創作SNS GALLERIA[ギャレリア] 創作SNS GALLERIA[ギャレリア]
【お知らせ】メンテナンスは終了しました。ご協力ありがとうございました。

イラストを魅せる。護る。
究極のイラストSNS。

GALLERIA[ギャレリア]は創作活動を支援する
豊富な機能を揃えた創作SNSです。

  • 作品を最優先にした最小限の広告
  • ライセンス表示
  • 著作日時内容証明
  • 右クリック保存禁止機能
  • 共有コントロール
  • 検索避け
  • 新着避け
  • ミュートタグ
  • ミュートユーザ
  • フォロワー限定公開
  • 相互フォロー限定公開
  • ワンクション公開
  • パスワード付き公開
  • 複数枚まとめ投稿
  • 投稿予約
  • カテゴリ分け
  • 表示順序コントロール
  • 公開後修正/追加機能
  • 24時間自動削除
  • Twitter同時/予約/定期投稿
  • No.549沼仙人湖や沼に現れる、主と名乗る魔物。水中で共存するあらゆる生物から畏れられるほど高い知能を備え強力な呪文を操り、奴隷となる犠牲者を待ち構えている。吐き出し続ける泥は粘着力が高く、動きこそ遅いものの狙った獲物は陸上でも追いかける。杖の両端のタニシは毎日付け替えるとか。水質により体色も凶暴性もそれぞれ違い、泥の成分が濃ければ濃いほど脅威は大きく、分離した手はマドハンドになる。 #ファンタジーさのたけ
  • No.509 アルチュウバトロスアホウドリの中でも一風変わった病んだ種。きっかけは停泊していた海賊船。酒をたっぷり積んだ無人の船に群れは集まる。片っ端から食糧を貪る。次から次へとあさる鳥は栄養と共にアルコールもたっぷり摂取。こりゃ気持ちいいと癖になり、酒に魅せられた群れが完成。大抵、酒好きなのはオスで驚くことに酒場に現れる事も。素面の他の鳥と喧嘩したり、酒が原因で子育てに協力しないなど、仲むつまじい事で有名な夫婦関係にも亀裂が入る事や、体毛が極端に濃い部分があり、そこがネクタイの様に見えるため酔った会社員のように見えるあたり、我々の世界とまるで同じである。また度数の高いアルコールを飲んで火を吹くものも。 #アホウドリ #ファンタジーさのたけ
  • No.544どんぐる族木の上に村を作り樹上で生活している、団栗たち。賢く、天敵であるリスやネズミ、鳥たちから身を守る方法を数多く習得している。たまに違う樹に引っ越すこともあり、その際は土の中を移動する。以前は人が住む町の近くにも出現したが、子供たちに拾われボタンのついたポケットにしまわれたまま死亡した悲しい一家の例があるため人間には近寄らないようにしている。こちらの一家は優しいがメタボ気味のお父さん、そのお父さんを叱ってばかりの少し気の強いお母さん、産まれたばかりの息子。外敵が多いため臆病な性格だが、この一家に限らず産まれたばかりの子供がいる家族は非常に凶暴。我が子のためなら人間だろうがクマだろうが立ち向かう。 #どんぐり #ファンタジーさのたけ
  • No.521 !!(ビックリ)スピリット種の幽霊。土に埋めても決して芽吹かない。月夜に外に出しておくとそっと胞子を1つだけ飛ばし、胞子が取りついた生き物の心を吸って成長する。吸った心により様々な姿に育っていく。乱暴者の心で育てば刺々しく、世を恨む者の心の叫びで育てば化け物のような様相になる。育ちきった姿は感情を表す記号を模していることが多い。どの言語の記号になるかは取りついた相手に準ずる。怯えたような姿のこの魔物が多く見られるのは近くに強大な魔物がいる印。因みにこの魔物、いわゆる善人に取りついてしまうと、柔らかな空気感を表現するため仄かに光る霧状になり、そこに満足そうな笑顔が浮かび上がるため、悪人から育ったものよりよほど不気味になる。回復してくれるらしいが、不気味すぎて回復どころか死んでしまう者の方が多いとか。 #ゴースト #ファンタジーさのたけ
  • No.527 アカオニフンダその昔、鬼が踏んづけたキノコがこれになったのが元。鬼の形相、姿にもよるらしいが概ね一様に角を生やし、本体とは別に先が金棒のようなキノコを外敵に対しての武器として生やしている。通常キノコは胞子をつくり散布させ数を増やすが、鬼からの強大なエネルギーが加わり自らも成長したと考えられる。こちらは赤鬼に踏まれて誕生した赤い個体。角のような突起が二本、日光が届かない深い森に棲息し日中は土に埋まっている。夜になると動き出し、町や村の近くまで来る事も。胞子を撒き散らし、時には動物や人間の口の中に。放っておくといつしか体内にはキノコが、毛穴からは男女問わず鬼と同じような濃い眉、髭や剛毛が生えてくるという。集団で人間を土の中へ引きずり込み養分を吸収する事も。山の専門家ですらも見つけたら青褪めた顔で逃げ帰る。なぜならこれが埋まっている下には高確率で人の骨が埋まっているのだから。 #キノコ #ファンタジーさのたけ
  • No.523 深海ギミック現在でも調査が行われている深海。当時、トップクラスの頭脳を誇る学者達の総力を結集し生態系を探るために開発された、そこに生息している生物に近い型の機械。頭部のアンテナから独自の電波を発し、海面に近い場所で生活する魚達から少しずつエネルギーをリレーの様に深海まで繋いでいる。開発者が全員亡くなった今ではコードが手の様に見えるぐらい故障が進んでいると思われるが、まだゾンビのように深海を浮遊しているという。現在でこそ普通に電化製品で取り入れられているメカニズムを当時どのように開発したのか、全くの謎だが恐らく口の後ろの突起部分は録画機能であると思われ、どんな映像が残されているのかは永遠に解明されないであろう。様々な潜水調査船や無人探査機の元祖といえる。 #深海 #ファンタジーさのたけ
  • No.507 強盗「ダイヤ」ダイヤの魔物。仲間の魔物にいい暮らしをさせたくて、お金を手に入れようと考える。たまたま目にした強盗事件から、ああすれば金が手に入るのだと学んだ。気の良さそうな老人が一人で営む雑貨店に行き、器用な指先を銃の形にグニャリと曲げてこう言った。「オイ オカネクレヨ。」しかし老人、何を考えたか銃を気にせず裏に回ると、エプロン、はたき、ついでにマスク代わりに手拭いで魔物の口元を覆った。おじいに言われるままに掃除を始める。一日しっかり掃除すると、おじいは銅貨を二枚渡してくれる。「さぁ今日のお給金だ。明日も頼んだよ。」・・・なるほど、これが強盗ってものかと魔物は納得して家に帰った。途中で仲間にお土産を。何だかいい気持ち。それから魔物は来る日も来る日も働いた。もらえるお金が銀貨になった。働くのが人間ばかりになると、ダイヤは忙しくなった雑貨店を後にし、またたまたま寂れた店に入っては繁盛させるのです。 #トランプ #ダイヤ #ファンタジーさのたけ
  • No.540だれかのかたっぽ大魔王ですら近づきたくない怯む相手、それがこの靴下のモンスターである。誰が履いていたかわからない・・・汗だくのおっさん、部活に励む高校生、はたまた美しい女性かもしれない。持ち主の予想は限りないが、大量に繁殖した雑菌の影響でとにかく殺人級に臭い。旅人からしたら一番出会いたくないモンスターはこいつかもしれない。噛みついたり、殴りかかったりもしない。呪文も使わなければ生命力も低い。だが、目に見えない臭いという武器はどんな鋭い刃よりも、重い棍棒よりも確実に精神的なダメージを相手に与える。とにかく近寄る事すらできず皆逃げる。つまり退治されることなくどこからともなく増え続ける。それぞれ両足が揃うと消えてくれるらしいが、いつになる事やら。 #ファンタジーさのたけ
  • No.534 砂貴族灼熱の迷宮、砂漠。かなり進んで歩いたつもりが、ふと振り返るとどこから来たかもわからない、どれだけ来たかもわからない。そんな悪条件に追い討ちをかける魔族。ゆらりと幻の如く現れ実体はない。兜、鎧、盾、剣と一式全てが呪われており、その邪悪な力はかつて乗っていた馬を操るように砂を巻き込む。逃げる力もない意識が朦朧とした状態では出会いたくない相手である。ただし自分より強いと思われる相手にのみ集中的に攻撃する節があり、弱い者には一切手を出さない。そこには鍛錬を欠かさない騎士道精神を感じる。手応えのある相手には本気で応戦し、時には砂嵐を呼ぶことも。不思議なことに彼らと戦った後、数キロ歩いた先には必ずオアシスが発見されるという。また、倒すと兜と鎧が残りそれを身につけると計り知れない防御力が手に入るが、やはり呪われているため仲間も見境なく傷つける殺人鬼に変身してしまう。 #ファンタジーさのたけ
  • No.561 キャンディーシャドウ強大な悪魔の影が意志を持ち、別個体化した化身。太陽の高度が低くなる夕方以降に現れ、弱っている精神の持ち主に近づいては影に紛れ込みゆっくり洗脳、負の力が負であればあるほど、金と気力を奪い我が力に変える。朝になると一旦消えるが真夜中に闇のエネルギーをたっぷり吸収して数を増やしており、奪った金で大きな神殿を造り、いずれは自分達が住みやすい暗黒の世界にしようと企てている。杖の先の水晶に見える部分は飴玉。舐めると色が変わり赤だと攻撃、青だと守備、緑は回復、黄色になると何が起こるかわからない呪文を発動し、必要に応じて使い分けているという。倒すと杖は残るが、飴玉は消滅しただの木の棒になる。 #影 #モンスター #ファンタジーさのたけ
  • No.505 放火魔「スペード」スペードの魔物。拳がマッチと同じ材質でできている。火をつけると崩れてしまうが、爪のようなものなのでまた生えてくる。街中で見た放火現場の炎が大きく、「自分も」、と純粋に惹かれて真似ようとした。街に出たところ、とある民家に備えつけられた風呂炊き用の竈を発見する。薪がくべられているのを見てスペードは「ここに火を付けてみよう」と喜び勇んで薪に火を付けた。楽しくなって火の横で踊っていると、民家の住人が風呂に入り始めたのか、「うぃー」と気持ち良さそうな声をあげる。その声を聞くとスペードはすっかり嬉しくなって小躍りしながら家路についた。以来すっかり病みつきになり、夜に出掛けては誰かの家の風呂釜に火をつけるようになったという。もしもあなたの家のお風呂が勝手に沸いていたら・・・キヒヒと満足そうな笑い声が聞こえたら・・・スペードが遊びに来たのかもしれません。 #トランプ #スペード #ファンタジーさのたけ
  • No.556 カウントダウンゴースト数字の形をした霊。1から9までで形成しており、それ以下もそれ以上もない。命令で動くわけでもなく、何を目的として存在しているかは不明。「9」が旅人と出会うと「8」以下を次々と呼び寄せようとする。中でも一番強い「9」にてこずっていると、あっという間に「1」までのカウントダウンが始まる。数字が小さくなるにつれ弱くなるが、何が起こるかわからない恐怖と不気味さに精神をやられてしまい、「1」をなかなか倒せないという。それもそのはず、全て倒した後は過去の記録によると・・・
    ×××年 原因不明の病が大流行。手だてなし。
    ××××年 突如大きな隕石が大都市に衝突。
    ××××年 世界的大恐慌。
    ××××年 原因不明の病がまた大流行。手だてなし。
    か、何も起こらず。
    そのため、弱いはずの「2」や「1」を誰も倒せないという。放っておけばいいと誰もが思うだろうが、しつこく追い終いには取り憑かれてしまい、体がいうことをきかなくなる。自分を犠牲にして世界を救うか、何も起こらないことに賭けてみるか。確率的には半々らしい。全て偶然だったにせよ、重なりすぎているため屈強な戦士も倒すのに躊躇するのだ。 #ファンタジー
    さのたけ
  • No.522 がまぐちおばば玉の輿を狙って結婚後、贅沢三昧の生活を過ごした女性は端から愛などないため、旦那が先立った後には悲しみや後悔なんて欠片もない。そんな彼女らには突如呪いがかかるという。ある朝起きると顔はがま口になり、どんなに若い女でも皺だらけの老婆の姿に。歯が全て抜け、その代わりに自らの手中に収めた大事な旦那の財産が泡銭の如くボロボロと口から溢れ出ては消える。その豹変ぶりに驚き誰もが離れ外出もできず、ひっそりと孤独に死を迎える者も。居場所がなくなった女たちは人里離れた地に独自の村を作り、改心したかのように農業に精を出すが、それもあらゆる薬の元になると考えられる植物「マンドラゴラ」を収穫すると、元の姿に戻れるという伝説を信じての事。戻れぬまま死んでいく者が多いが、皮肉にも数が減る事は一向にないという。どんなに醜くなってもこぼれ落ちる金と同じ色の長靴だけは、彼女たちのプライドなのだ。 #がま口 #ファンタジーさのたけ
  • No.508 きまぐれスコップ本来、土砂や雪などを持ち上げて移動するための道具に生命が宿ったもの。性格は怠慢で、特に雪が多い活躍する時期には冬眠という名目で、砂利を運ぶために使おうとすると、重いから嫌だ。と、どこかへ勝手に行ってしまう。殺人者が死体を埋める際に使用した事で、そこから死体の恨みが乗り移り動くようになったとされるのが通説。口の中の大きな牙はストロー状になっており、人間の血を吸う事で埋められた死体が生き返ると信じ込んでいる。 #スコップ #ファンタジーさのたけ
  • No.528 アオオニフンダこちらは青鬼が踏んづけて誕生したキノコ。基本的な体型は一緒だが角のような突起は一本。赤、青ともにこの突起は1~2年に一回は生え代わる。吐き出す胞子の量が圧倒的に少ないため、赤い個体と比べ見かける機会は極端に少ない。体長も赤が1m~1m20cmなのに対し、青は80cm~1mくらいである。その分知能が高く、土の中へ人を引きずり込むために誰もが騙される落とし穴を器用に作る。一時期、人間の間で「赤は食えんが、青は焼くと美味い。」と噂され、乱獲された時期があり更に数は減少。しかし噂は噂。食べた人間は皆、食中毒を起こしこの世から消えたという。実際に赤を身に纏うキノコは現在でもよく見かけるが、青いキノコはそうそう見かける事はない。大ヒットしているキノコを食べて主人公が大きくなるゲームに出れる日を夢見ている・・・ #キノコ #ファンタジーさのたけ
  • No.506 詐欺師「ハート」ハートの魔物。魔物友達から聞いた「悪女」というものに惹かれて、結婚詐欺師を志す。どうせ騙すなら好みのタイプがいいと入念に吟味した上でターゲットを選び、見事結婚にこぎつける。夫の魔物には詐欺とばれないように精一杯優しくした。「ああしたら喜ぶだろう。こうしたら嬉しいだろう。詐欺とも知らないで。くふふ。」「子供も産んでやろう。立派に育ててやろう。そこまでされて、まさか詐欺とは思うまい。くふふ。」「結婚記念日に宝石をねだってやろう。なんて悪い私。くふふ。」カードの魔物達の間で「愛の人」と呼ばれていることを彼女は知らない。ついでに詐欺という言葉の意味も知らない。後に産まれた子供はNo.537ハートベビーになる。 #トランプ #ハート #ファンタジーさのたけ
  • No.542ガヤン七色の声を持つという、悪魔界の声優。山に住む下級悪魔で、普段登山などしないアホな人間どもが気持ち良くなって叫んだ返しの声が主な仕事。「この仕事、金にもならねーし、そもそもヤッホー!って何?」ってな感じでヤル気は全くない。微妙に言葉を変えて返したり、真夏のお化け屋敷の手伝いや、最近の犯罪「オレオレ詐欺」に加担したりアルバイト感覚がいつまでも抜けない未熟な悪魔である。洞窟など暗所では悲鳴を反響させて脅したり、頭数を合わせるために戦闘に参加する事はあるが出てきたところで役には立たない。ただ、叫ぶ時に無駄に伸びる体は攻撃を交わすのが上手い。数は異常に多くひたすら仲間を呼ぶ面倒臭い相手。その他大勢のいろいろな声が飛び交う煩い戦闘に。にぎやかす「ガヤ」はこいつらが由来だという。 #ファンタジーさのたけ
  • No.543GTO(グレートティチャーおにばばー)口うるさく、生徒からの嫌われ者だった女教師の霊。事件や事故に巻き込まれて死んでもなお、成績が悪くかつ勉学に勤しまない生徒の夢の中にも現れる。あまりにも現世にやり残したことがありすぎて、姿形が誰からもはっきり見える成仏できない迷惑な霊。眼鏡を上げる仕草、耳をつんざく怒り声。生前と何ら変わりない発言や行動に生徒はもちろん、学校関係者も日々頭を悩ませているという。名に恥じない「グレートティーチャー鬼ババア」である。長きにわたって独身だったため、大人の素敵な男性には滅法弱い。 #ファンタジーさのたけ
  • No.502 焔ダルマ縁起物の置物が魔物化した姿。中には油がたっぷり入っており、一旦火が付くと永遠に消えない。燃えさかる炎を口から吐き続け夜中に見る、光る人魂と間違われる事が多い。人間に出会うと、自分が歌に出てくる「にらめっこ」を挑んでくる。負けると顔から上を攻撃してくるが、これは脂分が多いからで油の補給と考えられる。勝った場合は未だに経験した者はなし。願いが叶うと目を入れるが、このダルマの両目が黒くなる事はない。 #ダルマ #ファンタジーさのたけ
  • No.518 積み木魔人子供達から遊ばれなくなり捨てられた、積み木がモンスターに。世界中のどこにでも出現する。1ターンごとに体のパーツを組み換えて自在に攻撃をしてくる。その度に魔法の耐性、攻撃方法、身軽さが変化するので厄介。一定以上ダメージを与えるとパーツを1つ落として逃げていく。最後のパーツまで集めた後にとあるダンジョンのからっぽの宝箱に綺麗にパーツを全てしまうと、起き上がって心強い仲間になる。宝箱のモンスター、ミミック達と何故か仲がいいらしく、彼が仲間にいると世界中の全てのミミックと村人のように話ができる・・・が、話の内容の大半はダンジョンが暗い、魔王に大事にされない、等の愚痴。 #積み木 #ファンタジーさのたけ
  • No.517 ヒカゲとヒナタ脱獄を狙って手を組んだ、性格が真逆な死刑囚の二人。残念ながら脱走する事が叶わないまま殺されたが、地獄に落ちても閻魔大王の粋な計らい?で敢えて妙な連帯感は継続。繋がれた二人一対で行動しているが馴れ馴れしく、楽して生きる事が全てと考えていた能天気な片割れに対し、他人の干渉は一切せず、ひっそりとじっくり考える影のような頭脳派。全く逆の二人はうまくいくはずもないが、それぞれ魔力、剣力に長けており魔界では囚人服のまま特定の場所を保護するよう指示されている。切ろうと思えば切れる繋がりを絶とうとしないのは、怒らせると恐いのはお互い相手だと信じて疑わないため。 #ゴースト #ファンタジーさのたけ
  • No.533 カプセルキャット大手の玩具会社が大ヒットを狙って発売した、番犬ならぬ番猫にもなる猫のロボット。社長を始め開発に携わった社員全員が期待を寄せる中、蓋を開けてみれば見事な大ゴケ。そして返品の嵐。一つの箇所に埋められた猫たち。プログラムの誤作動や、可愛いと到底思えない鳴き声。自分達はわかっている。犬と勝手に一緒にされ番だか知らんが牙を4本だけ生やされ、老若男女から人気が出るほどの可愛いルックスではないこと、泥棒が来たって鳴いただけで追い返すほどの実力なんてありはしないこと・・・全て人間が勝手に作って売れないから埋めた。その怒りがどこに向かうかは知れたもの。売れると見込んで大量生産された猫たちは、プログラムミスを原因としながら今日もどこかで人間を襲っている。訴えられた大手玩具会社が潰れるのは時間の問題だ。その時は一列に並んで、こい言うだろう。 「ザマーミロ。」 #ファンタジーさのたけ
  • No.519 マトン・ボールもちろん効果は人それぞれだが、羊を数えると睡眠導入に役立つと言われている。こちらは逆に睡眠を邪魔する憎らしい羊。毛に包まれた丸い体でボールのように跳ねる姿が特徴。後肢はあまり使わないため、かなり退化している。鞭を持ち、ひとたび打つと目覚めざるをえない悪夢を連れてくる。無論、夜行性で自分勝手な性格。他人の眠りを妨げるくせに昼間、呑気に山の崖などで寝ている時に睡眠の邪魔をされると群れで襲いかかってくる。数はどんどん増え、原因に心あたりない不眠症で悩まされる人は年々増加。それは大抵、この羊の仕業である。ちなみに美しく輝く毛は一本あたりが高値で取引されるが、命が途絶えた瞬間に灰色になり肉とともに価値は全くなくなる。 #羊 #ファンタジーさのたけ
  • No.526 イケ面蘇った後、自分の痩せ細り汚く歪んだ顔を隠したがるゾンビ。生前、外見に自信があった者がその姿に耐えきれず邪悪な力を持つ魔術士に顔を隠し、更に魔力を発動するマスクを依頼した。こちらからしてみたら、どこからどう見てもバランスの悪いマスクを大層気に入り、女性を口説こうと夜な夜なさまよっているが、口説き落とせた事は一度もない。眼光「フェロモンレーザー」なる光を発するが、そもそもゾンビなので生身の女性に効くはずもない。あまりにも振り向いてもらえないため妥協しているのか、眼光が効果てきめんな同じゾンビ仲間の女性との気持ちの悪い恋人関係が次々と誕生している。イケメンには手鏡は必需品。気づくと覗いてはうっとりしている・・・ #お面 #ファンタジーさのたけ