01:青いのと黒いの
「・・・なあなあ、知ってるか?」
「ああ?」
「時代ってさあ、移り変わるらしいぜ」
「あー・・・新しい世界が出るって話か」
「そーそー。今はまだまだらしいけど、噂はあるぜ」
「それによってまぁーたいろいろある訳だ」
「だなあ。力になれる事があればいいけどなあ」
「お前が?」
「オレだけじゃなくておーまーえーもー!」
「しょーがねーなー。呼ばれたら行くくらいはしてやるよ」
「ああもう、ほんっとお前って素直じゃねーの」
「うっせ」
「・・・まあ、うん。うちはそこまで変わらないよな」
「何人か新しく来るくらいじゃねーの。未来のこと考えても鬼が笑うだけだぞ」
「そういうことを言ってるんじゃねーけど、うーん。まあいっか!」
「そーだよ。お前はアホ面下げて笑ってりゃそれでいい」
「意味分からんけど、すっげー侮辱された気分なんだが」
「馬鹿は馬鹿のままでいろってことだ」
02:緑のと橙の
「すぴー・・・すぴー・・・」
「寝てる?」
「・・・」
(ほんとに寝てたか・・・)
「んんー・・・」
(起こさないようにしておこう)
「・・・馬鹿め。それはやきそばだ」
(どういう夢を見てるのかなあ・・・)
「背後に・・・気を取られて・・・転んだらそこはキノコの海なんだよ」
(意味が分からないなあ・・・)
03:赤いのと黄色いの
「なーにしてんのっ」
「・・・なんでもいいでしょう」
「まあそーだけどさ?たまには馴れ合ってくれてもいーじゃん?」
「ああ、もう。煩いわね。貴方はいつもそう、大体昨日だって」
「うへー、お説教は勘弁してよ!」
「・・・考え事をしているんだから、騒ぐつもりなら消えてくれるかしら」
「考え事ー。水の二人が考えてたこと?」
「まあ、あながち間違いではないわ」
「んんー。気にするようなことじゃないと思うけどなあ」
「それは・・・どういうことかしら」
「単純に言えば、この世界はいつだって増えたり減ったりしてるってことだ」
「そうね」
「つまーり、今更増えようが減ろうがそんなに変わらないってこと!」
「・・・そう、かしらね」
「そうかしらよ!あたしの言うことに間違いはないっ!」
「そこまで自信を持てるのは、一種の才能かしらね」
「かしらよ!」
「その相槌は意味が分からないわ」