SS 蟹チャレンジキュラド「何を食べている」
SP「蟹……」
キュラド「それはまた珍しいものを食べているな」
SP「あ、え、っと、け、今朝、届いた……あの、実家から、送られてきた……」
キュラド「そうか。よかったな」
SP「う、うん……」
キュラド「……」
SP「…………あ、キュラド」
キュラド「何だ」
SP「食べる……?」
キュラド「俺は吸血鬼だぞ」
SP「あ、そ……そっか……」
キュラド「食べるわけないだろう」
SP「……え、じゃあ、あの、も、もし、た、食べると、どうなるの」
キュラド「知らん」
SP「た、た、試して、みようとは……?」
キュラド「思わん」
SP「そ、そっか……ごめん…………」
キュラド「まあいい」
SP「……じゃ、じゃあ、さ」
キュラド「何だ」
SP「あ、あの、……か、蟹の身を、ほぐしてほしい……」
キュラド「何故……」
SP「うまく出来なくて……」
キュラド「……」
SP「で、できる?」
キュラド「お前俺を便利屋か何かと勘違いしてないか?」
SP「…………で、でも、さ、やったこと、な、ないでしょ?」
キュラド「……貸してみろ」
SP (素直だ)
キュラド「これを取ればいいのか?」
SP「あ、この……やわらかいところをね……」
キュラド「これでいいのか?」
SP「あ……すごい、ね……ありがとう……」
キュラド「……ふ、容易いことだ」
SP (褒めるとすぐこういう顔する……)