推しの話、そして大きな一歩※2020年9月9日時点の話※
推しのバンドの話をしよう。最愛の推しバンド 9mm parabellum bullet(キューミリパラベラムバレット)の事を。
この9mmと出会ったのは、シングル「Supernova/Wanderland」のSupernovaを有線で聴いたのがきっかけだった。最初は面白い曲だな程度で、余り気にとめてなかった。
だが、何かをきっかけに有線に流れる歌詞をじっくり聴き、琴線にふれた。サビ前の「指先で触れるだけ」と「誰の胸も音を立てず 粉々になるだろう その欠片が散らばっても 集めたりしないで」と言う歌詞が妙に残った。そして、その一文を頼りにどんな人達が歌って、どんな曲なのか調べた事がきっかけだった。
「Supernova/Wanderland」のシングルを買って、全部聞いて、それからインディーズCD全てを買い揃えるまで時間は掛からなかった。
そして、2009年9月9日曰わく9mmの日に、初の武道館公演を行った日、私が生まれて初めてライブを経験した日だった。
一般販売の日に買ったので、二階席の端っこの方で尚且つ真ん中席だったから、余りメンバーを見ることは叶わなかった。でも、あの熱意生演奏ならではの雰囲気。ライブならではのMC等々。
私にとっては初体験であり、全てが新鮮だった。そこから、数年は友達を誘ってライブに行っていたが、それからずっと一人で行くようにしている。
その時の全てを味わいたいと思ったからこんな楽しい日々は続くと思ってた。2020年1月のあの日を迎える間まで。
新型ウィルス コロナウィルスが、日本で猛威を奮うまでは。
それからは、今日に至るまで色々な混乱等連日報道されてる通りだ。
その中で、今日9月9日は9mmや9mmファンにとっては特別な日だ。今回はライブ自体中止となり、配信等の対応となっている。
今年は沢山ライブしたりと予定が沢山合った。だが、このウィルスの為に、音楽だけでなく、全てが様変わりし、見えない敵に怯え、そして見える“敵”に対して攻撃的になる日々が続いている。
だからこそ、私は推しの話をしている。
言葉が足りない、思いの丈を書ききる自信が無く、簡単な話になってしまったが・・・・・・・・。
今、楽しいことが無いなら、私が少しでも楽しい嬉しいと思える事を語るのも一興かと思った。喜びの感情は、沢山伝播して良いことだと思うから。
私は、最高に最愛に好きな9mm parabellum bulletが大好きだ。その9mmの話を少しさせて貰った。
それは今見えない敵と戦って、疲弊している人達に、私の好きを伝えて、少しでも何かの楽しみになるならと思った次第だから。
興味が出たなら、YouTuberでMVが見れるので見て欲しい。そして、好きになって貰えたら嬉しい。
そして、教えて欲しい。
アナタの“好き”を。それが、終わったときに、楽しく語り合えるきっかけとなればと思うから。
2023年3月17日 今日、とても心躍る日だ。3月17日は9mm parabellum bullet結成された日だからだ。
そんな素敵な日に、(詳細は省くが9mmのギター)サポートメンバーを務めて下さってる二バンド HEREとfolcaもおめでたいことに15周年を迎えることになった。
それがきっかけで、スリーマンでのライブが行われることになった。
そのライブは「逆三角形」と名付けられて、去年からチケット販売は行われていた。無事に9mmのファンクラブの方で当たり、それからソワソワと楽しみに待っていた。
(個人的な諸事情で、行けなくなる可能性も出てしまったが、無事に行けて良かった)
そんなこんなで物販も無事に終えて、少しの待機の後に入場。初手はどのバンドかとソワソワドキドキ待ってたら、まさかの主催者である9mmの入場曲が流れてきて、全員驚愕の声を上げつつライブは始まった。
丁度、この前後にマスクありでのコール&レスポンス解禁となったためか、9mmは最初からフルスロットで盛り上げに掛かった。そして、今まで出したくても出せなかったコール&レスポンス、推しへのコール、そしてMC時の合いの手や笑い。
(あぁ、少しずつだけども“日常”が戻ってきた)
マスク越しとは言え、推しの名前を叫べる、MCの時に笑えたり合いの手が入れられたり、何よりもコール&レスポンスが出来る喜び!!!!!
「歌ってくれ!!!!!」
ボーカル 菅原卓郎がそう叫んだとき、私は目頭が熱くなった。
(やっと、やっと、やっと! こんな風に出来るようになった!!!!!)
その後のHEREとfolcaの演奏も盛り上がり、アンコールも合って、素敵な時間はあっと言う間に終わってしまった。
辛かった、足掛け約三年。その間、音楽などのカルチャー系の扱いは目に余る物があった。
仕方がないと、感染拡大を防ぐためとは言え、様々な事が辛い時期だった。
それが、今日! やっと!! こんな風に声が出せるようになった。
大きな一歩、大きな前進。
少しずつ、少しずつだけども、“当たり前であった日々”が、少しずつ戻ってきた!!!!!
そう思うだけで、今日この日を迎えられて良かったと想いながら、帰路に着いた。