創作【血の系譜】キャラまとめ3【女神】
「原初世界」から逃れてきた『女神体』の被験者。
移民船団に乗って天使から逃れ、後に「血の系譜」世界を作り出し、『庭園』と呼ばれる結界を設けて覆い隠した。
「女神体」として比較的若く、見た目はわずか八歳の少女で病弱な為、『原初世界』が滅びるまではずっと病院で療養していた。
持ち込んでいた大切な宝物に名前を与え、それぞれが後に「創世器」と呼ばれるようになる。
その中の一つが「獣のガープ」。もとは犬に似た動物のぬいぐるみ。
他に教会の核となっている「世界教典」。もとは少女の大好きな絵本。
世界を覆い隠す「庭園」は少女のお気に入りの病院の庭園。
「世界樹」は所在不明。
最後に残したものが「世界の心臓」。彼女自身の心臓と血液からなる結晶臓器。
この世界自身は彼女の肉体から生成されている。
【白い家】
教会の管理する「女神再生計画」のひとつ。
目的は残された「残された世界の心臓」を稼働させる為の適合者を探すこと。
この世界自体は現在停止した状態にあり、動かす為には適合生体に結晶臓器を映して活性化させなくてはならない。
その為の適応数値の高い子供たちを集めた施設が「白い家」であり、適合者は「聖女」の称号を与えられ心臓を動かす為の贄になる。
ただあまりにも非効率的で適合者も年々少なくなる一方なので考案されたのが「魔王体製造計画」。
脆い肉体を強化し、長持ちするように改造した優秀な個体を大量に魂ごと記憶とともに複製して保管し、稼働年数の限界値が近づいた個体は廃棄して新しいものと取り換えるという画期的なもの。
この時の改造データや実験資料を基に対天使用に改造されたのが後の「魔族」。(魔族が天使体に強いのはこの為)
同じ家に同時期にいたシキドウ・スピノザ・ファリアは皮肉にも「英雄」「魔王」「聖女」の配役称号を与えられた。
【天使】
「原初世界」を滅ぼした天使い。
それぞれが同時期に異なる次元に存在しながらも経験や知識を共有している。
何らかの使命を上位者から帯びているらしく、「原初世界」から逃れた旧人類種を執拗に追跡している。
「血の系譜」世界を追跡しているのは現在は一柱だが、庭園を破り同族を召還する隙を虎視眈々と待ち続けている。
結界に侵入できないが「囁き」により知的生命に憑りつき、肉体を適応改造することで世界に顕現しようとしてくる。
『原罪都市』ではザリガニなどの下位生命体に憑りつくのみであったが、「学習」する事でこちらの世界の「人」にも干渉するようになった。
シンの場合は『囁き』に同意し天使化しかけたがスピノザによって干渉は失敗したものの、肉体が中性的な姿に変じ直視した方の目を奪われた。
「囁き」を受けた者は「獣のガープ」によって眷属化することで支配の上書を行い、副次的な影響で不死化したことで「不死刑」の名目で大罪人に落とされ管理される。「死なない事」で刑罰として瘴気の濃い土地の魔獣討伐を行わせ、魂を摩耗させ弱らせた所をガープ自らの刃で処理される。
以前は「英雄」シキドウがガープの契約者として処理を行っていたが離反した現在は所有者のシンが行っている。
「剣の神器」に擬態したガープの所有者なのに配役称号が「剣聖」でなく『死神』なのはこの為。
ちなみに眷属化した不死者は摩耗していくと黒化として髪を始め、全身に墨のような痣が現れ覆いつくしてしまう。
なんとかして世界に干渉しようとしたが果たせずにいた所、「白い家」がいい感じに憑りつきやすそうな個体を保護していたので目を付けていた。
しかし干渉しようとした個体は姿を消し、諦めずに探し回っていたところ良い感じの個体の血族を発見し、周囲から孤立するように仕向けてみたら孤立したのは良いものの対天使兵器魔王の下に転がり込んでしまい手が出せなくなってしまう。
しかし何やかんやあって世界に絶望してくれたので「囁き」、憑りつくことに成功したものの対天使兵器魔王と天使絶対許さないマン英雄に焼き払われ、辛うじて印をつけて逃走する。
傷を癒すために依り代を探していたら女神を失ってめっちゃ病んでた「世界経典」がいたので試しに憑りついてみたら憑りつけちゃったのでそのまま潜伏し、印をつけた良物件が心臓を手放した瞬間それごと奪い取ろうとずっと待っていた。
そうして一途に待ち続けたものの、良物件は事もあろうか魔王に心臓を返してともに消失、傷心で落ち込んでたら「世界経典」に憑りついてたのがバレて「魔王体」の成りそこないに追い出された所を待ち構えていた「英雄」と「獣のガープ」に滅ぼされ、芽吹いた「世界樹」によって完全に庭園が閉じられ覆い尽くされたことで「血の系譜」世界は完全に「天使」の知覚からも隠され失われてしまう。
余談だがこの世界では「天使」は存在レベルで恐れられており、「囁き」を受けた「不死刑」の罪人は赤子も引きつけ起こすレベルで嫌われる。なお、耐性持ちはその影響は軽減する模様。