【世界背景】
神が世界を創り、対等の力を持つ悪魔を作る。
神は人間(2人)・植物・動物を作る。
悪魔は対となる魔族(7人)・魔植物・魔動物を作る。
人間が楽園を出ていき、神は初めて嘆きを知る。
悪魔はその事で感情は汚いと思い魔族に自分の感情を押し付ける形で渡す。(七悪にかかっている呪い)
人間は文明を作っては争い続ける。
魔族は七悪兄妹を中心にまったり。
人間の一部が世界創造に興味を持って研究する(組織)
七悪の兄が人間の友と出会いなんでも屋を創設する(ギルド)
突然変異のバケモノ(後に竜と呼ばれる存在)が神によって始末される。
これを期に人間と魔族が争うことは少なくなる(共通の敵が存在したこと、神にしか倒せなかったことによる宗教観念統一が成されたといっていいのかな)
組織が王家の第二王子と第四姫を使って実験体を手にする。
組織は実験体によって崩壊。
ソレイユ(太陽神or一神様or陽様orダンナなど)
世界を創り、己の話し相手として同等の力を有する月神を創り、人間・動植物と増やしていった神。『自分が生み出したものは全て愛しているが、俺の坊や(リューン)は別格であり、自分以上に愛することを禁じる』と抱き込んでた。
リューン(月神or悪魔or坊や)
世界を作り出したソレイユの第一の息子であり、ソレイユの真似をよく従っていた神。『ダンナ様こそが美しく全てを与えてくださる存在で、ボクなどあの方がいなくては空気に等しい存在だ。だからボクはあの方を真似るのだ』とどんどん病んでいった。
【現在】
ソレイユは立ち入りを禁じられた中央大陸に在住し、世界の危機以外はそこに腰を据えている。
リューンは七悪の業を七人に授けたことで無気力な放浪人になり、世界を巡り歩いている。
【七悪の呪い】
リューンが『ボクの欲は汚れていて、あの人の傍にいられない』と最初に生み出した仔らへと泣きながらさずけた七つの悪。
傲慢を風の仔へ、嫉妬を炎の仔へ、暴食を土の仔へ、色欲を水の仔へ、憤怒を木の仔へ、強欲を火の仔へ、怠惰を氷の仔へ。
多くがその呪いに精神を病み、欲望を抑えきれず数百年以上苦しんだ。いまは落ち着いているが衝動に駆られると能力を抑えることはできず、意識を失うまで欲に従う。
この事で七人が揃うことはよほどでなければない(特に暴食は衝動を抑えられず封印されている)
一番に能力を克服した事と授かった傲慢が被り「長兄・魔族の長」と呼ばれることになった。ギルド設立前は人間が苦手であまり関わらないようにしていた。
現在ではズバ抜けた観察眼で仕事を割り振り、休みを取らないことで有名なギルド長。また、自分の能力が暴走し他者を平伏せる事をひどく嫌い、七悪と契約者以外は部屋に入れないことでも有名。
二番目に能力克服をしたので「長女」と呼ばれることになった。ギルドの片腕を担っていた。
数百年前の一神教が広まったことで、人間の国王から人間と魔族の仲つ者として呼ばれ、「聖人」として国へ駐屯することになった。その経緯に国王に惚れていたとか、その血筋に特別な力を感じて惹かれているとか、色々噂がある程度には王族好き。
三番目に克服したので「次男」と呼ばれているが、生存に関わる欲故に暴走が引き起こされ封じられるハメになった。
兄弟の中で一番の面倒見がよかったせいで「可愛いと感じる」=「食べてしまいたい」という欲に変換され、下の四人全員むしゃったことがある(一番好きなのはリヒトなのでよくモグモグしては逃げ回られていた)。
四番目に克服したので「三男」とも「ニ女」とも呼ばれていたが、契約者が出来て以降「三男」のみ。色欲のままに相手を惑わしていた過去もある。
昔はよく遊んでいたガトキから狙われたり、可愛がっていたセツナが笑わなくなったりしている『七悪の呪い』を解明したいが為に研究を続けている。
この中で唯一、子供がいる。
五番目に克服したので「四男」とも「三女」とも呼ばれていた。が、リヒトの婚儀の際、フウジンから「ややこしくなるんだ。女でいろ」と言われて以降「二女」で通ることになった。
ギルドの食堂を切り盛りしているが好き嫌いはしかたなしと許してくれる。ただし、事前申告なかった場合は食わせる鬼。
フウジンのお気に入りでギルドの外へは出させない。
六番に能力を克服し、上の事情から「三女」に繰り上がった。森を燃やすほどの力はなく光を灯す程度の能力。だから弱いのかといえば一度暴走すると昼夜暗転したのかと疑われるほどの光源と熱量を放って街を破壊するレベル。
ギルドと通じており、悪評高き貴族共から物資を盗むことを生きがいとしている。たまに嫌がらせで王宮に入るのでリミカからは嫌われている(仲は悪いが、ドレッドは姉譲り)。
いまだ能力を克服できずにいる末っ子。表情筋・声帯が凍りついてしまい、抑揚のある話し方ができない。
現在はリヒトが育児休暇と称して丸投げした幻想喫茶を趣味と実用を兼ねて紅蓮と共に営業している。
ちなみににんじん嫌い()
左:柳 紅蓮
上に登場したすべての血を混ぜ合わせて作られた魔工血液を人間の体に入れて生み出されたある種・合成獣。
人間の素体を持ちながら魔術が使える唯一の存在であり、暴走すると世界の均衡を壊す存在でもあるので警戒されていた時期がある。
現在は妻のセツナと仲良く喫茶店を営むことで落ち着いている。
右:東 藍
別世界で生まれ、死すべき運命を捻じ曲げながらこの世界を出入りする青年。グレンの嫌う未来を壊すきっかけになれそうな存在?
日本に伝わる剣術を身につけているので魔物退治(を命懸けで)できたりするが、基本的には『これサギだろ!?なぁこれのどこが喫茶店業務だよ!!!?サギだよなっ!!!?』と泣き喚きながら対処している可哀想な大学生。
ちょっと腐男子だが勤しむ間もなく、今の命懸け生活に身を投じている(笑)