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地下のブラックマーケット――UG637(アンダーグラウンド637)
#勢力
#UG637
【雑用を頼みたい?気に入らないアイツを消したい?表に出回らない物資が欲しい?南区での護衛が欲しい?それならうちに来るといい。ただしアフターケアは保証しないぞ。】―燈
【所属メンバー】
フォルス:
https://galleria.emotionflow.com/79674/499080.html
燈:
https://galleria.emotionflow.com/79674/499075.html
シャマロ:
https://galleria.emotionflow.com/79674/523561.html
そらりすさん宅
ペタルデスちゃんコンビ
https://galleria.emotionflow.com/85032/539835.html
―――――――――――――――説明――――――――――――――――
燈が統括しているトイボックスの地下に存在する闇市場。
所属者はエンブレムを身に付けることが義務付けられている。
規模ではMADMAMに後れを取るものの所属者の能力は一点特化した者が多く、相互補助することで非常に高い組織力を持つ。
ここでは魂(経験値)が独自通貨として取引に使われている。
UG637の領地内では自分の持っている手ごろな財布に見慣れない小銭や札が入っているだろう。それが貴方が持っている【通貨】だ。
外に出た途端に硬貨としての形は取らなくなるが、一部の者は違う形で可視化できるようだ。ごく少数だが、物々交換等での対応をしてくれる者も居る。
十分に経験値を稼いでレベルが下がらない程度に買い物を堪能しよう。
何?経験値が稼げる場所が無い?あるじゃないか。南区やマムズキッチンに。
――――――――――――――どんな組織?―――――――――――――――
家事レベルの雑用からターゲットの暗殺まで幅広いニーズに合わせた巨大な組織。現在のイメージで言うならダークウェブに近い。
表向きは普通の店でも、特定のワード・物を見せることで案内が始まるパターンもある。
北の住民を南区へ駆り立てる要因の一つでもあるため批判の声も少なくないが、それを超える魅力があるようで誰もまともに取り合わない。
ターゲットの暗殺や人身売買など、痕跡が残りやすいような仕事はトイボックスでは非常にリスキーな商売であるため、高額の報酬を支払う必要がある。
関わると危険な印象を受けるが、所属者には厳重な掟が設けられている。
・市場敷地内での"命を取り扱う仕事"は禁止。
・暗殺の依頼の際は民間人を巻き込んではならない。
・"商売"の結果において賞金首に指名されても一切の庇護はしない。
掟を破った者は【秩序を乱す者】として即時に高額な賞金首に指定され、いち早く仕留めたものに報酬が支払われる。
トイボックスのデータベース
メガジュペッタ♀ ゼノ
#UG637
"カバンに仕舞われた瞬間、大体は【人】からただの【荷物】になる。文字通りお仕舞いだな"―UG637の売り手
【台詞サンプル】
「アンタ良い目してるね!アタイの目と交換しない?・・・あぁそうか、普通は取り外せないもんな」
「時間を無駄にさせないで。運び屋を探している人は他にももっと居るんだからな」
「はぁ!?こんな傷だらけの死体なんざ不衛生で運べないよ、他をあたりな!」
「痛々しい見た目をしてるって言われるけど、人によってはこれが魅力的に見えるんだ。」
年齢:???
一人称:アタイ 二人称:呼び捨て アンタ
イタズラが好き。陽気な性格。
元はUG637に所属していたが、今はどの組織にも属さない運び屋。
魂が宿った愛用のキャリーバッグで、かつては死体や薬物、拉致された人をメインに運んでいたようだ。巨大な口のような構造をしている上に意思も持っており、"有機物であれば彼女が制止しない限り跡形も無く飲み込んでしまう"事が確認されている。
彼女が取り出さない限りは脱出出来ず、唯一助け出された住民は「まるで体内のようだった」と話したという。
イタズラでカバンをけしかけることもたまに有るようでタチが悪い。
飲み込めるサイズのものならどんな物でも、いくらでも収納が可能だ。
ただし、不衛生なものの輸送は金額に関係なく受け付けない。
依頼はそこそこに舞い込んでいたが、依頼をこなして得られる通貨を使用できる場所がUG637内で限定的であったために表市場で活動し始めた。
仕事の内容が内容だけに狙われることも多かったようで、未だに服のいたるところに暗器を忍ばせている。
今は普通の配達をしていることが殆どだが、高額な支払いであれば危険な代物も請け負ってくれる・・・ただし、現金支払いに限る。
「先に金額を支払いさえすれば中身を聞いてこない」という仕事ぶりが表裏問わず評価されている。
この街が形成される最中の大戦争で犠牲になったとある住民の魂が死体に宿ったことで産まれた。死体なので痛覚が存在しない。
顔のジッパーを開くと暫く動けなくなってしまう弱点を持つが、開いた者はその強力な呪いのエネルギーに身を晒すことになる。
自分を飾り付けることを好み、普通の人がピアスを付けるくらいの感覚で気に入った身体の部位があれば彼女が自分に縫い付けることがあり、その多くはうっかりキャリーバッグに食べられた者から選り好みされたものだ。
噂では、彼女のオリジナルの身体の部位は殆ど無いとされている。
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2
オセロ(ムウマージ♂)
#黎明の鐘
#UG637
"交わした契約はちゃんと守れ。奴にチップを恵みたいのなら話は別だがね。"――燈
【台詞サンプル】
「やあ、ご注文はなんだい?うちのコーヒーには自信があるんだ。美味しくて寿命が縮むくらいにね!何?冗談に聞こえないって?冗談のつもりで言ってないよ」
「当たり前だし分かっていると思うんだけど、契約は絶対に破らないようにね。自殺願望があるわけでもなければ、狙われたくないでしょ?」
「君は美味しそうだ!綺麗に死んでもらおうかな!」
「南で任務に当たっていたら武装した市民を間違えて撃っちゃってね。急に飛び出してきたからビックリしてやったんだけど、お前はクビだ~って!酷いと思わない?」
「新しいお仕事は島に蔓延る虫を追い払うこと!今の所そんな話はあまり聴いていないし、ないほうが良いけどね。」
年齢:22程度 性別:♂
一人称:ボク 二人称:~さん 貴方 呼び捨て (仕事中はネメシスは店長呼び)
居住区:黎明の鐘 役職:スペード
所属:元UG637 ノンフィクションズ 無邪気な性格。
迫害された魔女の血が染みた絵本から飛び出した本の住民。
マッドマムを不名誉除隊された経歴を持っており、その後数少ない暗殺者としてこの街で暗躍していたのだが、彼の野望でもあった魔法都市が具現化した現在はUG637から脱退し、島の警備に重しを置くようになった。
普段はフランチェスカのカフェで働いているが、もしもの事があれば現場にすっ飛んで行き自体の対処にあたる。暗殺家業に長く浸かっていたことに加えて相手も相手だったのでカンが鋭く、怪しいかどうかは"匂い"で分かるという。
事実、具現化当初にドサクサに紛れて島に侵入した不届き者を数人排除している。
もしも怪しいと思える人が居るのなら、カフェで働くオセロに【オセロに一杯】と描いた紙と、その対象の写真を添えて手渡そう。
もしも正しければ、彼から後日謝礼が届くだろう。もし違った場合でも「そんなこともある」程度で済ませてくれる。
血染めの本の影響であるヘマトフィリア(血液嗜好症)は治らず、少量の血液を入れたコーヒーを特に好む点においては特に変わりがない。印の制度の関係から気楽に暗殺をするわけにもいかなくなったので、彼が処分した異分子は彼が持ち去っていくことが多い。
出動の際は銃を仕込んだ仕込み杖を愛用し、毒・呪いを込めた超小型の弾を飛ばす手口を用いる。発砲音も聞こえない為周辺住民を不安にさせることもない…というのは建前で、実際は仕留めた獲物を無駄なくいただく為の手法。
杖を使った近接格闘も卒なくこなす。
もしも彼が眼帯を取ってじっと見つめてきたら興味をもたれた証拠だ。
たちの悪いことに右目は常に黒い眼差しが発動している。
トイボックスのデータベース
シャマロ ヒトモシ♀
#UG637
「この夜の街で迷子になって、シャマロに会ったら選択肢が与えられる。少し魂を分け与えて安全を手に入れるか、他人に全部奪われるかだ。引き算はできるだろ?」-UG637の常連
【台詞サンプル】
「わたしが現れたって事はそういうこと。キミじゃすぐやられそうだし、どうする?」
「だから提案したのに、間抜けめ。まあ、残り物は頂いておこうかな。」
「1か0かの簡単な話だよ。0が好きな人って言うのはあまり聞かないんだけどな。」
「あの情報にはきっと裏がある。怪しいほど、危険なほど、関わるものが大きいほど面白い。今この街にはそんな奴が一人居るんだ。お高くつくけど知りたい?」
身長:150cm おっとりした性格。18歳相当。
一人称:わたし 二人称:キミ
居住地:ウィッチノーズ
夜にのみ現れる案内人。街の情勢を知り尽くしており、安全なルートや誰が危険であるかまで把握しており、南区に侵入しようとすると警告してくれる。
UG637に所属しており、数少ない【地下以外でも商売を行う】売り手の一人。感情表現が乏しいが、甘いものが好き。
裏の情報、誰が誰に狙われているといった水面下での情報に精通しており魂を少量分け与えることで手を貸してくれる。
命を狙われていると不安がる者が多く彼女の元に訪れるようだ。
自分に用がある者か、自分にとって用がある者にしか興味を示さない。
危険な状態に置かれた者の案内、度を越した犯罪を犯した者の情報を機関に回し、賞金首として指定するのが彼女のもう一つの仕事。
ほうっておいたほうが利益になると踏んだ場合はその限りではない。
退屈・・・いや、安全な日中は屋敷で寝ていることが殆ど。
炎の扱いが下手で戦闘は専門外。自分の炎で身体を焦がしたため顔が黒い。
ちなみに身体はマシュマロ製だ。
トイボックスのデータベース
フォルス ムウマ♂
#UG637
【ああ見えてあの子、前に盗みをしてたんだよ。ふふ、しかもワタシからさ】ー燈
身長:120cm 体重:2kg
一人称:僕 二人称:~さん 慣れると呼び捨て ウィスプのみ先生呼び
年齢:12
居住地:ウィッチノーズ
現在、ウィスプの家に居候して魔法を学んでいる。
幼少期は違う世界に居たらしいが、その記憶の一切は失われており、技能も同様に失われている。燈に拾われてからは魔法使いの見習いとして燈の家で居候していた。
普段は雑用・魂の回収・燈の仕事の補佐に勤しんでおり、空いた時間のほとんどを魔道書を読んで過ごしている。
時折何かを封じ込めているような危険な本を読んでいることもあり
ウィスプもそんな本を読んだせいで抜け出してきた。
体温が死んでいるんじゃないかと思うほど低いうえ、触れた相手の生命力を吸い取ってしまう体質でもあるため触れられることを極端に嫌うが、寒がりでもあるため独りで居ることを好まない。そもそも臆病なので一人で居るのが苦手。
悪戯程度の魔法しか今は使えないので魔法使いとしてはかなりの未熟者。
ウィスプによると【魔法使いとして十分な素質がある】らしく、燈といるせいか炎の扱い、相手の動きを止めることには既に長けているようだ。
現状、最も得意とするのは生活魔法である。
魔力に敏感に反応する体質であり、彼の前ではいくら偽装しても魔道具であるだとか、魔法が使えるといった素性を隠すことが出来ない。
闇の石で進化すれば使える魔法も増えるはずだと考えており
いつかは闇の石を手に入れたいと考えている。
魔法で人のためになることをすることを好むが、その育ちのせいで善悪の判断が十分についておらず道徳心に欠けている面がある。
良くも悪くも純粋で騙されやすく、利用もされやすい。
帽子に咲いている花はフォルスのコンディションを表しており、艶があるほど調子が良い...特に生命力や恐怖心を十分に吸い取った後は綺麗な花が咲く。
【セリフサンプル】
「本からおっかない魔女が出てきたんだ。本から出た途端その本は焼かれて・・・怖くなって逃げ出したんだ。だって、僕なんかにどうにかできるわけないでしょ?」
「生きていく為に悪い事は沢山してきたよ、人から物を盗むことがとっても多かった。自信が付いてきて、燈に目を付けたのが運のつき・・・いや、ラッキーだったんだと思う。人が違えば僕は今頃死んでいたかもしれないんだ。」
「色々と覚えようとは頑張っているんだけど、今の僕じゃ戦う為に使うような強力な魔法は3秒くらいしか使えないんだ。でも生活の為の魔法なら大体覚えたよ!」
「一人じゃ出来ないことばっかりだけど、周りに出来る事が多い人が沢山居るから困った事はないよ。いつかは役にたちたいな。」
「ひ、ひえ・・・殺される・・・」
【背景】
フォルスはトイボックスがトイボックスと呼ばれる以前の、大戦争の戦禍が収まりつつある頃に現れた。以前の世界の記憶は全く無かったが、魔女の血が流れている事といたずらっ子であることだけは、彼が関心を示すことを見れば分かった。
子供ながらにして一人トイボックスへと送られたが、大戦争の残した爪痕はあまりにも深く人々に残されていた。あるものは家族を、あるものは財産を、あるものは全てを失っていた。
災厄の驚異は去ったが、人々の不安や負った傷から来る反動による暴動によって、街全体の治安はまだまだ低水準なままであった。
そんな状況下であったため、彼がお腹を空かせてさまよっていても気に掛けられるほどの余裕があるものはそう存在しなかった。
森に入っては木の実を集め、手頃な獲物を見つけ出すと驚かしてエネルギーを集める。しばらくは人間の姿をしながらも原型の頃と同じような生活をし、窮地を凌いでいたフォルスだったが、今よりもよい生活を求めたことによって次第に悪戯はエスカレートしていく。
そんな生活が数年続くと、大声を出す程度のイタズラは次第に盗みを働く犯罪へと変わっていった。金銀などのような価値の有るものは盗まず、普段手に入れられないようなお菓子を好んで盗み出した。子供がそんなものを持っていても、取り合う人など居ないと考えたのである。そしてなによりもその場その場を生きる彼にとっては一瞬の心の癒しが必要であった。
盗みに味をしめたフォルスは最近出来たとされる地下市場の存在を知り、そこの面々から希少な品物を盗もうと画策する。そうだな、出来れば魔道書なんか良い。高くて手に入らないし実用的だ。そんな魔道書を持っているのは、あのシルクハットを被った奴だ。
鞄の中身が見えなくとも、込められた力の気配でわかる。あれは大層な魔道書だ。
朝一番の市場が開く前。入り口の鍵を開けるタイミングで鞄ごと盗み出すことに成功する。
今回も勝ちだ!上手くいった!お見事なものだった。さあ、隠れ家に帰って戦利品を漁ろう…
その意志に反して体が全く動かない。
テレキネシスで自由を奪われるまでは鮮やかなものだった。
鞄の持ち主は地下市場の主。名前は燈という。
黄色い瞳からは青い炎が燃え盛る。フォルスにも燈が怒っているか、少なくとも感情が高ぶっている事くらいは簡単に察しがついた。
イマイチ地下市場が何なのかは良くわからないが、この辺りは治安が悪い。親も何もない子供が一人死んだところで誰も気にしない。
つまり、鞄を盗んだ腹いせに殺されてもおかしくない…
一言も話さず真っ直ぐに一歩ずつ歩み寄られ、距離が縮む事にフォルスの恐怖心も比例して増幅していく。目の前に恐怖の対象がいながらも、何の抵抗も出来ないという事実が彼の思考を次々と掻き消していく。
【お前、私の使いにならないか】
燈から発せられた意外な言葉。自由も利かない上に命の保証もない。それに使いになるというのは、考え方によっては衣食住のどれかは保証される筈。色んな考えが過ったが、死ぬ事に対する恐怖が最高潮にまで高まった彼に選択肢は残されていなかった。
以来、彼は地下市場の主の雑用…もとい、補佐役としてトイボックスに根を下ろしている。
一つだけフォルスが今もわからないのは、鞄を盗んだときに目が燃えた意味だ。
燈本人に聞いても「子供に奪われて慌てるほど間抜けじゃ無いさ」と笑われてしまうのだ。
いつか立派な魔法使いになることを夢見て、身の丈に合わない魔道書を手が空いたら読み漁るのだ。
トイボックスのデータベース
3
燈 ランプラー
#UG637
「技術や人員、装備などの全体図では圧倒的に我々が上だろう。だが個人の技量や能力など、細やかな部分でその能力を試しあったとき、我々はあの地下市場には劣っているのだ。」―MADMAM上層部
【台詞サンプル】
「何でも力ずくでやろうと思えば時間が掛かる。だから私は頭も使うようにしているし、フォルスにもそう教えている。相手を理解して常に相手の一歩先を行けば、恐れるものなど何処にも無い。」
「私から盗みを働くとはいい度胸をしているな。私は怒っては居ないが、この地下市場の常連は"軍資金"が欲しいようだ。まぁ頑張って逃げてみてくれ──これより、彼を"追放処分"とする。」
「金を稼ぎに行った事が原因で南で死ぬようであれば、身の丈に見合った手段を選ばなかったってだけの事だ、ワタシには関係ない。年下を打ち負かしていい気になったガキ大将が、武装したギャングに立ち向かって死んだところで私に責任はない、そうだろう?」
「ワタシは金が好きってわけじゃない。金を使って人を動かすことが好きなんだ。現にこの市場も多くの人たちが自分が考えた最高の代物を取り揃え、その最高の代物を手に入れる為に危険を冒してでも金を稼ぐ。その資金ですら、使う人によって用途が分かれる。例えばワタシみたいに食べたりな。勘違いするなよ、ここで言う金は魂だからな?」
身長:170cm 体重:50kg 性別:【必要ないだろ?】
居住地:トイボックスセル
ブラックマーケット【UG637】のオーナーを務めるほか、夜間の治安維持を担う。年齢は人間換算で二十歳ほどで、現実には200ほどで、性別は【何故だ?必要か?】と答えるだけで教えてくれない。
トイボックス構築の大戦争の最中に現れた。
相手の力量が瞬時に分かる能力を持つ。
存在が確実なものであればどんな物でも仕入れられるが高級志向である。
仕入れる品は一級品・アーティファクト級が多いがそれだけの値段が張るのでご利用は計画的に。
金銭のやり取りも応じるが勿論高額であるため、どちらが簡単なのかは貴方次第。尤も、貴方が非合法な仕事を生業にしているならどちらも大差は無いだろう。
そのラインナップから盗みを働くものも居るようだが、彼(彼女)から盗みを働いて1時間も逃げおおせた者は存在せず【わざと盗ませて追うのを愉しんでいる】と噂されている。
悪人や生きることを諦めた者、時おり現れる招かれざるものを葬ることで魂を回収している。獲物を逃がさない為にフォルスを同伴させているようだ。
手に持っているメイスや、メイスから出る炎に燈以外が触れてしまえば、たちまち魂を吸い取られてしまう。逆に与えることも出来る。
感情が高ぶると目から炎が吹き出す。楽しいか喜んでいるかが多いのだが、肩書きのせいで気が気ではないだろう。育てたら面白い事になりそうという理由でフォルスを居候させている。
ショートストロー構成員と取引があったことが明らかになったが一方的に破棄された為、彼らの排除に向けて動き始めた。その一環でベクターを賞金首に指定。彼の行方を追っている。
そしてある人物にコンタクトをとり始めたようだ。
【経歴】
燈はこの街の古株に数えられる一人だ。大戦争を生き延び、今や経済の一助を荷うほどの市場のトップという地位を持つが、元々はスラム育ちであった。
大戦争によって治安が最低水準に落ち込んだとき、彼は家族総出で悪事を働き始めるようになる。スリのような盗みは日常茶飯事的に行われ、必要とあれば大胆に強盗を働くこともあった。その過程で命を奪うこともあったが、彼の一族は炎の扱いに非常に長けていたために証拠が残る心配をする必要はなかったのである。
一時期街の至るところで火事が多発したが、何れもガス漏れ等の事故として処理された。
ある日燈は何もない空間から希少な品物が転送されてくるのを目にし、このままでは戻れなくなると感じた燈は、路上で露天を開くことを画策する。売り上げは上々で好調に思えたが、彼の性別や年齢を見るや舐めた態度を取る者も当時は多く、無礼な相手にも下手に出なければならない生活に苦労した。
それでも燈はお金を貯めて小さな店を家族で開くことにようやく成功する。
家族で悪事から足を洗うと誓いを立てた矢先に、彼らは今までの行いの報いを受けることとなる。
燈が品物を仕入れて家に帰ったとき、目にしたのは血の海と化した我が家であり、売上金は全て奪われ、荒らされ尽くした愛すべき店であった。既に誰にも息は無く、あまりに突然訪れた惨劇に燈はただ呆然と立ち尽くすことしか出来ないまま何日も過ごした。
そんな燈を変えるきっかけとなるのは、黒い服を来た集団が燈の元を訪れたことである。
呆気に取られる燈にその男は無言で写真を見せる。何れもが殺害された者達の写真だ。
「君らをこんな目に会わせた者達の末路だ。法も秩序もないこの街にはこのやり方しかない。我々に付けば、君はもっとやれる。」
燈はマフィアの元で"研修"を積んで彼らのやり方を学び、常に他者の一歩先に居るためのスキルを身に付けた。
難儀な相手にも臆せず交渉し、納得が行かない答えが返ってこれば優しい言葉に"添え物"をして聞き直す。抜け道を使って裏を掻こうとする相手が如何なる手段を講じても、最後には、或いは途中で燈が居る。出だしの立場が平等であるなら、燈にはそれだけで十分であった。
あらゆる手段で逃げ道を塞ぎ、選択肢を絞らせ、燈が望むように事を運ばせ、犯罪を働き始めた者へ容赦も慈悲も無くなった頃には、燈の年齢や性別だけで舐めて掛かるものはどこにも居なかった。それでも性別や年齢を気にするような相手には【何故だ?必要か?】と返すようになったのもこの頃である。
手荒な手段はあまり取りたがらなかったが、必要なら徹底的にやり通した。
一人でも任せられると見た男は燈に鍵と鞄を託す。中身は不思議な力が込められた本と、大きな鍵とその鍵を使うための場所が記された地図だ。その鍵を開けた先には、広大な市場が広がっていた。
「君なら私の所有物を上手く扱えるだろう。代わりに、この子を見たら気にかけてほしい。早ければ数年以内にこの街に私を探して訪ねてくる筈だ」
そう言い残すと一枚の写真を手渡し、男は姿を眩ませた。
燈自身は汚れた仕事からは足を洗ったが、地下市場を作り上げ、今では裏のトイボックスのボスとして君臨している。悪事を働く場合は、同じ悪事を働く者へ対してのみに限られるようになった。
燈を恐れるものは当然多く存在するが、彼が手荒な手段に出るのは看過できない悪事を働いているものに対してのみであり、トイボックスに紛いながらも秩序をもたらした存在という声も多い。
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