創作SNS GALLERIA[ギャレリア] 創作SNS GALLERIA[ギャレリア]
【お知らせ】メンテナンスは終了しました。ご協力ありがとうございました。

イラストを魅せる。護る。
究極のイラストSNS。

GALLERIA[ギャレリア]は創作活動を支援する
豊富な機能を揃えた創作SNSです。

  • こがらしの季節!10「いたちごっこ!」そのまま修羅場になりもつれ合ってるうちに折りたたみベッドが倒れ、ふざけてのっかり暴れる太一!
    学もだいぶしびれをきらし取っ組み合いのような感じになってしまい、お互い団地の外にもれるくらいの汚い暴言の、ののしりあいオンパレードです!(-_-)

    学「お前ほんといい加減にしろって!ベッドにのるな!( # ゚Д゚)汚ねえ汗、染み込むだろ!」

    太一「はっ、お前と違って一仕事してきたいい汗だし!( ̄▽ ̄)ベタベタさわんじゃねえストーカー!こもり菌がうつるだろ〜!(笑)」
    学「勝手に言ってろあほが!つか、マジ汗臭えからさっさと帰って風呂入って来いって!ただでさえめっちゃ臭えんだから!( # ゚Д゚)」

    太一はふんと、学の言葉を完全に耳をかさずにベッドの下の散らかった服に紛れていた黒いスマホを見つけた。

    太一「おお、いいもんみっけ!こもり菌のくせになんでこんな良いもんもっとんだて!( ̄▽ ̄)」

    朝から突然家に押しかけられた太一に学はすっかりスマホをしまうのを忘れていた。学は「しまった!Σ(゚Д゚)」と腕ずくで取り返そうとしたが、空手を習っていたと、ちびのわりに力が強い太一からなかなかスマホを奪えずにいた。
    むきになっている学ににやにやと腹蹴りの反撃を返してくる太一に完全に遊ばれている感じだ。

    学「おい、バカてめえ!返せって!調子のってんじゃねえぞこのサルが!スマホ持つなんてお前みたいな下等動物には、100年早えんだよ!サルはおとなしく家帰ってバナナでも持って食ってろ!痛って!!腹蹴んな!( # ゚Д゚)」

    太一はさらに意地悪なからかい顔になり・・・。

    太一「うっわ、お前、俺を本気で怒らしたな!もう返したらんし!( ̄▽ ̄)」

    必死にスマホ一直線に奪い返そうと手を伸ばす学!

    学「何がだて!俺ほんとのことしかいっとらんだろ!先輩に逆ギレしてんじゃねえし、スマホいじ繰り回すなって!( # ゚Д゚)」

    軽くかわす太一!

    太一「先輩じゃねえし、俺の奴隷だろ〜!\(^o^)/ニートのこもり菌とかかっこわりい!見習うとこねえし!(笑)」

    学「お前な〜!( # ゚Д゚)ぐあっ!( # ☆Д☆)」

    すきをみて太一の石頭の頭突きが腹に決まり言葉を失う学!ついでにすねも蹴り上げられ・・・!

    太一「奴隷はさっさと部屋片付けろって!( ̄▽ ̄)てめえんちの服だろ〜!(笑)」

    学「ああ~もう!((+_+))」

    太一に振り回されながらも最後は結局やりきれない怒りをこらえ、学が折れて諦めるはめになる!時計は9時をまわり、天気はうんざりするぐらい青の晴天!すでに体力が消耗しきっていたが、まだ一日は始まったばかりだ!ううっ!((+_+))

    #こがらしの季節! #イラスト #小説 #日記 #BL #ショタ #不登校 #ホラー
    かざぐるま
  • 不法侵入!20「まぶしい笑顔!」炎天下の駅前で兄の晃博を待ちくたびれるように汗をにじませていた正幸!ようやく現れた兄は電車ではなく、大きなエンジンと共にでかいバイクに乗った勇ましい姿だった。東京の大学を卒業してから向こうで働いていたため、盆や正月もフルタイムの勤務で中々こっちに帰ってこれなくて、メールのやりとり以外でまともにあったのは、かれこれ6年ぶりになる!
    バイクを止めヘルメットを外した兄はますます大人っぽくなっていた。身長も高かった!正幸がそんな姿の晃博に認めていると、久しぶりだな!とからかい好きの懐かしい声でこっちにやってきた。

    晃博「なんだお前今にも、逝っちまいそうな顔しやがって!ちゃんとめし食ってんのか?(笑)」

    正幸はその言葉でようやく我に返った!

    正幸「兄ちゃん相変わらず冗談きついけど、ほんと暑さで逝きそうだよ…!(待ち過ぎて…)(-_-)てか、バイク新しいの買ったんだね!なんか前のより大きくない?」

    晃博「大学出てすぐに向こう(東京)で大型免許とってやった!試験一発だぞ!凄えだろ!やっぱドライブなら車よりバイクだな!( ̄▽ ̄)」

    正幸「すごい!(◎_◎;)まあ、兄ちゃん高校の時もう普通二輪とってたもんね!そこまではまるとは思わなかったけど…!見えはって彼女にかっこいい所見せたかった感じでしょ!無駄遣いして大丈夫なの?車の製造工場だっけ?向こうで就職決まってそれっきり会えなくなって!まさかこっちに帰ってきてたなんて思わなかったよ!」

    晃博「先月親父が腰ひねって動けねえって母さんからメール来てさ!一応心配でな!仕事が支障出そうだとか言ってたからよ!あいつとは卒業してすぐ別れたよ!なんか、働き出したら全然遊べなくなってつまんねえとか言われて!あっさりな!(;´д`)」

    正幸「兄ちゃんと同じ旅行の趣味があって意気投合してたんじゃなかったの!スマホに向こうから結構メールよこしてたじゃん!写真も送ってきてまあまあ可愛い彼女だなって思ってたけど!いろいろあったんだね!父さんの事は全然知らなかったな!僕が追い出されてすぐかな!大丈夫なの!」

    晃博「親父ももう年だしな!じき73だし!久しぶりに会ったらしんみりしちまったよ!なんか商店街の飾り付けで張り切り過ぎたんだとよ!」

    正幸「そういえば夏まつりだったんだね!まあ、この年になって楽しむ余裕とかなくなったけど…!」

    晃博「お前まだ25だろ年寄りみてえな事言ってんじゃねえよ!まあ、俺も30カウントダウンまできてるし、偉そうに言えねえけどよ!」
    正幸「まだ、兄ちゃん8だから2年あるよ!じゃあ、今は工場の仕事は有給とかで休んでるの?」

    晃博「いや、俺の行ってる工場秋から他所の会社と合併するみたいで、勤務先も県がかわるような事聞いたから迷ってよ!で、母さんからメールきた時、もうどうせなら地元で働くかって退職して帰ってきたわけ!とっくに、彼女も居ねえしな!親父や母さんも最初は怒ったけど割とホッとした顔してたぜ!まあ、長男だからって別に惣菜の店つぐつもりねえけど!(笑)」

    晃博はそう言ってどさくさに背負っていたでかいカバンを正幸になげる!

    正幸「えっ?何だよこのカバンの荷物!?めっちゃ重っ!食料!?Σ(゚Д゚)」

    晃博「親父もだいぶ回復したし!お前から(泣)きメールさんざんきたからな!部屋探しも含めてついでに…どうせならお前と暮らしてえと思ってよ!」

    正幸「いや、今僕が住んでる家は最悪でさ…」

    晃博「取りあえずなんか飲むか!顔めっちゃゆだってるぞお前!( ̄▽ ̄)」

    正幸「兄ちゃんも今そうとうスケベ面してるよ!(笑)」

    そう言い返した正幸は自然と照れ笑いを浮かべ、晃博も汗だくの顔のまぶしい笑顔で正幸の背後にあった自販機にポケットから財布のお札を取り出し札入れに通した!

    #不法侵入! #イラスト #小説 #日記 #BL #フリーター #ホラー
    かざぐるま
  • 不法侵入!19「太陽の人!」今からこっちに兄が向かうと聞いて正幸はラインで晃博に今いる所を伝え、森山駅の近くの小さな自販機の場所で待機していた。パンクした自転車はそのまま駅のそばに取りあえず止め、汗だくで、炎天下の人通りの少ない砂利道で行き交う電車を眺めているが中々晃博の姿は現れず、のどがカラカラになってくる。駅の自販機よりドラッグストアの方が多少安い事を知っていた正幸は意地をはって目前の自販機に乗り出せずに暑さと戦っていた。
    それから40分が経過した頃、流石にしんどくなりギブアップで自販機に歩みはじめた時、遠くから「正幸!」と懐かし響きの声が聞こえて振り返った。
    ドルルルーッとはげしいエンジン音と共にバイクに乗った人物が正幸の前で止まった。
    ヘルメットで顔がはっきりとは見えなかったがそれは間ちがえなく晃博兄だった。

    てっきり電車でくるとばかり思っていた正幸は目前に登場した太陽の照り返しを浴びる晃博の姿がとても凛々しくうつり、のどの渇きも忘れ言葉もすぐには出せなかった。

    #不法侵入! #イラスト #小説 #日記 #BL #フリーター #ホラー
    かざぐるま
  • 不法侵入!18「安堵!」店長の川田さんと駅で別れてから正幸はスマホに久しぶりの兄の晃博(あきひろ)からのからかうようなラインが沢山来ていたのに気づいた!

    どうやら大雨の被害の事とか知ったみたい!いくつか流し読みをして、最後の「おい…返信しろ、生きてるか〜!」の文章でうんざりしてしまった正幸は昼下がりの炎天下で中々文章を打ち返す思考が追いつかなくて、自転車にまたがり日陰を目指し走りだした。だが少しして後ろのタイヤに異変を感じて、正幸は自転車を降り確認するとパンクしているのが分かった。
    正幸「まじで!?Σ(゚Д゚)
    だいぶ今まで乗り回してきたせいかタイヤも擦り切れるほど、ぼろぼろになっていたので、「そろそろかえ時かな!(-_-)とため息混じりにつぶやいた。
    再び自転車を押して歩き出すと目の前に郵便局が見えてきた。正幸は出来ればもうあの家には帰りたくなくて、引っ越したいと思った。が、そんなお金もなく自転車の前かごに入ったコンセント式の扇風機に眉間にしわを寄せ再度ため息をつき電気代だけでも払わないとと家の玄関の隙間に挟んであった請求書がリュックの中にくしゃくしゃに押し込んであったのを確認する。
    そして炎天下の誘惑に負けるように郵便局前に自転車を止めると、少ない通帳からしぶしぶ支払いに行ってしまった。

    憂鬱顔で少しだけ中で涼んだせいか、冷静に思考が戻ると後悔だけが残った。

    外に出るとまた、ゆだるような蒸し暑さが正幸を襲う!
    正幸はパンクしてるのにも関わらず自転車にまたがり苛立つようにペダルを漕ぐがすぐに身体がだるくなり、スマホを取り出し兄に当たるように先程の返信を返した。

    正幸「生きてるよ〜!(笑)生きてるけど正直もう限界かも…いろんな意味で…(-_-)!近いうちしぬかもしんない…その時は別にそう式とかしなくていいからね!無駄なお金かかるし!なんならその辺の土に埋めてくれていいから…。兄ちゃんも東京にいる彼女と元気でね…応援してるよ…。」

    長々と皮肉じみた文章を打ってスマホをポケットにしまい込むと正幸は無性にお腹が空いてきてつくづく人生がいやになった。

    だが、虚しく自転車を降りひきはじめるとピコンとスマホ音がなった!

    虚ろな目で、ポケットから取り出して見ると、兄の晃博から「今から行く」と返信が…!

    東京にいるはずの兄から思わずの返信に正幸はあっけにとられてしまったが、何故か安堵感も同時に感じられた。

    #不法侵入! #イラスト #小説  #日記 #BL #フリーター #ホラー
    かざぐるま
  • 狂い咲き!13「硬直!?」いつも、魚をとっていたあの場所に久しぶりに川をサンダルでまたぎながら向こう岸にわたり歩きはじめた時、1台の自転車がトイレのはしに止まっているのが見えた!
    何となく見覚えがある自転車のような気もしたけど似たような黒い自転車なんて沢山あるし、8月の照り返す日差しの暑さのせいで細かい疑問は全て頭から蒸発させられて、ほとんど気にしてなかったのだ!
    が、歩くとバッタの虫たちが飛び交う中、背の高い草をかき分けながらもう少しでいつも魚取りをしていた場所の川岸が見えはじめた時、その途中、人の動く気配となんだか聞き覚えのある声が麻斗の耳に届いてきた。
    そして、草の間からその声の主が視界に飛び込んできた瞬間、麻斗は身体の全身に危険信号が走ったようにフリーズして凍るような冷や汗が頭を冷やすように恐怖の記憶が一気によみがえってきた。Σ(◎Д◎٥)

    #狂い咲き! #イラスト #小説 #日記 #BL #ショタ #ホラー
    かざぐるま
  • 葉っぱと棘!6「小悪魔の誘惑!」いきなりふいに抱きついてきた薫にあたふたし、てこずってしまう隼人…。

    隼人「(おい!ちょ、何なんだよいったい!Σ(゚Д゚)」

    涼華「あらあら、はやちゃんさっそく気に入って貰えたかしらね!パパですって!小さくて可愛いわ!(*´▽`*)」

    瑠璃子「男性はみんなパパって呼ぶんです!買い物に出かけるといつも!薫は来月の3月で9歳になるけど、体の発育が遅くって!もともと、人懐っこい所があるんですけど、初対面の人にすぐ甘えたりするの見るのは私も初めてかも!(;´・ω・)」

    隼人「(聞いてねーし…おい、離れろよ!てか、どこ顔あててんだよ、こいつ!( # ゚Д゚))」

    薫の顔がちょうど隼人の股間あたりにあたって変な感覚になる!

    瑠璃子「ほんとに無理言ってごめんなさい!けど良かったです!こだわりの強い子でもあったから少し心配だったけど、薫も優しい隼人さんを受け入れられたみたいで私も安心してまかせられます!隼人さんてイケメンですよね!(*^_^*)」

    隼人「(この状況でどさくさに褒められたって、うれしくねーし、飲み屋の口説き文句かっつーの!預かるも何も俺は最初からイエスも何も言ってねーんだよ!って…てめえもいい加減離れろ!( # ゚Д゚))」

    涼華「最近、亡くなった主人に似てきたって話してた所なんだけど、最近じゃ声までそっくりになって来て驚いてたのよ!(*´ω`*)

    瑠璃子「男の子はやっぱりお父さんに似るのかもしれないですね!涼華さん成長した息子さんに惚れなおしたんじゃないですか?(*´▽`*)」

    涼華「ふふ、どうかしらねえ!一人っ子で過保護に育てちゃったから、まだまだ社会勉強が必要かもね!学校も辞めちゃったからこれからどうするのか、大変だわ!(*´ω`*)」

    瑠璃子「そのおかげで薫をみてて貰えるので感謝しかないです!(*´▽`*)」

    涼華「薫くんは、お母さん似なんじゃない!(*^_^*)そろそろバーの時間になるから行きましょうか!瑠璃子さん、そのコート一枚じゃ寒くない!取りあえず家まで送るわ!」

    瑠璃子「いえ、大丈夫ですよ!すみません、すっかり長居してしまって…!それじゃ隼人さん1週間薫をお願いしますね!これ着替えと薫の事が書かれたノートが入っています!何か困った時の参考になればと思って!お風呂とか嫌いみたいで暴れる時は無理しないで入れなくて大丈夫ですから!(*´▽`*)」

    瑠璃子は隼人の返事もまたずに、土間の床に置かれていた小さな旅行用のバックみたいなものを差し出してきた!

    隼人「はっ!1週間て…( # ゚Д゚)」

    涼華「隼人も可愛い弟が出来て少しは成長するかしらね!社会勉強だと思ってしっかりね!お母さんたち行くから後は頼んだわ!(*´ω`*)」

    涼華はどさくさに寝室に紫のコートを取りに行き戻ってくると、

    涼華「戸締まりだけしっかりしなさいね!何かあったらメールするから!(*´▽`*)」

    小さなバッグを肩にかけ、会釈する瑠璃子と一緒に家を出て行ってしまった。

    隼人「のーみそ出来損ないのガキ押し付けて何が、社会勉強だ!ふざけんな!( # ゚Д゚)」

    何度も必死に叫んでいた心の不満も届かず、ほぼ二人の一方的な強い願望のような圧力に巻き込まれた隼人!結局いまだ図太くしがみついて小悪魔な視線を送る薫の世話をする事が決まってしまった!(>_<)くそ~!

    #葉っぱと棘! #イラスト #小説 #日記 #BL #ショタ #児童虐待 #ホラー
    かざぐるま
  • 葉っぱと棘!5「危険な瞳!」女性が家に連れてきた隼人が見覚えのある、少年の顔!それは昼間母が働いていた、スーパーの駐車場で薔薇の花をむしり取って遊んでいた?無表情に冷めたあの顔だったのだ!顔にはうっすらと細い傷跡が浮かんでいる!

    女性「本当に何度も迷惑掛けるような事しちゃってすみません!私…頭が真っ白になっちゃって…!親しい人ってジャスミンさん以外ぜんぜんいなくて…!」

    涼華「もう、落ち着いて瑠璃子(るりこ)さん!その名前お店以外で呼ぶのやめて照れるから!お子さんの事はさっき息子と話しあってちゃんと面倒見るから!」

    隼人、おいと、涼華に送る鋭い視線!
    涼華はわざと気づいてないふり!

    涼華「それより、もう、入院の日にちは決まったの?この子の為に早く身体が良くならないと!」

    瑠璃子「入院ていうか、取りあえず検査入院で体調の様子を観ましょうって事になったんです!1週間は自宅で休んでそれでも回復しなかったら検査って…でもこの子、薫が部屋にいるとゆっくり休めなくて…知らないうちに苛立って、叩いてしまう事も出てきちゃって!」

    薫は、瑠璃子の話しなど気にもせず、無表情な顔で、視線は涼華の耳たぶにキラキラ光り揺れるイヤリングを仕切りと見つめていた。

    涼華「きっと、いろんなストレスが重なって心に限界がきてるのね!薫くんて言うの、お母さんに似て、綺麗な目してるのね!うちの息子ひまで体力だけはもてあましてるから安心して預けて!」

    すかさずそっぽを向いている隼人の肩を引っ張りあなたも挨拶しなさいと視線を送り隼人は身体のバランスを崩した!

    涼華「瑠璃子さんね、バーではローズマリーってあだ名を付けられてるの!シングルママさんで1番若い二十代でお母さんになって頑張って働いてるのよ!ちなみにお母さんのニックネームはジャスミンで彼女と同じハーブの名前!」

    隼人「ふーん!(どうでもいいし!厚化粧のババアがジャスミンて面かよ!ボソッ(-_-;))」

    瑠璃子「やめて下さい!ぜんぜんそんな事ないです!私、親として未熟過ぎて…!旦那にも嫌わて…」

    涼華「旦那さんの見る目がなかっただけよ!向こうが言い出したんだったら、きちんと旦那さんから慰謝料に養育費ももらわなきゃ!綺麗過ぎるくらいなんだからもっと自信持ちなさい!」

    瑠璃子「私が薫をこんなふうに生んでしまったのが原因だから、主人には迷惑かけられなくて!でも、最近はその事も考えて主人の所に行こうとしたんですけど薫が首を降って会いたがらなくて…!」

    隼人、心の声(いや、貰いにいけよ!こうやって赤の他人巻き込んて迷惑かけてるくらいなら!)

    涼華「薫くんも旦那さんからいろいろ嫌な事を言われてたのかもしれないわね!ちょっと複雑だけど、どっちにしても、生活の事を思うともっと慎重に考えた方がいいわね!取りあえずはあなたがまずしっかり体調をなおさなきゃ!」

    瑠璃子さんは目の下にクマもありだいぶやつれていたような様子で、詳しい状況までは聞けなかったが、だいぶ精神も追い詰めれている感じだった。
    さすがにこんな姿で何度も頭を下げてくる瑠璃子に隼人も口では、何も文句は言えずにいた。
    そんな無抵抗の隼人をいい事に涼華は、

    涼華「薫くん、お母さんがね、最近お仕事続きでだいぶお疲れしちゃってるみたいなの!でね、早く元気になる為に少しの間体を休んで貰いたいから、しばらくお母さんには会えなくなっちゃうけど、代わりにここにいる大きなお兄ちゃんが薫くんの事しっかり面倒みてくれるって言ってるんだけど!いいかな?」

    隼人「(は!勝手に、何言ってんだよ!ちょっとまてよ!( # ゚Д゚))」

    隼人が言いかけた時、薫の手がためらうこともなく、隼人のズボンをギュッと掴んだとおもうと、ふいに両足に抱きついてきて言葉をうしなった!

    隼人「(なっ!Σ(゚Д゚)」

    そして、んん〜!と小さくうなり、隼人を見上げる薫のまなざしは無感動でとてもわかりにくいと言うか死んでると言うか、読み取りにくかったが、何故か新しいおもちゃでも見つけたとでもいうようなしぐさに、隼人は無性に嫌な予感が走った!

    #葉っぱと棘! #イラスト #小説 #日記 #BL #ショタ #児童虐待 #ホラー
    かざぐるま
  • 葉っぱと棘!4「強制バイト!?」母親の涼華と何気に家で鉢合わせしてから収まらない隼人の口論は住んでいるハイツのアパートの外まで声が漏れる勢いだった!

    隼人「うっせえっていってんだよ!( # ゚Д゚)綺麗事ばっか言って丸め込みやがって、結局俺は問題児扱いかよ!いつまでもガキ扱いしてんじゃねえよ!」

    涼華「1人で大きくなったような顔するんじゃないの!あんたがガキみたいにすねてるからでしょ!いい年して自分の口で何も言えないでキレるなんて恥ずかしいと思わないの?( ⊳Д⊲ #)

    隼人「別になんもねえよ!てめえに知って欲しい事なんて!俺の言う事いちいち真に受けて干渉すんなっての!そんなにうざいんなら施設にでも行ったっていいんだぞ、俺は!( # ゚Д゚)」

    涼華「そんなわけにいかないでしょ!あんたはお母さんの大事なたった1人の息子なんだから!最近はますます大好きだったお父さんにそっくりになってきて…!立ちなおれたのだって、隼人のお陰なのよ!」

    隼人「なんでそこに親父が出て来るんだよ!てか、親父に似てるから大事にしたいとか頑張るとか言われたって俺全然うれしくねえし!かえって不信になるし鳥肌たつわ!そんなきしょい目で見てたのかよ!似合わねえ厚化粧まで最近家の中までしやがって!家中香水でくせえんだよ!( # ゚Д゚)」

    涼華「これはバーの仕事の為よ!悪かったわね!そうじゃなくて…!もちろんお父さんの事は大好きだったけど、本音で言ったら、今1番大切で好きなのは隼人だから!」

    隼人「好きとか順番つけられんの嫌いなんだよ!( # ゚Д゚)どうせバーの男にもそう言ってくどいてんだろ!親父化けて出てくんじゃねえ!」

    涼華「それは、誓ってないわ!お母さん仕事はしっかり割り切ってるから!隼人を裏切ったりしないし、その心配はいらないから!」

    隼人「もうどうでもいいし疲れたよ!さっさと食べて仕事いけよ!」

    涼華「こんな状態じゃいけないわよ!ほっといたらあなた何するか…!」

    隼人「なんもしねえって!てめえにも、迷惑かけねえし…!」

    涼華「ちょっと待って!メールが…何回も来てるから!」

    さっきからちょくちょく涼華の部屋の方からピコン、ピコンと耳障りな音が聞こえていたが隼人との口論で中々出れずにいた。

    隼人「うぜえ…!しつこくかけんなって言っとけよ!( # ゚Д゚)」

    涼華「仕事の娘なの!最近仲良しになってバーに一緒に働いているんだけど、なんだか体調崩してるみたいで入院するかもしれなくて!今日お母さんのパートのスーパーにも顔を見せにきたの!」

    隼人「めんどくせえ!そんなやつとつきあうからだろ!」

    涼華「同じ職場だからそういう訳にもいかないでしょ!あんまり揉めるような事言いたくないし!あんまり喋らないこだから孤立しないようにお母さんが横からフォローする事も仕事になってるのよ!」

    隼人「ちっ!」

    涼華「で、彼女もシングルで小さなお子さんがいるらしくてその子がすごく手がかかるみたいなのよ!知的に障害もあって旦那さんとはそのせいで離婚したみたいで…近くの養護施設や託児所とかもお願いしたんだけどいろいろあって預かってくれないんだって…」

    隼人「聞いてねえしそんな事、いちいち話すなよ!」

    涼華「それで仕事の時つい話しに合わせて、家にも反抗期で手のかかる息子がいるって、あなたの事を流れで喋っちゃって…!」

    隼人「なんで俺の話?めっちゃ悪口だろ!」

    涼華「退学して遊びほうけてるみたいな事言ったら!仕事中の間だけでもあなたに見てて欲しいとか言われるようになっちゃって!彼女そうとう参ってるみたい!」

    隼人「勝手に家の恥さらしてんじゃねえよ!てかなんでそんな話しになってんだよ!ガキの世話なんてぜってえごめんだからな!」

    涼華「断ったわよ、お母さんも何度も!でもあなた結局アルバイトもする気ないんでしょ!お金まで払ってくれるってメールで言ってくれてるの!家で面倒みられるんだから楽じゃない!」

    隼人「いやいや楽じゃねえだろ!問題児のガキなんか押し付けられていい迷惑だし!そんなやつこそ施設にぶち込めよ!」

    涼華「だから、それが難しいってさっきから…」

    隼人「ふざけんなよ、マジで!俺の事都合のいい道具にしやがって!( # ゚Д゚)」

    涼華「どうしても彼女お願いしたいって聞かなくて、あなたに直接言いたいらしくて今から家に来たいって言ってるの!」

    隼人「いや、無理だって返事返せよ!そもそも人の家庭の問題に首を突っこんだてめえがわりいんだろ!( # ゚Д゚)」

    涼華「だからあなたの口からはっきり言ってくれれば彼女も納得すると思うから!」

    隼人「知らねえし、会うつもりもねえよ!」

    涼華「あなたはなんでそんなに聞き分けがないの!だらだらして働く気もないなら少しくらいお母さんの約に立ちなさい!( ⊳Д⊲ #)

    隼人「またそれかよ!いい加減にしろよ!都合のいい時だけ母親、母親言いやがってほんと便利な言葉だな!( # ゚Д゚)」

    そんな口論をくりかえし数分すると、玄関のインターフォンがなった。

    涼華「とにかく彼女、来たみたいだからお願い!」

    隼人「はあ!家教えたのかよ!ありえねえし!何考えてんだよ!( # ゚Д゚)」

    涼華「お母さんの仕事のお付き合いだと思って今回だけは言う事聞いて!」

    隼人「だからオモリなんかしねえよ!( # ゚Д゚)」

    涼華に強引に押されるまま玄関に行くと髪の長い若い女性がかなり疲れた表情でたっていた。
    隼人たちを見るなり丁寧なお辞儀をして、

    女性「すみません、よろしくお願いします!m(_ _)m」

    涼華「いいのよ!前にも話した通り、うちのこ、学校やめてひましてるから気にしないで!」
    言葉を失っている、隼人をいい事に勝手に話しを進めてしまうお人好しの涼華!

    我に返り涼華をにらむ隼人に気にせず、
    涼華「あら、かわいい!(*´▽`*)」

    女性の背後からこがらで無表情な少年!

    女性「無愛想でごめんなさい!」

    と、何度も頭を下げるが、それよりもその見覚えのある少年の顔に隼人はさらに眉をひそめてしまった!

    隼人「マジかよ!」

    #葉っぱと棘! #イラスト #小説 #日記 #BL #ショタ #児童虐待 #ホラー
    かざぐるま
  • 葉っぱと棘!3「キレる17才!?」家に帰ってからもいろいろ気分が晴れなかった隼人。制服のまま自分のベッドに横になり夕方外が、暗くなってくるまでうたた寝していると玄関のドアが空き誰かが帰って来たのが分かった!もちろんそれは母だと分かったが、少し小腹も空いた隼人は何気に台所に行きテーブルにあった値引きシールの貼られたロールパンの袋を掴んでまた部屋に戻ろうとした…が母、涼華(すずか49)も自分の寝室から出てきた為、バツが悪そうにそのまま椅子に座った!昼のパートだけじゃなくしばらく前から始めた、夜のバーの仕事もあり似合わない厚化粧で出てきた!50手前にあまり似合わないイヤリングに紫のお揃いの服に染めた髪に口紅!隼人は興味なしの軽蔑じみた視線をおくる!
    涼華は隼人を見つけると疲れていた顔から急に無理に笑顔をつくるように…!

    涼華「はやちゃん、ごめんね!遅くなっちゃって!オープンしたばかりのお店だから忙しくて!暗いから電気つけて!」

    隼人「昼間チラ見したけどめっちゃ外とか、ガラガラだったし!(-_-)」

    ロールパンぱんをひとつ皮肉げに頬張る隼人

    涼華「見に来たの?その時間帯はね、夕方はやっぱりそれなりに沢山くるのよ!お昼とかちゃんと食べた!冷蔵庫にお寿司入ってたけど分かった!お母さんこのまま食べたら…!('ω')」

    隼人「いや、知らねえし!あるんなら机の上置いてけよ!( # ゚Д゚)」

    涼華「だってはやちゃんいつ帰ってくるか分かんないし!出しといたら腐っちゃうでしよ!」

    隼人「嫌味かよそれ!!退学届け出しに行っただけだからすぐ帰ってきたし!さみいから、腐んねえだろ!頭使えよ!( # ゚Д゚)」

    涼華「お母さん朝出かけるまで、ストーブつけてたから…それに古いからいたむのも早いかもしれないでしょ!」

    隼人「うっせえな!値引きの期限切れのやつばっか漁ってきやがって!どうせ売れ残りでただだったんだろ!そんなの俺に食わせんなよ!こっちはイライラして食欲もねえのに!(-_-メ)」

    冷蔵庫から牛乳を出して隼人のテーブルに持ってくる涼華。
    洗っていないコップは朝のまま置かれていてパートを掛け持ちする涼香の生活の忙しさがうかがえる!

    涼華「買い食いとかしてるからでしょ!いい加減にして!食べれるだけましでしょ!お母さんも仕事いろいろ始めたばかりで大変なのに…いくら反抗期でも、それくらいの事察しられる年でしょ!お父さんがいなくなってから私もまだ身体が完全じゃないの・・・!」

    隼人「はあ!そんなん、てめえらの不注意で起こした事だろ!事故る時自分の身ぐらい自分で守れって話し!おしどり夫婦とか言われて浮かれて歩いてたんだろ!俺を巻き込むなよ!当たられる筋合いねーし!( # ゚Д゚)」

    涼華「別にお母さん怒ってないわ!お父さんと浮かれてた事も認める!そのせいであんたを苦しいめに巻きこんじゃった事も…!挙げ句に警察の人にお世話になるまで追い詰めちゃって…!」

    隼人「それは別に関係ねえし!!(-_-メ)」

    涼華「なんだかんだあんたはお父さんに似て優しいから!学校をやめようと荒れたのだってお母さんの為だったんでしょ!お母さんずっと気持ちが沈んでたし!あんたぐらいの年だと、素直に言えなくて反抗する子多いみたいよ!夜のお仕事の方であたしと同じようにシングルのママさんたち結構いるからよく聞くのよ!」

    隼人「あっ!何言ってんの?ちげーし!( # ゚Д゚)勝ってに他人の価値観とか俺に重ねんなよ!マジでうぜえ、ババア…!」

    涼華「どっちにしてもあんたは学校を辞めちゃったんだから、これからはお母さんを手伝って欲しいの!それは本音!母子手当も一応受けられる事にはなったけどなるべく貯金したいし!親戚の叔父さんにはあんまり迷惑かけたくないし!バイトでもいいから一緒に頑張りましょ!('ω')」

    隼人「いや、勝手に話し進めんなよ!俺まだ働く気ねーし!てめえら親の責任で悪いと思ってんならどうにかして、ちゃんと養えよ!( # ゚Д゚)」

    涼華「ママさんの中に、いじめで高校を不登校になってやめちゃった娘がいるんだけど、ちゃんと家を助けて働いてくれてるそうよ!」

    隼人「いや、そいつはそいつ!俺は俺だよ!( # ゚Д゚)そもそもいじめられる自分が悪いんだろそいつ!」

    涼華「そうね!ってあなたも言えないでしょそれは!お母さんの為じゃなかったんなら自分の意思で学校やめた事になるじゃないの結局!」

    隼人「いや、それは…!親父がいなくなったのと学校に行くのとイライラがたまって半分はどっちにしろてめえらのせいだし!親父がいなくなってからも、こっちにストレスかけてメソメソ泣きやがって…!」

    涼華「人のせいにばっかしないの!( ⊳Д⊲ #)半分てゆう自覚があるならきちんとそれだけの、けじめをつけなさい!今年高3にもなるんだから、って…辞めちゃったあなたにはもう関係ない事ね!」

    隼人「分かってて、傷口えぐるような事言ってんじゃねえよ!ケンカ売ってんのかてめえ!( # ゚Д゚)」

    涼華「いつまでも、青春気取ってんじゃないの!家が大変な時に!あなたはもう学生じゃないのよ!」

    隼人「偉そうに言うなよ!浮かれてたとめえらも…!( # ゚Д゚)」

    涼華「過ぎた事いつまでもグチグチ言ってないで求人誌でも貰ってらっしゃい!( ⊳Д⊲ #)

    と、持っていた牛乳パックをドンと机にたたきおいて白い液体が少し飛び散った!元々両親もヤンキー気質があった為怒ると怖い所があるが負けていない隼人!

    隼人「だから、働かねえって!もう苛つかせんなよいちいち!俺の事なんも知らねえくせに、知ったかぶりしやがって!( # ゚Д゚)」

    涼華「だったら何を知ってほしいってゆうの!( ⊳Д⊲ #)学校さぼって1日だらだら過ごしてたあなたに、たいした立派な悩みなんてないでしょ?」

    怒鳴るようにテーブルをバンと立ち上がって自分の部屋へ行こうとする隼人を涼華も腕を掴みしびれを切らして必死に説得しようとする!

    #葉っぱと棘! #イラスト #小説 #日記 #BL #ショタ #児童虐待 #ホラー
    かざぐるま
  • 葉っぱと棘!2「オープンセール!」不良気質のある高2の隼人(はやと、17)は反抗期真っ只中!憂鬱な気分で買い食いのサラミにかじりつきながら、母親の働いているスーパーにちょい見がてら横を素通りした時、傷だらけの少年をみかける!

    隼人
    「そいつに最初に会ったのは、オープンしたばかりの母親がパートで行ってるスーパーの駐車場のはしの花壇でだ!
    花壇というか、オープンした祝いで飾られていた、赤い薔薇が積みおきのような感じのやつだ。ガキの親は中で買い物してるのか、そいつはおいてある薔薇を掴み取るように、花びらをむしり取っては棘のある茎を頬ずりするみたいにキズだらけになった手で何度もこすっていた。
    2月の肌寒い時に半ズボンかよ!それに、オープンといったってすでに一週間は立っているせいもあって客はかなりまばらで近所に住む老夫婦か何気に立ち寄るようなやつが、ちらほら視界に入るぐらいで、そのせいか、よけいにそいつの姿が目立って見えた。
    俺は、ずいぶん悪趣味な遊びしてんなと鼻で笑って、人ごとに素通りしていると、そいつと目があった。顔面傷つけてもなんも感じねえのか退屈そうなやばい目!
    なんか文句でも、言いてえのかと、思ったがさっき俺は高校に退学届けを出しに行った所で虫の居所も悪くガキ相手でも殴り倒しちまいそうだったから早足で通りすぎてグッと耐えた。偉いぞ俺・・・!(-_-メ)
    わりと有名な学校だったが、真面目なやつばかりで入学してからずっと退屈で、ほとんど行くふりで学校近くのゲーセンばかり通っていた。
    髪も銀髪にして、うざい不良とかに絡まれた事もあったが学校にバレるのが面倒で大怪我をしないていどに器用にやり過ごしたりしていた。
    まあ、いわゆる反抗期みたいなもので高校入ってから急に毎日が退屈で虚しくなったような感じだ。ただ誰にも干渉されずに、1人になりたかった。勉強は嫌いじゃなかったし、試験の時は何とか平均点は何とかクリアしていた。
    学校から何度も電話がかかってきたけと、親も特にそれに対して別に怒ったりはしなかった!
    それはむしろありがたかった!
    おしどり夫婦とか、昔から周りから言われていた両親だけどケンカもよくしていた。で、仲直りのたびに旅行に行ってラブラブな感じになってた。まあ、高校になってからは、さすがに俺は旅行については行かなくなったけど…!笑だがそれから去年の高2の秋にいつものようにケンカの仲直りに旅行に行った時、夜に旅館近くの繁華街を散歩していた親父が酔っ払いの車にはねられて死んだ!

    歩道側にいた母親は奇跡的に無傷で助かったけど、帰ってきて、親父の葬式が終わってからも中々立ち直れずにいた!・・・(-_-)

    俺自身、親父が死んだことに実感が持てなくて、そんな冷めた空気の家にいるのが嫌で外出ばかりして母親を困らせていた。…で、つい先週、最終的に免許もとっちゃいねえのに、むしゃくしゃした夜に街の駐車場にある目立ったオートバイに手を出した所を警察に見つかり補導され、それが決め手で退学になった。」

    #葉っぱと棘! #イラスト #小説 #日記 #BL #ショタ #児童虐待 #ホラー
    かざぐるま
  • 葉っぱと棘!1「薔薇の棘に抱かれたい!」薫「パパ、ママ…生まれてきてごめんなさい…!」
    生まれつき知的に障害がある少年、薫(かおる)9歳。そのせいで、両親にうとまれ離婚し精神を病んだ引き取りの母に手をあげられ次第に痛みに快楽を覚えるような自我が目覚めてしまうアブノーマルな物語です!花びらをむしり取りたくなるのは愛情をもらった事がないから…!?

    薫「痛いのって気持ちいぃ…!」

    お昼の休憩中に何気に描いていたものです!

    #葉っぱと棘! #イラスト #小説 #日記 #BL #ショタ #BL #児童虐待  #ホラー
    かざぐるま
  • 狂い咲き!12「にがい再開!」あれから、すでに10日以上の月日が流れて、8月に入った。用心しながらだけど、麻斗はまた河原に足を運ぶようになった。あの日結局8時過ぎまで、トイレに立てこもっていて、ふらふらの手ぶらで自転車で帰って母に叱られた。変な奴に絡まれるなら、行くな!って言われたけど、塾も行ってないし、朝のラジオ体操が終わったら夏の生活の宿題を適当にすませ、近くに親しい遊び相手もいない麻斗には、やはり毎日が退屈になってしまう!だから、河原に行くと行ってもトイレのある向こう側には渡らないようにしている。
    あれから、あの(き○がい)不良に会うことはないけど、何故かあの時のトラウマと恐怖でビクビクつい、川の向こうを確認してしまう。だいぶ心が落ち着いたと行ってもまだ後遺症みたいな物が残っていた。

    家にいると、母から「する事がないなら塾行って勉強しろ!」なんて小言、言われる事ばかりだし、それで行きたい場所っていうと特になくこの河原くらいしか浮かばないんだよね!(¯―¯٥)
    タモもバケツも新しく家にあったものの、予備なんだけど網があらくて大きな魚しかすくえなくて、ほとんど苦戦している。あの日無くした向こうの場所に探しに行く勇気はさすがになかった。

    が、何日か過ぎお盆も近づいてきて夏休みも後半に突入し、やはりとりなれていない場所ばかりで魚を追い回すのも味気無くなってきた麻斗はあれから不良にそうぐうする事もなく、油断した日に、再び恐怖を味わう事になった。

    日差しは相変わらず照りつけるように暑かった。

    #狂い咲き! #イラスト #小説 #日記 #BL #ショタ #ホラー
    かざぐるま
  • 不法侵入!2「気配!」長屋に住みだして数週間バイトと行き来していたが日によってその部屋の違和感が不快なものに増していった。

    正幸「なんなんだよ、これ!Σ(`~´)」

    最初はあまり気にしていなかったけど、その日、正幸(まさあき)が日暮れ近くに、疲れて家に入った時、ふいに何かが居るような気配が!そして暗い部屋からもわもわと、鼻をつくような嫌なにおいが充満していて顔をしかめた。

    #不法侵入! #イラスト #小説 #日記 #BL   #フリーター  #ホラー
    かざぐるま
  • 不法侵入!1「違和感!」スマホのカメラの調子がすぐれなくて、他のサイトで投稿していた過去絵です!こちらもまだなかなか進んでいないので、ゆっくりのペースになっていきますが描いていきたいです!<(_ _)>

    通信大学を卒業した青年、正幸(まさあき)は、特にやりたいことが見つからず就職先も決まらず卒業してしまったため2年ぐらいだらだらと25まで実家で過ごしていて、しびれをきらした両親に強引に自立させる感じに追い出されてしまう。近所に恥ずかしいからと少し離れた地域でコンビニバイトを始めた正幸だが、新しく借りて住み始めた古い長屋のアパートだけど家に帰るといつも誰かいたような気配を感じる!

    #不法侵入! #イラスト #小説 #日記 #BL  #フリーター  #ホラー
    かざぐるま
  • ハングリーハート!1「日陰の少年!」寒中お見舞いのような表紙になっちゃいました。いつのまにか、もう年賀状の季節ですね!それにしても不登校のテーマが多いです!このお話しもBLです!(-_-)

    心の中は、いつも腹ペコなんだ…!

    中学に入ってから不登校体質になってしまった引っ込み思案な性格の真人(まさと)。保育園の頃の幼なじみに再開した少年の痛い思春期の恋の物語です!

    #ハングリーハート!  #イラスト #小説 #日記 #ホラー #BL  #ショタ  #幼なじみ
    かざぐるま
  • 狂い咲き!11「落書きの誘惑!」不良がいなくなった、トイレの静けさと共に次に麻斗の精神を襲ってきたのは、個室内に大量に描き込まれた品のない落書きだった。いろいろ口で表現することをためらうようなものが溢れていた。

    けど、そのおかげのせいか、どうなのか、不良に驚かされて頭が完全に真っ白になりかけていた意識をかろうじて保たせてくれいて、何故か妙な興奮のドキドキが麻斗の下半身を刺激してきて、思わずはあはあと息を切らしながら無意識に男のそれを手でおさえこんでいた。

    もわっと漂う暑く息苦しい熱気!汗だくになった身体にはりつく湿った服に、薄暗い個室内の独特な生臭い香り!

    麻斗は力尽き座り込んだまま、そわそわし出し、新たな尿意とのどの渇きを感じながら、中々ととのわないはく呼吸と共に、それらをいつまでも眺めていた。

    #狂い咲き! #イラスト #小説 #日記  #BL  #ショタ #ホラー
    かざぐるま
  • 狂い咲き!10「地獄と恐怖?!」トイレの個室に鍵をかけて恐怖で出られなくなってしまった麻斗。
    それを気に食わなくか、容赦なく追い詰めた不良少年が手あたり次第麻斗の逃げ込んたトイレのドアをバシンバシンと激しく蹴り上げてあおってくる。
    麻斗はただ何も出来ず中からドアを押さえて恐怖で顔を引きつらせ震える事が精一杯だった。

    不良少年「いつまでクソしとんだて!( # ゚Д゚)とっとと出てこい、てめえ!」

    イライラをつのらせながら不良少年は、ずぶ濡れの赤いシャツを脱いで怒り狂ったようにトイレの中を何度も行ったり来たりして壁に振り回し叩きつける事をくり返していたが、やがて釣り仲間の声が「賢治(けんじ)そろそろ行かんと塾まにあわんよ!(゜o゜)」

    不良少年「あ〜〜、マジでうぜえし!マジ覚えとけよてめえ!( # ゚Д゚)」

    賢治と言われたその不良少年が最後に麻斗のいるトイレのドアを思いっきり蹴り上げた!

    賢治「次みたら、マジ殺すかんな!( # ゚Д゚)」

    釣り仲間B「もう、やめとけって、マジで!またつかまるぞ!(*´Д`)」

    その後、いろいろブツブツと不満な声が聞こえてきたけど、自転車のガタガタという音と共にやがて外が静かになった。

    そして、しばらく、頭が真っ白で震えていた麻斗も時間の経過と共に力が抜けてトイレの中でスローモーションに座りこんだ!

    #狂い咲き! #イラスト #小説 #日記 #BL  #ショタ #ホラー
    かざぐるま
  • こがらしの季節!9「部屋荒らし!」学の部屋に走ってきた太一は、散らかってる服の上をなおも、お構いなしに踏み歩いて、そして、はしによけて立てていた母が使ってる、マット式の青い折りたたみベッドをいたずらに、引っ張り出しそのまま開こうとした。

    もちろん、あわてて太一を追いかけてきた、学は太一をやめさせようと必死だ。

    学「おい!勝手に散らけるなよ!服踏むな!てか、手え洗ってねえだろ!草ぬいた手で触るなって!また洗わないかんくなるだろ〜!( # ゚Д゚)」

    太一「いや、最初から散らかっとるがん!引きこもりで掃除できんて完全に人間、終わっとるし!\(^o^)/」

    神経がイラッとして、むきになって口調がさらに荒くなる学!

    学「何言っとんだて!どう見たって、勝手に不法侵入して部屋荒らしまくってる、おまえの方が終わっとるだろ!いいから服の上にベッド開けんなよ!よけいしわくちゃになるだろ!その前に汚い足で踏むなって、さっきから…!( # ゚Д゚)」

    荒口調で言っても、ふざけてやめようとしない太一の手を強引につかんで離そうとする学!

    太一「そんなん最初からおめ〜が部屋掃除しときゃ問題なくねえ!ニートが俺に、当たんなって!離せストーカー!警察にゆうぞ!\(^o^)/」

    学「ストーカーじゃねえわ!( # ゚Д゚)あっ!?( # ☆Д☆)」

    ・・・と、太一は不意打ちにいきなり男の大事?!なところをにぎってきた!

    一瞬焦った、学の反応にいたずらの笑みを浮かべる太一!

    学「…てお前、今まともに、掴んだだろ〜!( ⊳Д⊲ #)

    太一「正当防衛だし〜!\(^o^)/」

    学「ふざけんなよ!調子のって、人ん部屋荒らしやがって!( ⊳Д⊲ #)

    #こがらしの季節!  #イラスト #小説 #日記  #BL  #ショタ  #共依存  #ホラー
    かざぐるま
  • こがらしの季節!8「わんぱく小僧襲来!」ああ、もお〜!

    堪忍袋の尾がきれかかった学が台所に向うと開いていた小窓からジャンプしながら覗いている太一と皮肉にも目があってしまった。

    太一、学を見つけるとさらに大声でからかいはじめた。

    太一「おっ、引きこもり来やがった!いつまで寝とんだておまえ…さっきお前の父ちゃん自転車で行ったぞ!めっちゃ怖い顔して…\(^o^)/」

    学、いらだって勢いよく玄関まで走りドアのカギを開けて、バンと…!

    学「やかましいって言っとるだろ〜!人の迷惑もわかんないのかよ、おまえは!( ⊳Д⊲ #)

    すると、学の怒りなどお構いなしに無視して台風の風のように学の手をかわして、スルリと中に入ってきた太一!皮肉笑いしながら、いきなり…

    太一「うるせえ〜、さっさと開けろ、この、コモリが…!うりゃあ〜!\(^o^)/」

    太一のふいのひじ打ちが腹にドスっと、もろ入り、咳き込む学!

    学「痛て…って、こもりとか、関係ないだろ!おい、勝手に入るなって!<(`○´)>」

    太一、靴を無造作に脱ぎ捨てて、部屋に上がり込むと…

    太一「なんか、部屋あっちい…こもりの匂いがこもっとるし!マジ死ぬし!\(^o^)/」

    学「うるさいわ!お前の臭いよりましだし…なんでお茶なんか持参してんだよ!( ⊳Д⊲ #)てか、ど朝っぱらから来んじゃねえよ!」

    太一「さっき、団地の掃除で貰ったし!草むしりめっちゃ疲れたし、朝の掃除、お前なんで来んとさぼっとんの!引きこもりのニートが威張っとんなって!(^o^)」

    学、ニートと言う、太一の言葉についムキになってしまい、声を荒げて…

    学「そんなの、強制じゃないだろ!団地の掃除なんて、暇でやりたいやつがやればいいんだから!ちょっと手伝って、渋いお茶貰ったくらいで喜んでるお前にはピッタリの仕事かもな!さっさと飲んで自分ち帰れよ!俺今から朝飯だから…お前がいたら飯がまずくなるだろ!( ⊳Д⊲ #)

    太一「ニートのゴミが、調子にのって、なんか言っとるし!\(^o^)/」

    太一は、そうはやしたてて、悪びれた様子もなけ、持っていたお茶のボトルのフタを開けてちびちび飲みながら、そのまま奥の学の部屋に向かった。

    学「はあ〜!調子乗っとるのはお前だろ!( ⊳Д⊲ #)

    ため息を吐きながら、朝っぱらから精神が休まらない学…!

    #こがらしの季節!  #イラスト #小説 #日記  #BL  #ショタ  #共依存  #ホラー
    かざぐるま
  • こがらしの季節!7「目覚めのわるい朝!」翌朝、学の顔に朝日のぬくもりが差し込む頃、忙しく鳴らされるインタホンに叩き起こされた。
    学「ええ?なんだよ!Σ(゚Д゚)お父さんは?(◎_◎;)」

    飛び起きるように、身体を起こした学!

    後ろの時計をみると既に8時半をまわっていて、とっくに、出勤している時刻だった。ピンポン、ピンポーンと、その間も壊れるくらい連打される、インタホンに混じって「お〜い、開けろ〜、引きこもり〜!\(^o^)/」と聞き覚えのあるでかい声が…!

    学、その声に一気に眠気もぶっとんでしまい…!

    学「はあ〜?何だよ、あいつ来るにも早過ぎないか!マジかんべんしろよ〜!Σ(゚Д゚)」

    しかも、台所の小窓を父が出るとき、開けていったのかも!めっちゃ外から室内にひびいてくる。
    そして思い出したように・・・。

    学「しまったあ~!今日は土曜日で学校休みかあ~!だからあいつ早いのか~!(>_<)」

    ほぼ毎日、さぼりで家にいる学は曜日もほとんで意識していなく朝から変にむなしくなった・・・。
    もちろん出る気にも、ならず決心した、居留守でとおそうと、頑張っていたが余りにもしつこくうんざりな大声で叫んでくるので、流石に同じ階の住民に迷惑になるかもと立ち上がざる状況におえなかった。昨夜、決心した意気込みが、太一の、大声で糸も簡単に打ち砕かれる…!

    太一「おい、引きこもり~、死んでんのか~!早く出ろ~!\(^o^)/」

    学「うわあ~なんか、めっちゃ恥ずい!今だけ夕べ読んでた、押し入れ型とかの引きこもりになりたいかも〜!精神崩壊準備できてるぞ~!(やけくそ)(>_<)」

    #こがらしの季節! #イラスト #小説 #日記  #BL  #ショタ  #共依存 #ホラー
    かざぐるま
  • こがらしの季節!6「深夜の自主学習!」引きこもりの種類は、大体、大きく分けると3つある!
    押し入れ型、室内型、アウトドア派型。
    まず、押入れ型は、ひと目をさけ押し入れなどの狭い空間をこのんで、人によっては、誰かに命を狙われているとか、被害妄想にちかい行動にでる者もいる。その場合被害妄想型とも呼ばれ、1番重症的なパターンだ。

    2つ目は、室内型。自室あるいは、家の中は普通に行き来出来て、テレビをみたり、家族と会話したり、個人差はあるが普通に生活できる。1番よくあるパターンで、中には、ストレスの発散で周りの家族に威張ったり、何かをしてもらうのが当たり前だと、ずるがしこい王様タイプになってしまう人もいる。

    最後に、アウトドア派型は、外も普通に出歩いたり買い物に行ったりも出来る。人と気さくにあいさつをかわしたり、見た目は普通と変わらないけど、学校や仕事、大きな社会にかかわるプレッシャーとかに弱く、家ではないけど、心の空に閉じこもってしまう意味から引きこもりの仲間の分類にされているが、人と触れ合う機会もあるので、何かのきっかけがあれば自立の可能性が1番近い、あと一歩の段階のパターンでもある。

    他にも、夜間自室型、夜間アウトドア派型など、ひと目を嫌うパターンの型など個人差で沢山あるようだ。

    深夜に目覚めた、学はトイレに行きたくなって、洗面所に向かうと台所のテーブルにこてっちゃんとギョウザがそれぞれの皿にラップされ豆電気で反射されて光っているのが分かった。リュックに入れていたはずのスマホも充電器にさされ満タンになっていた。勝義が気をきかせてやってくれたのだろう。流石にちょっと小腹は空いていたが、今つまむと胸焼けとかしそうでトイレをすませたらボトルの水だけ、飲んで隣の部屋でいびきをかいていた勝義を起こさないようにスマホだけ持ち寝床に戻った。

    起きた時、タオルケットが身体にかけられていて、これも、勝義がしてくれたのだろう。父はいつも何かと気にかけてくれて学は心では感謝しているが気恥ずかしいのか、なかなか口に出して言えなかった。

    仮眠を取りすぎたせいか、目が覚めてしまって寝転ぶと学はしばらくネットなどでかちかちして時間をつぶしていた!

    ベランダを全開に窓をあけるとちょうど心地よい夜風と空の真上に薄黄色い月がまぶしく光っている。深夜のせいか手すりのすき間からみえる団地の電気はほぼ真っ暗だった。

    退屈しのぎに、夕方、太一にからかわれた引きこもり検索とかをして、適当に流し読みし頭の中で自分の想像で照らし合わせ、「押し入れ型だとオマルとか持ってきてもらうのかな?(-_-)僕の場合、買い物とか外出もするし、アウトドア派に近いような・・・!ていうか、呼び方普通に外出型でよくない?」など、心の中で突っ込みをいれていた。

    ついでに、人間関係とかも調べていると、人は間近にいる人に1番影響を受けやすくそれによって、体調に支障が出やすいとか…!

    いろいろ読み過ぎて目が疲れると、学は目を細めてスマホをおろした。

    学「ふう〜!とりあえず、明日、あいつ(太一)が来ても居留守使うことにしよう!(-_-;)」

    #こがらしの季節! #イラスト #小説 #日記  #BL  #ショタ  #共依存 #ホラー
    かざぐるま
  • こがらしの季節!5「引きこもりの闇!」不快な気分のまま横になってからすっかりうたた寝してしまった、学!
    それからさらに、時間が立ち外もほぼ真っ暗になったころ玄関からのかすかな物音が…。どうやら父親の勝義(まさよし59)が帰ってきたようだ。
    しばらくがさごして、学のいる奥の部屋のふすまが開けられて…!

    勝義「なんだ、おったんか、お前!電気もつけんと真っくらで、なにしとる!洗濯物くしゃくしゃになるぞ!」

    にぶい反応だが反射時に疲れた顔で勝義のほうに振り向く学。

    学「う、うん?」

    だらしなく畳んでない山積みになった洗濯物のズボンや服をベッドがわりにしていて、ほぼ、すっかりくしゃくしゃになっていた。

    だが勝義は、しかる様子もなく、穏やかな口調で続けて…!

    勝義「だらだらしとるんなら、さっさとふとん敷いてねろよ!調子悪いんか?ラーメンほとんど手つけとらへんし、のびきっとったで、ほかったったぞ。もったいない!(`ヘ´)」

    学「ううん…眠いだけ…!(-_-;)」

    寝起きで上の空のせいか会話がかみ合ってないない感じ…。

    台所から正義がよく聞いているラジオの8時を知らせるコールが学の耳に届いた。

    勝義の立つふすまの向こうからもれる蛍光灯の光りがすごくまぶしかった。

    勝義「リュックに買った野菜、そのまま入っとったし!流しの茶碗くらい洗っとけ。1日家におるんやで!」

    学「…!」

    勝義「こてっちゃん炒めるけど食べるか!何も食べとらへんのやろ!残っとるギョウザでもええけど!一緒に炒めるで!」

    学「うん…!後で!(-_-)」

    勝義「なんや、蚊の鳴くような声で・・・。はきはきしゃべらんと嫌われるぞ!( ̄д ̄)明日も晴れるみたいやで朝ちゃんと洗濯やっとけな!お前が今着とる服も!父さん早いから!」

    学「わかった…!」

    勝義「電気くらいつけとけ!目え悪なるで!( ̄○ ̄)」

    勝義が部屋に入ってきて蛍光灯のひもをひっぱろうとしたが、

    学「まぶしいからいい…!(-_-)」

    と、寝ぼけた声の一言。

    勝義「なんでもええけど、炒めとくで食べとけなギョウザ!食べんならラップして、明日食べやええで今度は残すなよ!( ̄д ̄)」

    勝義はそれだけ言ってふすまを閉め台所に戻って行った!

    再び暗くなった部屋であくびが出た学はまた山積みの背後の洗濯物に背中を預けうとうとと眠りにおちていった。

    頭のブレーカーが飛んで、疲れている時はとにかく休む!これが一番でしょ!(学)

    #こがらしの季節! #イラスト #小説 #日記  #BL  #ショタ  #共依存 #ホラー
    かざぐるま
  • こがらしの季節!4「まとわりつく憂鬱!」急いで、部屋に飛び込んでしばらくすると、学はすっかり死神に魂を抜かれたようにぐったりしてしまった。
    太一とはちあわせして無駄なエネルギーを使ったのが原因か、台所にこもった空気の入れ替えで窓を開けて、椅子にこしかけてから上の空で動く気力も奪われていた。

    学「あいつのせいでせっかく心地よかった気分もぜんぶぶち壊しだよ!(-_-)」と薄暗くなった台所でため息をもらす。

    テーブルの上には出かけに冷蔵庫から出して置いたラーメンが鍋ごと置かれていた。父が夕べ作りすぎて学が昼にたべるよう、冷蔵庫にしまってくれていたのだ。牛乳までついで、すっかりぬるくなっているだろう。鍋敷きが見当たらなく適当な広告を下に敷いて、具は卵ひとつだけの冷めたラーメンを見比べて学は、虚しさを感じた。

    少しでも美味しく温めたいと思ってもガスコンロの上には昨夜からの洗い物のどんぶり等が溜まっていてどかすのがめんどくさい!(>_<)朝仕事が早い父から、朝食のあとまとめて洗っておけと言われていたが、ほぼぶらぶらと夕食の買い物に出かけたりして1日、いなかったので、結局そのままになっていた。レンジで鍋ごと回すのもどうかと考えたけど、そもそも太一のせいで食欲がなくなっていた。
    何か不快な考え事に襲われると、それだけで食欲がなくなって何も手がつけられなくなるのは、学の悪いくせだ。

    学「ああ〜、もう最悪!あいつ明日、まじで来るのかよ〜!((+_+))」

    学は、その事で頭がいっぱいになり、結局ラーメンや溜まっていた洗い物にも手をつけず、もやもやした気分のまま、奥の部屋で横になった。

    #こがらしの季節! #イラスト #小説 #日記  #BL  #ショタ  #ホラー
    かざぐるま
  • こがらしの季節!3「不快なにおい!」清掃業の父親の収入だけじゃたりないのかな?あれこれ回らない頭で考えていたら、すぐにエレベーターが降りてきて、すごすご太一と一緒に乗り込んだ。扉が閉まり密室になると汗臭いというか独特な体臭が太一から匂ってきた。お風呂にはちゃんと入っているのか太一のそばにいるといつもこの香りが匂ってくるのだ。学は住んでいる階の5階のぼたんを押しながら再び眉間にしわをよせた。

    太一「塾とかいってどうせ寝とんじゃねえ!前、学校の成績順位ドベチンだったし!(笑)机に隠しとんじゃねえって!」
    しつこく生意気にからんでくる太一に、ついイライラしてしまったのかうっかり、

    学「ジャージとかちゃんと洗っとる?(ー_ー)」と関係ない事を聞いてしまい、やはり太一もどことなく気にしてたのか、

    太一「洗っとるわ!( # ゚Д゚)」と怒り出した。

    体臭がして、性格も生意気で、キレやすい!変な意味で彼はマイナスの三拍子が揃っているなと、学は納得していて、差別に聞こえるかもしれないが太一は出来るだけそばにいてほしくない人間なのだ。

    学「ていうか、太一おまえ自分の階押しとらんがん!(-_-)」

    面倒で話しをそらそうとしたが既に太一の階の3階は通りすぎていて最上階の5回についてしまった。
    するとドアがあいた瞬間いきなり、

    太一「お前の家行っていい?母さんおらんのだろ!( ̄▽ ̄)」

    学「はあ?こんな時間に何言っとんの!そろそろお父さん帰ってくるし!駄目だよ!(ていうか入れたくないし!)(-_-)」

    だが、すんなり納得するわけじゃなし、太一は不意打ちを食らわすように、

    太一「おりゃあ〜しねえ〜、引きこもり〜!ダブルパーンチ!\(^o^)/」とふざけて腹にダブルパンチをお見舞いしてきたのだ!

    もちろん、とっさの事でよけることが出来ず学は加減のないパンチを2回、もろお腹にくらって「ごふ、うっ!\(☆Д☆)/!」となった!

    一瞬、息が出来なくなりその場に腹をかかえしゃがみ込む学をお構いなしに、太一は、そのままスキップするように・・・。

    太一「明日、家行くからお菓子用意しとけよ!\(^o^)/」と開き直りだ!

    学が腹を抑えたまま、「はあ〜っ?」と太一に怒り出す暇もなく、太一は去りぎわ5階の全ての部屋のインタホンをピンポンダッシュして走っていった!

    学「何してんだよ!( ⊳Д⊲ #)

    学が怒りかけた時、太一は既に向こうのはしで大声でからかうように、

    太一「お前が怒られろお~~〜!\( ̄▽ ̄)/ハハ・・・。(笑)」

    とサルみたいにはしゃぎながら階段を降りて行った!

    住人A「な〜に!誰?( ̄д ̄)」

    学「やばい!Σ(゚Д゚)」

    同じ階の住民のおばさんの声がしてドアが空きかけたから、学は面倒になって手前の自分の部屋にそそくさと鍵を開けて入っていった。

    #こがらしの季節! #イラスト #小説 #日記  #BL  #ショタ  #共依存  #ホラー
    かざぐるま
  • こがらしの季節!2「やかましいサル!」夕風の余韻に浸って自分の住んでいる8棟に入って細い廊下を歩いていたら、正面の方の入り口の方からも誰か入ってきて、学は眉をひそめた。人見知りもあったし出来れば棟内でも人と触れあうのは好きじゃなかった。でも入ってきた子柄のやつは、学がもっとも会いたくない、中1の太一だった。太一の両親は離婚して清掃業の父との父子家庭で、母と妹は別の場所で暮らしてるらしい。正確には両親の不仲が原因でお互い別居状態みたいなんだけど、その間に酔った勢いの父親が同じ清掃業で働いていた誰かと浮気したのがバレてけんかが耐えず、結局別れてしまったらしい。(-_-)
    向かって行くと、太一も学の姿にきづいたらしい。

    太一「おーっす!\(^o^)/」と大きく廊下にひびく声。

    学は少し嫌そうにかくんとロボットみたいに会釈を返した!
    太一、いつもみたいに、からかいじみた表情で学を見てきた。面倒くさくなったから、階段で行こうと思ったが、逃げるように思われるのも嫌だったし、仕方なくエレベーターを待つ太一の横に心でため息をもらしながら並んだ!

    太一「お前、学校さぼっていつも何しとんの?母ちゃん泣いとんじゃねえ!( ̄▽ ̄)」

    学「うるさいよ!お前に関係ないし!塾とかいろいろ忙しいんだわ!<(`○´)>」

    実際、塾も中1から通っていたのだがあまり成績も伸びず、別に、マンツーマンでしごいてくれる塾をさがすかと、父の言葉を最後に、やめてしまって今は行っていなかったが、小さなプライドが邪魔してか、ついみえをはってしまう。

    ジャージ姿の太一が首から腰にかけている大きなカバンからでかいすいとうがのぞいている。夕刊配達の帰りみたいだった。

    #こがらしの季節! #イラスト #小説 #日記  #BL  #ショタ  #共依存  #ホラー
    かざぐるま
  • こがらしの季節!1「団地かぜ!」茜色に染まる時刻!背の高い沢山の団地が並ぶ、すき間から優しい光りと共に吹いてくる心地よい風が好きだ!空気にのって何処かの部屋でご飯を炊く温かい香りが1日に降り積もった疲れを癒やしてくれる。そのまま疲れを風にのせて、何処か遠くの空のかなたまで運んで、くちどけのよいあたたかいオレンジドロップのように心地よく溶けていったらいいのに!

    人付き合いの苦手な学(まなぶ、15)は今年中学3年の受験生だ!でも、受験と言っても別に勉強に専念してる様子もなく、もう10月に入るのに、気持ちも落ち着かずぶらぶしている感じだ。口下手で仲の良い友達がいる訳ではなく、夏休みが終わったあたりから急に物思いにふけるように、学校に行っても上の空のように休みがちになった。うつ気味と言った方がいいのだろうか!そば屋の飲食店に勤める父と、口うるさい専業主婦の母との3人家族で、特に深く揉め事もなく普通に団地で生活してきたが、最近母方の実家の祖母が転んで腰を痛めてしまったため、母がしばらく付き添い介護とゆう形でしばらく実家に帰ってしまっていた。
    その事もあってか、あまり叱る人がいないせいか、夏の暑さが抜け出してきたのと同時にだらけぐせが目立つ生活になって行った。

    #こがらしの季節!  #共依存 #イラスト #小説 #日記  #BL #ホラー
    かざぐるま
  • 狂い咲き!9「恐怖!」不良にザリガニを顔に押し付けられ無我夢中で突き飛ばして逃げた麻斗。川辺にばしゃりと尻もちをつき、お互いずぶ濡れ状態になってしまい、逃げる麻斗を不良が怒り狂ったような表情で追いかけてきた。だけど、麻斗は既に夏バテ状態であまり体力が残っていなかった。だから河原の堤防を登り切って逃げることが出来ず、ハアハアと息をきらしながら、「やばい、やばい!」と不良たちの目を気にしていけなかった小さなトイレの中に駆け込んでいった。
    別の連れの学生たちもちらりと遠くで釣りをしている姿がみえたが、スマホで音楽を聴いたりいじったりするのに夢中になっているのか、こちらの事はほとんど気にも止めていない状態だった。

    不良「てんめえ~!( # ゚Д゚)」
    危機一髪、ずぶ濡れで追いかけてきた不良に捕まる手前で個室のドアを急いで閉めた麻斗。
    ワンボックスで設置されているトイレは個室も一つしかなく、とても狭い空間で暑くるしい!
    不良「おい!!開けろば~ろ~!( # ゚Д゚)」
    追いかけてきた不良が個室のドアをガ~ンと思いっきり蹴り飛ばしてきた。
    不良「どうすんだ、この服!めっちゃ汚れとるし!てめえ、マジなにしてくれとんの!」
    ただでさえ切れやすい不良だったが、パニックの弾みで突き飛ばしてずぶ濡れにさせてしまった事が、さらに怒りに火をつけてしまう結果となってしまったのだ。
    麻斗(僕、何した?なんで川でおとなしく魚とってただけでこんな・・・。(;´д`)トホホ)
    ずぶ濡れで肌にへばりつく衣類がうっとおしかったが、今はそれ以上に恐怖の状況に支配されていて鼻につく湿気臭い香りとか、とめどなく溢れる冷汗とか気にもとめれなかった。ただ、必死に震える手で中からドアをおさえるのが精いっぱいの状況だ。
    トイレの中は、じめっとして壁中、悪趣味な落書きが不気味に目立っていた。

    #狂い咲き! #イラスト #小説 #日記  #BL  #ショタ  #河原
    かざぐるま
  • 狂い咲き!8「トラウマ!」麻斗がトイレが我慢できずつい川辺でおしっこをしようとしたタイミング悪く、会いたくなかった学生の不良が麻斗に声をかけ、近づいてきた。血相かえて迫ってくる不良はすごく日焼けして威圧感があり、麻斗はすぐに恐怖を感じてしまった。

    麻斗「い、いや…あのすいません!」

    不良「はあ?お前なにしょんべんたらしとんだて!きたねえ!けんか売っとんのか?( # ゚Д゚)」

    いきなり麻斗に詰め寄ってきたかと思うと、胸倉の襟をつかまれ草陰に追いやられた。

    麻斗「違います…なんか、ちょっと我慢出来なくなって!Σ(゚Д゚)」

    不意のアクシデントに、パニックになり汗ばむ麻斗。

    不良「馬鹿か!だからってこんなとこですんのか!てめえ幼稚園児か?脳みそ腐っとんだろ!( # ゚Д゚)」

    そんな麻斗に容赦なく追い詰めてくる!

    麻斗「はい!いや、5年生の小学生です!たぶん暑かったから頭が!いえ…ほんとにすいません!(>_<)」

    不良「てか、なんだこのバケツは!何、人の釣りの邪魔して勝手に荒らしまくっとんだて!おめえのせいで全然釣れんだろうが!( # ゚Д゚)」

    ザリガニ一匹だけ入ったバケツ、あれから魚を追い回していた麻斗も全然魚を捕れていなかった。

    麻斗「だってそれは僕のせいじゃなくてそっちが音出して花火やってたから…Σ(゚Д゚)」

    不良「は?関係ねえだろ俺らは!てか、何意見しとんのお前!殺すぞマジ!( # ゚Д゚)」

    麻斗「い、痛いです。はい・・・なんかほんとすいません!」
    相手が押し切るように圧をかけ襟元をつかみしめてくるので、強制的に全部自分が悪いと思わされてしまう麻斗

    麻斗「でも、だっていつもここに魚取りに来てたしお父さんと・・・」
    それでもふるえた声で訴えようと必死になるが・・・。

    不良「はあ?聞こえんわ!まじでいい加減にしろよてめえ!どこ小だ!名前いえ!てめえの担任にしょんべんのことちくったるわ!( # ゚Д゚)」

    麻斗「そ、それはやめてください・・・!(>_<)それに隣の区なんで言ってもわからないと思います!( #^ω^)」

    不良「馬鹿にしとんかておい!なんか反抗的だなお前!さっきから態度がでけえんだわ!( # ゚Д゚)」

    麻斗「そ、そんなつもりないです!Σ(゚Д゚)」

    不良「お前まじで許さん!罰ゲームだ!このバケツに残りのしょんべん出して全部飲めや!( # ゚Д゚)」
    無茶苦茶ないちゃもんに麻斗は言葉を失ってしまう。(-_-)

    麻斗「無理です!絶対!さっきびっくりしておさまっちゃったのでもう出ません!( #^ω^)」

    不良「はあ?それで済むと思っとんのか!出んなら俺が絞り出したるわ!( # ゚Д゚)」

    血の気が一斉に引いてしまう麻斗。Σ(゚Д゚)
    不良は、そのまま麻斗の襟をつかんだままズボンに手をかけようとしてきたが麻斗も必死に抵抗してなんとか逃れようとする。

    必死に絡み合っていると完全にしびれをきらした、不良が足元にあったバケツをけり倒した!そして、砂利道にこぼれ出たザリガニに目が行き慣れたような手つきつかみ上げると麻斗の顔に近づけてきた。

    不良「てめえ、まじむかつく!いちいち反抗してんじゃねえ!こいつ、てめえのパンツの中ねじ込むぞオラ!( # ゚Д゚)」

    麻斗「わあ~!Σ(゚Д゚)」

    麻斗はパニックの勢いで顔に近づけられたザリガニを叩き落とすと同時に不良の手から一瞬解放された。そして川辺に尻もちをつき、その場から息をきらしながら夢中に転がるように逃げ出した。

    #狂い咲き! #イラスト #小説 #日記  #BL  #河原
    かざぐるま
  • 狂い咲き!7「河原の大将!?」頑張ってとった魚はほとんどバケツから飛び出て全滅してしまいやり場のない恨みと落ち込みで愕然としていた麻斗。大きく立ち直れないほどのため息が漏れてしまった。
    だけど炎天下の下、虚ろな目で川辺に目を向けた時、なぜか沢山の魚がこちらに押し寄せているのがみえた。
    麻斗はしばらく状況を疑ってしまったがすぐに理由を察した。

    向こう側の川で学生たちが騒いでいたからだ。釣りをしながら爆竹するなんて、非常識過ぎるにもほどがあると思うけど、そのおかげでこちらには今、好都合の状況というわけか!

    だいぶ暑さでやられてへとへとになっていた麻斗だったがこのまま手ぶらで帰っちゃうのもあじけなかったのだ。「日の光りの傾きからして、3時半をまわったころかな!」時計がなく正確な時間はわからなかったが、麻斗は意地をはり「もう少しだけねばって見よう!」と、疲れた足を持ち上げ、たもとバケツを手に川辺に走って行く。死んでしまった魚は申しわけないと思い川に戻したが、当たり前のように二度と生き返らなかった。
    麻斗は向こう側にいる学生たちに見えない草に隠れた位置で、再びバシャバシャと魚を追いかけまわし始めた。結構大きなフナやコイが固まって泳いでいたけどすばしっこくて中々つかまえられない。
    「ふう〜!だめだな〜!」動き回るととめどなく吹き出る汗が麻斗の体力をうばっていく。

    麻斗「トイレ行きたくなってきたな!(-_-)」

    日がまた少し傾き始めいつの間にか爆竹も騒ぎ声も向こう側から何も聞こえなくなっていた。もともと釣りを楽しんでいる感じじゃなかったし、する事なくなったから帰ったのかな?
    と勝手に安堵の笑みを浮かべている、麻斗。
    けど、
    なんか向こうのトイレに行くまでしんどいし我慢できないかもしれない!(-_-;)
    麻斗はそうつぶき、しばらく考え込む仕草をすると、今だけごめんなさい!(>_<)といきなり草の茂みに寄りかかってズボンのチャックを降ろしておしっこを始めた…
    が!
    そのタイミング悪く「おい!」と荒く太い声が麻斗に向かって飛んできた。敵意剥き出しのようなその声!
    我に返った麻斗は焦るように途中でズボンをサッと上げてると、こっちに歩いてくる1人の学生が麻斗をにらみながらさらに声を荒げてきた。

    学生「てめえ、何さっきからずっと調子こいて人の島、荒してくれとんだ!ボケーッ!( # ゚Д゚)」

    紛れもなく麻斗に、何かといちゃもんをつけてきていた学生だった。

    麻斗はやばい!Σ(゚Д゚)と思ったが強い圧におされ身体が動けなかった。

    どさくさにまぎれて魚たちが固まった麻斗の足の下をくぐるように流れのある向こうへと逃げていった。

    #狂い咲き!  #イラスト #小説 #日記  #BL  #河原
    かざぐるま
  • 狂い咲き!6「草のにおい!」心地よい風が麻斗を包み込んでくれてしばらく浸っていたが、やがて決心したように腰を上げて川原に戻る事にした。再び木々を抜け草の堤防既に来るとやはりうんざりするくらいのゆだるくらいの日差しが待っていた!既に川辺では釣り糸をたらしたさっきの学生たちが座り込んでいた。麻斗がばけつを投げ出してきた場所とほぼ間近だったが幸いにも草に隠れて見つかってないみたいだ!

    「ううう、僕のお気に入りの場所があ〜!(-_-;)」

    また、いちゃもんつけられるのも嫌だし、麻斗はちょっとはなれた位置から草木をかきわけると目立たないように会話をしてる学生たちを気にしながら忍者みたいに、浅い川を渡った。けれど、渡り終わってほっとため息をついた時、「パパパパン!」と何か弾けるような激しい音が耳を襲った。

    びっくりして心臓をバクバクさせながら草の間にすわりこんでしまうと、あの学生たちがふざけながら何かやってるのがわかった!爆竹か!麻斗が彼らに目を向けると、ひとりが手に持った爆竹に火をつけてふざけて地面に投げていた。最初からいろいろいちゃもんつけてきた学生のようだった。何度も火をつけ他の仲間に向けて転がしたりしていた。「まじこえ〜!」「健司、やめろって!」ふざけて遊んでいる、やつらはどう見ても釣りを楽しんでいるようにはみえなくて、麻斗にはただ迷惑でしか無かった!たぶん、つりが退屈で始めたのかもしれないけどこの場所で騒いてほしくないな!麻斗は心の中で不満を言いながら早くバケツとたもを持って帰ろうと草を踏むたびに飛び跳ねてくるバッタか何かの虫を踏んだりしないよういそいそ迫りついた!ちょうどこちらの様子はやつらが釣りしてる川と枝分かれして背の高い草木が隠してくれて、みえない!

    バケツを見つけほっとする麻斗。けど爆竹の音がひびいてくる間、なんとなく向こうに渡り戻りたくないなと眉間にしわをよせ考えていると、バケツの中に1匹のザリガニ以外、ほとんど魚がいなくなっているのに気づく!周りをきょろきょろ見渡すと炎天下に干からびたとおもわれる小魚たちが散乱していた。

    「ええ〜?なんでこんな…!Σ(゚Д゚)」

    それを見て後から、麻斗は溢れるくらい水をいれてしまっていたバケツと何も考えずにほうりこんでしまったザリガニに後悔した。そりゃ魚もせまいバケツの中でびっくりするわけだよ!
    (-_-;)

    麻斗「なんて日だよ!ほんとに!ヽ(`Д´)ノ」

    さっき神社で濡らしてしまっていた服もズボンもすっかり太陽や草の熱気で乾いたけど、再びじっとりと吹き出できた汗でしけってしまった。それ以上に、わずらわしく鼻につく草のにおいが余計に麻斗の心をイラつかせた!

    #狂い咲き! #イラスト #小説 #日記  #BL  #河原
    かざぐるま
123