はじめまして、水柱さん善逸視点
俺、今手足がすごい短いの。
蜘蛛になりかけたから。
いや、そんな重い話じゃないよ!?
うん!多分!
(がちゃっ)
あれ?だれか来た?
お見舞いかな?
炭治郎「あ!義勇さん!」
一つ結びの髪の人は義勇さんというらしい。
聞いたことだけはある。
炭治郎がこの前話してたんだよな。
えっと、でも相手にとっては、はじめまして、だよね?
伊之助「あー!半々羽織だー!」
え!?伊之助もはじめましてじゃないのー!?
俺だけ!?はじめましては俺だけ!?
な、なんか悲し!俺悲しっ!
義勇「……そこの金髪は……」
あ!俺に興味を示したね!
とりあえずここは、自己紹介しないとね!
善逸「俺は我妻善逸です!炭治郎と伊之助の同期です!」
ひとまずこんなんでいいでしょ。
義勇さんって人は、柱なんだよね?
水柱、冨岡義勇。しのぶさんからも聞いてる。
けど、水柱さんの好きなものとか知らないし、年齢も知らない。
どんな人なんだろう?
義勇「あがつま、ぜんいつ」
善逸「え?は、はい……」
義勇「いい名を貰ったんだな。俺は冨岡義勇。炭治郎から話は聞いていると思う。」
善逸「え、えぇ。水柱さん……」
ちょっと関わりずらいなぁ。失礼だけど。
善逸「えっと?冨岡、義勇さんですね?」
義勇「あぁ」
炭治郎「あれ?善逸は、はじめましてか?」
伊之助「この半々羽織強いんだぜ!」
義勇「……」
善逸「あーはいはい。それで冨岡さんは、お見舞いですか?」
義勇「あぁ、怪我をしたと聞いて。」
そうなんだ。いい人だなぁ。
でも唯一の問題はね?
この人、掠れた音みたいなのがするんだよね……
炭治郎たちも気づいてるのかな?
まぁ、どうでもいいけど。
義勇「琥珀色、目玉も、琥珀色。」
善逸「?」
義勇「なぜそんなに派手な色なんだ?」
善逸「え、それには事情があって……」
義勇「事情、どんな事情だ。」
善逸「か、雷に……」
義勇「そうか」
あ、今ので理解できたんだね。
さすが柱。(柱関係ある?)
義勇「黒より、琥珀の方が綺麗だな」
善逸「ほ、本当ですか。」
義勇「我妻は、綺麗」
炭治郎「だってさ!よかったな、善逸!」
伊之助「半々羽織に認めてもらえただと!?オメェ、強いのか!」
善逸「い、いや、ちげぇよ!?」
なんだこの流れ!
義勇「我妻。」
善逸「はい!?」
義勇「これから、よろしくな」
善逸「は、はい?」
う、うん。よく分からんけど、
い、いいのかな?これで。