「何だよシルバーな俺らァ?爺ィかよ」
「違うな。2024年の9月に大型連休は存在していない」
「死んだァ」
「ところで爺さんと言えばどうだ口明けの銭湯は。相変わらずまったりしてるか」
「だいたいなァ。テコ入れ図った銭湯側がゲストに熱波師を呼んでやがった日は年寄の目が点になってたが」
「ほう」
「風呂が落ち着かねえこと夥しい」
「うるせェ!だのとかましていないだろうな?」
「するかよ。奴らも仕事だぜェ」
「イベントだからな。寛ぎとは対極にある盛り上がりだ」
「爺婆ばかりでも先細りなんだろ。毎日は勘弁だけどなァ」
「シニアにあれは刺激が強すぎるか」
「激しく動けばそれはそれでぽっくり逝きそうでハラハラだァ」
「女性熱波師ならどうだ」
「極楽に逝
「不謹慎」
「そんなことより壁際で線状に動いてるつぶつぶは何だァ」
「蟻だな」
「んなことだろうと思ったぜェ」
「かつてはイン米櫃していたこともあったはずだ」
「研いでる最中に気付いて事なきを得たがなァ」
「炊いたらゴマ塩ご飯のようで案外いけるかもしれんぞ」
「 … あーコンバット買ってこないとかァ」
「去年のは残ってなかったか」
「あってもクスリ切れてんだろ」
「もっと強力なものにするか?未来永劫この部屋に立ち入ろうなどという気を毛ほども抱かせないように」
「潰しても潰しても死なない 湧いて湧いて何度でも立ち上がる… って何だっけェ。あの黒い奴のことかァ?」
「知ってるか、あの虫の動きまわる感覚は鳥の羽のように軽やかでまるで風が囁くが如くなんだ」
「…あたかも見てきたかのように言うじゃねえかァ」
「寝て起きたら腕に這っていた。それだけのことだ」
「リアルかよ」
「両手いっぱいのアレ。そんな夢を見た日もあったな」
「刺身にして食べる奴もいるしなァ」
「塩で洗ってポン酢で食せば『特有の臭気が口に残るが、ホヤの刺身と思えば気にならない』そうだぞ」
「とんだホヤ風評被害ィ」
「ホヤは食ったことがないが昆虫食の本数あれど面白味ではやはり『虫の味』にとどめを刺すな」
「周囲に黙って虫食わせる著者の日常が怖ェ」
「篠永哲・林晃史著 八坂書房刊」
「一読者っす」
「最初に言っとくが今日は坊主だぜェ」
「俺の釣果だ見てくれ」
「ほォ」
「Mっちり仕立ての名匠のお米Tや姫ブレンド300g。2パックだ」
「4合かァ… まぶしくて涙が出るぜ」
「場末のロードサイドのトラッカーしか寄らんようなコンビニまで足を延ばした甲斐があったというものだな」
「40パーは運でェ」
「30パーは臆病さ…これが一流のプロの条件だ」
「シティサイクルでよくやるわァ」
「お前のランには負けるが」
「坊主だけどなァ」
「残業後なので20㎞くらいしか回れなかった。不甲斐ない」
「いや有難ェ、有難ェがこの量じゃ餓え死ぬ」
「フランス王妃を思い出せ。お米がなければ」
「餓え死ぬ」
「仕方ない。混ぜるか」
「まさかムsi
「ムgiだ」
「思い出すなァ米しかなかった頃のほんだしかけご飯」
「懐かしいな米もなかった頃のカピカピ食パンに〇美屋の麻婆豆腐の素塗ってトースターでチン」
「待ちきれねぇなァ。府中秋デビューでアロンズロッドに単勝全ツッパオールイン!」
「考え直せ」
「78パー程度は本気だぜェ」
「惚れた女の息子に忠義を尽くす、天晴れ漢の鑑というべきだがところで22パーは何だ」
「勢いィ」
「あー」
「持ち金がたった一瞬で空中の紙吹雪と化すトリップ感は癖になるからなァ」
「今やスマホでポチリだが」
「だから逆買っちまう奴が出るんだな」
「えっそんな奴がいるのか」
「芝グレードワンキューカンバの最速レコードだったがなァ」
「何の話か知らんがスタンド参戦も久々だ」
「推しの引退以来足が遠のいちまったし」
「しかし男がUMAJOスポットに入れないのには忸怩たるものがあるぞ」
「未就学児にはなれねぇから女になるしかねぇぜ?」
「切るのか。恐怖で震える」
「馬の練り切りが食いてェ」
名牝の仔は未勝利戦も2着(微妙)
本の感想以外はフィクションです