String【attention】
本作品は2021年7月12日 00:24pixiv掲載作品となります。
パラレル作品で上客リディ×仕立て屋バナージの話となります。
バナージの1人語りになります。
特に時代設定はしていませんが、18世紀産業革命頃ぐらいで読んでいただけると良いかもしれません。
相変わらず設定メチャクチャです。
本当になんでも許せる方向けとなりです。
それでも大丈夫な方はどうぞ。
俺が生まれて初めて仕立てたスーツは、あの人のスーツだった。
俺とあの人が出会ったのは幼い頃。俺がまだ父さんの元で修行してたあの日、その人は父親と共に現れた。
カランカランとドアベルが鳴ると共に、ゴツゴツと近づく足音。父さんと俺はその音を聞いてエントランスの方を振り向いた。そこには一人の男と男の子が居た。
「これはこれは、ローナンさん」
「ご無沙汰してます。カーディアスさん」
俺の家は代々続く老舗の仕立屋。父さんは名の知れた凄腕の仕立屋で、何度も王族から賞を戴いた事もあった。だからなのか、富裕層の常連客が多かった。その中でも、ローナン・マーセナスさんは日頃からよく店に来てくださってて、父さんもかなり贔屓していた。マーセナス家は貴族の中でも取分け地位の高い有力者だったそうだ。
ローナンさんが俺の顔を見ると、不思議そうな顔をして父さんに尋ねる。
「おや? その子は…?」
俺は途端に恥ずかしくなって、父さんにしがみついた。父さんはそんな俺の頭を撫でて、嬉々としてローナンさんに向かって答えた。
「私の息子です。名をバナージと言います。まだ、テイラーとしては駆け出しですが、将来、この子がこの店の後を継ぎます」
「ほう…それはそれは…」
顎に手を当て感心しながら、ローナンさんが俺に優しげな眼差しを向けてくる。父さんも俺に微笑みかけながら、尚もあやす様に俺の頭を撫でた。
「それで、本日はどういったご用件で?」
「ああ、この子のスーツを仕立ててもらいたくてね」
そう言ってローナンさんの傍らから現れたのは、俺より年上の金髪碧眼の少年。
「私の息子です。リディ、挨拶を」
父親に背中を優しく押され、その人が俺達の前にやって来る。
「初めまして、リディ・マーセナスと申します。以後、お見知りおきを」
その年にしてはしっかりしていた彼の挨拶に父さんは感心して、ローナンさんに話しかける。
「ほう…御子息という事は、彼がマーセナス家の次期当主ですな?」
「次期当主としてはまだまだですがね」
それから暫く親同士が話し込んでいると、その眼に俺の姿を捉えたんだろうか、彼が俺の元に真っ直ぐ歩み寄ってきた。
「宜しく、バナージ」
微笑みながら差し伸べられた手。俺はその手を取って良いものか戸惑い、父さんの方を見た。向けた視線に気付いて、父さんは優しく微笑んでこくりと頷いた。俺は恐る恐るその手を握った。
「宜しく、お願いします」
たどたどしく挨拶した。すると、握られた手に力が込められたような気がした。そして、その人がふわりと笑った。まるで、お日様みたい。眩しくも温かいその微笑みに、俺は安心して、その人に微笑み返した。
俺と彼が和やかな雰囲気になったのを見て、ローナンさんが優しい眼差しで父に話す。
「バナージ君はもうスーツを仕立てられるのかね?」
父さんが笑って返した。
「まだ一人では一着も仕立てた事はありませんが、この子なら出来ますよ」
父さんの言う通り、当時俺はまだ一着も一人でスーツを仕立てた事が無かった。父さんの手伝いをしながら一通り基礎的な部分を教わり終えたばかりで、いよいよ一人でスーツを仕立ててみようとしていた所だった。
すると、父さんの返答を聞いて、ローナンさんが一つの提案を持ちかけた。
「それなら、どうだろうか? バナージ君に息子のスーツを仕立てて貰うのは?」
父さんは驚いた顔をしてローナンさんを見た。
「宜しいのですかな?」
父さんが尋ねると、ローナンさんが、まるでこの先の未来を見据えているかの様な目をして柔らかく微笑んだ。
「何、跡取り同士なんだ。どちらにしろ、いつかはそうなる運命なのだから」
「俺からも、お願いします」
突然彼が父さんの方を向いて、話に割って入ってきた。
「彼に是非、俺のスーツを仕立ててもらいたいです」
真っ直ぐ父さんを見る碧い目。優しくもどこか強さを持つ真っ直ぐな瞳。父さんは何かを感じて納得した様に頷き、頭を垂れた。
「畏まりました」
父さんが彼に微笑みかけると、俺の方に目を向ける。
「バナージ、これからお前は、彼専属のテイラーになりなさい」
俺が生まれて初めて仕立てたスーツは、リディさんのスーツだった。
それから、十六歳になって一人前のテイラーになった頃、父さんが他界した。元々父子家庭で、父さんが亡くなった事で一人になってしまった俺は、後ろ盾を失くして店の経営が出来なくなってしまった。もう店を畳むしかないと覚悟していた。だけど、結果的に畳まずに済んだ。マーセナス家…彼が後ろ盾してくれて支援してくれたんだ。
「小さい時から仕立ててもらってるのに、店無くなっちまったらどこでスーツ仕立ててもらえば良いんだ? 俺が困る」
彼がそう笑って助けてくれたんだ。あの時、あの人の存在が俺にとってどれ程心強かったか。
「おい、バナージ! 聞いてるのかよ?」
いつの間にか友人のタクヤが遊びに来ていたのを忘れて物思いに耽ってた。慌てて俺は言葉を返した。
「あ、ご、ごめん」
タクヤは呆れたと言った面持ちで俺を見ていた。
「たく、どうせまたヤングマーセナスの事考えてただろ?」
俺は驚いた顔でタクヤを見た。
「え? なんで分かったの?」
「顔にそう書いてあった」
タクヤのその言葉に俺は慌てて頬に触れた。そうやって慌てふためく俺を見て、タクヤが溜息を零す。
「ほんと、暇さえあったらヤングマーセナスの事考えてるよな、お前」
「そんな事ないよ。確かにあの人は恩人だけど…」
そしたら、タクヤが揶揄う様にとんでもない事を言ってきた。
「お前、ヤングマーセナスに恋でもしてるんじゃねえの?」
タクヤの言葉に耳を疑う。冗談とは言え、本当何言ってるんだ。俺は慌ててそれを否定した。
「そんな訳ないだろ! 第一、俺もリディさんも男だよ⁉ そんなの、有り得ないよ」
そう、俺もあの人も同性なんだ。彼は俺にとって恩人であると共に大切な上客なんだ。同時に、彼にとっても俺は長年行きつけてる仕立て屋でしかない。そんな物、芽生える筈が無い。
「だよなあ、流石に。まぁ、そうだったとしても、叶わぬ恋だもんな」
そうだ、そんなの叶う筈がないんだ。そんなの、誰が見てたって、誰が考えたって、当たり前の事だろう。恋をするのは男と女なんだ。
だけど、そのタクヤの言葉が何故だか俺の心に引っかかった。
夕方、そろそろ店仕舞いしようと椅子から立ち上がると、カランカランとドアのベルが鳴った。と、共に、ゴツゴツと足音が近づく。その特徴的な足音で誰が来たのか直ぐに分かってしまう。
「バナージ、居るか?」
「リディさん! いらっしゃいませ!」
思った通り、彼だった。ネクタイにベスト、スラックスの姿でエントランスに立っていた。彼が今着ている服も、全て俺が仕立てた物だ。
「これ、そこのマーケットで買ったんだ」
そう言って、持っていた茶色い小袋を渡された。小袋の口を開けると、香ばしい甘い香りがふわりと広がる。中身を確認すると、中にはカヌレが入っていた。
「ありがとうございます。お茶、入れますね」
俺はエントランスの扉にかけていた「open」と書かれたプレートをひっくり返し、カーテンを閉め、彼を店の奥に招き入れた。
この流れは何時もの事だ。彼が店に来る時はいつも夕方の閉店間際。何時も手土産を持って店に現れる。その手土産をお茶菓子にして暫く談笑する。一通り談笑を楽しんでお茶のおかわりが入った所で、彼のオーダーを聞く。この時間、このひと時がとてつもなく好きなんだ。
今日も何時ものように彼と他愛のない話をした。上院議員として働く彼にとって、俺と話をするのはどうも気分転換になるらしい。
「ところで、今日はどういったご用件だったんですか?」
何時もの様に彼のカップに二杯目の紅茶を注ぎながらそう尋ねる。手渡したカップに彼が口を付け一口含む。そして、カップをソーサーに置き、ウィンクしてみせた。
「一着、スーツを仕立ててほしいんだ。それも、とびきりのやつ」
「とびきりのやつ」という言葉を聞いて思わず首を傾げる。近々、社交パーティーでもあるのかな。
「何か重要なパーティーか何かあるんですか?」
「否、パーティーとかじゃないんだ」
すると、彼が恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべる。
「実はさ、結婚を考えてる相手が居てさ。今度、その人にプロポーズしようと思ってるんだ。それで、一着お前に仕立ててもらいたいんだ」
「え?」
その言葉を聞いた瞬間、何故だか頭が真っ白になった。
「結婚、するんですか?」
何も考えられない頭で漠然と聞く。彼は頬をポリポリ掻いて、困ったように笑って答えた。
「あー…いや、まだ決まった訳じゃないよ。片想い中なんだ」
なんでこんなにもショックを受けてるんだろう。当たり前の事なのに。彼に想い人が居る。良い事じゃないか。
長年彼と付き合いのある俺が彼に出来る事と言ったら、彼に似合う服を仕立てて応援する事ぐらいだ。彼の恋を応援しようと、僅かに震える唇で微笑みながら声をかけた。
「プロポーズ、成功するといいですね」
でも、何故だか胸がズキズキと痛んだ。
その夜、俺は暗い工房でミシンを動かしていた。ペダルを踏むとミシン針の先が規則的な音を立てて黒い布地を突き刺し、穴を開け、上糸と下糸を通していく。
彼は上流階級の貴族だから、結婚の話が出てきても不思議じゃない。彼にだって想いを寄せている人が居る。当たり前の事じゃないか。
『プロポーズしようと思っているんだ』
それでも、その言葉を彼の口から聞いた時、何故だかどうしようもなく悲しくて堪らなかった。彼の恋路を応援しようと思ったのに、何故か胸が苦しくて苦しくて、身体が引き裂かれてしまいそうだった。
ミシンは尚も規則的な音を立てながら布を縫い付けていく。縫えば縫うほど、あの時彼が発した言葉が糸の通っていないミシン針の様にグサグサと突き刺さり、俺の心に穴を開けていく。
あの人の想い人って一体どんな人なんだろう。同じ上流階級の人なんだろうか。きっと綺麗な人なんだろう。今まであの人が店に来る時はいつも一人だったから、きっと俺が知らない異性の人なんだろう。
その時、布を押さえていた手の甲に温かい雫が落ちた。
「あれ、なんで…?」
俺は慌てて踏んでいたペダルから足を離し、ミシンを止めた。ミシンを止めても、雫はポタポタと手の甲を濡らす。同時に視界が徐々に歪んでいく。そこで漸く俺は自分が泣いているんだと気付いた。
「どうして、涙が…?」
理由の分からない涙を必死に止めようとしたけど、意に反して涙はぽたりぽたりと落ちていく。
『お前、ヤングマーセナスに恋でもしてるんじゃねえの?』
その時不意に、昼に遊びに来ていたタクヤの言葉が頭を駆け巡る。そこで漸く涙の理由を知った。
「あ、もしかして、俺…」
――リディさんに、恋、してるんだ。
それを自覚してしまった瞬間、大粒の涙が止めどなく溢れた。この恋は叶わない。初恋だからじゃない。彼はクライアントであり、俺を行きつけの仕立て屋としか思っていないに違いない。何より同性だ。想いを告げた所で気持ち悪がられ、軽蔑されるだろう。
「う…くっ…」
俺は泣きながら、あの人の為にスーツを縫った。
二週間後、一着のスーツが完成した。毎夜泣きながら作ったそのスーツは、黒のタキシード。上着とパンツには暗い青みがかったシャドーストライプの入ったタキシードクロスを使った。拝絹にはショールカラーを採用した。ジャケットの下はカマーバンドにして、タイは正統派なタキシードに相応しく伝統的な蝶ネクタイにした。
何時ものように閉店間際にやってきた彼は、マネキンに着せた出来立てのスーツをぐるりと見回った。
「中々良いじゃないか」
上々の出来栄えに彼が嬉しそうに微笑む。当然だ。だってこのスーツが貴方に仕立てる最後のスーツになるんだから。
「試着しても構わないか?」
嬉しそうに聞いてくる彼に、俺は静かに答えた。
「…はい」
そう頷くと、彼が試着室に向かう。俺はマネキンから上着以外全ての服を取り、彼に手渡した。彼はそれを受け取ると、試着室の扉を閉めた。
暫くして、彼が上着以外を着終えた姿で試着室から出てくる。そして、そのまま姿見の前に立った。俺は上着を持って広げ、台座に上がり彼の後ろに立った。それを確認して、彼が上着に袖を通した。
「流石バナージだな。俺の事分かってる。ぴったりだ」
姿見に映る姿を見て彼が至極嬉しそうに笑う。きっと傍らに想い人を思い浮かべているに違いない。そんな彼に、俺はもう限界だった。
「やっぱり、嫌です」
「バナージ?」
彼が俺の方を振り向く。そして、ぎょっとした顔を俺に見せた。当然だ。俺の目からは涙が溢れていたから。
「な、バナージ⁉ 一体どうした――」
「――嫌だ…リディさんが結婚するなんて」
「⁉」
もう自分の感情を押さえ込む事なんて出来なかった。
「初めて貴方がこの店に来た時、父に貴方専属のテイラーになれって確かに言われました。でも、それは父に言われたからじゃない。俺自身の意思です」
俺は思わずリディさんの広い背中に縋った。
「貴方のスーツを作りたくて、一人前のテイラーになったんです」
そのまま震える唇で、とうとう胸の中で燻っていた想いを彼に伝えた。
「俺、リディさんが好き。愛してるんです」
必死に伝えるけど、どうせ叶いっこない。こんな恋。こんな事言っても軽蔑されるに決まってる。そんなの分かってる。それでも、どうしても伝えたかった。彼が意中の人にプロポーズする前に。
彼に目を向けると、碧い目を見開いて戸惑っている様だった。やっぱり思った通りだ。そう思うと、一段と涙が零れてしまう。俺は彼から離れて距離を取る。それに気付いて、彼が身体ごとこっちに振り替える。なんて綺麗な碧い瞳。その瞳が手に入る事なんて二度とないんだ。大好きだったその眼を見ながら、あの日から決めていた事を口にした。
「今日で俺、テイラーを辞めます」
その言葉に彼は大きく目を見開いた。それでも、俺は言葉を止めなかった。だって、もう、決意した事だから。
「この店も今日で閉めます。この町を出ていこうと思います。貴方にはとても感謝してます。でも、もう今後、二度と俺の前に姿を表さないでください」
町を出ていくと言ったって、何処にも行く宛てなんて無い。けど、今は一刻も早く彼から離れたかった。知らない異性の横で幸せそうに笑う彼なんて見たくないから。
「誰かの物になってしまった貴方のスーツなんて、俺、仕立てたくない」
そう吐き捨て、俺は店の奥へ逃げようとした。そしたら次の瞬間、強い力で身体が後ろに引っ張られる。
「待てよ、バナージ!」
振り向くと、彼が焦った表情を浮かべて俺の腕を掴んでいた。
「離してください」
「離したくないって言ったら?」
「良いから離して!」
俺は必死にその手を振り解こうとした。けど、彼は離してくれなかった。むしろ、掴んだその手を自分の方に引っ張って、腕の中に俺を閉じ込めてしまった。止めて。その腕で今から俺の知らない人を包むっていうのに。こんなの、とても耐えられない。
「止めて! 離して! 貴方からの慰めなんて必要ない!」
何とかして逃れようと彼の胸を押して藻掻き、泣き喚いた。それでも、彼は離してくれなかった。
「離してたまるか! 今からプロポーズする相手をみすみす逃したりするかよ!」
「え?」
その時、突然視界一杯に広がった碧。ふわふわと額に当たるブロンドの前髪。なんで、こんなに顔が近いの。どうして、貴方の頬がそんなに紅く染まってるの。それとさっきの言葉の真意を問い質したかったのに、それすらも出来なかった。唇を温かい物が塞いでいたから。
やがて唇の温かい物が離れいくと同時に顔にかかる彼の吐息。同時に彼の顔も離れていく。
「これでもまだ、分からないか?」
眉間に皺を寄せながら彼が俺の顔を覗き込んでくる。今ので分からない筈がない。俺は今、彼にキスされたんだ。言葉を返そうとしたけど驚愕のあまり声が出なかったから、ゆっくりと一つ頷いて返した。
「たく、俺から告白しようと思ってたのに、なんでお前が先に言っちまうかな…」
彼が頭を押えながらがっくしと肩を落とす。それでも、今起きている出来事が信じられなかった。
「り、でぃ…さん?」
やっとの思いで声を絞り出して、彼の名を呼んだ。そしたら、困った顔をして彼が笑ったんだ。
「今日の為に色々言葉考えてたのに、台無しになっちまったな」
そう言って、俺の濡れた頬に手を添え、指先が目尻の涙を拭う。頬に伝う彼の温もりが現実だと知らしめてくれる。
「本当は言うべきか凄く悩んだし、告げるにしてもお前が十八歳になる迄は待つつもりだった。けどさ、俺以外の客と嬉しそうに話してるお前見てると、どうにも耐えられなくて…その内お前が俺の知らない誰かのとこに…誰かに取られちまうんじゃないかって…」
眉間に深い皺を刻み、悲痛な表情を浮かべる彼。そんな相手、一人だって俺に居る筈なんてないのに。彼が俺と同じような焦燥を抱いていた事が密かに嬉しい。
「俺の人生が色づいたのは、お前が仕立ててくれた服あってこそなんだよ。俺のテイラーはお前しかいない。今更、他の奴が仕立てた服なんて着れる筈がない」
優しくも強さの有る真直ぐな碧眼に見つめられて一気に頬が熱くなる。
「お前がテイラーを辞めちまったら、誰が俺の服を仕立ててくれるんだ? こんなにも今まで長い時間お前と一緒だったのに、今更離れられる訳ないだろ」
抱き締められている腕に一層力が込められるのを身体に感じる。小さい時、彼と握手した時の、力の籠った彼の手が思い出される。彼のその気持ちに偽りなんて無いんだ。
「リディさん…リディさん…好きです!」
俺はその腕に応える様に、彼の背中に腕を回して抱き締め返した。
「バナージ、愛してる」
日もすっかり落ちた閉店後の店内。俺が仕立てた黒いタキシードに身を包んだ彼、リディさんが想い人である相手に愛の言葉を告げる。
「これからのお前の人生、全部俺にくれないか?」
彼の想い人だった俺は嬉し涙を零しながら笑って頷き、彼と誓いのキスを交わした。
―― I do. ――
【謝罪会見】
リディバナ久しぶりの投稿になります。
ってギャアアアなんじゃこりゃあああああああ゜・:*†┏┛ 墓 ┗┓†*:・゚
パラレルにも程があるじゃろコンチクショー(卒倒)
相変わらずよく分からないものしか生成してません!!!!
酷いったらありゃしねぇ!!!
本当に申し訳ございませんでした゚・:*†┏┛ 墓 ┗┓†*:・゚
今回の話は或るフォロワッサンからお題を頂戴しましてできた話になります。
なんかリディバナじゃなくても良くない?とか言われそうな内容…
うるせぇワシがリディバナで見たかったんじゃ文句あっか?!?!?!!!?(めっちゃある)
今回も相変わらず駄文になってしまい本当にスミマセン!!!
語彙力が相変わらず虹の彼方に行ったっきり帰ってきません!!!
ここまで読んで頂き誠にありがとうございました!!!