創作SNS GALLERIA[ギャレリア] 創作SNS GALLERIA[ギャレリア]
【お知らせ】メンテナンスは終了しました。ご協力ありがとうございました。

イラストを魅せる。護る。
究極のイラストSNS。

GALLERIA[ギャレリア]は創作活動を支援する
豊富な機能を揃えた創作SNSです。

  • 作品を最優先にした最小限の広告
  • ライセンス表示
  • 著作日時内容証明
  • 右クリック保存禁止機能
  • 共有コントロール
  • 検索避け
  • 新着避け
  • ミュートタグ
  • ミュートユーザ
  • フォロワー限定公開
  • 相互フォロー限定公開
  • ワンクション公開
  • パスワード付き公開
  • 複数枚まとめ投稿
  • 投稿予約
  • カテゴリ分け
  • 表示順序コントロール
  • 公開後修正/追加機能
  • 24時間自動削除
  • Twitter同時/予約/定期投稿
  • これからの芝浜近所のコンビニで、ボロボロの格好で泥だらけのオッサンが、停車した自転車に跨って店で買ったであろうアンパンを食べていた。
    それが、まあ、あんなに美味そうに、幸せそうに食べるかね?ってくらいの大変に良い表情だった。夏頃に見た姿だけどね。
    〜これからの芝浜〜という事で、談春師匠が従来の芝浜を大きく作り変えると。どんなものか全く想像がつかないので有楽町朝日ホールへ先日行ってきた。
    細かな点は省くが、従来の芝浜より夫婦の人物描写が大きく変わり、大晦日で完結する噺を正月、さらに翌日まで続くという構成となっていた。確かに、新しい。「また夢になるかもしれねぇ」で終わるいつもの芝浜も好きだが、コレはコレで一つの形かな。
    旦那の勝公が思い悩む所から夫婦の諍いが始まる。奥さんがいて仕事も順調、近所の評判も良い事から「アンタ幸せもんだね」と言われるが、それを聞いて「幸せって何だろう?」と真剣に考えてしまう。
    「アンタは幸せじゃないの?」と奥さんに言われるが、別に自分が不幸とは言っていない。ただ、人から幸せと言われると「幸せって何だろう?」と純粋に思ってしまうという。
    わりと序盤の部分なんだが、この辺りの心情に共感を覚えた。充足ではないが、かといって決して満たされていないわけではない。ただ、他者の物差しで幸せと言われると何か妙に違和感があるこの気持ち。結構現代的な人物描写に見えるんだよな。
    ちょっと前は一般的な幸せの基準があって、おおよそ皆がそうなるべきだと疑わず信じていたが、今はその価値観が崩壊はせずとも薄れてきている。多様性と言えば聞こえは良いが、それなら決められた基準には違和感を持つ自らの幸せとは何か?今はわからずとも、他者の物差しが合わず、自分で自分の幸せの尺度を測
    る必要性を感じている人。そういう人にこの「これからの芝浜」は刺さる気がするな。
    その作業は面倒だなと思う部分もあるんだが、世の中何だかいっそう混沌としてきて、それでいてとにかく流れが早い。そんな今だから、自分を見失わないためにやらなきゃならない事かもしれないな。
    それこそ冒頭で書いたアンパンを大変幸せそうに食べてるオッサンのように自らの幸せをキチンと噛みしめる・・・。まあ、アレもコッチから見て幸せそうだなって思っただけで、オッサンは別段幸せでもなかったかもしれない。やっぱりその人が幸せかどうかはその人しかわからない事だからこそ、自分でハッキリクッキリと幸せと言える価値基準はもっておかないとな。
    年の瀬に趣味の落語を聴きに行ってこんなあーだこーだ言えるのも、個人的には、「まあ幸せ」と言えるのかもしれない。

    #イラスト
    #落語  #芝浜
    #立川談春
    玉本秋人
  • 立川談春(たてかわだんしゅん) #落語  #芝浜
    #昭和女子大学人見記念講堂

    12/18の昭和女子大学人見記念講堂にて。

    上演中は写真撮影禁止なので、完全にうろ覚え。確かこんな感じ。

    芝浜は大晦日の夜を舞台とする噺なので背景の障子が照明で薄紫色だったのが印象的だった。

    利き手の方に湯飲み茶碗があったが、酒の杯とは大きさが違うので、酒を飲む場面の際には手で杯に見立てるんだなと細かな気付きも。

    改めて、良い夜だった。
    玉本秋人