名前：アキ(通称：白天狗のアキ、堕天のアキ)
身体的特徴：男/天狗/161cm/61kg
自カラー： #c6b4e8
性格：人間嫌いの世話好き
CP：PoCoさん宅のナタク君と付き合ってます
貸出：フリーですが人里では人酔いを起こします(詳細は↓で)

【彼の住処】
　しろくろせかいのどこかにある山奥のとある社。そこで山神として生きるハジメに従事し、共に暮らしている烏天狗達と兄弟のように接しながらまったりと生活している。
　また、山の結界を強固にするために毎日見回りをして歩いているので、山中で妖怪仲間達と出会うことも多い。社の中で家事に奮闘する姿も、彼の日常である。
【人里へ降りる】
　人間嫌いをこじらせているので人里に下りると『人酔い』を起こします。いろいろな臭いや思惑、文明の利器が彼を混乱させています。懇意にしている妖怪さん達の所へ行くのも、一人では困難を極めます。ナツとトキが付き添うか、空から降りてくるか。どちらにしても長居はできません。

【コンプレックス】
　「元・人間」ということを気にしている。妖怪達と山を守ることでコンプレックスから逃げている。そんな彼は山を守る４つある結界の内３つを成立させ毎日見回りをしている。今や山に住む妖怪達からは尊敬と畏怖を集めている。
　コンプレックスから「人嫌い」をこじらせており、悪意を持って山に侵入する人間を容赦なく攻撃する節がある。好意をもって近寄る人間に対しても眉間にシワ寄せて冷たくあしらう。
　事あるごとに「オレは元・人間だから」「下賤な人間生まれなので」と自分を卑下してしまう癖がある。（彼の実力を知る者はそう言わせまいと振舞うことが多々ある）

【アキとハジメの出会い】
　800年以上前、彼は山岳思想を強く抱くが故に神聖な妖怪達が見える修験者だった。しかし戦に明け暮れる俗世の者は彼を「異端」だと避けた。彼は旅をしながら、「天狗がいる」と有名な山で大天狗のハジメと出会う。
　人間なのに俗世を嫌うアキ、妖怪達の前では弱みを見せれないハジメ。どこか似ている２人はすぐ打ち解けた。そうしてアキが旅をして山へと戻り、酒を飲み交わしては息抜きをするようになった。

【天狗道へ堕天】
　十数年が過ぎた頃、山へ入るアキを不審がる村人が彼の後をつけたことからすべてが狂い始める。
　アキにはハジメが見えていたが、村人には見えなかった。当然である、ハジメは山神に仕える神に等しい天狗。戦いに明け暮れ信仰が薄れた村人に見えるはずがなかった。
　ハジメと酒を呑んでいる所を襲われたアキはそのことに怒り「山神の存在を忘れた人間など……私はそんな俗物に成り果てたくはない！」と強く願い叫んでいた。ハジメが異変に気づいた時、アキは今まで持っていた鮮やかな色を失って堕天していた…。

【旅に出るまで】
　ハジメから「自分のせいでアキを堕天させてしまったのだから」と彼の庇護を受けることになり、しばらく彼の住む大きな社で暮らす。しかし、他の大天狗や山天狗達から「元人間が生意気にもハジメ様の庇護を受けている」と蔑まれ続け、性的にも暴行を受けるようになり精神崩壊を起こす。
　ハジメが気づいた時には「ハジメ様に迷惑が掛かるくらいなれば殺してくれ」と懇願するほどになっていた。このことでハジメが全てを捨てて彼と山を出て生きることを決め、２人の放浪の旅が始まるのだった…。そしてアキやトキと出会い、今の山へと身を置くことになる。

【アキとハジメ】
　呪われ山神となったハジメを守ることに専念して数百年。食事から日々の生活までを守っているうちに、『山神の守護天狗』と呼ばれるようになっている。
　束縛を露にするハジメに感謝の念を抱きつつ、その束縛が過去の自分を守ろうとして始まった事を思い出して苦しむことも多々ある。
【アキとナツ】
　旅をしていた頃に出会った半妖・ナツ。出会った頃は『女性』という概念に囚われていたが、今では毎日喧嘩と称して修行をし合う仲。
　子どもっぽいナツに振り回されながら、時々ハッとするような事を言う彼女と兄妹のように過ごしている。
【アキとトキ】
　今の山に滞在することになったきっかけの烏天狗の子ども。無垢な彼を供物にしようとしていた人間から救って以来、兄のように守っていくことを決めている。
　子どものように見えて妖の本性を隠さないトキ、そんな彼を天狗としてどう育てていけるか一抹の不安を抱いている。