とも子ちゃんとデート5けに「また暑くなったな?」
二人は砂浜から水平線を眺めてる。
と言ってケニーは短パンを脱ぎだした。
と「ここで夏のおまけに海水浴しよっか?」
け「よーし、」
と「じょじょ、冗談よ!(笑)やめときて!」
け「しかし、景色はよう見えるわ。リラックスする?」
と「ま、奄美諸島程ではないけどね。(笑)」
け「近場で楽しめる日光浴、それがここの良ささ。」
と「そういや、今日は沢山の人に自作の音楽を披露したんでしょ?」
け「そうよー、みんな驚いていた。こんな曲を生み出せるなんて、スゴい!って口々に言ってた。」
と「さーすがー!自作曲の独演会やりなさいよ!指揮はもちろんあなたよ。」
け「了解!あとはオーケストラだな。」
と「宛あるの?」
け「スイス人のスミスさんが、ご自分の記念演奏会開かれた時に、臨時のオケを編成してた。そのやり方なら出来るだろう。しかし、問題はカネやな。。。」
二人は、黙りこくってしまった。
ケニーは、リュックから1枚の写真を取り出してとも子ちゃんに見せた。
と「これ、家族写真?」
け「自動車を見てご覧よ。片川のとこ行くとき送ってあげたあのファミリアさ。」
と「あ、あれね。ベージュだったのか?」
け「実はファミリアの写真、これ1枚しかないんだ。」
と「ホントに?じゃあ大事にしなくちゃ。」
と言ってケニーに渡そうとしたら、突然、風が吹いた。
け「ああっ!」
写真は海の方に舞い上がった。
すると、咄嗟にとも子ちゃんがその写真をつかんで、土が付かないように守ってくれた。
と「ケニー大丈夫よ!」
それを見たケニーは泣きそうになったが、
「帝国軍人は滅多な事で泣かない!」
と呟いて、とも子ちゃんを抱き起こした。
「明日もまた暑いのかな?」