アンドロイドは恋をしない・・・②恋「よしたけ……どうしたの?」
弱々しい声で、恋は言った
「えっ?何が?」
恋「なんだか、寂しそうな顔してたから……
何かあったら言って……」
まただ……
「大丈夫だよ……
ありがとう、恋……」
こんな恋知らない……
「あのさ……。」
恋「?」
やっと自分の気持ちに気づけたのに……
このままじゃ……
「あのさ、恋って好きな人いるの?」
恋「っ!?」
!?
自分でも何でこんなこと言ったのか分からなかった……
自分で言ったのに、自分で驚いて、なんだか変な感じだった……
恋「いるよ……」
恋は少し頬を赤らめて言った
そっ
「そうなんだー
やっぱり、なんだかそんな感じしたんだよね!」
多分、笑ってない……
知ってた……
それくらい知ってたよ……