創作SNS GALLERIA[ギャレリア] 創作SNS GALLERIA[ギャレリア]
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  • No.535 恨みの形見先代が亡くなり長男が継いだ、とある酒場。賑わってはいるものの、その客数は全盛期の半分ほど。常連だった客は口を揃えてこう語る。「先代の時はこちらの顔色だけ見て、その時の気分に合った酒を出してくれたもんだ。今は儲けしか考えない店になっちまった。決してそれが悪い訳ではないが、あの時の酒はもう二度と飲めないんだなぁ・・・」と。先代が大切に、時には研いで使っていたアイスピック。亡くなる直前、長男の前で「これだけは使い続けてくれ。」と懇願した・・・にも関わらず長男は即効捨てた。父の恨みはやがて長男を通じ、様々な人達を襲う。長男の嫁、可愛いはずの孫までも。それだけこのアイスピックでたくさんの客を癒してきたのだ。その酒場のカウンターで、アイスピックで心臓をひと突きされた長男の遺体が見つかる。悲しいことにそれから先も父の恨みは仲間をたくさん作り、殺人の快楽に酔いしれている。 #アイスピック #ファンタジーさのたけ
  • No.583 はぐれシメジたくさんの仲間と一緒に群生、または栽培されていたキノコからはぐれてしまった種。山や森、洞窟などでトボトボと寂しそうに歩いてる姿があちらこちらで見られる。臆病で毒性もなく、外敵も多いため身を守るために独自の進化を遂げ意外と長生きのキノコである。地中から少しの魔力を溜め続け、襲われそうになった時にだけ催眠の呪文で敵を眠らせその隙に逃げる。それもこれもいつかは仲間と再会できると信じているためで、それが叶うまで頭のカサが上向きになることはないであろう・・・ただ人間が一番恐いので奥の方へ奥の方へと移動するため、どんどん夢から遠ざかっていると感じるのは気のせいだろうか? #キノコ #シメジ #モンスターさのたけ
  • No.503 スペルハイ海を司る神、ポセイドンを守る手下。荒々しい性格で縄張り意識が強く、そもそも海に人が入る事を嫌っている。鮫に似た姿をしており、海水浴場などでは海面から頭部を出し人をその場から退ける。相手を惑わす呪文を使い、右手の鋸のような指で貝や中型魚を餌にする。悲しい事に本物の鮫の格好の餌となり、手下といっても使い捨て状態で人魚のように美しくもないため、年間数多くの死骸が浮いてても渡航の邪魔でしかない。ただし、余計怪しく見える金歯は高値で取引される。 #鮫 #ファンタジーさのたけ
  • No.512 ルナベビー月の子供と呼ばれる、丸い顔の小悪魔。体の皮膚が極端に薄く脳や臓器は透けて見えているが、無邪気な笑顔は不気味さを感じさせない。しかし、その姿からは想像できないくらい好戦的で、不思議な力で操る球はきれいな色に塗られた人を簡単に殺傷できる鉄の球である。呪文を使えると信じこんでいるが、言葉がまだ未熟なため何を言っても発動しない。真皮自体が弱いため体温調節がうまくできず、太陽を避け主に夜間行動する。特に女の子は成長すると、誰もが羨むそれはそれは肌の美しい女性になるという。 #小悪魔 #ファンタジーさのたけ
  • No.531 タマゴトカゲ過酷な環境を生き抜くには知恵も体力も必要。海に近い砂漠にしか棲まないこのトカゲは鱗を極力減らし、ツルンとした卵型の体を手に入れた。朝方、海から流れてくる霧を集団で鱗の凹凸を利用し受ける。それは全く違う類である虫から学び、露で湿った体は水分を含み水として摂取する他、乾燥した地域では有り得ないまさに卵肌を保つ秘訣でもある。夜から活動を始め昆虫や小動物、またはその死骸を食べる。朝のその儀式までは餌にありつけない個体がほとんどだが元来の生命力がとてつもなく高い。口の周りが青いのは天敵の危険な毒蛇に噛まれて腫れ上がり、唇のようになったから。鋭い爪や牙をもつ割に戦いは好まず、すぐに砂の中に隠れてしまい頭だけを出すその姿はバンカーの中のゴルフボールさながらである。仲間意識が強く危険を感じると、次々に仲間を呼ぶ。ペットとして飼う事もできるが仲間が側にいないと寂しくて死んでしまうため、あまりお薦めできない。 #ファンタジーさのたけ
  • No.572 報復キッド大人たちの汚い隠蔽工作にてなかった事になった医療ミス。亡くなったのは若い命からお年寄りまで、誰が恨みを持ってももう命は戻らない。残されたものは諦めるしかないのか?いやいや、悪い事をしたら罰は必ず訪れるのです。特にたった数年で死が訪れた子供たちは、死んでから魔の魂と引き換えに復讐に燃えるという。最期の瞬間、意識はなくとも居た場所は覚えている。その病院で勤務している医師や看護師の魂を乗っ取り、メスや注射器など医療器具を自由に操る。夜な夜なこの子達に呪われ、痛めつけられた院長を含め医師たちは、幻覚や幻聴が激しくなり病院はやがて閉鎖になる。それを邪魔すると怒りは十倍にも二十倍にもなる。こうして自分の役目が終わると、両親の前に一度だけ現れ、姿を消し成仏する。 #子供 #モンスターさのたけ
  • No.501 食い逃げパスタ茹でられて食べられる現実から逃げ出したマカロニ。それどころか自分から美味な食品を探し回っており、巨大化したパスタは悪い意味で有名なレストランでも常連。食べるだけ食べて金を払わずに逃げ、改造を施した盗んだフォークやスプーンを振り回し暴れる困り者。ただ、捕まえた個体を茹でれば散々美味を味わった、あらゆるエキスが体中から溢れ出し、とてつもなく美味しいマカロニが生まれる。 #パスタ #ファンタジーさのたけ
  • No.554オレンジガーディアン凶暴なスズメバチが進化し巨大化、武具を扱えるように。縄張り意識が強く少しでも巣に近づく者がいれば集団で襲撃する。アナフィラキシーショックを引き起こす毒針とともに脅威となる剣さばき、多少の傷を受けても戦い続ける姿勢は昆虫の中でも最強の部類であろう。針での攻撃も剣での攻撃も必ず目を狙ってくるため、失明する確率が高い。高い樹の太い枝に大きな大きな巣を作ってたくさんの幼虫を育てており、成虫はその周りを完全防護している。動物たちはその縄張りに決して近づかないが、その幼虫を一口でも食べると美男美女になれるという、誰が流したかわからない噂を信じ危険を覚悟で近づく若者が後を絶たない。そのため夜中も交代で見張りを続けており、警告を無視したために命を落とし、自らの肉が餌になったまだ若い十代、二十代の人骨が巣の周りそこら中に散らばっている。 #ファンタジーさのたけ
  • No.514 ジャンジャン貝貝のように見えるが深海魚の一種。その進化があまりにも異形なためモンスターに分類される。平常時は殻に見える部分も柔らかい。触るとぬるっとしている。下の擂り鉢のような形の部分が本体で、上半分とは細い神経で繋がっていて上部分は周囲を探るための感覚器としての機能を持っている。本体は海底の砂に隠れており、上半分がエイのように海底を泳いでいる。滅多に狩りをせず、その頻度は5年に1度程度。狩りの際には上下合わさって貝のようになり、筋肉を硬質化させて金属同様の固さになる。海底の水圧に耐えるだけの硬度を誇るため、その重量も相応に重く地上では考えられないほど。上下の体を楽器のように激しく打ち合わせ、その激しい音の波で周囲の生物を根こそぎ餌にする。動くもののいなくなった深海で、仕留めた獲物をゆっくりと、だが全て捕食する。狩りの際の音量は遥か遠く地上まで届き、海の雷鳴とも呼ばれて地元の漁師からは恐れられている。 #貝 #ファンタジーさのたけ
  • No.580 おきあがり剣士起き上がり小法師と同じ原理で作られている剣士。下半身中心部に磁力を含むおもりが入っており、倒しても倒しても起き上がる生命力が異常に高い種。簡単なギミックとはいえ剣、盾ともに熟練の使い手の技術を完全にマスターしているため体力的に心配な場合、確実に戦闘が長引くので避けたい相手。地盤に帯びた僅かな磁力を利用して動き、外敵は決して見逃さない。玩具らしく水分と爆発系の呪文にはすこぶる弱い。修理ができる者がおらずまだ数は決して多くはないが、材質も一般の武器・防具とは何ら変わりはないため魔界では更なる進化が期待されるルーキーと言えよう。 #おきあがりこぼし #剣士 #モンスターさのたけ
  • No.555あやかし灯台打ち捨てられた灯台に悪霊が宿って生まれたモンスター。かつては航海士の道しるべとなっていたが、航路が変わり今では灯されていた火も消えてしまった。夜になると岬をめぐり、頭の鬼火で海を行く船を惑わす。近付くとその巨体で踏みつぶそうとしてくるが、うまく内部に入ることができると途端におとなしくなる。 #ファンタジーさのたけ
  • No.579 ヨーガオクトインド近海にのみ生息しているタコ。どうやって覚えたのかはわからないが、蛸壺を覗いてみると、いつも中でヨガをしている。実はヨガを考えたのは人間ではなく、このタコの動きを観察することにより、人間界にヨガが広まったのだとか。とても穏やかな性格で普段、人間に危害を加えることはないが、ヨガの邪魔をすると途端に怒り出し、噛まれると強力な神経毒により最悪の場合、死に至ることも。頭の紋章は成長するにつれて少しずつ大きくなり、その紋章が大きく濃いものであればあるほど長寿のタコとされ、高値で取引される。食べても歯応えがなく美味しくないので食用ではなく、ヨガの師匠として飼っている家庭がほとんどである。今日もインドの様々な蛸壺の中でヨガをしているのだろう・・・。 #タコ #ヨガ #モンスターさのたけ
  • No.581 太陽もどき海に浮かぶ浮標がモンスター化したもの。あらゆる意味を持つ海上での目印となるはずがこうなると流されるまま、どこかへ行ってしまう。昼間はただただ浮いているだけだが、太陽のエネルギーを終日吸収すると日付が変わる頃には充電完了のサインとして体全体が発光しだす。生えている刺は潮の流れが速い場所や波が高い時に岩場にぶつかり体が削られてできたもの。これが非常に危険で漁では体当たりしてきて船に穴を開けられたり、せっかく仕掛けていた網に引っ掛かって網そのものをダメにしてしまう。夜が明ける頃になると特に強く発光し、体の形も相まって陸地から見ると日の出と間違われるほどである。 #ブイ #太陽 #偽物 #モンスターさのたけ
  • No.525 ヘドロモドロ酷い悪臭を放つ、公害ともされる汚泥で形成している種族。普段は下水道で沈殿しているが、大雨の日は下水道内の圧力が高まる事で生命力も増大し、マンホールごと吹き飛ばし現れる。人間を汚泥に巻き込み死亡させる事から最近のゲリラ豪雨と相まって、それは人類への一種の警告とも言える。作業のために中に入った作業員が酸欠やガス中毒で亡くなるケースも全てこの怪物の仕業。最近引火して、爆風で蓋が飛ぶ事故が相次いでいるのもこれがメタンを発生させているため。特に都市部で被害は増加の一途をたどり、駆除したと思えても次々現れるのは工場からの廃液や遺棄物が主な発生源であるから。可愛い顔に騙される前に現状を変えなければいけないのは、やはり人間の方であろう。 #泥 #ファンタジーさのたけ
  • No.537 ハートベビーNo.506詐欺師ハートはその後、子宝に恵まれ一度の出産で10~20の次期「自称詐欺師」を産む。それはそれは小さく、可愛く、目に入れても痛くない存在だが大半の個体は自由に空中を漂うため鳥類に襲われ、体の真ん中から二つに割れて散ってしまう。母から騙し方や身の守り方を学習すると天敵には呪文で対抗し、行動範囲も地上に近い所に限定。それにより将来有望な自称詐欺師は数は安定している。子供ならではの高い吸収力で母よりも呪文には長けており、洞察力も鋭く「可愛い~!」と連れて帰ろうとする「可愛い~!って言ってる私、可愛いでしょ?」的な女性には容赦なく攻撃。かくいう自分達も、幼いながらもそれぞれの個体が自分が一番可愛いと思っている。 #ゴースト #ファンタジーさのたけ
  • No.570 花嫁クラゲクラゲの一種で、気体を多く含むため海面もしくは海上を漂う。昔、結婚式当日に海に身を投げた女性がいて、その霊と言われている。着物を着ているように見えるものからウエディングドレス姿、また式で使うであろう道具を持っている事からこの女性には結婚する気持ちはあったようだ。とすると新郎に問題があったか、家族が猛反対していたか、何か複雑な事情があったに違いない・・・余計なお世話である・・・触れようとすると刺してくる。刺されると強烈な睡魔に襲われるため単独で船での移動中は注意が必要である。結婚式の当日、地上に出てきて花嫁になりすまし、祝い酒で周囲全体祝福ムード・・・と見せかけて酔った者を水の中に引き込もうとする。新郎は特に、隣にいる女性からクラゲの触手が少しでも見えていないか?確認をお勧めする。 #クラゲ #モンスターさのたけ
  • No.560 ワラフウセン オコフウセン勝手に飛び回る風船のようなモンスター。笑っているものもいれば、怒っているものも。体の膜はゴム状だが耐久性に優れており、中のガスと粉末も特殊な効果を発揮し通常の風船のように萎むことはない。粉末には人間の意識を刺激する成分がかなり多く含まれており、笑顔の個体から出る粉末が地上にいる人間に降りかかると誰もが幸せな気分になる。かたや怒りの個体から出る粉末にかかると途端にヒステリックになる。それは常に放出され続けており、ある程度の高度まで上がると破裂するため、その瞬間は一気に粉末が散布される。人々の機嫌の良し悪しが完全に別れ、笑いは止まらないし怒りも鎮まらない。ニヤニヤしてて気持ちが悪い人、ムスッとしてて感じが悪い人、と感じる場合こいつのせいかもしれないので少し心に余裕を持ちましょう。 #風船 #モンスター #ファンタジーさのたけ
  • No.575 夜叉ガエル水辺の森に棲息し、昆虫を食糧とするかなり大型のカエル。長い舌で飛行する獲物を捕らえるのはもちろん、どちらか一方の手が鬼が持つ棍棒のような形状をしており、これで木を叩いてそこにいる昆虫を落とすという荒業も。外敵にも果敢に立ち向かい、ピンチになるとどこからともなく仲間が次々と集まる。毒々しい身体の模様は相手に危険を感じさせるためのものであり、実際は毒を持たない。だが皮膚の表面の色素と油分が異常に強いため、少しでも触れると着色してしまい簡単には落ちない。色素は画材や薄めて化粧品に、肉は唐揚げなど珍味としても知られるが、刺が必ず喉に刺さるので棍棒のような手は必ず取るのが料理人の鉄則だ。 #鬼 #カエル #モンスターさのたけ
  • No.566 三つ首竜昔、海に住む首長竜のつがいが海面から顔を出した際、たまたま漁村の近くであった。見たことのない生物を前に驚いて恐がる人々。元々動きが遅い首長竜の雌はノコギリで鼻の上を刺されてしまった。皮膚が固く刃だけが刺さったまま何とか海に逃げ帰ったところ、雄には「おしゃれ。」と大評判。しかし大切な顔を傷つけた人間を憎んでおり以来、手ヒレの部分に子を従え三頭竜のような姿に。子も同じように刃を生やしており遺伝になったという。今や立派な種族として成立しており、大人になると子供たちは自然に分離していき、また手ヒレが生えてくる。相変わらず動きは緩慢だが、刺された刃を強力な武器として海に侵入してくる漁師を親子共々で襲っている。 #竜 #ドラゴン #モンスター #ファンタジーさのたけ
  • No.538グローブタートル最大甲長170cm以上の巨大な亀。水陸両方活動できるが、一度絶滅寸前までに乱獲されたため、人間を酷く嫌っており誰も近寄らないような離島の森に棲む。敵とみなしたら強いアゴで噛みつき、二度と離さない。最低でも80~100年生き、そのうち最初の数十年は広範囲に海を回遊し棲みやすい地を探す。人間や巨大生物がいない無人島を見つけるとやがて陸上生活に変化。木の実から小動物まで口に入るものは何でも食べる。元々は背甲が青くツルツルな大きな甲羅であるが、安心できる森で半日陰で生活するようになると動きも緩慢になり苔が生え始め、やがて自分が辿って覚えた大陸の地図のようになる。それでも週に一度ほど夕方になると海に入り、その水分で苔は余計に育つ。動きは遅いが凶暴な性格上、まるで「世界は俺たちのものだ。」と誇示しているよう。その地図の正確さは驚くべきものであり、この甲羅を用いた地球儀は一般市民には手が届かないという。 #ファンタジーさのたけ
  • No.576 抗争ポンパドール不良同士の喧嘩でまだ十代という若さで亡くなった者の霊魂。死してもなお、血気盛んで自分より強い者を求めて生者に争いを挑んでくる。集団で夜中でも明かりがある所でたむろしており、卑怯な手を使うのを嫌いこちらが4人なら4体で現れ、一人ならサシで戦う。無視しても威嚇してとにかく殴り合いをしたいようである。執拗に追ってくる時の威嚇の言葉や行動は頭の程度が知れるほどで昭和の香りがプンプンするが、死んでいるとは思えない拳の強さは侮れない。また、身のこなしも軽やかで武器を持っていても攻撃をかわすことが多いが一度でも負けを認めると潔く姿を消す。ちなみに自慢のこの髪型はリーゼントと呼ぶ者がいるが、正しくはポンパドールであり崩れるたびに直すので戦闘に時間がかかり、なかなか先に進めない面倒くさいモンスターである。 #ヤンキー #モンスターさのたけ
  • No.513 おしくらまんじゅう「おしくらまんじゅう、押されて泣くな」。子供の遊びで覚えのある歌を永遠にリピートしながら現れる、饅頭。出会った時は二体が遊んでいるが、次から次へと仲間が集まる。やがて、こちらを遊びに巻き込んでくる。遊びと侮るなかれ。どんどん増える饅頭は、歌いながら時に力強く、時に憎らしげに旅人の骨を折るまで巻き込み続ける。その結果、最初は甘かった饅頭は人の肉汁をたっぷり吸った、肉まんに変化した。 #まんじゅう #ファンタジーさのたけ
  • No.510 ビリビリブルー静電気で痺れる感覚が病み付きになった、とある神父の成れの果て。静電気を求めて無闇に人の手に触れようとしたため、聖職者のくせにお縄になった回数が片手の指で足りない。しかしその性癖以外は人々を思う本当に素晴らしい神父だったため、その度釈放されていた。最終的にはより強い刺激を求めて雷雨の最中剣を掲げて落雷を受け、恍惚のうちに命を落とし、体がビリビリ揺らぐ幽霊と化した。顔が凶悪に見えるが、これは行きすぎた歓喜の表情。快感の度合いに応じて頭の電球が光り、溜まった電気を尻尾のコンセントから流すことができる。神父時代からの博愛精神を発揮してこの喜びを分かち合おうと、死にかけた人間に近寄ってはコンセントで感電させて仲間に引き込もうとする。そうして少しずつ増えていき、今はもう世界中に潜んでいる。 #雷 #ファンタジーさのたけ
  • No.584 防災こぞうモンスター界の防災リーダー。火を使う魔物が多い魔界で、あまりにも余計な事故が増えたため結成された新たなポジションと言える。危険を顧みずに危険物の近くで呪文を唱える者がいれば注意をし、無駄な火を使い魔界の建造物などに少しでも着火の恐れがある行為をした者には処罰を言い渡す。ただ、あまりにも真面目に任務を遂行するため、他の魔物からは「うるせーガキ。」と評されている。人間の子供として人間界に配属される事も多く、普通の子供に紛れている。だが魔物は時間の感覚をあまり意識しないため単独行動が目立ち、断じて隠さない尻尾も他の人間の子供たちからはダサいアクセサリーとからかわれ、やはり変わり者として扱われている。未だに意味のわからない儀式として水の入ったバケツを持っていつも廊下に立たされているが、その間もエネルギーとする水を補給するいいチャンスとしか思っていない。 #バケツ #少年 #モンスターさのたけ
  • No.574 インチキー旅人が冒険を進めていくうえで重要な役割を持つアイテム、鍵。その鍵は大抵、簡単に入手できるものではない。偽物や、呪われたトラップも奥深い洞窟など、いかにもお宝が眠っていそうな場所のあちらこちらに転がっており今か今かと冒険者を待ち構えている。手に取った瞬間、「残念でしたぁ。」とばかりにモンスター化し命を狙って首筋や手首に噛みついてくる。紛失した鍵もこれになると言われ、夜になると持ち主を探して動き回る。いろいろな種類が存在するため、倒した後ストラップにしたり珍しいデザインのものは愛好家の間で高値で取引され、わざわざ遭遇しに来る商人もいるほどである。ある意味お宝と呼べるかもしれない・・・ #鍵 #モンスターさのたけ
  • No.563ブレードウィード伸びれば伸びるほど刃のように鋭くなる雑草。カッターのように伸縮可能な葉でその場から動かずに鳥や小動物などの獲物を狩る。肉は食わず、血だけを吸い養分としている。山に自生しており登山者が被害に遭う事が多いが、一か所に留まらず、ある程度時期が過ぎると自ら根を切り落とし縮んだ状態でゆっくり動く。稀にだが、一般家庭の庭に侵入し根を張る事もあるので、注意が必要。体に毒素を持つ種もおり、根は深く、刈ってもすぐに生えてくるまさにカッターの刃のような危険な雑草。今のところ確実な駆除の方法は見つかっていないが植物の割には鉄分を多く含んでいるため、たっぷりの水をかけるのが一番。錆びたように干からびてしまう。ただし、そこは雑草魂。数日でまた復活する。 #雑草 #モンスター #ファンタジーさのたけ
  • No.541真珠女王海底の巨大都市、海中庭園を守護する役職の真珠の女王。美しい真珠で構成された身体、水のベール、ドレス、その容姿は攻撃することすら忘れてしまう。動きも妖艶で、男女関係なく海に引きずり込む。鉄球のような真珠で殺された後は海底の奥底に散骨されるか、海中庭園で情けない標本になるかどちらかだ。Sっ気が強く、怒らせると口癖の「お仕置きだわ。」を連発。ドレスから次々誕生する真珠を使っての技「パールラッシュ」は贅沢で華麗、かつ脅威である。海中庭園の頑丈な壁の傷はその昔、伝説の勇者と戦った時の証である。 #ファンタジーさのたけ
  • No.568 パンダルマ雪の女王がペットとして飼っていたが、いつの間にか逃げ出した。飼われること自体、嫌だったようで可愛いらしい姿とは裏腹に雪の結晶を集めてどんどん増殖中。雪の女王が話題になり映画化された一時はそのペットとしてキャラクターグッズ化され、キーホルダーやぬいぐるみなど人気だったが、その面影はない。溶けない身体に刺された竹の手からは雪玉のミサイル、全体重をかけての押し潰しなど可愛いのは見た目だけ。吹雪いている最中でも現れどこまでも人間を恐怖に陥れる可愛くない、むしろ恐ろしいキャラクターである。まさに客寄せパンダ。雪の女王と決別した原因はグッズ化に際してのギャラの問題だったとか。ファンタジーも夢も何もない話である。 #パンダ #モンスターさのたけ
  • No.565オーロラ王女限られた領域で発生する極光を支配するとされる王女。オーロラと呼ばれるこの現象は美しく神秘的だが災害の前触れ、または神の怒りと伝承される場所もある。この王女は人間を酷く嫌っており、様々な凶事を齎す。我々が見るオーロラは彼女が動いた跡とされ、観測される時間が長いほど近くにいる証である。放つ光は剣にも槍にも盾にもなるとされ、屈強な戦士も高度な呪文を使いこなす魔法使いも太刀打ちできない。一年に一人、若い女性を生贄に捧げる儀式があり、これにより永遠の若さを手に入れている。と、ここまでの情報も嘘か真か。実際の姿を見れるのは百年に一人だというのだから。 #オーロラ #モンスター #ファンタジーさのたけ
  • No.520 奇襲ドリアンスコールの多い、熱帯雨林の森に生る果実の化物。通常は20~30cmほどが時間が経てば経つほど大きくなり、やがて重くなった実は自然と落ち、割れる。思いのまま動き人を襲うため、これが出る地域ではドリアンがある程度大きくなったら即収穫する。体中にびっしり生えた刺はもちろん、強烈な匂いの成分は人を殺傷するものも含まれており、目や口となった種子の周りの可食部分は食べられたものではない。しかし命は短く、1~2週間で朽ち果てる。自分が臭いなんて微塵も思っていないため天敵が近寄らない事も、仲間と呼べる他のモンスターがいないのも、「我こそが果物の王様だから」、と思い込んでいる悲しい一面を持つ。 #ドリアン #ファンタジーさのたけ