Like the flow of water【attention】
本作品は2020年7月24日 01:01pixiv掲載作品となります。
NT時空の話になります。
ヨナゾルの枠組みにはしてますが、ラブラブしてません。
不死鳥狩り作戦後の精神世界での話です。
ゾルタンの一人語りでお送り致します。
それでも大丈夫な方はどうぞ。
寄せては返す波の音がする。
目を開けると、またあのビーチに居た。
生きていた時には行ったことない。
そもそも地球になんざ、降りたことすらない。
降りる必要も無かったからな。
だが、俺様には分かる。
ここはコロニーが落ちた後の荒廃した世界。
この俺を奇跡のために切り刻んだ国が昔々やっちまったこと。
そんなこと、今となってはどうだっていい。
嘆いた所で返ってくる訳じゃねぇ。
何故また俺がここに居るのか。
誰がここに俺を呼んだのか。
まあ、見当はついているがな。
ふと、後ろから抱きしめられてる感覚と温もりを覚え、嗚呼またか、と振り向く。
今日は一段と強く抱きしめてくる、俺を手にかけたこの男。
「まーた来ちゃったのかよ、ヨナちゃん…」
「ゾルタン…」
死んでから、こいつはこうやって時々こちら側に来るようになった。
どういう手段方法で来てるのか知らねえけど。
毎度こいつが来る時、何故か必ずこのビーチに居る。
こいつと仲良かった女共はどこにも居ない。
俺様おひとり様だ。
そしていつもこうやって抱き締められる。
それはもう愛おしそうに。
まるでもう離すまいと言っているかのように。
「そんなに俺のことが恋しいか?」
「恋しいよ、凄く…君が」
俺を見つめる碧眼。
俺の右眼とは真逆の色。
俺はこの眼が苦手だ。
「あんまり頻繁にこっち側に来ちまうと戻れなくなるぜ?ポックリ逝っちゃうかもよ?」
ニュータイプだから出来る技なのかもしれねぇが、生と死の狭間と言っても過言ではないこの空間を行き来するのは生命削るようなもんだろ。
なのに、俺を抱きしめるこの男は愛おしそうに言う。
「それでもいい…」
本当にしつこい男だ。
少しは自分の命を顧みろ。
「君がここに居るなら、それでも…」
黙れ。
言葉が詰まる。
「…なんでそこまで俺に固執する?」
「………君を、愛してるから…」
目眩がする。吐きそうだ。
「君が悲しむ姿も、苦しんでる姿も、傷つく姿も、もう見たくないんだ…」
「…死んだ人間に慈悲だと?お優しいことだな、ヨナちゃん」
「そんなんじゃない…」
やめろ。
やめてくれ、ヨナ・バシュタ。
そんなこと言われたら、戻れなくなっちまう。
俺とお前は元々敵対関係なんだ。
最期も、俺がⅡネオジオングと共にお前に破れて死んだ。
お前は『生』きていて、俺は『死』んでいる。
なのに、なんでお前は死人の俺に会いに来る?
実際に会ったことも無い、思念の海でしかあった事のないこの俺に。
俺はお前のことなんか
お前のこと、なんか
「なぁ、ヨナちゃん…聞いたことないか? 『悪い人には付いてきちゃいけない』ってさ、子供の時言われただろ? 」
「君は『悪い人』じゃないよ、『優しい人』だ」
そう言ってこいつは俺の唇を奪ったんだ。
(I’m swayed)
【謝罪会見】
ギャアアアア初ヨナゾルですアアアアアア本当解釈違いでスミマセン゚・:*†┏┛ 墓 ┗┓†*:・゚
ヨナゾル自体、いつもは見る専だったんですが、今回4DXを3回も見ていたら、前作のイアヨナと同じタイミングで、今回の話が出てきてしまって思わず勢いだけで書いてしまいました…
これ本当にヨナゾルなんか????
んぎいいいいいい解釈違いが甚だしい!!!(2回目)
この度は誠に申し訳ございませんでした゚・:*†┏┛ 墓 ┗┓†*:・
ゾルタンちゃんは一見マトモじゃなさそうですが、実はマトモなんじゃないかなと思ってます。信じてます。
今回の話も、どうこう言いつつヨナの身を案じて突き放そうとするも、そんなゾルタンちゃんを知ってか知らずか、這いよるヨナちゃんであった…(遠い目)
今回も語彙力という名のフェネクスが飛んでいった為に拙い文になってしまい本当にスミマセン…
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!