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    貴方のために幸せを トレスティアが興味深そうにオリクスの自宅の本棚を眺めていた。そこで、トレスティアの目線の先にある本の背表紙をオリクスが抜き出して、説明をしていた。

    「この緑の表紙に金の文字でなんて書いてあるのですか?」
    「ああ……懐かしい。これは子供の頃にもらった本だよ。題名は『ヒランの大冒険』! よくある冒険物語で、貧しい家庭に生まれ育ったヒランが最後には国を救ってお姫様と結ばれる話だよ」
    「わぁ、なんだかワクワクするような本なのですね!」

     そうだね、と軽く相槌を打ってオリクスはトレスティアを抱きしめた。トレスティアは抱きしめられてにっこりと笑った後、本のページをぱらぱらとめくり始めた。オリクスが子供の頃もらったというだけあって、ページは黄ばんでおり、汚れもある。古い本が持つ、暖かで人を抱きしめるような匂いからオリクスは年月をぼんやりと感じ取っていた。抱きしめているトレスティアから伝わってくる暖かな熱と本の匂いのためにオリクスは少し意識がまどろんだ。
     そのときふいに、本のページとページの間から一枚の紙切れがはらりと落ちた。

    「これ何でしょう」

     トレスティアがオリクスの腕から逃れ、拾い上げてみるとそれは一枚の写真だった。オリクスが背後からちらりと写真を覗きこんだ。
     魔法映写機で撮ったものだろうか。トレスティアは見たことがない異国の衣装に身を包んだその少女の写真をじっと見つめた。どこかで写真の少女と出会ったことがあるように感じ、惹かれるようにトレスティアはその少女を観察した。
     ふわりと波を打つ赤髪は少女の陶器のように透き通った白い肌をいっそう引き立たせ、淡い光を放つペリドットのような瞳はどこでもない虚空を見つめている。いやに異国の服がはだけていて少女の胸元をさらけ出し……

    「あ、男の子? この子、女の子の身体じゃないのです。オリクスさん、この写真は」

     振り向いてオリクスを見つけると、オリクスは青ざめていた。トレスティアは青ざめたオリクスを初めて見た。

    「誰、こんなもの、はさんだやつ」

     オリクスは青ざめて、ベッドにずっしりと座り込んだ。両手で顔を覆って、そのまま布団に顔をうずめた。
     トレスティアは訝しげに感じて、もう一度写真の少女をよく見る。
     ふわりとした赤髪に白い肌、ペリドットのような瞳。これはまるで

    「……オリクスさん、なのです?」
    「………………俺だよ。その写真に写っているのは、俺だ」

     おそるおそるトレスティアが尋ねると、長い間を置いて最後は雪の中に消え入るような声でオリクスが答えた。
     トレスティアはあの、と声をかける。青ざめてしまったオリクスの体調を気遣うように、トレスティアもオリクスの顔の近くまで移動しベッドに腰掛けた。オリクスの柔らかい髪を撫でているとオリクスが右手で前髪をかきあげたあと、トレスティアをじっと見つめた。トレスティアはどうしたのかと首を傾げ、何かを思い出したように声を上げた後、自分の膝の上をぽんぽんと叩いた。オリクスは少し――無理をして――笑ってトレスティアの膝の上に頭をおいた。
     オリクスはぎゅうっとトレスティアのスカートを掴んでいる。どう声をかければいいのかが分からずトレスティアはオリクスの頭をずっと撫でていた。
     オリクスはずっとすすり泣いていた。


     ***


     ゴーンゴーンと低く響く神殿の鐘の音が聞こえる。もう夕方なのかと時が経つのを忘れて泣き続けていたオリクスは顔を上げた。ちょうどそこで心配してオリクスの頭を撫で続けていたトレスティアと目があった。オリクスはトレスティアの膝の上から顔を引いて、起き上がった。

    「……大丈夫なのですか?」
    「うん……たぶん」

     そう答えて、いつものようにトレスティアを抱きしめようとオリクスは腕を伸ばしたが、手が空中で止まって引っ込んだ。てっきり抱きしめられるのかと思っていたトレスティアは不思議そうな顔をしている。オリクスの腕は小刻みに震えていた。トレスティアがオリクスの腕を手で包もうとしたが、オリクスはびくりと身体を震わせて座っていたベッドから落ちてしまった。
     オリクス自身が一番驚いたらしく目を見開いている。

    「ティア……ごめん」
    「どうしたのですか? リリーのこと、嫌いに……なったのですか」
    「違う、違う……違う」

     オリクスは必死に否定する。やはり最後は消え入りそうな小さい声だった。トレスティアは近づかないほうがいいかもしれないとその場に留まると、オリクスが突然強い力で抱きしめてきた。驚いたがその力がみるみるうちに弱くなって、オリクスはトレスティアの両肩に手をおいたままうなだれてしまった。

    「いつか話さなくちゃいけないとは……思っていたんだけど」

     オリクスが嗚咽を漏らしながら、少しずつトレスティアに説明してくれた。
     トレスティアにわかるようにかなり噛み砕いて説明することに苦心したらしいが、トレスティアが理解したのはおおよそこのようなことだった。



     オリクスは幼いころは母親と暮らしており、見た目や名前は一切覚えていない。ただいたということは認識している。父親に関しては全くわからない。ある日母親が怖い男と会話して金銭のやりとりをした後、その怖い男に無理やり連れて行かれ鉄臭い部屋に閉じ込められた。
     後々考えると、その男は人身売買の業者で、オリクスは船底の物置に閉じ込められ密輸されるところだったのだろう。
     しかし、オリクスは国防軍の手によって発見され、一時保護された。だがそれは幸福の始まりではなく、むしろ不幸の幕開けだった。
     名前がない帝国領の人間だということで、「オリクス」という名前を付けられた後、国防軍がスパイとしてオリクスを利用することにした。
     スパイには対象国の風習を身につけさせる必要があり、さらに情報工作などの技術を持たねばならず教育が面倒だ。しかし元々帝国領の人間であるオリクスならば前者を省くことができる。効率的というわけだ。
     オリクスはまず王国領の文字の読み書きを教えこまれ、次にスパイとして必要な技術と絶対に裏切らないという精神的な虐待を受け、自我の半分を喪失した。
     子供をスパイとすることは珍しい、スパイにするにしても貴族など金持ちの下働き程度にしかならないので、使い道が少ない。しかしオリクスは違った、彼の見た目のために彼は帝国領の東南自治区にある花街へ売られた。
     花街の「花」たちは各地からさらって来られたり売られたり出稼ぎであったりと様々だが、オリクスはその一角、地上階は女たちが身体を売り、地下では女装した男たちが身体を売る店に連れて来られた。もちろん身請けされれば別だが、原則として「花」たちは一生花街の外へ出ることを許されない。
     身体を売ると言われても幼いオリクスには分からなかった。ただ女装させられて卑しい目つきの高い身分――そのような服を着ていた――を見た時にぞっとした。彼は一瞬にして自分の未来を察してしまった。
     嫌がらず抵抗するなと教えこまれていた彼は下衆な人間に服を無理やり脱がされ、あらわになった身体にキスをされたり舐められたり噛み付かれたり散々嫌な目にあった。だんだん慣れてきてどうでも良くなって、相手のためにそういうことをされて、喜んでいるような素振りをする術も身につけていった。
     身体中が汚れているような気がして、独りでずっと泣いていた。
     同じ店の姉さんたち、もしくは兄さんたちが幼いオリクスを可愛がって、オリクスでも理解できるわかりやすい本をくれた。それが『ヒランの大冒険』だった。
     幼い彼はその本に胸を躍らせ、空想の世界にふけった。昼間に来る客はほとんどいなかったので、昼間は本を読んで過ごすことが多かった。姉さんたちや兄さんたちに遊んでもらった。それだけは楽しかったと今でもよく覚えているという。
     しかし、彼を現実に突き返す出来事がある。それは国防軍の人間からオリクスの身体に埋め込まれた宝石――宝石の心臓とは別物で、連絡の用途に用いられる魔力を封じ込めてある道具で、ひと目に見えないよう魔法が施してある――を使って彼に情報提示を求めて来る時だ。
     オリクスは自分が耳にした情報を誰にもばれないように小声で伝える。
     オリクスには分からない。自分がもたらすその情報がどれほど重要なものなのか、何に使われるものなのか、その結果どうなってしまうのか。
     ふと、考えたことがある。もし自分がもたらした情報が戦争を引き起こしたらどうしよう。戦争を始める要因のひとつにオリクスの存在が含まれていたら。
     そう考えてぞっとした。もし本当にそんなことが起こればオリクスを可愛がってくれる姉さんや兄さんたちはどうなるのだろう。死んでしまうのだろうか。――だとしたら、殺したのは自分だということになるのではないか。

     自分は、自分に優しくしてくれる人間ですら裏切って、殺そうとしているのではないか。

     そう考えて彼は何度も何度も泣いた。自殺だけはご法度だと宝石がきらりと輝いた。
     オリクスは必死に自身を鍛え、筋肉をつけるようになった。顔のせいで売られてしまったが、筋肉質な体になって客が取れなくなればこの生活を抜け出せるかもしれないと思ったからだ。姉さん兄さんたちには申し訳なかったが、彼には裏切り続ける生活が耐えられなかった。
     そんな日々が通りすぎて、彼は十六歳で王国に呼び戻された。表では国防軍のひとりに身請けされたことになっていた。男らしい体つきになりすぎて客がとれなくなったことが理由だと教えられて彼は計画通りだとほくそ笑んだ。そして戸籍を与えるから、次からは騎士学校に入り陛下のために尽くせと教えられて、変わらないらしいと胸糞悪くなった。ただ埋め込まれた宝石を外してもらえて彼は少し清々した。女装のために伸ばしていた長い髪をばっさりと切り落とし、自分はこれから違う人生を歩むのだと感じた。



    「ねえティア、俺を汚いと思ったでしょう? 俺はね、千を超える人間に身体を撫で回されて舐められて生きてきたんだよ。汚い、でしょう? ずっとティアに言わなくちゃいけないと思っていた。でも俺は逃げた。これを聞かせてしまったら、ティアが、俺の前から、消えてしまうと、思った……から」

     オリクスは苦しそうに笑いながら大粒のなみだをぼたり、ぼたりと流した。胸のあたりをぎゅっと掴んだままベッドの端に座っていた。嗚咽を漏らしながらも必死に言葉をつないだのだが、語尾は消え入りそうだった。
     トレスティアは勇気を持って尋ねた。

    「リリーが消えてしまうと思ったのですか?」
    「うん。ティアが消えると思ったら、いなくなると思ったら嫌で、嫌で。いなくなってほしくなくて」

     そこまでオリクスが言うとトレスティアはオリクスを抱きしめた。泣いていたオリクスは驚いて息を呑んだが、いつものようにトレスティアを抱き返してはくれなかった。

    「リリー、ずっと怖かったことがあります。いつか、オリクスさんに捨てられちゃうんじゃないかってことなのです」
    「え」

     オリクスはトレスティアを引き剥がして、トレスティアの瞳をじっと覗き込んだ。

    「そんなこと、あるはずが」
    「でも、リリーは怖かったのです。オリクスさんは人気者だし、周りにたくさんきれいな女性もいるのに……リリーで……捨て子のリリーでいいのかなって」

     オリクスがトレスティアを呆然としたように見つめている。

    「そんなはずないよ。そんな、ティア以外を俺は選ばないよ。ティアをそんな風に不安にさせていたなんて……本当にごめん」

     震えた声でオリクスがそう答えたのを聞き終わると、トレスティアはベッドに腰掛けていたオリクスの膝の上に座って、正面からオリクスを抱きしめた。

    「ティアも同じなのです。ティアはオリクスさんが大好きなのです。ティアは今、オリクスさんの話を聞いて、オリクスさんのことがもっと好きになりました」

     トレスティア言い終わり、オリクスの胸に顔をうずめようとすると、ぎこちない手つきでオリクスがトレスティアの髪をなでてくれた。その優しさが嬉しくてトレスティアはにこにこと笑った。
     どうして、ときょとんとした声で尋ねて来るオリクスがなんだか愛おしくてオリクスの頬にキスをすると、ますますオリクスは分からないといった顔をした。

    「オリクスさんはとっても優しい、素敵な方だなって改めて分かったからなのです」
    「……は? 俺の、どこが?」
    「オリクスさんは優しいから、自分のせいで他の人が傷つくんじゃないかって心配して、苦しくて、でもどうすることも出来なくてひとりで泣いていたんですよね」

     本当に周りの人間に対して何も思っていない、ただ自分の置かれた境遇を恨んでいただけならば周りの人間に対して申し訳なくて、泣くという行為には至らない。自分を大切にしてくれる周りの人間のことが好きで、大切にしたいと思っていたからそのような気もちが出てくるのだとトレスティアは自慢気にそう言った。それに、と付け加える。

    「リリーに嫌われたくないっていうのも、リリーのことを本当に考えてくれているから出てくる気もちだと思うのです。オリクスさんは付き合う前も、リリーが傷ついているんじゃないかって心配してくれたのです。オリクスさんがそんな風に心配するのは、自分のことを考えていたからではなくて、リリーのことを考えていたから、なのですよね」

     そこまでトレスティアが言い終わると、またぼろぼろとオリクスが泣き始め、鼻をすすった。笑ってくれるのではないかと思っていたトレスティアは不思議そうにオリクスを見つめた。
     オリクスはトレスティアをぎゅうっと抱きしめた後、小さく声を上げて泣き始めた。トレスティアは優しく微笑んで、オリクスが泣き止むまでの長い時間オリクスの背をさすっていた。


     ***


     午後十時を知らせる鐘の音が聞こえて、トレスティアは驚いた。それを感じ取ったらしいオリクスがトレスティアを離してくれた。

    「おおお、オリクスさん! ティア、もう帰らないといけないのです」
    「え? ……今日は帰らなくていいよ。もう十時だよ、俺の家に泊まっていきなよ」
    「え……でも、お母様もローテお姉様も心配するので」
    「ねえティア。俺は今夜ティアを手放したくない。ティアが帰ったら、俺は寂しくて泣いちゃう」

     オリクスはトレスティアの言葉を遮った。でもでも、と焦るトレスティアの腕をオリクスはぎゅっと掴んで引き寄せると、トレスティアの額にキスをした。

    「お願い、行かないでティア。俺がうまい言い訳をあとで考えておく。ティアが怒られないようにする。明日は休日だし、いいよね?」



     懇願する子供のように言葉を発する寂しそうなオリクスがなんだか放っておけなくて、トレスティアはわかりましたと答えた。

    「ありがとう! 安心して、今夜はなにもしないって約束するから」

     喜ぶオリクスのその言葉の意味がわからず、トレスティアが首を傾げると、オリクスが財布を持って外に出ていった。

    「三十分くらい外に出て夕飯と朝食とティアの着替えを買ってくるね。その間にティアはシャワー浴びて今着ている洋服を着て待ってて」


     ***


     トレスティアがベッドの上で目覚めると朝になっていた。ソファで寝ていたはずのオリクスが見当たらずきょろきょろとあたりを見まわした。心配になってきたところにタイミングよく外出していたオリクスが帰ってきた。

    「ただいまティア。起きていたんだね」
    「はい、なのです」
    「野菜が切れたから朝市で買ってきたんだ。部屋を出ておくから、着替えたら教えて。朝食を食べたら、ふたりで出かけようね」

     そう言ってオリクスはまた家から出て行った。ドアの覗き窓から見ると、オリクスがドアの前に座り込んでいた。


     ***

     朝食を食べ終わると、オリクスが呼んでいた御者がやってきて、ふたりは馬車に乗り込んだ。移ろう景色に見覚えがないトレスティアはどこに行くのかとオリクスに尋ねた。しかしオリクスは内緒だよと言ったきり何も教えてくれなかった。
     かれこれ二時間ほど馬車に揺られ、目的地に着いたらしい。トレスティアはオリクスの手を借りて馬車から降りた。帰りもよろしくとオリクスが御者に代金を渡していた。

    「うわあぁ、すごい、すごい、すごいですうう」

     トレスティアが絶叫した先にはトレスティアが見たことがないくらい大きな花畑があった。様々な種類の花が咲いており、色とりどりに輝いていた。あたりは甘い匂いが立ち込めている。見たことがないほど大きな花のじゅうたんにトレスティアはただただうっとりした。

    「気に入ってくれた?」
    「はい! すごいのです!」
    「良かったあ。ずっとティアに見せたかったんだよね、ここ」

     そう言うとオリクスはトレスティアに近づいて、懐から何かを取り出すと、トレスティアの左手の薬指に何かをはめた。
     ピンク色の可愛らしい石があしらわれた指輪だった。

    「ピンクオパール。初めてこの石を見たときティアみたいだと思って指輪を頼んで作ってもらったんだ。かなり前から出来上がっていたんだけど……渡す勇気がでなくて」

     言い終わるとオリクスはティアの指にはめたピンクオパールに軽くキスをして、片膝をついた正式なお辞儀をした。

    「これからの、君の時間全てを俺に下さい」

     左手の薬指にはめられたのは、オリクスからトレスティアへの婚約指輪。昔母にそう教えてもらったことを思い出して、トレスティアは微笑んだ。

    「私でよかったら、よろしくおねがいします」

     オリクスはその言葉を聞いて立ち上がるとトレスティアのそばに歩いていった。腰をかがめたオリクスとトレスティアの影が重なった。


     ***


    「そういえばオリクスさん。どんな言い訳をするのですか?」
    「ああ、お泊りのことね。ふふふ大丈夫」

     得意気に笑うオリクスにつられてトレスティアも笑ってしまったが、大丈夫だろうか。昨日オリクスの家に出かけると言ったきり、家族には何も連絡していない。
     嫁入り前の娘が男の家に泊まるだなんて、と怒られてしまうはずだ。

     トレスティアが自宅の扉をノックをすると同時に姉のローテローゼが出てきた。

    「リリー心配していました!! どこに行っていたのですか!!」
    「ごめんなさいお姉様……オリクスさんの家に泊まっていたのです」
    「はぁ?」

     烈火のように燃え上がったローテローゼの瞳がオリクスをとらえた。

    「オリクス団長、あなたどういうつもりで……!!」
    「あはは、夜遅くなってしまったので、婚約者を家に泊めました。それが何か? お義姉さん」

     ローテローゼはきょとんとしたあと、トレスティアの左手の薬指にはめられたピンクオパールの指輪を見て、絶叫した。
     休日にローテロールちゃんの声が聞こえたんだけど、とラグナレスがオリクスに尋ねてきた。
     ローテローゼの絶叫はかなり遠くまで聞こえていたらしい。



     ピンクオパール(コモンピンクオパール)
     古くから愛を叶え、良縁を結ぶ絆の石として女性に大切にされてきた。女性の内面の美しさと才能を引き出す。一方男性が持つと浮気抑止効果がある。

    【Fin.】
    ゆずもち Link Message Mute
    2020/10/13 12:07:22

    貴方のために幸せを

    ##小説 ##星座の導きに ##オリクス
    オリクスの過去話&ティアちゃんへのプロポーズ話です。

    この小説は星座の導きにの関連小説です。大好きな雅のお誕生日からかなり遅れてしまいましたが、雅への誕生日プレゼントとして執筆しました。

    雅宅 トレスティア(リリー)ちゃん、ローテローゼちゃん、ラグナレスさんをおかりしました

    世界観・キャラクター詳細・キャラクター同士の関係を熟知していることを前提で書いていますのでご了承下さい
    Special Thanks!! なのちゃん

    校正協力ありがとうございました!!

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