黒き血脈「黒」基本情報出身世界:“変遷魔法世界”(ユーバーガング)
世界相分類:T-/M+
種族:アドバンスド・カースド・リッチ
性別:女性 ?
身長:172cm
体重:65kg
概要「トゥルークビルト」に所属する白い長髪の女性。
常に黒い仮面をつけており、これを外すことはほぼ無い。
人物一人称は「私」。誰に対しても丁寧な口調で喋る。
口数は比較的少ない方。周りへの気配りができる委員長。
死んだ後、蘇った存在。アンデッド。生前の記憶は失っている。
能力本体である『迷宮核』から溢れ出る「呪詛」を扱う能力を有している。
アンデッド由来の肉体に、「身体強化術式」を施すことで、並外れた身体能力で戦闘を行う。
主な武装は両手斧。これを片手で扱う。「呪詛」を反転して生じる「祝福」を刃へと付与することで切れ味を増している。
また、この両手斧は「呪詛」を素材に形成されており、任意のタイミングで分解・再構築が行える。
これを利用したフェイントや投擲を行う場合も多い。
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情報開示:種族・「アドバンスド・カースド・リッチ」
様々な条件が重ならない限り、誕生することのない存在。
ありとあらゆる世界を傍観している「白妙」ですら、確認した回数は少ないという。
・「リッチ」
種族分類としては、「アンデッド」に分類される。
その中でも、「リッチ」は上位のアンデッドに位置づけられている。
下位のゾンビやスケルトンとは異なり、明確な自我を宿しており、様々な魔法を扱うことができる。
・「カースド」
属性:呪い。アンデッドが有することが多い属性の一つ。
種族特性として、呪いや負の感情を呪力に変換し、肉体へと蓄積する能力を有する。
呪力が蓄積された肉体は通常の肉体に比べ、物理・魔法への耐性が高いという性質を持つ。
また、呪力が蓄積するほどに色が暗く変色するため、黒に近いほどより多くの呪力を蓄積していると言うことが分かる。
魔力の代わりに呪力を消費して魔法を発動したり、呪力をそのまま相手にぶつけることで攻撃を行ったりする。
・「アドバンスド」
属性:迷宮核。体内にダンジョンコアを有し、自らの支配下に置いている状態。
自然界で見られることはほぼ無い。
この種族特性を有する者は次の能力を獲得する。
①周囲の魔力を吸収し、蓄積する能力。②魔力を消費することでモンスターや武器を生成する能力。
③生み出したモンスターを使役する能力。④周囲の環境を自身の《法則》で塗りつぶす能力。
要は、ダンジョンが歩いているようなものである。
・「アドバンスド・カースド・リッチ」の希少性の理由
①「アドバンスド」の難易度
ダンジョンコアは、機械的な思考を有している。自身の身を守りつつ、領域を広げることを目的として行動する機械であると言える。そんな機械が自分の身を守らず、モンスターの体内に収まることは滅多にないわけである。
あったとして、大抵のモンスターは「体内に取り込む」という発想に至れないため、「アドバンスド」がとてつもなく希少な特性となっている。
②「アドバンスド」と「リッチ」がまず、重ならない
「リッチ」とは「魔法使い」がアンデッドになったモノである。
人間の感覚からして、無機物の塊を体内に取り込むのは常識的におかしい話なのだ。杖に加工する方が手っ取り早い。
③「カースド」
肉体に蓄積できるほどの呪いや負の感情を一個人が生み出すのがムリゲー。
情報開示:術式「魔法」をより簡易的に扱えるように、構造の単純化・画一化が施された魔法。
技術的にはT+/M+あたりに分類される技術。
ここでは、NUUMMITEが扱える「術式」について解説を行う。
・「身体強化術式」
NUUMMITEが基本的に扱う術式その一。
端的に言えば、身体能力を強化する魔法。よくある魔法だね。
魔法陣は体を構成する骨の全てに、それぞれ独立して刻み込まれている。
一つの魔法陣につき、効果範囲4段階、強化値4段階が設定可能となっている。
状況に応じて、強化部位・効果範囲・強化段階を調節することで臨機応変に対応することができる。
・「呪詛反転術式」
NUUMMITEが基本的に扱う術式その二。
『迷宮核』から溢れ出る呪力を魔力や神聖力へと変換する術式。
魔力は他の「術式」を発動するのに用いられる。
神聖力は「祝福」という形で用いられる。
「祝福」はNUUMMITEが使用可能な魔法。
切れ味の増加、アンデッドへの特攻、味方の回復や蘇生を行うことができる。
・「物質生成術式」
NUUMMITEが基本的に扱う術式その三。
魔力や呪力を材料に様々なモノを作り出せる魔法。よくある魔法だね。
あらかじめ設計図を登録しておくことで、戦闘時でも瞬時に武器や防具を作り出せる。
呪力を材料に作った場合、物理防御・魔法防御が増加する。
また、NUUMMITEの種族特性「カースド・リッチ」の効果により、呪力で作った武器は任意のタイミングで呪力へと戻すことができる。これを用いることで、無限に斧を投げたり、相手にフェイントを仕掛けたりすることができる。
・「肉体改造術式」
NUUMMITEが基本的に扱う術式その四。
あらかじめ設計図を登録することで、肉体を変化させる魔法。
現在登録されている設計図:「ベース」「邪竜呪体」「転身刻閃」
「ベース」
生前の姿を参考に作り出された肉体。呪力によって構成されており、『迷宮核』から溢れ出す呪力を用いることで容易に修復することが可能となっている。骨の一つ一つに「身体強化術式」の魔法陣が刻まれている。
斧を用いた近接戦闘が主体となっている。
「邪竜呪体」
『術式暴走「邪竜呪体」』を使用することで変化できる。
『迷宮核』に宿る「三つ首の怨霊竜」に主導権を渡した状態になる。
その容姿は竜人、と呼ぶべき姿であり、四足歩行での戦闘スタイルが主体となる。
「転身刻閃」
『術式暴走「転身刻閃」』を使用することで変化できる。
見た目はさほど変わらないが、背中に骨でできた翼と尾が生え、天使・悪魔のような姿となる。
「身体強化術式」をフルパワーで実行することを前提とした肉体となっている。
・「自動制御術式」
NUUMMITEが基本的に扱う術式を管理している術式。
NUUMMITEの意思を読み取り、それに沿うように上記4つの術式や呪力・魔力・神聖力の制御を行う。
『術式暴走「転身刻閃」』発動中は、肉体の主導権を獲得し、NUUMMITEの予想外の行動で敵を殲滅する。
ある程度の自我を有しており、『術式暴走「転身刻閃」』発動中はそれが垣間見える。
情報開示:迷宮核NUUMMITEは2つの『迷宮核』を体内に取り込んでおり、それぞれで異なった能力を扱える。
・「呪いの深池」
NUUMMITEの心臓となっている『迷宮核』。
周囲の魔力を吸い上げ、呪力へと変換する性質を持つ。
NUUMMITEの肉体や装備はこの呪力を元に作られた物質で構成されており、高い物理防御・魔法防御を誇る。
展開される「迷宮」は、黒い泥で覆われた枯れた森。
「カースド・スケルトン」に分類されるモンスターを無尽蔵に発生させることができる。
・「呪いの底池」
PYRITEが拾ってきた『迷宮核』を取り込んだことによって獲得した。
自身の有する《法則》で周囲の環境を塗りつぶす能力に特化している。
展開される「迷宮」は、黒い泥で覆われた大地。「呪いの深池」と比べて、段違いの速さで侵食を行える。
モンスターを召喚する能力が無い代わり、「対法則領域」としての効果を持つ。
この「対法則領域」下では、NUUMMITEが指定した《法則》が働かなくなる。
例えば、魔法の発動に必要な《法則》をNUUMMITEが指定すれば、領域内にいる全ての魔法は否定され、発動することができなくなる。重力を指定すれば、無重力空間となり、相手の存在を保証する《法則》を指定すれば、相手を抹消することもできる。
指定する法則がより細かく、具体的であるほどにその効力は強くなると言う性質がある。
欠点は、魔力消費が大きすぎること、オンオフしか指定できないこと、発動者であるNUUMMITEにも効果が適用されることである。
コレに限らず、《法則》への干渉力が大きい魔法などは基本、魔力消費が大きい。よって長時間の展開は現実的でない。
オンオフでしか指定できないため、時間の流れ方を変化させる、重力を弱めるといった調整はできない。0か100しかできない。
発動者であるNUUMMITEにも効果は適用されるので、魔法を指定したら、NUUMMITE自身も魔法を使えなくなってしまう。
こういった欠点もあることから、NUUMMITEはコレを奥義として、秘匿している。
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情報開示:戦闘能力・術式執行「黒斧断罪」、術式執行「黒斧征伐」、術式執行「黒斧天罰」
神聖力を用いた「祝福」の魔法によって攻撃力を高め、敵を討つ技。アンデッドを浄化する効果がある。
基本の「黒斧断罪」。横振りによって神聖力の刃を飛ばす「黒斧征伐」。神聖力を多く貯め込むことで高威力を発揮する「黒斧天罰」となっている。
・呪詛宣誓「黒斧原罪」
呪力を変換せずに刃へと込めて放つ攻撃。
相手の肉体に直接呪力を流し込むことで相手の肉体を蝕むことができる。
・呪詛宣告「黒触罪禍」
呪詛宣誓「黒斧原罪」を斧を用いず、拳で放つ技。
斧を伝うよりも強力な攻撃が可能となっている。
・呪詛反転「領域治癒」、呪詛反転「黒骨蘇生術」
神聖力を用いた「祝福」によって味方を回復したり、蘇生したりすることができる。
・術式暴走「邪竜呪体」
肉体の主導権を「三つ首の怨霊竜」へと一時的に譲渡する宣言。
四足歩行の竜人スタイルで荒々しい戦闘を行う。
・術式暴走「転身刻閃」
肉体の主導権を「自動制御術式」へと一時的に譲渡する宣言。
肉体の崩壊と再生を繰り返しながら、フルパワーでの戦闘を行う。
・迷宮侵食「呪いの深池」
周囲の環境を「迷宮:呪いの深池」の《法則》で塗りつぶす。
塗りつぶされた領域からは「カースド・スケルトン」に分類されるモンスターが無尽蔵に出現する。
NUUMMITEはこれらのモンスター全てを支配下に置いており、使役することが可能。
索敵や陽動で用いる事が多い。
・迷宮侵食「呪いの底池」
周囲の環境を「迷宮:呪いの底池」の《法則》で塗りつぶし、NUUMMITEの支配下に置く奥義。
自身が指定した《法則》を否定し、環境を自らのホームグラウンドへと変化させる技。
NUUMMITEを最強たらしめる力であり、心象風景。
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情報開示:「黒」――与えられた色は「黒」。血脈の黎明。呪詛に飲まれず、呪詛を支配する者。