。さっきお前の部下にも同じことを言ったが」
     掠めた程度とはいえ肉を裂かれた肩は酷く熱を持って血を滲ませている。風見は、傷口へは直接触れないようにその周りを少し撫でた。侵食していくような傷の痛みに想定外の刺激を加えられて顔を顰めた降谷に、風見は憤りを感じているような表情を向け、何か言いたげに唇を開いたが、何も言わずすぐに閉じてしまった。
    「なんだその顔は」
    「……いえ。建物内は我々が調べますので病院へ」
     風見は掴んでいた腕を放すと、全ての部下を引き連れて建物内へと戻っていった。説教でもされるのかと思ったがそういうことでもなかったらしい。
     降谷は深い溜息をついた。風見の考えていることは手に取るようにわかる。しなくてもいい心配をしているのだろう。
     共に仕事をし始めてもう数年経つが、先日初めて自分自身のことについて少し話すことがあった。公安として初めて担当した事件の話だ。余計な話をするんじゃなかったな、と今更後悔したが、他人に関する記憶などどうせ時と共に風化する。ただでさえ忙殺されているせいで昨日食べた夕飯のことも思い出せないほどなのだから。
     降谷は拳銃とマガジンをホルダーへ差し込むと、無線を耳から外して乱暴に束ね、ジャケットの内ポケットへ詰めた。
    やのしゅういち
  • 9逆転裁判落書き中…最近はまた画質が落ちているので、のんびり落書き中です。色々と描きかたを試しています。 #逆転裁判

    向かい合わせのなるほどくんミッちゃん
    キラキラ真宵ちゃん春美ちゃん
    自転車とアイスとなるほどくん
    探偵の日
    ボクシングの日
    mu海(むぅme)
  • 12逆裁キャラで「喜怒哀楽」を練習gif今回はなるほどくんとミッちゃんで表現しました。文字あり、背景あり、キャラのみ、最後は入らなかったボツ絵です。 #逆転裁判mu海(むぅme)
  • 11GIFアニメ練習中…2今回は「喜怒哀楽」の表情を練習したいと思います!。あと、GW中に落書きしていたものもUPいたしますね♪ #逆転裁判

    喜怒哀楽gif下描き
    冥ちゃんと茜ちゃん
    なるほどくん真宵ちゃん春美ちゃんサイクリング
    ミッちゃんと矢張
    ミッちゃんと赤い車
    八十八夜真宵ちゃん
    mu海(むぅme)
  • 10はじめてのgifアニメとにもかくにも「はじめて」ですので、色々反省点はありますが温かい目でお願いします!
    5月に入りましたね~!今月も色んなことを描いていきたいので、宜しくお願いします! #逆転裁判

    子猫となるほどくん真宵ちゃん
    gifなるほどくん
    mu海(むぅme)
  • 12ただいまgifアニメ練習中…だいぶん線画や色塗りも安定してきたので、とうとう夢だったgifアニメの製作をしてみたく思っています!。これからなおさらのこと、更新が遅くなるかもしれませんが、頑張って仕上げてきます…!
    #逆転裁判

    gif下描き
    額縁風味ミニキャラなるほどくん
    アゴのせなるほどくん
    デコピンなるほどくん真宵ちゃん
    木陰でひと休みなるほどくんミッちゃん
    mu海(むぅme)
  • 24線画の集中練習中…魅力ある絵は線画から魅力がありますよね。線の強弱、トメハネハライもしっかりしてます。自分は色を塗ってごまかしてしまいますが(汗)最近は線画の練習もしてます。難しい~! #逆転裁判

    ジャケットなるほどくん(線なし)
    事務所でキメ顔なるほどくん
    おすまし真宵ちゃん
    ミッちゃん花言葉
    春美ちゃん花言葉
    イトノコ刑事花言葉
    千尋さん花言葉
    矢張花言葉
    Twitterで載せた4月1日の動画(笑)
    mu海(むぅme)
  • 134月も宜しくお願いします✨「カーテンコール」という一年前から手掛けていた集合絵が仕上がりました!
    その他
    冥ちゃん花言葉
    なるほどくん真宵ちゃん春美ちゃん川遊び
    風景写真と合わせたもの(花見)
    オーケストラコンサート風味のイラスト
    などなど、当分は気楽に描いていきたく思います。 #逆転裁判
    mu海(むぅme)
  • 17本日の逆転裁判は…桜となるほどくん(2枚)、アニメ記念の落書き(1枚)、「さらば、逆転」イメージイラスト(7枚)、なるほどくんfigmaにいろいろ詰め込んだ写真1枚です!。
    これからはまたカーテンコールのイラスト、頑張っていきます。 #逆転裁判
    mu海(むぅme)
  • 12いろいろ詰め合わせ落書きいないアイツ8~10(3枚)、
    バレンタインデー落書き2枚(上下)、
    猫をテーマとした落書き(真宵ちゃん)、
    安眠の日の落書き(なるほど君)
    色鉛筆ミッちゃん です。
    次のUPで「いないアイツ」は終わらせます~。
    #逆転裁判
    mu海(むぅme)
  • 17落書きいろいろ…最近は雑多に落書きしております。小ネタを描いているのですが、次回まとめてUPいたしますね。 #逆転裁判

    成歩堂法律事務所
    雪と車とミッちゃん
    雪と帽子と真宵ちゃん達
    ワルツを踊るなるほどくんとミッちゃん
    恵方巻きを食べるオバチャン
    バレンタインデーの準備をするガールズ
    mu海(むぅme)
  • 9落書き秋眠…その34なるほどくんの言葉は、真相なのかハッタリなのか…これから分かるかも(笑)。 #逆転裁判mu海(むぅme)
  • au三太郎でハロハロウィンモモ様とキン様の名前の由来が桃太郎と金太郎からきていると聞いたので今年はそれにちなんだハロウィンイラストを描いてみました。普通にただ桃太郎と金太郎でも良かったんですがそこは私の趣味が出ましてauの三太郎コスですwああ、浦ちゃんポジションの方がいないのが非常に残念。

    なるほど、モモ様がガリガリ食べてる丹はあれきっときび団子イメージのものなんですね。納得。

    ちなみに、モモ様の技も桃太郎にちなんで猿・犬・雉イメージであわせているんですってね。せっかくなのでお供として今回一緒に描きました。描きなれなくて難しいとこもありましたが、それ以上にきゃりー聴きながらとても楽しく描けました。許されるならまたこういうの描きたいなぁ。 #au三太郎パロディ #ハロウィン #キンシキ #モモシキ #ボルト
    花千代✳︎
  • 9逆裁落書き…その30とうとう30までいってしまいました(汗)。もう少しだけ続きます。なるほどくんの「おはよう」修正いたしました(10月25日)。下手過ぎてお恥ずかしい…orz #逆転裁判mu海(むぅme)
  • 8逆裁落書き…その26そろそろ話が進みます…多分(゜゜;)もうしばらくお付き合いくださいませ<(_ _*)> #逆転裁判

    最後に、figmaなるほどくんを使ったハロウィン写真もあります
    mu海(むぅme)
  • 11逆裁落書き…その23今回は「失われた逆転」のイメージイラストも描いてみました。10月になれば、もうすぐ一年間練習させていただいたことになります!心より感謝感謝です。 #逆転裁判

    「失われた逆転」後のお月見
    なるほどくんと矢張と紙飛行機
    ミッちゃんは休憩中
    飛び出す秋刀魚
    逆転裁判2失われた逆転 時系列
    mu海(むぅme)
  • 8逆裁落書き…その22これが元祖!落書き!みたいなクオリティで、恥ずかしいのですけど(*''*)。
    今月はカーテンコール仕上げて見せます!。
    #逆転裁判

    トンボと真宵ちゃん
    なるほどくんの手抜き料理
    車とミッちゃん
    テレ顔なるほどくん
    テレ顔ミッちゃん
    芋掘り真宵ちゃん春美ちゃん
    大人風味の異議あり
    mu海(むぅme)
  • なるほど私はジークフリートを選びましたhasami
  • 7いちご尽くし~ついったのお題箱のやつ
    ついったは縮小されることがあるんだっけか…なるほどな… ##他版権
    さしみ
  • 悠季富士見シリーズの守村悠季
    天性の才能を持ちながら、自分には楽団員になるほどの才能がないと思い込み
    それでもバイオリンを弾くこと、音楽をやっていることに対してのプライドが高く・・・
    ・・・・・自信がなくてプライドが高い・・・・・
    どこかで聞いたことがある人物設定だなぁ メガネで地味キャラ・・・あれ???? #富士見シリーズ
    れいこ★
  • 5魔法使いアルギュロスアルギュロス・エラポス
    【αργυρος・ελαφος】

    187cm

    勤勉で冷徹な魔法使い
    鹿型の獣人族
    獣人族であることは隠しているつもりは無いが言いはしない(魔法で変身している)
    紳士的で普段から敬語で話す
    女性には大変紳士的である

    同期の魔法使いミーナとは仲が悪い

    土中にある金属や所持している金属などを利用し攻撃する
    身体能力が高いが獣人型に戻るとさらに高くなる

    国立図書館に勤めており
    何億という本を記憶している
    各地の図書館に赴いたり
    道中にある孤児院などに本の貸し出しなど大変忙しく活動している
    持っている鞄には何千冊と本が入っており魔法で小さくなっている歩く図書館
    腰に背負っているのは魔道書

    各地の図書館に危険な魔道書、魔術書など封印されている物を
    国立図書館に持ち帰ることをしている
    それを狙う魔術師などと激しい戦闘になったりすることも多く
    実戦慣れしている

    「初めまして私(わたくし)アルギュロスと申します。」
    「貴方にこの本が理解できるとは思いませんが?」
    「なるほど・・・これは厄介な本ですね。」
    「私からこの本を奪う気ですかな?」 #創作/オリジナル ##魔
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