【ノワ】そうだ、街に行こうそうだ、街に行こう(仮タイトル)
※諸注意※
◎ノワール総合ギルド
◎妄想全開
◎お子さんのキャラ崩壊
◎捏造多々
これらに免疫がない方はアレルギー起こす前にブラウザバック連打で心の平和をお保ちください。自衛、ダイジ
とか書いてあるけど崩壊するウンヌン以前にまじで序章も序章しか書いてない(笑)
大丈夫だよ、長旅になるけど必ず戻ってくるからね
必ず助けを呼んで帰ってくるから、だからそんな顔しないで…そうだね、ここからは遠いから、モンスターの巣の近くなんかも通らなきゃいけないし山賊に襲われるかもしれない……あぁ!違うよ、心配させたいんじゃないんだ、そうじゃなくて、大変なのは行きだけだよって言いんだよ。帰りは心強い味方がいるから…ね?だから大丈夫、だから…家の…みんなの事は任せたよ
いってきます
✳【タイトルロゴがドーーン】
ひろい大陸に血管の様に張り巡らされた線路を走るのは、この世界で唯一長距離の陸路を移動できる汽車。
汽車は、それまで主流だった馬車での移動に革命を起こした。移動だけでなく各地で豊富に採れる燃料などの物資や生活品が以前より格段に速く、大量に運べるようになったおかげで、生活に良い変化が起きた村は多かった。
今では貴族専用の車両や大衆車両、貨物車両などニーズに合わせた編成の汽車が走り、人々に浸透した移動手段となった。
しかし、他の街で売られる予定の商品といった物資や娯楽で長距離を移動するものが所持する金品を狙った盗賊や、モンスターなどに襲われる危険性は失われないままであった。なので汽車を常用するのは必然的に出稼ぎを含む仕事関係や旅慣れしている人、護衛をつけた貴族が多い。
そんな小さな冒険を終えた、あるいは冒険途中の数々の汽車が集まり、雑多に人、物資、家畜など様々なものが行き交うのに相応しい広さをもつノワールの巨大ターミナル。
その4番ゲートでは大陸の端まで南西に進む汽車が発車の為に大量の燃料と荷を積んでいた。
汽車に乗り込む者、降りる者、肩をたたき合いながら笑う者、涙を流しながら抱き合う者、指示をとばす者……溢れる人で騒がしいロビーの一角で集まるもの達がいた。
「これでみんな集まったね、じゃあまずはー……自己紹介かなぁ?」
その中の一人が口火を切る
「ウチはユアン、薬師ギルド副リーダーをやってるよーよろしく~」
最初に口を開いたのは、短く黒い癖っ毛があちこち軽く跳ね、白いカッターシャツの上にオレンジ色のベスト、左側の口元にホクロがある。線の細い体に似合うのんびりとした雰囲気の青年。
「おれは戦士ギルドのウルジット!よろしくな!」
次に続いたのは赤紫色の短髪、赤い服の上に黄土色の少し厚めのマントを肩に巻き、両腕には鉄で出来た手甲の様なものを被せた快活そうな印象の少年が大きく挙手しながら人好きしそうな笑顔を向けている。
「冒険ギルドのゲン・デニウス!!!よろしくね!!!」
一言で大男、街を往く人々や近くの男達と比べても頭二つはとび抜けている上背に、がっしりとした体躯が服の上からでも分かる。人が良さそうな笑顔からは元気と声帯が直結しているのかと疑うほど大きすぎる声が鼓膜と地面を叩いた。
「うるさッ、…冒険ギルド、シド、これでいいか?」
紫色の硬そうな短髪、黒い衣服から伸びる逞しい手足は他より少し浅黒い肌の色をし、顔や腕には所々に爪を型どったような紋様が描かれている。直前の大声を間近に受けたのを恨みがましい気配を滲ませながらも鋭い目は気だるげに満ちていた。
「魔術ギルド所属、ディスティニア・ウォーカーだ」
肩甲骨辺りまで伸びた青い髪、ローブのような丈の長さの青い衣服。その上に白いマントを背に流した青年は感情が浮かばない顔でこの場にいる全員に視線をやって自己紹介を終えた。
「そしてーこちらにいるのが…」
ユアンと名乗った青年が最後の一人に自己紹介を促す。
自分の番だと堅くなった顔を少し持ち上げて、ゆっくりと口を開いた。
「僕は街を代表して皆さんに依頼しましたアスターと申します。皆さんを僕の街まで案内させていただきます」
少しよれた白い襟つきのシャツに濃紺のズボン、伸ばしっぱなしの栗色の髪をとりあえず後ろに束ねました、と言わんばかりの頭髪。
ギルドの方々と比べるといかにも田舎の町人が旅用の装備をして立っている、という姿である。
これでも良いものを選んできたのだ、とアスターは自分をひっそりと慰める。
こうしてギルドの方が集まったということは、依頼を受けてくださったということだろうか、とアスターは思考に落ちる。
世界に名を轟かせる大都市。その実動ギルドであるノワール総合ギルドはこの国の名前より有名だ。実力は折り紙付きで貴族や国相手の仕事を引き受けることも多いという。ここにいる彼らからはギルドの誇りと実力に裏打ちされた自信があるのだろう。それに比べてただの平民でしかない自分は圧迫感で自然と視線が下がってしまう。
彼らを相手にして緊張しているのだとアスター自身は感じた。そう自覚せずには居られなかった。
国や貴族を相手に仕事をする彼らが、自分のような平民を相手にしてくれるのだろうか。
彼らの機嫌を損ねてしまったら自分なんか簡単に消されてしまうのだろう……それぐらいの権力と実力を持ったとんでもない人たちを相手にしているんだ。
ガチガチに固まった体を無理やり折り曲げて頭を下げた。
「どうか…どうか!私達を助けてください!」
お願いします。どうか私達を見捨てないでください…!
「おう、任せとけ!」
ぽんっと鉄で覆われた手のひらがアスターの背中に置かれた。
たった一言、そう放った本人はその硬い手をアスターの背中の上で何回か弾ませる。
アスターが少し目線を上げると赤紫色の髪と赤色の瞳がこちらを覗いていて、ニッと笑顔を向けた。
「みんな頼もしいヤツらだから安心していいぜ!おれがホショーする!」
なっ!とウルジットと名乗った彼が短く他のギルドの人達を振り返ると、肩をすくめたり笑顔で応えたり照れたりとそれぞれな反応が返ってきた。
「あ……はい……」
想像の8倍ぐらい軽く返された……
もっと、こう、平民ごときが気安くするな!とか
用意できそうもない報酬金額を叩きつけられるとか
なんなら雑用係のように扱われるとか、
そんな扱いを受けると覚悟していたせいで、呆けてしまった。
呆然とする表情を隠しきれずにいると
「どした?」とウルジットさんが不思議そうな顔で覗いてくる。その顔はとても純粋で、想像していたギルド員像からはかけ離れていた。
何も反応を返せないアスターにウルジットは笑顔のまま首をかしげる。そんな姿にアスターは、ギルドの印象を改めた。
とても、親身で優しそうな方々だ…
この方々となら無事に使命を全う出来そうで、張っていた肩を少し下ろすことができた。久しぶりに指先に血が通ったような気がした。
「もう汽車が出る。詳しい話はまず乗ってからだ」
はっとしてまわりを見れば、雑然としていたホームは発車準備を整えた汽車と汽車を見守る人垣に分かれて発車ベルを待っていた。
駅員のじろりとした視線とかち合うと、視線から逃れるように慌てて一行は近くの車両に駆け込んだ。
そして発車のベルが鳴るーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーー
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「まさかシドとゲンと一緒のクエストになるなんて思わなかったな!」
「そうだね!!すごくうれしいよ!!ウルジットちゃん!!!」
「ゲンwwwww声うっせぇwwwww」
汽車が発車して程よい箱席に全員が腰をかけたあと、ウルジットがもう我慢できないとばかりに話題をきりだした。
さっきもだけど相変わらず声でけぇなと笑いながら嬉しそうにはしゃぐウルジットの声もそこそこ大きく、シドと名乗った青年が、おめぇもだよと呆れた様子で追撃した。
やべっと既に遅いのに口を手で覆い、体を縮こませたウルジットとゲンは、お互いが同じ動きをしたあと目を会わせてシドに視線を移してはにかんだ。
その様子をアスターは見たままにうけた感想を言うと
「」
おわりである。(おわりである)
この物語、アスターさんが案内する街で起こる事件を解決するんだけど、その事件が「人を溶かして無理やり型に嵌めたようなおぞましいアンデット(?)モンスターが街の近くを徘徊していて、しかもそれが数を増やしてる」「近く、街で大きな祭があるので問題を解決して欲しい」という内容。
なので
モンスター討伐係・戦士ギルド ウルジット
新種モンスター観測係・冒険ギルド シド
周辺にモンスターに影響を及ぼすような薬物及び植物があるか調査係・冒険ギルド ゲン
薬師ギルド 副リーダー・ユアン
魔術的な側面からの調査係・魔術ギルド ディスティニア
というメンバー選出。
たしか、この物語
アスターは村の次期町長で、現町長は離れられないから代理で依頼しに来たんだけど
実際は、村自体が巨大な生け贄の祭壇で、アスター達信徒は、祭に神(アスター達はそう信じているが、実際は神よりも低次元でモンスターより数段高次元のナニか)の身元に行くというか…アスター達がアンコウの灯りのような撒き餌みたいな存在というか…そんなかんじ。
ギルドに依頼したのは、神の元に還る(帰る、とも連れていくとも言う)街の人間が、なぜか歪んでモンスター化してしまい、これでは神の身元にたどり着けない、生け贄として不出来な果実(自分達)として還るわけにはいかない…みたいな事からモンスター化の原因を止めてほしかったし、ついでに魂と肉体を研鑽しているギルド員を捧げたかった、という真相。
ウルジットはアスター達街人と仲良くなっていってゲンちゃんも善意に弱いから仲良くなっていくし、ユアンさんも仲良くなる。
ひねくれてるシドさんは、なんとなくこの街自体が気持ち悪くてしょうがないし、日が経つにつれて街の人間に対して違和感が強くなっていく。
ユアンさんもゲンちゃんもシドさんも、調査してるのに成果が出ずに日数だけが経過。うろつくモンスターは順調にウルジットとその場にいたゲンちゃんやシドさんで討伐していく。
あと2日でお祭ですよって時にユアンさんが、街に徘徊してるのは、肉体が変質した人間というのに気づく。
って感じの流れ。
ディスティニアは、汽車で街に向かうまでに街の情報を道中の駅や新聞等で探すんだけど見つからない、なのに街に近づくにつれて人々が「昔からそこにあった」と語るのに気持ち悪い違和感を感じる。決定的なのが、シドさんと同じく街に入ったとき。
呪術的な境界を跨いだような強烈な変質を肌で感じてから、一切街の人間を信用しないことにした。(ディスティニアの直感(?)は星魔法由来のものと空間魔法を体得してたところが大きい)
情報を集めるために街にいる人達とは接するけど、それ以外は冷徹とも言えるような態度を初日からかますのでチームと対立していき、町長周辺のヘイトを稼ぎます。
シドさんは、違和感の答えに近いのはディスティニアなのかもしれないと感じて、結果ウルジット達とディスティニアの間に挟まることになる(笑)
ゲンちゃんとユアンさんはウルジットとディスティニアと関わることによってチームが機能不全にならないように踏ん張ってくれます。
ちなみにアスター含め街人に撒き餌だとか道連れだとか神の一部に還るだとかいう意識はない。
あるのは町長だけ。
アスターや住民は普通に信徒としてお祭りで神に触れて、また明日が続くと思ってた。
本文最初の語りはアスターから奥さんに宛てたもの。とても愛していました。それぞれの調査の過程で町長にそそのかされ駒として動き、記憶が偽物の可能性をディスティニアに指摘され、町長に真実を教えられてから家に帰ると、妻が目の前で異形化。それから行方をくらまします。
あ、ちなみに祭に近づくにつれて街にずっといるメンバーは五感がじわじわ削れていきます。
そしてユアンさんの発見をウルジット、ゲンちゃん、シドさんが共有した後、アスターは自分が持ってる記憶も体も存在も偽物だと理解し発狂した状態で、ウルジットとゲンちゃんとシドさんの前に姿を表します。そんで目の前で異形化します。強制バトルフェーズです。
最終的に
「たすけてって言われたんだ、大元をぶっ潰すんだよ!!」っていうウルジットvs「ここに異神が顕現するだけで街にいる脆弱なヒトの魂は歪んでつぶれて喰われると言っている!封印するのに使える魔力は私1人分しかないからこそ最上のタイミングと時間を逃したくない…っていうのに殴りに行く!?ふざけるな速く出ろ大馬鹿者!」っていうディスティニアの構図で、結局突入の意志を譲らないウルジット、ゲンちゃん、シドさん、突入はできないけど意志はウルジット派のユアンさんを見捨てれず生存の可能性をあげる為に付き合うディスティニアって感じで初めてチームになって挑むラストバウト。
OPはボカロのおどりゃんせ
EDテーマは高橋優の「象」だった。