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作品 - 無し

 : 384件
  • 小説「深海の天秤」一章 ファーストインパクトの挿絵⑦「っ♪」

     そして今、落谷は澤木課長の命令どおり、新人刑事・阿妻と引ったくりの被害者が手当てを受けている病院に来ている。
     乗ってきた車を駐車場に停めると、鼻歌まじりで人差し指にかかった車のキーをグルグル回しながら入口から受付に向かう。
     建物内は、ここら辺では一番大きな総合病院の午前中とあって、来ている患者が多い。そして平日だけあって、待合所に座っている人々は年寄り率が高い。

    「どうも-っ♪ここに、引ったくりで怪我した二人が来ているって聞いたんだけど、どこに行けば会えるかなっ?」

     内容に反して、落谷の軽いノリに不信がる受付の女性。落谷はそんな反応に慣れているのか、すぐにジャケットの内ポケットから警察手帳を出して、自分の顔と手帳内の写真の顔を照らし合わせて見せた。
     ニコッと笑う落谷。手帳を見せても、それでも受付の女性の信用度は78%と微妙な上昇で停滞してしまう。
     すると急に訝しがっていた受付の女性の表情が、「あっ」という口の開きとともに一変する。
     「んっ?」と思った落谷は、女性の視線を辿るように振り向いた。


    「落谷刑事ですよね?初めまして、阿妻 陽向(あづま ひなた)です」


     受付の女性に聞こえるように、やけに「刑事」のところを強調した言い方。そして、目の前で深々と下げた頭がゆっくり上がる。
     そこには眼鏡と猫のようなつり目が視野に飛び込んできた。

    (……澤木課長に聞いた話だと、確か25才だよな?)

     落谷は直立な姿勢の阿妻に歩み寄りながら、あからさまに品定めをするように頭の先から足の先にかけて視線を動かす。
     だが阿妻はそれに動じることなく、落谷の返事をジッと待っているようだった。
     その顔は落谷が疑問符を浮かべるほど童顔。十代だって言っても信じてしまいそうなほどだ。
     髪は色素の薄いブラウン。動きでフワフワ揺れるほどのカールがかっている。仕事上、染めることもパーマをかけることも基本御法度なので、たぶん地毛なんだろう。
     服装は、シャツとパンツが黒。形よく絞められたネクタイは麦藁色。ここまではキッチリしているのだが、何故か羽織っているのはオーバーサイズのクリーム色のカーディガン。これが更に幼さに拍車をかける。
     人のこと言えない落谷だが、服装だけいえば阿妻も刑事には見えない。
     けれど落谷と全く違うのは、その雰囲気。
     強く結ばれた口元に、ピッと伸びた姿勢。顔も減点が見つからないほど、洗練され整っている。
     一言でいえば、誰もが阿妻に持つ第一印象は「生真面目そう」だ。片や落谷は、何もかもが浮草のようにユルユル過ぎる。
     そんなユルユル落谷は「ん"~~…」と唸りながら、
    上下に動かしていた視線を阿妻の顔の正面で止めた。その整った顔の右頬には5cm × 5cmほどのガーゼが貼られている。
     カーディガンの袖から見える左手にも、白い包帯が微かに見える。
     服も汚れが目立ち、たぶん引ったくりともみ合ったときに全部負ったものなのだろう。
     ここでやっと落谷の口が開く。
     その第一声が…。


       「……陽向というより日陰じゃね?」


     これが小野塚だったら絶対にドデカい怒りマークが点灯し、澤木課長が「要らんことを…」と苦笑いする事例だ。
     が、阿妻はピクリとも表情を変えず…。

    「はい。よく言われます」

    …と言った。
     声色にも不快や初対面の緊張とかは感じられず、若人特有の感情の揺らぎが無い。
     落谷の戯言を肯定するのもなんだが、「陽向」の名前からくる暖かみを感じられない。どちらかというと、波の無い冷たい湖面…といったイメージだ。

    (これが『七光り』で『元悪ガキ』…ねぇ?)

     落谷は、阿妻の顔を覗き込む姿勢から状態を伸ばし、一歩引いた。

    「いきなり、ゴメンっ♪ゴメンっ♪君が『阿妻官房長の息子さん』?」

    「はい」

    (……反応無しかぁ)
    「いいなーぁ。お父さんが偉い人だと、色々と得することも多いでしょ?」

    「得かどうかは分かりませんが、父の親しい方々には良くしてもらってます」

    (…スゴいな~ぁ。自分で『七光り』のコネを、有効活用しちゃってますって言っちゃってるよ、この子っ)

     それでいて落谷の頭半分低いところから見上げる阿妻の目には、上位に立つ優越感といったものも一切無い。

    「俺も、ヒナちゃんのお父様の恩恵にあやかりたいものだよっ」

     両手を胸の前で開いて、軽口を続ける落谷。ここで初めて、阿妻の表情が微かにピクッと反応した。

    「………『ヒナちゃん』?」

     「おっ?」と思いながらも落谷は続ける。

    「うん。陽向だからヒナちゃんっ。それに刑事になりたてだって聞いたから、ヒヨコでヒナちゃんっ」

     今までジッと落谷を見ていた阿妻の目が、斜め下に流れる。

    「……………恩恵のほうは、落谷さんには不必要ではないですか?」

    「えっ?何でっ?」

     小首を傾げる落谷。

    「昇進とか興味無いでしょ?貴方を動かす原動力は、ただの『正義感』ですよね」

    「プ…っ!」

     新人らしからぬ阿妻の言葉に、思わず噴いてしまった落谷。刑事ではあるが、『正義感』なんて自分には程遠い言葉だろう。

    「ククク…ッ。ヒナちゃんてば表情筋死んでるのに、言うことは面白いねっ」

    そう言うと落谷は阿妻の横に回りこんで、馴れ馴れしく肩に腕を回して体を揺さぶる。

    「それもよく言われます。あと、負傷しているところが痛いです」

    「あっ、ゴメン」

     ハッと離れる落谷。阿妻は左腕をカーディガンの上から擦った。

    「少なくとも昇進目的で仕事をしているのなら、上の命令を無視して、警視庁が追っている犯罪組織【ブラッディ・ヴィーナス】のドラッグ製造工場を単身で潰したりしないでしょ?」

     ここでまた横に立つ落谷の顔をジッと見上げる阿妻。
     落谷は「ヴッ」と唸る。
     阿妻が言っているのは、約半年前。落谷たちの署管轄内で、大量殺人が起きたことから始まる。
     ここではそこまでの経緯の説明を省くが、最終的にその殺人には犯罪組織【ブラッディ・ヴィーナス】のドラッグ製造工場が関係していることが判った。
     落谷はそれを阿妻が言ったとおり、警視庁からの制止を振り切って一人で潰してしまったのだ。
     いくら落谷でも、この後の責任問題に発展するのは覚悟した。でも不思議なことに、澤木課長含めた多数の上司にコッテリお説教食らったぐらいで、後は大したお咎めは無かった。
     「まあ、日頃の行いが良かったんだろうっ♪」と、一課の部屋で呟いた落谷に、周りの人間は全員「それは絶対に無いッ!」と心のなかで叫んだものだ。

    「……ヒナちゃんてば、よく知ってるねー。」

     なんとも言えない顔で阿妻を見返す落谷。

    「はい。これから組むバディの人となりを知るのも仕事の一環と思い、事前に澤木課長から落谷さんの資料をいただきました」

     それを聞いた落谷は、勢いよく阿妻がいる側とは反対方向を向く。

    (やっぱ澤木さんッ。初めからヒナちゃんと組ませる気だったじゃないかよッ。それも要らんことまで教えてッ)

     ここにはいない澤木課長に向かって、口を尖らす落谷。でもすぐに顔を戻し「まっ、いいや」と投げた。

    「で、澤木課長に聞いたんだけど「引ったくりにあった被害者が、今回の殺人事件に関係している」って、進言したんだって?」

    「はい」

    「その心は?」

    「引ったくりの被害者に会っていただいてからお話します」

     そう言うと阿妻は受付の女性に「お世話になりました」とばかりに軽く一礼をし、方向を変えると落谷に「こちらに」と促して歩き始める。
     頭を下げられた受付の女性は阿妻の紳士的な対応に頬をうっすら桃色に染めた。が、次に落谷が「じゃねー♪」とチャラく片手を振ると、一気に冷めたようにゲンナリとした。
     どうやらこの受付の女性の好みは、誠実な男性のようだ。


    #オリジナル #創作 #オリキャラ #小説  #挿絵  #刑事  #相棒  #バディ  #深海の天秤  #ミステリー  #推理
    神嘗 歪
  • 2ハロウィン🎃2枚目は線画のみです。
    (線画のみの方が良かったような…と思ったり)
    ※11/8 修正 英語の綴り間違えてたのに気づかず😅
     イラストの方は文字無しバージョンに替え、
     タイトルの方もカタカナに修正しました。失礼致しました
    いぬぽめ
  • 6創作の設定適当に ゆっくりゆっくり追加します

    かなた
    本編の主人公その1。元おぼっちゃまで元旅芸人で誰にでも優しいおちゃめさん。クソほど美形。か弱そうに見えて割と腕っ節が強くてしたたか。
    常に笑顔で明るいがそれは誰にも弱い所や努力してる所を見られたくない為の演技。幼なじみのきっどと弟分のオランジェのその家族の事は大事にしているものの、本当は割と自分の殻に閉じ籠る性格。というのも実はアンデッドで自らの消滅を願って動いているから。魔法道具で色々誤魔化していたものの、シスターやらってやログ達に見破られた。日光には弱いし満月の夜にはテンションが上がるし吸血衝動もある。武器は鉄扇と体術。炎魔法も使える。

    きっど
    本編の主人公その2。ヤンキーくさいけど根は純情で良い子。子供好きで面倒見が良くて家事が得意。女性耐性が皆無。周囲があんぽんたんなのでよくキレてる。
    赤ん坊の頃に捨てられて、親に残されたと思われる耳飾り3つが宝物。本名はルカ(耳飾りに書いてある)。赤ん坊の頃から自分を育ててくれた母のシスターと兄でもあり父でもあるようなログが大好きだけどログには度々いじられたり子供扱いされているので反発してる。バンダナと剣はログから貰ったし剣の師もログ(あまりにスパルタだったのでトラウマと化してる)。イメージとは程遠く回復魔法も少しだけ使える。かなたの秘密には感づいているものの、かなたを信じてあまり突っ込まないように決めている。

    メルラッテ
    実年齢不明な見た目幼女。口が悪く女好きで酒好きでサボり魔なクソシスターだが思慮深く心優しいおねいさん。
    元は荒くれ者だったり聖職者向きの人物ではないものの、過去におじいちゃん神父様と大司教に命を助けられて、おじいちゃん神父様を大好きになり彼の亡き後の教会を守る為にシスターをやっている。一応ログの上司らしく、何かと波長の合うログには割と辛辣。生粋のオカルトマニアということもあってアンデッドが大好きで保護したがる。同居人でお手伝いさんのリートを溺愛しているし、かなたの事も甘やかし気味。武器は銃。今更戦ったりする気はないが、知識と回復魔法で皆をサポートしてくれる。お洋服作りが趣味。

    タルフィ
    通称たる姉。魔法道具屋さんの機械人形看板娘。何故か少年が大好きで典型的オタク口調で喋るでござる。
    元々半壊の状態で廃棄されていたが、おやじさんとその嫁さんに拾われ嫁さん亡き後も愛娘として大事に育てられてきた。過去に何かあったのかイケメンが苦手で過剰反応する以外はすごくいい子。かなたとオランジェと出会い『プログラムではない本当の自分の気持ち』を探す為におやじさんにも背中を押されて冒険の仲間になる。ログはイケメンだけどお得意さんで優しいので苦手ではないし、きっどに関しては自分より小さい子だしおかんみたいだから苦手ではない(好みのショタでもない)。武器は魔法道具。たまに腕や足も変形したり飛ぶ。

    ロジャー
    きっどの義兄。愛称はログ。なんか強くてなんかエロくてやたらモテる人当たりの良いブラコンお兄さん。飄々と振舞っているが過去が重く、真面目でかつ冷静。武器は双剣。実は聖堂騎士団の試験にも受かってるすごい人。今はアポストルという大司教直属の聖騎士をしてる。ちなみにNo.3。
    元々は洋菓子店の子。本人はパティシエ目指して普通に生きていたが、やたら強すぎるので両親から気味悪がられるようになって殺されかけた際に両親を死なせてしまいシスターに保護される。昔すなぎもにベタ惚れしてて長いこと文通と赤ペン先生をして貰ってた過去があるので、今もすなぎも先生の事を大事に思っているものの照れくさくていじめたりセクハラしては喧嘩している。実は可愛い物に弱くてオランジェ(ぬいの姿)が大好き。

    すなぎも
    エルフの父親とウンディーネの母親とのハーフ。生物学上男だけど色々な面で女の子なすなわち男の娘。生真面目クールに見えて素は泣き虫ドジ。よく可愛い女物の服を着せられてるけど本人は女物だと知らされていないまま着せ替え人形にされている。
    異種族婚で行き場を失った両親が魔界に逃げたので魔族として育てられてはいたものの魔族というよりかは精霊寄り。シスターの使い魔だが今はログが仮の主。魔界でずっと虐げられてたせいでやや皮肉屋で自分を卑下しがち。身体にも傷がある。そんな自分を褒めて大事にしてくれるシスターとログが大好きでログの事は愛してる。武器は大鎌で水魔法と空間転移魔法が使える。ずっと名無しだったので昔ログにつけられたすなぎも(ログの好物)という名前がお気に入り。ログは後悔してる。

    ―――

    キューステル
    エルフの国の王様ですなぎもの従兄弟。黙ってれば絶世の美少女なのにこいつもまた男の娘。どうやらこの世界のエルフというものにはあんまり性別という概念がないらしい。
    父親である前の王様がすなぎもパパを国から追い出した事を知り、すなぎもを連れ戻すべく必死に勉強して父親亡き後国のルールを作り替えた。まだまだ子供くさくてアホだけど実は凄い王様。なんかんやあってログに惚れてるので大好きなすなぎもとどっちも自分のお后様にしようとしてる。色んな意味で無理。我儘で強引で不遜な所もあるけど素直で皆の事を一生懸命考えている。かなたに「おひめちん」ってあだ名をつけてもらった。

    #オリジナル #創作 #設定 #オリキャラ
    きりん🦒
  • 4首無しの悪霊(PCとiPadとの発色の違いに悩まされます…。)抱え落ち太郎
  • バーサーカー その2(兜無し) #オリジナル  #アナログ  #色鉛筆  #ファンタジー  #バーサーカー
    かなり野蛮なバーサーカー。
    情け容赦はちっとも無い。

    兜無しです。
    兜無しだと、目元のホクロが見えます。
    battleみーこ
  • もうそうばいくーSSRI-EXR.
    1299cc
    SC搭載
    乾燥重量208kg
    電子制御無し
    最高時速606km/h
    ナイトロ搭載
    カスタムロンスイ化
    ホイールベース縮小装置搭載
    オールカーボンボディワーク
    ウィング搭載
    前後ゲイル装着
    前後オーリンズ装着
    アクラポフルエキ装着
    ECU書き換え済み
    RlgUlll
  • うちのこ誰かさん(すぐ分かる)に恋をしています。仮ですが名前は湯葉くん。性別無しの男性寄り。一人称は俺で三人称は彼です。湯葉巻かれ
  • 2R18-G(恥ずかしいから隠しただけでグロ要素は無し)で出した小説の続き。とても短いので時期を見て続きをかきたい。
    二枚目は元のイラスト。
    侍騎士アマド
  • 3唐突に描きたくなった首無し騎士のムトウさん
    最後のは友人からのネタ(猫の被りものさせたい等)
    #オリジナル
    #創作
    #オリキャラ
    C-Cat
  • 12ポイピクにあげてたなかで気に入ってるやつまとめておくね。

    #断片シリーズ #夜無し世界の神様の話

    ##オリジナル
    月景
  • 2よそのこさんと一緒ログ①N川走破記念。ネタバレ無しの同卓絵
    ※二枚目は実卓には無い創作です
    1枚目左から…
    珠子PC:丑三
    唯一さんPC:あかりたん
    しゃむさんPC:鳥渕さん
    サチコさんPC:朝倉さん

    ##創作 #よその子さんといっしょ
    珠子
  • 日背 #夜無し世界の神様の話

    ##オリジナル ##お気に入り
    月景
  • 3隔絶された未調査の区域―南区"奥に進めば進むほど手に入れられるものの価値は上がる。マレフィックの危険度も比例して上昇する。マレフィックの数だって増える。反比例するのは、そこまで進んだ人の生存率だけ"-シャマロ


    トイボックスに満ちている不明なエネルギーが高濃度に充満した隔離地域。
    トイボックスが生まれた元凶と呼ばれる大穴からは絶えず膨大なエネルギーが観測されている。希少性の高い道具や物資が北区に比べて多く、様々な世界の道具(ポケダンの道具から魔道書等のメルヘンなものまで)が手に入る区域でもある。

    エネルギーの影響を受けて体が強靭に変異し、その変異に耐え切れなくなったポケモン(擬人化、原型問わず)や人間が理性を失って暴れ回っている。
    そんな彼らを"マレフィック"と呼称する。こうなってしまったら、なんの技も打てないような人間ですら第一線の脅威となる。

    時折理性を残した個体が確認されており、その場合は"スパイク"と呼称され、個別に名前が設けられる。

    不明な力で構成された高さ100mの壁で包囲されたこの区域は並大抵の通信機器では北区との通信は出来ず、外からは真っ白に見える。
    不思議なことにライフラインは生きている為、その気になれば生活も出来る。


    出入りにはボックス転送の技術が応用され、生体認証を用いて【データベースに登録された住民であれば】指定の場所から転送が可能。南区からも所定の転送装置からしか戻ることが出来ず、北区住民にしか起動できない。

    入退場は記録されており、事前の申請無しに7日以内に退場を確認できなかった場合はAIによって死亡判定がなされデータベースから消去される。悪く言えば、申請無しに1週間滞在すると脱出できなくなる。
    非常な措置にも思われるが、あまりに長時間長居(1週間~1か月)することでマレフィック化してしまうため、理にかなった処置である。

    ある種の"免疫"がある者が北区でも存在しており、そんな彼らは南区に出入りしてもマレフィック化することは無い。

    その危険性から調査は難航し、内部では誰も取り締まる存在が居ないことから犯罪の温床にもなっているようだ。

    その危険性から誰も出入りしなかった時期があり、久々に侵入した隊員に依れば【以前よりもマレフィックが強力、危険になっていた】との報告がある。

    「野生の生き物ってのは、自然と力があるボスが頭角を現す。でも"南区のボス"みたいなのが一匹も居ないのは何故だ?」―MADMAM・調査隊員


    !確認されているランドマーク一覧


    ◆朽ちた城
    中世を彷彿とさせる、かつては王国の象徴とされた難攻不落の立派な城だったが、南区に城ごと飛ばされてから陥落するのに時間は掛からなかった。城壁や門は黒く焦げて崩れ去っており侵入は容易いが、損傷の少ない部屋は辛うじて住み着ける環境が整っている。ウィスプが属していた王国の名残。

    ◆グラウンド・ゼロ
    南区を南区足らしめたすべての元凶でありこの街の起源。強大な力を発し続ける巨大で底の見えない大穴。
    この中からもマレフィックが飛び出すことが確認されているが、例外なく危険性が非常に高い。周辺には常に希少な物資が打ち捨てられている。

    ◆オールドオーサカ
    どこかの世界線に属する国に街並みが酷似しているとの報告を受け、都合上そう呼ばれている街。
    こんなことに成っていなければトイボックスセルと並ぶ区域になっていたとされる。比較的建造物への損傷が少なく、ライフラインも稼働しているため、暮らすにはもっとも適している。ドミノの故郷。

    ◆撃墜されたドローン
    マッドマムが隔絶されて間もない南区を偵察するために送り込んだ巨大ドローンだったが、突然制御不能に陥ったことにより撃墜された。
    今でも搭載されているカメラは生きているようで、CCTV代わりの役目を果たすことはできる。

    ◆SS支配下エリア
    コミュニティであるショートストローが辺りの住民を一掃・制圧。支配しているエリア。破壊された車や鉄骨などでバリケードが設営されている。拠点はこのエリアに存在するグランドホテル。
    この一帯に立ち入った者は常に誰かの視線を感じるという。

    ◆廃棄された前線基地
    最低限の設備を取り揃えられた即応前線基地。
    初めての南区の調査に乗り出したが、すべての想定を遥かに越えた結果、装備や設備の回収もそのままに撤退を余儀なくされ、以後放置されている。民間に流れないはずのマッドマムの軍事品を市民が持っているとしたら、ここが出所だ。

    ◆無人商業施設
    巨大な通信塔が倒壊した地域。かつては賑わったこの市場を取り仕切っているのはマレフィックだ。商品は何も並ばず役に立つものも並んでいないが、賑やかさで言えば在りし日の賑やかさを上回っているだろう。
    CCTV,通信設備が最も生きている区域でもあり、不明な電波を受信することもある。

    ◆スーサイドパーク
    在りし日は市民の声で賑わう広々とした公園だったと推測される、自然豊かな公園。エネルギーに曝された影響か、草花は自然界に似つかわしくない蛍光色で占められている。グラウンドゼロに最も近い区域であることも有り、出現する物資の質も最高品質だが、巣食っているマレフィックの強さも辺りの存在とは一線を画している。希少な物資が山ほど残っている理由はそういうこと。
    トイボックスのデータベース
  • 星掌 #夜無し世界の神様の話

    ##オリジナル ##お気に入り
    月景
  • 2カラフルワールド思ったよりカラフルになってしまった物
    2枚目カラフル部分無し
    #オリジナル #創作
    とろこ
  • 2隠したい部分
    (2枚目痕無し差分)
    ##ポCP系 ##マチキョウ
    黒石
  • 2秘封ぼうえんきょう朱鷺子チャン ##東方
    #東方
    #朱鷺子
    #名無しの本読み妖怪
    #秘封ぼうえんきょう

    ゲーム開始早々に腋を見せつけてくる悪い妖怪
    視線に気付いて隠すけど珍しい本の誘惑に負けて御開帳してほしい
    零狐
  • 4クランポン・クロスアイ(ムウマ♂)【色んな世界線の奴が来るのは知ってたさ。でもまさか、俺たちの技術を持ったティーベの息子がやってくるとは思わなかった。相手は多分…このトイボックスにいる。】ーベクター


    年齢:15 男 身長:150cm 
    愛称:ポンポン
    居住地:アンダーフット(ベクターが押さえた居住地に居候)
    ショートストロー拠点 北区の学校に通う学生
    黎明の鐘 クローバー持ち(耳の後ろ)

    「オレのお父さん、こんな時代もあったんだな・・・今の父さんからは想像できない。それに名前も違う。でも帽子は代わらないし警棒も同じだ。俺には分かる」

    「あんた、ベクターだろ?父さんが良く話してくれたし、今着てるこの服もアンタの形見らしい。昔話や思い出話を聞いてみたいよ。歴史の教科書よりずっと面白そうだし、大丈夫なら話してくれねぇかな?」

    「ケンカを売ってるなら買ってやる!返品もクレームも無しでな。それでも損失を出すのはお前だけだ。俺は大損させるのが好きだぜ」

    「お前みたいな群れているときは粋がってる奴を叩きのめすのが俺は大好きなんだよ。大体は口だけ達者なヘタレ野郎で、見せしめに一人潰してやればおとなしくなるんだからな」

    「俺の作品を探して触れてみてくれよ、一日不思議な気分に浸れることを約束するからさ」

    「姉ちゃんまた俺に毒…ぐえっ…」

    時間軸を飛び越えて現れたティーベの息子。
    向こうでは【クロスアイ】という苗字があり、ティーベの名前も違うようだ。
    刺激的な事を好んでおり自分の身を危険に晒す事に抵抗を示さず、火があれば油を注ぎ花火が爆発すれば躊躇わず突っ込んでいく。その性格のおかげか、危険な場所に取り残された人を通りがかりに助け出すことも。

    生物由来の毒にとても強い体質であり、毒を摂取することが趣味。
    母親が毒を毒にも薬にも出来るほどに精通しているらしく、それに憧れての行動。病気とは無縁なほどに健康体。その体質をもってしても姉や母親の毒は強力すぎるのか、何かしらの作用が出てしまうらしい。
    母親の体質は【成長はすれど老化しない】という形で遺伝している。

    テトロという姉がおり、抱き心地がいいという理由でしょっちゅう引っ付かれ、毒にやられて寄生されていることが多いのだが満更でもないらしい。

    常に持ち歩いている好物のシガレットはお気に入りの毒が染み付いたものであり、耐性が無い者が食べると手足のしびれが起きたり、暫く味覚を失う代物。
    悪夢を夢食いすることも好むなど、ゲテモノ好きな一面がある。

    ベクターやティーベが用いる「異世界の技術」の一部を用いることが出来る。その技術を用いて、触れると使えないはずの技が一日限りで使えるようになる落書きを街のどこかに書き残している。

    ティーベの怪力を"必要に応じた身体能力の向上"という形で遺伝している上に格闘術も会得しており、素手の殴り合いでは並みの人間どころか並の格闘タイプでも太刀打ち出来ない。ケンカをした者曰く「ケンカや殴り合いというよりは"素手で殺しに来る"」。

    バトル好きで頻繁に訓練場で稽古をしていることが多い。
    ティーベには「ポンポン」と呼ばれていたようで、ティーベやベクターといった親しい間柄以外にそう呼ばれると露骨に不機嫌そうにする。馬鹿にされたりナメられることを嫌うが、悪意が無かった場合は説明すれば由とする等、理性的なところもある。

    生意気な性格だが褒められると照れるところもあったりと、ただ単に素直では無いだけである。

    オカルト的なことが好きな彼にとって、この街は全てが好奇心を満たす遊び場だ。

    最近ベクターの手引きにより黎明の鐘とショートストロー拠点を自由に行き来する手段を得た。
    トイボックスのデータベース
  • 5ドミノ ムウマージ♂(SH4NTY仕様カラー)"文明的な生存競争も原始的な生存競争も切り抜けた。今はその中間を生き抜いている"―ドミノの手記

    【台詞サンプル】
    「元の世界じゃ俺みたいなのは異常な存在やった。でも今は、ホンマなら誰もが普通やと言うモンが全部異常に見えるんや」

    「動けば殺す。武器を下ろせ。腹ばいになれ。・・・よし、話せ。妙な気は起こすなよ。まずはお前は何者や」

    「子供、女、老人、どんな奴やろうがこの辺りじゃ油断ならへん。武器を持ってる奴は特に。だからこそ少しでも怪しかったら引き金を引く、それがこのイカれた世界で生き抜いていくための新しい常識や」

    「話し合いだけでもしないのか、やと?常識的な話や、奴等を見ろ。そこいらで銃を振り回して戦車や装甲車を走り回らせてるような奴等と交渉の余地があるんか?言葉の代わりに弾丸が飛んでくるのがオチやろ。」

    「美味しい話には大体裏があるモンや、与えた物よりも多くの利益の得るためのな。お前は有利な位置に立ってるつもりかも知れへんけど思ってるよりこっちはアホちゃうぞ。俺は2回死んだ事あるから殺す殺さへんではビビらん、お前は何か企んでるのはわかっとるんや、全部話せ。でなきゃこの話は無しや。」

    「燈とは手を切った。俺らを利用してこの辺りを支配する計画を立てていたみたいやけど、あいにく俺は誰かの下につくつもりは無い。対等な相手にしか俺は交渉はしない。ベクターやったっけか、お前は対等に見える。今のところはな」


    ドミノ ムウマージ♂
    【MADMAM隊員は"ノーマッド"と呼称】
    年齢 25 一人称:俺 二人称:呼び捨て お前
    居住地:ショートストロー支配下エリア

    所属:ショートストロー リーダー
       黎明の鐘(役職:スペード)

    175cm 60kg

    元々は普通の人間だった経歴を持つ。三回世界を飛び回って今に至る。
    黎明の鐘での役職はスペード。島での警護よりは、南に生き残っているスパイクの保護に乗り出したようだ。
    魔力や魔法には縁がないため権力を除けば一切の恩恵を受けられないが、スパイク特有の性質は消えておらず十分な脅威となる。

    黎明の鐘では人間だった頃の普通の暮らしを取り戻したかのように、街中の飲食店で寛いでいる様子を見かけるようになった。



    特殊な装備(黒いリボン)によって本来使えない【癒しの波動】を使うことが可能。
    同じ装備を持った者同士での通信が可能だが、今や役に立たない機能だと本人談。
    危険察知能力・決断力に優れており、磨かれたサバイバル能力は彼にガラクタから罠や銃等の装備を作れるほどの熟達したクラフトスキルを身に付けさせた。

    南区に飛ばされて直ぐに盛大に歓迎されたせいで誰も信用しておらず、北区についての情報は知らない。馴染みのある風景だという理由からオールドオーサカに隠れ家を作って潜伏しているが、最近は拠点を南西に移したようだ。
    南で数少ない正常な存在であるモルヒネとティーベと手を組んだ小規模なコミュニティ、ショートストローのリーダーを務める。
    銃器の扱いに精通しており、改造、分解、点検をこなす。装甲車のタレットすら改造できてしまう程には腕は確か。


    銃器を持った者に対して異様な敵意を向ける為、銃器を持っていると否応無しに攻撃される。マッドマムと会話を試みる前にやたら攻撃するのもこのせい。

    技に関してはシャドーボールの扱いにのみ非常に長けており、形を変えたり、技を組み合わせたり、銃から撃ちだす等の手法を用いて戦闘する。
    ただし、銃無しだと離れて居れば動いていない相手にも当たらない。
    また、防弾性シールドのようなオリジナルの身代わりを用いる。

    手が触れる距離まで近寄ると、体内にシャドーボールを発生させて相性を無視した攻撃を用いる。ノーマル以外は致命的な損傷を負うので近寄るほど危険。

    戦闘意思がない事を証明できなければ、確実に命を奪おうと行動するようになった。

    飛ばされる前の世界ではクチートの想い人が居た。

    彼が歩んだ道のりはここから順次→https://www.pixiv.net/artworks/57760104

    日記形式→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7276727


    【経歴】
    ドミノは島国で生まれ育った、ごく普通の人間であった。彼の住む国は災害が多く、地震や台風等の災害を身近なものとして成長していく。
    ある日、定期的に起こる災害とは一線を画した災害が起き、テレビ越しに非現実的な光景を安全な場所からそれを見ていた時に彼は言い様の無い感情を抱いた。

    国のため、人のために尽くすべく軍隊に入る道を選んだ彼は学校を中退して軍に六年間勤め、身の守り方、危険物の取り扱い、戦術、効率的な驚異の排除方法、サバイバルのいろはを学んだ。
    これらの技術が始めに活かされたのは、彼が一度目の異世界の扉を潜った先であった。

    不思議のダンジョンというものが生成されるその世界では、自分と同じように人間だったと自称するポケモン達が多く存在した。
    彼は有志を集め、チームを結成し、崩れていた世界の均衡を取り戻した内の一員として称えられた。一通り役目を終えると何て事はなかったかのように普段の生活へと戻り、時々まるでマンガかアニメのようだと懐かしんだ。

    そして彼は再び災害に巻き込まれることになる。新型の感染症が発生したと
    聞いたとき、彼の周りはそ知らぬ顔をし、誰もが問題視していなかった中、彼だけは重大な危機感を抱いていた。そして彼が思い浮かべる最悪な想定は、そっくりそのまま現実に投影されることとなった。全世界か、はたまたこの国だけか。そんな心配は、空港や電車、インターネットといったあって当たり前のものが麻痺した中では悪い意味で不要であった。

    状況が少しでも改善されていくことを期待したが、所属不明の防護服を着た兵士達が目につく人間を射殺して回っている光景や、よってたかって荷物を持った人間を襲撃するグループを目撃したとき、彼の期待は消えた。敵は病原菌だけではなく、人間にもいる。自分が何をするべきなのか、冬の凍てつく寒さと飢えが頭の中から彼を蝕みつつある中では正常な判断は下せなかった。普段の彼ならコミュニティに足を運び、手を取り合う道を選んだだろう。
    だが彼は玩具の銃を改造して殺傷能力があるものに改造し、人に挨拶するような感覚で弾丸を撃ち込んで戦利品を漁る日々を過ごした。救いの手を市民に差し伸べることはなく、訓練で培った射撃の腕を存分にふるった。守る筈の存在に、守るための技術を奪う為に振るうようになった。

    順調に思えた彼の新しい生活は、彼の視界外からの狙撃によってあえなく終わりを迎える。
    浄化のために雇われた民間軍事会社の被害がここ最近無視出来ないレベルに達していたために警戒が強まっていたからであった。
    呼吸が乱れ、視界が歪む。ここまでかと目をつむって目を開けると、彼は再び異世界へと渡っていた。

    その世界でも不思議のダンジョンが生成されているらしく、世界中で混乱が起きているという現地民の話を聞き、彼はこの世界に飛ばされたのには意味があると考えた。役目を果たせば元の世界に帰れる一心で、彼は意気込んだ。
    というのも、人間の頃の記憶の大半を失っていたのだ。
    すぐさまギルドに参加し、情報収集をする為にダンジョンへと赴く。話が通じそうなクチートとその仲間達を見つけ出し、有益な情報はないかと話しかけた。全てを変えてしまう出来事が起こるとは知らずに。

    "中立の立場を貫く"とは名ばかりのならず者集団を束ねるクチート。有益な情報と引き換えに名をマウィーレというそのクチートはドミノに提案する。
    【うちとお前のギルドを掛け持ちしろ。断ればどうなるかわかるだろう?】
    自分の人生を左右する決断をほんの一分でしろというのだ。

    彼は思考の末に抵抗するも負傷してしまうが、彼女に対する憎悪の意識が消えることは無かった。確かに施設の使用、情報の入手等の便利な側面はある。しかし、身を置くだけで自分のギルドの情報は垂れ流される上に、まだ新入りの自分がそんな情報を提供したところで出所を探られるのが関の山だろう。
    人間の頃の記憶は欠如していたが、彼の体に染み付いた経験はそんな状況下でも冷静さを保たせていた。

    必ずマウィーレを何時か殺す。まずは信用を勝ち取る必要があるが、仲間内に掛け持ちを悟られてはならない。その上で世界の問題を解決する糸口を探す。簡単なことではなかったが、不可能ではなかった。

    不運だったのは、事態を解決する糸口を掴んだのと同時期に彼が人間の頃につけていた日記を発見してしまうことだった。
    元の世界に帰るために奮闘してきたが、元の世界は文明が崩壊してまともに生存するのは難しいという事が読んでとれた。
    大きく分ければ人間に戻って潔く終わりを受け入れるのか、仲間を裏切り事態の解決を可能な限り遅れさせ、あわよくば失敗させるのかの究極の選択を迫られることになるが、どの選択肢を選んでも【普通の暮らしは出来ない】という事が共通した。

    彼はギルドを裏切り、共に戦禍を潜り抜けた仲間を手にかけ、諸悪の根元である存在の排除を妨害に走ったが、何もかもがもう遅すぎた。体に青い花が咲く不治の病気を患い、人間の頃と全く同じことをしていることに気がついた時にはもう全てがどうでもよくなり、自暴自棄になる中でも寄り添おうとするマウィーレに、彼はいつの間にか特別な感情を抱いていることに気がつく。今思えば何だかんだ言いながらも自分を心配し続けてくれていたのは彼女ではないか。

    ドミノは彼女に、自分に対して究極の決断を強いた仕返しも兼ねた最後のお願いをする。どの道助かる手段がないなら、死に方くらいは決めたって問題ない。

    【マウィーレ、俺の頭を撃て。無理なら自分でやる。】

    身体中に赤い花が咲き誇る様子は、もう先が長くないことを示していた。想いを寄せた人にせめて殺して貰うことこそ、彼の最期の望みであった。銃を手渡そうとする彼の意識は、マウィーレが銃を手に取る前に途絶えた。

    次の瞬間、彼はどこか違和感がある見慣れた街にいて、人間の姿に戻っている。怪我も、血も、体中に咲いていた花もない。それどころか以前よりも身体の調子がいい。

    だが顔が自分の顔ではなく、以前の姿の特徴を切り出したような姿であることに気がついた。そして今自分が居る静か過ぎる街も、決して平和では無いことを彼は本能で感じ取っていた。まだ見ぬ脅威と戦う必要がある。

    彼が居るその街が、空間ごと転移された彼のかつての出身地であるということは誰も知らない。
    トイボックスのデータベース
  • 2表紙『出来損ないのアルファと用無しオメガ』小説『出来損ないのアルファと用無しオメガ』著・晴れ時々猫さん
    https://estar.jp/novels/25589530
    表紙絵描かせて頂きました。



    *****

    数か月前に海外で起こった大規模地震がここ最近またニュースに取り上げられ、地殻変動がどうだとか、磁場がどうだとか、なんだか難しい話を専門家たちが眉間に皺を寄せながら話している。
     まったく興味はないが、新聞の見出しにこう書かれていたから、思わず手に取った。

     磁場の影響で、性別が変わる

     何を言っているんだと思った。そんな馬鹿なことあるわけないと。
     だけど、この世界には三つの性別が存在し、それは男女関係なく「アルファ」と「ベータ」と「オメガ」の三種類に分けられていた。
     性別が確定されるのは思春期の頃で、個人差はあるが、大体成人するまでにはそれが確定されると言われている。
     だが、今まで突然変異で確定後に性別が変わったという事例は世界各国で発見されており、その原因は学者によりそれぞれ言い分が違うようだった。つまりはまぁ、よくわかっていなかったわけだ。
     それが今。先の大規模地震の磁場乱れにより、突然変異の人間が急増しているというのだ。
     これは少し興味深い。どこまで本当かは分からないけど、遠くの国ではどうやら大混乱を招いているみたいだ。ただでさえ被災してそれどころじゃないっていうのに。
    「はは……」
     思わず渇いた笑いを漏らした俺だったが、背後で母が「は?」と疑問符満載の声を発するものだから、俺は新聞を見て笑うことすら「真面目な顔して」と咎められるのかと振り返った。
     だけど、そうじゃなかった。
     文字が小さくてまったく読めない診断書をこちらに見せた母は、愕然とした様子で言った。

    「あんた……、アルファ……だって」

     生まれてこの方、誰がどう見てもベータだった俺。だが大規模地震の磁場乱れは、遠く離れた俺にも性別の変化をもたらした。


     俺が……、アルファだって……?



    ***
    (小説お借りしています。) #オリジナル #創作 #オリキャラ #BL #小説 #小説表紙 #表紙  #オメガバース
    朔羽ゆき
  • これは昨日のやつセリフ無しです。ご自由にお使いくださいねろた
  • 21【曲擬人化】【BLCP】ニューセンとファイヤーホーク様・説明!
    ・人んちでアイスを食すファイヤーホーク様の回
    ・「24日は、A所属の者たちとクリスマスパーティーを行う予定だが」「お、おう…」と明らかに落胆するニューセンの回
    ・プレーヤーに粘着されて充電切れかけで帰ってきたニューセンの回
    ・普段は二人の関係を誤解されないよう気にしてるのに、満面の笑みについSui〇aを取り出してしまうファイヤーホーク様の回
    ・結構雑な計測をするファイヤーホーク様の回
    ・↑後のニューセン
    ・推しの公式グッズを貰って喜ぶファイヤーホーク様の回
    ・↑年下をからかうファイヤーホーク様
    ・酔うとまったく表情に出ないけど言動がおかしくなる酔いどれファイヤーホーク様の回
    ・アイスを食べるファイヤーホーク様に対するニューセンの心情の回
    ・ニューセンが猫になった回
    ・ニューセンの感情プログラムの回
    ・DDRA稼働(ニューセン登場)日なのでお祝いする回
    ・ライジングファイヤーペンギンの回
    ・ニャンセンチュリーとライジングファイヤーペンギンの回
    ・買い物デートの回
    ・主線無しチャレンジの回
    ・ホ様とアイシャドウの回
    ・すずめ
    ・文鳥

    #曲擬人化
    to_no_128
  • 12【曲擬人化】 DDR A複数人絵・A U1曲兄弟
    ・エンディミ&エース
    ・新EXTRA SURVIVOR組
    ・エタサマがCaptain KING曲だと判明した回
    ・ニューセン踊の足運びが上手くいって嬉しかった回
    ・Aの足13曲はシベライト激を基準として、それより易しいと思っているものはスコア上にしようねという回
    ・ニューセンとポゼアニバ
    ・ファイヤーホーク様の鎧(改良版)を見たカムライ・インビト・ニューセン
    ・ツインテの日
    ・EXEXの役割
    ・EXEXの矢印
    ・ショミヤムちゃん(とポゼ)主線無しチャレンジ

    #曲擬人化
    to_no_128
  • 3【曲擬人化】 New CenturyNew Century

    20歳/180cm/でんきはがねタイプ・近〜遠距離戦系
    一人称→オレ
    二人称→アンタ、呼び捨て、○○サン
    好きなもの→シューゲー、かっこいい音楽

    SySF.社の戦闘型ヒューマノイド。
    ヒューマノイドなのにやたら性格のプログラムが複雑で、嫌味を言ったり誤魔化したりツンデレだったり恋愛感情等に興味があったり、天邪鬼ではあるがやたらと人間くさい。
    そのためかレーザーを撃つのに使用する電力(それに関しては非常に燃費がいいのもあるが)より感情プログラムに使う電力の方が高いという。
    充電はモバイルバッテリーで数日持つ。充電が減りだすと眠そうにしたり人間で言う理性がオフになる(理性に使う電力が高いため)。更に低下すると感情全てがオフとなる。

    大学生で応援団所属という話だがサボり気味である。
    バイトは実家の警備員をしている。自宅警備員ではない。
    シューティングゲームはアーケードやファミ○ンミニ等で嗜んでいる。コナ○信者。

    軽量化された体と自慢の脚による高速移動と、レーザーによる攻撃が戦闘スタイル。
    踊になると腰のレーザー砲が二本から四本に増える。

    ・充電
    ・主線無しチャレンジ


    #曲擬人化
    to_no_128
  • 4【曲擬人化】 siberitesiberite
    (そのうちプロフィール書くよ)

    ・支部に上げたやつ
    ・アイコン用
    ・主線無しチャレンジ

    #曲擬人化
    to_no_128
  • 7知識の姫2年ぶりに描いたジニオス・ティエッサ。意外とまともに描けた気がします。
    2~6枚目は途中経過。7枚目は没絵。
    やっぱりラフ画の段階が一番自分らしい絵な気がします。

    背景無しのものを流転のグリマルシェで使用(漸くゲーム用に新しい絵を用意出来た……)。
    この外見で「あれがあれしてどばばーん!」とか叫んでるかと思うと……流石に思う事がないでもない。

    ##創作
    ##-姫と騎士
    雫石
  • 邪神[創作] #夜無し世界の神様の話

    ##オリジナル ##お気に入り #オリジナル #創作
    月景
  • 37羅小黒らくがき詰め #罗小黑战记 #羅小黒戦記 ##fanart

    すごい拗らしている……ので追加しつつ。
    予告編を一度見ただけで劇場へ行ったので、ほぼ前知識無しでの鑑賞でしたが、物語の承の辺りで見事に落っこちました。旅の道中が楽しい。
    キャラが良いです。アクションもすごいです。久しぶりに尊い……ってなった(笑)
    本編のWEBアニメも面白いです。YouTubeで公開されているのでぜひ。

    ハートありがとうございました!
    aokoi
  • 5FF14:自キャラ〈03〉 ##FF14

    資料無しで書いてるので服は間違いだらけでっす!
    魔王っぽくてカッコよくて好きなんだけど、あまりの中二っぽさで恥ずかしくてミラプリしても外に出れない(*°∀°)=3
    ヤフェームヒーラーすこすこ
    例のごとく絵柄練習中です

    #FF14 #自キャラ
    りっちゃん/もとな
  • 2黒猫さんと月。
    黒猫さん有り無し。
    2枚組。
    #オリジナル #創作 #デジタル
    #小動物 #ねこ
    兎卯子。
  • 2クシャルダオラこれも背景ありと無しバージョン二枚。幻獣麒麟
  • 2凍刺すレイギエナ背景ありと無しバージョン二枚。幻獣麒麟
  • 『蜀山人』 #舞波千景  #講談  #イラスト 

    #drawing

    「つ離れ」という言葉がありまして。

    1つ、2つ、3つと数えて、つで数えられるのは9つ、10から10人と。お客様が沢山いらした時に使う言葉でございます。

    前座がコッソリと舞台端、袖(そで)からお客の数を数える際に、
    「師匠!早くも、つ離れしました!」
    なんて言ったりしますね。

    つ離れができない日は「どうも」と落ち込みたくもなりますけれど、却って人が少ない時には、いつも以上のモノを見せよう、意気込んだりなんてする。

    「近き者説び(よろこび)、遠き者来る」
    と言いますから。
    目の前のお客が、次にいらした時に別のお客を連れてくる。

    それを知っていたせいか、師匠に対して
    「力の見せどころですね!」
    と言って叱られた前座がかつていましてね・・・。

    わたくしです。

    (パンパンッ)


    とんちの名人といえば三人。
    一休宗純(いっきゅうそうじゅん)、曽呂利新左衛門(そろりしんざえもん)、そして本日読みます蜀山人。

    一休宗純は、
    「正月は 冥土の旅の一里塚
    目出度くもあり 目出度くもなし」
    と詠んだ句があります。
    割とひねくれた人で、正月なんかメデタくない!と、言ってしまうような方。
    だから物事の見え方も他人とは違うのでしょうか。

    曽呂利新左衛門は落語家の始祖と言われます。
    初代は太閤秀吉の幇間(たいこ)持ち。
    二世と書いてニセと読ます2代目は上方落語で一斉を風靡した方。

    初代の辞世の句は、
    「ご意向で 三千世界が手にいらば
    極楽浄土を 我に賜る」
    御人柄が現れておりますね。


    江戸時代の末は、文化文政期の頃でございます。

    近世文化が日の目を見、関東という新しい風土が生まれまして、それが中心地の江戸によって洗練されていった爛熟(らんじゅく)の時代。
    果物も肉も、腐る寸前が一番美味いとされる。


    姓は大田、名は直次郎。号を南畝(なんぽ)と言いまして、寛延は2年の、3月3日、桃の節句に御徒町の役人の元に生まれました大変目出度きお方。

    いくつもの名前を持ちます方で、杏花園(きょうかえん)、巴人亭(はじんてい)、四方赤良(よものあから)、四方山人(よもさんじん)などなど。

    19の頃に、寝惚先生と名乗り義文を出してその界隈で名を馳せていましたという事で。
    天才は若いうちから頭角を現すものなんですね。歳をとって天才というのは、確かにあまり聞きません。

    川端康成は「伊豆の踊子」を23、山本周五郎は17で小説を発表しております。
    寝惚と聞くと、山本周五郎の寝ぼけ署長を思い出しますが、頭の切れる方は、普段はみんなああして眠たそうにしているものなのでしょうか。人物画の蜀山人もまるで寝起きのような表情をしております。

    (パンパンッ)

    世の中に蚊ほどうるさきものはなし
    ぶんぶ(文武)といひて夜もねられず

    これも夜寝られない時に考えたような気が致しますね。その勢いで田沼藩に捕らえられるという、おちおち寝言も言えない時代。

    (パンッ)

    蜀山人という名は、師匠平賀源内が風雷山人と名乗っていたので、四方山人(よもさんじん)。
    そこにある時、中国、昔は唐(から)と言いまして、そちらの役人に
    「唐人へ ここまでこいよ 天野原 三国一の富士が見たくば」
    と、手紙を書きましたら、礼状の宛名に「蜀山人(しょくさんじん)」
    と書いてあったのが由来とされております。

    縦書きの四方山人の四方の字が、「蜀」に見えたので「蜀山人」と名乗りなさいとしてあり、こりゃ面白いと雅号に用いたのが始まりとされております。「明治のおもかげ」を書きました鶯亭金升(おうていきんしょう)も、「おうて いきんしゃい」から、ニ葉亭四迷(ふたばていしめい)も、「くたばってしまい」から来ましたしね。名前の由来を辿ると意外な成り立ちに出会えます。

    (パンパンッ)

    豪気な方で、当時の文句は
    春のに、
     澄さんも 富士のつく間も一同に
     どっととわろう 

    春の一国を
     千金ずつに締め上げて六万両の春の曙

    夏のに、
     いかほどに 堪えてみてもホトトギス   鳴かねばならぬ村雨の空

    秋のに、
    もみじ咲く 菊やススキの本舞台  
    まずは今日のこれ切りの秋

    冬のに、
     雪降れば 炬燵やぐらに閉じこもり
     打って出べき勢いは無し

    紀州の殿様に呼ばれ、歌に五色を入れ詠めと言われ、

    色白く 羽織は黒く裏赤く
    ご紋は葵(青)紀伊(黄)の殿様

    借りて着(黄)る 羽織は黒し裏白し
    ここは赤坂行は青山

    を詠んだ。

    蜀山人先生、お酒が好きな方で家来はいつも大変な目にあっていましたそうで。

    ある夜、履き物を履こうとしたら、
    その上に短冊が置いてあった。

    いつ来ても 夜ふけてよもの長話
    あからさまには申されもせず


    本郷に差し掛かって来ますと、加賀様水戸様のご家来がいまして、

    小石川 本郷を指して鳩が二羽
    ミトッポにカナッポ

    武士が蜀山人先生とぶつかった。足がもつれた蜀山人先生、水溜まりに飛び込みそのまま寝込んでしまった。

    家来が慌てて屋敷に連れ戻し、先生に禁酒の願いを持ち出しますと、先生は紙に、

    黒金の門よりカタキ我が禁酒
    ならば手柄に破れ朝比奈
    (朝比奈三郎の門破りのもじり)

    としたためて神棚へと上げます。

    そこに馴染みの魚屋さんが鰹はどうですかと来ましたが、禁酒宣言をした先生、鰹だけ食べても美味くないからと断った。

    しかし、魚屋さんに「酒が飲めて人生ですよ」と言われ、先生あっさり禁酒をやめてまた飲み始めた。

    鎌倉の海より捕れし初鰹 みな武蔵野の腹に入れ

    家来が来て先生約束したじゃありませんかと言われますと、神棚に上げた誓いの紙は書き直されておりました。

    家来が読み直しますと

    我が禁酒 破れ衣になりにけり
    やれツイでくれサシてくれ

    こういった具合で例外を沢山作りまして、春は桜、夏は星、秋は満月紅葉、冬は雪を肴に酒を飲む。
    友がいればいつもより飲み、二日酔いの時も調子を整えばと長薬代わりに飲む。

    生憎わたくしは未成年ですが、酒はそこまで飲みたくなるものなのでしょうか?以前タバコをお吸いになる寄席の案内の方に「タバコってそんなに良いものなのですか?」とお聞きしたら、
    「良いかというより、吸わないと落ち着かないんだ」
    と返された事があります。
    お酒も同じような気がしますけどねえ、講釈を演るにあたり、やはり成人したら芸の勉強のために飲むつもりですが、良く聞くあの言葉。

    「酒は飲んでも飲まれるな」

    蜀山人先生の生き様を、反面教師とする事で次にいきたいと思います。

    (パンパンッ)

    今例に出しましたが、蜀山人先生、煙草も同じでやめられない。

    煙草の火玉、当時は煙管(きせる)でこざいますから夢で火玉が襲ってきたので先生逃げます。かろうじて逃げたらそこは鉄火場で、ここで一服。その火玉がまた襲って自業自得。なんて夢を見たとか見ないとか。
    (パンパンッ)

    博打も大好き。
    しかし自戒の念がありました蜀山人先生、もう博打は止めようと、愛用のサイコロを橋の上から捨てました。
    どんな目が出たのだろうと橋からのぞきこむ始末。何もやめられておりません。

    (パンパンッ)
    旅が大好きです蜀山人先生。

    俳句の名人、松尾芭蕉が芭蕉と知らず、爺さん何か詠んでみろと、訪れた農村でゴザを敷いた村人達に無理難題をふっかけられた事がございました。

    ムッとした芭蕉さんが
    「三日月の・・・」と書いた。
    その時は満月の晩。そんなときに三日月とは何だよ!と笑われておりましたら、その後に、

    三日月の 頃より待つ 今宵かな

    と詠んで、村人達を黙らせたという話がございます。

    近江八景に来たときに蜀山人先生も、籠屋に近江八景をお題にして、全ての場所を詠んだらただで乗せてやると言われました。芭蕉さんと同じ無理難題、無茶ぶりというヤツです。そしてムッとしたというところも同じでございます。

    そりゃあ、詠むのはタダですが大変なんですよ?

    わたくしも講釈を読んでおりますが、知り合いに読売ジャイアンツの坂本勇人選手が大好きな子がいましてね・・・。

    坂本選手と自分の馴れ初めを講釈にしてと頼まれまして。

    断っておきますが、その子は坂本選手とは知り合いでもなんでもなく、観客席でただ見ていて応援をした事しかない、ただのフアンでございます。
    しかしつぶらな瞳で、
    「お願い!舞波さん♥」
    彼女もわたくしを舞波さんと呼びます。屋号(亭号)だからやめてって。

    (パンッ)

    そこをなんとか、「to be or not to be 」
    ハムレットの独白みたいにしたりなんかして。

    「いったいどうしたらよいのか?」
    坂本選手とお近づきになるには。

    「問題はそこだ、荒れ狂う運命の矢先を
     心で受けて耐え忍ぶのがよいのか」
    会いたくても遠くで見つめるしかできない乙女心を、こう表しましてね。

    「それとも敢然と立ち上がり寄せ来る苦難を跳ね除けて終わらせるべきなのか?」
    史上初の読売ジャイアンツ女性選手を目指す彼女の戦いが始まったとか、ストーリー仕立てにしてみましたり、


    「死ぬことは眠ることそれ以上ではない 眠ってしまえば心の痛みも肉体に付きまとう苦しみも終わらせることができる
    これこそ願ってもないことではないか」

    その切り口から始めてみたけど、ネタに困って行き詰まる。
    とりあえず寝て明日また考えよう。
    それを繰り返して、現在でございます。

    嗚呼っ!

    (パンパン!)

    ムッとした蜀山人先生ですが、次の瞬間!

    乗せたから 先はあわづかタダの駕籠
    ひら石山や はしらせてみい

    瀬田、唐崎、粟津、堅田、比良、石山、矢橋、三井

    近江八景全てが入ってぇおります。
    どうだい!

    わたくしがエバる事ではないんですが・・・。

    籠で雑談しておりますと、蜀山人先生、煙草が吞みたくなります。
    火を借りようとしたら、狂歌を詠んでくれたらと・・・。

    入相(いりあい)の 
    鐘の合図に撞きだせば いずくの里も日(火)はくるるなり。

    入相とは日没、夕暮れに鳴らす鐘でございます。籠の中ですから火玉が追いかけて来たら逃げられませんが、外に出した火玉が追いかけてきたら、籠かきの足と火玉、どっちが速いのでしょう。

    火玉に足はありませんから、これは文字通り蛇足ということで、場面転換。

    (パンパンッ)

    京の三条大橋に来てみれば、さぞ立派だと思っていたのだろうが、穴が開いて継ぎ接ぎだらけ。
    しかし蜀山人先生、橋を見てすぐさま思いつきましたのが

    来てみれば 流石都は歌所(うたどころ)
    橋の上にも色紙短冊

    わたくし、蜀山人先生の歌でこれが一番好きでございます。
    口幅ったいですが、『粋(すい)』でございますね。

    文政の6年頃、身体が弱ってきた蜀山人先生。
    病床に伏せる日々が続いておりまして、いよいよもってという時に詠んだのが、

    冥途から 今にも使いが来たりなば
    九十九までは 留守とことわれ

    この世に未練タラタラでございます。

    もっと狂歌を詠みたかった。
    もっと孫と遊びたかった。
    もっと芝居を見たかった。

    もっと旅をしたかった。
    もっと花見をしたかった。

    もっと酒が飲みたかった。
    もっと煙草を、もっと博打を。
    まだやり足りないのか・・・。


    留守といわば またも迎えに来たならば
    いっそイヤじゃと言い切ってやれ


    最後まで洒落ておりました。
    耳を傾けた家来に対して、最期に小さい声で、

    時鳥(ほととぎす) 
    鳴きつるかたみ初鰹
    春と夏との入相の鐘

    江戸の利口者と言われました狂歌名人、大田蜀山人という方のお話し。
    この辺で読み終わりでございます。

    (パンッ)(了)

    (上野講釈亭にて 
     出囃子 船漕ぎ娘)
    玉本秋人
  • 本気のスイカ割り! #夏  #海  #スイカ  #水着
    もはや目隠し無しでオーバーキルぎみにスイカを割りにいく様です。
    agira
  • 30袖無し小隊つん
  • 悪ノ娘 リリアンヌ エルルカ 大罪の器 ボーカロイド 色無し人間星人
  • 2 #オリジナル #創作 #オリキャラ #男の子 #獣耳
    【キラめきを…】の登場キャラで人獣のオルフェス。
    眼鏡あり無しで描いてみました。
    colona_561
  • #夜無し世界の神様の話
    グリザイユしてみたかっただけの、ただの不穏な絵です。

    ##オリジナル #オリジナル #創作 #オリキャラ #女の子
    月景
  • 2マジック ムウマージ♂(sh4ntyカラー)「退屈な日々を忘れたい?それならマジックのお菓子を食べなよ。下手なものを買うよりは新鮮な体験ができる」ー男性の服を着た女性


    170cm 55kg 17歳 
    居住地:トイボックスセル

    【台詞サンプル】
    「甘くて刺激があるのは恋だけ?いやいやいや、僕のお菓子を食べればその考えも変わると思うよ!」

    「この街では雨も雪も降るんだけど、たまにクリームがミサイルに詰まって飛んでくるんだ。誰かが喧嘩をしたときとか。誰か喧嘩してくれないかな?」

    「お酒は飲める年じゃないんだけど、ここじゃ未成年が飲んでもお咎め無しみたいだよ?ボンボンでも作ってみようと思ってるんだ」

    「さっきはああは言ったけど、恋愛がどんな物かにもすごく興味があるよ。きっと素敵な時間なんだと思ってるんだけど、違いないよね?」

    【関係】
    お菓子作り仲間のシャロンちゃん
    https://www.uchinokomato.me/chara/show/267633

    恋人のスピリーちゃん

    【データ】
    中性的な見た目をしているがこれでも男。
    母親の血を多めに受け継いだ影響、程度に本人は捉えている。
    お店を開ける程度にはお菓子を作るのが得意。
    学力、運動は人並み程度の能力。

    が、まともではない薬品を作るノウハウを持ち合わせていて性別を変える薬から惚れ薬といった、時に便利な薬を作っては自前のお菓子に混ぜ込んでいる。

    彼のお菓子を食べた者からは性別が変わった、胸が大きくなった、性別が変わった、姿そのものが変わったなどの報告が絶えない。

    味は非常にいいため、ロシアンルーレット的な楽しみ方をする者も居るとか居ないとか・・・
    戦いや犯罪には無縁だが、キッチンでお菓子作りに勤しむ彼を邪魔して無事に済んだ者は誰一人居ないという噂。

    お金を払えば薬だけ仕入れることも可能。
    ごく稀にUG637の市場に売り手として現れることがあり、関係者からは「知る限りでは一番平和的な売り手」との声が多い。

    UG637の中でも売れ行きは上々。言い換えるなら経験値を相応に得ているので、腕っぷしは見た目ほど弱くない。
    pixiv企画キャラシhttps://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=39673135
    トイボックスのデータベース
  • Noname角はやしたまた別のうちの子。まだ名無し。

    彩度強めの絵が描きたかったんだ

    #オリジナル #創作 #オリキャラ #うちの子
    modokyu [Kyu]