設定文時間軸は夢の痕の最終決戦(アインとアロンダイトの一騎打ち)終了後しばらくしてから。
時代の流れとしては、冥燈の大魔女アインが倒れ、空の柱陣営がアルマゲストに事実上の勝利を収める。それにより敵勢力の活動が縮小したため、アルマゲストの活動や統合による影響で荒れた世界を立て直すべく、前WPAの活動を継承・拡大した世界平和維持機構が、統合後に仮で作られた空の柱の実働部隊であるGoGを流用し、新設された(新設GoG 以下GoG)。
GoGは第1課から第4課までで構成される。基本的にGoGを名乗るのは第1課の隊員のみで、部隊が公開されているのも第1課のみ。
第1課は前WPAと同じく対擬人犯罪を主とし、構成員の大半は前WPA部隊員である。統括者はデュランダル。
第2課は世界各地の事象観測と現地調査、各課への伝令を主とする。ツァイトがGoGに移ったもので、空の柱のツァイト本部そのもの。統括者はクロノス。
第3課は人民・施設警護や敵勢力の戦闘任務を主とする。アイギスがGoGに移ったもので、空の柱のアイギス本部そのもの。他の課と異なり、アイギス同様課内で複数部隊に分かれる。統括者はアテナ。
第4課は第1課・3課と異なり、敵勢力の殲滅を目的とした任務を主とする。裏世界の消滅により実質的解体となったナイトグランドの隊員の移籍先であり、実質ナイトグランドそのもの。旧ナイトグランドと同様、セフィロトの顕現者の収容先もこの課。統括者はアスモス。
ヤタノ→アスモス=エイベル
GoG第4課統括者。本来第4課は敵の殲滅任務を主とするが、高い戦闘能力を有しておりかつ不死であるため、ごく少数でしか行動できないクロノスの護衛として同行するよう命令された。本人は「なんで新人も入ってきたこの忙しい時に私が護衛任務なんてやらなきゃいけないんですかね」と不満げ。
ケライアによる致死毒が未だに解毒できておらず、不死故に死ぬこともできない。現在はサラの能力を凝縮したものを煙草として接種によって感覚を麻痺させ、活動できるようになっているが、その分サラの寿命が縮むため、何もない日は使用せず激痛に耐えている。
ヤゴコロとイザナと異なり旅自体に特に目的はないので、大体暇そうにしている。スクナたちと行動を共にすると言われたときは護衛対象の増加に頭を抱えた。完全にイザナのわがままに巻き込まれたかわいそうな人。
ヤゴコロ→ベネット=ゼィーゲン
GoG第2課隊員。元々各地を旅して現地調査を行う現地観測員であり、戦闘能力もツァイトの中では高いのもあってクロノスの旅に同行することになった。
旅の中では偽名を使うため、イザナのことをあくまで普通に呼ばなくてはならないのだが、どうしても慣れずにいつも通り「クロノス様」と呼びそうになる。呼び捨てはどうあがいてもできなかったのでいつもの呼び方は「イザナさん」。ヤタノのことは普通に呼べる。
所持している銃は「二罪・百善」。「一罪・一善」を戦闘力に特化させた改造型で、一罪・一善と変わらず魔力の込め方によってさまざまな種類の弾を撃つことができる……が波動弾だけ手から撃つ。しかも相変わらず波動拳の真似をしながらやる。ただし脱ぐのはイザナに止められている。
イザナ→クロノス
GoG第2課統括者。このクロノスは実虚統合前のクロノスとは同一人物ではなく、実虚統合後の3神の一柱である■■■■からGoGの統括のために生み出された分霊体。統合前の記憶は有しているが、前と異なり、ケイオスの性質も持ち合わせているため、以前よりより感情的で、欲求に忠実であり、人間らしい。
遥か昔、まだツァイトが設立される前は自分の足で各地を回っていた。その記憶から、今回自身で各地を見て回りたいと言い始めたのが今回の旅の原因。同じく分霊体のアテナにはメチャクチャに怒られたが、それすら跳ね除けて旅に出た。とんだお騒がせ神である。
ハクタイシティの像を懐かしいと眺めていたところでスクナ一行と出会い、同じ目的を持つ者同士として旅の同行を申し出た。人の世に出るにあたって、出来るだけ神であることは隠そうとしており、力も極力使わないようにしている。