ヨルナ「聞いて」ヨルナ「聞いて」
リボロン「どうしたのヨルナっち」
ヨルナ「いやあのさ……」
ミツキ「どうしたのヨルナ」
ヨルナ「……」
リボロン「……」
ミツキ「……」
ヨルナ「……(/-\)」
「「えっ、なに!?」」
ヨルナ「クメロ君超やばいんだけど……」
ミツキ「おっなにかあったのね」
ヨルナ「ていうかさ、ミツキはメヒル君とどこまでいってんの!?」
ミツキ「えっ急にどうしたの、何で私?」
ヨルナ「答えなさい」
ミツキ「えっえっなに…理不尽なんだけど…助けてリボロン…」
リボロン「知らない」
ミツキ「私たちのことがヨルナの話と何か関係あるの?」
ヨルナ「いいから!はい!」
ミツキ「はい!じゃなくて……クメロ君と何かあった話じゃないの!?」
ヨルナ「ギクッ!いやあのそうでもないんだけど」
リボロン「どっちでもいいから早く言いなさいよ…」
ヨルナ「……(/-\)」
ミツキ「……(/-\)」
リボロン「話が全然進まないなら帰っていい?」
「「いやリボロンお願い帰らないで!」」
リボロン「うっ……しょうがないなあ……」
ヨルナ「ありがとリボロン優しい好き」
リボロン「じゃあヨルナっちから話しなさい。はい10秒以内に」
ヨルナ「えっえっあっえっ待って」
リボロン「待たない」
ヨルナ「…う………」
リボロン「自分から『聞いて』って言っておきながらなんで言わないの」
ヨルナ「わかった言うからちょっと待って」
ミツキ「ヨルナはやく〜」
ヨルナ「ミツキは黙ってて!」
ミツキ「はい」
ヨルナ「……昨日」
リボロン「うん」
ヨルナ「クメロ君に…キスしてもらった……」
リボロン「知ってた」
ヨルナ「うん……え!?」
ミツキ「あははクメロ君がメヒルに話したみたいで、それを私が聞いたからついリボロンにも言っちゃった…」
ヨルナ「……そんなばかな!」
ミツキ「メヒルが言うには〜ヨルナがキスして欲しいって言ったからクメロ君がしてあげたんだって〜」
リボロン「らしいよ」
ヨルナ「クメロ君あの野郎!!」
ミツキ「でも結構意外だったね」
リボロン「確かにクメロ君にそんな度胸があるとはね」
ミツキ「クメロ君って結構大胆〜〜」
ヨルナ「待ってやめて死にたくなってきた」
ミツキ「死なないで」
ヨルナ「もう私の話はいいから!次はミツキの番!」
ミツキ「ちょっと待ってよなんで急にそんなこと聞かれるわけ!?」
ヨルナ「だって昨日クメロ君と話してて…二人はどこまでいってるんだろうって気になって……」
ミツキ「別に関係ないでしょー!」
リボロン「……帰っていい?」
「「ダメだって!」」
リボロン「話は簡潔に。はい10秒以内!」
ミツキ「うわーなんでこうなるの」
ヨルナ「さあミツキ観念しなさい!」
ミツキ「う〜、なんでこんなことに………………キスはまだ。ハグはよくする。お互い勇気が出ないの。これでいい!?」
ヨルナ「あら意外」
リボロン「ふーん」
ミツキ「でも……もしかしたらクメロ君の話聞いてメヒル焦ってるかもしれない……あーこのまま勇気出してくれないかな〜」
ヨルナ「ということは私たちの方が先だったわけだ」
ミツキ「別にいつだっていいでしょ……じゃあこれで私の話も終わりね!」
ヨルナ「うんうん」
ミツキ「……ていうか」
ヨルナ「うん……」
リボロン「………え、何その目は。何で私?」
ミツキ「リボロンだけ何も言わないのずるい」
ヨルナ「わかる」
リボロン「はあ?」
ミツキ「リボロンは何もないの?」
リボロン「いやいや私彼氏とかいないし」
ミツキ「いないけどー?」
ヨルナ「いないけどー?」
リボロン「……何が言いたいの」
ミツキ「いやーべっつにー??」
リボロン「どうせカクサンのことだろうけど……」
ヨルナ「何もないの!?」
リボロン「……いやほんと、何もないし、冗談じゃないし、興味ないし、どうでもいいし」
ヨルナ「リボロンっていつもそうだよね」
ミツキ「いい加減中途半端にしとくの可哀想だよー」
ヨルナ「わかるー」
ミツキ「相手の好意に気付いておいて放置はちょっとねー」
リボロン「いやいやおかしいでしょ。私5万回ぐらいフッてるんだけど」
「「えっそうなの」」
リボロン「あれもう一種のストーカーだから」
ヨルナ「ひど」
リボロン「しょうがないじゃん。恋愛なんて冗談じゃないし、興味ないし、どうでもいいし」
ミツキ「リボロンってやっぱり変わってるね」
ヨルナ「ね」
リボロン「……二人はいいなあ、人生楽しそうで」
ヨルナ「実際楽しい」
ミツキ「右に同じ」
リボロン「あー私もキスひとつでそんなにはしゃいでみたかった人生だった」
ミツキ「リボロンって好きなタイプとかないの?」
ヨルナ「芸能人とかで好きなタイプとか」
リボロン「げいのうじん……?」
ヨルナ「好きな顔のタイプじゃなくても性格とか?」
リボロン「顔…?性格……?」
ヨルナ「……ないの?」
リボロン「うーん…嫌いだなあっていうのはあるけど特に好きだって思わない」
ヨルナ「男の子に興味なさすぎでは…?」
リボロン「実際ないからね」
ミツキ「例えばの話なんだけど」
リボロン「うん」
ミツキ「リボロンがカクサン君に突然キスされたとして」
リボロン「やめて吐きそう」
ミツキ「例えばの話だってば!」
リボロン「おえ……」
ミツキ「ダメだこりゃ」
ヨルナ「えーじゃあもしかして私たちがキスされたとかそういう話してるの嫌?」
ミツキ「あ、嫌なら嫌って言ってね」
リボロン「別にそれは嫌じゃないよ。わりと面白い」
ヨルナ「それならいいんだけど」
リボロン「……二人が幸せそうだから」
ミツキ「じゃあ、これからも遠慮なくこういう話するけど」
リボロン「好きにすれば」
ミツキ「やったー」
リボロン「……じゃ、私帰る」
ヨルナ「あ、リボロン待って一緒に帰ろう?」
リボロン「いや、待たせてるから」
「「え」」
リボロン「じゃ、また明日〜」
「「……」」
ヨルナ「ミツキ……」
ミツキ「……あれって」
ヨルナ「……ねえ?」