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作品 - 乗り物 OR 車
: 758件
大人組2
センターマンが実は一番好き。
#呪術廻戦
#日下部篤也
#日車寛見
#高羽史彦
よめさん
エア・バイク
私の自作小説「occupied」に出てくる「エア・バイク」という乗り物の詳細。
#オリジナル
#創作
#オリキャラ
#乗り物
#機械
白遠
occupied04
自作の小説の第四章の中扉です。
エアバイクという乗り物をウッカリ出してしまい、これが思い付かなくて二ヶ月くらい描けなかったんですね。
#創作
#オリキャラ
#オリジナル
白遠
2
M.〇.E車化
#形状変化
#状態変化
#物品化
#ノリモナー
hei_ve_hei
マジメ/一奏 のかあちゃん
【女子高生の無駄づかい】
一奏のお母さんです
ちょっぱや描きで見切り発車なので変なところありますが…💦
(;´・ω・)
#女子高生の無駄づかい
#落書き
#練習
【暇人】の暇つぶし
11
2022年、2月~4月の落描き
今年は1ヶ月に1枚は落描きをすることを目標にしているので、今年は最低でもあと8枚は描く予定です!(目標が小さい…)
また落描きが貯まったら小話と一緒に更新しますね!いつかまたお暇な時に見てやってくださいませ~!
#逆転裁判
スーパー猫の日(2022年2月22日なので)に描いた真宵ちゃんとシュウちゃん
自転車とタンポポとだるほどくん
チンドンしているなるほどくん真宵ちゃん春美ちゃん
mu海(むぅme)
歯車のイヤリングC
ループイヤリングは仮
#ハンドメイド
XF-2
うたた寝の列車で
4月中にそういえば何も描いて上げていないなと思い…
もうすでに過ぎ去った感が強いですが木々がピンク色になる頃な絵を。
春先の眩しい日差しと、列車の中の光と影のコントラストが良いと感じる春でした
#風景
#イラスト
#鉄道
羽雲けむ
仲間意識(或いはただの汽車待ち)
こちらは今日描きたてほやほやのいかれ帽子屋とオリジナルキャラ。
#オリジナル
#創作
#不思議の国のアリス
#オリキャラ
白遠
歯車C(小)
途中作品
#ハンドメイド
XF-2
歯車A(小)
#ハンドメイド
XF-2
歯車B
#ハンドメイド
XF-2
歯車A
#ハンドメイド
XF-2
4
劇場版の電車の親子の後日を勝手に妄想したおはなしです。
ほんとはネーム程度にでも漫画にしたかったのですが断念しました。ウーッ悔しい……
冠萱さんたちが奔走して被害を最低限をいろいろなかったことにできても、事故自体はなかったことにできないだろうからその狭間にて何かしらあったりすることもあるのかも(?)というのをネーム程度に。
当然ながら捏造でできています。
#版権
#二次創作
#羅小黒戦記
#SS
R_kotoueee_
4
パイルドライブ!
敵を貫いて着地!なイメージで
##カプコン
##ロックマンシリーズ
##無印ロックマン
##ロックマン11_運命の歯車!!
##ロックマン
##パイルドライブ
##ロボット
照明係
不法侵入!23「青空に溶け合う!」
正幸が指名した「ハンバーガーショップW」と有名な赤い看板の店に飛ばすように迫ってきた時はちょうどお昼もきりがいい時間だったのか大きな駐車場は、車もまばらで気持ちいほど広々としていた。
晃博のバイクに乗ったのは正幸が中学の時以来でやはり大型だと迫力も違ったのかついてから晃博にせかされるまでなかなか身体が緊張したまま降りられなかった。
晃博「なんだよ!マジでだらしねえなお前!これくらいで固まってんのかよ!(*´Д`)顔サルみたいにひきつってるぞ!(笑)」
からかいながらバイクから降りる晃博は固まっている正幸の頭をこずいて背負わせていたかばんをはずさせ手にとった!
正幸「これくらいって、兄ちゃんめっちゃ飛ばしてたよ!ほんと死ぬかと思ったし!<(`○´)>」
晃博「たんなる気分転換だろ!大げさなんだよ、いちいちお前は!のりの悪いやつはモてねえぞ!( ̄▽ ̄)」
晃博はヘルメットを外し腕でひたいの汗をぬぐった。
正幸「いや、僕だるくて調子悪いって言ったじゃんか!逆効果だし!って!えっ?Σ(゚Д゚)」
つられて正幸もヘルメットを外したときとっさに晃博が頭を引き寄せて、ひたいにコツンとおでこをおしつけてきた!
そして、つぶやくように…!
晃博「うっせえんだよ!いちいち小言言わなきゃ損みたいによ!25にもなってこんなんでお前やってけんのか!生きていけねえぞ…!」
正幸「そ、それは…!(-_-)」
二人の間に、一瞬、沈黙が流れた…!
気持ちいほどよく晴れた昼下がりの青空の下、太陽とバイクの熱い熱風とはまた違った別のぬくもりに正幸は少し涙もろくなった!同時に、やすらかなめまいも感じて、時間が停止したように、このまま、青空に兄と一緒に溶け込んで行きたいと恥ずかしい感情が高ぶった!
#不法侵入!
#イラスト
#小説
#日記
#BL
#フリーター
#ホラー
かざぐるま
#オリジナル
#創作
#女の子
#夕日
たま/電車かもしれない
岡本隣人
夜行 クジラ列車
#オリジナル
#創作
#イラスト
リージ RIiZI
プッカオ族
主に海洋貿易を行い、その利益で生活する種族
#絵
#オリジナル
#創作
#オリキャラ
#乗り物
#船
右脳くん
ユビフライ族
現人類が滅び、次世代の人間がやってきた。小人である。
人口爆発は神の犯した過ちの1つだった。
何兆人にものぼる現人類は地球をひしめき、地球の表面は人の髪の色で覆われた。
まっとうな食料はとうの昔に消え、共食いで血まみれな、醜い生活をしている。
その姿を見た神は嘆き、怒りで天から決断を下した。
曇り空から眩い光が垂れると、現人類は一瞬にして回収された。
世界は鎮まり、自然が元に戻ってゆく。
木漏れ日が美しい頃に、新たな命が宿った。
人類はアップデートした。体は一回り小さくなり、知能がより高くなった。
その「小人」と呼ばれる人間は、かつての人類の遺体を発見するとアィディアが生まれた。
現人類が長年の時代を費やし生み出した文明を、小人は一瞬にして思いつき、メカニズムさえ想像できた。小人は遺体の手に内在していた神経をコンピュータに接続し、プロペラを溶接する。
「遺体の手」は「ヘリコプター」になり、小人はそいつに乗って操縦する。
手のヘリコプターは浮き上がり、どこかへ行ってしまった。
#オリジナル
#創作
#オリキャラ
#絵
#小人
#乗り物
#ヘリコプター
右脳くん
アッシー族
人間の足を切って車に改造し、その車に乗って暴走する民族
#オリジナル
#創作
#オリキャラ
#車
#絵
#小人
右脳くん
ウサギエクスプレス 岡崎行き
京都にある岡崎神社のうさぎがかわいかったので、電車に乗せてみました。本を読んでいて、ふと顔を上げたらファンタジーな世界が始まっていたら、面白そうですよね。
#アナログ
#アクリルガッシュ
#ファンタジー
#うさぎ
#京都
#電車
#雲
#空
アクリル子
不法侵入!21「青い風!」
だが、晃博が入れたお札はすぐに押し返すように出てきてしまった。
晃博「なんだよ!万札つかえねえのかよ!ちきしょう!(*´Д`)」
正幸「万札って!兄ちゃんめっちゃ金持ち!なんか自販機お金の制限あるとこ多いね!(・ω・)
晃博「カードも使えねえしよ!小銭はめんどくせえから持ち歩かねえしついてねえ!(*´Д`)」
正幸「小銭なら僕持ってるから兄ちゃんもなんか飲みなよ!(*´ω`*)」
晃博「なんだ、お前も稼ぎ出してから偉くなったな!成長したか?(笑)身長はあんま変わってねえのに!(*´Д`)」
正幸「そんなんじゃないし、背はあれから少しは伸びてるよ!これでも174あるし!兄ちゃんがでかいんだよ!軽く180超えてるでしょ!(-_-)」
晃博「男ならこんなもんだろ!( ̄▽ ̄)」
晃博はそうちゃかして、自販機でお得用のスポーツボトルを押して取り出すとすかさず正幸のひたいにあてた。
正幸「ふぁ〜、冷たい!Σ(゚Д゚)」
晃博「お前が先に飲め!待ちくたびれて腹も減ってるだろ!腹いっぱい食わしてやる!( ̄▽ ̄)」
正幸「う、うん…!(*´ω`)」
炎天下にくたばりそうな正幸は晃博のさり気ない優しさにふれながら冷えたスポーツドリンクを身体に流し込み生き返った開放感を覚える。
残りのドリンクを晃博が一気に飲み干すと正幸を自慢のバイクへ誘導した。
晃博「荷物邪魔だよな、ロッカーに預けるか?( ̄▽ ̄)」
正幸「いや、ここの駅小さいからロッカーなんてないよ!これくらい僕背負えるし!(*^_^*)」
晃博は「使えねえなあ〜!」とつぶやきながら、バックのファスナーを開けて中からもう一つのブルーのヘルメットを取り出し正幸の頭にかぶせた。
晃博「無理すんなよ!まじ死にそうな顔してるぞ( ̄д ̄)!まっ、振り落とされねえようにきいつけろよな!(笑)」
そしてバイクにまたがり「リュック貸せ!」と正幸が背負っていた小さなリュックを渡すようにうながし無造作にカバンに詰め込み再びそのずっしりとしたカバンを正幸が背負った!
晃博と同じように後ろの座席にまたがると勢いよくブルルルーンとエンジンがかかった!大型の新車のあまりの爆音につい驚いてしまい…!
正幸「ち、ちょっと待って、やっぱりなんか怖いってゆうか…気分わるいしあんまスピード出さないでね!Σ\(◎Д◎)/!」
正幸のぐだぐたとひきつった声に晃博はあきれたように…!
晃博「はあ?大の男がいちいちびびってんじゃねえよ!情けねえ!(`д´)ちゃんとものはついてんだろ〜てめえ!行くぞ!」
と、正幸のヘルメットの前を後ろ手でストンと下し、そのまま問答無用で向きを変えて、勢いよくハンドルを切りアクセルをふかし俺についてこいと言わんばかりに、風をきった。
正幸「ちょ、ちょっとマジやめてって!Σ(゚Д゚)」
蒸し暑く道路から照り返す熱風の昼下がり!急発進するバイクに慌てて晃博の腹部にしがみついた正幸は風を切るスピードにただただ緊張してギュッと目をつぶり暑さですぐれない中、ジェットコースターのようなスリルを味わうことになった!
#不法侵入!
#イラスト
#小説
#日記
#BL
#フリーター
#ホラー
かざぐるま
7
カープリャ ムウマ♂
【痛くしないと言っているうちにお願いを聞いておけ。何も感じれなくなる前にな】-MADMAM隊員 DISTRICT配属
「大丈夫、痛くしないから...ね?だからこのフォークで...刺されてほしいんだ」
「新鮮な魂!!新鮮な恐怖!!新鮮な血液!!君のは全部僕のものだ!!!!」
「見返りは高くつくよ。それが嫌ならこの話は無しだからね。」
「森は僕の食卓だよ。絶対に逃がさないからね。」
一人称:僕 二人称:呼び捨て
年齢:"人間でいえば"15くらい 身長:150cm
所属:無所属 MADMAM施設のDISTRICT8から脱走した個体。
南区で唯一MADMAMによって確保されたスパイクである。
元はとある種族の最後の生き残り。
現在はとある目的のために活動しており、しばしば南区へ出入りしている様子。鉱物や様々な資材を溜め込んでいるようだ。
【データ】
人里離れた場所を好む、霧の深い森と化したゴーストノーズに住まう亜人。
人目につくところで言えば夜の街に現れることが多いが、日中は基本的に森をうろついている。明るい場所を歩くときはベールを纏って活動するようだ。
森で迷い人を見つけたら"食事"の見返りに案内をしてくれる。
恐怖の感情、血液からしか賄えない養分があるせいで他人との接触を断つことはできないので、必要に応じて夜の町だったり、人気の少ない路地などに繰り出す。臆病で泣き虫な性格だが "自分は力を持っている" ということを認識してからやや強気な一面も現すようになったが、その力を無闇に振りかざすことは無い。
他者を圧倒すれば怖いもの等何もないとの考えから【やられる前にやれ】を信条にしており、無人化したゴーストノーズや南区では自身の脅威とみなした存在を即座に攻撃する。
食事の質が良いほどその力も引き出すことが可能。逆に言えば、質の悪い食事だけだとそれほど力を引き出せないが、空腹時に限ってはリミッターが解かれた状態になるようだ。
スパイクの影響が【魔力】にのみ異常に特化したスパイクの中でも変わり種であり、その力を使って武器にたくさんの特性を付与することが出来るようになったようだ。使える魔力は膨大だが長期戦が苦手。
以前はMADMAM施設のDISTRICT8に拘留されていたが、ピニャータパーティの騒乱に紛れて脱走に成功したようだ。
彼の種族の体液 特に涙には超高濃度の魔力が含有されており
武具や薬の効果を高めたり、付与したりする際に重宝されていた。
そんな彼の涙を求める手段として、以前の世界で取られた方法は彼の種族の迫害である。
彼らを斬り付けて血を浴びた剣には力が宿り、彼らの血液を飲めば力が増し、彼らを痛めつければ流す涙はあらゆる力をもたらした。
MADMAMにおける魔法装具の開発に彼が関与しているという噂がMADMAMに存在する。
身を守るために作り出した彼のフォークは魔力が大量に注がれた結果具現化されたものであり、任意の性質を持つことができる代物。余剰魔力は常にこのフォークに回しているようだ。
望めば戦車ですらケーキのように易々と貫く切れ味を持つし、ポケットサイズに小さくすることもできるし、数を増やすことも更に大きくすることもできる。なんならフォーク以外のものにもできる。
しかし小さくすると感情の吸収効率が落ちるので、あまり小さくすることを好まない。
手元になくとも性質は変えられるので、万が一に奪われたり落としたりしても悪用される心配は無く、必ず手元に帰ってくる仕様だ。
基本的に彼が""付与するようにしている""性質は【刺した生物から恐怖心を吸い取る】【刺した相手のトラウマや幻覚を鮮明に想起させる】【刺した相手に傷をつけない】【自分に対する脅威から自動で身を守る】性質だが、彼が意識していない性質は付与されない。
不意を打っても必ず防がれるため一見無敵に思えるが、根気強く攻撃し続ければ消耗して攻撃が通るという単純な弱点もある。
刺さっても体に傷がつくことはないが、恐怖心を吸収する都合上トラウマを想起させる性質を持たせている。既に恐怖している場合はただ刺してくることが多いようだ。
恐怖心が不足することによって飢えると豹変して凶暴化すると「食べること」に執心するようになり、フォークに【傷をつけない性質を付与する余裕がなくなる】ほか、彼の周りを浮遊する水晶に噛みつかせる等危険で手荒な手段を講じるようになる。人の身体程度なら軽々と食い千切ってしまうほどの咬力を持つので注意...止めとばかりにフォークをぶっ刺してくる。
しかし防御に考えを振る余裕もなくなるので、彼を最も倒しやすいのはこの時だ。
DISTRICT8で散々な目にあわされたのか、MADMAM関係者や自分に敵意を持った相手、銃器を持ち歩いている者に対しては一切の容赦無く襲い掛かる。
そんな彼の口癖は「痛くしないからね」
ちなみに彼の泣き声を聞き続けると生命力を吸い取られてしまうのだが、その影響は【急速な老化】といった形で顕現する。(1秒につき1年分)
彼が返してくれない限り戻ることは絶対にない。
彼と本当に仲良くなれれば、見返りにお願いはされるだろうが涙や血液を提供してくれるだろう。
質の良い恐怖心に拘り始めたら何をするか分からない危険も持ち合わせている点から、MADMAMからは極秘に回収命令が下されている。
【バックストーリー】
他者との関わりを避けるような深い森の奥に位置する村で"亜人"と呼ばれる種族のもとにカープリャは生まれた。
カープリャが自我を持つようになると、彼の家族はすぐに魔力の扱い方に関する教育を始めた。
単純な力や身体能力では劣ることが多い彼らの種族が淘汰されないようにするためには、身体に流れる膨大な魔力の扱いを極めることが不可欠であるからだ。
"亜人"と呼ばれる種族の中でも非力であった彼らは、その魔力の扱いに特化していたお陰で厳しい環境に適応し、小さなコミュニティで互いに助け合って生きていた。
彼らの居た世界では"エンチャント"と呼ばれる技師の技術であり、その技術はカープリャの住む村人は皆が一流のエンチャント技師であった。
満足に言葉を話せるようになると必要なものは自らの魔力で生成し、既存の物にも魔力で様々な性質を付与したりする創作性を持った彼は
周囲の大人たちからチヤホヤされており、人に寄り添いあって生きる事の大切さを子供ながらに認識していた。
お気に入りは足を素早くする靴で、空いている時間が有れば広い自然を駆け回り、時には木の実を集めて回ったりして過ごした。
そんな日々を過ごしていた彼はある日、今にも倒れてしまいそうな迷い人と遭遇する。
"みんなと助け合って、分かちあえる子になりなさい" そう教えられていた彼はその旅人に水と食料を与え、森の入り口まで送り届けた。
もしかしたらこの人は家までとても遠いかもしれない。そう考えた彼は、旅人が履いていた靴に魔力を付与し、身体が羽のように軽くなる靴を与えた。
良いことをしたと彼は上機嫌でその日は村へと戻った。
暫くすると彼の村のもとに、大きなカバンを背負い、ボロボロになった来訪者が現れた。あの時に助けた村人が一人とほかにも数名。その仲間だろうか?
話によればカープリャが与えた靴の話が来訪者の街で広まり、カープリャの住む村との交易を望んでおり、その為に時間をかけてはるばるやってきたというのだ。
来訪者は近くでは力を持った王国の権力者であり、彼の提案は魔力で物品に性質を付与──いわゆるエンチャントの技術の見返りに物品や技術を提供するというのだ。
技術も物品も、彼らにとっては無くても特段困るものでは無かったのだが、はるばる相手もこんな森の奥にやってきたのだ。
村人たちは少し話し合った後にその商談に合意。そうして小さな村と王国のつながりが生まれた…
しかし、それがもたらしたのは豊かな生活とはかけ離れた日々であった。
優れたエンチャント技師達の住まう村の噂はあっという間に広まり、毎日数多の旅人が村を訪れては仕事を依頼した。
見返りは確かにあったが、王国の人々は彼らの技術にのみ価値を見出していた。その結果として要求のハードルが上がり続け、村人たちが疲労から依頼を渋るようになると王国の民たちはヤジを飛ばし、心無い言葉を投げかけた。
人というよりはまるでモノ扱い──子供ながらにカープリャはそう感じており、日に日に疲れていく家族や隣人を見ては心を痛めていた。
この交易が一方的な搾取だと気づくには、村全体が世界を知らなさ過ぎたのだ。そしてそんな日常は一人の短気な来訪者によって大きく変わり始める。
現状に不満を訴えた技師たちはストライキを決行、それでは困ると王国民も衝突。口論がヒートアップし、来訪者が村人の一人を殺害してしまう。
血を浴びた剣が炎を纏うようになった瞬間、王国民の技師たちを見る目は完全に"人"から"モノ"へと変化した。
「こいつらの血を浴びればエンチャントされるぞ!」
その一言をきっかけに、抵抗する技師たちや村人たちを無理やりに連れ出し、連れていけないと判断された村人はその場で"素材"にされていった。
カープリャはその間村に居なかったが、血みどろになった村に帰ってくると何が起こっているのかはすぐに理解した。
「早く、あなただけでも逃げなさい。私たちなら大丈夫だから」
何かで切り付けられたであろう大きな傷を負った母親と父親。
子供であるカープリャですら仕事に駆り出され、普段なら潤沢に流れる魔力が無い状態では母親の傷を癒すにも、戦うにも非力すぎた。
寄り添うことしかできなかった。王国の民がカープリャを見つけると捕まえるように叫ぶ。
内心ではそんなはずはないと分かっていた。抗うだけの力も残されていないと。
自分を逃がすために自らが身を張って囮になろうとしているのだと。
逃げ出したらきっと両親は助からないのだと分かっていた。
背後から喧騒が聞こえなくなるまでずっと走り続け、疲れ果てたカープリャは高い木の上で一晩を過ごした。
敵と戦う知識こそなかったが、自然の中で生き抜く術を身に着けていたカープリャは自分の感覚と創作性に従い、野生に生きる存在になった。
彼の痕跡を追ってくる王国民に怯えつつ、飢えにも蝕まれながら反撃の機会を窺う日々。こんな会話が聞こえる。
「できれば殺すな。血液よりも涙にものすごい魔力が宿っていることが分かった。生かすだけで価値がある。」
捕まった後にどんな結末が待っているのかを容易に想像させる一言にカープリャは恐怖した。身を隠さなければならない。
しかし注意すべきものは王国民だけではない。飢えと渇きは確実にカープリャを蝕んでいく。
カープリャはある日一人だけ孤立した王国民を発見する。反撃するなら絶好のチャンスだ。
"どんな生き物でも美味しく食べる事ができる巨大なフォーク"を誂え、上から襲い掛かった。
フォークが体を貫いたとき、ひどく怯えた表情をした相手と目が合う。村で倒れていた隣人がしていた、見覚えのある表情。死と直面した時の顔。
その瞬間、彼は理解してしまった。恐怖心を吸収することでしか得られない最高の栄養があること。
何故両親が身を挺して自分を逃がしたとき、不思議な高揚感を感じたのか。
何故自分の種族は他の種族との接触を避けるような場所に居を構えているのか。
しかし、最後の一人になってしまった彼を止める家族も隣人ももうどこにもいなかった。
王国民が自分たちをモノ扱いしたように、カープリャもまた王国民を人ではなく獲物として見るようになったのもこの頃であった。
カープリャが潜伏する森で犠牲者が増え始めると不吉な森だと噂されるようになり、偵察に現れる来訪者も物々しく変化していったが良質な栄養を得たカープリャはすっかり魔力も回復し、持ち得る創作性で彼を狩りに来た獲物をどうやって狩るかを考え、実行するようになっていった。
どんな装いに身を包もうとも、自然の中でずっと生きてきた彼にとっては森が食卓同然であった。
明日はどうやって料理しようか。最初は来訪者たちに怯えて隠れる日々を過ごしていたが、今は来訪者が来ないとがっかりするようになっている。
ある日目を覚ますとそこは見慣れた森ではなく、見慣れない建物が立ち並ぶ場所。寝ぼけているのだろうか?二度寝をしようと試みたが、その為には襲い来る存在があまりにも邪魔すぎる。
そして何より、自然を味方につけられない状況というのもあるが、相手の能力が単純に高いのだ。
困惑しながらも応戦していたところに現れた、鉄の杖のようなものを携えた黒づくめの集団。王国の民とは全く装いが異なるが何者だろうか?
王国民が新手の技術を身に着けたのだろうか?戦えばわかるだろうと考えた彼は応戦するが、助けに来たと彼らは言う。
目撃者は残さないようにしている以上、自分の能力についてはたとえ王国民でも詳しくは知らないはず。
見慣れない地域の人々なら尚更自分の事など詳しく知っているはずがない。
長い狩りの時間は彼に絶対的な自信をつけさせていた。
それにここに来てから、いつもよりも体に魔力がみなぎっていることにも気が付いている。普段なら付与できる性質は2つまでだったものが、3つも4つも付与できる。
彼らの話が嘘であれば思い知らせるまでだ──そう考え、一先ず彼らの保護に乗じることにした。
──その数週間後である。マッドマムの収容施設の一部を壊滅させたうえで"巨大なフォークを携えた何か"が脱走したのは。
トイボックスのデータベース
不法侵入!20「まぶしい笑顔!」
炎天下の駅前で兄の晃博を待ちくたびれるように汗をにじませていた正幸!ようやく現れた兄は電車ではなく、大きなエンジンと共にでかいバイクに乗った勇ましい姿だった。東京の大学を卒業してから向こうで働いていたため、盆や正月もフルタイムの勤務で中々こっちに帰ってこれなくて、メールのやりとり以外でまともにあったのは、かれこれ6年ぶりになる!
バイクを止めヘルメットを外した兄はますます大人っぽくなっていた。身長も高かった!正幸がそんな姿の晃博に認めていると、久しぶりだな!とからかい好きの懐かしい声でこっちにやってきた。
晃博「なんだお前今にも、逝っちまいそうな顔しやがって!ちゃんとめし食ってんのか?(笑)」
正幸はその言葉でようやく我に返った!
正幸「兄ちゃん相変わらず冗談きついけど、ほんと暑さで逝きそうだよ…!(待ち過ぎて…)(-_-)てか、バイク新しいの買ったんだね!なんか前のより大きくない?」
晃博「大学出てすぐに向こう(東京)で大型免許とってやった!試験一発だぞ!凄えだろ!やっぱドライブなら車よりバイクだな!( ̄▽ ̄)」
正幸「すごい!(◎_◎;)まあ、兄ちゃん高校の時もう普通二輪とってたもんね!そこまではまるとは思わなかったけど…!見えはって彼女にかっこいい所見せたかった感じでしょ!無駄遣いして大丈夫なの?車の製造工場だっけ?向こうで就職決まってそれっきり会えなくなって!まさかこっちに帰ってきてたなんて思わなかったよ!」
晃博「先月親父が腰ひねって動けねえって母さんからメール来てさ!一応心配でな!仕事が支障出そうだとか言ってたからよ!あいつとは卒業してすぐ別れたよ!なんか、働き出したら全然遊べなくなってつまんねえとか言われて!あっさりな!(;´д`)」
正幸「兄ちゃんと同じ旅行の趣味があって意気投合してたんじゃなかったの!スマホに向こうから結構メールよこしてたじゃん!写真も送ってきてまあまあ可愛い彼女だなって思ってたけど!いろいろあったんだね!父さんの事は全然知らなかったな!僕が追い出されてすぐかな!大丈夫なの!」
晃博「親父ももう年だしな!じき73だし!久しぶりに会ったらしんみりしちまったよ!なんか商店街の飾り付けで張り切り過ぎたんだとよ!」
正幸「そういえば夏まつりだったんだね!まあ、この年になって楽しむ余裕とかなくなったけど…!」
晃博「お前まだ25だろ年寄りみてえな事言ってんじゃねえよ!まあ、俺も30カウントダウンまできてるし、偉そうに言えねえけどよ!」
正幸「まだ、兄ちゃん8だから2年あるよ!じゃあ、今は工場の仕事は有給とかで休んでるの?」
晃博「いや、俺の行ってる工場秋から他所の会社と合併するみたいで、勤務先も県がかわるような事聞いたから迷ってよ!で、母さんからメールきた時、もうどうせなら地元で働くかって退職して帰ってきたわけ!とっくに、彼女も居ねえしな!親父や母さんも最初は怒ったけど割とホッとした顔してたぜ!まあ、長男だからって別に惣菜の店つぐつもりねえけど!(笑)」
晃博はそう言ってどさくさに背負っていたでかいカバンを正幸になげる!
正幸「えっ?何だよこのカバンの荷物!?めっちゃ重っ!食料!?Σ(゚Д゚)」
晃博「親父もだいぶ回復したし!お前から(泣)きメールさんざんきたからな!部屋探しも含めてついでに…どうせならお前と暮らしてえと思ってよ!」
正幸「いや、今僕が住んでる家は最悪でさ…」
晃博「取りあえずなんか飲むか!顔めっちゃゆだってるぞお前!( ̄▽ ̄)」
正幸「兄ちゃんも今そうとうスケベ面してるよ!(笑)」
そう言い返した正幸は自然と照れ笑いを浮かべ、晃博も汗だくの顔のまぶしい笑顔で正幸の背後にあった自販機にポケットから財布のお札を取り出し札入れに通した!
#不法侵入!
#イラスト
#小説
#日記
#BL
#フリーター
#ホラー
かざぐるま
不法侵入!19「太陽の人!」
今からこっちに兄が向かうと聞いて正幸はラインで晃博に今いる所を伝え、森山駅の近くの小さな自販機の場所で待機していた。パンクした自転車はそのまま駅のそばに取りあえず止め、汗だくで、炎天下の人通りの少ない砂利道で行き交う電車を眺めているが中々晃博の姿は現れず、のどがカラカラになってくる。駅の自販機よりドラッグストアの方が多少安い事を知っていた正幸は意地をはって目前の自販機に乗り出せずに暑さと戦っていた。
それから40分が経過した頃、流石にしんどくなりギブアップで自販機に歩みはじめた時、遠くから「正幸!」と懐かし響きの声が聞こえて振り返った。
ドルルルーッとはげしいエンジン音と共にバイクに乗った人物が正幸の前で止まった。
ヘルメットで顔がはっきりとは見えなかったがそれは間ちがえなく晃博兄だった。
てっきり電車でくるとばかり思っていた正幸は目前に登場した太陽の照り返しを浴びる晃博の姿がとても凛々しくうつり、のどの渇きも忘れ言葉もすぐには出せなかった。
#不法侵入!
#イラスト
#小説
#日記
#BL
#フリーター
#ホラー
かざぐるま
不法侵入!18「安堵!」
店長の川田さんと駅で別れてから正幸はスマホに久しぶりの兄の晃博(あきひろ)からのからかうようなラインが沢山来ていたのに気づいた!
どうやら大雨の被害の事とか知ったみたい!いくつか流し読みをして、最後の「おい…返信しろ、生きてるか〜!」の文章でうんざりしてしまった正幸は昼下がりの炎天下で中々文章を打ち返す思考が追いつかなくて、自転車にまたがり日陰を目指し走りだした。だが少しして後ろのタイヤに異変を感じて、正幸は自転車を降り確認するとパンクしているのが分かった。
正幸「まじで!?Σ(゚Д゚)
だいぶ今まで乗り回してきたせいかタイヤも擦り切れるほど、ぼろぼろになっていたので、「そろそろかえ時かな!(-_-)とため息混じりにつぶやいた。
再び自転車を押して歩き出すと目の前に郵便局が見えてきた。正幸は出来ればもうあの家には帰りたくなくて、引っ越したいと思った。が、そんなお金もなく自転車の前かごに入ったコンセント式の扇風機に眉間にしわを寄せ再度ため息をつき電気代だけでも払わないとと家の玄関の隙間に挟んであった請求書がリュックの中にくしゃくしゃに押し込んであったのを確認する。
そして炎天下の誘惑に負けるように郵便局前に自転車を止めると、少ない通帳からしぶしぶ支払いに行ってしまった。
憂鬱顔で少しだけ中で涼んだせいか、冷静に思考が戻ると後悔だけが残った。
外に出るとまた、ゆだるような蒸し暑さが正幸を襲う!
正幸はパンクしてるのにも関わらず自転車にまたがり苛立つようにペダルを漕ぐがすぐに身体がだるくなり、スマホを取り出し兄に当たるように先程の返信を返した。
正幸「生きてるよ〜!(笑)生きてるけど正直もう限界かも…いろんな意味で…(-_-)!近いうちしぬかもしんない…その時は別にそう式とかしなくていいからね!無駄なお金かかるし!なんならその辺の土に埋めてくれていいから…。兄ちゃんも東京にいる彼女と元気でね…応援してるよ…。」
長々と皮肉じみた文章を打ってスマホをポケットにしまい込むと正幸は無性にお腹が空いてきてつくづく人生がいやになった。
だが、虚しく自転車を降りひきはじめるとピコンとスマホ音がなった!
虚ろな目で、ポケットから取り出して見ると、兄の晃博から「今から行く」と返信が…!
東京にいるはずの兄から思わずの返信に正幸はあっけにとられてしまったが、何故か安堵感も同時に感じられた。
#不法侵入!
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かざぐるま
車を信じれるだけの経験値
9ヶ月ぶりに運転をした。
俺は運転というものに苦手意識があり、特に一般道では人を轢き殺さないか不安で不安でしょうがなかった。
しかし逆に、高速はまだ不安が少ない。歩行者・自転車よりは車の方が行動が予測しやすいからだ。(まぁ質量×速度の二乗が運動エネルギーになっているので本当はめちゃくちゃ危ないのだが。)
免許取れたんだから高速からなら運転してみるかという気分になり、俺はSAで運転席を交換したのである。
そしてその時、初めて思った。
車ってめちゃくちゃ思った通りに動いてくれるじゃん。俺、今まで日産のこと信じてあげられてなかったんだ・・。
こんな、こんな機械が自分の脳と直接繋がってるような操作感。ありえねぇ。逆に信じられねぇ。でも、実際繋がってるわ・・。
日産・・。正しいのはお前だった。俺は今まで壁を越えられてなかっただけだったんだ。これからは一般道も、首都高も頑張ってみるよ。
完
#オリジナル
バンソウ
クジラ列車
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#創作
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リージ RIiZI
槐翁
自作小説「六車輪の由来」に登場するエンジの木の妖怪・槐翁(かいおう)のイメージ画です。
#創作
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朽木桜斎
狂い咲き!13「硬直!?」
いつも、魚をとっていたあの場所に久しぶりに川をサンダルでまたぎながら向こう岸にわたり歩きはじめた時、1台の自転車がトイレのはしに止まっているのが見えた!
何となく見覚えがある自転車のような気もしたけど似たような黒い自転車なんて沢山あるし、8月の照り返す日差しの暑さのせいで細かい疑問は全て頭から蒸発させられて、ほとんど気にしてなかったのだ!
が、歩くとバッタの虫たちが飛び交う中、背の高い草をかき分けながらもう少しでいつも魚取りをしていた場所の川岸が見えはじめた時、その途中、人の動く気配となんだか聞き覚えのある声が麻斗の耳に届いてきた。
そして、草の間からその声の主が視界に飛び込んできた瞬間、麻斗は身体の全身に危険信号が走ったようにフリーズして凍るような冷や汗が頭を冷やすように恐怖の記憶が一気によみがえってきた。Σ(◎Д◎٥)
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かざぐるま
葉っぱと棘!5「危険な瞳!」
女性が家に連れてきた隼人が見覚えのある、少年の顔!それは昼間母が働いていた、スーパーの駐車場で薔薇の花をむしり取って遊んでいた?無表情に冷めたあの顔だったのだ!顔にはうっすらと細い傷跡が浮かんでいる!
女性「本当に何度も迷惑掛けるような事しちゃってすみません!私…頭が真っ白になっちゃって…!親しい人ってジャスミンさん以外ぜんぜんいなくて…!」
涼華「もう、落ち着いて瑠璃子(るりこ)さん!その名前お店以外で呼ぶのやめて照れるから!お子さんの事はさっき息子と話しあってちゃんと面倒見るから!」
隼人、おいと、涼華に送る鋭い視線!
涼華はわざと気づいてないふり!
涼華「それより、もう、入院の日にちは決まったの?この子の為に早く身体が良くならないと!」
瑠璃子「入院ていうか、取りあえず検査入院で体調の様子を観ましょうって事になったんです!1週間は自宅で休んでそれでも回復しなかったら検査って…でもこの子、薫が部屋にいるとゆっくり休めなくて…知らないうちに苛立って、叩いてしまう事も出てきちゃって!」
薫は、瑠璃子の話しなど気にもせず、無表情な顔で、視線は涼華の耳たぶにキラキラ光り揺れるイヤリングを仕切りと見つめていた。
涼華「きっと、いろんなストレスが重なって心に限界がきてるのね!薫くんて言うの、お母さんに似て、綺麗な目してるのね!うちの息子ひまで体力だけはもてあましてるから安心して預けて!」
すかさずそっぽを向いている隼人の肩を引っ張りあなたも挨拶しなさいと視線を送り隼人は身体のバランスを崩した!
涼華「瑠璃子さんね、バーではローズマリーってあだ名を付けられてるの!シングルママさんで1番若い二十代でお母さんになって頑張って働いてるのよ!ちなみにお母さんのニックネームはジャスミンで彼女と同じハーブの名前!」
隼人「ふーん!(どうでもいいし!厚化粧のババアがジャスミンて面かよ!ボソッ(-_-;))」
瑠璃子「やめて下さい!ぜんぜんそんな事ないです!私、親として未熟過ぎて…!旦那にも嫌わて…」
涼華「旦那さんの見る目がなかっただけよ!向こうが言い出したんだったら、きちんと旦那さんから慰謝料に養育費ももらわなきゃ!綺麗過ぎるくらいなんだからもっと自信持ちなさい!」
瑠璃子「私が薫をこんなふうに生んでしまったのが原因だから、主人には迷惑かけられなくて!でも、最近はその事も考えて主人の所に行こうとしたんですけど薫が首を降って会いたがらなくて…!」
隼人、心の声(いや、貰いにいけよ!こうやって赤の他人巻き込んて迷惑かけてるくらいなら!)
涼華「薫くんも旦那さんからいろいろ嫌な事を言われてたのかもしれないわね!ちょっと複雑だけど、どっちにしても、生活の事を思うともっと慎重に考えた方がいいわね!取りあえずはあなたがまずしっかり体調をなおさなきゃ!」
瑠璃子さんは目の下にクマもありだいぶやつれていたような様子で、詳しい状況までは聞けなかったが、だいぶ精神も追い詰めれている感じだった。
さすがにこんな姿で何度も頭を下げてくる瑠璃子に隼人も口では、何も文句は言えずにいた。
そんな無抵抗の隼人をいい事に涼華は、
涼華「薫くん、お母さんがね、最近お仕事続きでだいぶお疲れしちゃってるみたいなの!でね、早く元気になる為に少しの間体を休んで貰いたいから、しばらくお母さんには会えなくなっちゃうけど、代わりにここにいる大きなお兄ちゃんが薫くんの事しっかり面倒みてくれるって言ってるんだけど!いいかな?」
隼人「(は!勝手に、何言ってんだよ!ちょっとまてよ!( # ゚Д゚))」
隼人が言いかけた時、薫の手がためらうこともなく、隼人のズボンをギュッと掴んだとおもうと、ふいに両足に抱きついてきて言葉をうしなった!
隼人「(なっ!Σ(゚Д゚)」
そして、んん〜!と小さくうなり、隼人を見上げる薫のまなざしは無感動でとてもわかりにくいと言うか死んでると言うか、読み取りにくかったが、何故か新しいおもちゃでも見つけたとでもいうようなしぐさに、隼人は無性に嫌な予感が走った!
#葉っぱと棘!
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かざぐるま
明了漫画
あらすじ…
買い物終わりの明が了のいる車に向かうと、見知らぬ女性がそばに居ることに気付き… ※モブの女性が出てきます。
続きはリンク先でどうぞ!⇨
https://dokudoku55.lsv.jp/works/frustration/
#明了
#そのうち消す
毒@サイト
葉っぱと棘!2「オープンセール!」
不良気質のある高2の隼人(はやと、17)は反抗期真っ只中!憂鬱な気分で買い食いのサラミにかじりつきながら、母親の働いているスーパーにちょい見がてら横を素通りした時、傷だらけの少年をみかける!
隼人
「そいつに最初に会ったのは、オープンしたばかりの母親がパートで行ってるスーパーの駐車場のはしの花壇でだ!
花壇というか、オープンした祝いで飾られていた、赤い薔薇が積みおきのような感じのやつだ。ガキの親は中で買い物してるのか、そいつはおいてある薔薇を掴み取るように、花びらをむしり取っては棘のある茎を頬ずりするみたいにキズだらけになった手で何度もこすっていた。
2月の肌寒い時に半ズボンかよ!それに、オープンといったってすでに一週間は立っているせいもあって客はかなりまばらで近所に住む老夫婦か何気に立ち寄るようなやつが、ちらほら視界に入るぐらいで、そのせいか、よけいにそいつの姿が目立って見えた。
俺は、ずいぶん悪趣味な遊びしてんなと鼻で笑って、人ごとに素通りしていると、そいつと目があった。顔面傷つけてもなんも感じねえのか退屈そうなやばい目!
なんか文句でも、言いてえのかと、思ったがさっき俺は高校に退学届けを出しに行った所で虫の居所も悪くガキ相手でも殴り倒しちまいそうだったから早足で通りすぎてグッと耐えた。偉いぞ俺・・・!(-_-メ)
わりと有名な学校だったが、真面目なやつばかりで入学してからずっと退屈で、ほとんど行くふりで学校近くのゲーセンばかり通っていた。
髪も銀髪にして、うざい不良とかに絡まれた事もあったが学校にバレるのが面倒で大怪我をしないていどに器用にやり過ごしたりしていた。
まあ、いわゆる反抗期みたいなもので高校入ってから急に毎日が退屈で虚しくなったような感じだ。ただ誰にも干渉されずに、1人になりたかった。勉強は嫌いじゃなかったし、試験の時は何とか平均点は何とかクリアしていた。
学校から何度も電話がかかってきたけと、親も特にそれに対して別に怒ったりはしなかった!
それはむしろありがたかった!
おしどり夫婦とか、昔から周りから言われていた両親だけどケンカもよくしていた。で、仲直りのたびに旅行に行ってラブラブな感じになってた。まあ、高校になってからは、さすがに俺は旅行については行かなくなったけど…!笑だがそれから去年の高2の秋にいつものようにケンカの仲直りに旅行に行った時、夜に旅館近くの繁華街を散歩していた親父が酔っ払いの車にはねられて死んだ!
歩道側にいた母親は奇跡的に無傷で助かったけど、帰ってきて、親父の葬式が終わってからも中々立ち直れずにいた!・・・(-_-)
俺自身、親父が死んだことに実感が持てなくて、そんな冷めた空気の家にいるのが嫌で外出ばかりして母親を困らせていた。…で、つい先週、最終的に免許もとっちゃいねえのに、むしゃくしゃした夜に街の駐車場にある目立ったオートバイに手を出した所を警察に見つかり補導され、それが決め手で退学になった。」
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かざぐるま
狂い咲き!12「にがい再開!」
あれから、すでに10日以上の月日が流れて、8月に入った。用心しながらだけど、麻斗はまた河原に足を運ぶようになった。あの日結局8時過ぎまで、トイレに立てこもっていて、ふらふらの手ぶらで自転車で帰って母に叱られた。変な奴に絡まれるなら、行くな!って言われたけど、塾も行ってないし、朝のラジオ体操が終わったら夏の生活の宿題を適当にすませ、近くに親しい遊び相手もいない麻斗には、やはり毎日が退屈になってしまう!だから、河原に行くと行ってもトイレのある向こう側には渡らないようにしている。
あれから、あの(き○がい)不良に会うことはないけど、何故かあの時のトラウマと恐怖でビクビクつい、川の向こうを確認してしまう。だいぶ心が落ち着いたと行ってもまだ後遺症みたいな物が残っていた。
家にいると、母から「する事がないなら塾行って勉強しろ!」なんて小言、言われる事ばかりだし、それで行きたい場所っていうと特になくこの河原くらいしか浮かばないんだよね!(¯―¯٥)
タモもバケツも新しく家にあったものの、予備なんだけど網があらくて大きな魚しかすくえなくて、ほとんど苦戦している。あの日無くした向こうの場所に探しに行く勇気はさすがになかった。
が、何日か過ぎお盆も近づいてきて夏休みも後半に突入し、やはりとりなれていない場所ばかりで魚を追い回すのも味気無くなってきた麻斗はあれから不良にそうぐうする事もなく、油断した日に、再び恐怖を味わう事になった。
日差しは相変わらず照りつけるように暑かった。
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かざぐるま
不法侵入!17「一期一会!」
そのまま、今日で最終日でもあり、午後の3時頃には勤務が終わり鍵を閉めると店長と一緒に汗だくで最寄りの電車の駅に店長を見送りにと向かう坂道を歩いていた。捨てる事務用品の中にまだ使えそうな小型の扇風機があり記念に貰ったのだが乾電池製じゃなくコンセント製だと気づき電気代の事を思いだし苦笑いしていると!いつの間にか踏切のそばまで来ていた。
川田「じゃ私はここで…!最後にもういちど一緒に温泉に入りたいなと思ったけど家内が先に引っ越し先に出発しちゃったみたいだから行くね!いろいろ迷惑かけちゃったけど!いつか、旅館に遊びにきて!割り引きするから!(笑)それから、ご家族の方にもよろしくね!」
いつもとかわらない笑顔に正幸も少ししんみりになった。バイトの最初の時歓迎祝いみたいにここの駅のうらの温泉(銭湯)に誘ってくれたっけ!緊張してほとんど喋れなかったけど店長の人柄にリラックス出来た。緊張していた僕にずいぶんと気を使ってくれていたのかな?自然と鼻がジンと来てしまった!
正幸「はい!いえ、こちらこそお世話になりました。店長も身体には気をつけて!」
川田「ありがとう!じゃあ、これからもしっかり働きなさい!若いんだし、応援してるから!」
正幸「ありがとうございます!m(_ _)m」
店長はそう言うと笑顔で森山駅の改札口に入っていった。
いろいろ愚痴っちゃった事もあったけど良い人だったな!正幸は最後になって店長と出会った頃の日々をそんなに長くなかったけれどとても懐しく一緒に働けて良かったなと思える自分がいた!
そんな事を考えていた時、ちょうどリュックに入れていたスマホのブザー音がなった。
2日めには停電がおさまって掃除の間店で充電をさせて貰ってたんだ。いろいろ精神に負担がかかったりしてまともにチェックとかする余裕がなかったけど、開けたら大量の兄からの通知がきていた。
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かざぐるま
2
モルカー車検
(2021年)
##モルカー
283号室
不法侵入!13「半洗脳!」
その日は結局まる一日停電のままコンビニの食料品は缶詰を含めてほぼ完売してしまい、残りの雑貨用品や週刊誌等は仕入れた本社に返品する事がだいたい決まって3日以内には店を閉める事になりそうだ。蒸し暑い店内の衛生面を考えるとそれがベストかもしれない。もちろん僕も多少の飲料水は確保して買ったけど、すでに電車も完全に再開して通勤していた店長は何も確保することなく、筋肉痛の身体をかばうように笑顔をみせて駅へ歩いて行くのを見送り別れた!
そして、自転車を引いて逃げる覚悟で家から飛び出してきたはずの正幸だったがやはり一日のじっとりと絡みつくような暑さに体力を奪われ、最終的にはまた険しい坂道に吸い寄せられるように自宅に向かい登って行った。別の意味で精神がかなりまいってしまっているのか、正幸は店長にも警察にも不審者の事はなぜか喋ろうともしなかった。よっぽど老人の圧力かオーラが強かったのかわからないが…!
だから、誰にも相談せず、身体がえらい思いまでして家にたどり着いた時には激しく後悔する事になるのだ!
だいぶ日が暮れてきて、長屋の前にくると、正幸は玄関の前に自転車を止めて不審者が入ってきた方の外側にまわってみる!そこには、錆びた金具の棒が折れて暖炉?だと思われる外側の扉が開きかかっていた!
おそらく中に汚れがたまらないよう外からも灰が掃けるようにつくられてたのかな!使われていない暖炉だったらしっかりと施錠してくれなきゃ困るよ!と改めてあいつが現実に家の中に入り込んでいた事を理解して、これまでいくつか不審者とすれ違い見てきた様子を頭にフラッシュバックしながら、どうしたらいいのかと、正幸は恐怖しながら疲れてまわっていない頭で再び悩み始めた。そして暖炉の隙間から漏れてくる、あれだけ不快だった独特な不審者の体臭の臭いもそんなに嫌じゃなくなっていたのも事実だった。
正幸「なんか僕やばいかもしれない…!(>_<)」
正幸はしばらく中にあいつがいるかもしれない開かれた暖炉の扉をしばらく固まったように見つめていた。
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かざぐるま
不法侵入!12「閉店セール!?」
しばらく歩いてバイトの店に近づいた時すでに外でモップの掃除をしている店長の川田さんの姿が…!
そして正幸が自転車を押しながら近づくと笑顔で先にあいさつをしてきた汗まみれの店長から衝撃な出来事が!
川田「おはよ〜!こっちの方すごかったみたいだね!だいぶ電車おくれて私もさっき来た所なんだけど、何人かの近所のお客さんが店を開けるのを待っててね!菓子パンとかをまとめ買いしていったから!10分もしないうちに完売だわ!」
正幸「店長すごい汗!って…!閉店って!Σ(゚Д゚)」
正幸はガラス戸に貼られた貼り紙にくぎづけになる。
川田「雷が近くに落ちたみたいで今だに停電でクーラーがつかんのだわ!ほら、店の中まで少し水が入り込んでたからだいぶモップできれいになったけど中は蒸し暑いし、じっとしとれん!飲むもんはみんな生ぬるいし!(笑)」
正幸「やっぱりこの辺も被害があったんですね!坂の途中みたいな場所だからもろ雨の通り道になったんじゃないですか!」
川田「店も古いしね!市からも前から言われていたんだが、もう、ここもついでにたたんでしまおうかと思ってね!岡部くんには申し訳ないと思うけど、今回みたいな事は初めてで、天井に雨漏りもしちゃったし!衛生に悪い!お向かいにある花屋も閉めるみたいだよ!あっちもだいぶ水がつかったみたいだ!」
正幸、急な出来事で一気に力がぬけてしまい、店の前から動けなかった。
川田「何かだいぶだるそうな顔しとるけど、熱中症と違うか!(◎_◎;)」
正幸「いや、いろいろあってご飯を全然食べてなくて!(-_-)」
川田「まあ、初めての豪雨みたいな雨で怖いおもいしたからな!('ω')」
正幸(それだけじゃないんですけど…!(-_-))と正幸は何故かそれ以上はしゃべらなかった。
川田「なんやったらおにぎりならあるぞ、流石に停電で冷えとらん、おにぎり客に売れんかったで!まだ傷んどらんと思うで!持っていきなさい!(笑)」
正幸「ありがとうございます!その前に店長も身体の動きめっちゃだるそうですけど…!」
川田「これはただの筋肉痛だ!休みに家内と温泉に行ったとき風呂上がりに卓球を久々にやったらな!運動不足やったのもあるけど、もう59になるで、かなりがたがきとるであかんわ!(;´д`)」
正幸「店長はまだまだ若いですよ!(*^_^*)」
正幸はようやく今日はじめての安堵の笑みをもらした。
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かざぐるま
不法侵入!11「生蒸し暑い朝!」
なんとか理性は無事に保てたのかわからないが、異臭の充満する家の中でまる2日間を無事、とうげを超える事が出来た正幸はすっかり真夏ばれに晴れた3日目の月曜日、早足で着がえてリュック1つに玄関の土間にある自転車を引き出して死に顔を見せるように出ていった。なんかもう、いろいろと玄関に鍵をかう気力さえなかった!((+_+))
新鮮な空気といっていいか自信がないが、既にお日様の日差しは早朝とは思えないほど蒸し暑かった。
砂利道のいたる所に大きな水たまりが出来ていて、正幸はお構いなしにその上を白い靴でびしゃびしゃと気にせずに踏んでいった。
いつものように急な坂を自転車を押して下っていると、途中の一軒家がいくつか並ぶ前に、近所のおばさんらしき二人の会話が耳に届いてきた。
おばさんA「ほんと、久しぶりだったね!こんな大雨!家が流されるかと思ったわ!(*'ω'*)」
おばさんB「滝みたいだったもんね!(◎_◎;)あたし怖くて全然寝付けなかったわよ!主人は呑気に寝転んでテレビみてたけど…!あたしはだめ!もう、パニックで三途の川見えはじめてたもん!(>_<)」
おばさんA「それは大げさでしょあんた!(笑)( ̄▽ ̄)」
おばさんB「それになんかこの辺、警報も出てたらしいけど夜中だったからちっとも分からなかった!あんな雷の雨の中、出てったらそれこそ危ないわ!昨日もしつこかったしね!おとといスーパー買い物しといた後でよかったわ!(*´▽`*)」
おばさんA「ほんと…!('ω')でもあたしらは坂の上だからまだいいほうでしょ!被害もほとんどなかったし!駅の方なんかすごい水浸しになったみたいよ!電車いくつか遅れたみたいだし!家の中まで水浸しになって公民館に避難した人多いみたい…!」
おばさんB「それ、えらいことじゃないの…!?\(◎o◎)/!」
正幸はうつろな目で夢中で華が咲いている、二人のそんな会話を横目で流し聞きしながら早足で通り過ぎる。まる二日間ほとんど水(トイレのタンクの…!)だけでご飯を口に入れていなくしかも寝不足でふらふらで早くバイト先のコンビニに行きたかった。
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