ヨルナ「男はスケベって言うじゃん?」ヨルナ「聞くところによるとさあ」
ミツキ「うん」
ヨルナ「男はみんなスケベって言うじゃん」
ミツキ「言うね」
リボロン「言うの?」
ヨルナ「言うよね?」
ミツキ「ね」
フォルネコ「わかんない」
ルミル「わたくしもわかりません……」
ミツキ「マジか」
ヨルナ「まあでも言うよね」
ミツキ「うん言う」
ヨルナ「言うとして」
リボロン「続けて」
ヨルナ「それって本当なのかなって思ってさ」
ミツキ「あー」
フォルネコ「直接聞いてみればいいんじゃない?」
ヨルナ「え、やだよ」
ミツキ「私は全員がスケベなわけではないと思うけど、大抵の男はスケベだと思う」
ヨルナ「なるほどね」
ルミル「世間一般的にそう言われているとして、そのことを男性はどう捉えられているのでしょうか」
ヨルナ「大抵の男が否定してないんだよね」
ルミル「ではそういうことなのでしょう」
ミツキ「そう言うヨルナはどう思うの」
ヨルナ「私もだいたいミツキと同じかなあ」
ミツキ「そっか」
ヨルナ「リボロンは?」
リボロン「どうでもいい……別にスケベでもいいけど私の前でそれを出さないでほしい」
ヨルナ「なるほどね」
フォルネコ「じゃあみんな、このクラスの男子はどう思うの?」
ヨルナ「このクラスの男子……」
フォルネコ「ホントのところクメロくんとかどうなの?」
ヨルナ「クメロくんは…………わからないなあ……」
ミツキ「わからないってことはそういうこと思ってても出したことないんだ」
ヨルナ「そういうことだね」
フォルネコ「クメロくんがスケベなイメージない」
ヨルナ「わかる」
ミツキ「スケベだったらどうする?」
ヨルナ「別にどうもしないけど」
ミツキ「なら良かった」
フォルネコ「メヒルくんは?」
ミツキ「え?」
フォルネコ「スケベなの?」
ミツキ「…………」
ヨルナ「どうなの?」
ルミル「わたくしも気になります」
ミツキ「……スケベなんじゃない?」
フォルネコ「スケベなんだ……」
ヨルナ「スケベなんだね」
ルミル「なるほど……」
ミツキ「スケベはスケベでもあれはムッツリスケベだよ多分」
ヨルナ「あー……なんか、わかる」
ミツキ「なんか、そう思ったら腹立ってきた」
ヨルナ「でもメヒルくんのことは?」
ミツキ「……好きだよ言わせないでよ」
フォルネコ「ひゅー!」
ヨルナ「ひゅーひゅー」
ミツキ「ああもううるさい!」
ルミル「仲が良いのはいいことです」
ミツキ「そんなことよりあとのメンツは?」
フォルネコ「リンシンくんとカクマルくん」
ヨルナ「微妙にわからないね」
ミツキ「でもカクマルはフォルちゃんの話聞く限りスケベだよ」
フォルネコ「スケベなの?」
ヨルナ「確かにあれはスケベ」
フォルネコ「スケベなんだ……」
リボロン「あれはスケベっていうより最低」
ヨルナ「リボロン……」
ミツキ「なんか恨みでもあんの……」
リボロン「嫌いだし……」
フォルネコ「なんで嫌いなの?かっこいいじゃん!」
リボロン「どこらへんが?」
フォルネコ「勉強もできるしスポーツもできるしクラスのまとめ役だし、あと一生懸命なんだよ!それから顔が良い!」
リボロン「勉強だったらクメロくんの方ができるしスポーツも男子の中だと平均的だよ。まとめ役とか言ってるけど好きでやってるだけみたいだしありがたいけど別にかっこよくはないし……顔は別に……」
フォルネコ「うー……そんなことないのになあ……」
ヨルナ「まあまあ。誰だって苦手な人はいるもんだからさ」
フォルネコ「かっこいいのになあ……」
ミツキ「じゃあリンシンはどうなんだろう」
ルミル「リン……シンさんは、特にそういった感じではないと思うのですが……」
フォルネコ「そうなのー?」
ヨルナ「でもリンシンは謎が多いからね」
ミツキ「一番わからないよね」
ヨルナ「ルミルんはなんでそう思うの?」
ルミル「ええと…………その、なんとなく、です」
ヨルナ「なんとなくか〜」
ミツキ「でもそんなイメージないもんね確かに」
フォルネコ「かっこいいもんね」
リボロン「かっこいいとスケベは別の問題だと思うけど……」
フォルネコ「そうなの?」
ヨルナ「かっこよくてもスケベな人はスケベだよ」
フォルネコ「そっかあ」
ミツキ「えっと、まとめると、クメロくんはわからないけど別にスケベでも驚かない。メヒルはムッツリスケベ、カクマルはスケベ、リンシンはわからないって感じかな」
ヨルナ「じゃあ結論として男は大体みんなスケベってことじゃない?」
ミツキ「そうなるね」
フォルネコ「だね」
ルミル「母数が少ない気もしますが、まあそういうことになりますね」
リボロン「母数が少ないなら思いつく限りの男の知り合いを考えてみれば」
ヨルナ「思いつく限り?弟のツキカゲとソラミンくらいしかもう思いつかないな」
ミツキ「私もそんな感じ」
フォルネコ「弟のピアネコとそのお友達かなー」
ルミル「わたくしは…………特には……」
リボロン「……」
ヨルナ「……リボロンは?」
リボロン「えっ」
ヨルナ「男の子の知り合い」
リボロン「…………バンドメンバーくらいしか」
ヨルナ「じゃあ大体メンバー被ってるねえ。実際どうだと思う?私はね、ツキカゲはまあスケベだけどソラミンは違うかなって思う」
ミツキ「異議なし」
フォルネコ「えっとね、えっとね……わかんない!リボロンどう思う?」
リボロン「カクサンは間違いなくスケベだしツッキーも姉が言うならそうなんでしょ。カイレイは言わずもがなだし……でもピアは違うかも」
フォルネコ「そうなんだ!」
リボロン「まあ……姉がこれだし」
フォルネコ「これって何」
ミツキ「なるほどね。じゃあもう大体みんなスケベじゃん!」
ヨルナ「そうだね、スケベだ」
リボロン「うん」
フォルネコ「スケベだったんだ」
ルミル「なかなか興味深い話題でした」
ヨルナ「……ごめんねなんか変な話しだして」
リボロン「今更なんだけど」