このきれいな夜空を君と③誰のことが好きだったんだろ?
わからん…
でも、このことを分かるまで
幼なじみとか恋人とか
何も答えが出せないんだよね
優君か遊、それとも他の人?
こんなこと考えてもわからないことは分かってるのにな…
でもあの二人が私の幼なじみ何て
考えられないんだよね
う~ん…うとうと…
いつの間にか寝ていた
穂乃果 「私、ゆうが好き」
ん?
ゆう? 「…………ごめん俺、穂乃果のこと
幼なじみ以上とは思えない。」
誰?
穂乃果 「私こそいきなり告白してごめん」
ゆう? 「いや、俺こそ応えることが
できなくて…」
穂乃果 「ううん、ありがとう
これからも幼なじみとして仲良くしようね」
ゆう? 「あぁ……」
穂乃果 「うんじゃあ、また明日。」
ゆう? 「あぁ、また」
んん?
今の夢なんだったんだろう
でもゆうって言ってたよね…
もしかして前の私の覚えてることとか?
そうだとしたら…
ゆうってどっちのことだろ
でも、優君は告白してきたよね…
ってことは、遊のことかな?
ドクン
でも断られてたよね…
えっ⁉遊なにも言ってなかった…
なにも無かったことにしたかったの?
考えても分からないなら
もう一度告白しよう
いた
穂乃果 「遊」
遊 「穂乃果、どうした?」
穂乃果 「私、遊のことが好き」
遊 「……………ごめん、穂乃果のこと幼なじみ以上とは思えない」
穂乃果 「うん、知ってる」
遊 「思いだしたんだ」
穂乃果 「うん」
遊 「ごめん」
穂乃果 「ううん、いいの
忘れてじゃあまた明日」
遊 「あぁ」
突然、涙が溢れた
なんでだろ?
分かってたはずなのに…
ポロポロポロポロ
ヒック、ヒック
?? 「どしたん?」
穂乃果 「ヒック、誰ですか?」
?? 「俺は、篠川 弘あんたは?」
穂乃果 「私は、西宮 穂乃果」
弘 「で、どしたん?」
穂乃果 「実は…」
弘 「そうやったんや」
穂乃果 「ヒック」
弘 「俺の前で泣きやな」
穂乃果 「あぁ、ごめんなさい(泣)
↑関西弁で分かんなかった」
弘 「ええよ、泣きなよ」
穂乃果 「ヒック、全然他人なのに慰めて下さってありがとうございました」
弘 「ええって、ええって」
穂乃果 「いえ、本当にありがとうございました。」
弘 「ええって、ええって
あんたみたいなかいらしぃ人と出会えてよろしゅおました。」
かいらしぃ?、よろしゅおました?
弘 「かいらしぃはかわいい、よろしゅおましたは良かったって意味。」
かわいい!?
もしかして声に出てた!?
弘 「あはははは、出てた」
穂乃果 「…///」
弘 「あっ⁉もう少しで行かんと…
じゃあ、また」
穂乃果 「えっ⁉あぁ、はい」
あんなに悲しかったのに
こんなに心が澄んでいるのは
あの人が慰めてくれたからかな
また出会えたら、もう一度
「ありがとう」って言おう