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テトロ ★ウツロイド♀寄り
【贔屓抜きで俺の姉ちゃんは可愛いぞ。俺にベタベタひっついてくるのと...手加減無しで俺に寄生してくる点を除けばの話。】―クランポン
「ポンポン~?また私の魔道書に落書きしたでしょ?反省するまで神経毒は中和してあげないからね」
「魔法は難しい、身体の中のエネルギーをコントロールするだとか何とか・・・アドバイスが抽象的すぎ!」
「魔法で何でも出来るものだと思っていたんだけど、一人じゃ限界があるね。」
「こっちじゃないトイボックスがどうなっているか?う~ん・・・少なくとも、こちらとはいくらか違うよ。」
「ポンポンはふわふわしてるんだ。抱き心地がいいからつい・・・気が付いたら寄生してるってだけで、悪気はないんだよ?」
身長:170cm 年齢:体質により意味を成さない
無邪気な性格・好奇心旺盛
所属:黎明の鐘(クローバー)・ショートストロー
【詳細】
違う世界戦のトイボックスから現れたティーベとモルヒネの娘。
黎明の鐘で魔術師としての鍛錬を積んでいたが、クランポンが飛ばされたのを機にこちらにやってきたらしい。依然として鍛錬を積むことは忘れず、身に着けた魔法は南区で試すことが多い。身体能力にも長け、軽やかな身のこなしを見せる。
オフの日は自分の工房で魔道具を製作していることが多い。
クランポン同様南区住民のブーストは掛かっておらず、黎明の鐘による魔力ブーストの恩恵を受けてか取り扱う魔法の性能は高い。
家族を守る為に破壊力抜群の戦闘魔法を好んで学んでおり、自分が産まれ持つ毒と組み合わせることで効率よく敵性存在の無力化が可能だ。
親であるモルヒネ同様ウツロイド由来の毒を分泌できるが、彼女と違い髪や手からの刺胞は任意で出し入れすることが出来る上に毒を送られた者=寄生された者の解毒も任意で可能。
寄生されると強制的に身体のリミットを解除される上に被害者が抱える欲求を極限まで増幅させるようになる為、寄生を解除した途端に被害者はすさまじい反動を伴う。
日常生活でうっかり寄生しないように手には常に白い手袋を嵌めているが、有事の際は手袋越しでも寄生が可能だ。
抱き心地がいいという理由だけでしばしばクランポンが抱きつかれて寄生されているが、モルヒネの血を継いでいる影響で大したダメージはない…ので、悪さをした時のポンポンにだけは一切の手加減がない。曰く「どれだけ毒を打っても悦んでるように見える」
細胞が劣化すると脱皮するように任意で若返る性質を持ち、自分が望んだ年齢に戻ることが出来る。応用することで致命傷からの復帰も可能。(自ら劣化の速度を加速することは出来ない)
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ジンクス(トゲキッス♀)
「彼女を見て思うんだよ。天国で天使の審査を通るより、こっちでMADMAMの審査を通る方が難しいんじゃないのか、ってな」―MADMAM隊員・懲罰課の述懐
年齢:??? 身長:170cm
穏やかな性格・打たれ強い
1人称:私
二人称:貴方
3人称:彼 彼女
所属:MADMAM・懲罰課
「当たり前のありがたみを知るには、一度それを手放すことが手っ取り早いのです。」
「可哀相?彼が働いてきた行いを考えれば、この程度の苦痛は妥当でしょう。」
「乗り越えてみてください。これは超えられない試練でも苦痛もありません。新しい貴方になる為の第一歩なのですから。」
「一時の幸福を得るために後に待つ祝福を諦める事が出来るのなら、貴方はそのどちらにも値しません。」
【データ】
丁寧な口調で話す、天国から舞い降りた天使。他人を幸福にする使命を与えられて地上へと派遣されたが、満ち足りた国では彼女の出る幕はなく役目を果たせないままで居た。すると自分の役目を生み出すべく、彼女は苦痛を与えた後に恵みを与えることを働くようになった。
恵みを与える手段として苦痛を与える事をしていたが、何時しか手段が目的となり他人に苦痛を与える事が目的になっている事に彼女は気が付いていない。助けを必要とする者が多く居るはずのトイボックスでも苦痛を与えていることがそれを何よりも証明しているだろう。
そしてその手腕を買われてMADMAMに確保された賞金首の取り締まり、懲罰を担当している。
彼女の言う恵みは"当たり前の事"であり、大抵の苦痛を乗り越えて得られる恩恵といえば「通常の状態に戻ること」。
しかし【元々病を抱えていた】【身体に満足行かない点が有った】等の場合はそれが治癒されるので、一概に悪とは言えない分余計にたちが悪い。与えられる苦痛が大きいと身体的な大幅な強化が見られた例もあるが、その苦痛に耐えられずに命を失う者が大半を占める。
彼女の与える"苦痛"というのは、身体の一部の一時的(数日間)な欠損・五感の何れかの喪失、過敏化のどれか。
多くの者は痛覚が過敏にされた場合に耐えることが出来ず発狂、もしくはショック死してしまうことが殆ど。
なお、懲罰として苦痛を与える場合は苦痛が消えるのみで一切の恵みを与えられない。
【バックボーン】
ジンクスは慈愛に満ちた天使のうちの一人として神に仕えていたが、自身に与えられた役目とその結果に不安を抱いていた。
人々を幸せにするために恵みを与え、人々が争いを起こせば秩序を保つことが彼女に天使として生まれついてから与えらえていた主な役割であった。
その役割に強い使命感を持ち、一人前の天使として功労を挙げるため・天使という存在に泥を塗らないため・そして何よりも誰が見ても立派な天使になることを夢見ていた。
人間換算で言うなら義務教育を終えるころ、天使一人につき一つずつの世界を担当するような仕組みになっていた。
特に問題行動を起こすようなわけでも無かったジンクスにも例外なく、担当区域を与えられたが、彼女に割り振られた世界は争いも無ければ干ばつも危機も何もない、非常に恵まれた世界であった。
そうとも知らない彼女は天使としての役割を果たすために毎日世界を廻ったが、どの場所でも彼女を必要とする声は無く、天使を自称する彼女を怪訝な目で見つめる住民が殆どであった。人間と対等に接するには彼女はあまりに人間の事を知らず、人間と対等に生きるにも純粋すぎたのである。
「どうすれば自分は必要とされるだろう?何故必要とされていないのだろう?」──自分の役目を持てない彼女は人間という生き物を相手に頭を抱え、天使としての自分のその功績に言い知れない不安を覚えた。
"人々を幸せにする" 事を考えるうち "自分に与えられた役目を果たす事" にいつしか目的が置き換わっていたことに気づかなかった彼女が導き出した結論は、彼女の天使としての道を大きく踏み外すことになる。
【自分が必要とされる状況を生み出せば良い】と。
それに気づいた彼女はまず木を伐採して湖を涸らし、その所業を近接する村同士が疑いあう状況を生み出した。
暫く経って争いが本格化し始めると、湖が枯れたことによって作物が満足に育たなくなったことで食料が不足し、水源は奪い合いによって争いも絶えなくなり、争いを沈静化すべく他から勢力が加わることで争いが広がると、それに比例して人口も減っていった。
それでは足りないと感じた彼女はバケツをひっくり返したような大雨を降らせ、雲一つない大空を作り出し、大地をかんかんと照り付けた。
ほんの数か月だけで恵まれたその世界は、少なくとも彼女がかかわったその大陸は争いが支配する世界へと生まれ変わった。少しでも資源がある場を見つけ出し、人々は居を構えたが、そこを別の人々が奪いに来るというサイクルが出来上がっていたのだ。
【これで私にも役目が果たせる】
普通の天使であれば…例えば普通の人でも、ゲームで自分が一生懸命に管理する世界が荒れると慌てるか悲しむかするものだが、彼女は違った。
気が済むまで争わせ、争いが沈静化したころに残ったコミュニティに足を運び、元々は彼女が奪い去った物を返す形で─水源や緑を元に戻すと人々はそれを奇跡と呼んで舞い上がり、彼女を女神だと奉った。
目の前にいるその女神こそが、すべての元凶であるとは知らずに。
ようやく必要とされた彼女はそこで初めて人間について学んだ。
【あって当たり前の物ほど、そのありがたみは分からないものだ】と。
【それが戻った時、金銀財宝を与えるよりも喜ぶものだ】と。
【無償で与えるのはあくまでも最終手段でよいのだ】と。
"順調"に事が進んでいたころ、彼女は神に呼び出される。
彼女の所業を上位的存在が見逃すわけもなく、彼女は神の国からの即刻追放処分を受けた。どうして?自分は人々の役に立っているし、感謝だってされている。必要とされているのに。
追放された彼女が行きついた先は管理していた世界ではない、いびつな世界。
北と南で分断された、力で力を支配する物騒な街だ。天使としての役目を果たせば、処分は取り消されるのではないか?この世界でも私は必要とされるんじゃないか?
その考えの一部は正しかった。マッドマムが求めていたものを彼女が持っていたことを知ったとき、彼女は天使としてというよりは一人の職員としての役目を与えられた。
あって当たり前の物を一時的に奪い取る・耐えることが出来れば力を手に入れることが出来るという彼女のやり口は、懲罰課における罪人への処罰としてはこの上なく効果的であり、罪人も職員も彼女を恐れているのだが、彼女はその事に気が付いていない。
ちょっとやそっとでは傷つかない上位的存在である彼女にとっては一時的な苦痛というものが理解が出来ない。
「後で待つ長い幸福のためなら、耐えがたい苦痛など存在はしない。終わってしまえばなんてこともないものだ。実際、私は一時的に1を0にした後に2にしているではないか」と。
そんな事よりは、数日前に脱走した者が気がかりだ。
慈愛という名の悪意に満ちた彼女を止めることはできない。
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4
ナイトキャップ(★ムウマージ)
【水の流れを止めればどこかに水溜りが出来る。でもその水をそのままにしておけば、その水は腐って他の土地はやせ細っていく。キミはそれでいいのかな?嫌なら行動を起こそうか。】―ナイトキャップ
【台詞サンプル】
「この金庫に入れておけば安心?それは面白い事を言うね、それじゃやってみよう。懸け金は金庫の中身だけど、別にいいよね?」
「僕は魔法が使えないんだ。使わないんじゃない。進化前に積むはずの経験をすっ飛ばしたから身につかなくなっちゃってさ。...は?弱いなんて一言も言ってないよ?」
「富裕層って人たちは自分一人じゃ使い切れないお金や物を集めるのが得意でも、配るのはどうにも苦手みたい。だから僕が再分配してあげてるんだ。慈善事業ってやつだよ」
「僕を捕まえたいならやってごらん。お金が欲しいんでしょ?それは僕も同じだけど、キミとは違う所がある。死ぬ覚悟だってこっちは出来てるけどキミはどう?無いならこっちから行くよ」
「UG637?命を金に換える死の商人さ。現に南で人が沢山死んでる。マッドマム?最高に勘違いの激しい人殺し集団だよ。今言った彼らは両足が吹っ飛んで死にそうな僕を見ても、そこには誰も居ないようなフリをした。」
「お宝やお金を盗むのは勿論だけど、必要なら命も奪うよ。それが嫌なら、僕にそんなことをさせる前にあきらめてくれる?」
★ムウマージ ♂
年齢:14歳
身長:140cm(帽子込みで170cm) 体重:20kg(内10kgが義足)
一人称:僕 二人称:キミ
居住地:ゴーストノーズ
盗賊・もしくは義賊。
好き:お金 宝物 人肌 スキンシップ
嫌い:しつこい人 両足の幻肢痛 思いやりに欠ける人
幼くして進化してしまった影響で魔法が使えない魔法使い。かげうちしか使うことが出来ない。魔法使いの面汚しにはなりたくないと、引き止める手を跳ね除けて自ら黎明の鐘に移住する権限を破棄した。トイボックスが創立する際の大戦で両足と家族を失ったがスラム街で一命を取り留め、盗みで生計を立てるようになった。義足を装着しているものの歩くことが苦手で自力だとヨタヨタ歩くが、帽子から生える影の腕を使うことでなに不自由なく活動が可能。それが無くとも浮遊できる為、少なくとも移動に関しては何の不自由も無いようだが、どちらも親の形見だったり人から作ってもらった物である為、手元に無いとかなり心細そうにする。
影うちだけしか使うことが出来ない代わりに威力、正確性共に特化しており、彼にかげうちの扱いで適う者は居ないだろう。
性別を勘違いさせれば相手は油断することを知っているのか、性別を間違えられる事やそういった装いに身を包むことには抵抗がない。影の手、および影の手で掴んだ物はどんなに分厚い壁もすり抜ける為「ただ何かに入れただけ」ではどんな堅牢なセキュリティも突破できる。それだけでは駄目な際は道具を用いて対処するようだ。
眼鏡には道具や人の位置がわかる機能が搭載されている為、ある程度目標を選り好んでターゲットを決める。大戦終結後、街の住民が格差に喘ぐ中でも膨大な資金や物資を持っておきながら何の支援も執り行わないUG637や富裕層に恨みを抱いており、彼らに被害が集中しているので賞金首に指定されている。奪った資産を貧困層の住民に配り歩いているお陰で貧困層から手厚く支持されており、身を隠す場所には難儀しておらず住民たちは口裏を合わせている。
分配の見返りに求めるものは様々だが、人肌が恋しいのか夜のお店に行くことが多い。スタッフ曰く「抱きついたり甘えてくるだけでそれ以上の要求はしてこない」そう。
戦闘が避けられない場合には義足に仕込んだ剣や帽子からの影を活かし、一気に畳み掛ける戦法を好む。
大戦で死を淵から這い上がった事もあってか恐怖心が麻痺しており、失うものも自分の命くらいの物なので、必要であれば相手が何者であれ命を奪うことや自分の身体が傷つくことに抵抗はなく、やや自暴自棄な面が見られる。
殺す・殺される恐怖に対しては一切の動揺が見られないが、自分を必要とする存在や愛してくれるような存在が目の前に現れると激しく動揺する。照れ屋。
しかし裏を返せば騙されやすいということでもある。
名前の由来は獲物を見定めた夜はわくわくして眠れないことを理由にお酒からとってつけられた。
ナイトキャップのカクテル言葉=眠れぬ夜、あなたを想う。
【経歴】
ナイトキャップは魔法使いの親の元に生まれた一人だった。
杖を一振りすれば火が起き、水が生み出され、掃除も一瞬で終わるような
生活の中で魔法を使う事が当たり前の世界で生まれ育った。
そんな生活の中で親の背中を見て育ったナイトキャップは自分もそうなりたいと願い、魔法使いとしての道を歩み始めた。
最初にナイトキャップが身に着けた技術は、魔法とは異なり、彼の種族がもともと使用できる「影を使役する能力」であった。
鍛錬すれば自分も母親や父親のような立派な魔法使いになれる。そう信じて鍛錬の日々を過ごしたが、魔法使いの芽は何の前触れもなく、自分の知っている当たり前の日常と共に摘み取られてしまう。
自分が足良く通った公園が、愛すべき隣人が、誰よりも見知った両親たちが突如現れた次元の歪みへと飲み込まれていく。
誰かの魔法がいたずらで見せた幻影か、新しい魔法の実験だろう。彼を含め、そう思い込む者は少なくなかった。
そして次元の歪みに飲み込まれた先で強い衝撃を受け、彼を呼ぶ声を聴きながら彼は意識を手放した。
次の瞬間、彼は激痛と共に意識を取り戻す。あって当たり前の両脚が吹き飛んでおり、目の前には父親の被っていた帽子がボロボロになって落ちていた。
周りは血の海であたりの建物は燃え盛り、火の手がナイトキャップに迫る。
こんな状況で親が自分を見捨てるはずがない。子供の彼にも見知った者たちの生存が絶望的であることは瞬時に理解できた。
父親の帽子を手繰り寄せ、力なく横たわる衰弱しきった彼の視界にけたたましく破裂音を鳴らす見慣れない武器を振り回す集団が目に入る。
体温が下がっていく。力も入らない。どうしてこんな目に遭わなければならないのか?
何故この物々しい装備をした集団は自分を助けてくれないのか?
どうして自分にはこの状況を打開できる力がないのか?
自分への無力感と命の危機。そしてそんな自分自身への怒りが彼の中で何かを目覚めさせた。
手元にある父親の帽子から黒い手が伸びて彼の体を包む。まるで父親や母親に抱きしめられるような…身に覚えのある感覚だ。
自分は一人ではない──妄想か幻覚か、勇気づけられた彼は傷口を焼いて止血し、影を操って少しでも安全な場所へと逃げおおせた。
まるで戦争のような騒ぎが収まり、町が北と南で分けて呼ばれるようになったころ、再建が進んだ見慣れない街での生活の手段として盗みを働くようになる。
助け合うべき状況の中、力のあるものが弱者を搾取してより力の格差を広めている現実を目の当たりにした彼は
初めは盗みを正当化して罪悪感をかき消すためにちっぽけな正義感を振りかざした。
そんな生活を何年も続けた結果、彼は賞金首として指名手配されてしまうのだが、そのころには始めに感じていた罪悪感はとうに消えていた。
彼は戦利品を立場の弱い者へと分配しており、いつしか罪悪感の為に振り回していた正義感を自分の大義の為に振りかざすようになった。
「力があるというだけで弱い者を虐げていい理由にはならない」 でも勿論弱いものが皆善人とも限らない。
彼は必要だと感じた者へは手を差し伸べ、必要だと感じた者へは"仕事"を行い、その結果として貧民層からの絶大な支持を得ていた。
失った存在を誤魔化すために彼は毎晩娼館へいき、失った脚を補うために義足を身に着け、今日も彼は自分の大義の元に悪事を働く。
これ以上失うとしても、失うものは自分の命くらいだ。でも自分の邪魔をするなら、いくらでも失わせてやる。
どんな金庫も、どんな警備も関係ない。どれも同じだ。
ナイトキャップは自分の事を"魔法使いなのに魔法が使えない落ちこぼれ"だという。
でも彼の仕事を知る人々は口をそろえてこう言うのだそう。
彼はまるで"どんなものでも盗み出す魔法使い"だと。
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3
魔法都市 黎明の鐘
"この日を持って、我々の夜明けとする"―ネメシス
ピニャータパーティ騒動後に現れた島。ベクターの新たな潜伏先でもある。
周辺は最早雲と言ったほうがいい程のミストフィールドに阻まれており、その霧を抜けた先もダイウォールによる保護がなされている為進入は不可能。
外部からの観測も出来ないようになっている。
大量の∞エナジーの影響を受け、魔力にのみバフを与える。
その正体はネメシスが神話から引っ張り出した魔法都市そのもの。
ネメシスが筆頭に統治する自然豊かな島であり、機械も魔法も共存している。町並みは白・青・紫・ピンクなど、ブリムオンを思わせるカラーが多い。
恐怖による支配ではなく忠誠による支配によって安定がもたらされているので治安はトイボックスで髄一を誇る。
う
見方によれば発達した科学とも魔法とも言える発達した文明を持っていた...との事だが、トイボックスに溢れる∞エナジーを使用する形に改変。
島の中央には巨大な∞エナジーが結晶化した鉱石を組み込んだ時計塔があり、これが街の技術の動力全てを担っている。イメージとしてはラピュタが近い。
住民は全員魔法を用いることが可能だが、防衛・戦闘特化、生活特化、工作特化に大きく分類されている。
ウィッチノーズの住民や資源が丸ごとこの島に移ったため、ウィッチノーズは異様な静けさと霧に包まれた森林地帯と化した。
ネメシスから"印"を与えられた者しか自由に出入りすることが出来ず、その入り口は現在、ショートストローの拠点内部にのみ存在する。
一般的な者に与えられる印はクローバー。一部の者は星型などの異なる印を身体のどこかに刻んでいる。それらの者は強力な権限を持つ。
模様と与えられる権限は図の通り。
転送地点は定められており、仮に進入に成功したとしても"印"がないのであれば、問答無用で排除される警備体制を敷かれているようだ。
【住民はそれぞれ互いに共助して生きていく】事を良しとしており、悪事を働くと印が少しずつ黒く濁っていき、逆に人を助ける善い事を行うと白く輝きを取り戻していく。普通に生きていれば何の心配も無いだろう。
完全に黒くなると印と魔力を剥奪された上で南区に転送されてしまう。殺人等は即座の剥奪になるが、自分やこの島に明確な敵意・殺意を持っている相手ならその限りではない。尚、良い事も悪いことも「された側の感情がどう動いたか」で判定されるため、第3者の判断が入ることは無い。
ただし、スペードの所持者であれば内通の疑いがある者などを早期に追放・処分する為の権限を有する。スターの印を持つ者を除き、間違えた対象を処分すると自身の印が剥奪される。
【現在特別な印を与えられている者】
スター:ネメシス
スペード:ベクター・ドミノ・バンシー・オセロ
ダイヤ:ネモフィラ・ティーベ・モルヒネ・ラフ
クローバー:一般的な住民
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クロスデイズ(タンドン♂)
【何かに火をつけたい衝動を抱えてこれまでずっと生きてきた。今は好きなだけつけられる!】-クロスデイズ
【台詞サンプル】
「もう大丈夫だ、俺が来た!全部燃やして解決してやるよ」
「ピニャータパーティの最中に南で大勢の人が消えちまったのをいつもの事だなんて考える奴は、ここ数年間昏睡してたようなヤツだけだ。俺もこんなことしてる場合じゃねえなって思ったそんだけだ」
「火はいいぞ、食い物に使えば大抵のモンは美味くなるし、とりあえず武器として使えば大抵の生物はビビッて近寄らなくなるからスゲェ。馬鹿と火は使いようだ、俺以外はな?」
「酸素がなけりゃ火は消える、燃えるモンがなくなるくらいに全部燃やしちまえば逆に火は消えるんだ、分かるか?誰かが俺よりも先に南でそれをやり遂げやがったんだよ。きっとこいつぁ何かあるぞ。」
「炎も怖いものでも何ともない俺だが俺だって生き物だ!そんな俺が苦手なものは水と後ろ指だ。共通点が分かるか?どっちも差されるとテンションが下がる」
「焼け石に水、オレ様にハイドロポンプってな。確かに水は嫌いだがそんな程度じゃあオレ様は止められないな!」
「大体のものは焼けば美味くなるし、大体のものは焼き続ければ跡形もなくなるか使い物にならなくなるもんだ。でも俺はそんな炎を浴びることで強くなれる。そんな俺を相手にしようってんなら、25Lのプールぐらいは無いと話にならねえぜ?」
「タイプ相性をご存じない?流石の俺も大雨は無理だわ...今日はパス。あとは頼むわ。」
「あのな、できる事とできない事が有るんだぞ」
火を愛し火に愛される男であり、数々の迷惑行為から賞金首に指名された経歴を持つ危険な男。常にライダースーツとオフロードヘルメットの装いをし、ニトロ搭載のバイクで道なき道を駆け回り、バイクがなければニトロチャージで超高速で走り回るせいで誰も捕まえることが出来なかったが、ピニャータパーティを発端にトイボックスが大変なことになり始めた頃に【こんな事をしている場合ではない】とマッドマムに自ら出頭。その素早さと恐怖心を克服できる向こう見ずな性格を買われて偵察部隊として場所を問わずに第一線で活躍している。
高速で走り回りながらロックブラスト搭載の銃で四方八方からの銃撃、タールを染込ませた手製のナパーム爆弾での攻撃を好む。彼が一度好き放題に暴れまわると辺りは炎と煙で一杯になるせいで集団行動には不向きだが、彼にとっては独壇場。相手には身動きを制限させ、自分はその逆でパワーアップしていく状況を意図的に作り出すことが出来る。彼についていくのなら、高温に耐えられるか遠距離からの効果的な攻撃を持つ者に限られるだろう。
炎があれば自ら突っ込んでいき、体温の上昇に比例して自身の身体能力も増すが、冷却が追いつかなくなると"燃え尽きる"によって一気に冷却を行う。
この状態で生半可な水攻撃を行うと、高温の水蒸気であたりが急激に熱されるので却って危険。高速スピンを行うことでその熱気を攻撃に利用することもあるなど、頭の切れる一面も持つ。
もえつきるは技の解く正常1日に一度しか使えない大技だが、敵味方を問わない範囲攻撃となるので使用できる状況は限定的。
入浴以外で雨などの長時間水を浴びることをこの上なく嫌っており、水で無理やり冷却し続けたり、大雨が降っているのを見るとテンションも急下降。その日は何のやる気も出さないだろう。
トイボックスのデータベース
2
メイズ(クチート♀)
「俺がこの子達に向こうで何を教えたのかはわからんけど、工作技術について教えたのは間違いない。よりよい物を作るためには既存のものを壊さなきゃならない事があるって事とか。なぜならメイズが壊したものは性能が向上されて修復するんや。」-ドミノ
身長:150cm 体重:??
年齢:14
1人称:私 二人称:あんた 家族にはお父さん・お母さん・兄さん
ショートストローの一員・黎明の鐘(クラブ)
【台詞サンプル】
「壊した物を組み合わせていい物を作り出す方法は、お父さんにもお母さんにも学んだ!いいものが欲しいなら相応の何かを持ってきな!」
「コンクリートだろうが鉄筋だろうが城壁だろうが両断してやるさ!私に切れない物はない、へっへーん!」
「ネモ兄にスピードじゃあ敵わないけど力じゃ負けないよ。この鋏を持たせてみたら真っ赤な顔してプルプルしてたな~w 片方の刃なら何とか持てたみたいだけどね。」
「この黒いリボンは家族の絆なんだ。家族は皆何処かに巻いているから、何時でも何所でも繋がってるよ。」
【データ】
別の世界線から現れたドミノの娘。ネモフィラの話を聞く限りでは同じ世界線から現れた様子で、向こうでは魔法の扱いに家族で最も長けていた。特注の怪力バサミに掛かれば本人の怪力も合わさって大抵の物質は裁断出来てしまう。親譲りの物づくりバカだが、その腕は確か。明朗快活な性格。
生物、有機物を除き、彼女の鋏で挟まれたものは込められた魔力の影響で見た目はそのままに性能を上昇させることが可能。任意で部分的な性質を変異させることもできる他、原形さえとどめていれば復元も可能。
つまりは魔力が続く限り壊した先から強化した物を量産することが出来る。
その日の調子にも左右されるが、1日に1000kg程度まで可能。
片方の刃を外しての刀のような扱いも可能だが、その重量もあって刀というよりは斧に近い。その際は単純な武器と化す。
此方に来てからも工作魔法に長けており、裁断した物資でショートストローの拠点の防衛設備や備品の増強・再構築などをドミノと共に行う姿が見られる。
戦闘はやや不得手であるものの、ネモフィラと共同で戦闘を行うことで互いに苦手な分野をカバー出来るのでネモフィラと一緒に居る事が多く、兄妹仲は良好。暇があれば悪戯を仕掛けることもある。
しかし真正面のケンカやじゃれつきになるとメイズに軍配が上がるため、ショートストローに近しいものであればもみくちゃにされるネモフィラを見ることが出来るかもしれない。
【口元を隠している方が可愛いでしょ?】という理由だけでマスクで顔を隠している。髪は多少の伸縮性と大顎の役割を持っており、原型と同様の働きが可能になっている。食物、水分の摂取が可能な他攻撃にも転用が可能。ただし味覚や痛覚などの感覚はない。
トイボックスのデータベース
3
メタX(♀寄り) 101(ひゃくいち、またはイオ)
【機械は学習する。我々はしない。この子は半分機械なのに学習しない。】―トゥイーク
【台詞サンプル】
「次は何を壊せばいい?戦車?人?建物?それともこの街か?あぁ待ちきれねぇな!」
「次のオレは今のオレよりもずっと上手くやる。次でダメならその次に。一度や二度殺した程度で終わると思うなよ?」
「ま~お前がゲームの主人公みたいなモンだとして、オレがその敵だとしたら…オレは無限に沸いて出てくるモブキャラってトコ。あ、難易度はベリーハードな?」
「ピニャータみたいにぶっ叩いて殴って色んな物が飛び散るのが楽しいんだろ!?お菓子が出てこなくてもがっかりなんかするかよ!」
「なんで壊す事ばっかりやるんだって聞かれたことがある。聞きたいか?オレがやりたいからだ!」
「相手が鋼鉄の鎧を身に着けてきたらもっと固い物で殴るか、高熱で溶かすかだ。なんでも力ずくが手っ取り早いんだよ」
【キャラデータ】
名前:101(ひゃくいち、愛称は"イオ")
一人称:オレ 二人称:オマエ
身長:165cm 体重:秘密
メタX ♀寄り トゥイークに造られた製作物の一人。
出るところは出ているのだが、見た目以外に女性らしさを感じる要素は何処にもなく粗暴。動きやすいという理由だけで露出の高い衣服を好む。
甘いものと物を壊すのが好きだが、壊すものには"物ではなかったもの"も含まれる。考えなしに暴れまわられては修復に手間が掛かると判断され、3度目の復活時にネオジム磁石入りの目隠しをつけられた。彼女自身が外そうとしても手足にも引っ付くので取れない。
折角使える超能力の向上のためとトゥイークは言う。
それでも、より暴れまわれるように工面してくれるトゥイークにはそこそこ懐いている。
元はイーストシェードに打ち捨てられていたマッドマムの失敗作と、とある配達業者から納品された生体を組み合わせて生み出された。機械と生物を組み合わせた試作品として、異国では基礎・入門などの意味を表す"101"の名を冠している。同じ造られた同士のシュレッド・マングルとは獲物を奪い合う仲。
骨格と頭脳は機械に置き換えられている。
経験や自身の情報は全てメモリーに記録されてバックアップを取られている為、不慮の事故なんかで死亡してしまっても設備と肉体があれば何度でも蘇ることが出来る。つまり、死ねば死ぬほど学習して強くなっていく。尚、自分を破壊した者に対しては普段よりも知的な戦法を取るようになる。それでも勝てない相手を想定したのか、自爆機能を自ら搭載した。
生身でも骨格などがトゥイークによって改造されている上、ムゲンダイエナジーによる変異が引き起こされている為に十二分に強靭だが、外部アームユニットを装着することで見た目通りの破壊力と見た目にそぐわない敏捷性を得る。有線と比較すれば意志伝達速度に微量の遅延が発生するが、射程距離に優れる無線(電磁力と超能力の複合操作)接続も可能。
持ち前の頭脳を遺憾なく発揮できているのはこの時だけ。
壊す、戦うことについては熱心に学ぶものの、生物よりも優れているはずの記憶力や演算能力を他にあまり活かそうとしてくれないのがトゥイークの抱える悩み。
トイボックスのデータベース
5
ネモフィラ(ムウマ♂)
【夜の南区ほど最悪な場所はない。日中を知っていれば不気味なくらいにな。必ず静かな一帯があるんだが・・・そこは特に危険だ。理由?なんで静かなのかを考えればわかるさ】―調査帰りのMADMAM隊員
【ようやくまともな生活を送ってもらえそうで俺は嬉しいよ。本人は困惑してるみたいやけどな】‐ドミノ
【台詞サンプル】
「過剰な自信は身を滅ぼすよ。そして皆そういう時は決まって"まさか俺が"って顔をするんだ。何度も見てきた...僕としては都合がいいけどね。」
「鎖の繋ぎ目の一番弱い部分を一転集中で狙い続ければ何時かはヒビが入る。これに関して言えば、物も人も同じだよ。」
「お父さんがよく言っていた。"ネモ、命を奪う事は難しくない。相手を生物だと思った途端に難易度は跳ね上がる。頭に一発、胴に二発といった具合にシンプルに捉えればいい"って。だから感情表現が下手なだけ・・・難しいから。」
「ケーキが食べたい。お父さんもお母さんも物を作るのは得意だけど、お菓子は作れないから。」
「夜は静かで好き。静かじゃないなら、静かになるようにする。...でもこの街は何をしなくても静かでいい街だね。」
「あっちじゃ平和な時間が無くなって、悲鳴や銃声が毎日聞こえるのが当たり前。だから普通に暮らしてるこの毎日が変な感じで仕方ないんだ。なじむのに時間はかかりそうだけど...この時間は好きだよ」
年齢:15 155cm 3kg
一人称:僕 二人称:キミ ~さん、ちゃん
所属:ショートストロー
慎重な性格。感情表現が下手で表情に出ない。甘いものと可愛いものを好む。
その次に好きなのは、獲物を追い掛け回すこと。
最近は黎明の鐘への居住権を得て、ドミノからのアドバイスで兄妹で学校に通っている。その際は流石に武器は持ち込まない。
魔法=何でもできる といった認識で憧れを抱いて熱心に勉強しているが、まだ簡単な生活魔法しか使えない(瞬時に汚れをきれいにする程度)
時間軸を飛び越えて現れたドミノとマウィーレ(cirnoさん宅
https://privatter.net/p/5872687
)の息子・・・なのだが、当事者にはまだ認識が薄い。というのも姿こそ人間であれど、本来ならばタマゴグループが違うからだ。
だが良く二人に懐いている上に、二人と同じリボンを巻いているところから"そう言うならそうなんだろう"といった認識。
運動能力が非常に高く、特に聴覚と動いている獲物を捉える感覚が鋭い。父親同様に自分が優位な状況で有害因子に襲い掛かって排除し、母親譲りの決断力とそれを遂行できるだけの意思を持ち、恐怖心を制御・克服するだけの精神力を持つ上に身の危険を感じれば即座に撤退する等、父親譲りの生存能力を持つ。
例に漏れず南区の影響を受けてパワーアップしており、素早さにおいては両親を大きく上回っている。通り様にナイフで急所を切りつけるか、先ずは足などを狙い機動力を削ぐ戦い方を好む。その他にも火薬や毒などを用いる事もあり、正面切って戦うスタイルよりは暗殺者のようなスタイルを好むが、前者が苦手というわけではない。
正面切って戦うことになった際はフードを被り、仮面を着け、顔を見られないように装いを整える。
感情表現が非常に下手でどんな時も大して表情が変わらず、感情を読めるわけでもなければ両親以外には何を考えているのか分かりにくいことが多い。
誰でも分かるのはケーキ等の洋菓子を食べているときの目を細めた幸せそうな時くらいだろう。
元居た世界でも戦って生き延びる為に知識を極振りしていたのか、年上相手にも敬語を使わなかったりと常識や世間知らずなことが多く、彼の中の"普通"がハングリーすぎるせいで黎明の鐘の住民にはしばしば驚かれている。
最近では黎明の鐘で闘わなくても良い日常...いわゆる【普通の暮らし】を経験できるようになった。ハングリーな暮らしの影響でなろう系主人公のようなことをたまに言うくらいにズレているところがあるが、感情表現が少し豊かになったようだ。
トイボックスのデータベース
103
作成したロゴまとめ
作品に関係なく成果物を纏めたもの
トイボックスのデータベース
3
フラジャイル(∞♀寄り)
"観察し、回収し、手繰り寄せて堪能する。壊れていれば修復してでも、お前が何処にいようとも。遊び飽きるまで徹底的に。他人と違うと思っているのなら、次はお前の番かもな"―著者不明
【台詞サンプル】
「この箱庭で生きていくということは、戦い続けるということ。水を入れ続けたら穴の空いていないバケツからは何時か水が溢れ出る。その水を掻き出す存在は誰だと思う?」
「少し変わった子らが居るようだ。ショートストロー・・・?面白い。観察してみよう。いい役割を果たしてくれるのであれば、ちゃんと守ってあげなきゃね。」
「戦車や装甲車やピカピカの銃器がある中でクリームミサイルだと?ふざけるな、玩具で戦ってるのをみても面白くもなんともない・・・第一この辺りのやつには効果が無いだろうに、もっと激しく戦え!」
「地下市場の奴は少しは役に立ってくれてる。この街の為に色んな意味で。有り難いけど、まだまだ足りない。今後に期待できそうだ。」
「メルヘンチックな世界から玩具箱へ来るだなんて、よく出来たお話ね。魔法都市を作るのは良いけど、何をしてくれるかが問題かな。」
「さて、お前は少し面白い経歴を持っているからここに呼び出した。始めから最後まで全部見ていたよ。だからこそこうして話をする場を設けたんだからな。さあ、今から話すのは今後についての交渉だ。」
フラジャイル ムゲンダイナ♀寄り
グラウンドゼロ最深部(200m)に存在。
一人称:私 二人称:お前
冷静な性格。
望まずしてトイボックスを作り上げ、大きくこの街を北と南に分けた張本人。
普段は他の次元だろうが関係なく観測し、人や物を他の世界から寄せ集め続けている。
今の姿は仮の姿であり、本気を出した時には異なる姿になると本人談。もちろん、この姿のままでも異常なまでの力を持つ。
彼女の声は強くエネルギーに晒された者にしか聞き取れず、そうでない者には波長が合わずノイズにしか聞こえない。
南区の住民の多くが狂乱じみて暴走しているのはエネルギーによる変化に馴染めていない影響も大きいが、その状態の上で命じられ続ける彼女の命令によるもので、有り体に言えば洗脳。
時たま洗脳が通じない彼女が与える力に適合した存在が現れるようだが、不快には思っておらず、何をしてくれるかと期待のまなざしを向けている。物理的な意味で。
種族の能力通りの無限大のエネルギーを持っており、そのエネルギーで街のインフラ保持や空間の歪みを発生させている。そのため、発生しているウルトラホールと呼ばれているものは厳密にはウルトラホールではない。
ワームホールと呼ぶのが正しいだろう。
南区を南区たらしめている元凶でもあり――トイボックスの心臓でもある。
彼女の無力化が南区奪還に最も有効な手段とされているものの、それは人間の心臓を止める事と等しい。そもそも出来るかが問題だが。
北区は平和な現状を維持させる為にただ人や物を絶え間なく転送するに留まっているが、それでは消費が追いつかず♾️エナジーが暴走してしまう事を危惧し、南区限定で強くエネルギーを注ぎ込んだ存在を引き連れている。
勿論、その気になれば収まりきらないだけ転送も出来る。
そうしないのは退屈しのぎが出来なくなるという理由だけにすぎない。
隔離された地域で強化された者たちを延々と殺し合わせ、人や物が減った側から呼び込むことで絶え間なくエナジーの消費を図っているようだ。
曰く「平和に過ごし続ければこの街は崩壊する」
///【バックスト-リー】
前の世界では、ダイマックスエネルギーの暴走によって世界的なパニックが発生。
人間は事態を解決させるための切り札として、捕獲したムゲンダイナのパワーを増幅することでムゲンダイナをキョダイマックス化。暴走したポケモンにダイマックスを差し向けることにした。
時を経て最後の暴走したポケモンを鎮圧することに成功し、事態は収拾したかに思えた。
しかし、ダイマックスが解けずに最後は彼自身が暴走してしまい
無限大のエネルギーが時空をゆがめてしまう。
歪めた先の世界、そのまた先の世界へとエネルギーが漏洩し続けて住民や土地ごと転移。
その結果生まれたのがこのトイボックスだ。
土地ごと運ばれて来たかつての住民の多くは、その強力すぎるエネルギーにもたらされる
身体の変化に耐えられずに凶暴化しており、さながら地獄絵図の様相であった。
大量のエネルギーを吐き出してようやくダイマックスが解除され
落ち着きを取り戻した彼女が壁を作ったことにより、街全体の崩壊は止まることになる。
理屈だけで言えば彼女を倒すことが南区奪還の唯一の手段であるが、
そうなるとインフラは全滅し、物資も行き届かなくなる上に壁も消失することになる。
かといって住民を拉致するのを止めてしまえば彼女がダイマックスで暴走してしまう。
どう扱っても危険な彼女は自分の事を【フラジャイル】と名乗った。
"この世界は終局の瀬戸際で均衡を保つ。今までもこれからもだ。"
トイボックスのデータベース
シュレッド&マングル ウオノラゴン
「あの子達を作るのは簡単だったけど、手懐けるのにはとても手が掛かった。具体的には腕が4本。」ートゥイーク
年齢:??? 性別:雌寄り(手足は男性)
唸り声のみを上げる為言葉を話さない。動作で喜怒哀楽を表現する。
【南区に存在していた住民達を蘇生させると何が起こるか?】
そんな疑問を抱いたトゥイークが疑問を解決すべく、彼の成果物と技術によって繋ぎ合わせられた様々な亡骸を復活させた結果生まれた。南区で高濃度のエネルギーに晒された部位を用いた結果としてか、双方共に口が大きく変異して開いており、身体能力にも非常に秀でている。その能力から恐らくは捕食者サイドだったのだろう。普段は人間同様のサイズの口で会話、食事をする。
死んでいた所を蘇生され、見慣れない体になっていたせいで当時は物凄く凶暴だったが足りなかった腕を"現地調達"で補われ、その恩義を感じてかトゥイークに随伴するようになった。見る者全てに襲い掛かる中でも決して同士討ちをせず、むしろ連携して獲物を追い込む事とその外見から、かつでは双子であったと推測されている。
作るだけ作って満足したトゥイークだったのだが、どうせならと自分が苦手とする家事を教え込み、現在は研究以外はずぼらなトゥイークの身の回りを世話するメイドのような役目を担っている。
さほど戦闘が得意ではない彼に代わって護衛を担うこともあるようだ。
人を襲わないように、怖がらせないように十分に言い聞かせられているのだが、気を抜くと大きく開いた口を開いてしまう。
トイボックスのデータベース
4
ララバイ ムウマ♂
【どんな道を通っても、どんな回り道をしても、1日の終わりには夢って名前のメインストリートにたどり着く。わかる?あなたはわたしから逃げられないよ】ーララバイ
台詞サンプル
「どうしてこんな事をするのかって聞かれたんだけど、皆ご飯は食べないの?それだけの簡単の話なんだよ。食事を邪魔されたらどんな生物だって不機嫌になる、ましてやそれが好物ならね。そうでしょう?」
「夢の中では…そうだなあ。わたしはスイッチが入ったホットプレート、君は焼きあがるのをまってるだけのパンケーキの生地だ。わたしはキミが美味しく焼きあがるのを待ってるだけで良い」
「母親も父親も慕えるような存在じゃなかった。どちらもわたしを捨てたんだ。だからわたしはどちらも見習わない」
「確かに淫魔の血は引いているよ。でも野蛮なあいつらと違って無闇には襲わない。でもわたしだって男なんだから、接し方は考えてね。」
「一番残酷なやりかたは死ぬまで殺さない事だって聞いた。だからあなたで試すよ。もっとも、あなたの頑張り次第で死ぬか生きるかが決まる。死に方は苦しい死に方一つだけ。」
一人称:わたし 二人称:キミ あなた 呼び捨て
自分よりも格下相手なら【パンケーキちゃん】その他多少侮辱するような呼び方
年齢:不詳 成熟はしていない。 性別:男 身長145cm(角無しで135cm)
所属:なし
居住地:アンダーフット
【現在組ませていただいている関係】
同居?人:レイラさん(
https://twitter.com/mujyun0717_/status/1336969237768761344
)
数少ない夢を打ち破ったうちの一人。取り扱う魔術に興味を持たれた事によって研究の為に時折家に身を置かされているが、その能力から簡単に目を掻い潜って逃げ出してしまう。一応お世話になってはいるものの「ばば」呼びしたりと尊敬の意を見せている様子は無い。
【ダレンさん】連れ添い(
https://www.uchinokomato.me/chara/show/241226
)
他の世界から現れたところに遭遇して以来行動を共にすることが多い。野ざらしにしておくのもなんなので、確保した家に住まわせているようだ。
いわく「目のやりどころと接されかた」に困っている様子。何か特異な力を持っている事については察しているがそれだけでは狙われない理由にはならない様子。
自分の方が弱いとは思っておらず、反抗的な態度も普通に取る。
「それくらい自分でやりなさい わたしより年上のくせに」
「あのさ…キミはわたしに犯されたいの?何が狙いなの?」
「代わりに淫魔をやりなよ。わたしよりずっとお似合いだ」
「キミは自分がルールの外側に居ると思ってる節があるでしょ。前居た場所ではそうでも、ここじゃ違う」
身長:140cm 体重:5kg
夢魔と魔法使いの間に生まれた混血。夢の魔法と影を操る魔法を扱う。日が出ている間や必要以上に明るい場所ではアイマスクを着けていることもあるが、きちんと周りは見えているので問題ないらしい。
夢から夢へと転移することが可能な為、例え出口の無い箱の中に閉じ込めても
脱出できてしまう。
性的な行いをすることで生きる糧を得る種族―いわゆるサキュバスの元に生まれたのだが、性的なことへの関心は並といったところ。
その気になればするかもしれないが、その気にならなければ何もしない。
女性を夜中に襲ったり誰彼構わず孕ませるといったことはせず、淫魔呼ばわりされることをこの上なく嫌っている。
それよりもパンケーキと感情が動いた際に生じるエネルギーを好むようだ。
好きなときに食べたい感情を効率良く探し出すための手段として獲物の夢を自在に操る魔術を用い、目を付けられた者は彼の犠牲になることになる。
質量、能力、物体、彼が願ったとおりの世界になるくらいには夢の魔法の扱いに特化しているが、他は基礎レベル程度にしか扱えない。
お気に入りの夢は、逃げ回る相手をパンケーキに変えて食べてしまう夢。良質なエネルギーが得られるという。
複数の恐怖心(ぜいたく)>>>>恐怖心(美味しい)>>>>>喜び・楽しみ(まあまあ)>>>怒り=悲しみ(わざわざ選ばない) の順番に好む。
本人に自覚はないが、性的な興奮状態にある者の感情は最上級のエネルギーになる。
眠りさえすれば獲物認定されるので、相手が何者であろうと関係なく平等に狙うのだが、力試しを兼ねて魔法使いやその関係者、異端な力を取り扱う者を狙う傾向にある。それゆえ、有名な賞金稼ぎや腕利きのMADMAM兵士、ウィッチノーズに被害が多く見られる。一度や二度負けた程度では諦めずに襲ってくるようだ。
眠るときに枕元に新鮮なパンケーキを置いておけば獲物にならないだろう。普通に生活をしていればそんなことはないだろうが。
質の高い感情を食べ続けると角が赤い光を放ち、最大限に力を振るえる状態になる。この状態なら寝ていなくても強制的に夢の世界に連れ込むことが出来るようになってしまうため、現実世界でも危険な存在になり得る。ただし純粋な睡眠とは違うためか、それほど長時間は続かないようだ。
多数の人物の夢を繋ぎ合わせて同じ世界に放り込むことも可能であるが、どこまでの規模で繋げられるのかは不明。何人も同じ夢に送り込まれた場合は、相当彼が贅沢をしたいということ。感情を効率的に集めるため、その場合はもしかしたら助かるかもしれないという希望がある事が殆ど。ただし脱出できる事例は稀。食べたい感情が満ちている場所に居ればその日の犠牲は出ない。
自在に夢の世界を操るその性質上彼を打ちのめすのは難しい。もしも貴方が【彼の作り出した世界を上書きできるほど魔法に精通している】なら、夢の世界で天狗になっている彼を打ちのめすことが出来るだろう。
そんな彼に最も通用する弱点は"外部からの夢食い"。
もしも彼を怒らせてしまうと巨大な夢の迷路に送られてしまい、自力で脱出することは非常に困難になる。その間は眠り続けることになり、起きる為には脱出しなければならない。どれくらい機嫌を損ねたかにも依るが、かかる日数は運が良ければ数日、悪ければ数週間、最悪そのまま衰弱して死に至るケースも存在する。
ごく稀にだが、見ている夢があまりに幸せすぎる夢であるがゆえに起きないケースも存在する。この場合はもっとタチが悪く、帰りたいと自分で望むか、第三者が同じ夢に潜り込んで引きずり出さない限り起きることは無い。
彼の仕業で引き起こされる眠り続ける現象を【魔女の子守唄】という病として街では認知されている。
彼は、何よりも夢では得られない愛情に飢えている。
【彼を怒らせる行動リスト】
▪淫魔よばわりする
▪全ての夢に対して反応が薄い
▪食事の邪魔をする
【経歴】
魔女と夢魔の間に生まれたララバイは、どちらの種族を基準に見ても曖昧なまま育った。インキュバスのように女性を孕ませて眷属を増やすこともしなければ、魔法使いといわれて思い浮かぶような薬を作ることも、魔法を振るうことも無く、彼はただ「普通」に暮らすことを望んだ。
しかし、母親には望まずして産み落とされ、忌み子として彼を見る周りの目がそれを許さなかった。容姿こそ母親に似て愛らしいものだったが、彼を見るや否や多くの者は彼に石を投げつけ、夜に出歩く彼を見れば「孕まされる」と一目散に逃げ出されるようになると、彼は自分の世界にこもるようになった。
夜に眠って見る夢だけが、唯一自由が許される空間であった。
夢の中では何もかもが自由だ。世界が自分を自由にさせないなら、自分から自由な世界を手繰り寄せるために夢を利用しようと考えた。
母親譲りの魔力が身体に流れていることは彼にとっては幸いなことだが、街の住民にとっては不幸であっただろう。この日をきっかけに、街中では眠ったまま目を覚まさない人々が少しずつ現れ始めた。
毎晩のように眠っている者の夢に入り込んでは夢の改竄を引き起こし、力関係が自分にとって圧倒的に有利だと確信した頃、お腹が満たされるまで拷問によって苦痛を与え続け、自分へ不当な扱いをした者を次々と夢の中に閉じ込めていったのだ。街の住民の5割が目を覚まさなくなった頃には前例の無い症状に医者達は頭を抱え、眠ることを恐れた住民達は次々と身体を壊し、活気のあった街は陰鬱とした雰囲気に変わった。
夢の中では自分を縛ることが出来る者は居なかったが、彼の所業に誰よりも早く気がついたのは母親であった。止めるように叱責されたが彼は聞く耳を持たず、逃げるようにその夜も夢から夢へと飛び移り、やがて今まで見た中でもぐちゃぐちゃな夢の中にたどり着いた。居心地が悪く感じたララバイは夢から脱出したが、周りは深い霧に覆われた見慣れない森の中だった。
それと同時期にトイボックスの街に、眠ったまま目を覚まさない者が現れ始める。人々はその病を「魔女の子守唄」と名づけた。
トイボックスのデータベース
3
★429 ♂ トゥイーク
「最高の結果を出したいなら好きな事をやることだ。世界が崩壊した今道徳や倫理は意味を成さない。残ったのは最高の遊び場と僕の好きな仕事だ。」-トゥイーク
【こいつのせいで純金にもそれほど価値があるように思えなくなった】ー燈
【台詞サンプル】
「僕にとって宝石や貴金属なんか大して役に立たない。でもまぁ、人を動かすのには役立つ、例えば金塊をお小遣いに人を攫ってくるとかね。」
「人の価値はその人が何をできるかで決まる。だから僕はこの研究を選んだ。間違っているというなら、僕を頼る人が多いのは何でだろうね?」
「良心に囚われていれば技術には限界がある。それが僕と君の一番の違いで、君をただの技術者たらしめている原因なのさ」
「悪いね、人のいじくり方は分かっても、接し方は分からないんだ」
【関係】
研究仲間であり貴重な被検体
タニシさん宅 マリアちゃん
https://twitter.com/zakotanisi2/status/1430759317838319617?t=qlX3cXTrugOGv0kvWTUfaQ&s=19
★429 ♂
一人称:僕 二人称:君、さん
身長:170cm 体重:50kg
てれやな性格。 20歳相当。
元UG637所属。
所在地:無人商業施設の地下(南区)
研究熱心な錬金術師。
食事を忘れるほどに錬金術の研究に没頭することも多く、周りからは気味悪がられることも少なくない。
トイボックスに溢れるムゲンダイエナジーと錬金術を組み合わせることで物質の構成を書き換えてしまうことが出来るほか、十分な素材さえあれば死者をも蘇らせることが出来るまでに達した。
薬草や木の実をすりつぶした物に∞エナジーを混ぜ込んだ手製の煙草を好んで吸っている。
UG637に流通する通貨が独自通貨になったことと関わりがあるとの噂。
普段から抽出したムゲンダイエナジーを抽出、液体化したものを試験管に入れて携帯しているが、彼以外が取り扱うのは非常に危険な代物。
「盗んだ人は皆残念なことになったよ」と彼は言う。
どうなったのかと聞かれればいろんな図を想像するだろうが、恐らくはその全部に該当するだろう。
一時期はその危険性から賞金首に指定されるも【何度殺しても次の日には平気で話しかけてくる】【殺して数時間後に帰宅したら先に自宅に居た】との報告が相次ぎ、その気になれば返り討ちにされるとの危険を感じた機関の判断により、唯一賞金首指名の解除という異例の措置を執られた。
研究熱心だがその成果にのみ関心を示し、被検体が死亡してしまった場合すら"死亡した事実"よりも"実験が上手く行かなかった事"について悔やむ等、道徳心に欠けた部分が散見される。
死ぬ事を恐れておらず、南区にも平気で出入りする。
研究に没頭するあまりに人付き合いが下手で、とりわけ異性に対しての免疫がなく目を合わせて話せない。
ケーキが好物。
やっていることの内容が内容だけに燈が黙っていなさそうだが、止めても無駄だし止められないとのことでお咎めは無かった。
【経歴】
外界出身の錬金術師。素材を集めている最中にこの街に飲み込まれた。
満ち溢れるエネルギー、見知らぬ技術、摩訶不思議な魔法、隔絶された区域、巨大な地下市場。彼にわきあがる感情は恐怖よりも、好奇心が遥かに上回った。見知らぬ物ばかりのこの街そのものが、彼を次のステージへと駆り立てた。崩壊した世界では既存の秩序はひっくり返り、道徳は残されておらず、絶好の遊び場であった。
彼は地下市場で魔術とこの街で生き抜く術を学び、錬金術やエネルギーを組み合わせることで物質の構成を自在に操作する方法を編み出すことに成功した。
石ころから金を、砂からダイヤモンドを生み出していったが、飽くなき彼の探究心は生物へ向いた。一時的に強力な増強作用をもたらす薬品に始まり、恐怖心を麻痺させる違法な薬品が地下市場に出回るまでに時間は掛からなかった。
初めは副作用があまりに強すぎる不良品揃いだったが、品質の改良にする実験台には困ることがなかった。もし実験台に困っても、自分の身を実験台にすることを躊躇うことはなかった。
名を馳せてくると南区に身を隠そうと彼の成果物を求めた賞金首達が彼の元を訪れては、高額な報酬を支払う代わりに進んで実験台になり、ある者は死に、ある物は束の間の脅威となり、ある者は無事に行方を眩ませることに成功したが、彼にとっては実験の結果こそが重要であり"顧客"の行く末よりは、普段は無頓着なはずの昼ごはんに何を食べるかを考える方がずっと重要であった。
ある日、南区を訪れていた彼は実験の成果を文字通り叩きつけられることになる。容量を超えた薬を服用したことによる副作用で我を失った実験台の一撃が彼に炸裂し、攻撃を受けた腹部からは止めどなく血が流れ出る。誰が見てももう助からないのは明らかな状態だった。
【これほどのものを生み出せたのか】―そんな中ですら、彼は生命の灯火が消えるその最期の瞬間ですら恐怖よりも自分の成果物への喜びが上回っていた。
鼓動は弱まり、体温も失われていく・・・不思議と満足感に満たされながら意識を手放した彼の時間はそこで永遠に止まった。
――はずだった。
彼は数時間後に目を覚ます。ここは天国か地獄か、どちらだろうか?
口の中に広がる鉄の味を感じながら体を起こす。
倒れる前に見た景色と同じ景色、傷一つ無い体。腹部周りが血で染まった服。
攻撃を受けたはずの腹部を中心に血のあとが広がり、その部位だけ服が破れている事が意味するのは、彼が蘇ったと言うことに他ならなかった。
彼が接種した成果物は彼に第二の命を与えたのである。彼の最高傑作は【命】であった。死を乗り越えた彼に限界も恐れるものもなかった。
勿論その度に苦痛はともなうが、彼の好奇心を満たせるだけのやり残している物事の量を考えれば、ひとときの苦痛など些細な問題である。
限界を超えた彼の目には死体も道端の石ころも同等にしか映らない。
平然と今も街を闊歩する彼が"少なくとも"一度死んだという事実を知る者は少しずつ増えている。
トイボックスのデータベース
海賊放送 メディエーション
【アンタが何を知ってるかは知らない。俺も大したことを知らない。だが"聞いた話"なら話は別だ】―メディエーションのホスト・ベクターより
https://t.co/6uwrTa1PaJ?amp=1
トイボックスで起きていること、噂されていることをメインに取り扱う、子の街で唯一のラジオ放送。ホストはベクターが努めており、情報収集のために現地に足を運ぶこともあるほか、視聴者から送られてくるタレこみや要望に応える形でも放送を行う。
彼の好奇心をかきたてる内容であれば、危険な南区にも足を運ぶことがあるようだ。
彼の視点で話が進んでいく為、本当のこともあれば見当違いな事を言っている事もある内容なので、軽い気持ちで聞くといいだろう。
話の内容には本来開示されていないはずの機密情報や、人があまり広めたがらないような噂やあまり知りたくないような事も含まれていることが多く、評判は半分半分といったところだろう。
彼を快く思っていない者が居るのも確かで、そんな者の大体は彼の居場所を躍起になって探す事が殆どなのだが、見つけることが出来ないようである。
序盤は燈からの要望により顔を出していたのだが、機材の不調により顔を出さなくなったようだ。
情報収集のために現地に足を運んでいる筈のベクターだが、彼の目撃情報は少ない。
【アンタが何を知ってるかは知らない。俺も大したことを知らない。だが"聞いた話"なら話は別だ】―メディエーションのホスト・ベクターより
https://t.co/6uwrTa1PaJ?amp=1
トイボックスで起きていること、噂されていることをメインに取り扱う、子の街で唯一のラジオ放送。ホストはベクターが努めており、情報収集のために現地に足を運ぶこともあるほか、視聴者から送られてくるタレこみや要望に応える形でも放送を行う。
彼の好奇心をかきたてる内容であれば、危険な南区にも足を運ぶことがあるようだ。
彼の視点で話が進んでいく為、本当のこともあれば見当違いな事を言っている事もある内容なので、軽い気持ちで聞くといいだろう。
話の内容には本来開示されていないはずの機密情報や、人があまり広めたがらないような噂やあまり知りたくないような事も含まれていることが多く、評判は半分半分といったところだろう。
彼を快く思っていない者が居るのも確かで、そんな者の大体は彼の居場所を躍起になって探す事が殆どなのだが、見つけることが出来ないようである。
序盤は燈からの要望により顔を出していたのだが、機材の不調により顔を出さなくなったようだ。
情報収集のために現地に足を運んでいる筈のベクターだが、彼の目撃情報は少ない。
トイボックスのデータベース
メガジュペッタ♀ ゼノ
"カバンに仕舞われた瞬間、大体は【人】からただの【荷物】になる。文字通りお仕舞いだな"―UG637の売り手
【台詞サンプル】
「アンタ良い目してるね!アタイの目と交換しない?・・・あぁそうか、普通は取り外せないもんな」
「時間を無駄にさせないで。運び屋を探している人は他にももっと居るんだからな」
「はぁ!?こんな傷だらけの死体なんざ不衛生で運べないよ、他をあたりな!」
「痛々しい見た目をしてるって言われるけど、人によってはこれが魅力的に見えるんだ。」
年齢:???
一人称:アタイ 二人称:呼び捨て アンタ
イタズラが好き。陽気な性格。
元はUG637に所属していたが、今はどの組織にも属さない運び屋。
魂が宿った愛用のキャリーバッグで、かつては死体や薬物、拉致された人をメインに運んでいたようだ。巨大な口のような構造をしている上に意思も持っており、"有機物であれば彼女が制止しない限り跡形も無く飲み込んでしまう"事が確認されている。
彼女が取り出さない限りは脱出出来ず、唯一助け出された住民は「まるで体内のようだった」と話したという。
イタズラでカバンをけしかけることもたまに有るようでタチが悪い。
飲み込めるサイズのものならどんな物でも、いくらでも収納が可能だ。
ただし、不衛生なものの輸送は金額に関係なく受け付けない。
依頼はそこそこに舞い込んでいたが、依頼をこなして得られる通貨を使用できる場所がUG637内で限定的であったために表市場で活動し始めた。
仕事の内容が内容だけに狙われることも多かったようで、未だに服のいたるところに暗器を忍ばせている。
今は普通の配達をしていることが殆どだが、高額な支払いであれば危険な代物も請け負ってくれる・・・ただし、現金支払いに限る。
「先に金額を支払いさえすれば中身を聞いてこない」という仕事ぶりが表裏問わず評価されている。
この街が形成される最中の大戦争で犠牲になったとある住民の魂が死体に宿ったことで産まれた。死体なので痛覚が存在しない。
顔のジッパーを開くと暫く動けなくなってしまう弱点を持つが、開いた者はその強力な呪いのエネルギーに身を晒すことになる。
自分を飾り付けることを好み、普通の人がピアスを付けるくらいの感覚で気に入った身体の部位があれば彼女が自分に縫い付けることがあり、その多くはうっかりキャリーバッグに食べられた者から選り好みされたものだ。
噂では、彼女のオリジナルの身体の部位は殆ど無いとされている。
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