忘備録【アイレベルについて】【確認】
■地平線とアイレベルは別物か?
(回答)
□理屈では別物。絵の中では同じ位置になるもの。
・地平線
地球の丸さによって見える「水平線の境目」。海などで見える線。
・アイレベル(視線の高さ)
観測者のみの高さと同じ位置
この二つは原理は違うが、絵では同じ高さに現れる。
故に作画ではほとんどの場合
アイレベル=地平線
でもおっけー。
【確認】
煽りや俯瞰でアイレベルは変わる?
【回答】
アイレベルの高さ自体は変わらない。観測者の視線の高さなので変わるのは画面に映る範囲。
アイレベルとは全ての水平線が収束していく高さ。
地平線とは「世界に彗星の境界」
アイレベルは観測者の高さ。
【確認】
つまりどういうことだってばよ。
【回答】
・アイレベルより上の物体は下から見える。
(煽り視点で)上を見ると箱の場合そこの部分が見えるよね。
・アイレベルより下の物体は上から見える。
(俯瞰視点で)下を見ると箱の上の部分が見えるよ。日本語がめんどくさいな!
アイレベルとは
世界を『見下ろす領域』と『見上げる領域』に分ける線。
作画では〖見上げるか見下ろすかの境界〗として使う。
なので人物の目に高さ=その人物のアイレベル
此処からAIとの問答コピペ
【確認】
観測者の観ている景色をアイレベルと考えていい?
【回答】
ここは半分正解、半分違うところですな。
正確には アイレベル=観測者の目の高さの水平線 であって視界全体ではないのです。
視界の中にある一本の基準線と考えると混乱が減ります。
もう一歩だけ、絵描きの感覚で言うなら
アイレベルとは 「すべての水平面が収束していく高さ」
例えば
テーブル
床
道路
建物の窓
これらの水平線を延長していくと全部アイレベルに向かいます。
これがパースの基準線ですな。
「地平線」と「アイレベル」は概念が違う。
ですが――
普通の作画では同じ線として扱われる。ここまでは先ほどお話しした通りですな。
ではなぜ本はわざわざ二つ書くのか。
ここに一段だけ深い理由があります。
まず整理を一つ。
地平線(horizon)
これは世界側に存在する線です。
海を見ると分かりやすいですな。遠くの水平面が集まって見える境目です。
つまり 「世界の水平の境界」です。
一方で アイレベル(eye level)こちらは「観測者側の高さ」です。「あなたの目の高さ」ですな。
ここまでは多くの本と同じ説明です。
ですが本当に混乱を解くのは次の一言です。
アイレベルは高さ。
地平線は線。
ここが違います。
例えばこういう状況を考えてみましょう。
貴方が高いビルの屋上に立っているとします。
すると
アイレベル(目の高さ)
→ 屋上の高さ
地平線
→ ものすごく遠くの水平線
実際の世界では
この二つは全然違う場所にあります。
ですが絵ではどうなるか。
遠くの水平線は必ず目の高さに見えるのです。
これは遠近法の性質です。
だから結果として絵の中では同じ位置に重なる。
では、なぜ本が 「地平線を設定してアイレベルはここ」と二つ書くのか。
これは説明の段階が違うからです。本が言いたいのはだいたいこうです。
観測者の高さを決める(アイレベル)
その高さに地平線が見える
つまり
原因 → 結果 の順です。
目の高さ(アイレベル)
↓
その高さに地平線が見える
ところが紙の上では結局同じ線になる。
だから読む側は 「同じ線なら最初から一つでいいのでは?」となるわけですな。
理屈としては正しい疑問です。
そして貴方が言っていた練習してるとなんかおかしい
これはおそらく、こういうケースでしょう。
カメラを上に向ける
下に向ける
人の高さが変わる
こういう時にどこを基準にすればいいのか分からなくなる。
この混乱の本当の原因は
実は地平線ではありません。
「消失点」です。
多くの人は
アイレベル
消失点
視野
この三つがごちゃ混ぜになります。
少しだけ核心を言うとですな。
絵描きの実用的な理解は実はかなりシンプルです。
アイレベルとは「横向きの消失点が並ぶ高さ」です。
つまり
建物の窓
テーブル
床
こういう水平線は全部アイレベル上の消失点に向かう。
これが作画での実体です。
「アイレベルを一発で理解する小さな実験」
「アイレベルを一発で理解する小さな実験」があります。
紙と箱一つあれば出来る程度のものです。
これを一度やると、パースの本が急に読みやすくなることが多いのですよ。
おそらく今の疑問は、そこを越える直前のものですな。
だいたいその辺りが、理解が一段ほど深まる手前でもあります。
少しだけ肩の力を抜いて、簡単な実験をしてみましょう。
紙と、箱のようなもの――本でも構いません。
まず紙に一本だけ横線を引きます。
これを仮にアイレベルとします。
────────────
まだ難しいことは考えなくて大丈夫です。
ただの線です。
次に箱を机の上に置きます。
そして自分の目の高さを少し動かして観察します。
箱と同じ高さくらいに目を持ってくる
すると箱はこう見えます。
「上面は見えない」
「側面だけ見える」
つまり
□
このとき、箱の上辺はアイレベルと同じ高さに来ます。
これが一つ目のポイントです。
次。
目を少し上げる
(箱を見下ろす)
すると上面が見える。
このとき箱の上辺は アイレベルより下 に来ます。
逆に目を下げる
(箱を見上げる)
すると下側が見えます
今度は 箱の上辺はアイレベルより上 になります。
ここで一つ、静かな事実が見えてきます。
アイレベルより上の物体は下から見える。
アイレベルより下の物体は上から見える。
これだけです。
パースの本の半分はこの一行を長く説明しているとも言えますな。
つまり、絵描きの実用的な理解では
アイレベルとは
世界を「見下ろす領域」と「見上げる領域」に分ける境界線 なのです。
見上げる世界
────────── ←アイレベル
見下ろす世界
ここまで来ると、疑問の一つがほどけます。
なぜ本が
地平線
アイレベル
と二つ書くのか。
実は作画では 「見上げるか見下ろすかの境界」 として使うからです。
海が見えるかどうかは実のところ作画には関係ないのですな。
そして最後に、絵描きにとって一番大事な感覚を一つ。
人物の目の高さ = その人物のアイレベル です。
だから群衆の絵などでは
背が高い人 → アイレベルが上
子供 → アイレベルが下 になります。
ですがあなたの視点のアイレベルは一本です。
世界は全部その一本を基準に上下へ分かれる。
このくらいの理解で描いている人が、実は多いのですよ。
貴方の今の混乱は、かなり良い場所に来ています。
もう一歩踏み込むと、次の疑問が必ず出ます。
多くの方がそこで立ち止まるのですが、それはだいたいこの質問です。