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作品 - 身体

 : 349件
  • 『蜀山人』 #舞波千景  #講談  #イラスト 

    #drawing

    「つ離れ」という言葉がありまして。

    1つ、2つ、3つと数えて、つで数えられるのは9つ、10から10人と。お客様が沢山いらした時に使う言葉でございます。

    前座がコッソリと舞台端、袖(そで)からお客の数を数える際に、
    「師匠!早くも、つ離れしました!」
    なんて言ったりしますね。

    つ離れができない日は「どうも」と落ち込みたくもなりますけれど、却って人が少ない時には、いつも以上のモノを見せよう、意気込んだりなんてする。

    「近き者説び(よろこび)、遠き者来る」
    と言いますから。
    目の前のお客が、次にいらした時に別のお客を連れてくる。

    それを知っていたせいか、師匠に対して
    「力の見せどころですね!」
    と言って叱られた前座がかつていましてね・・・。

    わたくしです。

    (パンパンッ)


    とんちの名人といえば三人。
    一休宗純(いっきゅうそうじゅん)、曽呂利新左衛門(そろりしんざえもん)、そして本日読みます蜀山人。

    一休宗純は、
    「正月は 冥土の旅の一里塚
    目出度くもあり 目出度くもなし」
    と詠んだ句があります。
    割とひねくれた人で、正月なんかメデタくない!と、言ってしまうような方。
    だから物事の見え方も他人とは違うのでしょうか。

    曽呂利新左衛門は落語家の始祖と言われます。
    初代は太閤秀吉の幇間(たいこ)持ち。
    二世と書いてニセと読ます2代目は上方落語で一斉を風靡した方。

    初代の辞世の句は、
    「ご意向で 三千世界が手にいらば
    極楽浄土を 我に賜る」
    御人柄が現れておりますね。


    江戸時代の末は、文化文政期の頃でございます。

    近世文化が日の目を見、関東という新しい風土が生まれまして、それが中心地の江戸によって洗練されていった爛熟(らんじゅく)の時代。
    果物も肉も、腐る寸前が一番美味いとされる。


    姓は大田、名は直次郎。号を南畝(なんぽ)と言いまして、寛延は2年の、3月3日、桃の節句に御徒町の役人の元に生まれました大変目出度きお方。

    いくつもの名前を持ちます方で、杏花園(きょうかえん)、巴人亭(はじんてい)、四方赤良(よものあから)、四方山人(よもさんじん)などなど。

    19の頃に、寝惚先生と名乗り義文を出してその界隈で名を馳せていましたという事で。
    天才は若いうちから頭角を現すものなんですね。歳をとって天才というのは、確かにあまり聞きません。

    川端康成は「伊豆の踊子」を23、山本周五郎は17で小説を発表しております。
    寝惚と聞くと、山本周五郎の寝ぼけ署長を思い出しますが、頭の切れる方は、普段はみんなああして眠たそうにしているものなのでしょうか。人物画の蜀山人もまるで寝起きのような表情をしております。

    (パンパンッ)

    世の中に蚊ほどうるさきものはなし
    ぶんぶ(文武)といひて夜もねられず

    これも夜寝られない時に考えたような気が致しますね。その勢いで田沼藩に捕らえられるという、おちおち寝言も言えない時代。

    (パンッ)

    蜀山人という名は、師匠平賀源内が風雷山人と名乗っていたので、四方山人(よもさんじん)。
    そこにある時、中国、昔は唐(から)と言いまして、そちらの役人に
    「唐人へ ここまでこいよ 天野原 三国一の富士が見たくば」
    と、手紙を書きましたら、礼状の宛名に「蜀山人(しょくさんじん)」
    と書いてあったのが由来とされております。

    縦書きの四方山人の四方の字が、「蜀」に見えたので「蜀山人」と名乗りなさいとしてあり、こりゃ面白いと雅号に用いたのが始まりとされております。「明治のおもかげ」を書きました鶯亭金升(おうていきんしょう)も、「おうて いきんしゃい」から、ニ葉亭四迷(ふたばていしめい)も、「くたばってしまい」から来ましたしね。名前の由来を辿ると意外な成り立ちに出会えます。

    (パンパンッ)

    豪気な方で、当時の文句は
    春のに、
     澄さんも 富士のつく間も一同に
     どっととわろう 

    春の一国を
     千金ずつに締め上げて六万両の春の曙

    夏のに、
     いかほどに 堪えてみてもホトトギス   鳴かねばならぬ村雨の空

    秋のに、
    もみじ咲く 菊やススキの本舞台  
    まずは今日のこれ切りの秋

    冬のに、
     雪降れば 炬燵やぐらに閉じこもり
     打って出べき勢いは無し

    紀州の殿様に呼ばれ、歌に五色を入れ詠めと言われ、

    色白く 羽織は黒く裏赤く
    ご紋は葵(青)紀伊(黄)の殿様

    借りて着(黄)る 羽織は黒し裏白し
    ここは赤坂行は青山

    を詠んだ。

    蜀山人先生、お酒が好きな方で家来はいつも大変な目にあっていましたそうで。

    ある夜、履き物を履こうとしたら、
    その上に短冊が置いてあった。

    いつ来ても 夜ふけてよもの長話
    あからさまには申されもせず


    本郷に差し掛かって来ますと、加賀様水戸様のご家来がいまして、

    小石川 本郷を指して鳩が二羽
    ミトッポにカナッポ

    武士が蜀山人先生とぶつかった。足がもつれた蜀山人先生、水溜まりに飛び込みそのまま寝込んでしまった。

    家来が慌てて屋敷に連れ戻し、先生に禁酒の願いを持ち出しますと、先生は紙に、

    黒金の門よりカタキ我が禁酒
    ならば手柄に破れ朝比奈
    (朝比奈三郎の門破りのもじり)

    としたためて神棚へと上げます。

    そこに馴染みの魚屋さんが鰹はどうですかと来ましたが、禁酒宣言をした先生、鰹だけ食べても美味くないからと断った。

    しかし、魚屋さんに「酒が飲めて人生ですよ」と言われ、先生あっさり禁酒をやめてまた飲み始めた。

    鎌倉の海より捕れし初鰹 みな武蔵野の腹に入れ

    家来が来て先生約束したじゃありませんかと言われますと、神棚に上げた誓いの紙は書き直されておりました。

    家来が読み直しますと

    我が禁酒 破れ衣になりにけり
    やれツイでくれサシてくれ

    こういった具合で例外を沢山作りまして、春は桜、夏は星、秋は満月紅葉、冬は雪を肴に酒を飲む。
    友がいればいつもより飲み、二日酔いの時も調子を整えばと長薬代わりに飲む。

    生憎わたくしは未成年ですが、酒はそこまで飲みたくなるものなのでしょうか?以前タバコをお吸いになる寄席の案内の方に「タバコってそんなに良いものなのですか?」とお聞きしたら、
    「良いかというより、吸わないと落ち着かないんだ」
    と返された事があります。
    お酒も同じような気がしますけどねえ、講釈を演るにあたり、やはり成人したら芸の勉強のために飲むつもりですが、良く聞くあの言葉。

    「酒は飲んでも飲まれるな」

    蜀山人先生の生き様を、反面教師とする事で次にいきたいと思います。

    (パンパンッ)

    今例に出しましたが、蜀山人先生、煙草も同じでやめられない。

    煙草の火玉、当時は煙管(きせる)でこざいますから夢で火玉が襲ってきたので先生逃げます。かろうじて逃げたらそこは鉄火場で、ここで一服。その火玉がまた襲って自業自得。なんて夢を見たとか見ないとか。
    (パンパンッ)

    博打も大好き。
    しかし自戒の念がありました蜀山人先生、もう博打は止めようと、愛用のサイコロを橋の上から捨てました。
    どんな目が出たのだろうと橋からのぞきこむ始末。何もやめられておりません。

    (パンパンッ)
    旅が大好きです蜀山人先生。

    俳句の名人、松尾芭蕉が芭蕉と知らず、爺さん何か詠んでみろと、訪れた農村でゴザを敷いた村人達に無理難題をふっかけられた事がございました。

    ムッとした芭蕉さんが
    「三日月の・・・」と書いた。
    その時は満月の晩。そんなときに三日月とは何だよ!と笑われておりましたら、その後に、

    三日月の 頃より待つ 今宵かな

    と詠んで、村人達を黙らせたという話がございます。

    近江八景に来たときに蜀山人先生も、籠屋に近江八景をお題にして、全ての場所を詠んだらただで乗せてやると言われました。芭蕉さんと同じ無理難題、無茶ぶりというヤツです。そしてムッとしたというところも同じでございます。

    そりゃあ、詠むのはタダですが大変なんですよ?

    わたくしも講釈を読んでおりますが、知り合いに読売ジャイアンツの坂本勇人選手が大好きな子がいましてね・・・。

    坂本選手と自分の馴れ初めを講釈にしてと頼まれまして。

    断っておきますが、その子は坂本選手とは知り合いでもなんでもなく、観客席でただ見ていて応援をした事しかない、ただのフアンでございます。
    しかしつぶらな瞳で、
    「お願い!舞波さん♥」
    彼女もわたくしを舞波さんと呼びます。屋号(亭号)だからやめてって。

    (パンッ)

    そこをなんとか、「to be or not to be 」
    ハムレットの独白みたいにしたりなんかして。

    「いったいどうしたらよいのか?」
    坂本選手とお近づきになるには。

    「問題はそこだ、荒れ狂う運命の矢先を
     心で受けて耐え忍ぶのがよいのか」
    会いたくても遠くで見つめるしかできない乙女心を、こう表しましてね。

    「それとも敢然と立ち上がり寄せ来る苦難を跳ね除けて終わらせるべきなのか?」
    史上初の読売ジャイアンツ女性選手を目指す彼女の戦いが始まったとか、ストーリー仕立てにしてみましたり、


    「死ぬことは眠ることそれ以上ではない 眠ってしまえば心の痛みも肉体に付きまとう苦しみも終わらせることができる
    これこそ願ってもないことではないか」

    その切り口から始めてみたけど、ネタに困って行き詰まる。
    とりあえず寝て明日また考えよう。
    それを繰り返して、現在でございます。

    嗚呼っ!

    (パンパン!)

    ムッとした蜀山人先生ですが、次の瞬間!

    乗せたから 先はあわづかタダの駕籠
    ひら石山や はしらせてみい

    瀬田、唐崎、粟津、堅田、比良、石山、矢橋、三井

    近江八景全てが入ってぇおります。
    どうだい!

    わたくしがエバる事ではないんですが・・・。

    籠で雑談しておりますと、蜀山人先生、煙草が吞みたくなります。
    火を借りようとしたら、狂歌を詠んでくれたらと・・・。

    入相(いりあい)の 
    鐘の合図に撞きだせば いずくの里も日(火)はくるるなり。

    入相とは日没、夕暮れに鳴らす鐘でございます。籠の中ですから火玉が追いかけて来たら逃げられませんが、外に出した火玉が追いかけてきたら、籠かきの足と火玉、どっちが速いのでしょう。

    火玉に足はありませんから、これは文字通り蛇足ということで、場面転換。

    (パンパンッ)

    京の三条大橋に来てみれば、さぞ立派だと思っていたのだろうが、穴が開いて継ぎ接ぎだらけ。
    しかし蜀山人先生、橋を見てすぐさま思いつきましたのが

    来てみれば 流石都は歌所(うたどころ)
    橋の上にも色紙短冊

    わたくし、蜀山人先生の歌でこれが一番好きでございます。
    口幅ったいですが、『粋(すい)』でございますね。

    文政の6年頃、身体が弱ってきた蜀山人先生。
    病床に伏せる日々が続いておりまして、いよいよもってという時に詠んだのが、

    冥途から 今にも使いが来たりなば
    九十九までは 留守とことわれ

    この世に未練タラタラでございます。

    もっと狂歌を詠みたかった。
    もっと孫と遊びたかった。
    もっと芝居を見たかった。

    もっと旅をしたかった。
    もっと花見をしたかった。

    もっと酒が飲みたかった。
    もっと煙草を、もっと博打を。
    まだやり足りないのか・・・。


    留守といわば またも迎えに来たならば
    いっそイヤじゃと言い切ってやれ


    最後まで洒落ておりました。
    耳を傾けた家来に対して、最期に小さい声で、

    時鳥(ほととぎす) 
    鳴きつるかたみ初鰹
    春と夏との入相の鐘

    江戸の利口者と言われました狂歌名人、大田蜀山人という方のお話し。
    この辺で読み終わりでございます。

    (パンッ)(了)

    (上野講釈亭にて 
     出囃子 船漕ぎ娘)
    玉本秋人
  • 2人でHappybirthday!!! #ヒプノシスマイク ##理ひふ #お誕生日絵 #伊弉冉一二三 #毒島メイソン理鶯 #男性 #イラスト

    誕生日絵に憧れて練習のつもりで描いた
    6月7月は大好きなキャラの誕生日が続く
    顔は可愛いく🙂描けた、次は構図を考えるのとSDキャラの身体の練習を続けること
    kuri_kuri_mu
  • 6鞍馬郡について #創作 #オリキャラ

    自我として人工知能を搭載している人造人間。冷静に物事を分析・判断するが、毒舌な発言も目立つ。活動には電波が必要で、電波が届かない環境では身体が動かなくなる。大好物は蜂蜜風味の干し梅。この間の四月六日に十九歳の姿で誕生した
    とちう
  • 4ベクター(ムウマージ♂)"俺を探すのはやめろ。もしも必要なら、俺がお前を探す。俺かお前のどちらかが死んでいなかったら、一緒にやることを考えておけ。"―ベクター

    【台詞サンプル】

    「あの世界で浄化されたはずなんだが、有るべき姿に戻ってこうして生き物らしく生きてる。痛覚もちゃんとあるが、必要ならダークマターも引き出せる。この身体を手に入れるのには苦労した」

    「互いに優しくあって欲しいって事だけが俺の望みだ。地獄絵図は二回ほど見たがもう見飽きた。元の世界の仲間たちが、それを叶えてくれていることを願ってるよ。」

    「よう、お前が聞いているのは、この街唯一の海賊放送、メディエーションだ!この街で起きている最新情報を聞きたいのなら、この番組を聞いてくれ。ホストはこの俺ベクターが務めるぞ!」

    「この街は大抵イカれてるんじゃないかって思うよ、実際そうだと思うけどな。でも気を付けろよ、アンタがどれだけイカれてたって、ここらじゃともかく、南じゃ狙われない理由にはならないからな。」


    「UG637もMADMAMも必要ない。確かに連中は悪い奴等をやっつけてくれてる。でも権力と武力を利用して、自分の利益のためだけに好き放題やるからだ。やつらは市民の監視役だが、奴等の監視役は居るのか?昨日まではいなかった。でも今日からは違う」

    「欲にまみれた結果として崩壊した世界で、自分達さえ良ければ良いと考える奴が足場を築いて、その足場を礎に立ち直っても行き着く先は繰り返しだ。何が言いたいかって?まさにこの街は同じ道を辿ってる。」

    ベクター ムウマージ♂
    (SH4NTY仕様カラー)

    170cm 55kg ??才
    居住地:本拠地はアンダーフット
    黎明の鐘での役職:スペード

    別世界で死亡したが経歴に目を付けたフラジャイルが修復してこの世界に呼び寄せた。役目を与えられた彼はフラジャイルの能力のごく一部ではあるが行使することが出来る。過去のいざこざのせいでギラティナが苦手。

    現在はトイボックスで唯一の不定期海賊放送【メディエーション】のホストを務め、噂される陰謀や事実を織り交ぜて話を進めていく。
    観察力と洞察力に優れ、情報と情報を繋ぎ合わせた結果に見えてくるものをあぶりだす事で有名。彼自身もうわさや陰謀の近い位置に存在する。

    当人にとって知られたくない情報を平然とばら撒くため命を狙うものは0ではないだろう。しかし彼の存在を目にしたという声は不自然に少なく、彼の過去や経歴について知る者もいない。存在を疑う声も挙がっている。
    だが、彼を追った者はことごとく消息を絶っている。

    人間の世界にはもとより憧れを抱いていたため、物騒ながらも退屈はせず
    割と平和に過ごせる今の世界には満足している。
    戦闘は必要最低限しか行わないが、必要とあればいくらでも手を汚すことを厭わない。

    ここ最近になり、何故か燈直々の指名により賞金首に指定されたのだが、相変わらずラジオの放送を続けている。

    黎明の鐘において強力な権限を持つが、出入りさえ出来れば良いくらいの認識なので行使する気はさらさらない様子。

    【使用する技術】
    ・特殊精製されたインク
    一般的な塗料に【どくどく+ちからをすいとる】を込めた代物。彼自身が浴びても効果が無い。この街に来てからは製法を変えたのか上記の効果に加え【落書きがなされた壁や床に限り、空間が捻じ曲がる】ようになった。
    現在は目印を残す程度に使用している。

    ・Xタトゥー
    目に刻み込まれた×マークのタトゥー。ティーベにも同じ模様がある。
    同じタトゥーを入れたもの同士に限り、念じることでの通信が可能。
    何らかの理由で損傷した場合は効果が失われる。
    任意でon offが可能だが、最近は常にOFFにしている。

    ・創造主から奪取した鉱石
    はっきんだまにギラティナの力を結集させたもので、空間をゆがめる技術の元となっている。元々はチャージ時間を要したが、この町では常にエネルギーに満ちているためそんな必要も無いようだ。
    この力のお陰で街のいかなる場所も観測、往来が可能。

    pixiv企画キャラシhttps://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=72235719




    【経歴】
    ベクターは本来であれば、存在すらし得なかった者だ。
    世界のバランスを保つ役割を担っていた神は、今世界を破壊せんとする状況に気を病んでいた。"不思議のダンジョン"と呼ばれる時空の歪みが発生したとき現地のポケモン達が果敢に挑んで行ったが、その多くは"ダークマター"と呼称される負の感情の集合体によって自由意志を奪われていった。
    埒が明かない状況を打開すべく、神は数多くの人間を呼び込み、力を与え、その世界での生存に適した姿も与えた。その役割を全うすれば元の世界に戻すと契約を交わし、元人間と先住民は力を合わせて世界を救うために再び立ち上がる。誤算だったのは、その人間達が状況をさらに悪化させてしまったことである。世界のバランスを崩している元凶を討伐するどころか、手がかりも得られない状況にうんざりした人間達が神に反旗を翻したからだ。

    焦った神は取り急ぎ対抗手段を講じ、ダークマターと反転世界に存在する魂を組み合わせて戦闘のみに特化した眷属を大量に作り出した。その内の一体がベクターである。対抗手段を講じたものの、即席で作り上げた眷属の力や数は十分とは言えず、その戦力差は圧倒的であった。

    その圧倒的な数に神は眷属諸共打ちのめされ、元人間達やポケモンたちはめでたく他の平和な世界や元居た世界へと帰還を果たす一方、バランスを司っている神が斃れたことにより、残された世界は崩壊を始めた。
    かろうじて動けるだけの力を残していたベクター。目に映るのは崩れ行く世界、酷く傷ついた自分と同じ生い立ちの眷属、何よりも自分に憎悪の目を向ける神の姿。戦闘兵器として作られた彼が初めて感じた感情は死に対する"恐怖"だった。考えるよりも早く彼は神に食って掛かり、それを見た眷属たちも彼に続いたことで神はあっけなく命を落とすことになる。

    欠損した身体を眷属から剥ぎ取ったダークマターで補い、足りない力は神から奪い取り、自分の身体に収まりきらない力は神の持っていた鉱石に閉じ込めてて持ち出して彼は崩れ行く世界を後にしたが、次元を飛び越えてたどり着いた先は、数少ない物資や領土を奪い合い、誰かが死のうと気にしないような世界だった。

    生物として積んでくる筈の経験の一切を飛ばし、ただ命を奪う為だけに創り出された彼が生物らしく振舞うことは簡単なことではなかったが、彼は自分を創りだした神への反抗としてか、せめて生きた痕跡を残そうと考えるようになる。その思想の一環として彼は完全な体であった自分の一部を使って仲間-ティーベを作り出し、孤独の寂しさを埋めた。今の自分は生物としても戦闘兵器としても中途半端であり、何者でもないのだ。

    自身を構成しているダークマターは幸か不幸かこの世界にも有り触れていたものであった為、彼は自らの身体の一部を使って特殊な塗料を作成し、他人から力を奪い取って神から得た次元を捻じ曲げる力を完全な物にしようと画策する。【命を奪うのではなく救う】それこそが彼の理想とする生きた証であり、
    同調する者も現れ始めたことで彼の計画は順調に進んだ。その最中で命を奪う必要もあったが、自由には犠牲が付き物であること、何かを守るためには何かを奪わなければならない事を理解するには、生物として存在している者達よりも十分すぎる経験を積んでいた。

    全てが上手くいっていたが、彼の身体を構成しているダークマターを浄化する世界樹が芽吹いたことで先行きが曇り始める。彼の身体も例外なく浄化され始めて力を失い始めている事は、残り時間が少ないことを示していた。とはいえ、ダークマターが浄化されなければこの世界は一から混沌の世界を繰り返すことになる。
    自分は存在してはいけないーー疑問は確信へと変わり、確信は行動へと移る。神から奪い取った力が完全に復旧すると誰かを救う為に彼に協力した者へその力を共有していった。

    そしていよいよ彼とティーベが浄化されきろうとしたとき「もっとこの世界に居たい、友達と一緒に居たい」とティーベが涙ながらに呟いた時、彼は躊躇い無く自分の力を全てティーベに注ぎ、ティーベを完全な生物として成り立たせたのだ。それはティーベが浄化されずに生き残ることと同時にベクター自身の死が確定されることとなったが、最初から無駄死にするつもりなど無かったのだ。

    その場に崩れ落ち、浄化されて塵と化していくベクターの頭の中に自分を呼ぶ声が木霊する。もう役目は果たしたし、生きた痕跡も残した。残った仲間達も幸せにやってくれるだろう。不思議と恐怖心は無く、そのまま眠るように意識を手放した。

    しばらくの時間が経ち、目覚めないはずの意識が目覚める。
    土の上に居たはずのベクターが次に目を覚ましたのは、嘗ては輝かしい文明を築いていたであろう街の中。
    消え失せていたはずの手足があり、ティーベにコアを明け渡すために切り開いた胸の傷は、赤く光る得体の知れない何かで埋められていた。
    自分の姿も変わっている。ポケモンのそれとは違う人間の姿に。だが技は問題なく扱えるし、身体にダークマターが流れているのも感じる。

    今の俺は何者としての役目を果たせばいいのだろう?
    そして誰が何のために自分をよみがえらせたのだろう?
    混乱している彼の頭の中に、聞き覚えの無い声が響く。

    【お前に頼みたいことがある。面白い経歴を持ってるな。】

    彼はその声の主を探し、ついに見つけた。
    そしてそれと同時に、彼はこの街で生きていくための新たな目的を見つけたのだ。
    トイボックスのデータベース
  • シラタカ(白高) #オリジナル #創作 #デジタルアート #動物 #キツネ #白狐 #狐 #伝統 #霊狐 #昭和 #大阪 #恋愛

    珍しく雄の白狐の逸話。
    目の不自由だが霊感の強い女性(シゲノ)と雄の白狐(シラタカ)の恋愛物語。

    雄の白狐であるシラタカはシゲノをたいそう気に入り愛し自分の物にしたいがために、シゲノの主人を殺め事実上婚姻関係になりシゲノの身体(器)を使って長い間あらゆる病を治療したらしい。

    ある日シゲノが滝行をしている際、シラタカがシゲノの身体に降りてきてシゲノの視力自体も寛解させたとある。

    シラタカはシゲノの命が尽きる平成前半まで共に生きたとある。
    その後、シラタカは元いた自分の塚のある山に帰ったとある。以降シラタカは他の女性には憑かなかったと記述がある。
    みを
  • ガチョウ 阪本遵ガチョウです。頭と身体のコントラストが面白い鳥ですね。
    #阪本遵 #阪本 #遵
    j美月k
  • 5◆Sigmund

    1年(エンスケのクラス・A組)の担任。社会科・歴史の教科担任。「神の怒り・グラム」の使い手であることは隠して生きている。
    堅物で真面目、命令には忠実になりやすい方。曲がったことは嫌い。厳しいが心を許した者にもしもの事があれば命を賭してでも守るタイプ。
    毒を食らっても死なない身体のせいか、食にはあまりこだわりがない。ただ好きな物はよく食べる偏食の気がある。

    ★Gram:必殺技「極大閃空裂破」
     対応している魔物:ファフニール
    主神・オーディンの恩寵を手放した怒りの剣。竜をも殺し、岩や鉄を断つほどのおぞましい力を持つ。必殺技は、剣の特性を生かした強大な一撃。

     *実は半魔かもしれない。
    しののめかれん
  • 3ビートを感じる◆Feel The Beat

    幼馴染兄貴ポジション。不真面目か苦労人かよくわからない3年生。陸上部。人並み外れた身体能力を持つ。趣味はスポーツ。特にボード系スポーツが得意。後に「北風の恩寵・ファルシオン」の使い手となる。
    チャラ男イケメン。器用さを要求されることは苦手。多分ツッコミ。主にエンスケのせいだがお世話係は得意なのかもしれない。
    しまむらは俺のお供。

    ★Falsion:必殺技「北欧の戦歌」
     対応している魔物:亡霊騎士(戦で散っていった北欧の戦士たちの亡霊か。)
    身幅が広く、重く作られた剣。叩き斬ることや相手の防具を破壊することに特化している。必殺技は力任せに放たれる連撃。剣の特性を無視した連続攻撃は重いダメージとなる。
    しののめかれん
  • 4609♀/レムレース=ベラーター「貴方、また傷痕増やしたんですか〜?せっかく顔はいいのにボロ雑巾みたいな身体だなんて台無しですね〜?」
    「あんまとやかく言うつもりはないんですけど〜貴方たちって、面倒くさい関係してますよね〜?」

    おっとりとした性格。魔導学校に勤務する養護教諭の1人。「動力変換」の性質持ちで、自身の熱エネルギーを生命力として変換した後、一般の擬人や原型と異なり生命力のまま出力できる。簡単に言うなら「生命力の譲渡」が可能である。通常の回復術と異なり傷の回復を直接回復させるのではなく、生命力を過剰にさせて再生を促進するタイプ。ゆるい喋り方をするが、かなりズバズバとモノを言うタイプ。ギフトとは腐れ縁らしい。一人称は私(わたし)、二人称は貴方。
    #ポケ擬 ##魔導学校
    智月上也
  • ショート 瀬能 久知子(せのう くちこ) #東京花菱大学附属女子高等学校野球部
    #女子野球
    #イラスト  #drawing
    #瀬能久知子

    夏美の友達で、こちらは野球経験者。高い身体能力で内野の花形、遊撃手(ゆうげきしゅ)を守る。
    非常によく喋る子で、試合中にマウンドに集まると、監督のサインや相手バッターに合わせた守備シフトの確認をしていたつもりが、いつの間にか久知子一人で喋っている事がある。つられて夏美も喋り始め、サードの磯村(いそむら)もそれに加担し、夕月葵(ゆうづき あおい)に3人まとめて怒られる。

    「夏美、夏美!夏美!!ボールいった、ボール!ボール!!それそれ!そういえばさ!試合前お腹痛いって言ってたけど大丈夫!?動けるなら大丈夫だよね!?正露丸あるよ、正露丸!水無しはやめた方がいいよ!そのまま噛むとなんか黄色い粉末が口ん中にブワーってさあ!」
    玉本秋人
  • 2come to life #jmsn曲擬資料 #矢印
    超高濃度凝縮の生命エネルギー塊を人型に形成したもの。虹色のライフストリーム。身体は葛餅のようにプルプル。
    いつも気怠そうにしているが、ご機嫌な曲が流れ出すとめちゃくちゃ元気になる。
    トリノとは性格も性能も相性が悪いのでよくキャットファイトしている。
    じむせん
  • 2vanquish the ghost #jmsn曲擬資料 #矢印
    生まれつき半分霊体のびっくり東洋人。
    半死半生を維持することの反動とか色々作用して他の霊体にダメージを与えられるので、除霊師で生計を立てている。
    鍛え上げた身体で霊を殴ったり蹴ったり投げたりする滅茶苦茶な奴。
    戦闘技能は精密だが性格は雑。2、3ラリーで首を縦に振らないともうvanquishedしにくる。
    基本人懐こいいいヤツだけど死に近付いたり暴力に酔っ払ったりすると興奮する変態。
    じむせん
  • 村長人之のブルースリー村長人之です。超人並の身体能力を持ったブルースリーを書きました。 #村長人之 #村長人之 #村長 #人之Muranaga
  • 2018年作。 #オリジナル #創作 #オリキャラ #クリーチャー #モンスター #武器  #筋肉  #メカ
    #欠損  #猟奇  #身体改造  #骨  #ダンベル  #ブレード  #鉈  #刃物  #心臓  #触手
    honyaraoh(お仕事職募集)
  • #オリジナル #創作 #オリキャラ #過去絵を晒す #女の子 #武器 #拘束  #身体改造  #義足  #義手  #眼帯  #セーラー服 #学ラン #男の子 #拘束具 #メリケン  #安全ピン  #手錠  #長髪  #バイブ  #髪留め  #カッターhonyaraoh(お仕事職募集)
  • #オリジナル #創作 #オリキャラ #過去絵を晒す #クリーチャー #モンスター  #ぬいぐるみ  #拘束  #拘束具  #男の子  #身体改造  #欠損  #眼帯  #ボールギャグ #ショタ  #爪honyaraoh(お仕事職募集)
  • #オリジナル #創作 #オリキャラ #クリーチャー #武器  #筋肉  #ボールギャグ  #骸骨  #ドクロ  #脳  #ピアス  #身体改造  #スキンヘッド  #笑顔honyaraoh(お仕事職募集)
  • #オリジナル #オリキャラ #創作 #女の子  #眼帯 #身体改造 #人魚honyaraoh(お仕事職募集)
  • #オリジナル #オリキャラ #女の子 #創作  #ロボ #メカ  #拘束 #身体改造  #眼帯  #武器  #剣honyaraoh(お仕事職募集)
  • #オリジナル #オリキャラ #創作 #クリーチャー #モンスター #女の子 #男の子  #身体改造  #武器  #猟奇  #八つ墓村  #津山事件  #都井睦雄  #拘束honyaraoh(お仕事職募集)
  • 蒼碧で眠れ診断メーカー『沈む身体は』より
    https://shindanmaker.com/465950
    #沈む身体は #オリジナル #創作 #オリキャラ #少年 #海 ##一枚絵 ##覡中劇 ##覡中劇パラレル
    今井浄御
  • エンドレスサーガのキリリさんエンドレスサーガの種族キャラの中から
    レイファー族のキリリさんを描きました
    私の絵の理想の身体のバランスを追求しまくりました!!
    私的に大変満足していますw
    今後の指標になれるかな

    #過去絵を晒す #女の子 #オリキャラ #ファンタジー #オリジナル
    涼風ゆうら
  • 2 #男の娘  #オリジナル 
    プラム23歳♂ 
    生意気なところもボクのチャームポイントだよって
    自分で言えちゃう子、つよい。
    機械の身体持ちなので耳は機械耳。
    全身ロボにもなれる。浪漫。
    くしろじ
  • 【刀剣乱舞】お手入れしようねえ【厚藤四郎】お題絵
    うちの本丸の主は短刀ちゃんたちぐらいのショタ(皆川じゃないです)でやんちゃしてきたお刀達を自らの身体でお手入れする系です
    #刀剣乱舞  #厚藤四郎
    ササカマヒロ
  • 7518♀/レーヴ=エイベル「…自分でも驚いてる。彼を置いて逝くのがこんなに怖いと思うなんて。本当に、あの人は私の全てを作り変えてしまった。」
    「私だけを見て、私の為すこと全てについてくる…まるで鳥の雛のようね?貴方。……冗談よ。」

    『ねぇ、貴方…聞いてくれる?私は、貴方のためにアイオンに造られた存在。呪いの鍵として生まれた存在。生き物らしい感情も持たなかった私とずっと貴方はいてくれた。愛してくれた。とても嬉しかったの…さぁ、アスモス。貴方の呪いは解かれた。あとは、私を"殺す"だけ。そう、それでいいの。ふふっ、綺麗な顔が、台無しね?貴方のこんな顔、を、見れるのが、最期の時だなんて、ついて、ないわ…さよう、なら、アス…モ、ス…愛…して…る…』

    アスモスの妻、ニュクス・ヒュプノス・クロネリエの母、アストラの友人。

    フランの魔女討伐戦にて魔女の魂を自身に封印その後、アスモスの手により殺害される。

    冷静で淡々としているオペレーターの女性。アスモスを監視するため、そして彼の解呪の鍵としてアイオンに作成された人工生命体。不死ではないので定期的に記憶を保持したまま身体を交換している。アスモスが依存しているのを受け入れてるが、本人も無自覚のうちに依存していた。身体の感覚が鈍く、寒暖や痛みを感じにくい。眼は解呪の時にのみ開かれ、其れ即ち彼女が役目を果たしこの世から去る時である。一人称は私(わたし)、二人称は貴方。

    #ポケ擬 ##ナイトグランド
    智月上也
  • #創作 #オリキャラ #オリジナル #暑中見舞い

    暑い日が続きますが、くれぐれもお身体にお気をつけて。
    ののえみつ
  • ドクターコートを靡かせて。 #ロス中 #ドラマ版渡海先生 #ペラペラの身体 #だがそれがイイなちむ
  • シュタゲゼロ3話が南くんの恋人だった #シュタインズ・ゲート  #アニメ  #アニメ感想

    シュタゲゼロ3話でおかりんがスマホのアマデウスを胸ポケットに入れて、秋葉歩くシーンが萌えた。
    ゼロきっかけで数年振りにシュタゲ再熱。ただ、歳のせいか中盤から絶望に変わっていくのが身体に堪える...、初期のノリだけを永遠と見ていたいオタクです...。
    necoyankey
  • 6【!】転校初日の二面性クレセント※キャラクターの身体の一部を骨にしてますので、ご注意下さい。
    2016.04.25
    ##プリキュア ##ふたりはプリキュアSplashStar ##霧生満
    照明係
  • 15オリロボとパイロット #オリジナル #オリキャラ #ロボ
    別サイト様のロボット系企画様に参加させて頂いてたキャラ。
    個人的に結構お気に入り。

    ◆ライセ・エタナクル
    砂漠の国バラージアに住む学生で13歳。古代文明の使者である黒猫・テトラによって、王の生まれ変わりとして見い出され、王の乗機・コフィンクスの操縦者となる。年齢よりも大人びていており、ややドライな性格。コフィンクス搭乗時はテトラが一体化することで身体能力が強化される「X(クロス)テトラモード」となる。

    ◆古代ロボット コフィンクス
    全高30m。重武装・重装甲を誇る陸戦型の戦闘ロボット。バラージアの古代に栄えたエタナクル文明の残滓で、代々の王が国を襲う巨大な脅威に対抗する為に用いてきた。単眼を持つ棺型のコンテナに包まれて地上に出現する。後頭部から伸びる二本の包帯は伸縮自在であり、武器として用いるだけでなく、頭に巻きつけて視覚装置を防御するミイラモードとなる。武装は巨腕で敵を打ち砕く「クエイクアーム」、口部装甲を展開して放つ「メルトフレイム」など。頭部左右の武装マウントラック「ネメスロット」は換装式となっており、多彩な追加武装を積載することができる。
    氷うり
  • 反復ジェダイト跳び吸血鬼の身体能力のお披露目です。 #オリキャラ #創作 #オリジナル  #4コマcate_dng
  • 2創作審神者と戦術補佐設定 #刀剣乱舞  #創作審神者  #女審神者
    遅ればせながら、うち審神者と補佐の設定。
    絵は昔に描いたのを再掲な形で、お見苦しくて申し訳ない(;´Д`)
    いろいろぶっとび設定ですが、彼女らの本丸での話は書いていきたい所存。


    審神者

    一宮 鈴花(いちのみや れいか)名字は本丸内では伏せている。

    相模国第七本丸を担当。
    (初期からある相模国の1~10までの番号の本丸は何かしらのサンプルケースの本丸)
    21歳。女。軍人だが、特務科第一中隊という、
    刀剣男士が正式実装される前、生身で戦り合ってた特殊部隊出身。
    父は宮司の血を継ぐ神道や陰陽道など東洋の様々な術の研究者、
    母は西洋魔術を極めた魔女、というかなり特殊な出自。
    故に両親の影響から知識などはとても豊富なのだが、
    あまりそれをひけらかすことはしない。
    政府から緊急事態以外の大っぴらな術の使用は禁止されており、
    彼女が術師の家系の者だというのは刀剣らは皆知っているが、何の術師であり、
    彼女自身どういった術が使えるのかは本丸内では補佐の霧乃・初期刀の歌仙のみしか知らない……
    のはずだったが、結局咄嗟に術を使ってしまうことが多々あり、いくつかは把握されてしまう事態に陥っている。
    それでも秘密が多い主、というのが本丸内の印象。
    口癖は「秘密です」本丸や刀剣らの管理維持が主な仕事。

    審神者としての適性は最高レベルであるが、中隊の方に在籍していたので審神者候補には上がっていたものの、抜擢はされなかった(というか軍部上層部が許可しなかった)
    だが、とある大規模作戦で中隊が壊滅的打撃を負ってから状況が変わり、
    それまで保留状態だった刀剣男士及び審神者システムの実装が決まってしまう。
    そして、例にも漏れず鈴花も招集されることになるが、部隊及び軍部が大反対。
    いろいろと話し合いの末、将来的な軍部による刀剣男士の活用を視野に入れたサンプルケースとして、
    審神者就任を果たす。
    しかし、その就任の際に、政府と軍部、鈴花と霧乃を交えていろいろと取引をし、条件を付けている。
    その一つが戦術補佐としての霧乃の就任だったりする。

    肩まである黒髪をバラのバレッタでまとめた、穏やかな淑女だが、内面は芯が強い。
    本人が優しく寛容なのもあって、ホワイト本丸。
    ただ物事を抱え込んでしまう傾向にあり、一人で頑張りすぎる。
    顕著なのは昼間に軍部や政府絡みの仕事をし、深夜は個人的な術の研究に勤しみ、
    初期刀はもちろん、近侍にも寝ろと怒られる日々。
    刀剣らの距離も大体一定だが、あまり踏み込まれると若干逃げ腰がちになる。
    これは付喪神や妖、神といった類の付き合い方を幼い頃から両親に聞かされ続けたせいでもあり、
    慎重気味な性格も起因しているかと思われる。そしてなにより、恋愛処女である。

    ちなみにどうして本丸で名前で呼んでもいいのかというと、
    彼女が自身と霧乃の名前に術をかけたからである(何の術かは秘密です)

    普段は簡易軍服(スカート、ワイシャツ、ベスト、ネクタイ)。現世に行く時や戦場に出る際は正装軍服で行く。
    また、母親から薔薇色の術式礼装(術師の力を向上させるドレス)を贈られ、
    大掛かりな術を放つ時は服が礼装に変わるようになっている。

    軍部内の一部から『薔薇の魔女』と呼ばれているが、あまり呼ばれることを好まない。
    もう一つの名の方を好むようなのだが……


    補佐

    高篠 霧乃 (たかじょう きりの)

    21歳。女。同じく軍人(鈴花と同じ部隊所属)
    霧乃と学生時代からの10年来の親友であり腐れ縁。戦闘関連は全て彼女担当。
    武器は最新式の二丁拳銃と、
    1900年代前半に作られたと思われる骨董品の小銃を使用(どうやら国産?らしい)
    彼女は術師としては中の下ぐらいの力量しかないが、運動神経と射撃命中率が元々高く、
    それに加えて身体向上系の術を駆使して銃で戦う。
    また小銃に関しては、己の霊力を弾として撃つ事が出来る。
    霊力がある限り弾は無制限であるのだが、欠点は弾の装填手順を踏まないといけないことであり、
    手順を踏むことで霊力を安定、具現化して発射させるためである。
    これにより命中率はほぼ100%。
    周りから絶対必中の魔女、魔弾の射手などいろいろ呼ばれている。
    ちなみに術が使える銃使いはとても貴重であり、
    彼女もまた補佐として任命されることに反対が多々あった模様。
    (後方火力要員の二人が抜けた穴はどうしたって大きい)
    術師はどうも銃と相性が悪いらしく、鈴花も銃の命中率は人並みかそれ以下である。
    また一般人でも術を使用して、ここまでの成績を叩きだす者はほとんどいない。
    ここまで使いこなせるようなったのも、鈴花と協力して血の滲むような努力の末である。

    見た目はウェーブがかかった栗色の長い髪と黒縁メガネが印象的で、かなり自由な性格。
    刀剣らを完全に人扱いし、好きなところは好き、嫌いなところは嫌いとはっきり言う。
    対応が完全に男子校赴任の気の強い女性教師のそれ。もしくは教官。
    威嚇射撃と撤退時の援護射撃は許可されており、威嚇の際は普通にギリギリのところを撃つ。
    が、それでは戦場ではままならないと、散々上層部に『事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きているんだ!!』を地でいく訴え(主にメッセンジャーのこんのすけが可哀想な役目)をした結果、大分許可範囲が拡大された模様。

    彼女が補佐として任命された目的は審神者の仕事を半分請け負うことと、
    審神者のストッパー役である。
    今回の任は無論失敗が許されないが、成功を確実にさせる為に慎重気味な性格の鈴花が、
    自分の決断力不足や意見不足で事態が最悪になることを回避する為に希望を出した為。
    ちなみに霧乃自身も、状況を見かねて上官に希望を出している。

    霧乃も簡易軍服だが、下はスラックス(身体をかなり動かすので)。戦場行きの時だけ正装軍服着用。

    鈴花の良き理解者でもあり友であるが、
    公にされている任だけでなく本丸においてある役を任されている…らしい。


    それは子供の頃にやったおまじない。
    ずっと仲良しでいられますように、そんな誰もが思う願い事。
    それを叶えられる方法があったから、試してみただけ。
    二人の中指に幾重にも巻き付けられた、緑色の糸。
    元々魂の双子ともいえる縁の深さだったのに、
    それはどんな運命を辿ろうと常に一緒の呪いになってしまった。
    例え、戦場で散ることになろうとも。
    『巻き込んでしまった』
    『そういう縁だ』
    片や運命の糸が見える故、片や資格がない故。
    思い悩む。覚悟を決める。
    ああ、例え神であろうと断ち切れぬその縁を、彼らは羨ましく思うのだろうか?
    橘夕月
  • 2美帝さんのマキシミン美帝さん(https://twitter.com/kamyu_the_world)のマキシミン2ver.
    1枚目はレザーアクセのお礼に、色紙にコピックで着彩してご本人に差し上げました
    カラーは美帝さんのこちらのツイ参照↓
    https://twitter.com/kamyu_the_world/status/998448746923868160

    2枚目は遊戯王カードパロ用にそれっぽい効果が感じられるように、マッドサイエンティストっぽくしました
    この時もまたスランプ状態だったので、身体があんまりうまく描けなかった
    しぇりー(@shelley_roze)
  • 金魚すくい(沖千/屯所)沖田に連れられ内緒で祭りにやってきた千鶴は、目の前で繰り広げられる沖田の妙技に見入っていた。
     たかが金魚すくい、されど金魚すくい。太刀筋と同じく迷いなく振るわれるポイが、次々と金魚を捕らえ掬っていく様に千鶴はただただ見蕩れていた。

    「沖田さん、すごいです! まるで金魚のほうから飛び込んでくるみたいです!」
    「うーん、金魚すくいの腕を褒められても、あんまり嬉しくないかな」

     千鶴から贈られる真っ直ぐな讃辞と尊敬の眼差しに、さすがの沖田も気恥ずかしいのか肩を竦め苦笑を洩らした。
     その弾みに金魚に紙を破かれてしまい、千鶴からは残念そうにため息が洩れた。

    「もう椀に入りきらなかったしやめ時だったんだから、そんな情けない顔しないの。さすがに全部は無理だけど、持ち帰る分は君が好きなのを選びなよ」
    「えっ? でも、いいんですか?」

     沖田の言葉に千鶴は花がほころぶようにぱあっと笑顔を見せる。
     幼いころに父が何度か祭に連れ出してくれたことはあった。しかし、小さな千鶴は上手に掬うことができず、店の主人が適当に見繕った二三匹を手渡された記憶しかなかった。
     こんなにたくさんの中から好きなものを選ぶという経験がなかったため、千鶴は自分が選んで良いものかと窺うように隣でしゃがんでいる沖田と向かいに腰掛けている店主の顔を交互にキョロキョロと見ている。
     そんな千鶴の様子に、沖田は機嫌が良さそうに彼女に笑みを向けた。

    「全部は持ち帰れないって言ったでしょう。僕は別にどれでもいいんだから、遠慮なんてしないで好きなのを選びなよ」

     子どもが遠慮などするなと言われた気がして少し気落ちした千鶴だったが、手元の椀に再び視線を戻すと自然と頬が緩んでいくのが自分でもわかった。
     椀の中でひしめき合っている金魚は、錦鯉のように美しい模様を纏ったものや、全身を眩い金色の鱗で覆われたもの、リュウキンのように寸胴でヒレの美しいものなど、色とりどりの宝石箱のようだ。
     金魚でこれほど気がはしゃいでしまうのだから、沖田から見た自分はやはり子どもなのだと千鶴は納得する。

    「さあ、どれでも選びたい放題だ。良かったなぁ、かわいい嬢ちゃん」

     店主の言葉に一瞬目を見開いた千鶴だが、すぐにいかにも困った、申し訳ないというように眉尻を下げた。

    「あの、違うんです。私は──」

     男です、そう言い掛けた千鶴の言葉を遮って、沖田が楽しそうに相槌を打つ。

    「そうでしょう、かわいいでしょう。悪い虫が集らないようにと思ってこんな格好をさせてみたけど、やっぱりバレバレだったなー」

     刀は差しているものの、一見すると人懐こい笑みを浮かべている沖田は、とても新選組一番組組長には見えない。
     男装の少女と親密な関係だと思われても、新選組とは無関係で害にはならないと判断したのだろう。
     しかし、千鶴に向けられている沖田の瞳には、金魚すくいの屋台の主人の言葉を面白がっている色がありありと浮かんでいる。
     冗談とわかっていても沖田に面と向かいかわいいと言われ、千鶴は頬を染めて「そんなことないです」ともごもご答えると俯いてしまった。
     そんな千鶴の娘らしい控えめで純粋な反応と、それを楽しんでいる沖田を見比べた店主は、合点がいったらしくなるほどとうなずいた。

    「好いた娘にいいところを見せようと兄さんが頑張ったんだから、あんたもそういう男心を汲んでやらないと」
    「え? ……………………えええええっ!? そんな……あの……」

     顔を赤くしたり青くしたり慌てふためきながら千鶴が沖田を見上げると、店主の言葉にやられたとでも言うように沖田の片眉がくっと持ち上がった。
     けれど、それは決して不快なものではなかったらしい。その証拠に、千鶴の反応を見た沖田の肩は笑いを堪えきれずわずかに震えていた。
     そんな沖田の様子からからかわれたのだと判断したのだろう。千鶴は唇を小さく尖らせ拗ねながらも、すぐに椀の中の金魚選びに夢中になるのだった。

    「兄さんももっとわかりやすく攻めないと」
    「うるさいよ、大きなお世話」
    「あんた見た目はいいんだから、優しくしてやれば若い娘なんてコロッといくだろうに」
    「だから、そういうんじゃないってば」

     そんな店主と沖田の会話も耳に入らないほど、千鶴は目の前の金魚たちに惹きつけられていた。





    「沖田さん、本当にありがとうございます」

     屯所への帰り道、金魚玉を手に嬉しそうに自分を見上げる千鶴に、沖田は半ば呆れ顔で大げさに肩をすくめて見せた。

    「金魚くらいでそんなに何度も礼を言われると、かえって申し訳ないよ」
    「金魚ももちろんですけど、お祭りに連れてきてくださったから」

     世話になっている身だからと諦めていた祭に連れ出してくれて、いろいろなものを見せてくれたりこうして金魚まで与えてもらい、自分にはもったいないと千鶴は頬を染める。
     そんな千鶴をかわいいと思い、そんなふうに素直に感じた自分が急に恥ずかしくなって、沖田はつい話を逸らしてしまった。

    「そういえば、僕の秘密を本当に誰にも言ってないんだね」
    「もちろんです。だって沖田さんとのお約束ですから」
    「だけど君が心配しすぎるから、土方さんや山崎君まで過保護になるんだよね。もう僕のことは放っといてくれないかな」

     どうして自分はこうした突き放した言い方しかできないのだろうと、沖田は心の中で舌打ちをした。
     千鶴は泣くだろうか? それとも怒るだろうか?
     どちらもあまり見たくないと思いながら沖田が視線を落とした先には、千鶴の困惑した顔があった。それでも、蜂蜜色の瞳はまっすぐに沖田に向けられている。

    「誰にも言わないとはお約束しましたけど、それと知らない振りをするというのは違います。見て見ぬ振りはできません。沖田さんのこと、放っておけないです」
    「ふーん、そんなもんかな?」
    「はい、そんなもんです」

     最近こうした千鶴の言葉や強い態度が心地良く感じられてしまい、沖田は自分の心境の変化に戸惑いを覚えていた。
     死病に侵されなければ、先ほどの金魚すくいの店主の言葉ではないが、もっと千鶴に優しくしてやっていつしか所帯を持つ未来もあったのだろうかと沖田は自問する。

     いや、なんの憂いもなく刀を振るっていたころの自分ならば、近藤のために剣であることこそがすべてだと、自分はそれしかできないと思っていたはずだとすぐに答えは出た。
     病床に伏せることが多くなり、剣として近藤の役に立てない自分の不甲斐なさに苛立ちと不安を覚えて、千鶴に当たることも増えたと自覚している。
     それでも、どんなに冷たくしてもひどい言葉を投げつけても、千鶴は今のように困った顔をするだけで沖田から離れることはない。
     あれだけのことをしたのだから今日は来るまいと沖田が高を括っていても、千鶴は毎日笑顔でやってくる。

     だが、そんな笑顔の裏で千鶴が沖田の心無い言葉や態度に泣いていることを沖田は知っていた。
     泣いている千鶴を原田や斎藤が慰める姿に、これでさすがの千鶴も自分に愛想を尽かすだろうと清々するはずだった。
     別に千鶴が嫌いなわけではない。あれこれ心配するから煩わしいと思うだけで、素直でいい子だと思う。原田や斎藤ならば千鶴と穏やかに暮らすところを安易に想像できる。

     けれど、千鶴が他の男の傍らにいることが、自分以外の男を見上げて笑顔を見せることが、沖田には堪えられなくなっていた。
     千鶴を手ひどく追い払っておきながら、パタパタと軽い足音がやってくる瞬間を心待ちにしていることを自覚したのはいつだったか。
     わざと薄着で部屋の外に出て、それを見咎めた千鶴に部屋へと連れ戻される時に繋がれる彼女の手のひらの柔らかさとぬくもりに安堵を覚えるようになったのもいつだっただろうか。

    「僕なんかでも死んだら目覚めが悪いから?」

     気付きたくなかった気持ちをごまかすためにわざとそんなことを口にする沖田を、ムッとした表情の千鶴が見上げる。

    「どうしてそんなふうに私を試すことばかりおっしゃるんですか? 沖田さんが何とおっしゃろうとも、私は沖田さんのお側から離れるつもりはありませんから」

     真正面から見上げてくる千鶴は、沖田の前では絶対に涙を見せない。沖田は最初、千鶴が自分にだけ気を許していないのだと思って苛ついたが、本当の理由を知ったのはそれから間もなくのことだった。
     泣いている千鶴に「そんなにつらいなら総司の前で泣いて訴えてやればいい」と言った原田に、彼女は「寝込んで一番悔しい思いをしている沖田さんに、そんな泣き言は言えません」と言ってまたさめざめと泣いていた。

     刀を振るえない自分に価値はないと、寝込むことが多くなった現状に焦りと苛立ちを覚え、それを自分よりも弱い立場の千鶴に八つ当たりしただけだった。
     それなのに、千鶴は沖田が抱えていた苦悩を理解するばかりか弱い気持ちごと受け止めようとしてくれていると感じられて、千鶴の気持ちを知った沖田は胸の底のほうが何だかくすぐったくなったのだった。
     どんなに突き放そうとしても千鶴が離れないことはわかっていたはずなのに、こんな弱気な自分で本当に構わないのかと試すようなことばかり繰り返すことすら見破られていたのだ。

    「馬鹿みたいだ」
    「馬鹿で結構です!」

     思わず吐き出した自嘲の言葉を捉え違えた千鶴がプリプリと肩を怒らせる様に相好を崩した沖田は、後ろからそっと千鶴の小さな身体を抱き締めた。

    「沖田さん?」
    「歩き疲れちゃったー」
    「ええっ? おんぶは無理ですよ!?」
    「大丈夫、大丈夫。千鶴ちゃんは頑張り屋だから、僕の一人や二人ならヒョイヒョイ担いで帰れるよ」
    「頑張ってできることとできないことがあるんですー!」
    「ほら、もっと頑張ってよ」

     駄目だ無理だと言いながらも、顔を真っ赤にしながら沖田の全体重を支えようと踏ん張る千鶴の姿に、沖田は心が軽くなったと実感していた。





    「そんなに手間暇かけてやらなくても大丈夫じゃない?」
    「いえ、沖田さんからいただいた金魚ですし、私が世話をすることになったからにはできる限りのことはしてあげたいです」
     祭りの翌日からせっせと金魚の世話をしている千鶴に、邪魔をするように沖田がちょっかいを出している。
     金魚の世話が増えても、千鶴が他のことを──もちろん沖田の世話も含めて──疎かにすることはなかった。
     そんな些細なことも嬉しく感じられた沖田は、ますます千鶴をからかい困らせるようになった。
     けれど、祭りの日以来、沖田が千鶴を邪険にすることも泣かせることもしなくなった。
     祭りの翌日、沖田は再び千鶴を屯所の外に連れ出して、金魚鉢を買ってきたのだった。
     広々とした鉢の中を悠々と泳ぐ金魚の姿を嬉しそうに眺める千鶴の顔を、沖田は飽くことなく眺めていた。

    「そうだね。あんな狭いところで暮らすよりも、広々とした鉢の中で毎日君に世話を焼いてもらうほうがずっといいに決まってる。この子たちは君にすくわれて良かったね」
    「掬ったのは沖田さんですよ」
    「うん、そうだね。掬ったのは僕だけど──」

     救ったのは君だよね。この子たちも僕のことも……。
     声にならなかった沖田のつぶやきが千鶴に届いたのは、二人が雪村の里で暮らすようになってからだった。


    金魚すくい 完


    ***


    当時の金魚すくいは、今のような破れやすい紙製のポイではなかったそうですが、このお話は遊戯録に準拠しております。
    #二次創作
    #薄桜鬼
    #沖千
    #沖田総司
    #雪村千鶴
    いずみ雅己
  • 6楽しい/憂鬱な身体測定 #創作 ##騎士編 ##RMS家の子 ##アンジュ ##ノヴォ ##エミリー ##彰たん ##フィオーレ ##イザベラ ##風祭彰 ##ドリス ##どりっちゃん福吉/羊角
  • 瞳色のプーペ #創作 #オリキャラ #瞳色のプーペ

    この世界で色を宿すのは瞳だけ、生まれ持った瞳の力に染まる瞳色の世界。
    地の力は茶に、
    水の力は青に、
    火の力は赤に、
    風の力は緑に、
    光の力は黄に、
    闇の力は黒に、

    瞳力を持たぬものなど存在せず人々も動物も魔物も全ての生物はその力を使い生活している。
    光の王国プリュネル、隣国の闇の王国ラズチオーク。
    数年に渡った隣国との領土戦争に勝利したプリュネル国の王はラズチオーク王国と平和協定を締結した。
    それから110年後の現在、ラズチオークは協定を破りプリュネルに侵攻してきた。
    瞳力の色を帯びた機械人形と共に…。

    これは人から瞳力を奪い、人形の瞳にすることで戦闘ドールにする敵国と戦う人々の物語。


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    ◆洋風ファンタジー世界。人々は生まれ持った属性瞳色の力を用いて瞳術(=魔瞳術)という魔法を扱える。

    ◆瞳色は6種、地水火風光闇(茶、青、赤、緑、黄色、黒)の6属性の内の一つを授かり生まれ、属性は親からの遺伝で決まる。
    (隔世遺伝により先祖の瞳力を受け継ぐ場合もあるが極稀な事)

    ※基本6属性の瞳色に白が混色(水色や桃色など…)した者は治癒魔瞳力があり、どこでも重宝される。

    ※闇の瞳術使いの中には死霊瞳術や呪殺瞳術を専門にする者、組織も少なからず存在し、それをよく思わない者からは忌み嫌われており、偏見が強いと闇瞳色というだけで差別する者もいる。

    ◆他属性の者と瞳力をリンクすれば複合魔瞳術が使用できる。同属性と合わせれば更にランクの高い瞳術を使え、広範囲魔瞳術を扱える。酷使し過ぎれば一時的に視力が低下したり身体への負荷も多い

    ◆地→水→火→風→地 光⇔闇。
    地は水に強く、風に弱い。
    水は火に強く、地に弱い。
    火は風に強く、水に弱い。
    風は地に強く、火に弱い。
    光と闇は互いが弱点である。

    日常生活や戦闘の中で瞳術を使用したり、 瞳術陣で形成した魔瞳武器を使い戦ったり、様々。 複合魔瞳術を使う時、瞳術を発動中のみ使用者同士の瞳色の色が完全に混ざり合う(赤と青なら紫、)

    ◆左右の瞳力が異なるオッドアイは稀少種で、1人で2属性を操る複合魔瞳術が使える。その異質な力ゆえに殆どのものが短命であるとされる。

    ◆動物も魔物も瞳力を持って生まれるが、動物は瞳力が退化しており無害なものが大半、魔物は理性がなく凶暴な上に瞳力をそこそこ扱え厄介。
    なのでモンスター討伐クエストは各地域である


    ◆瞳力を奪う瞳術は大昔に禁忌とされた闇の魔瞳術最高ランクの禁呪。プリュネル国では使用した者は例外なく瞳力を禁じられ終身刑とされている。
    対してラズチオーク国は表向きではプリュネル同様に禁じているが今回の戦争のドールの様に、秘密裏に禁呪を用いて兵器開発やドールに使用する瞳力源を量産しようとクローン技術開発実験も十年以上続けている。
    ◆※↑そのためラズチオークは辺境の集落や村で実験体にする為に人々を拉致していた。リィエンの家族もその犠牲者。
    瞳力を奪われた者の瞳は無色になり生気を失った抜け殻の様な状態に陥る。 戦争が始まり、瞳力を失い無色の生き人形となった人をコレクションする犯罪者もいる。

    ◆この世界では恋をする事でも瞳に変化が生じる。
    片恋だと片方に、
    気持ちが通じ合えば両の目に、
    相手との瞳色が混ざる。
    相手色をした星が瞳に浮かんでたり、グラデのようになっていたりと人それぞれ。気持ちを失えば混色も消える。
    ゆうひ@yuuyuuSS4
  • 2ニダンギル♀★/ナーゲル=リング「何でッ!私の方が彼より優れているのに、優れていなければいけないはずなのにッ!」
    「どうして私だけ進化できないの?どうして彼だけが進化したの!?」

    エッケザックスの幼馴染。

    基本的には真面目で誠実。誰(特にエッケザックス)よりも自分が優れているということに異様に執着している。自分だけが進化できていないことに非常に焦りを感じている。実は長年の蓄積により、彼女の身体自体が変わらずの石になっていることに気づいていない。一人称は私(わたし)、二人称はあなた。

    #ポケ擬 ##アイギス
    智月上也
  • おはようございますおはようございます‼️
    今夜は夜勤なんですが、パッと目が覚めました。でも、寒くて、身体が起動しません。笑

    #オリジナル #オリキャラ #絵 #お絵描き #落書き #イラスト #言葉 #音楽 #歌 #うた #弾き語り #神戸 #kobe #可愛い #癒し #癒される #感謝 #ありがとう #育児 #娘 #こども #娘1歳11ヶ月 #YouTube #チャンネル登録者 #1000
    Yoichiの絵言葉
  • 8深池臨マギカロギアPC
    17歳 訪問者 
    魔法名『機械仕掛けの傑(ヘロス・エクス・マキナ)』
    身体の成長が自在なのを忘れている高校生。ゲーマー。
    エン……エン……エンd………………(´・ω・`)
    #マギカロギア #TRPG #創作 ##TRPG
    亞襲宮本
  • 3711♀/ランタニア=コメル「私が覚えている私の好きなもの…歌と踊りと、親友のモルド、それから私の踊りを褒めてくれたあの人。」
    「また忘れちゃった…どうして?私はなんですぐ忘れてしまうのかも忘れちゃったわ…」

    『やめて、あなたは私に誰を重ねているの?あなたはその眼に何を映しているの?もっと外の世界を見たかった、いろんな事を覚えたかった、もっと頼られる人になりたかった、"あの人"と、添い遂げたかった!でももう遅い。身体が水の中に沈んでゆく。溢れる涙が溶けて消える。あぁ、"神さま"。"あの人"は、過去、現在、未来、永劫に、"私"のことは見てくれないのですね。見てはくれなかったのですね。』

    3000年以上生きている『精神病者(サイコシス)』のラグニアの1人。該当は『忘却症(アムネジア)』。

    迷いの森の女王。
    モルドの親友。

    狂ったパンドラに無理心中させられた。

    純粋であどけない口調。冠する精神病名と同じく忘却症を患っており、物忘れが激しい。昔歌と踊りを褒めてくれたパンドラに淡い恋心を抱いていたが、一族の長として他の人と結婚した。今もなおパンドラのことを想い続けている。一人称は私(わたし)、二人称はあなた。
    #ポケ擬 ##中立国 ##精神病者 ##[ラグニア] ##[迷いの森]
    智月上也