共存ベットリした汗でどんより目を覚ます
窓を開けても風が通らず
雨音が心地よいだけである
心地よさも長く続けば
当たり前になってしまい鬱陶しくなる
今年のつゆは長雨で
ベランダに大量の毛虫が発生した
そこに心地よさはなく
共存のむずかしさを知った
カラッとした天気を望んでは
訪れた途端に雨を待つだろう
ベランダ掃除をした
けれども毛虫はポツポツ現れる
「毒さえなければな」
仕方ないことをボンヤリ思う
お互いの存在を見えないところで感じて
生活できたら
共存も上手くいくのだろうか
そんなことを思いながら
今日も生きている