このきれいな夜空を君と②次の日…
優君の告白のことも考えないといけないな
優 「浮かない顔だね、穂乃果」
穂乃果 「ゆゆゆゆゆっ優君!?」
優 「そんなに驚くこと?」
穂乃果 「驚くよーいきなり話し掛けられたら」
まあ、それだけじゃないんだけどね
優 「それだけじゃないみたいだね、
確かにいきなり告白した俺が悪いけど…」
二人の間に沈黙が流れた
穂乃果 「あっ⁉用事あるんだった
ごめんね、優君」
優 「あぁ、いいよ」
何て言っていいか分からなかったから
嘘をついてしまった
ごめんね、優君
その頃、遊君は…
もう一人のお姫様に
出会っていた
遊 「あんた誰?」
?? 「私は穂乃果の姉、
西宮 美奈、ちなみに学年は中3
遊君よろしく」
彼女は、俺の名前を呼んで微笑んだ
遊 「よろしくお願いします」
綺麗な人だなー
美奈 「どうしたの??」
遊 「えっ⁉ああああぁ
なんかすいません??」
美奈 「ん?なんか顔赤いけど大丈夫?」
遊 「…///だっ、大丈夫です///」
美奈 「本当に大丈夫?」
遊 「本当に大丈夫なんで
そっ、その、あまり無防備に近づかないで下さい///」
美奈 「えっ⁉あぁ、なんか
ごめんねー」
遊 「あぁ、全然大丈夫です///」
逆に嬉しいし
美奈 「ふふっ、なんか弟ができたみたいで楽しい」
遊 「俺もです、こんな綺麗な人で
優しい人が姉だったら良かったな」
美奈 「そう?遊君のお姉さんの方が
綺麗で優しいよ私、こう見えて毒舌なんだから」
遊 「そう何ですか!?」
美奈 「そうなの、今頑張ってる」
遊 「頑張らなくていいですよ
別に無理しなくていいです
なんか距離を置かれているようであんまり嬉しくないです」
美奈 「えっ⁉ごめん。じゃあ、
今度から無理せずに話すから」
遊 「はい改めてよろしくお願いします。」
美奈 「よろしく!
あっ、でも遊君の敬語も距離を置かれているようなんだからねー」
遊 「えっ⁉本当ですか!?」
美奈 「ほら、今も」
遊 「あっ、すいません
あっ⁉すいませんじゃないんだった
えっと…ごめんでいいかな?」
美奈 「ぷっ、遊君ちょっと抜けててかわいい(笑)」
遊 「止めてー///
後、呼び捨てで言って下さい///」
美奈 「えー、どうしようかな」
遊 「えっ⁉じゃあ、呼び捨てに…
えっと…して」
美奈 「いいじゃん、『遊君』」
遊 「…///だーめー」
この出会いが後に穂乃果と運命の人を
巻き込むとは誰も知ることはないまま
時は過ぎていった