:D少し前に書いた「ミステリ読んで思うこと」以来の覚醒状態です。いつもの鬱文の方を好まれる方は引き返すことをおすすめします
【ATTENTION※この文章にはしばしば“頭の悪い人”という言葉が出てきますがこれは単純に点数が悪いという意味ではなく勉強に対して全く努力をしない人という意味です。共感しなくても一向構いませんが批判は一切受付けません】
読書とかアニメとかが好きな人なら知っている人も多いと思うが良い作品を知りたいなら頭の良い人に聞いたほうが良い。
純文学や専門書などに限らず漫画にしてもアニメ作品にしても勉強のできないオタクより勉強のできるオタクに聞いたほうが秀作を知れる可能性は格段に上がる。頭の良さとオタクとしての優秀さに関係はないだろ言いたい人も多いと思うがこれにはちゃんと根拠がある。
まず頭の良い人は頭の悪い人と比べて
・沢山の作品(普段自分の好む作風でない作品も含めて)を見ることを面倒くさがらない
・読解力が普通の人より優れている場合が多くストーリー性の優れた作品を好み、イラストや表紙で判断しているわけではないので結果的に長く続くような作品に1巻の頃からファンになっていることが多い
という理由があげられる。狭い視野でものを見ず、ポピュラー作だけを見ているわけでもない。私の友人にも真面目な性格だが文章読解が苦手で授業で小説を読んでも意味が6割程しか理解できない人がいたがこういう人が勧めてくる作品は型にはまったようなヒット作か考える楽しみのないような単純な作品が多い。
また面白い作品は作り手も頭が良い人のことが多い。これは前述のこと以上に顕著に結果に出る。前回とは逆に頭の悪い作り手のことを考えれば解りやすいだろう。
【勉強が得意でない作り手が作る作品の特徴】
・地味なシーンの作り込みが派手なシーンと比べて明らかに手抜き
・勉強を面倒くさがる学生のように資料集めや設定の作り込みが雑でとにかく書くことしか考えてないので世界観がワヤで矛盾がある
・伏線付けが不自然でオチが分かる
・圧倒手出オチ感
などなどその職についている自分に酔っている感じがする人もいる。「勉強できなくても作品を作る才能はあるし!」と言いたい人もいるだろうが現実を見ろとしか言いようがない。中原中也もアル中の暴力男だが小中学生の頃は神童と呼ばれるほど頭が良かった。加えて彼ほど才能があっても評価されたのは死後で生前は殆ど評価されていなかった。出版不況の昨今で死後に評価されることなど無いに等しい。
面白い小説を見つけたら是非著者紹介を見てみて欲しい東大レベルの有名大学の卒業生であることは少なくない。
これは知識とか才能だけでなく自分の作品を客観的に見ることができ尚且つ自分は作品より目立ってはいけない(事が多い)ということを理解できているからであると私は思う。死ぬ気で努力すれば偏差値60までは大抵の人はあげられると私の祖父は言っていたが学校でも職場でも快適な生活のためには偏差値以外のいわゆる空気読みやコミュニケーショが必要不可欠だと思う。実際に大勢の人と接する職でなくてもそれは変わらないのだ。独りよがりの作品ほど滑稽なものはない。無意味にポエミーなあとがきを書く小説家にはすぐいなくなる新人が多い。長く続く小説家には作品を作るに至った経緯や作品について、周囲の人や読者への謝辞を書く人が多い。些細なことのようだがそういうところに差として出るのだろう。何にしても現実逃避のための軽率なワナビにはせめて失敗したときのことを考えてから挑戦しろと言いたい。