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    FM――いつものヤツら――(加筆、推敲公開)プレストン(彼の少年時代と入社までの経歴をざっくりと。カーストの上位クラスでもわりと目立っていた。リーダー気質)

     クリスパーでは動物の遺伝子組み換えが行われている。遺伝子編集の分野。(プレストンの頭と目を通して同僚たちや仕事現場の雰囲気をざっくりと)

     監視、警護担当のチャールズ・バニスターは自分のデスクに覆い被さるようにしていた。首を傾げて、小刻みに上下とときたま横に振りながら、いつものようにパソコンと向き合っている。相変わらず暇をもて余している様子だった。挨拶を掛けられても、ちらりとプレストンを見るだけ見て無視して作曲に没した。
    「チャーリーさん」

    「よう、」次に彼が声を掛けた相手。もうひとりの御曹子が廊下を歩いてきた。金髪ではない黄色い髪の毛をした、白衣を着たスーパーモデルといった感じの男は、プレストンに気づかないふりをして__と通りすぎ__で保管室に入っていった。またしても無視された。
    「食えねえな__」
     プレストンにぶつかる勢いで急接近したシーラは笑みを浮かべていた。笑顔で謝罪してシーラは保管部屋に入っていった。




    車輪目をしたカーソンは、文字通り、車輪のようにぐるぐると黒い目を動かして周囲に十分過ぎるほど警戒しながら部屋を走った。
    無機質な機械がずらりと並ぶ。
     機械のAIに誤認させるための必要な行為。ウィルスを噛ませた。素早く部屋を後にした。





    「カーソンに頼まれて」ジョリー・バニスターが肩をすくめた。どことなくバーン・ゴーマンそっくりのカーソンに甘く、彼の頼みを断れない。(カーソンの研究分野に触れる)
     痺れるような太い眉毛を吊り上げ、蜂蜜色の眼を冷たく細めた。誘惑的な肉厚の唇は隙間を作った。
    「まさか、まさか……ここの食堂よ」
    (シーラから食事の誘い、といっても研究所内の__だが)


     シーラが戻る。

    (シーラは彼に告白計画を立てている)
     アレックスは性格が強い女の子。「あんたのセンスって最高」
    「待てないわ」

    (プレストンの頭と目を通して、バニスター研究機関の様子。遺伝子操作。クリスパーの役割、目的をざっくりと)
    (CRISPR/Casシステムの応用として以下のようなものが提唱されている。

    発酵に利用するなど産業的に重要な細菌に対して人為的に改変したCRISPR座位を導入し、有害なファージに対する免疫を与える。

    CRISPR/Casシステムを用いた細胞および個体レベルでのRNA誘導性 (RNA-guided) のゲノム工学 (genome engineering) [注 1]技術への応用。この分野において in vivo, in vitroそれぞれの系で実証実験がなされている

    内在性の遺伝子に対応するスペーサーを含むCRISPR座位を導入し、その遺伝子発現をノックダウンする

    CRISPRのスペーサー配列を比較することによって菌株の分別を行う)


    (と、プレストンたちは表の研究開発なら、ジョリーが担うは裏の違法な研究開発)
     ジョリーがひとつひとつの水槽の前に歩をとめ、目を細める。透明で肌色の、目玉や鼻などのない胎児の頭というべきか、が二本のコードで繋がれている。脈を打っている頭部は、確かに生きている。
     ジョリー・バニスターは機械群を見上げた。特殊なAIに特化した次世代スーパーコンピューター〈オーブリー〉
     ジョリーは腕時計を見た。カーソンはどうしたのだ。
    「カーソン」(ジョリーからカーソンへ連絡をしようとしたが、繋がらない)ジョリーは眉を潜めた。


    _トランスクライバーの役割は質問を記録してAIの答えをチェックすること。人間が人工知能の補佐を。



    ギブスの中にチップ


    カーソンは箱を両腕に抱え、通路を歩いていた。幾度もセキュリティを通過した。
    ――どうしてこうなったんだろう?
     家族が男に拉致されて……連絡が入って…
    目の前のセキュリティを通過しようとしていた。




    ――研究所外部

    警備システムは外部と繋がってない。
    誰もが緊張の面持ちだったが、仲間たちの目を見れば交戦を期待していることがわかる。

     ミルク色のヴァンツァーに搭乗している男は同じくミルク色をしたソフトドレッドエクステンションを肩際に垂れ流して頭を動かすたびにさらさらと動いてかなりうるさい。
     男が口を開いた。「調べ屋は配置についた」調べ屋はターゲットの家族の位置を調べあげ、ターゲットが万一にも任務をしくじったりなんかした時には身内を排除する。

     ドローンを飛ばして、バニスター研究所入り口を監視している。
     オレンジのヴァンツァーに搭乗する男が操縦士だ。操縦士が言った。「腕にチップを埋めてるって言ったよな」
     黄色、赤、緑、黄緑色、オレンジ、青、気性が激しい馬のような鬣を立たせている男は隣人に聞いた。「登録されてンのはIDだけじゃあないだろう」

     黒髪の男は答えた。「ええ。位置情報も含まれていると思われます」
     黒いヴァンツァーに搭乗する男は、左頬のエクボにホクロみたいなピアスをつけ、耳にもボタンピアスをし、眉間の鼻筋に2つと、左こめかみの下にピアスをし、極めつけに鼻輪をはめている。これだけでも立派な顔なのにエメラルドの眼に食らいつかんばかりの赤い大蛇のタトゥーを持っている。ベリーショートの黒髪の男が続けた。
    「顔認証、声紋認証まで」
     虹色の男「あのサーチライトは?」(入口と灯台から伸びる敷地内を照らす薄ら赤い光の輪)
     鼻輪の男「ライブラといったところか」
    「あのなかに我々が入った場合、何が起きるか。貴方の知りたいのはこっちかな?」
    「バニスターは__(データマイニング企業、陸軍データベース、情報を提供、シェアしている)すなわち、即座に身元が割れ、侵入者が犯罪者だった場合には、」
     白い男が引き継いだ「そいつは悪夢を見るだろうな」
    鼻輪の男「灯台モニタリングシステム」
    「灯台モニタリングは、バニスター企業でしかお目にかかれないモニタリングセキュリティのことで、彼の企業と所有地には大抵これがありますよ。対象物を塔光によりサーチ追跡する。セキュリティ一種です。あれに捕まれば、二度と街を歩けなくなります」

     ゴールドカラーのヴァンツァーに搭乗する女は無言だった。「…………」プラチナブロンドの幽霊みたいだと人に思わせる。透き通った青白い肌、極めて珍しいスミレ色の目、極端に薄い唇。色が抜けた髪、眉毛に至っては薄すぎてそこにないように見えてしまう。
    ⚠️後にズーイーと融合するけど、バニスター企業のパペット。ホムンクルスのようなもの。非常に弱い体質。


     クリームカラーのヴァンツァーに搭乗する男が独り言のように呟いた。
    「目標のAIが有機体なのは真実だ。DNAタイプのプロセッサー・バンクを使用している」
    「サカタは時代錯誤の研究に熱心だが、この事実に気づいてない、しかし、あっちはもっと厄介なことになりそうだな。」坂田は独善的な研究を続けていればいい。ひょいと追い抜かれた時の坂田の顔を見たい気もするしな。




    一族独自のセキュリティシステムを使ってカーソンの現在位置を確認したジョリーの顔が失望に染まる。何故なら、彼が軌道を大きく概した位置にいる以上、警告が流れるからだ。ないとは、即座に裏切りに気づいたジョリーがオフィサー、セキュリティに連絡を取る暇も厭わず警報を鳴らした。アラームが鳴り響き、すべての扉が閉ざされた。
     地鳴り。
     カーソンの位置情報を逆再生する。
     裏切り者に〈__〉を盗まれたのは確実。

     チャールズ・バニスターの心臓がビクンと跳ねた。やかましく鳴り響く。





    雨林まで__マイル!、オレンジ色のヴァンツァーも・に過ぎない。
     ドアが大きく開いた。入り口からカーソンが駆け足で出てきた。ずっと前に息を切らして、__を両腕に抱えて。後ろには警備員が構えている。両手に握っている銃をカーソンに向けて、そして三発撃った。
    「行け、行け、行け!」
     発砲音が聞こえた。三発。カーソンは驚いて勢いよく振り向いた。どうやら肩を撃たれたらしい。そして突然、体が三メートルの高さまで浮いた。オレンジ色のアームが荷物を掴んでいた。カーソンは荷物から手を離し三メートルの高さから仰向けに落ちた。オレンジ色のヴァンツァーが雨林を遮っていた。
     薄ら赤いサーチライトが真っ直ぐ延びてきた。光のスピードには敵わない。「くそが、あんなこともやるのか!」コクピッドが薄ら赤一色に包まれた。鉄を通すのか。まさか……!




    抑揚のない無機質な声がイアピースから流れる
    「__鑑識チーム、__へ急行せよ。ブレイク・ゴールト。非故意殺、第一級殺人(免罪により釈放)」

    「前科ありだとさ!」プレストンが放った。
     通信機器のイアピースとマイクをつけながら〈灯台モニタリング〉が告げる警告に注意を払った。彼女、アレクサンドラは独断でCPへ増援要請をしたそうだ。アレクサンドラはチームの耳に情報を送り続けた。射撃コンクールの成績まで。
    「コフィンダンサー率いる傭兵部隊が向かっています。グッドラック、__ズ」
    「コレはいいな、コレ。アイアンマンみたいで」
     御曹司のふたりと、プレストン、シーラ、アレックスはボディスーツの上から__スケルトンを着る。鑑識道具一式が入ったショルダーバッグを肩にかけた。

    「では、行ってきます。グッドラック、アレクサンドラ」
     五分後には雨林に着いた。
     __に向けて丈のある草むらに分け入った。敵が射撃の名手であることを意識して、彼らは姿をさらさず、地面に伏せたり木陰にしゃがんだむ間をつくれる場所を探りながら進んだ。
    ショルダーバッグを背中ではずませながら藪を抜け、__の__を潜った。
     地面に目を落とすと、折れた枝、裏返った葉や__のなかに__跡があった。そんなあからさまな証拠を残していることに、誰ひとり頓着していないようだった。ジョリーとチャールズは時間を使い、目立つ足跡を消していった。
     まわりは__と__と__類の世界、右側に見えるの__は__のような__の木で__、猿が点々として、オウムが一羽二羽_ている。



    ****

     __の__の光景が繰り返し瞼の裏に浮かんできた。

    「聞こえる?応答して」
    「こちらはシーラ」

    ジャングル。
     頭上に感じた微かな動きの正体はオオムだった。影が木に映っている。



     プレストンが巨大な影を見た――と思った瞬間、その影は消え失せ、同時に悲鳴がほとばしった。「おい、どうした!」

     あとずさるアレックスに向かってミルク一色のヴァンツァーが歩みより、ジャングル(木)の視界をさえぎる。その刹那、空気を切り裂く鋭い音がおおきく響き――いたり狂う嵐のただなかでさえ、その音ははっきりと聞こえた。
    ――あっと思ったときには、アレックスの頭は右肩ごと切断され、__にバウンドし、__のプレストンのそばに転がっていた。アレックスの体がジャングルの地面にどうと倒れた。
     プレストンの絶叫に、ジョリー・バニスターは勢いよく振り向いた。
     ジョリー・バニスターの両手が震え始めた。呼吸が浅くなる。
     __のプレストンが意味不明の叫び声をあげ、__に向かって駆けだした。ジョリーの体は動かなかった。隣にシーラがいた。
     信じられない、追いかけてくる。

     彼女の瞼が痙攣したように瞬いた。二人とも現実に打ちのめされていた。
     シーラが息を呑む気配を感じた。
     ふたたび、黒い斧が宙を薙ぎ――それをとらえたのは、目というよりも、勘だった――プレストンに当たった。頭が粉砕された。
     血走った目をしたシーラに引っ張られたジョリーは走りだした。慌てるあまり脚がもつれ、__。よろめいて木にぶつかり、手の甲をすりむいた。息を弾ませながら、夢中で__を走った。
     __の__を飛び越えた。
     
     走ったせいでふたりとも息を切らしていた。ふたりは__川にほど近い__まで来たところで走るのをやめ、歩きだした。
     草を踏む音が聞こえ息を呑んだ。チャールズだった。チャールズは若木に寄りかかり、咳払いをして地面に痰を吐いた。
    「 応援が来た。いまのうちに距離を稼ごう」

     応援。エリオット率いるヴァンツァー部隊と歩兵小隊。
     勇敢なエリオットのヴァンツァー同士がぶつかり合う金属音がこだまする。牛乳色のヤツが相手なんだろう。
     歩兵。あるいは駆け、あるいは宙を翔びながら銃を乱射する兵たちは、しかし次々に倒れていく。運のないことに、ひとりの兵士がこちらに向かってきた。敵前逃亡を図った。腹が立った。
    「研究所に進行報告を知らせる命令なのよ」
     そのただなかに、ひとつだけ、ほかよりも小さく、__もきていないシルエットがあった。そのとなりには例のゴールドの巨体がそそり立っている。絶望しか見えない。
     シーラの喉の奥が鳴った。「来ないで」音の__だった。
     身の丈六メートルの金属の怪物が、ゆっくりと振り返った。
     シーラの体の一部がいきなり消失した。肉片が宙に跳ね散らかされた。

    ――そん

     シーラを破壊した弾丸が地面にめり込み、土壌を撒き散らした。ジョリーの身体は赤っぽいなにかと土で汚れた。
     チャールズも?
     独りになって強く孤独を感じながら、周囲を眺めわたす彼の背筋に興奮と恐怖が伝っていった。チャールズもいない。幽霊のような少女の__を踏む音を聞いたとき、__を感じていた。頬は汗と涙で濡れていた。
     色の抜けた少女が__を歩いていた。
     
     ゴールドカラーの機械人形は__で仲間を撃ちはじめた。命令口調のつもりが、まるで子どものような、弱々しい声しかでてこなかった。

    「やめろ…!」
    少女が立ち止まりこちらに体を向けた。

    「グ…、彼女を、助けないと」
    「彼女を…た、助け…グッ…ないと!」

     木陰に隠れていたチャールズが飛び出してジョリーをひっつかんで思いきり引っ張ってみたが彼の体は岩になってしまったように動かない。全身をガタガタと震わせ、大きく開けた口をガタガタさせて、目は恐怖で丸くなっていた。
    「た、助けて」
    ゴールドカラーの機械人形の機体をこちらに向けた。
    恐怖にチャールズの目が飛びだしていた。
    「死んでるッ!!」鮫のような大口を開けて怒鳴った。唾がジョリーの顔にかかる。

    「…………」
     不気味な少女とチャールズの目が合う。ヴァンツァーの枝を踏む音にびくつく。
    「動け!ホラッ、行くんだっッ!」
     チャールズはどちらに逃げるべきか左右に目を向けていた。
     ジョリーが肩越しに振り向いた。5機のヴァンツァーが姿を見せていた。少女は片手をあげ、制しようとした。が__が武器を構え、銃口をこちらに向けた。
    ――やめ

     __弾を使われる。近くの木に当たり、木の破片が飛んでくる。

     ジョリーが躓いて地面にどうと倒れた。チャールズも左膝をしたたかに打つはめになった。それでよかった。次に飛んできて弾はチャールズの背中のたった五センチ上を飛んでいったからだ。
     痛みに顔をしかめながら立ち上がった。


    ****


    「言いたくはありませんが、彼女が報復にでるのは時間の問題ですよ」ゼノン
    「思ったより、早いかも」エリオット
    「チャールズは戦争の準備だな。武器や兵隊を増やしてる」エリオット
    「この抗争を止めなくては」ゼノン

     うんざりした兄弟はクリスパーから退いた。ジョリーがやめると言って聞かなかった。


     箱を盗んだところで、中身が漏れだすことはない。とアルフレッドは言う。会社にはなんのダメージもない。

    私が作ったものさ。
    あれを設計するにあたり、私は既存のOSや言語を使わなかった。コードは独自のものなんだ。連中もそれは知ってる。そのような固有のコードを探し当てるのに、従来のやり方で探そうとしても意味はない。あれが気づき、警戒するから。そこで彼らは彼女に気づかれない方法を考え、見つけださなければならない。

    どんなネットワーク機器にも入っているんだ。なにもする必要はない。コンピューターが立ち上がればプログラムが起動して、全ファイルのウィルスをチェックする。その機能を利用して連中は彼女を検出しようとした。

     
     ジョリーは戦う道を選んだ。
    「真相を突き止めたい」
    「気になって、悔しくてしょうがない」
    「他にやる人がいるの」
     ジョリーは犯人を追い続けるために父の民間軍事会社へ身を寄せた。

    ――ブレイク・ゴールト

     調べ屋となった彼は、単独で捜査を開始した。後からチャールズもついてきた。
    「抗争の様子は」
    「緊迫してる」

     彼はあの一件の後、かなり物騒で荒れた私生活を送っていた。自宅で銃や弾薬の違法製造している。矛盾していることに対して考えていないようだが、彼らが製造したコールドな銃や弾薬は裏社会に売られて、犯罪の現場にポイ捨てされる。


    ****B41p

    「演技が上手ね。あれになんて言われたの?私なんて簡単に操れるって?」
    「貴方が窓口の工作員は何人いるの?」




    Z企業を嗅ぎつけた。


    背中に誰かがぴたりと身を寄せてきた。
    頭に銃を突きつけられる。

    「あんたは度胸がある。しかも頭が切れる。しかし、あんたはこの世界じゃまだ新参者だ。」
    「ひとつ言っておきたいことがある。__の件を追求して、自分のためになるのかよく考えたほうがいい。」

    「なんのこと?意味がわからない」

    「白黒はっきり決着がつくとは期待しないほうがいい。自分の胸に訊いてみることだ。こんなことをして何かいいことがあるのか。__がここにあろうがあっちに行こうが、あんたに関係があるのか。悪が赤ん坊の命を救うこともある。善良な人間が、受け取るべきじゃないものを受け取ることだってある。それが現実だ」
     全身の震えがおさまらない。心臓がやかましく鳴り響く。圧倒的な力の差を感じた。頭脳の。直に相対するとトラウマが甦り、思考が停止してたちまち無力になったからだ。

    「あんたが生きて帰れるように最後の望みを与えてやる」


     今まで私を出し抜いてこられたのは情報網があるから。
    こねか探求心を捨てなければいずれ闇に葬られる。

     調べ屋、殺し屋探しに着手する。数週間が経過したが満足する逸材が見つからない。探すうちに消耗してしまう。
     見つかるのだろうか?そんな折り、滞在先のホテルでイリュージョニストたる殺人鬼がニューヨーク市民を殺してまわってるというニュースを見た。
     ニューヨークでは定期的に連続殺人事件が勃発している。プロの殺し屋の血塗られた歴史というものが、彼らが何ヵ月も何年もまえに犯したことの結果として、ジョリーの関心にのぼってきたりする。
     リンカーン・ライムが関わった事件を漁っては追究した。少しの気分転換のつもりだった。
     結果はみな同じだ。
     みんな自分でやろうとするからいけないのではないか?彼はアレクサンドラ〈灯台モニタリング〉に頼った。
     クリスパーに戻る日が来るとは思わなかった。
     彼女はメキシコの六年前の__記事を提供した。同日に五件のニュース?強い関心を持った。偶然ではないと確信した。
    「ありがとう。アレクサンドラ」
     ジョリー・バニスターは犯人を探す旅に出かけた。


    ****




    やがてジョリー・バニスターは歳月をさかのぼり、男についてできるだけ知りたいという思いに取り憑かれた。

    ヘイルの父母について調べあげることだった。
    ジョリーは課題にのめり込み、子どもを棄てるまで、親子の時間をともに長く過ごした父母の略歴を書きあげた。

    家には何十年分もの家族の遺物が残されている可能性があった。彼の子どもの時分の写真や、彼が遊んだ玩具が見つかるだろうか。

    チャールズ・ヘイルの家は一年半近くも空き家になっていたにも関わらず、権利を譲渡された所有者が折にふれて手を入れ、草刈りをさせていた。この所有者は、ヘイルとはもう何年も連絡をとっていないという話だったが、十年分を超える家賃を前払いで受け取っているという。

    最近、人が住んでいた形跡はある。賞味期限がずいぶん先の食料と飲料がある。セットされた目覚まし時計。時計の数々。午前五時に。それほど着古してない服。

     期待できる。








    【現在】


     ジョリー・バニスターは__を見つめていた。


     デイヴ・スターリングは目をしばたたかせた。
    (連中は捕まってない。Z企業と水面下でなにを計画しているのかわからない。)

    「ハット・アンド・ケープ?」聞き覚えがないかグリーグに聞いてみるとしよう。

    と言うデイヴの視線の先に猫がいた。__を齧り、爪を立てた手でつついていた。ジョリーがシッと叱責しても、__をじっと見つめたまま、ニャアと鳴いただけだった。その様子を見ていたジョリーが唐突に甘えた。__も消えていた。我ここにあらずのぼうっとした声でいった。「なにか作ってくれない?」
    デイヴはちょっとのあいだキッチンをうろうろ歩きまわった。 ――ヒントもなく__が必要であったため―― そのあと手早く炒め物をつくった。非のうちどころのない炒め物――カラフル――がテーブルに置かれた。ジョリーはまだすこしぼうっとした表情ではあったが料理をつついた。
    「気に入らなかったか?」
    「ほかに悩みでも?」

    「……協力してほしいの」
    「ちょっと待ってくれ」協力してほしいの。




    「ブレゲか、あんたはブライドリングを持ってるよな」
     丁寧に扱ってくれ
     見るたびに感心せずにはいられなかった。文字盤は白、インデックスはローマ数字。月齢を示すインダイヤルと、永久カレンダーがついている。パラシュートも内蔵しているのだと彼は言っていた。
     ジョリーが優しい手つきで竜頭をかりかりと回した。「彼は言った。""私はブレゲこそ史上最高の時計師だと思ってる""と」正確には類似品だ。贈り物だと聞いて納得したようだった。
     
     デイヴが帰った後で、__の扉から男が出てきた。ジョリーの後ろにぴったり寄り添うように近づく、ジョリーは両腕を彼の頚にまわした。ふたりは口づけを交わす。
    「とても痛かった」おしりが痛む。
    「見てみよう」










    「自宅から富豪っぷりがうかがえるよ」
    「大富豪だ」
    「中尉」痩せぎすの男が立っていた。


     デイヴは
    「なぜ、ここにいる?」目をゲッタに向けた。

    「付き合ってるのか?」またしてもジョリーに


    「そうじゃない、そうじゃない」こいつ、男と付きあってるのか。
    「相ま見えるときだ」相手は眉間に皺を寄せて、鋼を想わせる灰色の目を細めた。
    「取材だよ」
     
    「取材?」デイヴは譲らなかった。不器用な話し方は相変わらずだ。

     ゲッタは昨日のジョリーの話題とバーでの話しをした。

     無価値に乗ってるときは、人の命をゲームの駒かなにかだと思ってるゲーム小僧が、お友達は法律だと?
     この正義感の強い小僧が首を突っ込んでくるとはな。放っておけば、コイツは仲間を巻き込んで、取り返しのつかない展開になるかもな。
    「俺から話そう」

     ペントハウスを見やった。



    ⚠️⚠️⚠️ゲッタを動かすこと!!私がすっきりするまで!




















      ****106p

    私はジェフ。



    __、__は、ここ数年、連邦政府職員や施設、国連施設などをターゲットにテロ行為を繰り返している極右過激派の一員だった。暫く前から地下に潜っていたようだが、政府が世界情勢に見境なく干渉しはじめたことに憤激し、シャーロットと彼女が率いる匿名組織のメンバーは、そろそろがつんたらと言ってやるべきだと考えたらしい。

    米国での白人人口比率の低下、そして昨年からの金融危機、黒人大統領の誕生を契機に、
    伝統的な差別主義の団体。



    右派過激主義団体が。1995年に起きたオクラホマシティー連邦ビル爆破事件では168人の命を奪った。

    1980年代半ば、連邦政府が農業政策の一環でオクラホマの農家に農地の拡張を勧めたのがきっかけだった。この時、連邦政府の甘い言葉に従い、連邦政府の提供するローンで多くの農民が土地を購入した。
    しかし、その後、農産物の相場が暴落、作柄も不作で、農民たちのローンの払いは滞ってしまった。これに対し連邦政府は農民の土地を取り上げるというひどい仕打ちに出た。
    このニュースで、中西部の農民の連邦政府に対する不信は一挙に拡大した。
    こうした反連邦政府感情に、アイデンティティ派の牧師の教える終末思想が結びついたクリスチャン集団が相次いで地方に誕生した。そんな理由もあってミリシアには農民を中心とする地方の組織が多い。
    そして、1993年の「ブランチ・デビディアン事件」で連邦政府に対する地方の白人たちの不信感はさらに増大、ミリシアの勢力は一気の拡大を見せる。

    彼らは徹底的な武装をしている。彼らの武器は何万丁という銃はもちろん、AK-47といったマシンガン、大量のダイナマイト等の爆弾。
    ミリシアは老人から子供に至るまで全員が銃で武装しており、その彼らは独自の軍事訓練を行ない、武装的には準軍隊並みのところもある。

    アメリカの連邦政府への不満、経済格差、非白人の拡大を契機にアメリカの武装団体が不気味に拡大している。
    経済破綻の際彼らが各地で割拠することは必至。



     そう、ニューヨークは物騒だった。




    一戸建て捜索。


     男はガリガリに痩せていた。並外れて淡い青い目をしている。丸みを帯びた顔、二重顎、太い鼻。身長は百八十センチを超えている。体格は痩せ型で、黒い髪は中くらいの長さ、ジャケットの下は灰色のスウェットシャツだった。彼の変装は見事なものだった。



     丸顔に痩せた体をした五十代くらいの男が立っていた。男はどことなく穏やかな気配を漂わせている。

    大男のほうが身長で五センチ、体重で二十キロは勝っている。長いソーセージみたいな指、

    男は何も言わずにただにやりとすると、歩こうと身振りで誘った。「住まいはこの近くか」一瞬ためらったあと、男は答えた。「ニュージャージーだ」
    「勤務先がニューヨークということか」
    歩きながら、乾ききった静かな声で話している。

    ジェラルド・ダンカンだと自己紹介し、暖かいところでゆっくり話をしようと言った。ふたりは三ブロック先のダイナーへ向かった。
    ジョリーは先回りした。
    ――くすり。ジェラルドだって?「槍巧者」の意味を持つジェラルドの愛称「ジェリー」は「鉄の槍」の意味を持つ。ひとつの名前にふたつの針。すなわち時計。

    天気、市の予算配分、真夜中のマンハッタン中心部。しばらくそんな世間話をしていた。


    街の事情や交通事情を知り尽くしたガイド役として、見張り役として、時には逃走車の運転手として。交換条件と引き換えに彼の仕事を手伝うことだろう。

    やがて男が言った。「どうかな、ヴィンセント、仕事をしないか。法を守ることに執着しすぎないような相棒をさがしてる。うまくいけば、きみの……趣味を実践する機会もある」そう言ってさっきの路地のほうに顎をしゃくった。
    「70年代のホームコメディを集める趣味のことか?」男がそう切り返した。
    男がまたにやりとした。
    「で、俺に頼みたい仕事ってのは?」
    「ニューヨークにはほんの何度かしか来たことがない。だから、通りや地下鉄、抜け道や近道、地域の事情に詳しい人物を探してる……警察の捜査にも多少知識があればなおいい。詳しいことはまたあとで」
    「あんた、職業は?」
    「ビジネスマンということにしておこう」
     ふたりはそれから三十分ほど話した。情報の一部を分かち合い、一部は隠しながら。男は、彼の趣味はアンティークの時計を収集することだと言った。自分で修理もするらしい。部品を揃えるところから制作したこともなんどかあるという。
    「僕はあのダイナーにいた人物を偵察してた。カウンターの端に座ってた客だ。覚えてるか?黒っぽいスーツの男」
    「この一月、ずっと尾行してる。殺すつもりだ」(ダンカンはジェフのほうにちらっと目配せした)
    「冗談きついぜ」
    「僕は冗談は言わない」
     ウォルターを殺すと表明した。


    ふむ、陽動作戦。


    ウォッチメイカーはジョリーを惹き付けるものをたくさん持っていた。用心深く、かつ利口。
    __の罪で実刑を受けた服役中の人間。車は郡に没収され、競売にかける予定の車輌を保管してある駐車場から、この車を盗み出したのだろう。陸軍局のデータベースに没収の事実が記載されるまでには何週間もかかるうえ、実際に競売にかけられるまでには更に数ヶ月かかる。



     マンハッタン島のハドソン川に近い寂れた地区に建つこの古びたカトリック教会は、彼らの殺しの前線基地だ。彼はニューヨークの住人ではない。十四カ月前から売りに出されたままだ。

     教会には消防法で最低限定められた数の出入口しかなかった。更にほとんどの窓が鉄格子で守られている。教会の石造りの壁が__の作戦をいっそう困難なものにする。厚さ六十センチの石の壁は、捜査及び監視班の熱感知装置や音感知装置による事前探知をほぼ完全に阻んでいる。
    なるほど。
     正面の扉の鍵にライターの火をあて、蝋を溶かした。
     教会は陰気で隙間風が寒くて、安物のクレンザーの匂いが染みついていた。
     以前にはオフィスだった部屋には、ベッドとテーブル、ホットプレート、電子レンジ、冷蔵庫がある。教会にはまだ電気が通っていたし、温度は低く設定されてはいるものの、パイプ類が破裂しやいよう、暖房も入っている。
     部屋は散らかり放題だった。十数種のジャンクフードや清涼飲料、避妊具、ダクトテープ、布切れ。

     廊下を挟んだ向かいの部屋に入った。
     男は、建物の住居部分の二階の司祭の寝室に使われていた部屋で寝泊まりしている。
     すべてが完璧に整えられていた。デスクの上に置いてある品物は見事に左右対称に並んでいる。ベッドは皺ひとつなくぴしりと整えられている。粘着ローラー、時計雑誌、時計制作用の工具、その他の工具に古びた箒、ダクトテープ。
     クローゼットの扉を開けた。
     綺麗にアイロンがかけられた衣類はきっかり五センチの間隔をおいてクローゼットに納められていた。ラベルはどれも切り取られていた。
    神経質…
     安堵を覚えた。彼こそ追い求めていた理想の男だろうか。

    「勤勉で薬物も酒もやらず、スピード違反すらない」
    「友達も家族もなし?」


     正面の扉の鍵にうっすらと蝋を塗った。



     1940年代の映画から抜けだしてきたような、古典的なエスプレッソとペストリーの老舗だ。昔ながらのビストロはさして繁盛していない。カメラのない町外れのビストロ。ジェラルドは敢えてこの店を選んだ。
     店に客がはいると、ドアに取りつけられた鈴が明るい音を鳴らした。珈琲とシナモン、ナツメグ、イーストの豊かな香りが客の鼻腔におしよせてくる。

     ジェフは洒落ものといった風貌だった。長い茶髪の前髪を外側に巻いたヘアケアの神経質そうなティーンエイジャーに扮して__にがたがきているスチールチェスに腰かけている。
     ジェフの手前にはブラックコーヒーのカップがある。
     ふたりの客は__。ジェリービーンみたいな甘いグレーの目をふたりに向ける。
     ふたりはジェフの席に近づいて大柄な男のほうが声をかけてきて隣のスチールチェスについた。
     
     ヴィンセントのほうは__、ジョニーデップが演じるキャラクターを連想した。マッド・ハットとかブッ飛んでるヤツだ。かなりの美男子で男にしちゃあ、ちょっと堪能的すぎる唇をしているかもしれない。
     ふたりは珈琲を注文をし、世間話をはじめた。政治やらなんやらについて講釈をたれるタイプではないようだ。珈琲が運ばれてきた。ヴィンセントはチョコレートを二口で平らげた。アイスコーヒーをがぶりと大きくあおる。ジェラルド・ダンカンは熱いままを飲んだ。ヴィンセントが月をあおいだ。声をかけたのはジェフのほうだった。
    「なあ、今夜は月見日和だね、あんた」
    「月見?あんた、なにいってんだ?」
    「あんたの相棒の頭見てるんだ、夜空にぷかり浮かんだ満月って表現にぴったりじゃないか」
     数分黙っていた男が語りだした。
    「月見……。日本の満月を眺めて楽しむ慣習のことだね。月見、主に旧暦8月15日から、午前零時を介して16日の夜、八月十五夜と、日本では旧暦9月13日から14日の夜、九月十三夜にも行われる。その場合十三夜といわれる。なお、鶏卵の黄身を満月に例えた料理もその形から月見という」
     この男の博識ぶりときたら……
    「単に月を愛でる慣習であれば古くからある」

    「月見を忌む思想も同時にあった」
     声を落として言った。「月は、きみを見ている」

    「願掛けしてごらん」ジェラルドは男の目をのぞきこむようにじっと見つめた。男の眼は『分かっているはず。役に立ってほしいの』と言っていた。

     接触しておいて自分でも驚いたが依頼しなかった。できなかった。口をつぐんだ。頬に熱がこもった。同性愛者だと思われてしまったことだろう。男は黙っている。ジェフの全身を値踏みするような目でじろじろと見た。
     新品の靴、すべて新品
     ヴィンセントのほうは嫌そうな顔を露骨に浮かべた。


     それからもヘイルの後ろを追いかけた。彼は気づいていた。彼に依頼を申し込めないのは何故だろう。

    ヘイルが捕まった。
    リンカーン・ライムのせいだ。彼は腹をたて、ライムに報復を決意した。





    ⚠️過去が長すぎる。一旦現代に戻すこと!
    ⚠️これの前にデイヴと会わせること。ゲッタに触れること!






    【現代】


    『みんな知ってるわよね!もちろん、そうよね!じゃあ、まだ知らない人のために教えてあげる!なんとアルフレッド自慢の娘……ごめんなさい間違えちゃった。息子のジョリーが~~!』
    『今夜捕まっちゃうかもしれないの~~!!』

     ズーイー専属ベビーシッターであるモスマ・オブルビットの部屋では、行方不明の鑑識チームを取り上げる特番が流れた。
     犯人のモンタージュによる手配写真は目撃情報から犯人の特徴を割りだして、似顔絵が作成される。
     ジェフのものは特に全身の似顔絵が印象的だった。__がジョリー・バニスターを連想させたから世間を騒がせた。
     犯人とジョリーの歩き方は比較され90%以上を叩きだし世間を驚かせていた。それにも関わらずジョリー・バニスターは涼しい顔をしている。

    「私のかわいい娘はどう?」ジョリー

    「いい調子です。ルータンはつかむことを覚えました」

    「ほんとうにいい調子」ジョリー「賢くて……」
     ジョリーは自分のお腹にあてた。赤子が隣部屋で泣きはじめた。
    「ストーミが呼んでる」モスマ




    「ズーイーはまだあれを?」ジョリー
    「気がそれないんです」
     ズーイーはもうずっと『マインクラフト』を遊んでいる。百年経過した今でも依然人気のゲームタイトル。あれからバイオームや生物がたくさん追加された。
     彼女が好きだというので彼の部屋には最新の家庭用ゲーム機、女児向けの玩具などが揃っている。いまだにヘイルがリスだと思っているピカチュウ探偵のぬいぐるみだってあることがズーイーのお気に入りだった。両親はこういうのがまるでわからない。
    「完璧主義かもしれません」
     いまジョリーは託児の見学をしている。
    「」






    「」ジョリーはモスマが自分の時間を送ることを大切にしている。


    モスマは双子に赤子を預けに行く。
    「どうした?サックス」
     赤く染まった指先で赤毛に覆われた頭皮に傷ができるほど強く引っ掻いた。自分に襲い掛かる苦しみから抜けだせない時にでる悪い癖だ。
    「車が見当たらない」
     長身のほっそりとした体を警察官の制服で包んだアメリア・サックスは__目を細めて通りの行き交う人々の何人かを見た。
     通りの行き交う人々の何人かの目を引いた。
     彼女は広告業の中心地マディソン街でモデルとして活躍した経歴があるが際立った美貌を鼻に掛ける様子もない彼女の態度は相手に親しみやすい印象をあたえる。ただしいまだけは自傷行動をとる美人として見られているだろう。
     電話口の相手に苦しみが伝わった。
    「レッカー移動された?」
     サックスは自分を責め続ける。
    「それはないと思う。市警の札をちゃんとダッシュボードに置いておいた」(視線が愛車があつた場所に)
     サックスは頭皮を引っ掻くのをやめ腰のベルトに手を当てた。
    「」
    (ここには仕事で来ている。その説明)
     アメリア・サックスの双眸は――爪でいじったのだろう眉の周囲までが赤く染まっている――周囲の様子を注意深く確かめている。

     サックスはベルトに下げたスマホケースに手をかけている親指の甘皮に人差し指のツメをぐっと食い込ませた。 
     サックスの頭からあの悪夢の一件が離れることはなかった。彼女の視線は愛車のあった場所にふたたび戻った。
     数年前に経験した悪夢……。10代の頃から慣れ親しんだ(また父の形見である)カマロSSを当時追っていた犯人に――車が鉄の塊になるように犯人はデータ分析基盤に侵入し__を改竄しサックスの車が解体屋行きになるよう仕込んだ。

    ――どんな車でもよかったの?

     サックスはまた__親指の甘皮を引っ掻いた。


    「__ストリート__よ」
    「」
    「ここの近所をまわってみた。皆に丁寧に聞き込みをしたけど成果はない。誰もレッカー車両どころかコブラが発進したところを見てないって」

    「盗まれたのかもしれない。そう思っているね?」
    ――ええ、思ってる。
    「」

     どこから逃げたか――
     サックスはいつもそうしているように周囲の様子を注意深く確かめた。犯人は徒歩か、車に乗ってきたことを示すものはあるか――
     それはまったくなさそうだった。
     現場は__行き交う人々__汚染されてしまっている。
    (諦める性質ではない)

     コブラはいまどこにあるだろう。
     誰が車に乗っていったのか、
    ――まったく。車がないとなにもできない。


    「そっちは変わりない?」サックスは訊いた。
    (現場はだいぶ汚染されていたがサックスは諦めきれずに)
     犯人が通ったと思われるルートを検証していった。
     しかし、__では証拠らしい証拠は何一つ見つからなかった。
    (ここで、いつもなにかしら見つけるよね?)
     




    リンカーンハウスの2階では(ラジオがある?未確認)
     世界初のクォーツ腕時計〈アストロン35SQ〉(1969年作)が博物館から盗まれたニュースが耳に流れてきた。
     ライムのトム・クルーズ似の印象的な鼻がため息をついた。

    《窃盗グループによる犯行》



     リンカーン・ライムは、介護士のトム
     マンハッタンのセントラルパーク・ウェストに面したライムのタウンハウスの客間だ。ウィリアム・M・ストィードがニューヨークの市政を牛耳っていた十九世紀後半ごろはおそらく、客人や求婚者を招じ入れるための応接室だったであろうその部屋はいま、実用一本槍の鑑識ラボに変貌を遂げ、証拠を分析するための機器や器具、コンピューターやケーブルで埋め尽くされている。床の隅々までケーブルが這っていて、車椅子で動き回ると、まるで凸凹道を走っているようだったが、ライムにはその揺れを肩の上下でしか感じることができない。

     地下鉄の工事現場の検証の最中の事故で背骨を砕かれて以来、腕や脚はライムにとって最大の敵となった。


    の事故で、体の自由を失った。
     ライムの車椅子はグレーの本体に赤いフェンダーがついているメリッツ・ヴィジョン・セレクトだ。
     オフロード走行も可能と謳っている製品
     ハバマ旅行のおかげで外に出ることに抵抗を感じなくなった。もっと遠出がしたいと思った。以前のように自分で現場を捜索したいと強く思う。
     メリッツの車椅子には彼の体に合わせたオプションが搭載されていた。動かない左腕を固定しておくためのストラップ、左の薬指で操作可能な位置に取りつけたタッチパッド。もちろんウィスキーのタンブラーが余裕で入るサイズのカップホルダーもついている。




     タウンハウスの呼び鈴が鳴り響きリンカーンハウス客人の訪問を教えた。ほっそりとした体つきのトムの靴が玄関へ向かう音。いつも通りに運んでいる。
     まもなく重い足音が__に__
     重量級の体をしわくちゃのスーツに包んだ、中年の刑事ロン・セリットーが入ってきた。
     トムが焼き菓子と珈琲を薦めた。(トム・レストンはかなり端正な顔立ち。立ち位置はライムのガミガミママ)
    「ああ、結構」
    「氷はないか?」「ハーブで味をつけたやつ」
     どうやら最近は__に徹しているようだ。
    「珈琲をもらおうかな」

     テレビは世界初のクォーツ時計が盗まれたときの監視カメラが捉えた映像をこれでもかというほど流した。画面のニュースキャスターが__最新情報を告げる。

    「またか」
    「全員」(捕まってる)
    「世界中飛びまわって物をくすねる窃盗団体がいるんだよ」
    (実行役から車番、犯行車両の運搬役、保管役、盗品保管役まで当局の捜査網を掻い潜るために役割を細分化する)
    (最近記事を読んだとライムが言う)
     しかし、次々と仲間が検挙された。ブローカー、運び屋、実行犯……口を割ったのは倉庫の保管役だ。
    「そいつが捜査に有益な情報を提供した」
    (ライムは盗まれた時計とそれと何の繋がりがあるのかせっつく)
    「まあ、聞けって」

    「これな。続きがまだあるぞ。あいつが興味を持つだろうものを狙ったらしいんだ」

     しばらく前に捕まえた男。(檻の中にいる)
    「大きく違っているのは団体か個人かってことだな」


    「他にも時計が盗まれた事件を探してみるべきだってことになる。いや、盗むのは時計だけと限定する理由はない」
    「まあ、聞いてくれ」
    「骨だけで作られた機械時計が盗まれた」
    (超がつくほど厳しいセキュリティだが。管理者が首を傾げている。不服な様子だった。)
    「こっちは単独」
    「__秒で押し入って撤収。鮮やかな手並み……」

    「同一犯の可能性は高い」(アストロンと)
    (時計窃盗現場で鑑識を行った結果)
    「鑑識が車のリアシート(遠く離れた場所に犯人が使った車が乗り捨てられていた)からは見つからなかったが、__から__と犯行現場から微量の土やら花粉を発見してね。__の__がヒット」
    「これが窃盗団の倉庫にとっ散らかってた各国__国の__と一致した」
    (各国にしかない植物の花粉や土に含まれる珊瑚、木や石など)
    「そいつはグループの一員だったんだよ」

    (強い拘りを持った犯人た。絵画、宝石類、車。なんでも盗みたがる窃盗団に参加する価値がある?)

    「絵画やら宝石は押収できたが」
    「時計のほうは、まだ見つかってない」

     一年間に四大陸で十件以上。
    (サックスが戻る)
    (挨拶、経緯を軽く説明)
    「連中のクライアントは金持ちらしい。報酬は前金だ。そして金を残さない。派手に使い切るんだ。貯金したって当局に全額没収されるからな。(犯人が自白)」
    (ビデオを見る)
     ひとりだけ目立つ丸顔がいた。
    「少し……」
    「そう。捕まってないのはコイツだけ」

    「この風船みたいに腫れた丸顔。誰かさんを思い出すだろ」
    ――ウォッチメーカー
    (でも彼は、)


    強盗2,774件、侵入窃盗2,435件、多額窃盗9,204件、軽 窃 盗18,407件、自動車盗1,119件。合計38,457件

     彼らを追うものは市警だけじゃない。
    「顔が違う」
    「実行犯の身元についてはなにも?」
    「身元はまだわかりませんが。__については把握しています」


    「彼を慕っている人物」
    「メッセージを彼に伝えている?」

     鮮やかな赤と灰色に塗られた〈メリッツ〉の車椅子を



    (懐かしむ)
     その計画は複雑で優美だった――精巧な時計のように。その目的は(ざっと物語)

    (どっかから鑑識依頼がきてる?)
    「返事はわかってる。""忙しい""って言うんだろ」
     物証は届けてくれ、と__に伝えた。


    「リチャード・ローガンの仲間か」
    「個人的な復讐かもしれないな」
    「友人?それとも熱烈なファン?」
    「どちらにせよヤツは彼の気を引いた」
     興味がわき、捜査の協力をする。

    「まったく、ニューヨークの窃盗なんぞ一日四十四はくだらない。__」

     ヤツはヨーロッパの各地で(窃盗してる。手がかりを残してるはず。高身長に目をつける)

    「手口についてはどう思う」

     厄介な案件だな。__分追加だ。
    「それは小物だから。事件にしても、被害者にしても。だから小物の警官が担当する」
    「他に事件は?」

    「ほかの件はいたって平凡なもんだ。クレジットカード詐欺、個人情報の盗難」




    犯人の動機のことか
    恨み……
    盗んだ時計をいまも大切に保管している……
    ウォッチメーカーのファン……まったく

    (海外)
    管轄権はそこまで及ばない




     サックスが持ってきた(コブラ窃盗の現場に落ちていた塵を調べる)
    (ウォッチメーカーはこの部屋を訪れた。ライムを殺そうと手をかけたが未遂に終わり捕まった)
    (ファンが同じことをしないとも限らない。ライムやサックスに並々ならぬ恨みを持っているかもしれない)
     ライムは車椅子を操作して小さなエレベーターに乗り一階に降りた。一階の居間を改築して作った研究室

    (サックスが採取した塵を調べる)
     植物の葉……





    「来てもらえないか。事件だ」(メル・クーパーに)

    (捜査チーム集合。プラスキー、メル、サックス)

     生え際の後退しかけた男。メル・クーパーは繊細な鼻にのせた分厚い眼鏡を
    (いつもの軽い感じの会話)

    「じつを言うと、犯人はすでに捕まっている」
    「__人は刑務所、__人は公判待ちで留置場だ」


    (プラスキーは)どういうことかと困惑した。
    「だって、挑戦状を叩きつけられた気分じゃないですか」(ウォッチメーカーから)
     金色の髪は流行に乗ってつんつんと立たせてある。
    額にはひときわ目立つ傷痕が刻まれていた――ライムとサックスの捜査チームに初めて加わったとき、犯人に襲われてあやうく命を落としかけた、その名残だ。

    「窃盗事件……犯人は同一人物なんですか」
    (ホワイトボードの名前を見て)

    (プラスキーらしさを)
    「わからないなって思ったんです」
    「なんでまた、そこまでして」
    (なんでそこまでして目立ちたいのか)





    《ジェフ》

    ジェフの息づかいだけが聞こえる。

    (どこにいるのか)
     防犯課の職員は私服姿で犯罪発生地点の周囲を歩き回り、目撃者を探したり、ときには現場に舞い戻った犯人を見つけたりする。
    (どこにいるのか)
     鼻の上の眼鏡を押し上げて
     帰路につく。
     __、__、__、(海外をわたりまくる犯人)


    《ジョリー》
    割れたガラスが散っている。兄弟とフレアバーテンディングの練習をしてたから。
     チャールズ・バニスターの家を手早く片づけながら、__。ただガラス破片や床を拭う場面


     チャールズ・バニスターが部屋に入ってくる。
    「そんなのいいのに」
     兄弟はチャールズを一瞥しただけで、何事もなかったように几帳面に破片を回収する作業に戻った。
     チャールズは隣にかがんで破片をビニール袋に空ける。

    血の滲むような練習を経て技術を身につけた。自己管理が欠かせない仕事だった。この仕事を完遂させるには代償が必要だ、本気の取り組みが必要だった。
     まずは兄弟チャールズ・バニスターのアパルトマンで練習が始まった。来日も来日も毛布に古いスーツを着せた人形を相手にスリの特訓を重ねた。
     次の段階は兄弟を相手に練習をした。延々と続く過酷な訓練だった。
     高身長。
     外見は少々厄介だった。目立ってしかたがない。
     半年後に町中での教習がはじまった。地下鉄、市場、街角で兄弟から財布をスル練習だ。__後、実践のお許しがでた。

     財布を無くした人びとはひどく不自由な思いをする。公式書類やクレジットカードの再発行は面倒だ。



     チャールズの夢は、ハフマン島にナイトクラブをつくること。(チャールズ的にはかなり大がかりな夢をジョリーと共有しているつもり)
     彼は喋ってるあいだじゅうポイポイジョリーにすられる。
     チャールズはいつのまにかぼんやりしていた。
    (チャールズ・バニスターはジェフの存在は知っている。ジェフの計画は知らない。かわいそう)

     最後は自分から脱ぎにいく。(そういう関係。ただしチャールズはリチャード・ローガンに嫉妬している)

     街中のありとあらゆる角に設置された監視カメラ。
    (チャールズ・バニスターは気が気じゃない。なぜジョリーにそんな変な癖がついたのかわからない)




    ✒️ただのメモ―――――――――――
    RAMチップ
    __週間前。__が光ファイバーネットワークを導入した。光ファイバーは情報を光の信号に変換して運ぶ。その信号のたった1%ですべての情報が把握できる。1滴の血のDNA情報と同じだ。だからこうしてケーブルを少し曲げて、光が微かに漏れる程度に傷つけることで、気づかれることなく、ハッキングできる。
    膨大な暗号を解く必要がある。
    ――――――――――――――――――



    (海外の鑑識本部?捜査本部?)
     証拠物件の目録と写真

    「証拠物件の実物は?」
    「_の保管倉庫に移された」(海外の)

    ――犯行現場と海で隔てられた現場鑑識のプロフェッショナルか。

     サックスがフェルトペンを取り、ホワイトボードに記入していった。
     サックスはセロハンテープを探し、プリントアウトされたデジタル写真をホワイトボードに貼っていった。ライムは車椅子を操作してそのすぐ前に陣取ると、数十枚にのぼる鑑識写真を見上げた。

    (奴が盗むのは時計だけじゃない)
     彼は重窃盗罪だけじゃないようだ。彼は__の__も集めてる。
     複数の携帯電話に、身分証。連続殺人鬼なのかそれともその日の気分で身分を変えるのか

     人を騙して金をとってる。(詐欺も働く)

     偽名を使って十件以上の犯罪に関わってる。名前を使われた本人のほうが捕まったが、釈放された。
     人の身分で罪を犯してたわけか
     詐欺師?ペテン師?泥棒?

     住みかも点々と変えてるだろう。

    「偽名が多すぎる。これ全部あたるのか」



    ただのメモ✒️―――――――――
    「かつては気送菅がマンハッタンじゅうに張り巡らされてた。手紙や金を運んでたんだ。私がこの発明を復活させた」
    「__に捨ててあった容器だが、あれは気送菅郵便用の筒だ。かつてはこの街の多くの機関が利用していた。そのひとつが、今は閉鎖された銀行だ。その建物を最近買った者がいる」
    「その通り」
    「彼は気送菅システムを復活させて連絡手段にしてるんだろう」
    「裁判所に銃を持ち込むのにも、それを使った訳ね」

    ――撒餌だと
     なにかが引っ掛かっていた。

    ―――――――――――――――




    それから証拠物件一覧表をにらみつけ、
    人相特徴に関する乏しい情報を書き加えさせた。
    白人、




    ただのメモ✒️――――――
    BGMアルバム15トラック22
    ――――――――――――


     アメリ――どきりとした。うっかり暗黙のルールを破りそうになった。互いにとってファーストネームで呼ぶことは災いを招く。



    《ライム》
     SNSで見つけた証拠をきっかけに、こうして外国をぐるぐる巡り回ることになった。
    (ライムも海外にわたる)
     勘はこの努力は必ず実を結ぶと告げている。
     身元を暴く決定的な手がかりを与えてくれますように。心の底からそう願った。

     アメリアはまたもや海外に飛びかけた。コブラの目撃情報がSNSであがった。しかし無関係だった。


    《サックス》
     突如アメリア目の前にコブラが現れた。
     向きを変え、射撃の競技会で拳銃を抜くような素早い動きで


     犯人は駐車したコブラのフロントシートに座っていた。『マイリトルポニー――ともだちはまほう――』のキャラクターのかぶり物をかぶった犯人。

     グロッグを握って__へと全速力で走った。
     コブラの元へ駆け寄った。息を切らしながら。


    (応援を呼ぶ)
     無線機を耳に押し当て、追跡中の刑事たちのやりとりに聞き入っている。



     慎重に行動した。後をつけた。広い公道にでたときにピンときた。カーチェイスが狙いだ。
     やはりあのときに即座にタイヤを撃っていれば良かった。絶対に外せない。タイヤを狙う。(外れる)
     危険な運転を続けるコブラとのカーチェイス。


     サックスの基準ではスピードが上がるほど安全。
     複数台のパトカーにを翻弄しながらコブラが踊る。
     迫られている。
     パトカーにぶつかられそうになる。
    ――やめて!
     サックスの全身の毛が逆立つ感覚に襲われた。
     まもなく衝突の衝撃で回転したコブラにパトカーが次々と体当たりする様が脳裏に浮かんだ。
    ――おっと!
     気が散り
    (ぶつかる勢いだったがサックスは速度が上がるほど安全だということを)


    (なんか、裏路地的な?)

    ――車はどこ?

    ――仲間がいる

    犯人が導いた先に愛車によく似たカマロが停車している。
    ――どっち?決まっている
    (カマロを取り戻したい気持ちと一瞬戦ったが)
     サックスは犯人を追うことにした。
     しかし、犯人は消えた。(手品的)
    (なので愛車によく似たカマロを調べることにした)
     ぺしゃんこに潰されたはずのカマロが息を吹き返した。
     カマロに慎重に駆け寄る。(爆発物があるかもしれない)罠かもしれない。

    ――人を殺す犯人に変わるかもしれない。
    脈拍が上昇する。
    真紅の
    紛れもなく、自分のものだ。
    愛する一九六九年型シボレー・カマロSS
    長方形に潰された金属の塊
    父から受け継いだ大切な形見――十代の頃から愛してきた
    使えるパーツを取り外したパーツ取り向けに売却され、残りはスクラップにされたあのカマロ。
     古びた革とオイルの匂いか充満した車内に



    また現れた。田舎だ。稲畑が
     緊張感がアメリアの全身にアドレナリンを駆け巡らせている。
     コブラのクラクションが二回鳴った。

     彼が乗るサックスのコブラとカマロのカーチェイス
    。踊る。数々の技を決め、見せ合う。
    (サックスとのカーチェイスが一番の見せ場だと思うし、サックスの見せ場)
    ――この男は、ガソリンがなくなるか警察に捕まるかまでぶっ飛ばすつもり?
     何度もでかい事故を起こしかけたが

    ()





    《プラスキー》
    派手にカーチェイスを繰り広げた現場。
     プラスキーは頭に怪我を負って以来、どうも判断力が低下したような気がして
     プラスキーは、市警の鑑識本部にある__鑑識課員に、あらゆるものを写真とビデオに収めるように頼み、グリッド捜査に取りかかった。
    「」

     本人と住居または職場に関する情報を教えてくれそうな証拠物件が発見できる可能性は非常に高い。
    《ライム》(海外の?)
     プラスキーはやがては自分のようになれる潜在能力を持っているとライムは考えている。
     __ごろ、(貸し切り?そういうわけにはいかないけどオリキャラ増やしたくない)ラボのドアが開いて、プラスキーが入ってきた。__現場で採集した証拠物件を抱えている。

    「コマンド、サックスに電話をかける」またすぐに留守電に転送された。
     プラスキーは無線でサックスを呼びだそうとしていたが応答はなかった。
    大量の証拠物件にタグを付ける。
     アメリアからの応答が途絶えて_時間以上経過した。
     __携帯電話会社によれば、回線は生きている。

    __はサックスは__で__に行ったと言いました。
    ――きみはどこにいる?サックス






    《サックス》

    浜辺だ。真っ白い。

    グロッグも当然ながら無線もない。
    まったく見知らぬ景色。
    ――ここはどこ?
    ――私はどこに来ている?

    __はもっと悪いニュースを待って


    毛皮がふさふさした猿がいる。
    ここはハワイ諸島のいずれかの島?
    それとも
    それともブラジルの孤島?



    ――原始時代へようこそ、アメリア。

    砂か動植物の物的証拠が犯人について、犯行現場に落ちてくれていたら。

    望みは薄かった。

    「うそ、うそよね?」


     殺すつもりならとっくに殺している。犯人の目的はなに?




    マスコミは情報に飢えている。
     これ以上の災いは招きようがないとも言えそうだが。



    《チャールズ・バニスター》
    愛しい兄弟がやらかした。
    ――いまは用心に用心を重ねたほうがいい。
    ダークレディはいつ発進したんだろう。
    一緒に乗りたい
    嫉妬に燃えていた。彼女を横取りされた気分だった。






    《ライム》
     リンカーンが容疑者の__が書かれたホワイトボードを__。プロファイルを見つめ、証拠物件を見つめる。
    重たげな息づかい。
    ――奴はサックスを盗んだ。
    何か目的がある。」
     マントルピースに飾られたある男からの贈り物を眺めていた。
    リンカーン・ライムはある決意をした。




    男はこれまでにライムが相手にしたなかでももっとも手強い敵だ。
    彼は連邦刑務所で服役中の受刑者で、
    取引を持ちかけた。
    鋼鉄のドアが開き、リチャード・ローガンが姿を表した。
    _ために男が送り込まれたのかもしれない。


    彼は、__ことを見抜いた。

    今回の犯人についてざっと話す。『マイリトルポニー』のキャラクターのかぶり物をかぶった犯人だ。
    アメリア・サックスの車が盗難に合い、アメリアが誘拐された。と聞いたとき、リチャードは含み笑いを浮かべていた。ライムは爆発しそうになった。

    ヤツは自分に結びつく物的証拠を落とさない。
    偽物の物的証拠で散らかす。今回の犯人は外国をあちこち飛びまわる。
    私が尻尾を捕まえたと思ったらするりと逃げる犯人はこれまでにいたが。
    今回の犯人は水面に隠れて見えないときた。頭や尻尾をださず。
    そういうわけで、ウォッチメイカーという名前で知られている天才犯罪プランナーのノウハウを拝借しにきた。
    かなりよい条件つきなんだが。
    リチャードは条件こそのまなかったが、私の仲間や友人ではないと断言した。""まだ""をつけたうえで。
     チェスをしながら。(ライムは快く受け入れる)

    「消そうとしてる?それはちょっと勘ぐりすぎじゃないか」リチャードは答えた。

    「彼は変わった若者だったよ」
    ――若者?
    「ジェフ。男の名はジェフだ。リンカーン」
     ライムは__。(ライムは意味くらい知ってるが直感的というものを信用しない質)
    (""神の平和""という意味を持つ名だよ。知っているか?リンカーン。""ウォッチメイカーたる神""という概念が神学にあることを)
     リチャードは喜びを噛み締めた。更に、ジェフという名は__平和運動〈パクス・オブ・デイ〉のことだ。
    「」

     冷静に対処することだ。
     脱出口が見つかるかもしれない。
    「または拉致して交渉の材料にすることだ。肩の力を抜け。あの男は彼女を殺すつもりはない……」

    「」
    (元軍人か特殊部隊かギャングの一味かキャリアを知りたがる)
    「そこははっきりしない」


    「あいつは__年間、私を尾行している。特に__(ウォッチメーカーの事件)の後でな。

    「__年も、ふたつのアジトに潜入していたんだよ。私は教会の鍵穴に蝋を塗っていた。彼は、知っていたかのように火で蝋を炙り溶かしたうえで私の部屋に侵入した。出るときには蝋を塗った。私がストーキングに気づいて対策しなかったと思ったか?電池式の盗聴機を仕掛けていたし、床にも足跡がつく仕掛けをしておいた。」
    「この男を__で見かけたか。顔は見たか?」
    「喫茶店で。向こうから声をかけてきた」
    「ヤツはなんと言った?」

     いったん言葉を切り、また続ける。
    「『なあ、今夜は月見日和だね、あんた』」
    「ヴィンセントが言い返した。『月見?あんた、なにいってんだ?』」
    「『あんたの相棒の頭見てるんだ、夜空にぷかり浮かんだ満月って表現にぴったりじゃないか』」
    「彼とは聞かせる価値もない話をした」

    「彼は、私がギークであることを知っていた。その言葉を選んだんだ。月見は日本の文化だと私に言わせるためさ。知恵遊びだよ。興味深いとは思わないか?
    彼とは話をしたこともないのに、最近、捜査資料を盗まれちゃないかい?」

    「この男」資料を見せた。


    __が顔をあげると、ローガンの__な顔が__をのぞきこんでいた。
    「何年もの歳月が流れていたにもかかわらず……」
    (感心している風に見える)
    「ヤツの人相をできるだけ詳しく教えてくれ」
    「訛り、わずかにイタリア訛りがある。高身長。ジェフの顔つきはギリシャ人のものだ。それにしてもかなり整った顔立ちをしてた」
     プリントアウトされたデジタル写真に目を落とす。
    「本当の顔じゃないだろうね……」
    「ヤツも整形を施すか」
    「素顔を見せるわけがないだろう」

    「なぜあんたをストーキングする」
    「何故だって?そうしたいからさ」含み笑い。
     リンカーンはカチンと頭にきた。

    「注意したほうがいいだろう。ここぞとばかりに足元を救われるのは嫌だろう」
    「最近、法廷記録とか警察記録が消えていたりしてないか?」
    「彼は、あんたの部屋の間取りはもちろん、関係者の住所、家族構成まで知り尽くしてる。そうおもっておいたほうがいい」
    ――この男は__
    「まあ、いままでの窃盗は下拵えにすぎないか。つまり、もっと大きなことを計画している」
    ――これから調理をするのさ。

     ライムは話の行方が見えたような気がした。「狙いは何だ?」
     含み笑い。「私さ」

    (ライムは思った。奴の作戦はいくらなんでも行きすぎだ。)
    「詳しく」
    「彼は逸品を神棚に捧げたのさ」アストロンを選ぶなんて面白い犯人だ。
     あれは世界初の商品化された水晶腕時計だ。手づくりのアストロン。
     アストロンとは初期モデルのことで100個の生産にとどまった。更に値打ちのあるものは20個のアストロン。更には__


    「彼のその作戦には、コレクションに新たに加えられるものまでおまけでついてくる」

    「彼女の愛車を盗んだ理由は彼女を罠にはめるため、彼女本人を盗んだのは、愛人を見出だすためにあんたを私のもとへ送り、更には私に答えを見出ださせたあげくに、私からあんたに、ある助言を言わすためさ」
    (一旦言葉を切る)
    (リチャードはカーチェイスの件にふれる)
     ウォッチメイカーはかぶりを振っただけだ。
     リチャードはジェフの本当の目的を言わなかった。


    「物的証拠がない、か。気に入ったね」
    「まったくだ」
    (なんかライムがノウハウ聞き出そうとする?しないか)
    「それは言えないだろう」

    「ひとつ、アドバイス。彼を捕まえたらここにぶちこんでくれよ。あんたに彼女を救えるとは思えないが」嬉々として言った。
    「なるほど」ヤツとあんたの脱獄前提で話が進んでいた。つまりは、サックスを救う最短ルートでもある。
    脱獄計画があるということだ。




    《サックス》
    ――走り続けていれば。
    アメリア・サックスは無人島にいる。槍と呼ぶにはお粗末な棒を握りしめている。

    筏を作る?とんでもない。必ず犯人が落とした物的証拠のなかからここに通じる__(必ずライムが突き止める。生き延びるの)

    ――生き延びること。動き続けていれば……
    ――大丈夫






    《ライム》
    ホワイトボートを見つめる。
    (面会のかいがある)
    法廷記録と警察記録、調べ屋…
    このリフターはリチャード・ローガンを徹底して調査したようだ。
    (ジェフの顔写真を世間に公開する)



    (連絡が入る)
     セリットーからだ。
    「おい!聞いてるか?リンカーン。ヤツが捕まった。ケチなスリ容疑でだ。__に罪を自白した」
    「ここへ連れてきてくれ」


    「それがだなぁ、ヤツが捕まった場所なんだが……驚くぞ」
    ――なんだ、国外か?
    「北セントラルパーク。つまり、あんたの目と鼻の先だよ!」
     窓際に車椅子を寄せ身を乗り出すと、窓に顔を近づけた。容疑者の顔がはっきり確認できた。
    「ああ、見えたぞ」
     黒っぽいコートに__。
    銃は所持していない。
    男がこちらを見ている。



    リチャード・ローガンの証言通りの容貌だった。並外れて端正な顔立ちをしていて、__表情を浮かべ、自信にあふれた話し方かたをし、緊張した様子もない。イタリア訛り。
    「おまえは誰だ?」
     教養を感じる話し方だった。
     アメリア・サックスについての問いには、答えなかった。口を開かなかった。
     黙秘したものの。ジェフは思った。
    ――人類のいない過酷な環境で逞しく生きているだろう。

    《ダンス》
    急遽__からキャサリン・ダンスが招集された。彼女は相変わらず耳にイヤホンをはめ、自分の履く靴に自由だ。

    取り調べの態度は
    ジェフはすべての質問に黙秘した。鉄の仮面をかぶって。
    調べ屋
    ダンスがわかったことといえば、彼が自身のルーツを隠し、匿名性を守ろうと動いた。ということだけだった。


     一通のメール。匿名の人物から送られていた。
    『あんたは__のようだった。__たら止まらなかった』
     ダンスが読み上げると、微かに心が読み取れた。


    《ライム》
    「どうだ、説得は成功か」

    協力を取りつけた。
    ヤツをリチャード・ローガンの元へ送ってやれ。なんとしてもサックスを見つける。

     公判でジェフはすべての罪を告白した。
    (ぶちこまれるまでかなりかかりそうだが?)

    《ジェフ》
    後ろにふたり。荷物を預ける。身長を測る、写真を、撮られる。玉入れ調査って何処のどこ?でもやる?
    (ジェフの写真を撮ったところで終わる)




    ⚠️一旦現代に戻すこと!



    ズーイーとモスマ、恋人をちらつかせる。



    【現代】


    「ハーイ!」ズーイーはカラフルな塗料がついた手のひらを見せてくれた。シャーリーは臆することなくにこやかに微笑んだ。鮮やかな金髪にズーイー自身のピンクの手形がくっついている。そしてモスマのシャツに手形がついていた。
     

     __の__する部屋ではラジオが__では、ジョリー・バニスターととある一般人男性の同性結婚をまた伝えた。

     __を祝ってシャーリーとケヴィンはクラッカーを鳴らした。
     この双子は、ほぼ毎日、オレンジとブルーの強烈な部屋でスイーツパーティーをしている。デザート、ココアや名前のよくわからない泡の飲み物の匂いが人間の鼻腔に容赦なく侵入している。

    「あなたはデートなの?」ケヴィンは泡の髭をつけたシャーリーの横で訊ねた。
    「ツナとカンの毛が背広にくっついているわよ」ジョリーの愛描ハバナブラウンの毛だ。

     ケヴィンが取り除いているあいだ恋愛の話をした。
     ふたりの同性結婚は世界に衝撃をあたえた。愛の女神など__に見える若いイタリア人男性、しかもバニスター一族の者が五十代半ばのアメリカ人男性と結婚したのだから。
    「平気そう」モスマは言った。こちらは平気ではなさそうだ。
     泡髭をつけたままのシャーリー・オオトモがもごもごしている。ズーイーから何か質問をされ答えなければいけない様子でいた。

     ジョリーとジェフを同一視する声は途切れない。
    「__がねパパのことジェフ!って言うの」
    「」
     シャーリーはピンカミーナの話題をふられるのが恐ろしくてたまらなかった。好きだったアニメだったけど視聴を徹底的に避けた。シャーリーは嘘をつけない。ジェフの象徴になったピンカミーナの話題で不自然にもごもごしてジョリーを窮地に追い込むことだけは避けたいと思っている。









    ズーイーの会話からわかった。アルフレッドは末っ子のルーツをいたく気に入ったらしい。1番のお気に入りかもしれない。
     動物ドキュメンタリー番組がはじまるやいなや、しばらく眺めたあと思い出したかのように別の局へ変えた。
     ジョリーが冷たい眼差しで視聴している番組『私の運命だ!テレビ』は見るようにしている。飽きたらアニメに変える。
     シャーリーは、よくわからないなと思ってアニメに変えた。ケヴィンには、それじゃあ、見てないと一緒だと言われている。
     ロボット科学なら見る価値があるのに。
     ケヴィンが脇を引き締めるのと同時に小さい悲鳴をあげた。
     窓の外にヘンリー・ゴールドリッチがいた。
    「どうしたの?」とズーイー
     皆が振り向いた。





    ねず Link Message Mute
    2020/12/12 17:34:02

    FM――いつものヤツら――(加筆、推敲公開)

    あの地、あの台詞はいつ改善されるのだろうか……。

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    • 地獄の壁 #フロントミッション #地獄の壁
      ねずの小説「Frontmission」更新。書き急いでる。いろいろ置いてきぼり。
      来月の6日まで、ねずはギャレリアお休みします。
      ねず
    • 2ジャパニーズボブテイルとジョシー・ダリン #フロントミッション #地獄の壁 #いつものヤツら

      右に同じく「ネコとスーパーモデル」のコピー。
      イラストを描くときに使った口癖「もぉ~やだ」
      ねず
    • 10Metalworker #metalworker #ウォッチメイカーねず
    • 7ジェフ #いつものヤツら #オリキャラ から ジェフ
      ねずのハートのいろは黄色でっスマ!
      そんなことより6枚目の写真に写ってるカーテンダサい。
      ねず
    • 2エキゾチックとゲッタ・セドリック #フロントミッション #地獄の壁 #いつものヤツら
      右に同じく摸写。
      あなたも猫の気持ちになってみてください。
      ねず
    • 2Twin moon #いつものヤツら#ウォッチメイカー から
      いつものチャールズ・ヴェスパシアン・ヘイルとジョリー。


      ※摸写である。
      ねず
    • 2双子月お絵かきソフトCOLOR'S3dを使って2DSLLで描いたイラストをスマホに落としてからフーディーで加工しました。

      #いつものヤツら #ウォッチメイカー から
      チャールズ・ヴェスパシアン・ヘイルとジョリー


      摸写です。
      ねず
    • 2Metalworker荒れてるな。誹謗中傷スタンプを貼られたら、そりゃびっくりする、悔しいよな。自分の誹謗中傷を耳にしても「聞かせんな」とはねのけちゃえばいいです。追うのは疲れる。私はそうしてます。だって、そいつ、忘れ、とぼけの天才だから。
      そいつだって骨折や病気をひとつでもしたら普通の人生を歩めなくなります。場合によっては無職にもなりうる。無職は死ねとか簡単に言う人は、自分の頭で考えて言った訳じゃない。
      Webや都合の良い仲間の(愚かな)考え、またはジョーク、皮肉を理解できずに、自分の頭からひりだしたまともな意見だと思って、言っちゃいけないところで使ってるだけ。思考停止脳の持ち主なのでは。
      キモイ、K印などはくだらない引用にすぎない。
      そして、くだらないことを言っても無駄です。言ってやった当人の賢さがアップします。ボーナスの振り分けありがとうございました!と言っちゃってもいいな。
      で、も、気になるものが気になるのが繊細な心を持つヤツなんだよな。はあ。

      っつーのがねずのいまの気持ち。じゃぁ、また6日。
      ねず
    • 3アビシニアンとミリガン・アシュトン #フロントミッション #地獄の壁 #いつものヤツら

      右に同じくコピー。
      ねず
    • ハバナブラウンとジョリー #いつものヤツら からジョリー・バニスター

      右に同じく。Pinterestで偶然見つけた「ネコとスーパーモデル」よりコピー。
      ねず
    • ジョジョ。ジョリーとジェフさはい、 #いつものヤツら から いつものヤツです。
      小説、「Frontmission」更新しました。
      荒は気が向いたときに直します。
      まだまだ続きます。

      ※摸写🙇※荒木先生のジョジョとは無関係🙇
      ねず
    • 2シャルトリューとフランソワ・ルタン #ウォッチメイカー #いつものヤツら #チャールズヘイル

      「ウォッチメイカー」よりチャールズ・ヴェスパシアン・ヘイル。右に同じく。摸写。
      ねず
    • 2ピーターボールドとデイヴ・スターリング #フロントミッション #地獄の壁 #いつものヤツら

      Pinterestで見つけた写真「スーパーモデルと猫」から摸写🙇
      ねず
    • 3チャールズ #いつものヤツら #ウォッチメイカー からいつものヤツら。ねず
    • 2アリス #いつものヤツら からアリス・アスクウィスさん。

      ※これは模写だね。3DSソフト、カラーズで描いた。
      ねず
    • ハングオーバー #いつものヤツら
      過去絵だけど。
      ねず
    • 2泥棒さん #いつものヤツら から #オリキャラ ジェフ

      ※摸写🙇
      ねず
    • 13いつものヤツら #フロントミッション #地獄の壁 #いつものヤツら からみんな。
      チャールズ、ゲッタ、ミリガン、シャーリー、ジョリー、ゲーオ、ジョシー、マルコ、トラヴィス、ケヴィン、デイヴ、リーバス、グリーグ
      ねず
    • FM――いつものヤツら――(推敲公開)悲しいかな。私は小説を書こうとすると作家様に助けを求めたくなります。冒頭ではスティーブン・キングの『ライディング・ザ・ブレッド』を、ジョリーの物語では『ヒストリアン』から引用したように、作品から拝借しなければ表現できないのです。ここ『frontmission』からは頻繁に引用を使っています。
      物語自体はオリジナルですが――シーンについては悲しいかな。オリジナルとは言えない――、フロントミッションの二次創作物です。(続)の意味は文字通り、『frontmission』は終ってないということ。後日更新します。気が向いたら。1年後かも。
      #フロントミッション #地獄の壁 #いつものヤツら
      ねず
    • 5リスナーとシセロ #スカイリム #シセロ #いつものヤツら

      「おまえを見ている」の🖐️を届けたくなる季節。
      ねず
    • チャールズ・バニスター #いつものヤツら からチャールズ。ねずのクソ小説『Frontmission』 にでてきたやつ。ねず
    • 2双子ちゃん #いつものヤツら からシャーリーとケヴィン。

      ※模写だね。Pinterest『つきおばけ🌚』のほうにも遊びに来てね。
      ねず
    • 6ブラックサンタ #スカイリム #シセロ #闇の一党ねず
    • なにか言いたげシャーリーちゃんはい、 #いつものヤツら から いつもいないヤツ。

      さっきのは、新着のお隣さんとミラクルコラボしたみたい。はかってないです。偶然です。
      ねず
    • ジョリー・バニスターはい、 #いつものヤツら からいつものヤツです。ねず
    • 喉が渇いたジョリーはい、しつこいねずです。 #いつものヤツら から はいはい。きみらね。
      #ウォッチメイカー から チャールズ・ヴェスパシアン・ヘイル

      ※摸写🙇
      ねず
    • 踊らない男 #フロントミッション #地獄の壁 #いつものヤツら

      からゲッタ・セドリック
      ねず
    • 五十代アメリカ人男性を描けない悲劇 #ウォッチメイカー #チャールズヘイル #いつものヤツら
      おお、朝起きて様子見に来たら賑わってるじゃないか。ほかは知らないけど、ここは未明とか、朝に賑わうのかな。昨晩は大人しくて、いろいろ評判とか調べにでかけたくらい心配したよ。
      昨晩から利用させて頂いてます!ってあれ?新着いっぱいあったんだけど投稿したらなくなって…?違うページだったの?なんだか、さっきは何を見たのか、よくわからないけど、賑わえ、ギャレリア。
      ※摸写です。
      ねず
    • 5丸顔の間抜けムーンボーイとか前のムーンボーイ絵を消した。
      目について、ごめんな。

      #氷と炎の歌 #ムーンボーイ
      #地獄の壁
      #スカイリム #声がでかいマーキュリオ

      マーキュリオ「認めろよ!俺がいないんで、道に迷ったんだろ?」
      ねず
    • 4ジョリーパスタパスタを食べにね「ジョリーパスタ」行ったの。
      チーズ臭いとか言われるのはイヤじゃない。
      ジョリーパスタでジョリーがパスタ食べてる『ねずがジョリーパスタ入った』記念イラストを描きたいんだけど、なんかね、面倒くさい。
      だからタイトルだけ。
      かなり古いイラスト。

      #いつものヤツら #ジョリーパスタ
      ねず
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