片思いラヴソングあなたは4時間以内に15RTされたら、
原作そのままの設定で片想いの相手に猛アタックするコビサカの、漫画または小説を書きます。
俺は海軍本部軍曹、ヘルメッポだ。
今日は俺の上司であり友人である、とある青年についての話をしたいと思う。
ソイツの名前はコビー。
今じゃあ曹長、なんて立派な肩書を持っていやがるが、俺と出会ったばかりの頃はチビで弱くてネガティブなどうしようもねぇヤツだったんだぜぇ?
最近は地位とその見た目の爽やかさ…というか可愛さから、食堂のお姉さま方から大人気らしい…
べ、別に羨ましくなんかねーけどな!!!!
……話がそれたな。本題に入るぜ。
まぁとにかくコビーは、俺ほどじゃねーがそこそこモテるし、女には困らねぇはずなんだが…
アイツは昔っからちょっとズレてるところがある。
いや、今回の件に関しては、ちょっとどころかかなり、かなりズレていやがる。
流石の俺もコビー本人の口からそんな悩みを聞かされるとは思ってなかったし、聞きたくなかった…。
単刀直入に言うぜ。アイツの片思いの相手が、赤犬大将だったんだ。
もう一度言うぜ。コビーの片思いの相手が、赤犬大将だったんだ。
もう一度言う。コビーの片思いの相手が! あの赤犬大将だったんだ!!!
信じられるか? あの、赤犬大将だぜ?
最初聞いたときは、俺の頭は真っ白になっちまった。何度も聞き返したさ。そりゃあもう、両手で数えきれないぐらいにな!!
残念なことに、悲しいことに、何度聞いてもコビーは律儀に同じことを繰り返し言いやがった…。
「………すまねぇ、もう一回言ってくれるか…?」
「僕、今片思いしてまして…
「いや、そこじゃねーよ!! え!? 何なの!? お前の片思いの相手って…」
「サカズキ大将です」
片思いの相手が…サカズキ大将? あの、サカズキ大将って言ったのか、コイツは!?
「ひぇっひぇっひぇっ! コビー、お前いつの間にそんな冗談が言えるようになったんだぁ?」
サカズキ大将って、あの、赤犬大将のことか? 徹底的な正義を掲げる、マグマグの実の能力者で、海軍最高戦力の一人である、あの赤犬大将?
冗談にもほどがある。そう思った。てっきり冗談だと思って笑い飛ばしたさ。
でも、コビーは本気も本気で、大真面目に言い放ちやがった。
「笑わないでくださいよ! ヘルメッポさん!! 僕、本気で悩んでるんですよ!?」
さて、今日はエイプリルフールだったっけな。それともこりゃあタチの悪い夢か?
ひぇっひぇっひぇっ、そうだ、こりゃあ夢だ。うんうん、きっとそうだな。夢でもなけりゃコビーがこんなバカなことは言わねぇわ。うん、夢だわ、これ。
そうと分かれば話は早い。幸い俺が腰かけてるのは自室のベッドの上、このまま寝転がって布団をかぶって目を閉じて、そんで目覚めればほら、すがすがしいいつもの朝が……
「ちょっとヘルメッポさん!!! 何で寝ようとしてるんですか!!! 起きて下さい、よっっ!!!!!!!」
布団をはぎ取られた。俺の目はパッチリ開いてるし、朝の気配なんか微塵もない。時計を見れば就寝時間までまだまだ時間がある。
あぁ、何て悪夢だ…
「……状況を、っつーか、思考を整理させてくれ…。コビー、お前の悩みについてもう一度聞かせてくれるか…?」
あーー、未だかつてないぐらいの頭痛がする…気がするぜ…
「もう、ヘルメッポさんは僕の話を全く聞いてくれてなかったんですね!」
悪かったな、聞いてなくて。聞きたくねーよ、正直。
「僕、今片思いしてるんです。」
「あー、うん。それは知ってる。最近は訓練の途中もずーーっと上の空だったから、それは知ってた。」
問題はその相手なんだよ……
「で、その片思いの相手が?」
「はい! サカズキ大将です!!」
コビーは昔っから、ちょっとズレてる。
「あー…… で? 何なの?? お前は赤犬大将の彼女になりたいわけか?」
コビーの片思いの相手が赤犬大将で、赤犬大将もコビーも男だってことにはとりあえずもう触れねぇでおく。もう触れねぇ方がいい気がしてる。
…男同士で「彼女」って言葉を使うのが正しいのかどうかは知らねぇよ。まぁ体格とか地位とか年齢とか…諸々を考えりゃあコビーの方が女役だろうが……
「いえ、違いますよ?」
「……ってことは?」
「僕は、サカズキ大将の彼氏になりたいんです」
よし。よし!!! もういい!!!! どうにでもなりやがれ!!!!!!
俺はコイツの友人だ!! 友人の悩みにはとことん乗ってやろうじゃねーか!!!! たとえそれが男への片思いで、もう色々とぶっ飛んでてもだ!!!!!!!
「……なるほどな。で、お前は、その…赤犬大将のことを、抱きたいって思ってるわけだな?」
「はい!!」
分からねぇ…聞けば聞くほど分からねぇよ…コビー、お前はいつからそんなにおかしくなっちまったんだよ…
いや、コイツがおかしいのは昔からだっけか…
「男同士だぞ?年上だし階級もお前より遥かに上だぞ?体格差も腕っぷしの強さも、お前とは雲泥の差、月とスッポンだぞ?」
「はい…それは僕も分かっているんです……でも、どうしても諦められないんです!! サカズキ大将のことが好きなんです!!!」
「分かった! 分かったから大声で叫ぶな!! 隣の部屋まで聞こえるだろうが!!」
* * *
最近、変だと思うことが多々ある。
しかし、何が変なのか、と具体的に聞かれれば何が変なのかは分からない。
例えば、食堂で自分がよく座る窓際の席の机がやたらと綺麗に拭かれていたり、書類整理をすればすぐに満タンになる自分の執務室のゴミ箱の中身がいつまで経っても満タンにならなかったり……
他人が聞けば、気のせいじゃないか、副官が勝手にやっただけだろう、と思う程度のことだろう。
実際、自分自身は男の中でも綺麗好きな部類に入るだろうし、自分の周囲がやけに清潔であることは別に不快には思っていない。寧ろどちらかと言われれば少し有難い。
けれどもやはり、少しばかり妙だ。気のせいだと片付けるには変化が目に付くし、副官に聞いても「私はやっておりません」の一点張り。
勿論自分はやっていない。じゃあ一体誰が、と奇妙に思っていたとき、思わぬ事実が発覚したのだった。
部屋の中から物音がする。普通に廊下を通り過ぎるだけならば気づかないぐらいのごく小さな物音だ。
だがここは自分の執務室であり、これから自分が入室する部屋である。
泥棒か、はたまた間諜か。このマリンフォード、海軍本部で?
まさかこの部屋が「大将・赤犬」の執務室だと知らぬものはおるまい。扉の横についているカードを見ずに入ったのか。
それとも、ここが自分の執務室だから入ったのか。残念だが現在、この部屋の中に重要な書類などは一切ない。なぜなら今、この両手いっぱいに抱えている束がそれであるからだ。
そしてこの書類の束こそが、サカズキが現在こうして自らの執務室の前で立ち往生している原因である。
(しもうた… 両手がふさがって開けられんとは…)
先ほど隣を歩いていた副官はここに来る途中に通りすがったガープ中将に絡まれ、強引に連れ去られてしまった。
別段急いでいるわけでもなかったので、彼の持っていた分も合わせて自分が運んでいたのだが……何という失態。
副官が居れば扉を開けてもらうことも可能だったが、彼は今いない。かといってこの重要書類の束を床に直接置く、というのも……
幸い、今の時間帯は昼間だ。この廊下は人通りは少なくない方であるし、数分待てば誰かが通りかかるだろうと思っていた、のだが。
まさか自分の執務室の中に何者かが潜んでいるとは思っていなかった。
そしてまさかこの10分間誰もこの廊下を通りかからないとは思っていなかった。
もういい加減腕が疲れてきたし、自分の執務室に誰とも分からぬ輩が長時間滞在しているのもかなり不快だ。
ちょうどいい、ついでに扉を開けてもらおう。
もし海軍の関係者でなければ少なからず慌てるだろうし、そうなれば止むを得ん、書類を床に置いて侵入者を捕らえるだけだ。
海軍の関係者であれば普通に扉を開けるだろう。まあちっとばかし説教が必要かもしれんが。
そうと決まれば話は早い。
「すまんが、両手が塞がっとるんじゃ。誰かおるなら扉を開けてもらえんか。」
『あ、はい! 少々お待ちくださいね!!』
扉の向こうから返ってきたのは、予想以上に若くはつらつとした声。
程なくして、扉はゆっくりと開いた、のだが。
「いつもお仕事お疲れ様です! あ、扉押さえておきますのでどうぞ!」
な、何じゃ、コイツは。
執務室から出てきたのは桃色の髪の若い男。ひとまず安心した。服装からしておそらく海兵だろう。何が面白いのか、ニコニコ笑いながら扉を押さえてこっちを見つめてくる。
「お、おう…」
とにかくまず部屋に入って書類を机の上に置いて、さて。
「何じゃ、お前は?」
「はいっ! 海軍本部曹長、コビーであります!!」
ほう、見事な姿勢と敬礼、声量もええの。
いや待て違う、そうじゃない。
「…お前は何でここにおるんじゃ」
「えっと、扉を開けたまま押さえておくためです!」
確かにそうじゃ。わしが頼んだからのう。そうじゃがそうじゃない。
「あー、お前はここでさっきまで何をしとったんじゃ」
「はい! ゴミ箱の中身の回収と窓ふき、それから机の上が汚れていたので掃除していました!!」
言われてみれば確かに机の上が綺麗じゃった。
「そりゃ有難いが…わしは入室許可を出しちょらんぞ」
「あ、その点に関してはご心配なく! ガープさんに入室許可は貰ってます!」
そう言って海兵が取り出したのは入室許可証。サインは間違いなくガープさんの筆跡。
どうしてコイツがこんなものを、と思ってはたと思い当たる。
「そうか、お前は確かガープさんとこの…」
そういえばこんな若者がガープ中将の部下にいたような気がする。
「はい!! コビーと言います!!!」
「ほうか……で、誰に頼まれて来たんじゃ、やはりガープさんか」
書類提出の締め切りや遠征、小さな出撃が立て続けにあり、ここ最近碌に休めていないから、心配されたのだろうか。
「いえ、自分がやりたかったので!」
…ガープさんに頼まれたわけではないのか。
まあそれもそうか、あの人が他人を気遣うのは…あまり見たことが無い。
待て、つまりこの若者は自分の意思でここにいるのか。
なぜだ。
ここはサカズキの執務室であって、この青年が掃除をする必要はないはずだ。
「何でお前がここを掃除しとったんじゃあ…?」
わざわざ入室許可証まで貰って。
「サカズキ大将が近頃お忙しいと聞きましたので、少しでもお手伝いできればと思いまして!め、迷惑でしたでしょうか…?」
迷惑というか、いや確かに驚きはしたが、まあ正直助かるが、いやしかし…
「なぜ、わしの部屋なんじゃ? もっと他にあるじゃろうに…」
クザンの所とか。アイツの執務室はいつも散らかっている。特に書類提出の期限が迫っている今頃は足の踏み場もないほどに書類がうず高く積み重なっている。
「僕、サカズキ大将のことが好きなんです!!」
クザンは締め切りギリギリまで書類を書かない。どちらかといえば締め切りの数日後に提出することの方が多い。
そういえばさっき机の上に置いた書類の中にクザン宛のものがいくつかあったな。いったん目を通してから届けに行k……
「………?」
待てよ、この青年は今何と言った?
「…もう一回、言うてみい」
「僕、サカズキ大将のことが好きなんです!! つ、付き合ってくださいっ!!!!!」
ほうか。好きだから、わしの部屋を掃除していたのか。好きだから…好き、だから?
「…そりゃあ、尊敬しとる、という意味か?」
自分も海兵も男であることは一目瞭然で、まず恋愛的な好き、ではないだろう。そう思っての質問だったのだが、返答は真逆だった。
「いいえ、その、恋愛的な意味で…です…」
真っ赤になりながらボソボソと言う姿に、いっそ憐みさえ覚えた。
「…ほうか。すまんがわしは男を抱く趣味はない。申し訳ないが他を当たってくれ。」
昔から、いわゆるソッチ方面での誘いは何度も受けてきた。無論、自分はそういうことに全く興味が無かったので全て丁重にお断りしたが…まさかこんな若者にまでそういうことを言われるとは…
まだ少年と言っても差し支えないほどの年齢の海兵の、必死の告白を断るのは、その、何というか複雑な罪悪感のようなものがある。
居た堪れなくて青年の方を見るのは心苦しいが、この若い海兵の気持ちを無下にするのだ。せめてしっかり目を合わせてやろうと思った、のだが…。
断ったというのに、なぜこいつはキラキラした目で見つめてくるんじゃあ…?
「それなら大丈夫です!!」
「な、何が大丈夫なんじゃあ…!?」
「僕は、サカズキ大将の彼女ではなく、彼氏になりたいんです! それならいいですよね!!」
「はあ…」
嬉しそうにニコニコしながら言った青年は、壁にかかった時計を見た途端、顔を真っ青にした。
「あっ!!? もうこんな時間ですか!! すいません、訓練に間に合わなくなるので失礼します!!!」
「お、おぉ…」
慌ててドタバタと駆けて行こうとした青年は、急に振り向いて戻ってきた。
「サカズキ大将、少々しゃがんでいただけますかっ?」
改めて見れば、自分の腰より少し上ぐらいまでしかない身長の青年は、どこか子犬のように見える。
早く早く、と急かすような目と、本人の希望だとはいえ、自分の執務室の掃除が原因で訓練に遅れるのは少々忍びない。
言われるままにしゃがむと、唇をかすめた柔らかい感触。
「…っ!!!?」
「僕、サカズキ大将のことが好きです! 付き合ってください…!!」
至近距離で見る、真面目な顔と未だ残る唇の感触に、顔に血が集まっていくのが分かった。
「……っか、考えといちゃるわい…」
見つめられる視線に耐え切れず、肩を押しのけて立ち上がる。
「…時間が迫っとるんじゃろう、早う行かんか!」
「はいっ!!」
何が嬉しいのか、満面の笑みでスキップでもしそうな軽い足取りで執務室を出て行く青年。
敬礼をして、扉を閉める前にこちらを振り向いて一言。
「良いお返事、お待ちしてますね!!」
呆然と立ち尽くすサカズキの前で、扉は無機質な音を立てて閉まる。
一人取り残された室内で、サカズキは早くも深い後悔に苛まれていた。
(返事……!?)
あの場面で「考えておく」と言ってしまったのはかなり失敗したのではないか、とサカズキが気づくのはそれから数日後だった。
* * *
俺がコビーの恋の悩みを聞いた次の日の夜。
「…で、首尾はどうだったんだ?」
昨夜、とりあえず俺は、友人として、コビーの恋の悩みを聞き、相談に乗り、一応助言をしてやった。
まさか数週間前からこそこそ色々してるとは俺も思ってなかったが……(俺の友人があの赤犬大将にややストーカーまがいのこともやってたらしいという内容のことを聞いたときは、マジで驚いたし、赤犬大将にかなり同情した。)
今までの人生で培った常識やら何やらが崩されて、もう色々開き直った俺はコビーに言った。『とにかく猛アタックしてみろ、当たって砕けろ』と。
…本音を言えば砕けてほしかった。もういっそ当たって粉々になって帰ってきて欲しかった。それが誰にとっても完璧で最高なエンディングを迎えられるだろう方法だと思ったからだ。
しかし…運命とは時に奇妙で非情である。
「告白できました!!!」
それからコビーが興奮気味に話しやがったのは、そりゃあもう耳を疑うような話で。
「…本当にお前、命知らずっつーか…度胸あるな……」
いや、猛アタックしてみろと言ったのは俺だが…まさか早速そんな突拍子もねぇ行動に移すとは…
その行動力をもっと別のことに使えよ…
あー、他にも言いたいことは山ほどあるが、もう今は言わねぇ! 始まっちまった恋は止まらねぇだろうし、告白しちまったらしょうがねぇ! もう俺から言えることはこれだけだ!!
「拒絶されてねぇなら、大将からいい返事が聞けるまでアタックし続けろ!!! 砕け散るまで当たれ!コビー!!!!」
「はいっ!! 分かりました! 頑張ります!!!!」
後日。
「クザーン、あれぇ、何だと思うかぁい?」
「あー、何だろ…」
廊下の先に見えるのは、俺たち二人と同じ海軍本部最高戦力の一人。と、若い海兵。
それだけであるなら普段の海軍本部廊下と変わらないし、わざわざ俺たちが柱の陰に隠れて様子を見る必要もないのだが…
「あの二人、一体どういう関係か、知ってるぅ?」
サカズキがこちらに背を向けるように立っているのだが、ただの上司と部下にしては、やけに距離が近い。そのうえ、若い海兵の表情がまさに恋する男の顔である。
「知らないけど…でもここから見た限り…」
「「恋人、だよねぇ…」」
「海兵の方は何者だぁい? …見たところサカズキの部下じゃなさそうだねぇ……」
「…待てよ、どっかで見た気がするんだわ……誰だっけ…」
……あぁ、アレだ!
「ガープさんの部下だわ、あの子!」
間違いない。あの目立つ桃色の髪とバンダナに見覚えがある。
「ガープさんのぉ? そんな海兵が何でこんなところでサカズキなんかと話してるのかねぇ…」
怪訝そうに眉を顰めるボルサリーノと柱の陰に隠れたまま二人を見つめること数分。
…いい加減飽きてきたし、センゴクさんから頼まれた伝言を伝えなきゃ。
「サカズk」
えー、えーー?
え、何なに?何が起きたの??
えぇ????
次の瞬間、俺の頭には無数のクエスチョンマークが浮かんだし、口から出てきた言葉は喉の奥に引っ込んでしまった。
「おぉ~~?」
「あらあら…」
今、あの二人、キスした、よね? 咄嗟に隣のボルサリーノの顔を見たけど、俺と同じように目を丸くしてたから多分見間違いじゃない。
しかも若い海兵くんの方から。
え、ホントにそういう関係なの?? マジで!!?
海兵くんの方は満足そうな顔で敬礼して走って行っちゃったけど、サカズキの方は微動だにしてない。
「こりゃあ…面白いねぇ~~」
俺の隣にいるボルサリーノの目がサングラスの奥で、獲物を見つけた猫みたいに細くなったけど、俺の目も似たような形になってると思う。
立ち尽くすサカズキに事情と詳しい関係を聞くために、俺たちは柱の陰から一歩、踏み出した。
(え~付き合ってるの? サカズキ~)
(ッば、バカたれぇ!! そんな関係じゃないわい!!!)
(でもぉ~、さっきキスしてたじゃないの~)
(おどれらぁ…見ちょったんかぁ……!!!!!)
(あらら、真っ赤になっちゃって~)
(じゃかあしい!! 黙っちょれ!!!!)
(わっし、センゴクさんに報告してくるよぉ~~)
(やめんか!! ま、待てボルサリーノォォォォ!!!!!!)