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    いつまでも消えない君の 輝きを放つ7つの宝石が、彼の側へと導かれていく。
     幾度となく繰り返されるその光景に、何度世界は救われてきたのだろう。世界など救うつもりはないと言い放つ、彼の詭弁をだいぶ聞き飽きてはいた。
     「オレはやりたいことをやっているだけさ。正義の為とか、世界のためとか、そんなつもりはサラサラないさ」
     隣人の笑顔の為にだけ、彼は動く。そこに正義や悪もなく。ただただ、その笑顔の為だけに命を削ってその身を燃やすのだ。
     人の意思を。感情を。ココロを糧に、宝石は輝く。その意志を一身に受け、具現化する膨大な力は、いつしか彼の身を焼くのではないかと、懸念していた。
     どうしても行くのかと、問いたことがある。自分も行けば、彼の半分を担うことも可能なのだ。かつて三人で力を分けたこともある。だが、その度に、彼はかぶりを振る。
     「なあシャドウ。いつかオレが…」
     カオスエメラルドの力に、飲み込まれてしまう日が来ても。
     誰かがそれを覚えてくれていて。誰かにそれを伝えてくれて。その誰かが隣の誰かを笑顔に出来る、そんな事がずっと連なっていけるなら。
     それはお前が伝えていってくれないかと。重い荷物を背負わされた。
     それは永遠に続く呪いのようなものだ。君は。ずっと。永遠に。君の事を忘れずにいる呪いを僕にかけようというのか。
     そんな事をするつもりはないと、断る言葉を吐いたとしても。すでに背負わされた呪いは消える事はない。
     輝くような笑顔を向けて、彼は翔ぶ。光速に匹敵する凄まじいまでの速さで、空に一条の矢を放つ。
     不敵に笑う彼の笑みが、それからずっと、頭から離れなかった。
    popoco_623 Link Message Mute
    2021/09/29 0:01:26

    いつまでも消えない君の

    キャラ:スーパーソニック シャドウ お題:不敵

    #4針限定で創作

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