時計職人の背景推理一 零秒
時計の針はそこから動き始めるべきだ。
【基礎目標】
サバイバーを一人見つける
サバイバーを二人見つける
サバイバーを三人見つける
【結論】
一枚の写真:厳粛な趣のある時計屋の前に一人の若者が佇んでいる。
二 憧憬
望む職に就けることは奇跡に等しい。
【基礎目標】
木の板を一個破壊
木の板を二個破壊
木の板を三個破壊
【結論】
日記の1ページ:弟子にしてもらったからには精一杯頑張らなければならない。
それが恩に報いるというものだ。
三 歯車
求められる役割から外れるべきではない。
【基礎目標】
暗号機に減速時計を一個組み込む
暗号機に減速時計を二個組み込む
暗号機に減速時計を三個組み込む
【結論】
教わったことは確実に、与えられた仕事は丁寧に。
それらをテキパキとこなせれば一人前を名乗れるようになるのです。
四 ネジを巻く
同じことの繰り返し。
【基礎目標】
サバイバーを一回負傷させる
サバイバーを二回負傷させる
サバイバーを三回負傷させる
【結論】
まるで精密な時計のようだと誰かが言いましたが、私にとってはこの上ない称賛の言葉でした。
五 転機
何故、私だったのでしょうか。
【基礎目標】
反転加速の範囲内でサバイバーに一回攻撃する
反転加速の範囲内でサバイバーに二回攻撃する
反転加速の範囲内でサバイバーに三回攻撃する
【結論】
一枚の書類:ハンス・ウィルドルフをジーン・ローレック氏専属の時計職人として雇用する。
六 奇妙な命令
それはあまりにも不可解な指示だった。
【基礎目標】
解読途中の暗号機に減速時計を一個組み込む
解読途中の暗号機に減速時計を二個組み込む
【結論】
ああハンス、貴方の顔は人目に晒されるべきではないの。
七 職務
貴女が求めているのは「時計職人の私」ではないのでしょう?
【基礎目標】
サバイバーを一人ロケットチェアに拘束する
サバイバーを二人ロケットチェアに拘束する
【結論】
日記の一ページ:ここに来てから時計に触れる時間が減った。
代わりに増えたのは主人と共に過ごす時間だ。
八 歪んだ竜頭
巻き戻すことは出来ない。
【基礎目標】
サバイバーを二〇秒追いかける
サバイバーを四〇秒追いかける
サバイバーを六〇秒追いかける
【結論】
あの時計屋で黙々と働いていた頃が懐かしい。
九 コレクション
私の価値はその程度でしかなかったのですね。
【基礎目標】
サバイバーを一人脱落させる
サバイバーを二人脱落させる
【結論】
本当に大切だと思っているなら傷を負わせるなんてこと、しないはずでしょうに。
一〇 零時
時計の針が重なる時、終焉を迎えるに相応しい時。
【基礎目標】
細工追加の効果でサバイバーを一回負傷させる
【結論】
私は不自由な籠の鳥であることに堪えられなかった。
ただそれだけの話ですよ。