創作SNS GALLERIA[ギャレリア] 創作SNS GALLERIA[ギャレリア]
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イラストを魅せる。護る。
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  • 不法侵入!25「灼熱の太陽!」さんざんハンバーガーショップ店内で今までの生活の不満を兄にぶちまけていた正幸!そんな正幸兄弟を店を出てまっていたのは、再び、体力を根こそぎ奪われそうになるむし暑さだった!そして駐車場、停車のバイクのもとに来るや、晃博兄が先にまたがりブルルンとエンジンをふかすと、正幸もまた暑苦しいヘルメットをいやいやかぶるように、また手渡された晃博の荷物のカバンを背中に、後部座席にまたいだ!
    晃博、もスローでヘルメットをかぶると・・・!ふーっあっちーとため息ひとつ!

    晃博「でー、こっからどうすんだ?きた道戻ったって田んぼ多すぎて、近くにゲーセンとかも無さそうだしな!( ̄д ̄)」

    正幸「どうしようって、もう3時過ぎてたし、これから別に遊びたいとは思わないよ!僕、朝仕事で荷物運び過ぎて疲れちゃってるしさ!ていうかお腹いっぱいで眠い!ふゎあ~(ノД`)・゜・。」

    完全、期待を裏切るようなテンションの正幸に力が抜けあきれはてる晃博・・・!

    晃博「お前ほんと、じじくせえな!(*´Д`)若えやつはこれから羽目はずすもんだろう普通!酒でも遊びでも何でも挑戦してかねぇとマジで身体錆びるぞ!あそこも使ってねぇんだろ全然!まっ、彼女もいねぇなら使う道ねぇし、とっくに干からびてしぼんでっか?(`∀´)」

    ちくちくと晃博兄のからかいの言葉に正幸はムッとしてしまい・・・!

    正幸「兄ちゃんの下ネタは面白くない!(`~´)酒なんか飲めなくたって生きてけるし彼女なしでも生きて行くよ僕は!てか飲んだら飲酒で兄ちゃん捕まるけど!羽目はずしてたら人生いつか棒に振っちゃうぞ!(-_-メ)」

    その皮肉っぽい正幸の言い方に晃博もついカチンときて・・・!

    晃博「ああ?( `ー´)ノ飲む時は走んねえよ!酒は別に強いほうだから走ったっていいんだけどな!例えで言っただけだろうが!いちいち真に受けんな!」

    正幸「かっこつけの兄ちゃんならやりかねない!( 一一)」

    晃博「かっこつけて強がってんのはお前だろ~!ほんま一人孤独で一生送ってく気かよ?(*´Д`)」

    正幸「うるさいなあ!もう、いいから早く出発してよ!(`〇´)ここアスファルトで下の照り返し、めっちゃ熱いから!」

    3時を回っても、午後の夏の日差しは容赦なく降り注いでいた・・・!

    晃博「ちっ、さっきしがみついてびびっていたやつがえらそうによー!(*´Д`)って・・・!」

    ふいに、正面先の真上の一枚の竜の湯とかかれた大きな立て看板に目が行き・・・!

    晃博「ああ?なんだ、近くに温泉あんだな!お前すげえ汗くせえし、どうせ金ねえとかでろくに風呂も入ってねぇだろ!( ̄▽ ̄)どこも行く気ねえなら、入ってくか!」

    正幸「ええっ!?\(◎o◎)/!竜の湯って、なんか結構天然とかで有名じゃなかったっけ?めっちゃ高そうな気するけど!(-_-;)」

    晃博「あほか!銭湯なんか、どこだって値段いっしょだろ!( `ー´)ノ出すぞ!」

    ドルルルルルーーー!正幸の返事も待たずに、いきなり発進させる晃博!思い立ったらそく動くタイプのようだ!
    驚いて、よろけて晃博の背中にしがみつく正幸!

    正幸「うわ、だから、急に発進しないでってば!よけい変な汗かいちゃう!Σ\(☆Д☆)/!」

    晃博「だっせー!まあ、しっかり今のうち汗かいとけ!着いたら、お前の干からびたソーセージをしっかり洗ってやらねーとな!(∩´∀`)∩」

    正幸「(兄ちゃん、ほんと変態!干からびてないし・・・!(٥ー_ー)」

    #不法侵入! #イラスト #小説  #日常 #日記 #BL  #兄弟愛  #フリーター #ホラー
    かざぐるま
  • 待ち伏せ!一緒に描いたもう一枚の方です!ほとんど半グレ状態の、この少年は、荒れまくっているせいもあってかほぼ両親とも絶縁状態!大学もほとんど行かず、ひとり暮らしでアルバイトもそんなに続かず、適当に日暮れ会社帰りのおやじを待ち構えて脅して狩りをしては、家に転がり込んで寄生して生活しているような感じです!お金を使わせては相手をかえてるような・・・!BL要素が強いので、このようなストーリーです!普通に、世間ではクズというかワルですね!(-_-)それから、「ハロウィンゴースト!」というタイトルはこの少年が持ち歩いているコンドームの箱に書いてある名前で深い意味はそれほどないです!((+_+))

    #ハロウィンゴースト!  #イラスト #小説 #BL  #日常  #日記 #ホラー
    かざぐるま
  • おやじ狩り!「ハロウィンゴースト!」ちょっと、どろどろした感じですが、大学生の不良がおやじ刈りをするような、話しです!いつも、どつく護身用のぼう持ち歩いている感じです!何気に描きましたが、おそらく連載にはならないかな、なんとも言えないです!ちょっと、ひねくれた悪人の主人公って惹かれるというか、好きなんです!♡(*^_^*)

    #ハロウィンゴースト!  #イラスト #小説 #BL  #日常 #日記
    かざぐるま
  • 新芽!ジュニアのアメフトシリーズ、とりあえず、これでひとまずおしまいになりそうです!いつも、あたたかい目でご拝見してくださりありがとうございます!♡<(_ _)>
    もともとショタ系が多いのでまた別のものをかいていきたいです!一年中、暑さ寒さにも負けずに新芽を出す雑草のように、強く、たくましく育ってほしいなとタイトルをつけました!♡(*´ω`*)

    #イラスト #小説 #BL #ショタ  #日常 #日記
    かざぐるま
  • みどりいろの風!昨日と同じ少年です!やっぱり一休みしている様子が一番落ち着く気がします!どことなく、表情が中性的な感じするかな!一応わんぱく少年です!(*´ω`*)

    #イラスト #小説 #BL #ショタ  #日常 #日記
    かざぐるま
  • 疾風!昨日のお昼に描きました!やっぱり、ジュニアのアメフトでした!小3ぐらいの少年!なぜか肩幅が広いパッドに惹かれてしまうんです!だとしたら、アイスホッケーでもいいかな!(*^_^*)

    #イラスト #小説 #BL  #ショタ  #日常 #日記
    かざぐるま
  • 冬日暮れ!またジュニアたちのアメフト絵に戻ってしまいました!まだ少し、描き溜めが、残っていたので・・・!もっとジャンルの視野を広げたいです!(-_-;)スポーツで冬に吐く白い息って、なんか不思議と興奮してしまいます!

    #イラスト #小説 #BL  #ショタ  #日常  #日記
    かざぐるま
  • 打ち上げ花火!夏と秋は不思議と祭り行事が多い気がいたします!早いもので、もうすっかりこがらしの季節ですが・・・!こちらの、名古屋でも、今年は4年ぶりに、名古屋祭りがありました!♡(*^_^*)

    #イラスト #小説  #日常  #日記 #BL  #ショタ  #祭り
    かざぐるま
  • ファイヤーボーイ!最近は、時間を見つけては、少年ジュニアたちを紙に走りがきをしたりして、一日を過ごしてる感じです!なぜかアメフトシリーズ!小説も、またかけたらいいけど、リラックスで素直に、描きたいものを日々かきつづっていけたらいいです!♡(*´ω`*)

    #イラスト #小説 #BL  #ショタ  #日常  #日記
    かざぐるま
  • 天国に一番近い場所!今年は、あんまりイラストかけていないな!来月はもうクリスマス!一年、早すぎる!((+_+))パソコンが更新画面でボタンを押してしまってから使い方が変わってしまって色合いのまぶしさも今までとはかわってしまいそうな予感です!スマホからとったのでちょっと薄いですがごめんなさい!<(_ _)>

    たんぽぽくんじゃないけど、ジュニアアメリカンフットボールみたいなもの描きたくなりました!♡(*´ω`*)

    #イラスト #小説 #BL  #ショタ  #日常  #日記
    かざぐるま
  • えちち描きました
    楽しいですね。
    #オリジナル #創作 #オリキャラ #BL
    はるうらら
  • えちち描いてます #オリジナル #創作 #オリキャラ #BLはるうらら
  • 着衣エロ派です
    #創作 #オリキャラ #オリジナル #BL
    はるうらら
  • くちなしの花!9「覚めた瞳!」泰蔵の身体の上に踏みつけるように、のしかかって強制に接吻を強いてくる少年!
    連続で光り落ちて来る雷の音を遠くに、暗い車内、唇をふさがれされるがままうめき声しか出せないでいたが、とうとう堪忍袋がきれ、こんの~!と泰蔵は力任せに少年をひっぱたいて、引き剥がそうと必死に抵抗した。

    泰蔵「ハア・・てんめぇなんのつもりだ~、尻のあおいガキが、・・調子のってんじゃねえぞ!( # ゚Д゚)」

    口が解放され、泰蔵もうっぷんをはらすように吐き捨てた!

    だが、少年も、いっ・・つ!と一瞬、舌打ちして力がゆるんだど思いきや、するどい視線で泰蔵を負けずに威嚇しはじめ、すぐ目前の座席の隙間に、サイドブレーキ横に立ててあった、くちなしの花に視界がむくと、それをひとつグシャリとはなびらごとわしづかみ振り上げた!(はあ!?お・おい!お前・ちょ・・待て!Σ((;°Д°;)))泰蔵が動揺してる声を聞く隙もなく、勢いづけて泰蔵の眼球めがけて尖った先を突きおろしてきた!
    (ぐぁあ!Σ((;°Д°;))
    危機一髪、泰蔵も反射的によける事が出来て、少年の両手首をつかみ抵抗するが、さらに押し当てて来る、とがったくちなしの茎が眼鏡のレンズに何度も食い入るようにあたって少しも気が抜けない状態!もし、レンズがなかったらストレートに目に突き刺さっていたと思うとぞっとした!
    (あ、あぶねえだろ・この野郎!・・)
    さすがに動揺して、今のこの状況、泰蔵も口で文句を言う気力をうばわれ、かじかの馬鹿力のような勢いで力を容赦なく入れて来るので、体力には割と自信のあった泰蔵もなかなか力が抜けずにからだ中に汗が流れ、緊張状態が続いた!
    するどい視線で見て迫って来る少年の手に強く握られたくちなしの花びらから甘臭いにおいが真近で、プンプン泰蔵の鼻をついてくる!

    #くちなしの花! #イラスト #小説 #日記 #BL #ホラー
    かざぐるま
  • くちなしの花!8「暗闇の接吻!」後部座席の奥の着替えのカバンに手を伸ばした瞬間、いきなり少年が押し当ててきた唇に泰蔵はふいをつかれバランスを崩して変な体制で座席に座り込んでしまう!
    一瞬、思考が飛んだように言葉が出なくなったがすぐ理性が戻り、少年から離れようともがきだした!

    泰蔵「なっ・んん・・!?(は、はあ?こいつ、なにしてんだ・・!?頭完全くるってんだろ!おい!どけオラ~!( # ゚Д゚))」

    だが、言葉も上手くだせず、もがけばもがくほど、力づくで少年は思いっきり唇を口でふさいできて手こずってしまった!しかも、体制もおかしかったため、少年が泰蔵のからだの上にほぼ、のりかかるような感じだったので、上手く身動きが取れずに苦戦してしまう!少年の土足の靴裏が泰蔵のたるんだ腹を踏みつけるように食い込み、痛みが走る!
    暗い車内で抵抗していると少年と、もろ至近距離で目があってしまい、そのカッと見開いた興奮して血走った瞳に泰蔵はあせりの冷や汗が溢れだし恐怖を覚えた!それは、目の前の獲物を根こそぎしとめて刈るような獰猛な、そんな瞳だった!

    泰蔵「(うわぁ!こ、こいつ、マジでやべぇわ!・・・Σ((;°Д°;)))」

    冷房が強いままだったせいか、少年の唇はかなり冷えきっていて運転前列の座席の間から吹いてくる強風の風が、泰蔵の雨でびしょぬれの背中の肌をめっちゃ冷やしてきた!

    外は、叩きつけるような雨と激しい雷がちっともやむ様子はなかった・・・!

    #くちなしの花!  #イラスト #小説 #日記 #日記 #BL #ホラー
    かざぐるま
  • くちなしの花!7「黒い笑い!」おそるおそる泰蔵が一瞬だけ、ルームミラーをチラ見すると、少年のすごく冷酷な視線が暗闇にうかんだように自分を見つめてるのがわかった。
    さすがに、動揺しかけたが、泰蔵はそんな様子をばれたくなく何か会話をふろうと言葉を探すがあせってすぐに出てこず、てこずってしまう・・・ナイフとかにぎってねえよな!

    が、ノイズがかかるラジオから先ほどの事件がまだ話しの続きがあるように流れ出した!

    ニュースの声「・・・その数分後、逃走した犯人は自宅から数メートル離れた線路上の歩道橋に雨のなかかけのぼってから電車がきたタイミングを待ち、身をなげ飛び降りたとゆうことだそうです!近くの防犯カメラの映像からこの人物の犯人が走って行く様子と、着ていた服装からして、殺害された山本夫妻の一人娘である大学1年の山本良子さん18であることで間違いないと、現場から報告が上がっています!警察では母親の介護での無理心中ではないかと検討しているもようです!なお、今現在こちらの神〇駅付近での人身事故で激しい雨の中、バラバラになった遺体の回収作業が行われているため大幅に電車の発車時刻に遅れが出ているもようです!」

    泰蔵「(はあ~?なんだ!犯人もう死んでたのかよ~!しかも女じゃねえか!おどかしやがってくそ~!ふう~!けっ、親の犠牲になって死ぬなんて悲惨なやつだな~!そんなのかまってねえで、とっとと家から出て自分の人生、生きれば良いものを~!大学なんかやめたってどうにだってなるだろう!バイトしてんなら親のすねかじってるニートよりましだろうが!くだらねえ同情心で自分の首絞めてまで親につくすのがそんなに偉いのかね~!お人よしも度が過ぎるとただの病気だな!まあ、さっき刺殺したってつってたギャンブル好きの病んじまったおやじさんの方の気持ちはわからんでもねえけどよ!俺も一時はまってたからな、妻に迷惑かけて!人生なにがあっかわかんねえな~ほんまに!(-_-;))」

    泰蔵は情報をあらためて聞くと、急に力がぬけたように一気に緊張感も消え、ここからどうすっか開き直った表情で後ろの少年に声をかけた。

    泰蔵「すんませんねえ~、ちょっと脱輪しちまったみてえで、動けなくなっちまったみたいなんですよ!で、本社の方も今中々つながらなくて、雨もいつやむかわかんねえから、申し訳ねえんだけどあんたもちょっと手伝ってくれねえか!」

    だが、少年は何も言わず黙ったまま下を向いて、泰蔵に耳を貸そうとはしない!
    泰蔵(なんだこいつ、ほんま薄気味わりぃやつだな!しゃべれねえ口なら針で縫っちまうぞ!(-_-メ))
    泰蔵は不機嫌に舌打ちをすると上着を脱ぎ決心して膝近くまで完全に浸かってしまう地面に足をおろし外に出て扉をバンと、強い雨の中、バシャバシャ後ろのタイヤの確認をしにいった。ああ、マジ冷てぇ~!
    幸いタイヤはそれほど深くはまっている様子ではなく地盤の緩んでいた砂利道に重さで沈んでいる感じだった。
    なので、水の流れの勢いも借りてちょっと持ち上げれば何とか浮きそうな状態だった。それでも泰蔵が両手でおちてる側の下から車を持ち上げるとあとちょっとのところまで行くのだがそれ以上は上がらず、苦戦してしまい、仕方なくまた後部座席に座る少年に声をかける事にした。
    ついでに汗と強い雨で一気にびしょびしょになってしまったカッターシャツも肌に張り付くように気持ち悪くて、着替え用と雨に打たれながら脱ぎ始める。
    こんな醜態を客前でさらすなんて俺とした事が・・だが、今はこの状況、そんな事言ってる場合じゃねぇしな!・・ああ肝心の天気の方、聞き忘れてたわ~!(-_-メ)
    相変わらず稲光もはげしい空!泰蔵は心でぶつぶつ言いながら、今度は後部座席の扉を開け、ダメ元でまた声をかける。

    泰蔵「なあ、あんたほんま悪いが、手ぇ貸してくれねえか!あんたがいったん降りてくれた方が、後ろのタイヤも軽くなって楽に持ち上がると思うんだわ!さすがにこんなとこいつまでもいたくねぇだろう?」

    が、少年は何もしゃべらず暗い車内で下を向いたまま小刻みに震えていた。さみぃのか?泰蔵は、車内の冷房を強めにしてあったのを思い出して、聞こうとしたが、よく見ると寒さではなく笑いを押し殺して震えているのが、少年の不気味な視線でわかった。ふざけてんのかこいつ!もとはてめぇの無茶苦茶な指定のせいでこんな目にあってんだろうが!ついに堪忍袋の尾が切れたのか泰蔵は、相手が客だとゆう事も忘れ、容赦なくがなり始めた!

    泰蔵「もうええわたわけ、なんもせんで、気色わりぃ目ぇ向けやがって!この根暗オタクが!ずっと座ってろそこで!ほんでも、延長料金の金だけはちゃんと払ってもらうからな!( # ゚Д゚)」

    泰蔵はそう吐き捨てると、もう知ったこっちゃねぇと後部座席の奥の少年の足元に転がってる自分の着替えやタオルの入ったカバンをひったくるように、手を伸ばしひっつかんだ。
    ・・・が!?

    その瞬間、今まで黙って座っていた少年がいきなり泰蔵の襟首をつかみかかってきたかと思ったら、そのまま前の座席に押し当てるような勢いで、唇を塞ぎ嚙みついてきた!

    #くちなしの花! #イラスト #小説 #日記 #BL #ホラー
    かざぐるま
  • くちなしの花!6「ゲリラ豪雨!」それからも、雨の激しい勢いで押し寄せてくる水の流れはしだいに斜め坂の下に向かって、川から独流のように強くなっていった。すでに、周りは真っ暗で人通りもない!
    しかも後輪が脱輪したようで、ハンドル操作も出来ずに、さすがの泰蔵もあせったのか、手に汗を握っていた。
    ドアを開けて後ろのタイヤの様子を確認しようにも、ま下のタイヤの半分くらい黒い水が浸かっていて降りにくい状態だった。
    泰蔵は経験もほぼなかったこの状況に、スマホで何度もタクシー事務所に報告しようとかけていたが、一時の電波障害かつながらなかった!
    あ~くっそお~、出ろこの~!( # ゚Д゚)冷静さを失いつつ、つい心の声が口からもれそうになったが、後ろの座席にお客を乗せている事もありプライドの高い泰蔵は、なんとか理性はたもっていられた感じだ。

    そして、とりあえずスマホはあきらめ冷静に今度は車内のラジオに手を伸ばしてつけると、ザザッとノイズは入りながらだが何とか、近隣のニュース情報の声が流れてきた。

    ニュースの声「今日の夕方、神〇駅の近くに住む山本夫妻が布のようなもので首をしめられ殺害されました。犯人はこの家に一緒に住んでいた実子の大学生の可能性が高いとされ、犯行に及んだ末、自宅から逃走したものとみます!実子は事故で半身が動けなくなった実の母親の身体介護をほぼ毎日のように行っていたため大学やアルバイトを掛け持ちの毎日だったことが過労のストレスとなり殺害してしまったという理由の可能性が近所の住民から指摘されています!父親もこのところ体調を壊して会社の無断欠勤が続いていて、さらにギャンブルぐせもひどかったらしくちょうど、帰ってきた所でタイミング的に出くわしてしまった為、動揺して自宅の包丁で胸を刺してしまったもようです!」

    ノイズの音が混じりながら窓にはげしい雨粒がぶつかっては、稲光が真っ暗な空を走り、何度もとどろきを響かせる!

    泰蔵「(はあ・・?神〇駅って、俺の勤務先のポジションじゃねぇかよ!物騒な事件起こしやがって!よりによってこんな退職日に、ほんとついてないぜっ・・て、ん!?(-_-;)逃走中・なんだよな、犯人ってのは・・?俺がさっき・・客を拾ったのも、この駅の近くだったような、まさかな、犯人は大学生って言ってたし、ちげぇ・・よな・・・?)」

    天気を聞くつもりが偶然流れてきた不吉な情報に、泰蔵はふいに後ろからの座席の視線を意識して、嫌な予感が走った!

    #くちなしの花! #イラスト #小説 #日記 #BL #ホラー
    かざぐるま
  • 不法侵入!24「安らかなひと時!」長時間外の炎天下で、すっかりタコみたいにのぼせてしまった正幸だったが、兄の晃博と、店内のハンバーガーショップに入るや気持ちいほどの冷気に出迎えられ、清々しい若めの女性定員のいらっしゃいませーの声に流されるように空いているソファーに一直線で座り込んだ!そんな正幸を晃博があきれたように、会計場のほうから!

    晃博「おい!お前、何でもいいのか?俺が適当に選んじまうぞ!( ̄д ̄)」

    正幸、全身の力が一気に抜けてすずしそうな顔で・・・!

    正幸「じゃあ、チーズバーガーで!あと、ついでにポテトとコーラも!(´ー`)」

    兄と一緒のせいか普段の緊張の糸がきれたみたいに、不思議な安心感がある!
    そのせいか、ほぼ人がまばらなのをいいことに、ソファーの上で恥じらいもなくそのまま力つきたように寝転がる正幸!
    ちょうど、昼下がりの店内に流れる有線放送のBGMが心地よい眠気を誘ってくる!
    「ねえ、これ水入れて来ていい?('ω')」、「食べてからにしなさい!行儀悪い!走らない!( # ゚Д゚)」
    店の奥には父親との子連れらしい感じの親子がはしゃいでいる子どもをしかりつけている声が!男の子が持っているのは小さな青い水てっぽうか!ハッピーセットの景品かな!
    どこの家もヒステリーに叱る親の様子は似たような感じなんだなと、正幸は自分の両親と重ねて小さくため息が漏れる!

    晃博「おい!だらしねえぞ、いい図体しやがって!なんならお前も、お子様セットにするか!おもちゃのピストルつくぞ!(`∀´)ケケケ」

    番号札を持ってソファーのテーブルにやってくる、晃博からあっちの子供と同じように説教くらってしまった!
    来るなり嫌みったらしい晃博の言い方にむうっ・・・!( # 一一)としぶしぶ起き上がる正幸!

    そんな、エアーの酸素不足で水のそこで横たわって、仮死状態気味の呼吸がパクパク寸前の金魚みたいだった正幸も、しばらく店内のひんやり酸素クーラーにあたっていたら、いつの間にか生き返ったように、やがて熱々のハンバーガーにかじりついておしゃべりも止まらなくなっていた!

    正幸「それで、その大雨でお店もつぶれちゃってさ!もうすっかり、僕この先、生きてくのも、働く自信もなくなっちゃったよ!(+_+)」

    晃博「そうなのかって、まだお前、これからだろ~が!(*´Д`)」

    正幸「でさ、そん時かみなりガン落ちで雨が洪水みたいで、部屋ん中めっちゃやばかったんだから!家も山の頂上だし滝みたいになっててさ!スマホつながんないし!助け呼べないわ、ほんと、お陀仏状態で死にかけたし!うう!((+_+))」

    調子に乗ってしゃべり続け、同時進行のチーズバーガーがのどに詰まりかける・・・!
    晃博「汚ねえぞ!ハハ、てか、別に、全然死んでねえじゃんお前!大げさにいいやがって、結局震えてチビってたっておちだろ!(∩´∀`)∩」

    何だかんだ、正幸のたわごとにからかいながらも、付き合う晃博!

    正幸「違うよ!そんな品のない話しじゃないし!ううっ!((+o+))」

    晃博「鼻からコーラ出てるぞー!(`▽´)ノお前のどこに品があるんだ!食ってから話せー!笑」

    はしゃいでた親子連れも帰り、客もほぼ、正幸たちだけになるとよけいしゃべる声もよくひびくなか数人の女性スタッフがワックスで窓ふきをして、こちらにあまり気にしないようにしてくれている様子が目に入った。
    一瞬我に返った正幸は恥ずかしさを隠すように、あわてて、コーラをストローでちゅううって!テーブルをこぶしでドンと・・・!

    正幸「真面目な話!(`○´)電気代とかいろいろ払えなかったから、部屋も蒸し風呂状態で水も飲めなかったんだよ、おしっこなんて出るもんも出なかったよ!まじで身体、干物状態で汗で全部搾り取られちゃった感じかな!あれは地獄だよ、ほんとに!」

    明宏「水も飲めねえって!そんなん威張れる話しじゃねえだろ!水道代ぐらいちゃんと払っとけよ!バイト代それくらいはもらってたんだろ?( ;´Д`)」

    自慢気に話す正幸にしまいに、晃博もあきれはじめ・・・!

    正幸「いやいや、そこは兄としてよくがんばったな、って言う所でしょ!( #◎Д◎)そんなに沢山じゃないよ!貯金もして行きたかったし!まあ電気は止められてたけど、その時一応、水はまだ出てたんだから!」

    必死に甘えて兄の同情心を欲しがる正幸!
    でも、いろいろあって、結局トイレのタンクの水飲んでた!苦笑とは、どうしても言えなかった。

    晃博「けっ、ちっともほめる要素ねえよ!てか俺はお前の便利屋じゃねえっつうの!調子のんな!結局はそんな物件選んだお前のおちどだろ!情けねえなあ~!ちっとは頭使わねえと、損する一生しか送れねえぞ!まじで!(*´Д`)」

    正幸「何だよー、母さんたちみたいな事言わないでよー!なんか、兄ちゃんのせいでハンバーガーの味一気に、かわったし!\(`〇´)/」

    すっかり精神が、いじけモードに変わる正幸・・・!
    晃博もすぐに、察したのかさらに面白がって・・・!

    晃博「おお、ますます美味くなったか!かじっちまったけど俺のもついでに食うか!しばらくご馳走食ってねんだろ!(`∀´)でかい図体で、悲劇のヒーローごっこもたいがいにしとけよ!笑」

    オラーっと、食べさしの照り焼きチキンバーガーを差し出してきた!

    正幸「いらないよ!そんな兄ちゃん特盛りの皮肉入りバーガーなんて!(`~´)」

    晃博「すねてやんのか!照れたサルみてえに顔赤くしやがって!かーわいいなあー!(∩´∀`)∩」

    そんな、わざと地味た不器用な機嫌取りしてくる、晃博のノリに調子が狂って何も言えなくなる正幸だった!

    正幸「うう・・!(-_-メ)」


    #不法侵入! #イラスト #小説 #日記 #BL #フリーター #ホラー
    かざぐるま
  • 狂い咲き!14「凄まじい熱気!」燃えるような河原の炎天下!以前恐怖した不良少年が草むらの目前で着替えている所を出くわしてしまった麻斗!瞬間凍りついたように、足が動かなくなったが、逃げなきゃと必死にわいてくる言葉にせめたてられ不良から目をそらさないまま、ちょっとずつだが、何とか後ずさるように、遠ざかろうとする!音を立てないようにと、息を止めてふるえながら!が、数歩目の後ろ足で草を踏みしめた時勢いよく跳ねるように、びっくりしたバッタが麻斗の額に、飛び込んできた!

    麻斗「わあ!Σ(゚Д゚)」ふいに、高い声を上げてしまった麻斗!さっき向こうの川でとった小さなエビの入っていたバケツまでおとしてしまい、サンダルの上から冷たい水がかかる!

    不良少年「誰だ、お前!( # ゚Д゚)」

    着替えちゅうだった不良少年がこっちをにらみつけてきた。そして草の隙間から目があってしまうと、不良は逆上したように、すさまじい叫び声にかわり!

    不良少年「ああっ!?おっ前、確かいつかのしょんべん小僧!そこで何してやがんだ!( # ゚Д゚)」

    取り乱す中、取り合えず必死に謝る麻斗!

    麻斗「い、いや!何でも、す、すみません!Σ(゚Д゚)」

    声を出したら、麻斗はきゅうに身体に力が抜けたように軽くなり、空になった、バケツをひろい逃げるように走りだした!だが!

    不良少年「待て、この野郎!のこのこまた来やがって!今度は野グソでもしに来たってか!( # ゚Д゚)」

    服もきず全裸で走ってきた不良においつかれてしまい、草むらを抜ける寸前で、後ろから羽交い締めにされてしまった!

    不良の肌と草むらからむんむんと漂うあつい体温を背中に感じながら麻斗はあの日の恐怖が一気に脳裏をはしり!

    麻斗「ち、違いますよ!そんな!か、川の様子見に来ただけです!久しぶりだったから・・・!Σ(゚Д゚)」

    不良少年「ああ!お前こないだ俺が言ったこと忘れてんじゃねえよな!ここは俺らの島だって!今度来たらただじゃ済まねえって!学習能力ゼロかてめえの脳みそは!( # ゚Д゚)」

    恐怖で回らない頭で必死に言葉を考える麻斗

    麻斗「い、いや島っておおげさじゃ、この川は普通にみんなのものだと・!原始民族とかじゃあるまいし!(^ω^٥)って、痛いです!\(☆Д☆)/!」

    不良は、さらに興奮して腕に力を強めてくる!

    不良少年「はあ!ガキのくせに何いっちょ前に口答えしてんだお前!おい!俺が原始人だって言ってんのか!( # ゚Д゚)」

    麻斗「(痛い)いったい、たいたい!Σ(☆Д☆)そう言うことじゃ、そう言うことじゃなくって!ええーっと!その前にパンツくらいはいたほうがいいんじゃないかと!さすがに隠さないと恥ずかしいし・・・!(^ω^٥)」

    麻斗はそれに望みをかけ、不良の手がゆるんだすきにでも、全力で走ろうかとおもったが、やはり、現実はあまくなく・・・!

    不良少年「うっせんだよ、いちいち!もとはお前のせいだろう!もういい!ったく、しゃべってたって、らちあかねえ!こっち来い!( # ゚Д゚)」

    麻斗「えっ、ちょ、ちょっと・・!何!?Σ(゚Д゚)」

    シャンシャンシャン!草むらにがむしゃらに響く蝉のけたたましい鳴き声の中!麻斗の抵抗もむなしく不良少年にそのまま熱気の漂う、草村のなかへ、強引にひきずりこまれていってしまった!

    #狂い咲き! #イラスト #小説 #日記 #BL #ショタ #ホラー
    かざぐるま
  • くちなしの花!5「氷の眼!」少年が、手を上げてこちらに合図しているのを見たらやはり職業ドライバーとしての性がのある泰蔵は止めないのもどうかと迷い少年の前までくると、しぶしぶ後ろのドアを開けた!
    まあ、このまま無視して、会社に戻ってもよかったがな、今日はほとんど客もつかなかったから見納めにはちょうどいいか!今日分の給料まで払ってくれるったって、さんざん迷惑かけたあげく、とんだ、給料泥棒の野郎だったなんて、後からねちねち他の連中からも、噂されかねねえしな!さすがに俺のプライドが許さねえ!
    のちに、この良かれと思って起こした仏さん心の行動が後悔することになるとも知らずに・・・!
    泰蔵のそんな思惑とも知らず、小雨に濡れた少年はすかさず後ろの車内に入り込むとどさっと真ん中に足を広げて堂々と座り込んだ!身長は泰蔵より少しだけ高いくらい!体型も泰蔵と比べればやせ型だろう!地味な赤の服に青いズボン、裕福そうには見えないしとても、タクシーを常連している感じにも見えないと泰蔵は勝手に思ったが決めつけるのはよくないとすぐ冷静にいつもの慣れた業務対応にはいった!

    泰蔵「ちょっと本降りになってきたね!どちらまで!」

    少年「・・・海まで!」

    泰蔵「ああ!」

    少年「駄目ですか!」

    泰蔵「いや、駄目じゃねえですけど、こんな時間から海なんて、しかもこんな天気な時に、誰か待ち合わせでもしてるんですか!」

    少年「無理なら近くの山でもいいです!」

    泰蔵「はあ、山って!言われてもね!」
    なんだこいつは、さっきから!とんちんかんなオーダーばっか出しやがって、はりたおすぞ!
    泰蔵は、少年の意味の分からない対応に口にでかかった怒りをぐっとこらえる!
    そして、ハンドル横のナビを操作しながら、

    泰蔵「この近くだと、ちょっと外れにハイキング山コースってゆうのならありますね!」

    少年「じゃあそこまで!」
    おいおいおい、大丈夫かこいつ!不良とまではいかねえが、態度いい感じじゃねえし!まさかやべえやつじゃねえよな!そういや、だいぶ前に、タクシー運転手を狙って後ろから刃物で切り付ける悲惨な連続事件があったよな!こいつもその類(たぐい)か!なわけねえよな!
    泰蔵は車を走らせながら、沈黙の続く車内をどうにかかき消そうと、何かと、少年に話題をふろうとする!冷房を強風にしたままだったのを思い出して!

    泰蔵「ああ!そういや寒いですかね!ぬれてるのに、すいませんね私暑がりなもんで!それと、タオルそのはしにある私のカバンに綺麗なの何枚か入ってるから使ってくれていいからね!」
    カバンは座席のはしの下に無造作に転がっていた。
    少年は、たいして反応もせず、下を向いたまま小声で・・・!

    少年「・・・平気です!」
    泰蔵「あと、この花の匂いも、体臭とか臭わないかなと、きつくないですか!」

    少年「・・・!」

    少年はめんどくさそうに下を向いたままそれにはこたえなかった!
    ナイフとか出してこねえよな!泰蔵はそのあともしきりと真上のミラーで後ろの少年の様子を伺いながら、何かと話題をふろうとした。

    泰蔵「お客さん大学生!」
    少年はなんだか質問される事事態がうっとおしそうに!

    少年「受験生です!まだ、高校です!」
    無愛想なやつ、ちゃんと目えみて話さんか!そんなんだと面接おちるぞ!

    泰蔵「じゃあこの夏踏ん張りどころですね!私は、大学行ってないんで、はは、詳しい事は、分かりませんが!」

    ミラーにうつる少年はぼんやり横を向いて窓の外をながめている!
    そんな愛想の悪い態度に泰蔵もしだいにあほらしいとわれにかえり、数分で会話をふるのをやめた!そしてそれから、だんだんと雨足が強くなってゆくなか、1時間半ぐらいたってようやく目的地のハイキングコース近くの山道ののぼりに差し掛かったときには、運転席前のデジタルは午後7時近くになっていた。何だかんだと、天候が悪く安全第一の運転で走ってきたためこんなに遅い時間になってしまった。おまけにすっかり薄暗い!
    ちらりとミラーに目をやると、いつの間にか少年は顔をあげていてまともに目が合ってしまう!服はもう乾いていて、無感動な瞳、どこか氷のような冷たい視線に泰蔵は薄気味悪さを感じてしまい思わず目をそらした。気のせいかうっすら口元に薄ら笑いが浮かんでたような気もした!
    それでも、泰蔵はようやくこれで業務が全部終わると思い、締めの感じで少年に話しかけた!

    泰蔵「お客さん、私、実はいろいろありましてね、今日でこの仕事退職することになったんすよ!で、お客さんが私の運転にのる最後の方ってわけで!なんて言うか、毎日のように乗り回していた車だから、やっぱり自分の車みたいに愛着みたいなものがありますね!」
    自分で言ってて、ちょっとだけ、酔いしれてしまう泰蔵!
    だが少年は泰蔵の話しにはまるで興味なさそうに、下を向いて大きなあくびをしたかとおもうと急に!

    少年「この山もういいんで!どこか別の所、適当に走ってください!」

    泰蔵「なっ!Σ(゚Д゚)」
    こいつけんか売ってんのか!( # ゚Д゚)

    泰蔵「いや、お客さんもうハイキング山すぐそこですけど、ここまで来ていきなり適当にその辺走れって、それはないでしょ!」
    さすがのこの要望には、泰蔵もしびれをきらしたが、

    泰蔵「引き返すのはいいっすけど、その分延長料金かかっちまいますよ!(-_-メ)」

    つい、客を目的地におろす事ばかり考えてた!だいたいそうだろう!よくよく考えて最初からどしゃ降りの中ハイキングの山ってのもおかしな話だろ!職業がらつい客のオーダーにのってしまうわりい癖!俺とした事が!
    既に、4000円の数字を超えているメーター!
    早い話こいつちゃんと、金持ってんのか!つい、素の強い口調が出かけてハンドルを思い切りきりバックしかけた時、突然車の振動と共にがくんと後輪のタイヤに鈍い音が!脱輪か!Σ(゚Д゚)

    細い傾斜の砂利道に滝のような雨!ワイパーもほとんどきかなくなっていた!
    ハイキングコースとはいえ、傾斜の多い道、ひとたびはげしい雨がふれば流れおちてくる水の量は川のように勢いづけてくるだろう!
    なんかやべえ事になったぞ!

    そんな焦る泰蔵とは真逆に後部座席に座る少年は相変わらず冷めた視線で泰蔵をみていてひとごとのような感じだった!

    #くちなしの花! #イラスト #小説 #日記 #BL #ホラー
    かざぐるま
  • くちなしの花!4「やばい乗客!」車を走らせて気分も穏やかにおさまりはじめていた時、突然一本の電話の着信が!泰蔵はスピードをおとしながら周りを確認する!

    泰蔵「はい!( ̄o ̄)」

    そして、すずしげな顔で携帯スマホに出ると、少したじたじした様子の男性事務員の声が・・・。

    事務員「ああ、熊沢さん!鷲見タクシー事務所のものです!業務中申し訳ないです!」

    泰蔵、あきらかに、すました対応で・・。!

    泰蔵「いや、そんで、何か?( `ー´)ノ」

    その反応に事務担当はさらに、言いにくそうな声で・・・。

    事務員「実は先ほど、ちょっと前にでしてね!こちらの事務所宛のホームページへ熊沢さんの、その・どこかのお店でしょうか!大声をあらげていらっしゃる、動画がメールで送られてきたんですよ!」

    大蔵「は、はあ!( # ゚Д゚)」

    いつものくせでつい大声をあげてしまう泰蔵!

    事務員「そ、それとですね、わが社のタクシーに不機嫌に乗りこまれる姿も、バックのナンバープレートつきの画像と一緒に送られてきましてね!これに心当たりあられるかと思いまして連絡させていただいたのですが、」

    さらに声が怒りっぽくなってしまう泰蔵!

    泰蔵「あれは、向こうの接客態度に問題があって、俺も少し声をあげただけで!( # ゚Д゚)」

    事務員も、それいじょうは聞きたくなかったのか、たじたじしながらも、会話をさえぎって!

    事務員「も・申し訳ありません、他にも先ほどからいろいろメッセージがきていまして、流石に画像つきのクレームがいくつも届いてしまわれると、原因はどうであれ、当社の信用もかかってしまうので、上の方からも解雇するようにと直接命令されてしまったんです。これまでも度々ですけど熊沢さんに対するクレームも上がっていましたし!」

    何となく、心当たりがあるのか泰蔵も思わず口をつぐんだ。

    大蔵「ううっ、(-_-メ)」
    ばつが悪そうな、早口で、対応を続ける事務員!

    事務員「幸い会社の方からは、解雇以外特に損害とかの対象からは外されたようで!今日、夜勤まで、シフトを入られてたと思うんですが、これからすぐ、戻ってこられてもしっかりとその分まではお支払いする形となりましたので、後ほどおまちしていますね!」

    そういうと事務員は泰蔵の返事を待たずそのまま逃げるように電話をきってしまった。
    事務所からのいきなりの対応にしばらく、ぼうぜんとしてタクシーを走らせていた泰蔵だったが、やがて数分後われにかえると鬼のような形相へかわりわめきはじめた!

    泰蔵「ああん、くっそお、あいつら余計なまねしやがって、何様のつもりだ!こそこそゴキブリみてえにネットで陰口書きまくりやがって!気色わりい!あれは、完全にてめえらのおち度だろ、ちょっと、俺が声上げたくれえでおおげさに犯罪者扱いで吊し上げして、てめえらは英雄気取りってやつか!ふざけんな!( # ゚Д゚)」

    泰蔵は運転中にもかかわらずお節介にも事務員が送ってきた店での自分の暴言騒動を再生し目を通すとますます怒りが蘇ってくる!1人おかまいなく、がなりちらして、同時に体温も急激にたかまり車内の冷房も強風にして、アクセルも乱暴にふかす!

    画面タイトルやコメントには、「昼間の店内で叫び狂ってた、(俺)何様気どりのいかれクレイジジィ~」「ただただ、迷惑でしかない」「わあ~、こいつの運転マジ暴走しそう、乗りたくねえし」「空気読めねえハゲおやじ、修行僧でもして出直してこいよ!!(笑)」「生まれる時、ゴリラと間違えてねえ( ̄▽ ̄)」「完全、人間終わってるわ~\(^o^)/」・・・!

    泰蔵「けっ!こそ泥どもがなめくさりよって!人に断りもせず誰が盗撮していいって言った?!さんざんこけにして被害者ぶってるてめえらの方が犯罪者だろうが!まじで訴えるぞ!( # ゚Д゚)」

    その勢いで横の助手席に携帯スマホをぼんと投げつけた!
    車内をずっと甘い香りを放っているくちなしの花は今の泰蔵には少しも癒し効果にはならず!
    やり場のないうらみを吐き出しながら、それでも、しぶしぶもと来た道を引き返す泰蔵!再び凄まじく燃え上がった憎しみの感情はおさまらなくて!

    泰蔵「会社も会社だ!何が幸いだ!損害請求される事なんかこっちはなんもしとらんわあほが!ここぞとばかり、鬼の首取ったみたいに!普段から人の顔色ばかりうかがいやがって、前々からクレームがあったならその都度直接言えばいいだろうが!まあ、客に顔でビビられることはあっても、それ以外何もしてねえがな!人のあら捜しするのがそんなに楽しいか!ああ!きさまらも結局みんな一緒なんだよ!いいか悪いかなんて勝手に外面と空気で判断しやがって!( # ゚Д゚)」

    そして幸いにも、事故を起こす事なく昼前ごろ待機していた葬儀会館のある裏道にタクシーで差し掛かった時、助手席に投げ捨てたスマホの画面に午後4時を知らせる青いランプが光った。空は相変わらずどんよりと黒ずんで優柔不断な天気でなかなかほんぶりの雨足にかわらなかったが、今少しずつようやく強くなり始めていた。
    ここまでだいぶ暴走したせいで、多少はストレスの減少にはつながったのか泰蔵の呼吸もけっこうおちつき、ため息まじりで「さみいな(-_-メ)」と、マイペースに、下げすぎた車内の温度を調整しょうと冷房に手を伸ばした。

    が、その時ふいに、走っていた、細い道の横から1人の人間がふらりと現れて来てとっさに、急ブレーキをかけた!

    泰蔵「ああん!なんだあいつは、あぶねーぞ!ちんたらしやがって!ひかれてえのか!( # ゚Д゚)」

    と、車内で声を張り上げて泰蔵は、眉間にしわをよせ思わずクラクションをならそうと構えたが、そのたちどまった少年らしき人物が瞬間こちらに向かって右手をあげたのが窓をたたく雨粒にまじって視界に入ってきたので、思わず手をひっこめた!

    #くちなしの花! #イラスト #小説 #日記 #BL #ホラー
    かざぐるま
  • くちなしの花!3「どす黒い雲!」泰蔵が店内からどすどすと踏みしめるように、暴れ出てくると、空は、すっかり灰色よりもどす黒い雲が覆っていた。
    まだ梅雨開け前。7月初めの、じめじめした蒸し暑い空気!
    時よりちかちかと稲光もして、今にも、大粒の雨がふってきそうな様子に怒りまっくすの泰蔵はまだぶつぶつとお構いなしに、適当に止めてあった、タクシーに乱暴に乗り込もうとドアを開けた。ついでか、ちょうどすぐ横に市が植えたと思われる香臭のかおる、純白のくちなしの花に気づいて・・・。

    泰蔵「こんの、、人の空気も読まんといっつも甘臭っさいにおいばかり放ちやがって!( # ゚Д゚)」

    と、半八つ当たり気味で何本か勢い任せに、ぶっちぎった!
    ちょうどその時蝉が隠れていたのか、一匹の大きなクマゼミが花壇からびっくりしたように泰蔵の顔の前を横切っていった。
    独特のひんやりした水しぶきを噴射しながら・・・!

    泰蔵「ああっ、冷てえ!このばかゼミがっ!きたねえしょんべんぶっかけやがって!今度俺の前に転がっていたらお前ら全部踏みつぶしてやっからな!覚えとけ!( # ゚Д゚)」

    物騒な言葉を大声で吐き捨て泰蔵はそのまま、バーンと勢いでタクシーに乗り込むと、まだ飲みかけの座席横にあったコーヒーボトルの中にくちなしを突っ込んだ!
    どうやらタクシー中の臭い消しがわりに、使っている様子だ。
    そして、ハンドル席横の、デジタル時計が2時半近く過ぎているのを確認すると、
    泰蔵「ったく、あの、たわけらのせいで昼めし食いそこなったわい!( # ゚Д゚)」
    先ほどの店の従業員や客たちの顔を思い出しながら、エンジンを急発進させた。

    そして、マイペースにも、しばらく乗客を探すように走らせていると、
    泰蔵「まあ、結構派手にやらかしちまったけど、二度と行くつもりねえからいっか!」
    苛立ちも時間と共に遠くにぶっ飛んで行くように、顔の表情の険しさも消えて行った。
    同時に、くちなしをさしたボトルの横にはさまっていた食べかけのつぶれた菓子パンの袋に目が行く。
    朝飯にコンビニで買ったやつで、甘すぎて口に合わないと数口で口にするのをやめたアンパンだった。
    泰蔵はそれを恨めしそうに、少しの間、運転と交互に眺めていたが、結局空腹には逆らえず運転中なのにもかかわらずかじりついた。

    泰蔵「まっ、よく味わえば、食えねえ味でもねえわな!( `ー´)ノ」
    相変わらず屁理屈ぐせがしみ込んでいる泰蔵!

    だが、次の瞬間、携帯に一本の会社からの電話に、泰蔵の遠ざかっていた怒りの炎が再び蘇ることになるのだ。((+_+))

    #くちなしの花! #小説 #イラスト #日記 #BL #ホラー
    かざぐるま
  • くちなしの花!2「クレーマー!」葬儀場を離れてしばらくもやもやしていた泰蔵はちょっと時間オーバーしてしまったが、昼の休憩に入る事にした。だいぶ離れた所まできて近くにちょうど良い定食屋がないかと探していると、開店祝いとおおきな垂れ幕がかかった大きな建物がみえてきた。こんな所でオープンしたのか!
    今は一人暮らし、節約がてら、適当に路肩にタクシーを止めどんよりと灰色に変色してきた空の下、泰蔵はその大型スーパーの店の中に入っていった。

    結構、品ぞろえも良い感じで、冷房がしっかりきいた店内を歩いていろいろと眺めていたが、今は勤務中あんまり沢山の品は買えないと思い、とりあえず惣菜屋目指して探していたら、お酒コーナーの前に大量にかごに入っているビール缶を見つけた。只今開店祝い当店一押し半額セールと書かれている張り紙に足が止まる!

    仕事がら、しばらく大好きなお酒類は我慢していたが、つい当店の目玉商品というシールの誘惑に負けてしまい、気づいたら大量のビールを買い物かごいっぱいに放り込んでいた!

    泰蔵「さすがに買いすぎか!まあ、同僚の社員たちにも配ればいいか!普段接点もあまりないが、この顔のせいか変な誤解イメージ抱かれている空気を感じるのもあまり気持ちの良いもんじゃねえしな!(-_-メ)」

    気難しく、一匹狼的な存在の風貌のせいか、しばし泰蔵は裏社会側の人間じゃないかと勘違いされる事があった。度々、乗客からも拒否される事もあって、そのせいであまり泰蔵だけ売上が伸びない状態も続いたりしているが、きちんと毎月、最低賃金だけは払ってもらっているので文句は言えない!というか、社長たちにも、若干恐れられている感じがして幸い、これまで、売り上げの事で文句を会社から言われた事もほとんどなかった。
    泰蔵は、そのあと適当に割引のついたつまみの袋を数種類と、惣菜屋の手軽なおにぎりで節約しようとかごに詰め込むとレジに並ぼうとした。が、予想外にレジには人だかりにあふれていて、すぐに会計が出来る状態ではなかった!
    土曜日か並んでいる間もにぎやかにしている親子連れも多かった!

    気が短い泰蔵も普段ならすぐにほっぽりだす状況なのだろうけど、やはり、大好きなビールには勝てなかったのか、しぶしぶ待つことにした。なかなか列は進まず、そしてようやく、昼休憩から戻ってきたのかお助けのパートの女性らしき人が、水色の涼しいかっこのパート服で小走りに、臨時のサービスカウンターを解放して、客足が進むようになった。

    だが、この時になると、だいぶ短気のしびれをきらしていた泰蔵は一言文句を言わなきゃ気が済まなかったのか、自分の番がくるやいなや、重く引きずってきたビールの詰められたかごをドンとカウンターに乗せると女性店員に大声でがなりちらした!

    泰蔵「遅っせえなあ~、どんだけ待たせるんだ!足が棒になるだろ!ったく!( # ゚Д゚)」

    女性店員「大変ながらくお待たせいたしました!こちらで承ります!<(_ _)>」

    泰蔵「休憩時間なくなるだろ、早くしろたわけ!( # ゚Д゚)」

    女性定員、ちょっとあたふたして・・・!

    女性店員「すみません、お客様ふたたび申し訳ないのですが、こちらの商品は昼1時までのタイムサービスでして・・・!今からだと、すべて定価通りになりますけどよろしいでしょうか!?」

    泰蔵、半ギレ状態で・・・!

    泰蔵「ああん?まだ30分もたっとらんだろ~!よろしくねえわばかやろう!さんざん無駄な時間、またせやがって、客に対する礼儀か、それが!( # ゚Д゚)」

    女性店員、泰蔵の威圧感に動揺しながらも・・・!

    女性店員「それと、こちら、もともとおひとり様2本まででしてお連れ様とかいらっしゃらない場合一度にこんなに、大量なお買い上げは出来ないんですよ!」

    泰蔵「同僚に渡すやつだよ!俺一人で飲むんじゃないわ!」

    泰蔵の後ろの方では、そわそわとばつの悪そうな顔をした客たちが、視線をそらすように、だんまりとこちらの様子をうかがっている。

    女性店員「どちらにしても、一応当店の規則になっておりますので!広告の方にもちゃんと書いてありますし!お客様だけ特別扱いすると他のお客様にも示しがつかないのでご理解いただけたら・・・!」

    泰蔵「知らねえわそんなもんそっちの都合だろ!広告なんかいちいち見るか、このくそ忙しいときに!そのへんの愚痴ほざいて遊んでる主婦と一緒にするな!なにパートの分際があほな事ぬかしとるんだ、さっさと気いきかせて客の要望を優先するのが当たり前だろ!責任者呼んで来い!( # ゚Д゚)」

    女性店員「あいにく今は、他の従業員も手一杯なので、お客様をお相手できないかと!」

    声はかすかに震えながらも、それでも、冷静な対応の女性定員!

    泰蔵「なんだ、そのいちいちしゃくにさわる態度は・・・!バカにしとるだろ!( # ゚Д゚)」

    その瞬間、順番待ちしている、他のお客の中から、パシャっとスマホで撮られる音が・・・!

    泰蔵「誰だ!今、シャッター押したやつ!出てこい!( # ゚Д゚)」

    ぶち切れた泰蔵も、ビール缶を一つかごからつかみ取り乱暴に構えるが!

    泰蔵「なんだお前ら!見物(みせもん)じゃねーぞ俺は!( # ゚Д゚)」

    並んでいる客たちもざわざわと、眉間にしわをよせて曇った表情をしていて・・・!母親の後ろにしがみついて泣きそうな子供まで・・・!

    このままだと、警備員を呼ばれて大げさになりかねないと多少戻りつつあった理性の中、泰蔵もさっしたのか、持っていたビール缶を無造作にかごに戻し店から出て行こうとすると、なおも女性定員が社交辞令じみた言い方をしてきた。

    女性店員「本当に、大変申し訳ございません!お客様、こちらのおつまみでしたら、割引のままお買い上げいただけますが・・・!」

    泰蔵「うるさい!!もうなんもいらんわ!客に恥をかかせやがって、すぐにつぶれるぞ、こんな店!( # ゚Д゚)」

    完全ブチぎれ状態の泰蔵は結局なにひとつ会計もせず大声を張り上げて店を出て行った!

    #くちなしの花! #イラスト #小説 #日記 #BL #ホラー
    かざぐるま
  • くちなしの花!1「ほろ苦い記憶!」こちらも最近描いていたもので、かなりエログロな展開になりそうな予感です!しかもかなりドロッとしています!所々ボールペンの線が残っていてごめんなさい!<(_ _)>

    朝からすっきりしない雲の下で、乗客を待ってるとふいに後ろに小さな人だかりが出てくるのに、気づいた。梅雨明け前には、むさ苦しい黒い服装の群れに、泰蔵(たいぞう59)は見なれた葬式であることがすぐわかる。
    タクシーの基本ポジションが駅前の葬儀会場とゆうのがなんともいえない!
    タクシードライバーの前、少しの間、葬儀屋関係の運転手もしていたが、日々の辛気くささがどうも馴染めなくて、すぐにやめてしまった。
    きっかけはパチンコに明け暮れて、代わりに働かせて無惨にも身体を壊して死んでしまった妻への罪滅ぼしの為だった。
    妻はお世辞で言っても美人ではなく、コツコツ地味なタイプだったから都合もよく私もつい、いい気になって甘えてしまっていたのだ。だから、葬式の時、数少ない妻の親族からは、かなり冷ややかな目でみられ、棺に妻の好きだった着物のひとつも入れなかったなどさんざん嫌味を言われ子供もいなかったため、やつらとはそのまま流れで、縁切りとなった。
    なんせ、気が気かない男だったからな俺は!そのうえ気が短かくて!(苦笑)
    両親も高齢ですでに他界!そんな過去をねちねち思いだしていると、車内ミラーの反射で、背後に白い花束が置かれた棺が運ばれてくるのが見える。位牌を持って現れたのは女性か!その後ろの写真の顔はよく見えないが、それを手に白いセーラー服をきた少女が無表情でたっていた。となると、亡くなったのは旦那さんか!親族もいるのか棺を担いでいる中には魂を抜かれたような顔をしたやつもわずか!
    まあ、あの家族らがこれからどう生きていくのかなんて、俺には関係ないかと感じるも、外の蒸し暑さに負けず、やつらの死んだ目のような湿っぽさは、やはり日本独特な葬儀を思わせぶるせいか、亡き妻の時の葬儀と脳裏に、重なってすごくわずらわしかった。
    泰蔵が眉間にしわをよせていると、ふいに、写真を持っていた少女がこちらを振り向いて、車内上のミラーと目があってしまう!正気のない何かにとりつかれたような疲れた鉛色の目!まったく何を考えているかわからない瞳!泰蔵はうっとおしさを感じ舌打ちで目をそらすとちょうど、タイミングよくゴロゴロと曇っていた空から音が鳴りだした。
    黒い雲が覆う下で、ほとんど客足も見当たらない事を感じた泰蔵はシートベルトを締めなおしその場を後にした!

    #くちなしの花! #イラスト #小説 #日記 #BL #ホラー
    かざぐるま
  • 神道!貴弘はもともと真面目だけど、頑固な所もあるせいか、いつもドンと構えている様子が多いです!弱い所をあまり人に見せない性格ですが、高校3年最後の学園祭で、強烈なハプニングがおきます!((+_+))たぶんその絵は描かないかもしれませんがいずれ描くかもしれません!(曖昧です!)

    #潮の鎖! #イラスト #小説 #BL #ホラー
    かざぐるま
  • 潮の鎖!かなり久しぶりに描いたものです!主人公は高3の貴弘(たかひろ)で柔道部の主将です!新しい小説にしたかったのですが、かなりエログロでやばそうなストーリーなので文章は省略させていただきました。🙏💦💦でも、イラスト集のようにちょくちょく投稿させていただくかもしれません!いつも、閲覧をしてくださる皆様、本当に、ありがとうございます!♥️m(_ _)m

    #潮の鎖 #イラスト #小説 #日記 #BL #ショタ #ホラー
    かざぐるま
  • 謹賀新年!元旦に久しぶりに書いていた正幸と晃博兄の兄弟ですが色塗りにだいぶ遅れてしまいましたね!((+_+))この作品、夏が舞台だからこれから、銭湯とかはだかのシーンが増えそうな予感!てか正幸、お兄ちゃんの前だと瞳が結構、幼くなってる気が・・・!(-_-)

    いくつか小説書いてきたきたけど、結局一つも完成した作品がないなあ~!((+_+))
    ほんと、期限をきちんと守ってかいている小説家さんや漫画家の人ってすごいですね!今年もどの作品になるかまだ分からないけど、じっくり書いて行きたいと考えています。ちょくちょく投稿となってしまうかもしれませんが、皆様、本年もどうか、よろしくお願いいたします。♡<(_ _)>

    #不法侵入! #イラスト #小説 #BL #フリーター  #兄弟愛  #ホラー
    かざぐるま
  • 不法侵入!23「青空に溶け合う!」正幸が指名した「ハンバーガーショップW」と有名な赤い看板の店に飛ばすように迫ってきた時はちょうどお昼もきりがいい時間だったのか大きな駐車場は、車もまばらで気持ちいほど広々としていた。
    晃博のバイクに乗ったのは正幸が中学の時以来でやはり大型だと迫力も違ったのかついてから晃博にせかされるまでなかなか身体が緊張したまま降りられなかった。

    晃博「なんだよ!マジでだらしねえなお前!これくらいで固まってんのかよ!(*´Д`)顔サルみたいにひきつってるぞ!(笑)」

    からかいながらバイクから降りる晃博は固まっている正幸の頭をこずいて背負わせていたかばんをはずさせ手にとった!

    正幸「これくらいって、兄ちゃんめっちゃ飛ばしてたよ!ほんと死ぬかと思ったし!<(`○´)>」

    晃博「たんなる気分転換だろ!大げさなんだよ、いちいちお前は!のりの悪いやつはモてねえぞ!( ̄▽ ̄)」

    晃博はヘルメットを外し腕でひたいの汗をぬぐった。

    正幸「いや、僕だるくて調子悪いって言ったじゃんか!逆効果だし!って!えっ?Σ(゚Д゚)」

    つられて正幸もヘルメットを外したときとっさに晃博が頭を引き寄せて、ひたいにコツンとおでこをおしつけてきた!

    そして、つぶやくように…!

    晃博「うっせえんだよ!いちいち小言言わなきゃ損みたいによ!25にもなってこんなんでお前やってけんのか!生きていけねえぞ…!」

    正幸「そ、それは…!(-_-)」

    二人の間に、一瞬、沈黙が流れた…!

    気持ちいほどよく晴れた昼下がりの青空の下、太陽とバイクの熱い熱風とはまた違った別のぬくもりに正幸は少し涙もろくなった!同時に、やすらかなめまいも感じて、時間が停止したように、このまま、青空に兄と一緒に溶け込んで行きたいと恥ずかしい感情が高ぶった!

    #不法侵入! #イラスト #小説 #日記 #BL  #フリーター #ホラー
    かざぐるま
  • 不法侵入!22「兄の背中!」ブオーンと激しい音と共に急発進したバイクに心臓がバクバクになる正幸!

    正幸「ちょっ、危なっ!スピード出し過ぎだし!Σ(゚Д゚)

    叫んでみたつもりだが、正幸の弱々しい声はほぼエンジン音と吹き抜ける風に吹き飛ばされて晃博はお構いなしに走り続ける!

    晃博「いや〜、親父にお前の居場所だけ聞いてナビで走ってきたけど、結構ど田舎なんだな!同じ市の外れでえらい差だぜ!(*´Д`)」

    だいぶ激しい風の音にもなれて数分走った頃晃博が皮肉っぽく話かけてきたが、正幸は振り落とされないように、にじみ出る汗の手でしがみつくのに必死でまともに返せない!しかもまだ、気分のだるさが抜けていない!

    正幸「う〜ん…?((+_+))」

    「つ〜か、マジ田んぼばっかでなんもね〜な!よく住む気になったな!?まあ、のんびり屋のお前にはちょうどいいのか!(笑)( ̄▽ ̄)」

    マイペースにからかう晃博!

    正幸「だよね…!(-_-)」

    暑さでぐったりの正幸は言われた事にあいまいな言葉で返すのがせいいっぱい!

    晃博「らちあかねえな!( ̄д ̄)ドライブがてら店探そうと思ったけど、日が暮れるぜ!一旦俺が来た大通り戻るわ!あの辺結構店あったしよ!」

    けど、兄の頼りがいのある張り声と…!

    晃博「なんか食いたい店とかあったら早めに言えよ!一瞬で通り過ぎちまうからよ!( ̄▽ ̄)」

    正幸「(しばらくして有名な店の看板がすかした目に止まって!)じゃあ、あのハンバーガーショップで!(-_-)」

    晃博「ああ?聞こえねえ!なんつった?\( ̄д ̄)/」

    正幸「(振り絞る大きな声で…)あの、目立ってる赤い看板のところ!(+○+)」

    久しぶりに触れたさらに、たくましく成長していた背中に…!

    晃博「オオ〜ッス!(了解!)( ̄▽ ̄)」

    正幸は心が次第に、どんどん充電して、満たされていくのを五感で感じでいた!

    #不法侵入!  #イラスト #小説 #日記 #BL  #フリーター #ホラー
    かざぐるま
  • 不法侵入!21「青い風!」だが、晃博が入れたお札はすぐに押し返すように出てきてしまった。

    晃博「なんだよ!万札つかえねえのかよ!ちきしょう!(*´Д`)」

    正幸「万札って!兄ちゃんめっちゃ金持ち!なんか自販機お金の制限あるとこ多いね!(・ω・)

    晃博「カードも使えねえしよ!小銭はめんどくせえから持ち歩かねえしついてねえ!(*´Д`)」

    正幸「小銭なら僕持ってるから兄ちゃんもなんか飲みなよ!(*´ω`*)」

    晃博「なんだ、お前も稼ぎ出してから偉くなったな!成長したか?(笑)身長はあんま変わってねえのに!(*´Д`)」

    正幸「そんなんじゃないし、背はあれから少しは伸びてるよ!これでも174あるし!兄ちゃんがでかいんだよ!軽く180超えてるでしょ!(-_-)」

    晃博「男ならこんなもんだろ!( ̄▽ ̄)」

    晃博はそうちゃかして、自販機でお得用のスポーツボトルを押して取り出すとすかさず正幸のひたいにあてた。

    正幸「ふぁ〜、冷たい!Σ(゚Д゚)」

    晃博「お前が先に飲め!待ちくたびれて腹も減ってるだろ!腹いっぱい食わしてやる!( ̄▽ ̄)」

    正幸「う、うん…!(*´ω`)」

    炎天下にくたばりそうな正幸は晃博のさり気ない優しさにふれながら冷えたスポーツドリンクを身体に流し込み生き返った開放感を覚える。
    残りのドリンクを晃博が一気に飲み干すと正幸を自慢のバイクへ誘導した。

    晃博「荷物邪魔だよな、ロッカーに預けるか?( ̄▽ ̄)」

    正幸「いや、ここの駅小さいからロッカーなんてないよ!これくらい僕背負えるし!(*^_^*)」

    晃博は「使えねえなあ〜!」とつぶやきながら、バックのファスナーを開けて中からもう一つのブルーのヘルメットを取り出し正幸の頭にかぶせた。

    晃博「無理すんなよ!まじ死にそうな顔してるぞ( ̄д ̄)!まっ、振り落とされねえようにきいつけろよな!(笑)」

    そしてバイクにまたがり「リュック貸せ!」と正幸が背負っていた小さなリュックを渡すようにうながし無造作にカバンに詰め込み再びそのずっしりとしたカバンを正幸が背負った!

    晃博と同じように後ろの座席にまたがると勢いよくブルルルーンとエンジンがかかった!大型の新車のあまりの爆音につい驚いてしまい…!

    正幸「ち、ちょっと待って、やっぱりなんか怖いってゆうか…気分わるいしあんまスピード出さないでね!Σ\(◎Д◎)/!」

    正幸のぐだぐたとひきつった声に晃博はあきれたように…!

    晃博「はあ?大の男がいちいちびびってんじゃねえよ!情けねえ!(`д´)ちゃんとものはついてんだろ〜てめえ!行くぞ!」

    と、正幸のヘルメットの前を後ろ手でストンと下し、そのまま問答無用で向きを変えて、勢いよくハンドルを切りアクセルをふかし俺についてこいと言わんばかりに、風をきった。

    正幸「ちょ、ちょっとマジやめてって!Σ(゚Д゚)」

    蒸し暑く道路から照り返す熱風の昼下がり!急発進するバイクに慌てて晃博の腹部にしがみついた正幸は風を切るスピードにただただ緊張してギュッと目をつぶり暑さですぐれない中、ジェットコースターのようなスリルを味わうことになった!

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