舞台解説「三つの地域」惑星エポス
創造神エポスによって創造された、現地では「魔力」と呼称される粒子に溢れた惑星。主に「神」「6種族の人間」「ドラゴン」たちが生きている。ここに生きている者のほとんどが魔法を使うことが出来、生活の基盤となっている。かつて繁栄していた旧文明の文献により、この世界が惑星だと知られているのは現地ではごく一般的なこと。
大まかにわけて「地上」「天界」「魔界」の3つの地域に分かれており、それぞれの地域にも多くの国やダンジョンが存在する。
地上
エポスの地表に存在する、最も広大な地域。「天界」「魔界」よりも遥かに人口が多く、それだけ多くの国や街、村が存在する。
ここから更に「メルクリオ」「ヴェーヌス」「ジュピテル」「ネプトゥノ」「プルタオン」「マルテ」「サトゥルノ」の7つの地方が存在するが、人々が住まうのはいわゆる北極に値する「マルテ」、南極に値する「サトゥルノ」以外の5つの地方。
天界
エポスの遥か天空に位置する地域。魔力を含んだ雲が形と保って地となり生まれた生まれた地域で、古代文明の遺産「魔導機械」を用いて向かった者たちの子孫と、人間の6つの種族の一つ「エンジェ」が多く住まう。
天界と地上、魔界への往来は非常に困難で、魔道機械の一つ「魔導ポータル」は設置されておらず、座標を知っていて転移魔法を使える魔導士に頼るか、現代に発掘された魔導機械、相当優れた飛翔能力を持つドラゴンでなければ辿り着くことすら困難。そのせいか鎖国的な地域となっており、この地域から出ていった者は「堕天した」と呼ばれ二度と帰って来れないとされる。
魔界
エポスの奈落の底に位置する地域。本来「閻神テンオウ」と呼ばれる神が死せる者たちの魂を浄化し再び世に送り出すための地域だが、元々住んでいた人間の6つの種族の一つ「デビル」や、生きたままこの地域に落ちてきた別種族の者がそのまま定住した例など、地上とはまた違う文化で生活している。
この地域で「閻神テンオウ」が行う浄化は神聖不可侵なものとして邪魔が入るわけにはいかず、魔界に入ることを許される者は少ない。