このきれいな夜空を君と⑦はぁはぁはぁはぁ……
遊どこに居るんだろ……
家には居なかった
学校かな?
はぁはぁはぁはぁ……
?1「好きです!!」
ん?
?1「付き合って下さい!!」
多々羅先輩!?
(・学年一の美女と呼ばれている先輩)
と、誰だあれ?
先輩で見えないな……
?2「すみません、俺好きな奴が居るんで……」
この声、
遊?
多々羅「だよね……知ってたよ
……ちゃんでしょ?」
?2「何で知って……///」
多々羅「みたいだね、羨ましいな……ぃに」
?2「え?」
多々羅「じゃあね」
?2「はい!」
ヤバい
バレそう
っていうか、多々羅先輩さっき
いいや、余計怖く感じる……
?2「穂乃果?」
バレた!?
?2「もしかしてさっきの聞いてた?」
穂乃果「ううん」
遊「ふーん、聞いてたんだ」
穂乃果「きっ聞いてないって」
遊「じゃあ、何で『さっきって何?』って聞かなかったの?」
ギクリ
穂乃果「うん、遊の言う通り聞いてた」
遊「俺は……何でもねぇ」
穂乃果「何でもなくないでしょ!
私は……もういい!」
遊「ちょっと!」
パシッ
遊が引き留めるように手を掴んだ
遊「俺はずっとお前が嫌いだった」
穂乃果「何よそれ、なら離してよ!」
遊「だって、ドジで、わがままで、素直じゃなくて……………
それに、俺のこと目向きもしないし…///
俺は、そんなお前を嫌いになろうとしてた……
でもなれなかった
俺は、お前が好きだ///
付き合って下さい///」
////
うそ……
ポロポロ
涙が込み上げてきた
穂乃果「はい」
ポロポロ
ギュッ
遊はどこか恥ずかしそうに、そっと私を抱き締めた
遊「もう泣き止め、お前は笑顔でいて欲しい」
穂乃果「うん、笑顔でいる」