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    しおり
    4月のログうそつきうそあそびえびをたべるとまとぜめ140文字で書くお題ったーのんべ診断メーカー 恋に気付く瞬間診断メーカー 内緒でキスをしよう弁当屋とバンドマン(既成事実有り30分に1回キスしたくなる呪いにかかるもうすぐとどくよ君と過ごす夏フォールコンセンサス効果路頭に迷う※自己責任で
    うそつき
    「ランラン…ぼくと実家へ挨拶しに来てほしいんだけど」
    神妙な、でもどこか不安げな顔で嶺二が言った。
    「…おれ、おまえんちなんて何度も行ってるだろ」
    挨拶という言葉に引っかかったが、軽く受け流す。
    「今までのはノーカン!そうじゃなくて…ちゃんと聞いてた?聞いてなかったよね?」
    ぼくちん真面目に言ったのにランランヒドイとかなんとかわーわー騒ぎ出した。しつけぇな。なに企んで…あぁそうか、今日はエイプリルフールだった。
    おれは時計に目を落とす。なるほど。
    「嶺二」
    「う、はい」
    「挨拶ってのは、そういう事でいいんだな。おまえの家族にって事だよな」
    「えと、そういう…?うん、あ、多分、はい」
    「じゃあ、おまえもおれの実家来い。紹介する」
    「え、ちょっと待って、あの、ランランの?」
    途端に嶺二が挙動不審になる。嶺二の両手をそっと握ると、嶺二の顔がみるみる真っ赤になって、我慢できずについ笑ってしまった。
    「あ、の、ごめんランラン、ぼく、これエイプリルフールで」
    「分かってんよばーか」
    「ちょっと、あの、ほんと出来心で、ごめん」
    ウソつけ。

    「なぁ嶺二…おまえ知らねぇみたいだから、いいこと教えてやるよ」
    「え、怖っ…なに」
    「エイプリルフールで嘘ついていいの、午前中だけなんだぜ」
    「………え?」

    時刻はすでに午後一時を回っていた。
    うそあそび
    「四月一日なので、ぼく今から嘘つくよ」
    「普通宣言しないだろ。なんだよ」
    「ランラン、ぼくに触らないで」
    おれは少し考えるふりをする。
    「ぼくの髪に、触らないで」
    おれは嶺二の頭をなでる。
    ふふふ、と嶺二が笑う。
    「絶対にほっぺた触らないで」
    おれは嶺二の頬を両手でぎゅうと挟む。
    「う」
    「はは、変な顔」
    嶺二がおれの指を掴んでくる。
    おれは嶺二の指を握り返す。
    「ぼく、ランランにキスされたくないなぁ」
    嘘をつく唇が閉じられる前に
    「おれもだ」
    おれはやわらかく口づけをした。
    えびをたべる
    「エビマヨかエビチリ」
    「アヒージョ」
    「多分オリーブオイル足りねぇな、ほら」
    「本当だ。買いにいかなきゃ」

    並んでキッチンに立って、海老の殻を剥きながら相談中。とりあえず下ごしらえだけしておけば後はどうにでもできるし。
    「エビフライは?」
    「わりぃ、この前パン粉使い切った」
    「えー」

    頭を外して背わたを取って。

    「なぁ、おまえ、エビフライの尻尾食う派?」
    「ぼく残す」
    「おれは食う」
    「口の中に刺さって痛いじゃん」
    「食い方が下手なだけだろ」

    尻尾の先をちょっと切って、片栗粉で揉んで洗って。

    「これもう炒めちゃう?」
    「…塩バターガーリック増し。ブロッコリーも」
    「あ〜罪深い!それは罪深いよランラン」
    とまとぜめ
    この前買いこんだトマトの缶詰。何にでも使えていくらあっても困らない。
    というわけで、本日は鶏肉のトマト煮。時間かけて煮込んであげたいところだけど、圧力鍋で楽してしまおう。
    「ランラン、この野菜ジュースも入れちゃっていい? ていうか入れまーす」
    「じゃあ聞くんじゃねぇよ」
    玉ねぎとパプリカと、鶏肉に塩コショウ。
    コンソメ。トマトとトマト缶。
    「ローズマリーいれる?」
    「いらね」
    蓋して火にかけて。
    「あ、飯炊くの忘れてた」
    「じゃあパンでいいんじゃない」
    「明日の朝飯分なくなるぞ」
    「どっかにモーニング食べに行こ」
    加圧が終わったらご開帳。
    「あー、思ってたよりだいぶ水が」
    トロトロになった鶏肉をお皿に移す。
    「もったいねぇな」
    「とっておいて明日パスタソースにしよう」
    「それ最高じゃねぇか」

    翌日、昼

    「もう少しトマト足す?」
    「あー、ちょっと薄いしな」
    「やっ入れすぎた」
    「おまえ目分量でやるのよせよ…とりあえず味整えれば誤魔化せんだろ」

    「…うーん、また余っちゃった」
    「リゾットにでもするか?」
    「すごい、終わりのない無限のトマトソース」
    「もうこれで終わりだっつの」
    140文字で書くお題ったー
    「おれおまえのこと好きだわ」
    「うん、ぼくも好き」
    「は?」
    「ん?」
    「おまえ空返事しただろ」
    「してないよ」
    「なんだよ今の軽い返し」
    「ちゃんと聞いてたって」
    「嘘つけ」
    「嘘じゃないもん」
    「じゃあおれ今何つったよ」
    「ぼくの事好きって。違う?」
    「…違わねぇ」
    「はい、もっかい最初からやり直し」

    140文字で書くお題ったー
    最初からやり直したい
    のんべ
    生ハムの塊と、ミックスナッツ。珍しいチーズを見つけたのでそれも何種類か。
    「ランラン赤?」
    「白」
    「じゃあぼくロゼにしよ」
    「女子か」
    「色だけでしょ。あ、やっぱ赤も買おう」
    だら飲みするし見た目重視のラベル買い。意外と当たり引けちゃうから楽しい。

    「プラのワイングラスなんか売ってる。おもしろい」
    「買えよ。おまえ酔っ払うとすぐグラスひっくり返すからヒヤヒヤすんだよ」
    「ランランだってこの前お気に入りのぐい呑み割ったじゃん」
    「あれはおまえのせいだからな」

    家に帰って、生ハムを切って、チーズも小さく分けて、おもちゃみたいなワイングラスとワインボトルを手にソファへ向かう。

    何気ない会話。テレビをつけたり消したり、好きな音楽を流したり。ごろ寝したり。
    きみと2人の、のんびりとした宅飲み。

    つまもうとして、指先が空を切る。
    「あれ」
    見るとお皿はいつの間にか空っぽ。
    「ガーン……もう食べきってしまった……」
    「その変なチーズうまかったな」
    「なぜ美味しいものはすぐ無くなってしまうのか……ぼくは美味しいもの食べたいだけなのに……」
    ぼくはテーブルに突っ伏す。かしゃんとプラスチックのワイングラスが倒れた。

    「れいじ、ピザとろうぜ」
    宅配ピザの注文画面が表示されたスマホがぼくの目の前に置かれる。
    「ぼくマルゲリータ……ていうかランラン顔近いよ」
    「わりぃか」
    「やだ、もっと寄って」

    酔っ払いの楽しい時間は始まったばかり。
    診断メーカー 恋に気付く瞬間
    あいつの声だ。嶺二は騒がしい上に声がよく通るから、どこかにいてもすぐ分かる。確か新しく始まったばっかの番組の収録がこの先のBスタで……嶺二の声に混じった知らない笑い声に、おれは足を止めてしまった。スタジオ前の廊下で嶺二を囲むように見知らぬ顔が数人。すっかり歩き出すタイミングを見失い、離れた所から嶺二の横顔を眺める。本音少々の社交辞令に決して崩されない笑顔。嶺二にとっては仕事の内に含まれる、その程度のもの。散々聞かされてるからよく知ってる。なんだ、楽しそうだな嶺二。おれのいない所だとそんな風なのか。……なんだこれ、つまんねぇの。しかめ面になりかけた時、嶺二がおれを見た。

    ****************

    ランランがベース専門誌のインタビューを受けるそう。楽器の専門誌なんてぼくには縁のない世界。丁度同じスタジオの仕事だし興味本位できみがいる部屋を覗きに行った。通りがかりのフリをしてドアのガラス窓から中を見る。無邪気に笑うきみがいた。あの手振りからすると機材の話かな。エフェクタがどうとか何かのメーカーがこうとか音のセッティングがなんだとか、ぼくにはさっぱり。相手は専門誌の人だし共通語なんだろうけど、楽しそう。そっか、ぼくの知らない事であんな風に笑うんだ。羨ましい。…いやいや、羨ましいってどういう事…え?どういう事?何やってんだと言いたげな顔のきみと、目があってしまった。

    ****************

    大人げない我儘が顔を見せる。でもこの感情の名前は分かってる。笑顔を自分に向けてほしい独占欲と、笑顔を向けられた誰かへの嫉妬だ。仕事だと分かっていてもなおこれなのだから困ったものだ。この感情の名前はちゃんと分かっているのに、なぜ押さえても抑えてもこれが顔を出してくるのかは分からない。また今日も知らない誰かに笑いかけているのを見た。それを嫌だと感じてしまう。近くにいたい。胸が苦しい。奪い返したい。自分だけ見てほしい。こんなの、有り体に言えば所謂『恋』をしてるなんてことになるがそんなことあり得るだろうか。おれが/ぼくが、おまえに/きみに、恋をしてるなんて…まさかそんな!
    診断メーカー 内緒でキスをしよう
    「んん?」
    グラスに口を付けた途端、思っていたのとかけ離れた味が口の中に広がって思わず変な声を出してしまった。見ればランランも変な顔をしている。
    「……あ、これベルモットだ」
    あーあ、知らない名前だったから引っかかっちゃった。
    「んだよこれ、ワインじゃねぇのな」
    ボトルのラベルを見ていたら、ランランも変な顔をしたままのぞき込んできた。ちゃんと見ればよかった。もちろんストレートでも飲めるけど、これはちょっとクセが強い。だめだ、無理。ぼくはさっさとボトルにフタをして脇に追いやる。今日のところは備蓄のビールで諦めて、この子の始末は後で考えよう。

    「今日はBARコトブキにします」
    後日。考えてみれば簡単なことだった。ストレートで飲めないならカクテルにしてしまえばいい。
    遊びで買ったウォッカ、ジン、ブランデー、飲みかけのスコッチウィスキー、開けてないラム、小瓶のカンパリ、カシスリキュール、万能なオレンジジュースとレモンジュース、トニックウォーター、ジンジャーエール、レモンにライム。これだけあれば何かしらできるはず。
    「ちなみにシェイカーは無いよ」
    「なんだ。面白ぇから今度買えよ」
    カウンターにずらりと並んだ酒瓶に、ランランもまんざらではない様子。
    「適当に好きなもので割ってもいいと思うんだけど」
    「じゃあジントニック下さい」
    「ベルモット飲み切ったらね!」

    グラスに氷を入れて、ウィスキーとベルモットを3対1でステア。終わり。
    「あーなんだっけ……マンハッタン?」
    「惜しい。スコッチウィスキー使うと、実は違うカクテルになるんだよねー」
    「ウィスキーなら全部同じじゃねぇのか」
    「これはね、ロブロイ」
    どうぞ、とグラスを手渡す。
    「はーいかんぱーい!いえーい!」
    ランランがグラスを口に運ぶ所作を見て、どうせならちゃんとしたバーに連れてってあげるのもいいな……なんて思ったりした。今度そうしよ。
    「どう?大人の味する?」
    「甘……」
    ランランは小さく呟くと、ごく自然な流れでぼくに口付けをしてきた。軽く差し込まれた舌からはベルモットのほんのりとした苦味と甘い香りが伝わってきて。こういう所はずいぶん大人だから困る。
    「大人っつーか、甘いくせに何だこの度数」
    ランランがグラスを口元に運ぶ度、氷がカランと音を立てる。
    「カクテルって花言葉みたいに色々意味があるんだけど知ってる?」
    「いや初耳」
    「気が向いたら調べてみるといいよ。面白いからさ」


    ロブロイのカクテル言葉
    「あなたの心を奪いたい」
    弁当屋とバンドマン(既成事実有り
    ランランお弁当余ったのあるよ、持って帰る? 食べてくならそっちのイートイン使って。ぼく少し明日の仕込みあるから中にいるけど、何かあったら呼んでねん。

    あれ、食べるの早いね。足りた? ゴミ捨てまだだから、そこ捨てといていいよ。ううん、まだゴミ出るからそのままで大丈夫、ありがと。表閉めちゃったから帰り裏から出てね。え、手伝ってくれんの? 夜バイトは? 本当に? 予定ないならお願いしたいな。ありがとー助かるー。
    じゃあ、えっと……そこのボウルで鶏肉漬け込んでるから揉んどいてくれるとありがたいな。うん、そうそう、唐揚げ用の鶏肉。

    ねぇ、ちょっとランラン、話聞いてた? 鶏肉を揉んでって言ってるの。
    いや、ぼくのお尻揉む前にその鶏肉揉み込んどいて欲しいなって言ってるんだけど。
    え? は? 何言ってんの、ダメに決まってるでしょ。ここじゃしません。なんでじゃなくて、あっこら、危ないから、やめ……もー!怒るよ!
    30分に1回キスしたくなる呪いにかかる
    (嶺二)
    (待ってあと少しだから)
    (なぁ)
    (分かってるから、もうちょっと我慢して)
    ぼくは笑顔を崩さないよう慎重に、隣でぐずりだしたランランをなだめる。

    こんにちはマイガール!寿嶺二でっす。
    なんとこちらの黒崎蘭丸、2日ほど前から『30分に1回キスしたくなる』という呪いにかかっています。
    なんだそれって思ったでしょう?ぼくらもそう思ってる。呪いがいつどうやって解けるか分からないけど、でもまぁ一応プロなんで。毎日のお仕事はなんとかうまいこと乗り切って…え、どうやってって?
    それは内緒。

    今日は二人でテレビ誌のグラビア撮影。呪いの30分までには、まぁ一区切りつくかなと思っていたけど少し押してしているみたい。そろそろ時間が……と思っていた矢先にランランの集中力がプツリと切れてしまった。カメラに写らない角度でぼくのうなじをくすぐったり背中を撫でたり、あのねここで撮れ高確保できればすぐにでも控室に帰れるんだから、本当にお願い、真面目にやって。
    「お疲れ様でーす。一旦チェックしまーす」

    少し控室戻ります、と念の為近くのスタッフさんに声をかけるぼくを横目にランランは大股で歩いていってしまう。ぼくはその後ろを追いかける。人目につかない所までは早足にならないように気を付けながら、あぁもう、ランランほんっと足速い。

    「もー今日はそんなに時間かからないって分かってるんだから、ちょっとは我慢してよ」
    部屋の前でランランの背中に追いついたぼくが恨み言を口にした次の瞬間、ランランの綺麗なオッドアイがぼくの目の前にあって、ランランとぼくの鼻の頭がぶつかって、頬を擦り寄せて
    「呪われてっから我慢できねぇの」
    ランランは短いキスをぼくの唇へ落とした。
    「…ねぇ、ずっとそんな顔してたの?撮影中も、」
    「さぁ」
    言葉の合間合間に、拗ねた子供みたいに少し尖らせた唇で何度もぼくに触れてきて、その可愛さにぼくは怒る気が失せてしまう。
    「ランランのそんなかわいい顔、雑誌に載っちゃったら嫌だなぁ」
    「じゃあ後でおまえがNG出しとけよ」
    締めのキスはとてもとても長くて、ぼくはすっかりとろけてしまいそうに

    ……あれ、なんか変だな。
    「ねぇランラン……いつ、呪い解けたの?」

    ランランがそっとぼくから目をそらした。

    (診断メーカー)
    もうすぐとどくよ
    「ランランだいぶ髪伸びたね」
    舞台が決まった黒崎蘭丸。とある有名劇団の客演で、ロックミュージカル風の演目だ。早めのオファーだったからまだまだ先の話だけど少しずつ役作りを始めていて、ウィッグ使わないで済むならその方がいいと、役のビジュアルに近くなるまで髪を伸ばすと決めて早4ヶ月。

    「舞台終わるまでほっときゃいいだけだって思ってたけどよ」
    前髪と横髪を上げてぼくのダッカールで留めてる姿が可愛い。最近ぼくのポーチから数が減ってるなと思ってたけど、きみだね犯人は。
    「おまえよく平気だな」
    「ぼく?」
    「おれより髪長えだろ。おれ、これでも気が狂いそうなんだぞ」
    ランランが留めてた髪を下ろすと、ぼくよりは少し短いけれどランランにしてはとても長すぎる前髪が目元を隠した。サイドの髪もだいぶ伸びていて、いつものスタイリングは難しくなってる。
    ランランは今までに髪型を大きく変えることが無かった。仕事柄そうそう気軽に遊べるものではない、というのもあるけど、思い出せる限り『いつもより切りすぎた』とランランが愚痴る程度のものしか知らない。だからぼくはとても新鮮な気持ちで毎日きみを見ている。
    「なんか幼く見えるよね」
    ぼくはランランの前髪を指で払ってあげながら、絶対嫌がるだろう一言を投げた。
    「……だから髪長いの嫌なんだよ、本当は」
    やっぱり拗ねちゃった。
    「幼いって、単なる見た目の話よ?」
    「おれの事知らねぇやつは見た目でしか判断しねぇだろ」
    「うんまぁそれはそうかもだけど」
    「おまえくらいの長さになったら後ろで結べんだけどな…」

    あーうっとおしいと大声を上げ、ランランはまたぼくのダッカールで髪を留め直した。


    「……はっ!」
    「なんだよ」
    「ぼくと結婚、してくれるの!?」
    「はぁ!?突然なんだよ頭おかしくなったのかてめぇ」

    ぼくは、恐らく誰でも一度くらいは耳にしたことがあるはずの、ある古いフォークソングのワンフレーズを歌った。
    「……と、いうわけなんだけどさ」
    「そうか、なるほどな……って、なにが『というわけ』なんだよ。関係ねぇよ」
    「ランラン、ノリツッコミ上手くなったよね」
    「先輩がスパルタだからな」

    そしてさらに3ヶ月後。無事に舞台は初日を迎える。すっかり髪が伸びたランランは『千秋楽で断髪式する』と毎日のように言っていたけど、この公演は東京大阪で足掛け2ヶ月あるからね。まだまだ先だよ。

    さて、幼く見えるというのを気にしていたランランが実際どうなったかというと。伸び切った前髪を分けてポイントメッシュでカラーが入り、サイドはかっちり後ろに流すスタイル。毛先にはゆるくパーマがかかっていて、いつもと違う色のカラコンが両目に入っていて

    「え、誰」
    「おれだよ。恋人の顔忘れんな」
    君と過ごす夏
    ✯花火と鍋とビール
    「ランラン、夏の思い出にぼくちんと花火しよう!」
    嶺二がファミリー向けの花火セットを抱えて帰って来た。
    「どうしたんだそれ」
    「今日の現場で余ったやつ貰った」
    「音也達にくれてやりゃよかったじゃねぇか。アイツら好きだろ、こういう遊び道具」
    「いや、おとやん達と分けてコレなの。あの子達もっといっぱい持って帰ってたよ」
    そもそも貰ってこなくても……と、言ってしまうは野暮だなと思い、嶺二に付き合うことにする。

    「ビールも持って行こうっと」
    「バケツの代わりになる物なんかあったっけか」
    「もう捨てようと思ってたお鍋じゃダメ?」
    「……まぁ無いよりマシか」


    ✯汗
    花火と鍋とビールを二缶持って、おれのサンダルを勝手に履いてきた嶺二のペタペタという足音を聞きながら近くの公園まで歩く。
    「今夜も蒸すね」
    「もうすぐ夏も終わるのにな……あ」
    よそ見をしている嶺二がセミの死骸を踏みそうになったので咄嗟に腕を引いた。嶺二がよろける。
    「おー、何、びっくりした」
    「おれのサンダルでセミ踏むんじゃねぇ」
    「気をつけまーす」
    おれの手をそのまま握って嶺二はペタペタと歩き出した。湿度の高い空気を纏った手が肌に貼り付く感触に、じっとりとした別の夜を思い出す。
    「おい嶺二、手ぇ離せよ。あちぃだろ」
    「いいじゃん。ぼくも手汗やばいもん」
    「花火と鍋とビール持った大の大人が手ぇつないで歩く姿ってどうなんだよ」
    「別にいいじゃん、夏だし」


    ✯花びら紙
    街灯に虫がぶつかる音をかき消すように、嶺二が派手な音を立てて花火の袋を開ける。色とりどりの手持ち花火の束の中から、線香花火が数本出てきた。
    「これは最後にね」
    嶺二が線香花火を脇によけて最初の1本を吟味し始めた。どうせ、怖いから火をつけろ、なんて言ってくるんだろうなとライターを指先で弄びながら待つ。
    「ランランこれ、火つけてー」
    「なんだよ、自分でやれよ」
    「やだ怖いもん。花火ってすごい火を噴くやつあるでしょ」
    多分これそうだと思う、と花びら紙をひらひら揺らしながらおれに向けて花火を差し出してきた。
    「おれはいいのかよ。ひでぇなぁおまえ」
    わざとらしく言って、花火の先端を千切ってやる。
    「んふふ、ランラン優しい。もう1本、こっちもやって」
    嶺二を満足気な顔にさせてやる事が、おれは満更でもないんだ。


    ✯ススキ花火
    「近所迷惑になっからあんまり大声出すなよ」
    嶺二は両手に花火を持って、走り回ったりクルクル回ったりガキみたいにはしゃぎだした。
    「ランラン見て見て、ナイアガラー」
    すべり台に登って上から花火を振っている。火花の色が変わると嶺二の表情も変わって、本当にこいつは見ていて飽きないなとつくづく思う。
    そういや玩具花火なんて本当に久しぶりな気がする。

    「なんか、夏休みっぽいよな」
    火が消えた花火を手に戻って来た嶺二へ言う。
    「あは、そうだね。夏休みっぽい」
    嶺二は水を張った鍋に花火の燃え殻を投げ入れて笑った。
    子供の頃、夏休みが終わる前の、少しずつ夏が遠ざかっていくようなあの物悲しい感じに似た匂いがする。


    ✯スパーク花火
    「花火で絵を書くやつやりたいな」
    嶺二がスマホに指を滑らせながら言う。
    「ランラン、シャッター押してくれる?」
    カメラアプリを立ち上げたスマホをおれに手渡して嶺二が小走りで離れていく。
    「シャッタースピード一番遅くしてあるからランラン動かないでね」
    花火に火をつけている嶺二をおれは画面越しに見ながらシャッターを押す。パチパチと火花が散る音。オレンジ色の光を持った手を伸ばして、ゆったり動く嶺二をおれは画面越しに眺める。おれと目が合うと嶺二は十八番のウィンク付きの投げキスをし、おれの体がぐらついたのを目ざとくどやしつけてきたところで、ようやくシャッターが切れた。
    「もー!動いたらブレちゃうでしょー」
    「てめぇが余計な事するからだろ」
    大きな光のハートの中に嶺二がいて、ほんの少しだけブレてしまった写真が出来上がった。


    ✯線香花火
    「なんかお鍋から花火の棒が生えてるの、変だね」
    遊び尽くして線香花火だけが残った頃、消火用に水を張った鍋にはかなりの量の花火の燃え殻が入っていた。
    「田楽鍋みてぇだな」
    「確かにちょっと似てる」
    まだ鍋をやるには暑すぎる、なんて事を話しながら並んで地べたに座りビールを飲む。
    「なんかお腹空いてきちゃった」
    「線香花火残ってるぞ」
    「やらないとは言ってないもん」
    嶺二は線香花火の束をばらして、数本をおれに手渡した。
    「競争しようよ」
    「いいぜ。何賭ける?」
    「賭け?ランランたら不健全。そうだなぁ……じゃあ勝ったらとびっきりときめくキスしてもらおうかなー」
    けらけらと嶺二が笑った。ライターの小さな炎で一緒に火をつける。パチ、パチと、他の手持ち花火より幾分小声で花火が鳴く。

    「なんか線香花火って寂しくなるよね」
    花火のほのかな光で照らされている嶺二の横顔を見る。口元はいつもの様に微笑んでいるけれど、少し悲しげな瞳の中に花火の光が揺れるのがとても綺麗で、もっとずっと見ていたくて、おれは少し汗を吸った嶺二の横髪を静かに払った。嶺二がゆっくりとこちらに顔を向けるのとほぼ同時に、ぽたりと線香花火の先端から光が落ちた。嶺二の瞳から花火の光は消える。

    「あっ、どっちが先?」
    「わりぃ見てなかった」
    「じゃあこれは引き分けかな」
    「てことは賭けは不成立か」
    「……勝っても負けても賭けてなくても、結局するんだけどね」
    嶺二の顔が近付く。まったく、ずるいやつだな、おまえ。


    ✯夏の終り
    「なんか今日はもういいや」
    嶺二は突然興味を失った様に言い放ち
    立ち上がって残った線香花火をポケットにねじ込んでいる。
    「ランラン、帰ろ」
    おれは嶺二から差し出された手を握り返した。

    (診断メーカー)
    フォールコンセンサス効果
    どうしたものか。ぼくはすっかり思考の迷路にはまってしまった。
    「いった」
    大きな手がぼくの頭を叩いた。
    「なに難しい顔してんだ」
    「……別に」
    原因はきみだよ、きみ。少し憎たらしくなってじろりと見上げた。
    「ランランきみね、年上をもう少し敬いなさい」
    「……寿センパーイ、眉間のシワ取れなくなりますよ」
    わざとらしい台詞をはいて、その風貌にそぐわず実はとても可愛らしい笑顔をぼくに見せてくる。
    「あーヤダヤダ、なんて小憎たらしい後輩」
    「うっせ。こんな可愛い後輩他にいねぇだろ」

    事務所の新人の教育担当というか、そういう名目で行動を共にしはじめて、そこからこんなに長くニコイチで仕事することになるなんて思ってもみなかった。
    新人くんはすっかり出来るアイドルに育ち、立派なぼくの同僚になって、いつのまにか『二人はいいコンビ』なんて周りからも言われるようになってた。
    仕事とはいえ一緒にいる時間が長かったせいで、お互いの事はだいたい分かる程度の仲にまでなったところで気付いたら、いつも彼を目で追っているぼくがいた。
    気になって気になって、ぼくのまだ見たことない顔をしやしないか、ぼくの聞いたことない声で誰かと話したりしてないか、そんなことばかり考えてる。
    新しいきみの一面を見つけられる度、ソーダ水が弾けるみたいに世界がキラキラしちゃってさ。さっきのちょっとしたやりとりにだって、ぼくはウキウキで、胸が弾んでしまって。
    困ったな。
    ぼく、基本的には女の子大好きだし、今まで男とそういう関係になった事がない訳じゃないけど、恋愛感情があるようなものじゃなかったし。なのに。


    「嶺二」
    そう、きみがそんな風に甘く優しくぼくの名前を呼んでくれたらなぁ、なんて思ってしまったり。
    「なぁ、れぇじ」
    そうそう、そんな風にその長い指でくるくるとぼくの髪で手遊びしてくれたらなぁ、なんて願ってしまったり……。

    「……ん?」

    頭に手をやると、僕の髪を絡めてるランランの指が触れた。
    「……!?なにしてんのランラン」
    「あぁ、わりぃ。髪触られるのイヤだったか」
    するりと指がぼくの髪からすり抜けていく。
    「あ、いや、嫌だって事は、ないんだけど……」

    あれ?

    「なんで今、ぼくの髪触ったの……?」
    「触りてぇなって思ったから」
    「なんで触りたい、なんて、思ったの?」

    この時の黒崎蘭丸の顔は忘れられない。
    突然の物音に驚いた猫みたいに目をまん丸にして全身ピリピリさせて、手を伸ばしたら逃げてしまうのではないかとぼくに思わせるくらいの緊張が伝わって

    ぼくはこの猫の本音が知りたいと思った。

    ランダム単語ガチャno.9606フォールコンセンサス効果
    路頭に迷う
    長いまつげ。切れ長の目。色白のきめ細かい肌。意思が強そうな薄めの唇。
    向かいに座って手元の台本をめくっているのを、気付かれないように見る。
    戸惑ってしまうくらいぼくとは全然違うね。
    綺麗な首筋。筋肉質な胸。筋張ってる手。長い指。短く揃えられた爪。
    台本の文字を追って首を傾げてるのを、気付かれないように見る。

    「さっきから何見てんだよ」
    台本を見たままでランランが言った。
    バレてた。

    「いや、ランランまつ毛長いなと思って」
    「おまえだってそう変わらねぇだろ」
    「切れ長の目かっこいいなって」
    「ぱっちりタレ目がチャームポイントじゃねぇのかよ」
    「薄めの唇って凛々しいじゃん」
    「唇厚いほど愛情深いってよく言うよな」
    「低くてハスキーで色っぽい声、羨ましい」
    「おまえの甘ったるい声も相当エロいの自覚しろよ」
    「ランランの大きい手、好き」
    「お前の手も、やらかくて気持ちいいから好きだぜ」
    「ぼくは自分の手、あまり好きじゃないけど」
    「おれは好きなんだよ」
    「そっか」
    「そうだよ」
    「背も高いしさ」
    「9センチ差って割とキスしやすいからいいんじゃねぇか」
    「筋肉きれいだし」
    「おまえ、意外と腹筋あるの知らねぇの?下から見ると結構なもんだぞ」
    「ランランのロックな姿勢、魅力的だよね」
    「全身でアイドルやってるおまえもかっこいいけどな」
    「若い子には敵わないもん」
    「絶対追いつけないおれの気持ちも考えろよ」
    「もう。ああ言えばこう言う」
    「おれは思ってる事を言ってるだけだ」
    「そっか」
    「そうだよ」
    「ランランぼくのこと好きでしょ」
    「おまえもおれのこと好きだろ」
    ぼくと全然違うきみとも、ここは同じと分かって少し安心した。

    ランランが視線を上げてぼくを見る。
    「何だか知らねぇけど、気ぃ済んだか?」
    あんまり言われると照れんだろ、と気まずそうにまた手元の台本へ視線を落とした。


    ランダム単語ガチャNo.5360路頭に迷う
    ※自己責任で
    口の中にローションを含んでフェラするのは本当に気持ちいいのか?
    というバカバカしい流れになったのは、嶺二が持って来たおバカ企画モノAVを酒のつまみに見ていたせい。……いやそもそもこんなもん持って来た嶺二が悪い。お互い酔っ払うとろくな事にならない。気を付けよう。
    と、今さら反省したってすでに手遅れで、厚めのタオルを敷いたソファの上に下半身出して座らされてるおれの状況は変わらないし、おれの前で口の中にローション流し込んでる嶺二のテンションが下がることもない。
    ※無添加で人体に安全なものを使用しています。
    「飲むなよ」
    「ん」
    嶺二は険しい顔をして頷くと、閉じた唇を(すでに半勃ちの)おれのに当てがって、少しずつ口の中へ導いていく。唾液とも舌の触感とも、ゴム着けて中突っ込んだ時とも違う生温かいぬめりにおれは大きく息を吐いた。嶺二の口から漏れたローションは、嶺二の顎や、おれのちんこを伝ってだらだらと落ちていく。おれの弱点を分かってる嶺二にされれば、なんだって気持ちいいのには違いないけど、いつもより滑りがいい分もう少し強くされてもいいな……なんてつい真面目に考えてしまった。けど、口呼吸ができないでいる嶺二の少し荒い鼻息と粘着質な音が聞こえてくると、知らず知らずのうちに息が上がってしまう。
    動きに合わせて嶺二の後頭部に手を添える。ぬちゃぬちゃと嶺二の口からは聞いたことないねちっこい音が出続けてる。これは正直エロいと思ってしまった。口の周りも手もローション塗れでベトベトにして、その手でおれの内腿掴むもんだからぬるぬるしてくすぐってぇし……

    「お゛え゛ぇ」

    嶺二が突然、色気のない声を出した。

    「ごめん……ローション喉に張り付いて、きもちわるい、もう無理」
    口ゆすいでくる、と不意に立ち上がりキッチンへドタバタと駆け込んでいった。
    「なー、おい、おれ中途半端なんだけど」
    おれの呼びかけに返ってくるのは水の音と嶺二のえづく声。
    ……まぁいいや。おれもローション落としてこよ。


    「ぜんっぜん取れないんだけど!?まだ口の中ぬるぬるするし!」
    「なんでおれにキレてんだよ」
    「もう絶対やらないからね!」
    「だから何でおれにキレてんだって」
    ylangylang_6902 Link Message Mute
    2020/08/02 4:07:18

    4月のログ

    Twitterでもそもそやってた蘭嶺のログ。

    4月分をまとめました。
    ※ が付いてるのはえちちです。ご注意下さい。

    #蘭嶺 #ツイッターログ

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    • 夏の熱金魚売りのお話のオマージュその4。
      金魚と春を売る金魚売り嶺二くんと貸座敷の雇い人黒崎さんの恋のお話。
      平たく言えば男娼パロ。
      時代設定や用語はふんわり。
      モブ嶺要素ほんのり。

      ちょっとえちなのと、かなりかけ離れた設定なので、ワンクッションでパスかけました→yes/no

      2頁目は文章ベタ打ち。
      #蘭嶺
      ylangylang_6902
    • 魔法の学び舎パロのことシャニライ撮影「 輝き紡ぐ魔法の学び舎」の外枠だけをお借りした捏造てんこ盛りパロ。

      魔法植物学科教師黒崎先生と新入生寮寮監嶺二くんと他の先生たちのお話。

      私の頭の中にある設定と前提をざくっとまとめたのがこちら。

      以下リンク、それぞれツイッターに投げた話をまとめてます。

      #蘭嶺 #ツイッターログ
      ylangylang_6902
    • のりきれ!デスマーチBLサイコロ:のりきれ!デスマーチ のお題
      『「お仕事お疲れ様」とホットミルクを作ったら泣かれた』で書きました。
      黒崎さん側、嶺二くん側、その後 の3つ。
      3つ目がお口でややエロなのでパスかけます。y/n

      #蘭嶺 #ツイッターログ
      ylangylang_6902
    • 4首締めてる話首絞めセ…してるだけの激短い文
      甘くないのでそういうの大丈夫な人
      y/n

      #蘭嶺
      ylangylang_6902
    • 金魚売りの男大好きで大好きでずっと頭の中にある、遥か昔に読んだ金魚売りのお話しのオマージュ。蘭嶺でもそもそ書きました。
      金魚と春を売る金魚売り嶺二くんと貸座敷の雇い人黒崎さんの恋のお話。
      平たく言えば男娼パロ。
      時代設定や用語はふんわり。
      モブ嶺要素あり。

      ちょっとえちなのと、かなりかけ離れた設定なので、ワンクッションでパスかけました→yes/no
      2頁目はベタ打ちです。

      #蘭嶺 ##金魚売りと雇い人
      ylangylang_6902
    • 金魚売りと出目金金魚売りのお話のオマージュその2。金魚と春を売る金魚売り嶺二くんと貸座敷の雇い人黒崎さんの恋のお話。
      平たく言えば男娼パロ。
      時代設定や用語はふんわり。
      モブ嶺要素はほんのり。

      かなりかけ離れた設定なので、ワンクッションでパスかけました→yes/no
      2頁目はベタ打ちです。

      #蘭嶺 ##金魚売りと雇い人
      ylangylang_6902
    • 雇い人と出目金金魚売りのお話のオマージュその3。
      金魚と春を売る金魚売り嶺二くんと貸座敷の雇い人黒崎さんの恋のお話。
      平たく言えば男娼パロ。
      時代設定や用語はふんわり。
      モブ嶺要素ほんのり。

      かなりかけ離れた設定なので、ワンクッションでパスかけました→yes/no
      2頁目はベタ打ちです。

      #蘭嶺 ##金魚売りと雇い人
      ylangylang_6902
    • 七月二十一日の金魚売りと雇い人の話金魚売りのお話のオマージュ番外編。
      7/21、0721の日ということで、そういうネタのお二人。ギャグです。

      金魚と春を売る金魚売り嶺二くんと貸座敷の雇い人黒崎さんの恋のお話。
      平たく言えば男娼パロ。
      時代設定や用語はふんわり。
      モブ嶺要素ほんのり。

      ちょっとえちなのと、かなりアレな設定なので、ワンクッションでパスかけました。→y/n

      #蘭嶺
      ylangylang_6902
    • 黒崎少年と嶺二先生と先生たちシャニライ撮影「 輝き紡ぐ魔法の学び舎」の外枠だけをお借りした個人的設定の、捏造てんこ盛りパロ。
      黒崎先生がまだ学生で寮監がまだ嶺二先生と呼ばれていた頃の、黒崎少年とその他の先生たちの話。

      ついったにぼちぼち流してるもののベタ打ちまとめです。ちょっと直してるのもあります。

      #蘭嶺 #ツイッターログ
      ylangylang_6902
    • 魔法植物学科教師 黒崎蘭丸と新入生寮寮監 寿嶺二の話シャニライ撮影「 輝き紡ぐ魔法の学び舎」の外枠だけをお借りした個人的設定の、捏造てんこ盛りパロ。
      黒崎先生と寮監嶺二くんのお話。話の流れは順番になっていますが、黒崎少年の方の4番目の話(干渉)とこちらの6番目の話(知りたい事)だけリンクしています

      ついったにぼちぼち流してるもののベタ打ちまとめです。
      #蘭嶺 #ツイッターログ
      ylangylang_6902
    • バナナを食べるだけの話買い込んだバナナを一週間かけて消費する蘭嶺の話です。
      何か食べてるだけの蘭嶺シリーズ(?)なんですがやや匂わせなのでパス。y/n

      #蘭嶺 #ツイッターログ
      ylangylang_6902
    • 9共依存根暗なAWパロ。弁当屋とバンドマンに、辛辣だなと思いつつ、こういう解釈してました。
      https://galleria.emotionflow.com/s/87336/541743.htmlと繋がってるぽい話。

      根暗で無糖でセッしてます。
      甘くないの大丈夫な方
      y/n

      #蘭嶺
      ylangylang_6902
    • 寮監の旅の終わり(forgive me)シャニライ魔法の学び舎パロのシリーズにある、寮監の旅の終わり(longing)とセットのお話。黒崎先生の初めてのゴニョゴニョなので、パスかけるために別置きにせざるを得ませんでした。
      詳しい話はこちらから
      https://galleria.emotionflow.com/s/87336/540536.html

      魔法学校シリーズの蘭嶺なので普通の蘭嶺じゃないけど大丈夫な方 y/n

      #蘭嶺 #ツイッターログ
      ylangylang_6902
    • 5月のログTwitterでもそもそやってた蘭嶺のログ。

      5月分をまとめました。
      ※が付いてるのはえちです。ご注意下さい。

      #蘭嶺 #ツイッターログ
      ylangylang_6902
    • 3月のログ今年の3月頃からTwitterでもそもそやってた蘭嶺のログ。

      3月の分をまとめました。短いのばっかです。
      ※ が付いてるのはちょっとえちなのでご注意下さい。

      #蘭嶺 #ツイッターログ
      ylangylang_6902
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