舞台解説「ジュピテル地方」世界地図の中央に位置する地域。この世界エポスにおいて最も重要な施設を含む地域であるためいわゆる上級貴族の人々が多く住まう。
主要な街・施設は「エスメラルダ法王庁」「エスメラルダ城下町」「トパージョの村」の3つ。
街・施設
エスメラルダ法王庁
この世界の全ての国や街の中心となる巨大施設と、そこを中心に広がる国。中でもこの施設に住まう者は法王や元老院、それを守る優秀なナイト及びマスターナイト、大賢者など特別な役職を持つ者に限られる。
また、各国の王が会談を行うときに用いられる場でもある。警備が厳しくよっぽどのことでは入れないが、一部民衆向けのイベントなどで一部のエリアが部分的に開放されることもある。
上記の通り警備が厳重なことに起因して、一部の役職の者を除いて一定出力以上の魔法をジャミングする結界魔法を張られている。
エスメラルダ城下町
法王庁の南西に位置する、城下町というには少しだけ離れた場所にある街。理由は法王庁の警備が厳重なため、怪しい人物を避けるためでもあるようだ。
また、海が近いためメルクリオ地方など他の地方へ向かう港町である。
トパージョの村
南西の外れに位置する小さな村。のどかな村という雰囲気で、主に林業と農業が盛ん。
生活に必要なことはこの村で完結し、他の街に出向くにも少々距離が遠いことも相まって村を出て上京しようとする者は少ない。
噂によれば、旧文明の産物である魔導機械が多数埋まっているとのことだが…?
ダンジョン・その他エリア
エスメラルダの丘
見晴らしのいい丘。あまり強力ではないものの、それなりに凶暴な生物が多いため、鎮圧して実力を上げる駆け出しのセーバーや、それかナイトを目指す駆け出し魔導士が多い。
内部には洞窟が広がっており、時折野生のドラゴンが縄張りとして生息している。これが顔を出す前に撃退か討伐を成し遂げられれば一人前の証となる。
トパージョの森
軽くて丈夫な木が多く原生する天然の森。ここの木は建築材料から薪まで幅広く使える便利な代物であり、時折この木を買いに来る業者が村にやってくる。
この木が城下町を通して世界中の街へ流通しており、高級な木であるとして村の経済を大きく支えている。魔物や狂暴な生物も存在せず、散歩道として歩いている住民の姿も。
旧エスメラルダ遺跡
南西の孤島に位置するかつての法王庁所在地。何百年も前に【力】フォルティスと【正義】スペルビアの戦いで発生した『第二神災』の際に崩落してしまっている。
比較的平和で、魔物も現れにくいジュピテル地方では例外的に魔物の巣窟となっており、相当な腕を積んだ魔導士やセーバーくらいしか立ち入ることは許されない。
当時住んでいた者たちが集めていた金銀財宝の山があるとの噂。
継と蛮を鎮める塔
『第二神災』の際に犠牲になった人々の魂と、争った【正義】スペルビア、【力】フォルティスの怒りを鎮める祈りを込めて建てられた塔。いわゆる慰霊碑。
魔物でさえ近づかない程に重圧を感じさせる塔であり、近づく者は皆無。
天への丘
法王庁北部にある丘。頂上には「神と龍の祭壇」が存在する。祭壇共々神聖なる場として祭り上げられており、余程のことが無ければ法王とそのマスターナイトしか入れない。
神と龍の祭壇
全ての始まりの地とされる場所。アルカナがタロットを喰らい、神龍を生み出したかつての最終決戦の地。
法王庁のトップシークレットの一つ、【正義】スペルビアの書が保管されている場所であり、歴代のスペルビアの依り代はその命を終えるとき、ここに書を返すという。