*クレト=K・ジンネマン/Cleto K Zinnemann
【簡易設定】
純粋で凶暴、人の心に関心がない冷淡な狩人。
ゼノビアの亡骸に生える花のキズを食べた事で、エキニシィと自分に瓜二つの誰かの記憶を視るようになった。
これまでと比較して感情的になる事が増えた一方、解決の難しい問題に際し、どうした行動が最善であるかを模索し、考える姿勢も少しずつ見せるようになった。
本編十三話においては暴走の寸前に執着を見出し、結果他のキズ持ちと同様執着無しには精神の均衡を保てなくなってしまう。
執着の対象は【エキニシィ】。
【キズ】
武器としても応用が利き、エキニシィと繋ぐ事で身体機能の回復と強化を可能とする【臍帯(さいたい)】、傷付けた箇所を回復不能にさせる【大鎌】。
高速度の飛行能力はいずれかのキズを出していれば常時発動している。
*エキニシィ・ガヴラス/Ekkinisi Gavras
【簡易設定】
粗暴で無愛想、クレト以外に心を開かない冷酷な狩人。
記憶を失う以前のクレトのことは「お節介が過ぎる」「何でも自分の思い通りになると思っている」と少々煩わしく感じており、過去の話は自発的にはしたがらない。
執着の対象は【クレト】。
【キズ】
視界に入ったもの全てを破壊する【爪痕】。生物につけた損傷はそのまま自分に跳ね返るデメリットがあり、即死に至る一撃は出せないものの、彼自身の回復速度が著しく高い為ほとんど間髪を入れず攻撃を加えられる。
*空巣/桐生 空巣
【簡易設定】
エキニシィの過去に深く関わり、またクレトが体内に花のキズを取り込んだ事でその姿を幻視するようになった黒髪の青年。
クレトと全く同じ顔を持つ。
エキニシィにとっては時に煩わしく、理解に及ばない部分も多々ありながら大切な存在であったことが伺えるが、クレトは彼を「エキニシィをキズ持ちにした元凶」であるとして激しい嫌悪と憎悪を向けている。
【キズ】
あらゆるものを自らの望む形に創り変える【遺伝子】。物理法則は完全な度外視で、キズやキズ持ちを創れない以外で制限らしい制限がない、桁外れの自由度と危険性を孕んでいる。
無意識に創り変えた物体は必ず殺傷力のある凶器の形を象り、こちらはリスクの無い量産が可能。