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朔羽ゆき
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小説挿絵『ろくでなしの君と』
『ろくでなしの君と』著・ショコリータさん
https://estar.jp/novels/25198376
【P191~ 最終話(26)】
https://estar.jp/novels/25198376/viewer?page=191
挿絵描かせて頂きました。
*******
「喜多川が寝るまで起きてる……!」
「俺、三時くらいまで起きてっけど」
「さっ、三時……」
夜は十時過ぎにはベッドに入っているなんて言えない空気に、ゴクリと息を呑む。
「が……頑張って起きてるようにするから───だから、これからは俺が一緒に寝てもいい?」
喜多川がもう、寂しい夜を過ごさなくて済むように。
知らない誰かで寂しさを紛らわさずに済むように。
涙声で訴えた透のネクタイを、喜多川がグイ、と引き寄せた。前のめりになった透に反して、喜多川が少し頭を浮かせる。
「お前うぜぇから、どーせ俺が何言おうが聞かねぇだろ」
「……もっと他の言い方してよ」
「うるせぇ、馬鹿眼鏡」
言葉とは裏腹に、喜多川の唇が透のそれを甘く塞いだ。
相変わらず酷い言い草だけれど、喜多川だけの『馬鹿眼鏡』ならそれも悪くないと思ってしまうから、やっぱり自分は大馬鹿者だ。でも幸せならそれでいい。
口も態度も悪い、我が儘で傲慢なとんだろくでなし。けれど本当は、ぶっきらぼうで不器用なだけの優しい男。
そんな最高に愛おしい存在を、透は力いっぱい抱き締めた。
****
小説お借りしています。
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#小説挿絵
#小説
朔羽ゆき
小説挿絵『ただΩというだけで。』
小説『ただΩというだけで。』著・彩月志帆さん
https://estar.jp/novels/25284114
P354~【番ーつがいー】
挿絵描かせて頂きました。
*****
「ユキ。」
自分を呼ぶ声に、懐かしいと感じる前に胸が震えた。
津田が顔を上げると、そこに立っていたのは、ずっと会いたいと思い続けていたその人だった。
「佐伯…… ?」
すぐ目の前に、愛しい人がいる。佐伯駿介は大きな半月形の目を細めて津田を見上げていた。
胸が締めつけられるような想いで、津田は震える手を伸ばした。頭一つ分小さい佐伯の身体が、腕の中にすっぽり収まる。慣れた抱き心地。背中の低い位置に回される腕の感触。津田は全身から力が抜けるような安堵を覚えた。
(あぁ、よかった。
なんか、悪い夢を見てた気がする…… )
夢の内容は覚えていない。重荷を背負って夜中の海を泳ぐような、つらく悲しい夢。その印象だけが、脳裏にこびりついている。
佐伯のサラサラした前髪に鼻を埋めると、懐かしい日なたの匂いがした。
チリ、と、小さな違和感が頭をかすめる。
それが津田の胸に、小さな波紋を起こした。
腕の中の佐伯は、不思議そうな顔で見上げている。その頬を手の甲で撫でると、彼は子どものように肩をすくめて笑った。
愛らしい笑顔。愛しさと懐かしさで胸がいっぱいになる。
(どうして、懐かしいと思うんだろう…… ずっと一緒にいたのに…… )
佐伯が腕の中にいる。ただそれだけで、涙が出るほど嬉しい。それなのに、ざわざわとした違和感に、ひどく落ち着かない。何かがおかしい。でも、何がおかしいのか分からない。
津田はつかみどころのない不安を覚え、佐伯の顔を覗きこんだ。
**
「話を…… 」
津田が切り出すと、先を促すように佐伯が見上げてくる。そのつぶらな瞳が、たまらなく懐かしい。
「話したいことが、たくさんあるよ…… 」
話したいことと、謝りたいこと。
たくさんの感謝と、懺悔と、謝罪。
いつかまた会えたら、一番に謝ろうと思っていたことーー
****
小説文お借りしています。
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#オメガバース
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朔羽ゆき
2
小説表紙『森のアルファさん』
小説『森のアルファさん』著・ショコリータさん
https://estar.jp/novels/25195832
小説表紙描かせて頂きました。
*****
熊谷の困ったときの癖を見て麒麟が眉を寄せたのと同時に、熊谷は一度天井を仰ぎ見てから重い口を開いた。
「……強いて言うなら、『贖罪』……だな」
「え……?」
思いがけない返答に、麒麟は熊谷の顔を見詰める。
「命があるモンを作ることで、俺の心のどっかに、許されたいって気持ちがあるんだろうな」
……『贖罪』? それは、何に対して?
聞き返したかったけれど、過去の話になると熊谷は何故かいつも、何かを思い出すようにもの悲しい顔になる。まるで、ここには居ない誰かを探すようにジッと宙を見詰める熊谷に、麒麟はどうしてもそれ以上踏み込むことが出来なかった。……踏み込んではいけない気がした。
*
麒麟がここに来るまで、熊谷は独りの時間と癒えない傷を持て余していたんだろうかと思うと、「独りじゃないよ」と抱き締めたくなる。
けれど、麒麟が熊谷と過ごした時間なんて、まだまだ本当にちっぽけだ。
「熊谷さんがこれまで作ったガラス細工の数は、熊谷さんが香芝さんを想っていた数。……だとしたら、俺はちょっと、香芝さんが羨ましい」
思わず口をついて出た本音に、麒麟はハッとして口を押えた。
「……ゴメン、不謹慎だった……」
文字通り溢れかえるほどの想いを今も尚受け続けている香芝が素直に羨ましくて、こんな話の後でも思わず嫉妬を覚えてしまう自分の狭量さが嫌になる。けれど、熊谷は少し黙り込んだ後、髪を撫でていた手を滑り落として麒麟の肩をそっと抱き寄せた。
「気にするな。お前の言葉には、時々俺もハッとさせられる。……お前は、俺なんかよりずっと大人だよ」
****
小説お借りしています。
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#表紙
#小説
朔羽ゆき
小説挿絵『ただΩというだけで。』
小説『ただΩというだけで。』著・彩月志帆さん
https://estar.jp/novels/25284114
P351~
【番(つがい) 19】挿絵描かせて頂きました。
https://estar.jp/novels/25284114/viewer?page=351
******
どうして笑ってくれるんだろう、こんな状況で。
酷い痛みに、全身を震わせながら……
津田の優しさに胸が痛み、乾はただ、謝ることしかできなかった。
「みんな、こうなんだろ?」
苦しい息の下からそう問われ、言葉を失う。
津田の首に押し当てたのは、綿のシャツだ。その白い生地が、みるみる赤く染まっていく。
血が止まらない。
***
対応を迷った乾が再び顔を覗き込むと、津田の虹彩が上辺を虚ろに揺れている。
声をかけようと息を吸い込んだ時、独り言のように眠気を訴えた彼に、背筋が凍りついた。
長い睫毛が、ゆっくりと眼球に幕を下ろしていく。
「津田さん…… っ!!」
小さな謝罪の言葉を残して意識を失った津田は、どんなに呼んでもそのまま、目を覚まさなかった。
――――――――――
ホッとしたせいか、発情の熱が冷めるのと比例してクリアになるはずの意識が、朧になってゆく。
「なんか、眠いな…… 」
津田は気づいていなかった。
うなじに押し当てられたシャツが既に、真っ赤に染まっていることに。
そして、失血している自分と同じくらい、乾の顔が蒼白だということに。
「ごめん俺、ちょっと寝る、かも…… 」
掠れた声でそう呟き、津田は重いまぶたを閉じた。
疲労した身体と意識が、暗く温い沼に沈んでいく。
*******
(*小説お借りしています。
が、本来の小説の形ではなく、それぞれの視点を、抜き出させて頂いています。
ぜひ、本編をご覧頂けたら嬉しいです。
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朔羽ゆき
3
小説表紙『ただΩというだけで。』
小説『ただΩというだけで。』著・彩月志帆さん
https://estar.jp/novels/25284114
小説表紙描かせて頂きました。
既に読まれている方は、
違和感を感じるかもしれませんが、志帆さんともご相談させて頂き
今回に関しまして、『あえて』そういう風に描かせて頂いています
ご理解頂けると嬉しいです
*****
これからのことを佐伯にちゃんと報告しようと思って、今夜は遺影の前に座ったのだった。
「好きなやつができたんだ。」
*
好きという気持ちは二者択一ではなく、同時に存在してもいいのだろうか。
ずっとそのことを、ぼんやりと考えていたけれど。
「あいつのこと、怒んないでやって。」
ぽつりと口をついて出た自らの言葉に、津田は苦笑した。
よりによって、そこか。
口に出すべき言葉が見つからないまま、ちびちび飲んでいたカップ酒は、いつの間にかほとんど底をついていた。
佐伯のグラスの水面は、いつまでもさざ波のような波紋で揺れている。
「ユキが幸せになるなら、それでいいんだよ。」
そんな都合のいいセリフを夢想してみるけれど、実際には佐伯はそんなに穏やかな男ではなかったのだ。怒っているかもしれないな、そう思うと、津田の心は逆に軽くなった。
「俺が死んだら、殴っていいから。」
津田はからになったカップを置き、佐伯の写真に手を伸ばした。親指でそっと頬に触れると、ガラス板の氷のような冷たさが、指のはらを冷やす。
いつまでも愛しい、一生を共にと誓った人。
でも。
「ごめんな。」
津田は佐伯のグラスをあおり、そのさざ波を一気に飲み干した。
****
(小説文お借りしています。)
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朔羽ゆき
2
表紙『出来損ないのアルファと用無しオメガ』
小説『出来損ないのアルファと用無しオメガ』著・晴れ時々猫さん
https://estar.jp/novels/25589530
表紙絵描かせて頂きました。
*****
数か月前に海外で起こった大規模地震がここ最近またニュースに取り上げられ、地殻変動がどうだとか、磁場がどうだとか、なんだか難しい話を専門家たちが眉間に皺を寄せながら話している。
まったく興味はないが、新聞の見出しにこう書かれていたから、思わず手に取った。
磁場の影響で、性別が変わる
何を言っているんだと思った。そんな馬鹿なことあるわけないと。
だけど、この世界には三つの性別が存在し、それは男女関係なく「アルファ」と「ベータ」と「オメガ」の三種類に分けられていた。
性別が確定されるのは思春期の頃で、個人差はあるが、大体成人するまでにはそれが確定されると言われている。
だが、今まで突然変異で確定後に性別が変わったという事例は世界各国で発見されており、その原因は学者によりそれぞれ言い分が違うようだった。つまりはまぁ、よくわかっていなかったわけだ。
それが今。先の大規模地震の磁場乱れにより、突然変異の人間が急増しているというのだ。
これは少し興味深い。どこまで本当かは分からないけど、遠くの国ではどうやら大混乱を招いているみたいだ。ただでさえ被災してそれどころじゃないっていうのに。
「はは……」
思わず渇いた笑いを漏らした俺だったが、背後で母が「は?」と疑問符満載の声を発するものだから、俺は新聞を見て笑うことすら「真面目な顔して」と咎められるのかと振り返った。
だけど、そうじゃなかった。
文字が小さくてまったく読めない診断書をこちらに見せた母は、愕然とした様子で言った。
「あんた……、アルファ……だって」
生まれてこの方、誰がどう見てもベータだった俺。だが大規模地震の磁場乱れは、遠く離れた俺にも性別の変化をもたらした。
俺が……、アルファだって……?
***
(小説お借りしています。)
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