「いつまで研究室に来ないつもりだ大馬鹿者が!!!貴様が来ないと研究が進まんだろう!!」
「・・・え?」
「それとも何だ。分担して目を通すようにしていた資料も、未完成の精製の陣も、残りの理論の定義・確立も全て私にやってみろということだったのか」
「あ、いや、(あれ?はたいた事怒ってない・・・?)」
「(でっかいため息ついて)… すべては出来なかったが、貴様がこれまで精製してきた陣のリスクを軽減する方法とそのための新しい魔法陣を考え得る限り書いておいた。理論上では、この方法で貴様がやっていた時より13%リスクを減らす事が出来る。
…13%しか、だが。 一応理論の見落とし等チェックしてくれ。」
つ 分厚い紙束
「進んでるじゃないですか。」
「専門の目がないと話が前に進まんだろうが。結局コレも言えばただの論文だし、何より貴様がその場にいればこの論文内容は2時間あれば討論が終えられたはずだ。要するに…論文を書くというドでかい手間が増えたわけだ。」
「アーハイハイ スミマセンデシタ」
「…で?」
「へ(・∀・)?」
「貴様は三日間の家出(?)で気は晴れたのか?」
「・・・・・」←納得いかない
「では、私は少し寝てくる。起きた時に貴様の意見を聞くから、それまでに目を通しておけ。」