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GALLERIA[ギャレリア]は創作活動を支援する豊富な機能を揃えた創作SNSです。

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    いちがみむらのアルミあの夜。――夜だったはずなのに。灯火の陰に沈んでいたはずの、両親の表情を鮮明に覚えている。
    家族みんなで眠る、その前の安らかなひと時。村長の父、巫女の母、巫女を継ぐ予定の妹。重い責任を負った彼らと、ただの家族になれる大切な時間。
    物覚えの良い妹が、言ったのだ。
    『お兄ちゃんの『桃太郎』も、覚えたの』
    『お兄ちゃんの?』
    母親が問いかける。
    『お兄ちゃんが、一人の時、ぶつぶつ言ってた』
    妹はそう答えた。兄が語るときの桃太郎、を覚えたのだと。
    桃太郎の話は、一等好きだったから。いつでも好きな時に聞けるように、自分に聞かせるために、覚えようとしていた。
    それを、賢い妹が聞き覚えてしまうなんて、まだ幼い兄には予想できなかった。
    青い顔で見つめ合う両親をよそに、妹は、『聞いて聞いて』と得意げだ。
    『むかちむかち、あるところに、おでぃいたんとおばあたんがおりまちた――』
    あの夜、妹はもう5つになっていた。



    梢が風に揺れる囁きに、槍が空を切る音が重なる。
    ちょうど、村の様子が見えなくなる程度の、森の中。ここはもう獣達の住む世界ではあったけれど、アルミが毎日の槍の練習に使うことは、鳥も獣もすっかり承知していた。いちいち逃げ出すような無駄を省いて、スズメはすぐ傍で砂浴びに勤しみ、野ネズミは草を分けて虫を捕まえる。
    無関心なそれらに加えて、今日は、アルミが槍を素振りするのを、じっと見ている子供らがいた。この間7つになったクリソベリル、まだ6つのリチウム、その弟のシンシャ。キイチゴを採りに行った帰りだろう。足元に籠を転がして、三者三様に青洟を垂らして、アルミの動きに見惚れている。
    無理もない。アルミの素振りはとても美しい。
    突きは鋭く。穂先を返すときも、油断無く。見えない敵を――アルミの目にだけありありと見える敵を前に、石突を繰り出し、柄で受け、また突く。急所を狙うにはどうするか。足払いを仕掛けてきたらどうするか。今年19になったアルミは、手隙の時間にはそんなことばかり考えてきた。他の村人が、食事の後に家族と語らったり、木の実を拾いながら仲間と笑ったり、そういうときにも、アルミは黙って槍のことを考えてきた。まだ若いアルミだが、歳が倍の相手に対してだって、言える。実力は俺の方が上だ、と。実際に言うことは無いけれど。
    だから、子供らが我を忘れて素振りに見入る様は、気分が良い。声を掛ける代わりに、適当な枝切れを3本拾って、投げてやる。
    「教えてくれるの?」
    それぞれ、覚束ない手つきで握るのを、一人ずつ直してやって、普段よりゆっくりと槍を突いて見せた。クリソベリル達は、ぎこちなく真似をする。シンシャはどうも脇が開くので、腕を押して、直そうとしたが、「やだ、やだ」とくすぐったがって、とうとう笑い転げてしまう。もう早速、飽きたと見えて、若木によじ登って枝を揺すり始めた。
    「いけないんだ、枝が折れちゃう」
    リチウムは自分の”槍”を放り出して、弟の足首を掴んで抑える。クリソベリルはキイチゴをつまみ食いし始めた。
    こんなものだ、幼いうちは。
    アルミは、シンシャを木から降ろしてやって、また素振りを再開する。子供らはすっかり集中力を無くし、朽ち木を”槍”で崩して、中の芋虫を見物した後、ぷらぷらと村に戻っていた。
    明日も来いよ、と言えたなら、どんなに良かっただろう。
    アルミは始終、黙っていた。村長である父から、10を過ぎない子供とは、口を利くことを禁じられているから。

    その日の夕飯時、村中が「御前試合」の話で持ち切りだった。誰も彼も、夜の挨拶の後には「御前試合に出るかどうか、誰か勝つと思うか」などと唾を飛ばしている。アルミが村の外で槍の稽古に励んでいるうちに、次代の巫女、つまりアルミの妹の結婚相手を決める「御前試合」の御触れを出したらしい。
    アルミは耳をそばだてた。曰く、14歳以上なら立場に関わらず誰でも出られる。出場者は槍の腕を競う。勝ち上がり式で、最も強い者を決める。優勝者は次代の巫女と結婚する。
    槍を競う。それなら黙っていられない。
    アルミは、審判役を務めるという、セキエイのもとに駆けていった。彼は、興奮して話し合う村人たちを満足そうに眺めつつ、夕飯を摂っていた。アルミはその耳元へ寄って行った。かがり火の反対側、夜の闇が影を落とす、暗い耳へ、誰にも聞かれないように訴える。
    「俺も出る」
    「ふぉ前が?」
    口いっぱいに頬張って、もごもご言ったあと、セキエイはしっかり肉を飲み下して、言い直した。
    「お前が御前試合に出るって? 馬鹿言うな。御前試合に優勝したら、巫女様と結婚して、村長になって、共に百物語を守っていくんだぞ?」
    「分かってる」
    「分かってない。優勝はできるかも知れんが、百物語を守っていくのは、お前には無理だ」
    アルミは腹の底に怒りが凝るのを感じた。優勝を狙えるだけの腕前があるのは、セキエイも認めているのだ。だというのに、アルミには無理だと決めつける。
    「とれがどうちた」
    「ほら、それだ」
    セキエイは口の端で笑った。イライラと串焼き肉を振って見せる。
    「百物語を継ぐ巫女様の伴侶が、それじゃあな」
    「でゅうよんたいいどうなら誰でも出られるはづだろ」
    「まともな人間ならな! 第一お前は――」
    セキエイは怒鳴りかけて、急にやる気を無くし、串で村の奥を指した。
    「お前と長話なんかしたくない。俺の決定に不満があるなら、俺の上役、村長に直談判してみろ。お前の父親がなんて言うか、分からないほど馬鹿だってんならな」
    セキエイはアルミが耳元で喋れないように、そっぽを向いてしまった。
    アルミは唇を嚙んだ。口の中では舌も噛んでいた。セキエイの指示した方角には背を向けて、ずんずんと歩いていく。
    アルミは、生まれつき「さ」と「し」と「す」と「せ」と「そ」の音が、喋れなかった。いや、誰だって生まれたばかりは喋られない。そんなものだ、幼いうちは。ただ、アルミは、いくつになっても、喋れないまま、いまとうとう19歳だ。自分が喋る音がどんなか、他人が喋っている音がどんなか、聞き分けることはできる。でも、どうすれば、「さ」と言えるのか、分からない。槍のことだったら滑らかに体が動くのに、口の中のこととなると、どうすれば良いのかさっぱり分からないのだ。
    お前の父親がなんて言うかだって? 何にも言わないに決まっている。アルミを妹から引き離して以降、まともに会話を交わしていないのだ。言うとすれば、ただ一言、「失せろ」と――アルミが言い返すことの出来ない言葉を発するだろう。
    この村は、湖に浮かぶ2つの小島と、その近くの岸辺からなっている。奥の島は巫女様が住まい、手前の島には隠居や子供やその家族。若者は島に入りきらないので、近くの岸辺で寝起きする。それぞれをいかだで行き来するのだが、ちょっと手間なので、食事時など決まった時間以外ではあまり往来が無い。
    アルミは本当に幼い頃には、奥の島で両親と共に暮らしていた。妹が生まれても、戯れに槍を握り始めても、まだ奥の島に暮らしていた。本当はもう少しだけ家族と暮らせるはずだった。父親である村長に「失せろ」と言われるまでは。
    妹を抱いて百物語を聞かせる母、その膝にすがって、自分が妹を守るのだと、そう思っていた、あの頃はもう遠い。
    アルミは、御前試合に向けて語らう村人の声を聞きながら、早々と寝床に潜り込んだ。

    翌日。御前試合に出る者達を鼓舞するため、次代の巫女が百物語を語るという。
    アルミは、岸辺の船着き場を守る門番に、「代わるよ」と交代を申し出ようとしたが、「これが僕の仕事だ」と断られた。
    百物語は皆大好き。村の魂。尊ぶべきもの。用も無いのに百物語を聞きに行かないとなれば、いよいよ「人間」扱いされなくなるだろう。アルミは仕方なく、奥の島に向かう。
    久しぶりに見た妹は、美しい女性に成長していた。もう10年以上、言葉を交わしていない。彼女は滑らかに芯のある発音で、先祖代々に口伝えられてきた百物語を、語る。遥か昔から一言一句違わずに伝えらえたものを、伝えられた通りの発音で。
    今夜の話は『桃太郎』。老いも若いも新しい巫女の前に座って、その語るものに聞き入っている。
    「昔昔、あるところに、お爺さんとお婆さんがおりました。お爺さんは山へ柴刈りに、お婆さんは川へ洗濯に」
    『むかちむかち、あるところに、おでぃいたんとおばあたんがおりまちた。おでぃいたんはやまへちばかりに、おばあたんはかわへてんたくに』
    妹が懸命に唱える物語。アルミが戯れに口ずさむ物語。槍を握り始める歳になっても、アルミのそれは舌足らずに拙いままで。
    あの夜、両親は気付いてしまった。将来の巫女が、アルミの語る戯れをも、じっと真剣に聴いていることを。
    「妹まで舌足らずが直らなかったら、どうしよう」
    村長と巫女の恐怖はいかばかりか。アルミには分からない。ただ漠然と、深い深い谷のようなものだと感じている。両親の気持ちをきちんと分かる前に、奥の島を追い出されて、幼い子供と口を利くのを禁じられた。
    百物語を語る妹は、責任を全うする喜びに溢れていた。大勢の村人を前にして、ゆっくりと視線を移しているが、自信なく目を逸らせるのとは違う、堂々とした仕草だ。
    村人達は、我らが次代の巫女様にうっとりしている。あのシンシャが、きちんと両手を束ねて座り、食い入るように話を聞いている。百物語は飽きないのだ。
    「そうして、桃太郎一行は、鬼ヶ島に向かったのでした」
    『とうちて、桃太郎一行は、おにがちまに向かったのでちた』
    今よりもっと声が高かった頃の、妹の声が、耳の奥にこびり付いていた。
    朗々と桃太郎の旅は続く。アルミは決して語ってはいけない、物語が。
    村人は百物語を愛している。遥か昔から寸分違わず伝えられてきた百物語を。
    アルミはどうだ。どうしたって百物語を違えてしまう、アルミはどうだ。
    目を逸らした先に村長が居た。次代の巫女の傍に控えていた彼は、アルミの視線に気づいて、忌々し気に顔をしかめた。その後ろには今上の巫女が居た。アルミから目を逸らしたまま、一度もこちらを見ようとしない。
    「宝物を鬼ヶ島から持ち帰り、皆で幸せに暮らしましたとさ。おしまい」
    『宝物をおにがちまから持ち帰り、皆でちあわてに暮らちまちたとた。おちまい』
    いま、妹は正しい音で喋っている。他の子供と同じく、ごく自然に喋られるようになったのだろうか。引き離されて育ったアルミには、知る術もない。いいや、無理矢理に直す方法があったなら、きっとアルミにも試させただろうから、やっぱり妹は自然に直ったのだろう。
    『桃太郎』の物語が終わった。結婚という大きな節目を迎える妹に、兄として声を掛けられたら、どんなに良かっただろう。呼びかけられたら、どんなに良かっただろう。
    「ちトリン――」
    村人の命名は、全て、百物語に出てくる石の名前からつけられる。百物語を違えてはならない。石の名前、一つ、とっても。
    誰にもばれないように、小さな声で妹を呼んだ。当然、彼女の耳には入らない。
    村の風習は、百物語は、アルミを愛さない。アルミはどうだ。どうしたって違えてしまう、アルミはどうだ。
    槍自慢が競う御前試合には出られない、槍自慢のアルミはどうだ。

    御前試合の当日は、夜明け頃まで小雨が降っていた。アルミは、どうあっても事が上手く運ぶように、何日も前から枯葉を用意して、革袋の中に詰めておいた。
    湖に浮かぶ小島は見通しが良く、アルミの立つ湖の岸辺からは、御前試合の様子がよく見えた。村中の人が奥の島に詰めかけている。船着き場の門番は出場している。奥の島では喝采と野次が飛び交う大賑わいで、岸辺はもぬけの殻だ。
    アルミは人生で初めて、石神村の姿を美しいと思った。
    青い湖の中に浮かぶ二つの島。全体的に、風雨に擦り切れて白っぽく、水面の照り返しを受けて、自ずから発光しているようにも見える。所狭しと並ぶ草ぶき屋根の家々。島から滲み出すように立ち並ぶ、岸辺の住処。奥の島の家は手の平くらいの大きさに見え、手前の島の家は腰の高さくらい、そして岸辺の家は近づくに従って徐々に大きく見え、アルミが腕を伸ばして触れた一棟は、人間4人分の高さにもなった。この高床式の建物を建てるのには、最低でも3人必要だ。柱を立てるのに2人、家を建てている間の衣食を支えるのに1人。村ではそういう風に家を建てている。いま村に建てられた柱の数を数えたら、一体いくつになるだろう。何人分もの労力が集まって、何十人いや百人あまりもの、村人たちを守っている。
    この村が、アルミにとって世界の全てだった。これから失う、美しい、全てだったもの。
    奥の島で準決勝が行われている最中、アルミは枯葉を引っ張り出す。家の陰で火を起こし、枯葉をくべ、隠し味に動物のフンを少々。真っ白い煙が立ち上り、初夏の深い青空に一本の線が引かれる。別の家の陰に移って、焚火をもう一つ、焚く。更にもう一つ、更にもう一つ。更にもう一つ。
    家々を燃してしまう必要はない。これは、どうしても欲しい一言を引き出すためだけの、作戦なのだから。
    いつしか、歓声も野次も止んでいた。代わりに、悲鳴と、怒号と、慌ただしく櫂を漕ぐ音が、アルミの元へ押し寄せる。
    普段の通行に使ういかだだけでなく、漁の小舟まで、アルミの居る岸辺に漕ぎ付けた。人々は手に手に桶を持って、湖の水で火を消し止めようとしていた。これがただの狼煙であるとも知らず、暮らしを守ろうと必死だ。煙を背に悠々と立つアルミを、気味悪そうに避けて駆ける。
    消火に駆け付けた人の中に、村長である父も居た。村を守るために率先して行動する、村長なら当然のことだ。でなければ困る。アルミは父に見せたくて、こんなことをしたのだから。
    その愕然とした表情を、痛快だと思えた。あの夜、父と母が青い顔をして見つめ合っていたあの夜は、あんなに恐ろしかったのに。
    「だまあ見ろ! だまあ見ろ!」
    アルミは、父を指差して笑ってやった。
    「お前がやったのか……」
    父はまだ突っ立っている。さあ見ろ。どんなに素早く火を点けても、嘲りさえまともにできない、この姿を見ろ。
    まだ準決勝の試合を残している門番が、煙を吸って激しく咳き込んでいる。試合の出場者の中には、火事を遠巻きに見守っている輩も居るようだ。御前試合は、これで無事に、滅茶苦茶になった。
    「ごでんでぃあいなんかくとくらえだ! 俺が出られないごでんでぃあいなんか! 俺だって強いのに!!!」
    「黙れ、黙れ! 大声を出すな! 子供が真似したらどうするんだ!?」
    消火のことは他の者に任せてしまうことにしたらしい。父は、アルミが声を張り上げるのに被せて、激しく両手を振った。
    何人かの村人が、消火の手を止めて、アルミと村長を振り返る。けれど彼等は、事態を理解する前に、アルミが何を言っているのか、言葉を置き換えてみなければならなかった。
    「ちった事か! 俺はもう黙らない! でぃゆうにたゃべってやる!!」
    煙がアルミの喉を刺した。父もきっと同じ痛みを覚えているだろう。だから二人で黙ってしまえばいいのに、二人ともそうしなかった。
    「百物語だって覚えてるんだ。妹といっとょに覚えたんだ。聞かててやる、『むかちむかち、あるところに――』」
    「追放だ、追放だ、追放だ、アルミを追い出せ。皆! 追い出すんだ!!」
    違えられた『桃太郎』を遮って、父が叫んだ。村人達が一斉に振り返る。火事が大した被害にならなそうだと、彼等も気付いたようだった。煙の為か怒りの為か、一様に目を血走らせていた。
    その言葉を待っていた。
    「いいとも、出てってやる」
    アルミは、村の一員の証として、太い縄を左腕に巻いていた。それをむしり取って地面に叩きつけると、傍に隠しておいた槍を引っ掴んで、全速力で駆け出す。村とは逆、森の奥へ奥へと。村人達が追ってくる。一番に追い縋るのは、あの門番だ。真面目に、村長の命に従っているのだ。
    御前試合はやり直しだろうか。門番が優勝すれば良いと願う。百物語を守るという役目を、真面目に勤めていくだろう。桃太郎を石の名前を、違えてしまう異分子を排除して、百物語が永久に続いていけば良いと願う。
    滅茶苦茶に壊したのと同じ心で、そう思う。
    アルミは笑いたくなった。走るのに一生懸命で、そんな余裕なんかなかったけれど。
    槍の練習をしていた、いつもの場所を通り過ぎた。キイチゴの茂みを飛び越えた。繰り返し薪を取られた4股の木々の林を抜け、斧に打たれることを知らない巨木の深森へ。追手が足を止めても、息を切らせた喉に血の味が滲んでも。さらに走る。一歩でも遠くへ。
    石神村の外には人はいない、と言われている。もしかしたら、過去に追放された罪人達が、どこかで細々と生きているかもしれないが、どちらにせよ、アルミは人里を探すつもりは無かった。どこから来た、と問われたら、アルミには答えることができないのだから。どうしたって違えてしまうアルミには。
    アルミはまだ愛しているのだろうか。百物語を、村を、父を、母を、妹を。
    愛している、と言えないアルミは。
    カフェオレ Link Message Mute
    2022/07/27 16:43:37

    いちがみむらのアルミ

    他サイトからの再投稿。微修正。

    「千空が目覚めるまでの3700年間が舞台」「ネームドキャラは絡まない」というルールの企画に参加した作品です。

    ルリやコハク達より数世代ほど前の、石神村の巫女の兄のお話。
    平均的な子供は、5歳ごろに幼児言葉を卒業します。
    けれど、中には、さ行やら行の発音の発達に遅れが残る場合があります。
    この場合、「おかあさん」が「おかあたん」に、「ありがとう」が「あいがとう」などに置き換わったままになります。
    聴力・口の機能・知的な発達の遅れによる場合もありますが、「単に悪い癖がついている、上手な発音を習得できていない」というケースもあります。
    一度悪い癖がつくと、成長してからでは直しにくいので、早めの矯正が推奨されています。
    現代では療育の方法が確立されており、近隣の小学校で指導を受けることができます。4歳頃から始めて、小学校入学前後に訓練を修了することもできます。
    私もお世話になりました。
    でもそのノウハウは、石神村には残っていないだろうと思います。
    古代から現代まで、日本語の発音は、長い時間の中で変わってきています。
    お経や祝詞を唱えるときの発声法に、古い時代の発音の名残があるという話を聞いたことがあります。お経や祝詞、きちんと聞き取るのは結構難しいですよね。コハクと千空がスムーズに会話できていることは、かなり凄いことです。
    3700年間、日常会話レベルでも発音を変えなかった、石神村の日本語。多大な努力のもとに保持されていたと思います。
    その努力ができない(実を結ばない)そんな村人はどうなるか、という妄想です。

    参考;https://kotobast.com/ 「ことば発達セラピー」

    #周縁の人々ウェブ企画  #dcst  #二次創作

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    • 七つの海に唯一つの別サイトからの移転投稿です。
      微加筆。

      普通に生きていたら絶対に出会わないし友達にならない人間が大切な仲間になっていく、そんなところもDr.STONEの尊いところですよね、という気持ちで書きました。

      #Dr.STONE  #七海龍水  #西園寺羽京  #二次創作
      カフェオレ
    • 石世界東海道中記他サイトからの再投稿。加筆。

      伊豆から相良油田まで未開の地と化した静岡を歩く。そのヤバさに気付いてしまいました。
      整備された街道があっても数日コースなんですけど……こわ……。

      県民以外は書けないだろうな、と思い上がった結果がこれです。
      特にオチの無い道中記。ギリギリ着地出来たので私天才じゃないかと思ってます。
      千空達に、静岡県の名所をたくさん見て貰いました。古文ネタが多めです。
      Dr.STONEと郷土への愛を詰め込んでいます。ご賞味ください。

      ※捏造多数。一応、地学の本を読みましたが、三千七百年後の地形予想なんてできるか! という結論に至りました。
      ※アニメ版以前の考察です。
      主な捏造:石神村の位置(一碧湖あるいはその付近と予想)
           地殻変動(原作中の大瀑布が出来るためには、広範囲の地盤沈下と富士山の大噴火が必要と判断)
           探索ルート
           小麦の発見場所とタイミング
      ※公式カップリングの表現あり。

      千空もクロムもルリもコハクもゲンも書けません。
      二次創作って不思議な難しさがありますね。

      引用:百人一首 4番(山部赤人)
         風に立つライオン(さだまさし)
      参考文献:新版 静岡県 地学のガイド 静岡県の地質とそのおいたち(土 隆一)
           DaiGoメンタリズム 誰とでも心を通わせることができる7つの法則(DaiGo)
           実例 図解版 メンタリストDaiGoの相手を意のままに操る「話し方」入門(DaiGo)
           国土地理院の地図
      スペシャルサンクス:Yahoo!地図


      コメントやブックマークありがとうございます。
      ふせったーで考察補足とあとがきを作りました。
      だいたい地元に萌えてるだけです。
      誤字訂正しました。すみませんでした。伏してお詫び申し上げます。
      誤字報告は常に大歓迎です。まだありましたらぜひ教えてください。

      地形考察
      https://twitter.com/lnRqcuYEc8YpUBH/status/1381555287388123136

      あとがき
      https://twitter.com/lnRqcuYEc8YpUBH/status/1381555467659354119

      #Dr.STONE  #石神千空  #七海龍水  #西園寺羽京  #クロム(Dr.STONE)  #コハク(Dr.STONE)  #二次創
      カフェオレ
    • 彼がそれを吞まされるまで(最終巻巻末ページに寄せて)「されてしまった」と書いてあって笑っちゃいました。
      カッとなったので一発書き。いつか修正するかもしれないししないかもしれない。

      ※ネタバレ注意
      ※キャラクターの心情および、巻末ページの更にその先の未来までいくつか捏造

      #Dr.STONE  #西園寺羽京  #二次創作
      カフェオレ
    • ナマリとお金の話別サイトからの再投稿。微加筆。
      ※原作軸。アニメ版ではドラコの版元が基本先生でしたが、原作ではナマリでした。

      ナマリが、大嫌いなドラコを好きになるまでの話。
      造船期間の初期の頃、ちょうど5月ぐらいの季節。
      ナマリ+五知将+スイカ。
      Twitter企画  #王国キッズ祭り の参加物です。
      きっとこの後、えらい勢いで使い果たす。

      ナマリは喋れないのか、喋らないだけなのか……。
      どっちにしろ、何不自由なく生きていけるんだろうなと思います。

      やまもとまやさんが、美麗なイラストをお描きになりました! 許可ありがとうございます!
      使わせていただいたものの元ツイはこちらです。
      https://twitter.com/sun_kaku_4_kaku/status/1392777088382300165

      #Dr.STONE  #二次創作
      カフェオレ
    • 司帝国風紀委員会他サイトからの再投稿です。微加筆。

      司帝国時代。お兄さんとお姉さんが会議するだけ。

      アニメのSTONEWAR最終決戦、南から羽京へ一言追加されたことで、結構ガッツリした信頼関係があったのかな、と思いました。
      でもよく考えたら、二人とも、信頼されない要素持ってなかったですね。自明の理でありました。

      南は怒らせたい、羽京は困らせたい、それが私の性癖です。

      #Dr.STONE #西園寺羽京 #東北西南  #二次創作
      カフェオレ
    • ペルセウス号を知っているか?別サイトからの再投稿。微加筆。

      ※龍水の年齢を捏造しています(七海学園の学生)
      時間軸は南米編。
      目が覚めたら文明存続している世界だったので、金の力で無双する龍水の話。


      二次創作によくあるネタを書きました。

      #Dr.STONE #七海龍水  #二次創作
      カフェオレ
    • いつか面影になる他サイトからの再投稿。微加筆。

      「花に亡.霊」が百夜に合うと思ったので書きました。
      だいたい神曲そのままに書けたと思います。これを読むよりようつべで聴いた方が早いです。
      タイトルを歌詞からお借りできなかったことが心残りです。上手い引用案募集中です。

      ブラックホールの通説が、原作時間軸でどうだったかは、ちょっと自信がありません。そこは雰囲気でお願いします。
      教科書に載っていたことが、「ほんとう」では無いかもしれないこと、普通は二十歳くらいで知ると思います。でも千空はだいぶ早かったんじゃないかと思います。
      千空が科学と向き合うにあたって、そっと背中の向きを整えた百夜は、居ます(確信)。

      #Dr.STONE  #石神親子  #石神百夜  #二次創作
      カフェオレ
    • メデューサ封印シーンより別サイトからの再投稿。

      羽京が巻き込まれてた理由を妄想するなどしました。
      カッとなってバッと書いてTwitterに流したものを、加筆修正しています。

      #Dr.STONE  #石神千空  #西園寺羽京  #七海龍水  #二次創作
      カフェオレ
    • 『オリジナリティ欠乏症』夢追翔オリジナル楽曲『オリジナリティ欠乏症』のファンアート(小説)です。
      楽曲:https://www.youtube.com/watch?v=7oyG6Yt1V4E

      楽曲の”概念”を表現したファンアートです。ゆめおは登場しません。

      #曲かける  #オリジナリティ欠乏症  #二次創作
      カフェオレ
    • 王維の詩他サイトからの再投稿。微加筆。

      Z=200にカッとなって書きました。


      Dr.STONEで『元二を送る』(詠:王維)。
      ”君に勧む更に尽くせ 一杯の酒
      西のかた陽関を出ずれば 故人無からん”
      のイメージです。
      #Dr.STONE  #西園寺羽京  #あさぎりゲン  #二次創作
      カフェオレ
    • 七つの海に唯一つの:クロム編別サイトからの再投稿です。微加筆。

      シリーズ化しました。次があるかは分かりません。
      龍水に「青田買いだ!」って言って欲しかっただけ。
      クロムが尊すぎて書けません。

      眠れぬ深夜の一発書き、再びです。御免なすって。
      #Dr.STONE #七海龍水  #二次創作
      カフェオレ
    • 思いがけず光るのは、海の、別サイトからの再投稿。

      「海の幽.霊」が石神親子に合う、という呟きをTwitterで見かけて、書きました。
      元ツイを探し出すことができなくて、お礼できていませんが、ここに感謝の気持ちを表明します。最高でした。
      神曲そのままに書いたので、読むよりYouTubeで聞いた方が早いかもしれません。というか、ぜひ聞いて下さい。

      百夜ご本人は出てきませんが、あえて、「出てこないのが良いんだよ!!!」と主張します。

      #Dr.STONE  #石神千空  #石神親子  #二次創作
      カフェオレ
    • 千空先生の保健体育他サイトからの再投稿。微加筆。

      ※フルオープンなタイプの科学屋千空先生。
      ※オリジナル村人が二名発言します。

      時間軸は南米編後半。
      女子と男子で指導者を分ける方が問題、というのは、あくまで南の意見として書いています。彼女はマスコミなので、男女に情報差があるべきではないと考える、と解釈しました。

      スイカにとって、それが喜びであることを願って。

      参考
      https://www.kobayashi.co.jp/brand/sarasaty/ サラサーティ
      https://jp.sofygirls.com/ja/girls.html ソフィはじめてからだナビ
      https://meiiku.com/ 命育
      http://tanaka-growth-clinic.com/index.html たなか成長クリニック
      https://seiritsu.jp/ おしえて生理痛

      #Dr.STONE  #スイカ(Dr.STONE)  #二次創作
      カフェオレ
    • "その日”のイコさんhttps://twitter.com/kr11422047/status/1573194473890533376
      こちらのツイートのイコさんに添えさせていただいたSS、を大幅加筆修正したものです。倍くらい増えました。
      第一次大規模侵攻の日、中学生の頃の、まだ未完成なイコさんを捏造。
      そのほか各種捏造、雰囲気関西弁、オリジナルモブなどご注意ください。
      生活感のある書き方をしようと思ったら生意気な小学生が生えました。

      イコさんは命の危険と遠い所でぬくぬくすくすく育ってきた気がするので、公式の三門市民中学生よりもずっと幼く書いています。一巻の三馬鹿ほどではないですが。
      更に、私は推しが小市民であるほど萌える癖なので、イコさんのお祖父さんは師範ではないとして書きました。
      解釈違いにご注意ください。

      #ワールドトリガー  #生駒達人  #二次創作
      カフェオレ
    • いただきます/歌他サイトからの再投稿。

      Twitterのワンドロ企画「羽とゲのワンドロワンライ」( #utg_1dw )の参加作品です。
      お題に沿って羽京とゲンの友情を描くワンドロライ企画。楽しく参加させていただいています。

      他にも参加作がありましたが、データを紛失しました。Twitterでタグ検索すると企画参加時のものを探せます。

      #Dr.STONE  #西園寺羽京  #あさぎりゲン  #羽とゲのワンドロワンライ  #二次創作
      カフェオレ
    • 氷月の場合/ニッキーの場合他サイトからの再投稿。微加筆。
      続編というか後日談というか、全体の構成からあふれたのでカットした氷月編&ニッキー編です。
      ニッキーはかっこいい。ニッキーは花が似合う。異論は認めません。

      たぶん続きません。

      ※ほむらの練習拠点捏造
      ※石化前から氷月とほむらが知り合い
      ※氷月の練習拠点は九割方合ってると思います

      #Dr.STONE #七海龍水 #氷月 #ニッキー  #二次創作
      カフェオレ
    • n年後の科学使い他サイトからの再投稿。微加筆。

      n年後のモブ視点。

      クロムとの再会は百夜方式になるんだろうなと思ったら、もう寂しくて寂しくて書かずにいられなかったんです(懺悔)
      なんで自分の書いた二次創作でダメージ受けてるの? 馬鹿なの?

      (相良油田の時点で20㎞圏内踏破済みなんだけど、少年漫画だから問題無いって信じてる)

      #二次創作
      カフェオレ
    • 龍尊を猫耳にする方法羅浮ネタバレ含。
      飲月って頭に要素多すぎて、猫耳つけられなくない? という絵師の嘆きを目撃したので。ワンドロ。
      なんてことはないさ、小説ならね……。
      2/22 猫の日おめでとう。

      #二次創作  #崩壊スターレイル  #列車組
      カフェオレ
    • 3プライド羽とゲワンドロの再録。( #utg_1dw
      事情につき画像形式です。

      南米でバイク作ってるあたりの時間軸です。
      羽がずっと通信係してるの、ほんと凄いな思ってます。
      #小説 #Dr.STONE #西園寺羽京 #あさぎりゲン #二次創作
      カフェオレ
    • 牌友と年の暮れゆく羅浮公式Xのニューイヤー企画に大遅刻したものです。
      日本の松の内は過ぎたけれど、旧暦の春節には間に合っているから! セーフ!
      年越しの夜を、オンライン牌玉で過ごす青雀ちゃんです。
      名前付きNPC(長楽天地衡司)と、名前不明NPC(狐チャットユーザーの牌友)が出てきます。
      ハンドルネームは、数字のもの以外は公式情報です。

      #二次創作  #スターレイルニューイヤー  #崩壊スターレイル  #青雀
      カフェオレ
    • 保護猫afterこちらは「保護猫before」の続編です。単体では読めません。

      参考
      https://www.fdma.go.jp/relocation/kyukyukikaku/oukyu/01futsu/05shinpai/01_05_15.html 総務省消防庁

      保存禁止
      転載禁止
      翻訳禁止

      #二次創作
      カフェオレ
    • 保護猫before※公式テキストからの引用を含む
      ※丹恒「情報」全て 丹恒/飲月「情報」全て 光円錐「沈黙のみ」「朝食の儀式感」テキスト Ver1.3メインストーリー「第2章:劫波渡り尽くし、戦雲収まる」まで ネタバレの可能性あり

      SNSの「保護猫ビフォーアフター」のハッシュタグを、丹恒で書こうと試みました。
      私の萌えはそこにあります。
      絵が描けるのだったら素直にビフォーアフターの顔を描くところでしたが、私には絵が描けないばっかりに、ン万字費やした上にあんまり上手く表現できていませんキィーッ悔しい!! 誰か代わりに描いて下さい。

      おまけ要素として、「死ぬこと(長命上位種基準)以外はかすり傷」の丹恒と、「一旦話し合いたい」姫子&ヴェルトとのすれ違いコントを含みます。

      保存禁止
      転載禁止
      翻訳禁止

      #崩壊スターレイル  #二次創作  #丹恒
      カフェオレ
    • 人間だった石像だった人桐人さん主催のX企画
      https://twitter.com/VKywJY/status/1687614488214941699?s=20
      の参加物でした。
      ”それらすべては人間でした”
      のキーワードを使った、dcstホラー企画でしたが、私はリスペクトの上で違う言葉に変えました。てへ。

      2時間での即興作品を、表記揺れ等だけ直して投稿します。

      #dcstホラー  #オリジナルモブ  #宝島  #二次創作
      カフェオレ
    • サンプル:”第一次大規模侵攻犠牲者リストNo.37 [枕崎 苺  女性  享年20歳]”三門市モブアンソロジー『僕らの街にはヒーローがいる』(9/24『吾が手に引き金を33』東4シ64b『Macca』にて頒布予定)

      寄稿作品のサンプルです。
      ※災害を描写しています。不安のある方はご覧にならないで下さい。ご覧になる際は、ご自身の体調に注意して下さい。不調を感じる前に読むのをお止めください。

      タイトルと注意書きだけでも、実質オチまで読めます。

      #二次創作  #ワートリ  #オリジナルモブ
      カフェオレ
    • 子供部屋の狙撃手とある無所属の狙撃手(アンチボーダー)の話。
      公式1話の時間軸。

      三門市モブアンソロジーのボツネタでした。
      モブアンソロジー寄稿作と同じところに並べたかったので、ごく個人的に公開します。
      ボツ理由は「食器への排泄」です。
      トリオン兵以外の公式キャラは出て来ません。ボーダー正規隊員のシルエットは出ます。

      #ワートリ  #オリジナルモブ  #オリジナル主人公
      カフェオレ
    • 萍水相逢う:後編 (へいすいあいあう)こちらは後編です。前編はこちら↓
      https://galleria.emotionflow.com/115170/674819.html

      参考:建築学会
      (日時計に関してはよくある制作方法や、北緯35度の夏至の場合の日陰曲線をもとに、不定時法と持ち運びを考えてアレンジしています。色々間違っている気がします)

      この作品の制作ポリシーについて
      https://twitter.com/3FugUW547Jqjccb/status/1675812282323066880

      #崩スタ  #R-15  #二次創作
      カフェオレ
    • 萍水相逢う:前編 (へいすいあいあう)丹恒先生頭痛回が見たくて自炊に挑みました。
      子供は無事です。
      ここまで地獄にぶち込まないと頭痛起こさない気がする丹恒先生のキャラデザが凄いと思います。

      ・その他詰め込んだ欲望の一覧
      教師と護衛が天職の巡狩丹恒
      三月なのかの美少女ロールプレイ
      選択するのは主人公の役目
      公式のテキストっぽい雰囲気
      ”中国のコンテンツ”リスペクト(熟語や漢詩、漢詩は自作)
      SF作品のパロディ(映画『ブレードランナー』より”1つで充分”)

      後編↓
      https://galleria.emotionflow.com/115170/674821.html

      この作品の制作ポリシーについて
      https://twitter.com/3FugUW547Jqjccb/status/1675812282323066880

      #崩スタ  #R-15  #二次創作
      カフェオレ
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