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    人魚姫の思惑冷たい冬の風を頬に受けながら、親に買い与えられたマンションに帰りつく。渡英先から帰って———帰る先はなかったので、この表現が正しいのかは不明だが———与えられたものだった。秘書を介して渡されたのはこのマンションと、これで縁を切ると言わんばかりの多額の金額が入った通帳が一冊。せっかく海の向こうに追いやったはずの存在がたかが数年で勝手に戻ってきてしまったというのに、思ったより好待遇だな、と思った。一先ず生活に支障がない事にまずは安心した。使えるものは使え、そう教えてくれた叔父にも感謝した。割り切るのも大事だ。マンションは1LDKに書斎と大きなクローゼット付き。学生の頃は充分だと思っていた広さがあったはずだがそろそろ部屋から本が溢れ出そうになっている。読んだ本の内容は忘れることはないし、思い出すことも容易だが、それは読むという行為には程遠い。
    表紙の手触り。本の重み。紙を捲る感覚。目で文字を追う。自分の経験が増えれば、物事の見方が変わる。同じものを読んでも感覚はその日によって違う。それが面白い。
    だから、大切な本は全て手元に置いておきたい。
    手放したくない。大切にしたい。背表紙が本棚に並ぶその姿も好きだった。だから、彼等が身を置くための居場所が必要だった。
    本が窮屈な思いをする前に、新しい居場所を用意する。そうやって僕の部屋は本棚ばかりが増えていった。
    そんな本棚に今日も新しく一冊追加された。
    続けて購入しているシリーズものの最新作。学校帰りに本屋で予約していた本を受け取った。早く読みたい気持ちを抑えながら帰宅したのだが………、何故かエレベーターから降りて、等間隔に扉が並ぶ通路に座り込む人が目に入った。このマンションはオートロックだ。不自然な異物。何故部屋に入らないのか————それから、あれ、と思う。数歩足を進め度にまさか、と思う。降りる階を間違えただろうかと考えて並ぶ部屋番号に視線を移すと合っていた。それはどう見ても自室の扉の前だった。体操座りをした小柄な女性がいる。これは回れ右をするべきなのだろうか。指が携帯電話にのびる。幼馴染に電話するか、119番通報か。まだ顔は見えない。
    カツン、と、革靴が鳴らした音が静かな通路で反響した。
    その音で、
    「あ」
    あげた顔は僕を見咎めるとにぱ、そう破顔して「お仕事お疲れさまー。もーおそーいよー? まちくたびれちゃったぁ」と、呑気な声をあげて笑い「さむいしー、足がしびれたー」と人の気も知らないで両の手をあげて身体伸ばしてから、立ち上がった。そろそろ師走。それなのに目の前の彼女は惜しげもなく生足を晒していた。ショート丈のコートに足元はブーティ。それで寒いと言われても困る。
    やっとのことで絞り出した名前は、
    「——————さ、えさん」
    目の前に居たのは、海野沙絵だった。永久の命をもつ八尾比丘尼。艶やかな黒髪を高めの位置で一括りにした髪が揺れた。
    「そーです。あは、ねぇ、びっくりした?」
    「どう、やって」
    けらけらとまるで子どものように屈託なく笑う彼女の言葉に返す言葉が見つからない。もう、会うことはないのだと思っていた。蠱惑的な笑みを浮かべて彼女は僕らを誘った。こちら側に来ないか、と。けれど、僕も、あの子も彼女の誘いを断った。約束があった。大切な人がいる。だから、踏みとどまれた。出会う順番が違っていたら————、どうなっていたかは僕だって、わからない。
    その彼女が
    「えー? ちゃあんと人に聞いたし、きちんと一階の玄関から入ったわよ?」
    そう告げて、笑った。
    「…………」
    誰にとか、どうやって、という言葉を飲み込んだ。聞いたところで今更どうしようもない。現に彼女はここにいる。部屋に不法侵入されていないだけいいのかもしれない。ちょっと頭が痛くなってきた気がする。空いた片手が自然とこめかみにのびて、深いため息をついた。————参ったな、と。天を仰ぎたくなる。思わず目を逸らすと、「せんせー? 聞いてるー?」と追い打ちをかけられた。
    今日ははやく帰れた。それに楽しみにしていた本が手に入って、のんびり過ごす予定だったのに。
    こんなことをすると叔父には叱られるかもしれないが、今日は教え子を見習って作り置きがしてある。昨日はポトフだったそれに、牛乳と小麦粉を追加させてシチューにする予定だ。もしくは、ご飯にチーズ、塩コショウ諸々でリゾットでもいいかもしれないなぁ、なんてさっきまで思っていたのに。だって早く本が読みたかったし、ひとりでの食事はどうしたって味気ないし、作るのだって面倒だから。でも人間は食べないと生きていけない。ならどうにか楽をするしかない。外食を咎められて以来、試行錯誤しているが一通りの料理はできても手を抜くのはまた別の才能だなぁと最近は思う。向こうで教えてもらえたのは各国の料理と、食卓を囲む楽しさだったからいつまで経ってもひとりで食べる食事は苦手だった。捜査一課で身を粉にして働き、似たような生活を送っている幼馴染だけは、まぁちゃんと食べてればいいだろ、と言ってくれるような気がする。たぶん。と言うことで当初の予定では、シチューもしくはリゾットを胃袋に納めたら温かいココアを淹れて読書をしているはずだったのだが、何故かまだ部屋に入れてすらいない。
    とはいえ、彼女を部屋に通すわけにもいかない。諦めて視線を戻すと、目の前にはにこにこと笑う年齢不詳の女性と目が合った。
    「————それで?」
    「うん。眼鏡くん抜きで話をしたいことがあったの。だから、待ち伏せ」
    ふふ、と口許が三日月の様に弧をえがいた。蜜のように甘い言葉が耳にまとわりつく。振り払うようにかぶりを振って、息を吐いた。
    「…………夕食、」
    「うん?」
    「まだなんです」
    「あたしもー」
    いつから待っていたのだろう、と思うが尋ねはしない。ポトフは……まぁ明日の朝食にでもしよう。はぁ、ともうひとつため息をついて彼女と目を合わす。黒い瞳の底は見えない。
    「いかがですか、ご馳走しますよ。二度、助けて頂いたお礼がまだですから」
    ぱちぱちと驚いたように瞬きを数回してから、
    「律儀だねえ」
    と目を細めて笑う。
    「————一回目は、覚えてないのに?」
    そう、小首を傾げた。
    「僕としてはそっちの話を聞かせて頂けると助かるんですけどね」
    「んふ」
    カツン、と革靴が音を鳴らした。回れ右をしてエレベーターへと向かう。何処へ向かうか考える。あまり遠くない場所がいいが、普段行く店は嫌だな、と思う。小走りに駆け寄る音。それから足音が追いついて、重なる。するり、と腕に重みが掛かった。
    「あたしが話したことを先生はひとりで是非を判断できるのかしら」
    ちらり、と下を見下ろすと肩口に彼女の顔があった。絡められた腕をやんわりと解く。
    「やってみせますよ」
    「あらやだ、怖い」
    くすくすと笑う声から顔を背けて、夜空を見上げる。ぽっかりと夜空に浮かぶ月は白々しく笑っていた。


    ***




    学生の頃、友人は多い方だった。

    自然と周りに人が集まって、いつの間にかその中心にいた。
    別段リーダータイプだった記憶はない。
    率先して何かをすることも多くはなかったと思う。それでも、誰かと一緒に居ることが多かった。この顔が一役買っていたのは間違いない。人の印象は見た目が九割らしいので、容姿で好かれるのは悪い事ではない。妬まれることがなかったとは言えないが、あの頃に比べたらなんてことはなかった。僕はただの学生として、賑やかな彼等と一緒になって肩を並べて笑っていた。渡英先から帰って、同じ年ごろの彼等と一緒に過ごすのは楽しかった。なにより、それまでの僕のことを彼等は何も知らないのが気楽だった。
    出身は皆それぞれ違う。学部を跨ぐと年齢差も珍しくなかった。それまでの生活で押し付けられていた制服ももうない。クラスも、座席も、時間割も思いのままだ。そんな普通に過ごす彼等に混じって、少しだけ隠し事をしながら僕も普通に学生生活を送った。
    その生活の延長線上で、女の子から告白されることは少なくはなかった。
    それは僕の周りに居た誰かだったり、授業が一緒の顔見知りや、時折一方的に慕ってくれている子もいた。同じ大学が大半だったが、サークルの繋がりで他校の学生とつながりがあった時もあった。学会に参加するようになれば同年代以外にも声を掛けられた。拒絶する理由は特段なかった。顔を真っ赤にしている彼女たちは素直に好感がもてたし、これから好きになれたらいいな、といつも思っていた。いつか秘密を打ち明けられたら、そんなことを思っていた時もあった。だからいつも返事はOKをしていた。

    そして、いつも遅かれ早かれ最期には彼女たちから同じようなことを言われて、その幕はおりるのがお決まりだった。


    ***


    結局、彼女との食事は駅前の大衆向けの居酒屋にした。はじめて入る店だが、個室があるというので通してもらう。ドリンクのオーダーを取りにきた店員に「ウーロン茶」と告げると目の前に座った彼女は不満気に眉を寄せた。それから肩をすくめて「じゃあ私はアイスティーでいいわ」と笑いかけた。
    卓上でメニュー表を開いて、ぱらぱらとめくる。サラダ、副菜、メイン、ご飯物、麺類、デザート—————あ、これあの子が好きそうだ。これなら作れそうだな、なんて考えていると邪魔が入る。
    「ねぇ、センセイは何たべたい?」
    「……お好きにどうぞ」
    基本的に食べ物の好き嫌いはない。誰とどこで食べるか、の方が重要だと教えられている。
    「んもー連れて来たのセンセイなのにー」そう拗ねるように片頬をぷうと膨らませてから、「じゃあ好きなの頼んじゃおっと」
    そうと決まれば中央に広げられていたメニュー表を取り上げられてしまった。
    まるで白魚を連想される白く、細い指がページをめくる。頬に指をあてて思案すること数分。白魚の先にある桜貝の色をした爪を乗せた指が店員を呼ぶボタンを押した。

    最初に出て来たのはシーザーサラダ。それからだし巻き卵に、チーズが入った春巻き。
    胃袋に消えると、皿が増える。……確かにご馳走するとは言ったが、まるで遠慮がない。春巻きを咀嚼しながら、続いて届いた野菜と肉の串揚げ盛り合わせを眺めた。沙絵さんは積み上げられた串をみて
    「やだーどれがどれだか分かんない」
    と、嬉しそうに声をあげながら、細長い串に手を伸ばした。嫌なのか、嬉しいのかどっちだろう。女の子は時々難しい言い回しをする。
    彼女に限っては女の子、と表現していいのか悩むところだが、何百年生きていようと女性は女性だ。些細なことには目を瞑ろう。というか突っ込んだ方が負けな気がする。
    「ねぇせんせい、」
    ぺろり、と串をたいらげてから指先で串を弄びながら声を掛けられた。
    「一つ聞いてもいい?」
    「そのために居たんでしょう、貴女は」
    何を今更、とため息をつく。
    「あはーまぁそうなんだけどね……、じゃあ聞くね。あのね、先生にとって眼鏡くんってなぁに?」
    指揮棒の様に指の上でくるりと竹串が回った。くすくすと笑う声に顔をあげる。グロスだろうか。艶やかな色を乗せたくちびるがゆるりと弧をえがいた。淡いオレンジ色の間接照明に照らされた顔半分に影が落ちている。
    「——————あの子は、」
    僕にとってのあの子。改めてそう聞かれて少し逡巡する。簡単な質問のはずのそれに言葉を繋げることができなかった。そんな僕に目の前の彼女はちらりと見てから、もうひとつ、と今度はまるいの串揚げに手を伸ばした。
    「あの時に言ったわよね……僕は君の先生だから、って。それだけ? そんなに大事? そんなことで命を投げ出せるの? ただの生徒でしょ。先生にとっては何百人といるうちの、たかがひとり」
    そんな十把一絡げな言い方に反射的に「違う」と言い返せば「やだ、本気にした?」とまた笑う。それから「先生も食べないと」と、串揚げの皿を押し付けてくる。食欲なんてないのだが。仕方なく手にした揚げ物にひとくちかぶりつく。かぶりついた断面は黄色をしていた。かぼちゃだったらしい。ほのかに甘い味が口にひろがる。
    「あたしはね、眼鏡くんのことが心配だったけど、いまは先生のことも心配なの。だって危なっかしいんだもん。先生はもう少し、自分のことも守らないとダメ。すぐに眼鏡くんのこと守るけど、そんなこと続けない方がいいわ。
    先生が居なくなると、みんなが悲しいんでしょう?
    ねぇ先生、気をつけなきゃだめだよ。貴方は先生なんでしょう。
    先生が眼鏡くんの為になんだってできるなら、あの子も覚悟をするしかなくなるの。」
    覚悟、と聞いて思い出したのは遊園地からの帰り道。
    僕が忘れてしまっても僕の代わりに全てを見て、伝えるとあの子は言った。
    それから、僕の中にいるなにかとあの子はなにかと接触をはかろうとする。
    不用意に近づくなと言っても聞く耳は持ってくれない。止めてもおそらく無駄なことは何となくわかる。最近のあの子は少し無鉄砲だ。言うことを聞いてくれないことが多い。————そう、あの夏を越えてから。確かに強くなったとも思う。それでも———、
    ふと、目が合う。
    まるで、黒い海のような、瞳。夜の海だ。空も、月も、何もかもを呑み込むような闇を孕んだ海。
    かぼちゃの揚げ物を食べた胃の奥がひどく重くて、口の中には苦みが広がっていた。食べるんじゃなかった、と思う。ウーロン茶に手を伸ばした。
    「—————何でだか分かる?」
    そんな僕を無視して、彼女の言葉続く。あまい言葉がまとわりつく。聞きたくないと思ってももう遅かった。
    「だって子どもは先生を見習うしかないんだもの」






    お店の暖簾をくぐり抜けて、夜の道を歩いた。彼女は上機嫌だったが、僕はまるで食べた気がしなかった。せっかく楽しみにしていた本も今日は止めておいた方がいいだろう。数分も歩けば大通りの路地に出る。広い車道を車が走り抜けた。僕は地下鉄へ向かう人通りの多い方向に足を向けると、彼女は身を翻した。大通りからそれる脇道。人通りが途絶えてしまう裏路地。一寸先は、闇。明るいところにいると、闇はさらに濃く見えた。
    「じゃあね、先生」
    大通りには街灯が等間隔で並ぶが、彼女が選ぶ夜道の奥は、ひどく暗い。別れる言葉の挨拶は、敢えて口にしなかった。
    「…………忠告、覚えておきます」
    「うん。わたしはふたりのこと大好きだから。がんばってね」
    へらり、と笑って手を振られた。
    「………僕からも一つ、聞いてもいいですか」
    「どうぞ?」
    「———————あの子から、向こうのにおいはしますか?」
    お盆にあったことを僕は覚えていない。あの子も、僕も黄泉平坂を落ち死にかけた、らしい。あの子にはそのにおいが残っていると僕の中にいる何かは言った、らしい。僕には、分からなかった。
    分からなかったけれど、人間に知覚できないものならそれでいいと思っていた。
    けれど彼女は何か感じ取ったのだろうか、と聞いてみたくなった。
    虚を突かれた質問だったのか、ぱちぱちと瞬きを数回。それから、小さく首を傾げた。
    「それを知ってどうするの?」
    問いに、問いで返されてしまった。どうするか、なんて考えてなかったので今度はこっちが不意をつかれた。そして、間髪入れずに次の問いを重ねた。
    「また、餌にでもする?」
    「————そんなこと、」
    「しないって?」
    否定する言葉を告げることを出来ぬまま、彼女の断罪のような言葉は続く。
    「でも先生が言ったのよ。危険だって知っていて、あの日、あの時期、あの村に足を踏み入れたって。あたしは先生が分からないことなら知らないままの方がいいと思う。だから教えてあげない。それでも答えを探すのは自由だわ。でもね、もう一度聞くわ」
    覚えていない。覚えていないが、理解はできる。自分のことは自分が一番よく分かっている。あの子を守ると口にしながら、きっといろんな理由をつけて僕はきっと行く方を選ぶ。自分の知的好奇心を抑えることはできない。
    「先生にとっての眼鏡くんってなぁに?」
    また、その言葉。つい顔を顰めると嬉しそうに「ふふ」と笑った。それからカツン、とヒールを履いた彼女の靴が闇に一歩足を進めた。
    「それじゃあ……今度こそ、さようなら、先生。いい夢、みてね」
    そう最後に口にすると路地裏に姿を消した。ひらひらと揺れる白く細い腕が、海を漂う魚の尾びれのようだった。










    ふわりと香るココアのにおい。手元には昨日買ったばかりの本。もう今日の講義は終わった。急ぎで片付けるような仕事はない。メールもチェックもした。だから今日こそはのんびり本を読もうと思っていた。研究室には深町くんしかいない。テーブルの対角線上に座った彼の手元にはレポート用紙が広がっているのが見えた。
    「…………なんですか」
    レポート用紙にそそがれていた彼の視線があがって、眼鏡越しに訝しんだ顔をしてこちらをみて口にした。
    「えっ?」
    「顔に、なんかついてます?」
    「ごめん、ごめん。ぼーっとしてただけ」
    あはは、と笑うと更に怪訝な顔をされた。
    「…………ちゃんと食べてます?」
    「もー心配性だな。食べてるよ、今朝はポトフだった」
    「ならいいですけど」
    何かにつけて私生活————とくに食事について————に言及されるのにはもう慣れてしまった。前科があるので仕方がないが、最近はそこまでひどくはないはずだ。まぁ確かに昨日の夕食は食べた気はしなかったし、今朝もあんまり食べれる気がしなかったから残っていたポトフを少しだけ。それまではちゃんと食事はしていたので嘘はついていない。ちなみに今日のお昼は食欲がなかったので何も食べていない。さすがにお腹がすいてきた。今日の夕飯は何か美味しいもの食べたいなぁと、思う。
    「…………ねぇ、深町くん」
    「はい?」
    「今日ひま?」
    「…………忙しそうに見えます?」
    「そのレポートの〆切は?」
    「来週です」
    「なるほど。じゃあご飯行こうよ」
    「なんで突然ご飯なのかは分からないんですけど、おごってくれるなら行きます」
    「何が食べたい?」
    そう問えば教え子は少し考えるように視線を彷徨わせて、それから、
    「—————————鍋以外で」
    と口にした。例年の冬の如く今年も手を変え品を変え鍋をしているらしい。食べ飽きているのかもしれない。あの日、食べさせもらったカレー鍋は美味しかった。僕は鍋が食べたくなった、と言えば彼はどんな顔をするだろうか。

    ————————先生にとって眼鏡くんってなぁに


    答えはまだ出ていない。
    ただ、離れ難い。それだけは分かっている。

    Xyuzu_kinox Link Message Mute
    2022/10/23 11:10:59

    人魚姫の思惑

    お久しぶりです。こんにちわ。
    夏インテ終わってからやっとドラマの円盤開封して見たり、体調不良になったり、職場の人事異動でヒーヒーしてました。
    御本の通販利用もありがとうございました。
    無事届きましたかね。
    感想とかもらえると嬉しいのでましゅまろを置いておきます。
    あと在庫はまだあるので通販閉じちゃったけどほしいよー!と言う方もご一報いただければと思います。
    https://marshmallow-qa.com/xyuzu_kinox


    ええと、7巻のあとの話です。ほぼ先生と沙絵さん。もろもろ確認してないので齟齬があったらごめんないさい。捏造をおおいに含みます。先生の学生時代についてとか。
    8巻の内容次第では続き書きたいなぁ書けるかなぁなどと思いながらモソモソ書き溜めていましたが、何とか新刊前に間に合ってよかったです。

    more...
    人魚姫の託宣
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