このきれいな夜空を君と⑤弘 「なぁ、アイツを好きなん?」
穂乃果 「えっ⁉うん……」
弘 「へぇ、アイツか……」
先生 「はーい、テスト返すぞー」
あぁーーーーーーー
先生 「西宮、西宮、西宮 穂乃果」
穂乃果 「はっ、はい」
先生 「ちゃんと勉強しろよ」
えっ⁉こんな点数ー
嘘、考え過ぎた
?? 「っで、何点だったの」
こちらは友達の由美ちゃん……
美人で、優しいんだけど…
今は、鬼に見える
穂乃果 「うー、40点」
由美 「嘘、今回は簡単だったよね」
穂乃果 「ちょっといろいろあって」
由美 「それ今言える?」
穂乃果 「ここじゃ、言えない」
由美 「じゃあ、さぼりだー」
ええええぇー!?
由美 「保健室って言っといて」
クラスメイト 「ほいほーい」
校舎の裏…
由美 「っで、何があった」
穂乃果 「実は…」
由美 「あぁ、遊ねー。
アイツ穂乃果のこと振ったの?嘘、アイツ穂乃果のこと好きじゃ無かったの?」
穂乃果 「うん」
由美 「穂乃果はアイツに今、自分の何になって欲しいの?告白したことを、穂乃果がアイツのこと好きだってことを忘れて幼なじみでいて欲しいの?」
穂乃果 「……………っぃ。………っい、
忘れて欲しくないよ……」
涙が込み上げてきた
由美 「うん、うん!いいんじゃない……
それ言ってきな」
穂乃果 「えっ……。ううん、言えない」
由美 「何で?」
穂乃果 「遊、お姉ちゃんに会ってる、そして、恋してる……
こんなこと言って、困らせたくない」
由美 「いいんじゃない……
穂乃果らしいじゃん……
でも、いつまでも引きずっていたら彼氏出来ないぞ!」
穂乃果 「うん、ありがとー大好き」
キーンコーンカーンコーン
穂乃果 「結局授業サボっちゃったね」
由美 「うん……」
穂乃果 「今日はありがとう!
由美ちゃんのおかげで、本当の気持ちがわかった!本当にありがとう!」
由美 「穂乃果は優しすぎるよっ……」
穂乃果 「えっ?由美ちゃん何で泣いて……」
由美 「何でもない!」