舞台解説「プルタオン地方」地図から見て南東にある広大な地方。殆どの地域や街が一部の神龍に管轄ないし支配されており、かつ大きな2つの国「ペローラ連邦」と「ディアマンテ帝国」の睨み合いもあって他の地域に比べ危険な雰囲気が漂っている。
主な都市は「ペローラ連邦」「ディアマンテ帝国」「ジェードの村」「トルマニアの街」の4つ。
街・施設
ディアマンテ帝国
プルタオン地方の最南端に位置する、【皇帝】ディクタトゥーラことヘイル・プランドラーが支配する帝国。現存している国の中ではエスメラルダ法王庁の次に歴史が長い。かつては近隣諸国の侵略を繰り返し、ヘイルの望むがままに暴虐の限りを尽くしていたが、反旗を翻した小さな国たちが連邦となり戦力を押し返され、以後ペローラ連邦との睨み合いが長いこと続いている。
民の自由こそ約束されているものの、国王たるディクタトゥーラが魂を喰らう食性であるため、定期的な生贄の要求をされる。また、逆らうような発言や行動が見られる者も生贄として喰らうため事実上の恐怖政治を強いている。
ペローラ連邦
ディアマンテ帝国の侵略に対抗するべく集まった国たちの同盟の総称。主にディアマンテ帝国を監視ないし戦争を仕掛けることを阻止することを目的としており、常に冷戦状態となっている。この影響か、両国を行き来する際には非常に厳しい審査を受けることになる。また、ギルドセーバー連合の本拠地があり、連邦そのものがある種のギルドそのものと化している。
このギルドセーバーの元帥こそ【戦車】グローリアことアルマ・ブライトネスであり、彼の統括の基にセーバーたちがこの連邦を守っている。
ジェードの村
由緒あるデビルの血族「ベテルギウス家」が治めている村。トルマニア山脈北部にある鉱山から採れた豊富な鉱石や宝石類、それを利用した鍛冶などでで村の経済を回している。
ペローラ連邦の北部にあるため、ディアマンテ帝国の侵略からは免れている他、ベテルギウス家のみ知る秘密として、【教皇】ベアティトゥードことアンジェロ・センテンスが密かにこの村を守護している。
トルマニアの街
トルマニア山脈の麓にある大きな街。ジェードの村と違い、こちらは石炭や魔石など様々な燃料となる鉱物が多く、帝国側に近いこともあって向こうの兵士や賢者に回されることが多い。
この街を治める者として、【太陽】クラーテルことルベル・フィアンマがいるが、ヘイルからの圧力が強いこと、彼自身ヘイルと結託している節があり、帝国側に産物が送られることが多い。
ダンジョン・その他エリア
コラウ平原
プルタオン地方の半分を占める広大な平原。魔物こそ少ないが、大型化した草食生物やそれを狙う肉食生物が多く生息している。ここに生息する草食生物の肉は美味で、ネプトゥノ地方最南端にあるフビの街に運ばれ名物料理の食材に多く使われている。
コラウ大樹林
コラウ平原の東に位置する広大な樹林。アンバルの密林に比べのどかで穏やかな気候をしている。小型で大人しい生物が多いが、見通しが悪い夜は凶暴な生物や平原から来た大型の肉食生物が現れるため気候とは裏腹に危険度は高い。
また、この樹林の木は非常に硬く、武器に使われるような鉱石で作った頑丈な斧や怪力を持ったドラゴンの攻撃でさえ弾かれ、加工も困難。
トゥルゲーザ遺跡
ディアマンテ帝国とペローラ連邦が戦争していた時代に建てられていた砦の跡地。戦死した者たちの魂が無念の塊として魔物化している。互いの勢力に対して未だに強い憎悪を抱き魔物同士で争っているが、一度生きている者を見れば魔物の本能として積極的に襲い掛かるため、世界的に見ても危険な場所として立ち入り禁止区域になっている。
トルマニア山脈
プルタオン地方の西全域に位置する山々で、元々は火山地帯だった。豊富な鉱石を含んでいるため、鉱山地帯として有名。
北側は宝石物が、南は燃料関係の鉱石がよく採れる。豊富な鉱石を求めて鉱物食のドラゴンが多く生息しており、採掘場を守るために業者からセーバーたちへの防衛や討伐の依頼も多い。